JPH11232128A - 装置内データパリティ監視回路 - Google Patents

装置内データパリティ監視回路

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JPH11232128A
JPH11232128A JP10027615A JP2761598A JPH11232128A JP H11232128 A JPH11232128 A JP H11232128A JP 10027615 A JP10027615 A JP 10027615A JP 2761598 A JP2761598 A JP 2761598A JP H11232128 A JPH11232128 A JP H11232128A
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Minoru Matsuoka
稔 松岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の増大と信頼性の低下とを招くこと
なく、データ監視を行うことが可能な装置内データパリ
ティ監視回路を提供する。 【解決手段】 送信部1のビット長変換回路11はデー
タ信号の先頭を示すフレーム信号のビット幅をn+1ビ
ット以上のビット幅に変換する。パリティ計数回路12
はフレーム信号を基にデータのフレーム単位でn本のパ
リティ信号を演算する。付加回路13はフレーム信号と
パリティ信号とを多重してデータ制御信号を出力する。
受信部2のビット長変換回路21は受信したデータ制御
信号からn+1ビット以上のビット幅の信号を検出し、
受信フレーム信号を出力する。分離回路22は受信フレ
ーム信号を基にデータ制御信号からパリティ信号を分離
する。パリティ検出回路23は受信フレーム信号を基に
受信したデータ信号から受信パリティを演算し、その受
信パリティとパリティ信号とを比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は装置内データパリテ
ィ監視回路に関し、特に一般的なディジタル信号処理装
置のパッケージ間やパッケージ内のブロック間でやりと
りされるデータの監視を行う監視回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル信号処理装置として
は、信号の多重処置や分離処置、及び編集処理等を行う
機能を備えた装置がある。この装置の中には装置内に自
己監視機能を持ち、パッケージ間やパッケージ内のブロ
ック間での故障情報を装置外部に警報として伝達した
り、故障箇所の切り分けを自装置内で行って故障パッケ
ージの特定や故障箇所の迂回を自動で行うことが必要な
装置がある。
【0003】上記のパッケージ間やパッケージ内のブロ
ック間でやりとりされるデータの監視機能としては、パ
リティ監視方式がある。このパリティ監視方式では監視
区間のデータ転送の状況によって、縦パリティと横パリ
ティとが存在し、これらが用途に応じて使い分けられて
いる。
【0004】縦パリティは1〜n本のデータ信号に対し
て1本のパリティ信号を追加して監視するものであり、
送受信回路に当たるパリティ送出回路とパリティのチェ
ック回路とが比較的簡単に実現することができるので、
回路規模が少なくて良い。
【0005】また、横パリティはデータの空きタイムス
ロットに、ある一定区間のデータのパリティ演算結果を
挿入し、送受信の監視を実現するものであり、縦パリテ
ィのような余分なパリティ信号の追加は必要ない。
【0006】従来、上記のようなパッケージ間やパッケ
ージ内のブロック間でやりとりされるデータを監視する
装置内データパリティ監視回路としては、横パリティを
データと同時に送られるフレーム信号に多重して送る方
法をとるものがある。この方法については、特開平3−
58536号公報に開示された技術等がある。
【0007】上記の装置内データパリティ監視回路は、
図3に示すように、送信部3がフレーム同期回路31
と、パリティ計数回路32と、付加回路33とから構成
され[図3(a)参照]、受信部4が同期検出回路41
と、分離回路42と、パリティ検出回路43とから構成
されている[図3(b)参照]。
【0008】図4は上記の装置内データパリティ監視回
路の動作を示す図である。これら図3及び図4を参照し
て上記の装置内データパリティ監視回路の動作について
説明する。まず、送信部3においてはn本のデータ信号
c1がパリティ計数回路32に送られ、データのフレー
ム単位でn本のパリティ信号c3が演算される。
【0009】また、データの先頭を示すフレーム信号a
2はフレーム同期回路31とパリティ計数回路32とに
送られ、フレーム同期回路31でフレーム同期用信号c
4に変換され、パリティ計数回路32でデータのパリテ
ィ演算用同期信号として使用される。
【0010】フレーム同期回路31で変換されたフレー
ム同期用信号c4は付加回路33によってパリティ計数
回路32から送られてきたパリティ信号c3に多重さ
れ、データ制御信号c5として出力される。
【0011】受信部4においては送信部3から送られて
きたデータ制御信号d2が同期検出回路41と分離回路
42とに送られる。同期検出回路41ではデータ制御信
号d2から送信部3のフレーム同期回路31で作られた
フレーム同期パターンを検出し、検出結果を受信フレー
ム信号d3として分離回路42に送る。
【0012】分離回路42では受信フレーム信号d3を
基にデータ制御信号d2からパリティ信号d4を分離し
てパリティ検出回路43に送る。パリティ検出回路43
では受信フレーム信号d3を基に受信データd1から受
信パリティを演算し、送られてきたパリティ信号d4と
比較して受信データd1が正常であることを確認し、そ
