JPH1122980A - スイッチ状態判定装置 - Google Patents

スイッチ状態判定装置

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Publication number
JPH1122980A
JPH1122980A JP17958997A JP17958997A JPH1122980A JP H1122980 A JPH1122980 A JP H1122980A JP 17958997 A JP17958997 A JP 17958997A JP 17958997 A JP17958997 A JP 17958997A JP H1122980 A JPH1122980 A JP H1122980A
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JP
Japan
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switch
resistance
jack
plug
contacts
Prior art date
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Application number
JP17958997A
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English (en)
Inventor
Seiji Moriguchi
誠治 森口
Atsushi Komuro
篤史 小室
Kenji Touya
謙二 洞谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スイッチの開閉状態を安定して判定することが
できるスイッチ状態判定装置を提供する。 【解決手段】スイッチ60の接点間抵抗が基準抵抗未満
である第1領域に属するときは閉状態にあると判定し、
スイッチ60の接点間抵抗が該基準抵抗以上である第2
領域に属するときには開状態にあると判定する抵抗判定
手段50を備え、抵抗判定手段50は、スイッチ60の
接点間抵抗が、第1領域から第2領域に移行したとき
に、その後該接点間抵抗が、前記基準抵抗よりも小さい
第1冗長抵抗以下となるまで該スイッチが開状態にある
と判定する第1判定処理と、該接点間抵抗が、第2領域
から第1領域に移行したときに、その後該接点間抵抗
が、前記基準抵抗よりも大きい第2冗長抵抗以上となる
まで該スイッチが閉状態にあると判定する第2判定処理
の、少なくともいずれか一方を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、スイッチの接点
間抵抗を検出することにより、該スイッチが開状態にあ
るか閉状態にあるかを判定するスイッチ状態判定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電気コンロにおいて、調理
物の温度を検出する温度センサを設け、該温度センサの
検出温度と、使用者が設定した目標温度とが一致するよ
うにヒータの加熱量を調節する、所謂温調制御機能を有
するものが知られている。
【0003】そして、温度センサを、調理容器に入れら
れた調理物に浸漬させて、調理物の温度を直接検出する
ようにした電気コンロにあっては、通常、該温度センサ
は電気コンロ本体と着脱可能に接続される。
【0004】これは、温調制御を行わない通常の加熱を
行うときには、温度センサは不要であり邪魔なため、温
度センサを取り外しておけるようにし、また、汚れた温
度センサを取り外して洗浄できるようにするためであ
る。
【0005】しかし、このように温度センサが本体に着
脱可能であると、使用者が温度センサを本体に接続する
ことを忘れて温調制御を実行させる可能性があり、この
場合には調理物の温度が検出されないため、調理物の温
度に拘らず加熱がなされ、目標温度での加熱がなされる
と思っていた使用者の意に反して、調理物の温度が高温
になり、調理に失敗してしまうおそれがある。
【0006】このような調理の失敗を防ぐため、温度セ
ンサと電気コンロ本体との接続を、温度センサに接続さ
れたプラグと、電気コンロ本体に設けられ、該プラグの
挿入/非挿入に応じてその接点が開閉するジャックスイ
ッチを備えたジャックとによって行い、該ジャックスイ
ッチの接点間抵抗を検出することで、温度センサが電気
コンロ本体に接続されているか否かを判定することが考
えられる。
【0007】例えば、プラグが挿入されたときに、その
接点が開状態となるジャックスイッチにあっては、該ジ
ャックスイッチの接点間抵抗が所定の基準抵抗以上であ
るときは、ジャックスイッチが開状態であり、温度セン
サが接続されていると判定することができる。一方、ジ
ャックスイッチの接点間抵抗が前記基準抵抗未満である
ときには、ジャックスイッチが閉状態にあり、温度セン
サが電気コンロ本体に接続されていないと判定すること
ができ、このときには、電気コンロの温調制御動作を禁
止することで、前記のような調理の失敗が生じることを
防止することができる。
【0008】しかし、本願発明者らは、閉状態でのジャ
ックスイッチの接点間抵抗が、油や埃等による影響、或
