JP3308850B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JP3308850B2
JP3308850B2 JP08007297A JP8007297A JP3308850B2 JP 3308850 B2 JP3308850 B2 JP 3308850B2 JP 08007297 A JP08007297 A JP 08007297A JP 8007297 A JP8007297 A JP 8007297A JP 3308850 B2 JP3308850 B2 JP 3308850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
temperature
switch
resistance
plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08007297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10274568A (ja
Inventor
篤史 小室
誠治 森口
忠夫 山下
孝博 河内
直博 古田
加津彦 長屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP08007297A priority Critical patent/JP3308850B2/ja
Publication of JPH10274568A publication Critical patent/JPH10274568A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3308850B2 publication Critical patent/JP3308850B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術の分野】本発明は、温度センサを調
理物に浸漬し、該調理物の温度が所定温度となるよう
に、該調理物に対する加熱量の制御を行なう加熱調理器
に関する。
【従来の技術】従来、所定の加熱量で調理物の加熱を行
なう通常モードの他に、調理物の温度が所定温度に保た
れるように加熱量の調節を行なう温調モードを有する加
熱調理器が知られている。この温調モードは天ぷら調理
等を行なう際に使用されるものであり、使用者が温度ス
イッチにより目標温度を設定し、ヒータスイッチをオン
すると、温調制御手段による温調制御が開始され、該目
標温度と温度センサにより検出される実際の調理物の温
度とが一致するように、加熱手段の加熱量が調節され
る。そして、ガラストップ式の電気コンロでは、調理物
の温度を正確に検出するため、温度センサを調理物に浸
漬して直接該調理物の温度を検出するようにしている。
また、このように温度センサを調理物に浸漬させる加熱
調理器にあっては、調理器本体と温度センサとを着脱可
能とすることで、該温度センサを単体で洗浄できるよう
にし、また、温調制御を行なわない通常モードでは該温
度センサを取り外して収納できるようにしている。しか
し、このように、温度センサが調理器本体と着脱可能で
あると、温度センサを接続し忘れたり、加熱調理中に温
度センサが外れる可能性がある。そして、前記温調モー
ドにおいて、温度センサが接続されていないと、調理物
の温度検出ができなくなるため、温調制御が不能とな
る。そこで、温度センサと調理器本体との接続をジャッ
クとプラグを用いて行い、プラグの挿入に応じて開閉さ
れるスイッチの接点の接点間抵抗の変化により、温度セ
ンサが外れたことを検出するようにしたものがある。例
えば、プラグが挿入されたときにその接点が開状態とな
り、プラグを抜いたときにその接点が閉状態となるスイ
ッチを用いたものにあっては、スイッチの接点の接点間
抵抗が大きい(無限大)ときにプラグが挿入接続されて
いると検知され、接点間抵抗が小さい(≒0Ω)ときに
プラグが接続されていないと検知される。このものによ
れば、前記温調モードであるときに、温度センサが接続
されていないことが検出されたときは、加熱手段による
加熱を禁止、或いは停止し、使用者に温度センサが接続
されていないことを報知することで、温調制御が不能な
状態で調理が行われるのを防止することができる。とこ
ろが、本願発明者らの検討によれば、温度センサが調理
器本体に接続されていないときでも、スイッチの接点の
接点間抵抗が、温度センサが接続されているときと同程
度の高抵抗となる場合があることが分かった。これは、
油や埃等により、スイッチの接点が閉状態にあるときの
接点間抵抗が徐々に大きくなり、スイッチの接点が開状
態にあるときの接点間抵抗との差が小さくなることで生
じるものである。そして、このように、ジャックにプラ
グが挿入されていないにも拘らず、スイッチの接点の接
点間抵抗が大きいため、該プラグが挿入されたもの、即
ち温度センサが接続されたものとみなされた場合、調理
物の温度が検出されない状態で温調制御が実行され、本
来行われるべきであった、調理物の温度を所定温度に保
った状態での加熱を行うことができなくなるという不都
合があった。また、プラグが挿入されたときにその接点
が閉状態となり、プラグを抜いたときにその接点が開状
態となるスイッチを用いた加熱調理器にあっては、該ス
イッチの接点が閉状態にあるときの接点間抵抗が大きく
なると、温度センサを接続しても調理器本体側では、温
度センサが接続されていないと認識され、温度センサが
接続されていない旨の報知がなされる。しかし、この場
合、温度センサが接続されているため、使用者は、何故
温度センサが接続されていない旨の報知がなされるの
か、その理由を認識できないという不都合があった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を解消し、温度センサの接続状態を誤認識することを防
止する機能を有する加熱調理器を提供することを目的と
する。