の確認結果をデータ一致信号d5として出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置内
データパリティ監視回路では、受信側でのフレームパル
スとパリティ演算信号との分離を行う分離回路にフレー
ム同期を確立する回路が必要となり、回路規模の増大と
信頼性の低下とを招いてしまう。
【0014】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、回路規模の増大と信頼性の低下とを招くことな
く、パッケージ間やパッケージ内のブロック間でやりと
りされるデータを監視することができる装置内データパ
リティ監視回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による装置内デー
タパリティ監視回路は、パッケージ間やパッケージ内の
ブロック間でやりとりされるn本(nは正の整数)のデ
ータ信号の監視を行う装置内データパリティ監視回路で
あって、前記データ信号の先頭を示すフレーム信号のビ
ット幅をn+1ビット以上のビット幅に変換する変換手
段を送信側に備え、前記送信側から送られてきた信号か
ら前記n+1ビット以上のビット幅の信号を検出する検
出手段を受信側に備えている。
【0016】本発明による他の装置内データパリティ監
視回路は、パッケージ間やパッケージ内のブロック間に
おいて送信部と受信部との間でやりとりされるn本(n
は正の整数)のデータ信号の監視を行う装置内データパ
リティ監視回路であって、前記データ信号の先頭を示す
フレーム信号のビット幅をn+1ビット以上のビット幅
に変換する変換手段と、前記フレーム信号を基にデータ
信号のフレーム単位でn本のパリティ信号を演算するパ
リティ計数手段と、前記変換手段で変換された前記フレ
ーム信号と前記パリティ計数手段で演算されたパリティ
信号とを多重して前記受信部に送信する付加手段とを前
記送信部に備え、前記付加手段から送られてきた信号か
ら前記n+1ビット以上のビット幅の信号を検出する検
出手段と、前記検出手段で検出された信号を基に前記付
加手段から送られてきた信号から前記パリティ信号を分
離する分離手段と、前記検出手段で検出された信号を基
に前記送信部からのデータ信号から受信パリティを演算
しかつその受信パリティを前記分離手段で分離された前
記パリティ信号と比較するパリティ検出手段とを前記受
信部に備えている。
【0017】すなわち、本発明の装置内データパリティ
監視回路は、従来の送信側に配置された付加回路にフレ
ーム信号用のシフトレジスタ回路を設け、通常データ幅
1ビットで伝送されるフレーム信号を、多重するパリテ
ィビットより多いビット幅で送っている。
【0018】これによって、同一信号上のフレーム信号
とパリティビットとを簡単に分離することが可能とな
り、受信側で必要となっていたフレーム同期検出回路が
不要となる。よって、本発明では従来のパリティ監視回
路よりも回路規模を削減することが可能となり、信頼性
の低下を防ぐことが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
る装置内データパリティ監視回路の構成をブロック図で
ある。図1(a)は装置内データパリティ監視回路の送
信部の構成を示し、図1(b)は装置内データパリティ
監視回路の受信部の構成を示し、図1(c)は図1
(b)の受信部のビット長変換回路の構成を示してい
る。
【0020】これらの図において、送信部1はビット長
変換回路11とパリティ計数回路12と付加回路13と
から構成され、受信部2はビット長変換回路21と分離
回路22とパリティ検出回路23とから構成されてい
る。受信部2のビット長変換回路21はn+1シフトレ
ジスタ21aと、アンド回路21bとから構成されてい
る。
【0021】図2は本発明の一実施例による装置内デー
タパリティ監視回路の動作を示すタイミングチャートで
ある。これら図1及び図2を参照して本発明の一実施例
による装置内データパリティ監視回路の動作について説
明する。
【0022】送信部1において、ビット長変換回路11
はn本(nは正の整数)のデータ信号a1の先頭を示す
フレーム信号a2のビット幅をn+1ビット以上のビッ
ト幅に変換し、変換した信号をフレーム信号a4として
付加回路13に出力する。
【0023】パリティ計数回路12はフレーム信号a2
をデータ信号a1のパリティ演算用同期信号として使用
し、データのフレーム単位でn本のパリティ信号a3を
演算し、そのパリティ信号a3を付加回路13に出力す
る。
【0024】付加回路13はパリティ計数回路12から
のパリティ信号a3とビット長変換回路11からのフレ
ーム信号a4とを多重し、多重した信号をデータ制御信
号a5として伝送路(図示せず)に出力する。
【0025】受信部2において、ビット長変換回路21
は受信したデータ制御信号b2からn+1ビット以上の
ビット幅の信号をn+1シフトレジスタ21a及びアン
ド回路21bを用いて検出し、その検出結果を受信フレ
ーム信号b3として分離回路22及びパリティ検出回路
23に出力する。
【0026】分離回路22はビット長変換回路21から
の受信フレーム信号b3を基にデータ制御信号b2から
パリティ信号b4を分離し、そのパリティ信号b4をパ
リティ検出回路23に出力する。
【0027】パリティ検出回路23はビット長変換回路
21からの受信フレーム信号b3を基に受信したデータ
信号b1から受信パリティを演算する。パリティ検出回
路23は演算した受信パリティと分離回路22で分離さ
れたパリティ信号b4とを比較して受信したデータ信号
b1が正常であることを確認し、その確認結果をデータ
一致信号b5として出力する。
【0028】このように、送信部1においてビット長変
換回路11でフレーム信号a2のビット幅をn+1ビッ