いは接点自体の経年変化により、前記基準抵抗付近まで
高くなることが生じ得ることを知見した。
【0009】そしてこのように、閉状態でのジャックス
イッチの接点間抵抗が、前記基準抵抗付近まで高くなっ
たときには、プラグが挿入されていないときのジャック
スイッチの接点間抵抗の検出値が、前記基準抵抗の上下
に変動する場合があり、この場合には、ジャックスイッ
チの開閉の判定が頻繁に切り替わり、安定した判定がで
きないという不都合があった。
【0010】また、通常、電気コンロにおいては、ノイ
ズ等による誤判定を防ぐため、ジャックスイッチの接点
間抵抗が所定時間以上継続して前記基準抵抗未満となっ
たときに、温度センサが未接続であると判断し、前記温
調制御動作を禁止するようにしている。
【0011】そのため、前記ジャックスイッチの接点間
抵抗が前記基準抵抗付近まで高くなり、前記ジャックス
イッチの開閉の判定が、前記所定時間よりも短い周期で
切り替わったときには、実際には温度センサが接続され
ていないにも拘らず、温度センサが未接続であるとの判
断がなされないという不都合があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を解消し、スイッチの開閉状態を安定して判定すること
ができるスイッチ状態判定装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、所定条件にて開閉するスイッチと、該スイ
ッチの接点間抵抗が、所定の基準抵抗未満である第1領
域に属するときは、該スイッチが閉状態にあると判定
し、該スイッチの接点間抵抗が、該基準抵抗以上である
第2領域に属するときには、該スイッチが開状態にある
と判定する抵抗判定手段とを備えたスイッチ状態判定装
置において、前記抵抗判定手段は、前記スイッチの接点
間抵抗が、前記第1領域から前記第2領域に移行したと
きに、その後該接点間抵抗が、前記基準抵抗よりも小さ
い値に設定された第1冗長抵抗以下となるまで該スイッ
チが開状態にあると判定する第1判定処理と、前記スイ
ッチの接点間抵抗が、前記第2領域から前記第1領域に
移行したときに、その後該接点間抵抗が、前記基準抵抗
よりも大きい値に設定された第2冗長抵抗以上となるま
で該スイッチが閉状態にあると判定する第2判定処理
の、少なくともいずれか一方を行うことを特徴とする。
【0014】かかる本発明によれば、前記抵抗判定手段
は、前記第1判定処理を行ったときは、前記スイッチの
接点間抵抗が前記第1領域から前記第2領域に移行した
ときに、その後、該接点間抵抗が前記基準電圧よりも小
さい前記第1冗長抵抗以下になるまで、該スイッチが開
状態にあると判定する。
【0015】また、前記第2判定処理を行ったときに
は、前記スイッチの接点間抵抗が前記第2領域から前記
第1領域に移行したときに、その後、該接点間抵抗が前
記基準線圧よりも大きい前記第2冗長抵抗以上になるま
で、該スイッチが閉状態にあると判定する。
【0016】そのため、前記第1判定処理と前記第2判
定処理の少なくともいずれか一方を行うことで、前記ス
イッチの接点間抵抗が前記基準抵抗の上下で変動したと
きに、前記第1冗長抵抗以下、或いは前記第2冗長抵抗
以上となるまで、前記抵抗判定手段の判定を開状態或い
は閉状態に保たれる。したがって、前記スイッチが開状
態であるか、閉状態であるかの判定を安定して行うこと
ができる。
【0017】また、前記抵抗判定手段は、前記第1冗長
抵抗と前記第2冗長抵抗とを、前記第1冗長抵抗と前記
基準抵抗との差と、前記第2冗長抵抗と前記基準抵抗と
の差とが異なるように設定して、前記第1判定処理と前
記第2処理の双方を行うことを特徴とする。
【0018】かかる本発明によれば、詳細は後述する
が、前記第1冗長抵抗と前記基準抵抗との差を、前記第
2冗長抵抗と前記基準抵抗との差よりも大きくしたとき
は、前記スイッチの接点間抵抗が前記基準抵抗の上下で
変動したときに、前記抵抗判定手段が該スイッチが開状
態にあると判定し易くなる。そのため、前記スイッチの
接点間抵抗が前記基準抵抗未満の状態で安定していると
きにのみ、前記抵抗判定手段に該スイッチが閉状態にあ
ると判定させるようにすることができる。
【0019】一方、前記第1冗長抵抗と前記基準抵抗と
の差を、前記第2冗長抵抗と前記第2抵抗との差よりも
小さくしたときには、前記スイッチの接点間抵抗が前記
基準抵抗の上下で変動したときに、前記抵抗判定手段が
該スイッチが閉状態にあると判定し易くなる。そのた
め、前記スイッチの接点間抵抗が前記基準抵抗を超えた
状態で安定しているときにのみ、前記抵抗判定手段に該
スイッチが開状態にあると判定させるようにすることが
できる。
【0020】また、前記抵抗判定手段により、前記スイ
ッチが開状態にあると継続して判定された時間が第1所
定時間以上となったときにスイッチ開信号を出力するこ
と、或いは前記抵抗判定手段により、前記スイッチが閉
状態にあると継続して判定された時間が第2所定時間以
上となったときにスイッチ閉信号を出力することの、少
なくともいずれか一方を行う信号出力手段を設けたこと
を特徴とする。
【0021】かかる本発明によれば、前記抵抗判定手段
が前記第1所定時間以上継続して開状態の判定を行った
ときにのみ、前記スイッチ開信号が出力され、また、前
記抵抗判定手段が前記第2所定時間以上継続して閉状態
の判定を行ったときにのみ、前記スイッチ閉信号が出力
される。
【0022】そのため、電気ノイズ等により、瞬間的に
前記抵抗判定手段により前記スイッチの開状態の判定、
或いは閉状態の判定がなされたときには、前記信号出力
手段から前記スイッチ開信号や前記スイッチ閉信号は出
力されることはなく、前記スイッチが開状態にあるか、
閉状態にあるかの情報を安定して伝達することができ
る。
【0023】また、調理物を加熱する加熱手段と、調理
物に浸漬して使用され、接続ケーブルを介してプラグと
接続された温度センサと、該プラグが挿入接続されるジ
ャックと、該温度センサにより検出される調理物の温度
が所定の目標温度と一致するように前記加熱手段の加熱
量を調節する温調制御手段とを有する加熱調理器に備え
られ、前記スイッチは、前記プラグの挿入、非挿入に応
じてその接点が開閉する前記ジャックのジャックスイッ
チであることを特徴とする。
【0024】かかる本発明によれば、前記プラグが前記
ジャックに挿入されているか否か、即ち前記温度センサ
が加熱調理器に接続されているか否かを安定して判定す
ることができる。そして、詳細は後述するが、前記プラ
グが挿入されたときに接点が開状態となるジャックスイ
ッチにあっては、前記第2冗長抵抗と前記基準抵抗との
差を大きくし、前記第1冗長抵抗と前記基準抵抗との差
を小さくして前記第1判定処理と前記第2判定処理の双
方を行うことで、該ジャックスイッチの閉状態での接点
間抵抗が該基準抵抗付近まで高くなり、前記基準抵抗の
上下で変動したときに、該ジャックスイッチが閉状態に
ある、即ち温度センサが接続されていないと判定させる
ことができる。
【0025】また、前記加熱調理器は、前記温度センサ
の断線の有無を検査し、該温度センサの断線を検知した
ときに前記温調制御手段の動作を禁止する断線検査手段
を有し、前記スイッチ状態判定装置は、前記プラグが挿
入されたときにその接点が開くジャックスイッチにあっ
ては、前記抵抗判定手段により該ジャックスイッチが開
状態にあると継続して判定された時間が第3所定時間以
上となったときに、また、前記プラグが挿入されたとき
にその接点が閉じるジャックスイッチにあっては、前記
抵抗判定手段により該ジャックスイッチが閉状態にある
と継続して判定された時間が第4所定時間以上となった
ときに、前記断線検査手段を作動させることを特徴とす
る。
【0026】前記抵抗判定手段による、前記ジャックス
イッチが開状態にあるか閉状態にあるかの判定により、
前記加熱調理器は、前記温度センサが接続されているか
否かを判断することができる。しかし、温度センサが接
続されている場合であっても、温度センサが断線してい
るときには調理物の温度が検出できない。この場合、、
使用者が前記温調制御制御手段による温調動作を実行す
ると、定温調理がなされず、調理に失敗してしまう。
【0027】かかる場合に、本発明によれば、温度セン
サが接続がされていると安定して判定されたときに、前
記断線検査手段により、該温度センサの断線検査が行わ
れる。そして、前記断線検査手段により、前記温度セン
サの断線が検知されたときには、前記温調制御手段の動
作が禁止されるので、前記調理の失敗が生じることを防
止することができる。
【0028】また、前記加熱調理器は、前記温度センサ
の断線の有無を検査し、該温度センサの断線を第5所定
時間以上継続して検知したときに前記温調制御手段の動
作を禁止する断線検査手段を有し、前記スイッチ状態判
定装置は、前記プラグが挿入されたときにその接点が開
くジャックスイッチにあっては、前記抵抗判定手段によ
り該ジャックスイッチが開状態にあると判定されたとき
に、また、前記プラグが挿入されたときにその接点が閉
じるジャックスイッチにあっては、前記抵抗判定手段に
より該ジャックスイッチが閉状態であると判定されたと
きに、前記断線検査手段を作動させることを特徴とす
る。
【0029】本発明の前記断線検査手段は、前記抵抗判
定手段による前記ジャックスイッチの開閉判定から、前
記ジャックスイッチが前記プラグに接続されていると判
断できる状態で、前記温度センサの断線を前記第5所定
時間以上継続して検知したときに、前記温調制御手段の
動作を禁止する。
【0030】そのため、前記抵抗判定手段による前記ジ
ャックスイッチの開閉判定が、前記第5所定時間よりも
短い周期で切り替わったときは、前記温度センサが断線
状態であっても、これを検出することができない。
【0031】かかる場合に、本発明の前記抵抗判定手段
は、前記第1判定処理及び前記第2判定処理を行ってい
るため、前記ジャックスイッチの開閉判定が前記第5所
定時間よりも短い周期で切り替わることが抑制され、前
記断線検査手段による前記温度センサの断線検査が不能
となることを防止することができる。
【0032】また、前記プラグが挿入されたときにその
接点が開くジャックスイッチにあっては、前記抵抗判定
手段により、該ジャックスイッチが閉状態であると継続
して判定された時間が第6所定時間以上となったとき
に、また、前記プラグが挿入されたときにその接点が閉
じるジャックスイッチにあっては、前記抵抗判定手段に
より該ジャックスイッチが開状態であると判定された時
間が第7所定時間以上となったときに、前記温度センサ