ト以上のビット幅に変換し、付加回路13でパリティ計
数回路12からのパリティ信号a3に多重してデータ制
御信号a5として出力するとともに、受信部2において
ビット長変換回路21でデータ制御信号b2からn+1
ビット以上のビット幅の信号を検出し、その検出結果を
基に分離回路22でデータ制御信号b2からパリティ信
号b4を分離し、パリティ検出回路23でデータ信号b
1から演算した受信パリティとパリティ信号b4とを比
較して受信したデータ信号b1が正常であることを確認
することによって、フレーム信号a2を同期信号方式と
はせずに、単にフレーム信号a2のレベル幅を延ばすだ
けでパッケージ間やパッケージ内のブロック間でやりと
りされるデータを監視することができる。
【0029】よって、本発明の一実施例による装置内デ
ータパリティ監視回路では回路規模の増大と信頼性の低
下とを招くことなく、パッケージ間やパッケージ内のブ
ロック間でやりとりされるデータを監視することができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ッケージ間やパッケージ内のブロック間でやりとりされ
るn本(nは正の整数)のデータ信号の監視を行う装置
内データパリティ監視回路において、送信側でデータ信
号の先頭を示すフレーム信号のビット幅をn+1ビット
以上のビット幅に変換し、受信側で送信側から送られて
きた信号からn+1ビット以上のビット幅の信号を検出
することによって、回路規模の増大と信頼性の低下とを
招くことなく、パッケージ間やパッケージ内のブロック
間でやりとりされるデータを監視することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例による装置内データ
パリティ監視回路の送信部の構成を示すブロック図、
(b)は本発明の一実施例による装置内データパリティ
監視回路の受信部の構成を示すブロック図、(c)は
(b)の受信部のビット長変換回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施例による装置内データパリティ
監視回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】(a)は従来例による装置内データパリティ監
視回路の送信部の構成を示すブロック図、(b)は従来
例による装置内データパリティ監視回路の受信部の構成
を示すブロック図である。
【図4】従来例による装置内データパリティ監視回路の
動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 送信部 2 受信部 11 ビット長変換回路 12 パリティ計数回路 13 付加回路 21 ビット長変換回路 21a n+1シフトレジスタ 21b アンド回路 22 分離回路 23 パリティ検出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージ間やパッケージ内のブロック
    間でやりとりされるn本(nは正の整数)のデータ信号
    の監視を行う装置内データパリティ監視回路であって、 前記データ信号の先頭を示すフレーム信号のビット幅を
    n+1ビット以上のビット幅に変換する変換手段を送信
    側に有し、 前記送信側から送られてきた信号から前記n+1ビット
    以上のビット幅の信号を検出する検出手段を受信側に有
    することを特徴とする装置内データパリティ監視回路。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記送信側から送られ
    てきた信号をシフトするn+1シフトレジスタと、前記
    n+1シフトレジスタの各ビットの論理演算を行う演算
    手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の装置内デ
    ータパリティ監視回路。
  3. 【請求項3】 パッケージ間やパッケージ内のブロック
    間において送信部と受信部との間でやりとりされるn本
    (nは正の整数)のデータ信号の監視を行う装置内デー
    タパリティ監視回路であって、 前記データ信号の先頭を示すフレーム信号のビット幅を
    n+1ビット以上のビット幅に変換する変換手段と、前
    記フレーム信号を基にデータ信号のフレーム単位でn本
    のパリティ信号を演算するパリティ計数手段と、前記変
    換手段で変換された前記フレーム信号と前記パリティ計
    数手段で演算されたパリティ信号とを多重して前記受信
    部に送信する付加手段とを前記送信部に有し、 前記付加手段から送られてきた信号から前記n+1ビッ
    ト以上のビット幅の信号を検出する検出手段と、前記検
    出手段で検出された信号を基に前記付加手段から送られ
    てきた信号から前記パリティ信号を分離する分離手段
    と、前記検出手段で検出された信号を基に前記送信部か
    らのデータ信号から受信パリティを演算しかつその受信
    パリティを前記分離手段で分離された前記パリティ信号
    と比較するパリティ検出手段とを前記受信部に有するこ
    とを特徴とする装置内データパリティ監視回路。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記送信側から送られ
    てきた信号をシフトするn+1シフトレジスタと、前記
    n+1シフトレジスタの各ビットの論理演算を行う演算
    手段とを含むことを特徴とする請求項3記載の装置内デ
    ータパリティ監視回路。
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