が前記加熱調理器に接続されていない、未接続異常であ
ると判定することを特徴とする。
【0033】かかる本発明によれば、電気ノイズ等によ
り、瞬間的に、前記第6所定時間よりも短い時間、前記
抵抗判定手段により前記ジャックスイッチが開状態にあ
ると判定されたとき、或いは、前記第7所定時間よりも
短い時間、前記抵抗判定手段により前記ジャックスイッ
チが閉状態と判定されたときに、誤って前記未接続異常
の判定がなされることを防止し、安定して該未接続異常
の判定を行うことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を、図
1〜図5を参照して説明する。図1は本発明のスイッチ
状態判定装置が搭載されたガラストップ式電気コンロの
外観図、図2は図1に示した電気コンロの回路図、図3
は図1に示した電気コンロに備えられたジャックの構造
図、図4は本発明のスイッチ状態判定装置のブロック
図、図5は図4に示したスイッチ状態判定装置の動作説
明図である。
【0035】図1aを参照して、本発明のスイッチ状態
判定装置が搭載された電気コンロ本体1は、加熱手段と
して、ガラス2の下方に設けられた右ヒータH1及び左
ヒータH2と、グリル室3内に備えた図示しないグリル
ヒータH3とを備える。そして、使用者が加熱量調節つ
まみ4a,4b,4cを操作することで、右ヒータH
1,左ヒータH2,グリルヒータH3の加熱動作の開始
と停止、及び加熱量の調節がそれぞれ行われる。
【0036】右ヒータH1は温調機能を有し、使用者の
温調目標温度が温度設定器5により設定される。温度設
定器5は、図1bに示すように、温調目標温度を160
℃,180℃,200℃の3段階に設定する温度スイッ
チ6と、右ヒータH1の加熱制御モードを、温調を行な
う温調モードと温調を行なわない通常モードとに切替え
るモード切換スイッチ7とを備える。また、右ヒータH
1は2個の図示しない円形電気ヒータ(内側、外側)に
よって構成され、使用者はダブルゾーン切換スイッチ1
3の操作により、外側の電気ヒータの使用/不使用を切
替えることができる。
【0037】温度センサであるサーミスタ11は、接続
ケーブル10を介してプラグ9と接続され、電気コンロ
本体1に備えられたジャック8にプラグ9を挿入接続す
ることで、サーミスタ11が電気コンロ本体に接続され
る。そして、サーミスタ11は、調理容器Aに入れられ
た調理物Bに浸漬して使用され、調理物Bの温度を検出
する。
【0038】電気コンロ本体1に備えられた電子ユニッ
ト12は、モード切換スイッチ7の設定が前記温調モー
ドであり、使用者が加熱量調節つまみ4aを加熱停止位
置から加熱位置に操作したときに、右ヒータH1の温調
制御を開始し、温度スイッチ6により設定された目標温
度と、サーミスタ11により検出された調理物Bの温度
とが一致するように、右ヒータH1の加熱量を調節す
る。
【0039】尚、モード切換スイッチ7の設定が前記通
常モードであるときには、右ヒータH1の温調制御は行
われない。この場合は、温調機能を有しない左ヒータH
2やグリルヒータH3と同様、加熱量調節つまみ4aに
より設定された加熱量での加熱が行われる。
【0040】次に、図2を参照して電気コンロ本体1の
動作を説明する。図2は電気コンロ本体1の回路図であ
り、電子ユニット12により右ヒータH1,左ヒータH
2,グリルヒータH3を制御する構成となっている。
【0041】電気コンロ本体1は端子台Tを介してプラ
グPと接続され、使用者がプラグPを図示しないコンセ
ントに差込み、電源スイッチ48を操作することで、電
子ユニット12に交流電圧(AC200V)が供給さ
れ、また、図1aに示した加熱量調節つまみ4a,4
b,4cの操作にそれぞれ対応してON,OFFされる
加熱量調節スイッチ25a,25b,25cを介して右
ヒータH1,左ヒータH2,グリルヒータH3に交流電
圧が供給される。
【0042】右ヒータH1は、内外二重に配置された円
形発熱体21a,21bを有し、内側の発熱体21aは
1KWの電力により熱を発生し、外側の発熱体21bは
1.2KWの電力により熱を発生する。発熱体21aと
発熱体21bとの間には、右ヒータH1と左ヒータH2
とグリルヒータH3の消費電力の総和が所定値以上であ
るときにオフ(開)して、外側の発熱体21bへの電源
供給を遮断するリレーR4の作動接点22と、温度設定
器5に備えたダブルゾーンスイッチ13の操作と連動し
て外側の発熱体21bへの電源供給を遮断する接点23
が設けられている。
【0043】また、左ヒータH2に備えられた発熱体2
1cは、1.8KWの電力により熱を発生し、グリルヒ
ータH3に備えられた発熱体21dは1.3KWの電力
により熱を発生する。
【0044】尚、それぞれの発熱体21a、21b,2
1c,21dには、過熱防止スイッチ24が接続され、
各発熱体の発熱量が所定値以上となったときに、それぞ
れに接続された過熱防止スイッチ24がオフ(開)し
て、各発熱体への電源供給が遮断される。過熱防止スイ
ッチ24は周辺温度が所定温度以上になったときに機械
的にオフ(開)するバイメタルスイッチであり、この過
熱防止スイッチ24の動作により、発熱体21a,22
b,22c,22dが異常に過熱して劣化することを防
止している。
【0045】加熱量調節スイッチ25a,25b,25
cは、上述したように、それぞれ図1aに示した加熱量
調節つまみ4a,4b,4cの操作と連動して作動し、
3個の接点26,27,28とバイメタルヒータ29と
により構成される。
【0046】使用者が加熱量調節つまみ4aを加熱停止
位置から加熱位置にセットすると、加熱量調節スイッチ
25aの接点26,27,28がON(閉)する。接点
27,28がONすることで発熱体21a,21bに電
源が供給され、接点26がONすることで使用者が加熱
量調節つまみ4aを操作したことが電子ユニット12に
認識される。
【0047】バイメタルヒータ29は、ヒータとバイメ
タルがセットになったものであり、接点28と連動して
作動する。バイメタルヒータ29のヒータへの通電発熱
により、バイメタルヒータ29のバイメタルが変形する
と、接点28がOFF(開)されて、発熱体21a,2
1b,及びバイメタルヒータ29のヒータへの通電が遮
断される。そして、バイメタルヒータ29のヒータへの
通電が遮断され、バイメタルヒータ29のバイメタルが
徐々に冷えて元の形に戻ると接点28が再びON(閉)
し、発熱体21a,21bへの通電が再開される。
【0048】バイメタルヒータ29のバイメタルの作動
位置(バイメタルの変形により接点28がオフされる位
置)の設定は、加熱量調節つまみ4aの回転設定位置に
応じて変更される。バイメタルの変形量は、バイメタル
の温度の上昇に応じて大きくなるので、バイメタルヒー
タ29のバイメタルの作動位置を変更することで、発熱
体21a,21bへの通電率(所定時間あたりの通電時
間)を変化させることができる。
【0049】即ち、加熱量調節つまみの設定が弱のとき
は、バイメタルヒータ29のバイメタルの変形量が小さ
いときから接点28がOFF(開)されるようにバイメ
タルの作動位置を設定することで、発熱体21a,21
bへの通電率を小さくし、発熱体21a,21bの発熱
量を小さくする。また、加熱量調節つまみ4aの設定が
強のときには、バイメタルヒータ29のバイメタルの変
形量が大きくなければ接点28がOFF(開)されない
ようにバイメタルの作動位置を設定することで、発熱体
21a,21bへの通電率を大きくし、発熱量を大きく
する。
【0050】尚、加熱量調整スイッチ25b,25cの
構成及び動作は、加熱量調節スイッチ25aと同じであ
り、加熱量調節つまみ4b,4cの操作に応じて、加熱
量調節スイッチ25b,25cがそれぞれ作動する。
【0051】また、電気コンロ本体1内には、右ヒータ
H1、左ヒータH2の発熱によりガラストップ2が高温
になっていることの注意を使用者に促す高温注意ランプ
部40が設けられ、右ヒータH1の発熱により接点41
がONして高温注意ランプ部40のランプ42が点灯
し、左ヒータH2の発熱により接点43がONして高温
注意ランプ部40のランプ44が点灯する。
【0052】電子ユニット12は、温調制御手段30
と、停止制御手段31と、リレーR1〜R4と、ブザー
32と、抵抗判定手段50と、信号出力手段51と、断
線検査手段52とを備える。リレーR1,R2,R3
は、それぞれ右ヒータH1,左ヒータH2,グリルヒー
タH3への電源供給のON/OFFを切替えるためのも
のである。即ち、リレーR1のコイルに通電がなされる
と、リレーR1の作動接点33がON(閉)して右ヒー
タH1に電源が供給され、リレーR1のコイルへの通電
が遮断されると、リレーR1の作動接点33がOFF
(開)して右ヒータH1への電源が遮断される。
【0053】リレーR2,R3についても同様に、リレ
ーR2のコイルへの通電と通電遮断に応じて、リレーR
2の作動接点34とリレーR3の作動接点35とがそO
N/OFFし、左ヒータH2とグリルヒータH3への電
源が供給/遮断される。
【0054】リレーR4は、前述したように、右ヒータ
H1と左ヒータH2とグリルヒータH3の消費電力の総
和が所定値を超えるのを防止するためのものであり、該
所定値を超えたときはリレーR4の作動接点22がOF
F(開)され、右ヒータH1の発熱体21bへの電源が
遮断される。
【0055】電子ユニット12に接続された電源ランプ
36は、電源スイッチ22がON状態にあるときに点灯
し、右ヒータランプ37,左ヒータランプ38,グリル
ヒータランプ39は、加熱量調節スイッチ25a,25
b,25cの接点26がON(閉)状態にあるときにそ
れぞれ点灯する。また、ブザー32は、警告音により使
用者に異常を報知するものである。
【0056】温調制御手段30は、右ヒータH1の温調
制御を行なうためのものであり、温度設定器5に備えら
れた温度スイッチ6により使用者が設定した目標温度
と、サーミスタ11による検出温度とが一致するように
右ヒータH1の発熱体21a,21bへの電源の供給と
遮断を行なう。即ち、サーミスタ11による検出温度が
前記目標温度以下であるときは、リレーR1のコイルに
通電して作動接点33をON(閉)し、サーミスタ11
による検出温度が前記目標温度を超えたときには、リレ
ーR1のコイルへの通電を遮断して作動接点33をOF
F(開)する。
【0057】加熱停止手段31は、温調制御手段30に
よる右ヒータH1の温調制御開始後、所定時間が経過し
ても、サーミスタ11による検出温度の上昇が検知され
なかったときに、サーミスタ11が正しく調理物Bに浸
漬されていない設置エラーであると判断して、リレーR
1の作動接点33をOFF(開)して発熱体21a,2
1bへの電源供給を遮断する。これにより、調理物Bが
高温となるのを防止している。
【0058】図3を参照して、電気コンロ本体1に備え
られたジャック8は、ジャックスイッチ60を有し、プ
ラグ9が挿入されていないときは、図3aに示すよう
に、ジャックスイッチ60は閉状態にある。一方、プラ
グ9が挿入されているときには、図3bに示すようにジ
ャックスイッチ60がプラグ9で押し上げられて、開状
態となる。
【0059】図4を参照して、ジャックスイッチ60
は、抵抗判定手段50と、信号出力手段51と共に、本
発明のスイッチ状態判定装置63を構成する。
【0060】抵抗判定手段50は、ジャックスイッチ6
0と接続され、ジャックスイッチ60の接点間抵抗を検
出し、該検出抵抗を所定の基準抵抗と比較することで、
ジャックスイッチ60が開状態にあるか閉状態にあるか
を判定する。図5aは、抵抗判定手段50の動作説明図
であり、抵抗判定手段50は、ジャックスイッチ60の
接点間抵抗が、基準抵抗RF 未満である第1領域に属す
るときはジャックスイッチ60が閉状態にあると判定す
る。
【0061】一方、ジャックスイッチ60の接点間抵抗
が、基準抵抗RF 以上である第2領域に属するときに
は、抵抗判定手段50は、ジャックスイッチ60が開状
態にあると判定する。ジャックスイッチ60の接点間抵
抗は、当初、図5aに示すように、開状態にあるときは
無限大であるRO となり、閉状態にあるときにはほぼ0
ΩであるRC となるため、このようにジャックスイッチ
60の接点間抵抗を基準抵抗RF と比較することで、ジ
ャックスイッチ60の開閉状態を確実に検知することが
できる。
【0062】しかし、ジャックスイッチ60の接点間に
埃や油が付着したり、接点自体の経年変化により、ジャ
ックスイッチ60の閉状態での接点間抵抗が基準抵抗R
F 付近まで高くなることがある。この場合は、ジャック
スイッチ60の接点間抵抗が図中Lで示したように、基
準抵抗RF の前後で変動するため、抵抗判定手段50に
よるジャックスイッチ60の開閉状態の判定が頻繁に切
り替わり、安定した判定がなされない。
【0063】このようにジャックスイッチの開閉状態の
判定が不安定になることを防止するため、本実施形態の
抵抗判定手段50は、ジャックスイッチ60の接点間抵
抗が図5aに示した第1領域から第2領域に移行したと
きは、ジャックスイッチ60の接点間抵抗が、基準抵抗
RF よりも低い第1冗長抵抗RL 以下となるまで、ジャ
ックスイッチ60が開状態にあると判定し(第1判定処
理)、また、ジャックスイッチ60の接点間抵抗が第2
領域から第1領域に移行したときには、ジャックスイッ
チ60の接点間抵抗が基準抵抗RF よりも高い第2冗長
抵抗RH 以上となるまで、ジャックスイッチ60が閉状
態にあると判定する(第2判定処理)。
【0064】これにより、図5aの抵抗変化グラフLに
示したように、ジャックスイッチ60の接点間抵抗が、
第1領域に属するa点から基準抵抗RF を超えて、抵抗
判定手段50により開状態と判定されたときは、その後
b点まで、第1冗長抵抗RLを超え、第2冗長抵抗RH
未満である冗長範囲W1 で、ジャックスイッチ60の接
点間抵抗が変動しても、抵抗判定手段50の判定は開状
態に維持される。
【0065】同様に、ジャックスイッチ60の接点間抵
抗が、第2領域に属するc点から基準抵抗RF を超え
て、抵抗判定手段50により閉状態と判定されたとき
は、その後冗長範囲W1 で変動しても、抵抗判定手段5
0の判定は閉状態に維持される。そのため、抵抗判定手
段50は、ジャックスイッチ60の開閉状態を安定して
判定することができる。
【0066】また、図5bに示したように、基準抵抗R
F と第2冗長抵抗RH との差W2 を、基準抵抗RF と第
1冗長抵抗RL との差W3 よりも大きくすることで、抵
抗判定手段50によるジャックスイッチ60の判定が、
閉状態から開状態に切り替わり難くすることができる。
【0067】例えば、図5bの抵抗変化グラフMに示し
たように、ジャックスイッチ60の接点間抵抗が、d点
である状態から変動したときは、e点で抵抗判定手段の
判定が閉状態から開状態に切り替わり、ついでf点で閉
状態に戻る。即ち、抵抗判定手段50の判定が開状態か
ら閉状態に切り替わるためには、W3 を超える抵抗値の
変動が生じればよい。
【0068】それに対して、ジャックスイッチ60の接
点間抵抗が、c点である状態から変動し、抵抗判定手段
50により閉状態と判定されたときは、その後、該ジャ
ックスイッチ60の接点間抵抗が第2冗長抵抗RH 以上
となるg点で、抵抗判定手段50の判定が閉から開に切
替わる。即ち、抵抗判定手段50の判定が閉状態から開
状態に切り替わるためには、W2 (>W3 )を超える抵
抗値の変動が生じなければならない。
【0069】そのため、ジャックスイッチ60の接点間
抵抗が基準抵抗RF の上下で変動したときに、抵抗判定
手段50により、ジャックスイッチ60が閉状態である
と判定され易くなり、実際にはジャックスイッチが閉状
態あるときに、誤って開状態にあると判定される可能性
を低くすることができる。
【0070】尚、本実施の形態では、前記第1判定処理
と前記第2判定処理の双方を行っているが、いずれか一
方のみを行うようにしてもよい。
【0071】図4を参照して、抵抗判定手段50と接続
された信号出力手段51は、抵抗判定手段50により、
ジャックスイッチ60が開状態にあると継続して判定さ
れた時間が所定時間(本発明の第6所定時間)以上とな
ったときに、温度センサ11が接続されていない未接続
異常であると判定する。そして、信号出力手段51は、
抵抗判定手段50により、ジャックスイッチ60が開状
態にあると継続して判定された時間が所定時間(本発明
の第1所定時間)以上となったときに、スイッチ開信号
(未接続信号)を温調制御手段30に出力する。(尚、
第1所定時間と第6所定時間とを同じ時間に設定しても
よい。) これにより、実際にはジャックスイッチ60が閉状態で
あるときに、電気ノイズ等により、瞬間的に抵抗判定手
段50がジャックスイッチ60が開状態にあると誤って
判定したときに、信号出力手段51から温調制御手段3
0にスイッチ開信号(未接続信号)が出力されることを
防止することができる。
【0072】また、抵抗判定手段50は、ジャックスイ
ッチ60が開状態にあると継続して判定された時間が所
定時間(本発明の第3所定時間)以上となったとき、即
ち、サーミスタ11が接続されたプラグ9がジャック8
に確実に挿入された状態であると判断できるときに、断
線検査手段52に対してサーミスタ11の断線検査の開
始を指示する。そして、断線検査手段52は、サーミス
タ11の断線を所定時間(本発明の第5所定時間)以上
継続して検知したときに、温調制御手段30の温調制御
動作を禁止する。
【0073】これにより、プラグ9がジャック8に挿入
された状態であっても、サーミスタ11が断線している
ときは、温調制御手段30による温調制御動作は行われ
ない。そのため、調理物の温度が検出できない状態で温
調制御動作が実行されることを防止することができる。
【0074】尚、ジャックスイッチ60が開状態にある
ときは、常にサーミスタ11の断線検査を行い、所定時
間(本発明の第5所定時間)以上継続してサーミスタ1
1の断線が検知された場合に、温調制御手段30による
温調制御動作を禁止するようにしてもよい。
【0075】また、本実施形態では、図3に示したよう
に、プラグ9が挿入されたときに、バネ接点50が開状
態となるタイプのジャック8を用いたが、逆に、プラグ
9が引き抜かれたときに、バネ接点50が開状態となる
タイプのジャックを用いてもよい。
【0076】この場合には、抵抗判定手段50は、ジャ
ックスイッチ60が閉状態にあると継続して判定された
時間が所定時間(本発明の第4所定時間)以上となった
とき、即ち、サーミスタ11が接続されたプラグ9がジ
ャック8に確実に挿入された状態であると判断できると
きに、断線検査手段52に対してサーミスタ11の断線
検査の開始を指示する。
【0077】また、この場合、抵抗判定手段50と接続
された信号出力手段51は、抵抗判定手段50により、
ジャックスイッチ60が閉状態にあると継続して判定さ
れた時間が所定時間(本発明の第7所定時間)以上とな
ったときに、温度センサ11が接続されていない未接続
異常であると判定する。そして、信号出力手段51は、
抵抗判定手段50により、ジャックスイッチ60が閉状
態にあると継続して判定された時間が所定時間(本発明
の第2所定時間)以上となったときに、スイッチ閉信号
(未接続信号)を温調制御手段30に出力する。(尚、
第2所定時間と第7所定時間とを同じ時間に設定しても
よい。) 尚、本実施の形態では、スイッチ状態判定装置をガラス
トップ式の電気コンロに備えた例を示したが、他の電気
機器や燃焼装置に備えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ状態判定装置が搭載された電
気コンロの外観図。
【図2】図1に示した電気コンロの回路図。
【図3】図1に示した電気コンロに備えられたジャック
の構造図。
【図4】本発明のスイッチ状態判定装置のブロック図。
【図5】スイッチ状態判定装置の動作説明図。
【符号の説明】
1…電気コンロ本体、2…ガラス、3…グリル、4a,
4b,4c…加熱量調節つまみ、5…温度設定器、6…
温度スイッチ、7…モード切換スイッチ、8…ジャッ
ク、9…プラグ、10…接続ケーブル、11…サーミス
タ、12…電子ユニット、13…ダブルゾーン切換スイ
ッチ、H1…右ヒータ、H2…左ヒータ、H3…グリル
ヒータ、21a,21b,21c,21d…発熱体、2
5a,25b,25c…加熱量調節スイッチ、30…温
調制御手段、31…加熱停止手段、50…抵抗判定手
段、51…信号出力手段、52…断線検査手段、60…
ジャックスイッチ、61,62…接点、63…スイッチ
状態判定装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定条件にて開閉するスイッチと、該スイ
    ッチの接点間抵抗が、所定の基準抵抗未満である第1領
    域に属するときは、該スイッチが閉状態にあると判定
    し、該スイッチの接点間抵抗が、該基準抵抗以上である
    第2領域に属するときには、該スイッチが開状態にある
    と判定する抵抗判定手段とを備えたスイッチ状態判定装
    置において、 前記抵抗判定手段は、前記スイッチの接点間抵抗が、前
    記第1領域から前記第2領域に移行したときに、その後
    該接点間抵抗が、前記基準抵抗よりも小さい値に設定さ
    れた第1冗長抵抗以下となるまで該スイッチが開状態に
    あると判定する第1判定処理と、前記スイッチの接点間
    抵抗が、前記第2領域から前記第1領域に移行したとき
    に、その後該接点間抵抗が、前記基準抵抗よりも大きい
    値に設定された第2冗長抵抗以上となるまで該スイッチ
    が閉状態にあると判定する第2判定処理の、少なくとも
    いずれか一方を行うことを特徴とするスイッチ状態判定
    装置。
  2. 【請求項2】前記抵抗判定手段は、前記第1冗長抵抗と
    前記第2冗長抵抗とを、前記第1冗長抵抗と前記基準抵
    抗との差と、前記第2冗長抵抗と前記基準抵抗との差と
    が異なるように設定して、前記第1判定処理と前記第2
    処理の双方を行うことを特徴とする請求項1記載のスイ
    ッチ状態判定装置。
  3. 【請求項3】前記抵抗判定手段により、前記スイッチが
    開状態にあると継続して判定された時間が第1所定時間
    以上となったときにスイッチ開信号を出力すること、或
    いは前記抵抗判定手段により、前記スイッチが閉状態に
    あると継続して判定された時間が第2所定時間以上とな
    ったときにスイッチ閉信号を出力することの、少なくと
    もいずれか一方を行う信号出力手段を設けたことを特徴
    とする請求項1または2記載のスイッチ状態判定装置。
  4. 【請求項4】調理物を加熱する加熱手段と、調理物に浸
    漬して使用され、接続ケーブルを介してプラグと接続さ
    れた温度センサと、該プラグが挿入接続されるジャック
    と、該温度センサにより検出される調理物の温度が所定
    の目標温度と一致するように前記加熱手段の加熱量を調
    節する温調制御手段とを有する加熱調理器に備えられ、 前記スイッチは、前記プラグの挿入、非挿入に応じてそ
    の接点が開閉する前記ジャックのジャックスイッチであ
    ることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項
    記載のスイッチ状態判定装置。
  5. 【請求項5】前記加熱調理器は、前記温度センサの断線
    の有無を検査し、該温度センサの断線を検知したときに
    前記温調制御手段の動作を禁止する断線検査手段を有
    し、 前記スイッチ状態判定装置は、前記プラグが挿入された
    ときにその接点が開くジャックスイッチにあっては、前
    記抵抗判定手段により該ジャックスイッチが開状態にあ
    ると継続して判定された時間が第3所定時間以上となっ
    たときに、また、前記プラグが挿入されたときにその接
    点が閉じるジャックスイッチにあっては、前記抵抗判定
    手段により該ジャックスイッチが閉状態にあると継続し
    て判定された時間が第4所定時間以上となったときに、
    前記断線検査手段を作動させることを特徴とする請求項
    4記載のスイッチ状態判定装置。
  6. 【請求項6】前記加熱調理器は、前記温度センサの断線
    の有無を検査し、該温度センサの断線が第5所定時間以
    上継続して検知されたときに前記温調制御手段の動作を
    禁止する断線検査手段を有し、 前記スイッチ状態判定装置は、前記プラグが挿入された
    ときにその接点が開くジャックスイッチにあっては、前
    記抵抗判定手段により該ジャックスイッチが開状態にあ
    ると判定されたときに、また、前記プラグが挿入された
    ときにその接点が閉じるジャックスイッチにあっては、
    前記抵抗判定手段により該ジャックスイッチが閉状態で
    あると判定されたときに、前記断線検査手段を作動させ
    ることを特徴とする請求項4記載のスイッチ状態判定装
    置。
  7. 【請求項7】前記プラグが挿入されたときにその接点が
    開くジャックスイッチにあっては、前記抵抗判定手段に
    より、該ジャックスイッチが閉状態であると継続して判
    定された時間が第6所定時間以上となったときに、ま
    た、前記プラグが挿入されたときにその接点が閉じるジ
    ャックスイッチにあっては、前記抵抗判定手段により該
    ジャックスイッチが開状態であると判定された時間が第
    7所定時間以上となったときに、前記温度センサが前記
    加熱調理器に接続されていない、未接続異常であると判
    定することを特徴とする請求項5または6記載のスイッ
    チ状態判定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009532835A (ja) * 2006-04-04 2009-09-10 エアバス・フランス スイッチ状態検知装置
CN114403728A (zh) * 2021-12-21 2022-04-29 中山东菱威力电器有限公司 一种组合式多功能烹饪设备

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