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、調理物を加熱する加熱手段と、調理物に浸
漬して使用され、調理物の温度を検出する温度センサ
と、一端が該温度センサと接続され他端がプラグと接続
された接続ケーブルと、加熱調理器本体に備えられ、該
プラグが挿入接続されるジャックと、該プラグの該ジャ
ックへの挿入、非挿入に応じてその接点間抵抗が変化す
るスイッチと、該温度センサにより検出される調理物の
温度が所定の目標温度と一致するように、前記加熱手段
の加熱量を調節する温調制御を行なう温調制御手段と、
前記スイッチの接点間抵抗を検出する抵抗検出手段とを
備えた加熱調理器において、前記抵抗検出手段と接続さ
れ、該抵抗検出手段の検出値が、前記ジャックと前記プ
ラグとが接続状態であると判断される接続領域と、前記
ジャックと前記プラグとが未接続であると判断される未
接続領域と、該接続領域と該未接続領域の間の不定領域
のいずれに属するかを判定する接続状態判定手段と、該
接続状態判定手段により前記抵抗検出手段の検出値が、
前記不定領域に属すると判定されたときに、異常処理を
行う異常処理手段とを設けたことを特徴とする。本発明
において、前記接続状態判定手段は、前記抵抗検出手段
による前記スイッチの接点の接点間抵抗が、前記接続領
域、前記未接続領域、前記不定領域のいずれの領域に属
するかを判定する。そして、前記スイッチの接点が閉状
態にあるときの接点間抵抗は、油や埃等により徐々に大
きくなり、当初属してした前記未接続領域(プラグ挿入
時に接点が開状態となるスイッチの場合)或いは前記接
続領域(プラグ挿入時に接点が閉状態となるスイッチの
場合)から、前記不定領域に属するようになる。かかる
場合に、本発明によれば、前記異常処理手段により異常
処理が行われる。そのため、前記スイッチの接点の接点
間抵抗がさらに大きくなり、前記不定領域を超えて前記
接続領域或いは前記未接続領域に属するようになるのを
防止することができる。これにより、前記温度センサが
接続されていないにも拘らず、加熱調理器本体側で前記
温度センサが接続されていると誤って検出されること、
或いは前記温度センサが接続されているにも拘らず、加
熱調理器本体側で前記温度センサが接続されていないと
誤って検出されることを防止することができる。また、
前記異常処理手段は、異常処理として、前記スイッチの
接点が不良であることの使用者への報知と、前記加熱手
段による加熱の禁止の少なくともいずれか一方を行うこ
とを特徴とする。かかる本発明によれば、前記スイッチ
の接点が不良であることを使用者に報知することで、使
用者がそのまま加熱調理器を使用し続け、該スイッチの
接点の接点間抵抗が前記不定領域から前記接続領域に属
するようになるのを防止することができる。そして、前
記加熱手段による加熱を禁止することで、温調制御が不
能の状態で調理物の加熱が続けられ、調理物が高温とな
るのを防止することができる。また、前記温調制御手段
により前記温調制御を行う温調モードと、該温調制御を
行わず、所定の加熱量で加熱を行う通常モードとを切替
えるモード切替手段を設け、前記異常処理手段は、前記
温調モードであるときに、前記接続状態判定手段により
前記抵抗検出手段の検出値が前記未接続領域にあると判
定されたときには、使用者に対して、前記スイッチの接
点が不良であるときとは異なる報知を行うことを特徴と
するかかる本発明によれば、使用者は、前記スイッチの
接点が不良であることの異常と、前記温度センサが接続
されていないことの異常とを区別して認識することがで
きる。そのため、加熱調理器の異常に対する使用者の対
応が容易になる。
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を、図
1〜図6を参照して説明する。図1は本実施形態の加熱
調理器であるガラストップ式電気コンロの外観図、図2
は図1に示した電気コンロの回路図、図3は図1に示し
た電気コンロに備えたジャックの構造図、図4は図1に
示した電気コンロに備えた抵抗検出手段及び接続状態判
定手段の構成図、図5,図6は図1に示した電気コンロ
に備えた電子ユニットの動作を示したフローチャートで
ある。図1aを参照して、本実施形態の電気コンロ本体
1は、加熱手段として、ガラス2の下方に設けられた右
ヒータH1及び左ヒータH2と、グリル室3内に備えた
図示しないグリルヒータH3とを備える。そして、使用
者が加熱量調節つまみ4a,4b,4cを操作すること
で、右ヒータH1,左ヒータH2,グリルヒータH3の
加熱動作の開始と停止、及び加熱量の調節がそれぞれ行
われる。右ヒータH1は温調機能を有し、使用者の温調
目標温度が温度設定器5により設定される。温度設定器
5は、図1bに示すように、温調目標温度を160℃,
180℃,200℃の3段階に設定する温度スイッチ6
と、右ヒータH1の加熱制御モードを、温調を行なう温
調モードと温調を行なわない通常モードとに切替えるモ
ード切換手段であるモード切換スイッチ7とを備える。
また、右ヒータH1は2個の図示しない円形電気ヒータ
(内側、外側)によって構成され、使用者はダブルゾー
ン切換スイッチ13の操作により、外側の電気ヒータの
使用/不使用を切替えることができる。温度センサであ
るサーミスタ11は、電気コンロ本体1に備えられたジ
ャック8と、ジャック8に挿入接続されるプラグ9と、
一端がプラグ9と接続され、他端がサーミスタ11と接
続された接続ケーブル10とにより構成される接続手段
14により、電気コンロ本体1と接続される。そして、
サーミスタ11は、調理容器Aに入れられた調理物Bに
浸漬して使用され、調理物Bの温度を検出する。電気コ
ンロ本体1に備えられた電子ユニット12は、モード切
換スイッチ7の設定が前記温調モードであり、使用者が
加熱量調節つまみ4aを加熱停止位置から加熱位置に操
作したときに、右ヒータH1の温調制御を開始し、温度
スイッチ6により設定された目標温度と、サーミスタ1
1により検出された調理物Bの温度とが一致するよう
に、右ヒータH1の加熱量を調節する。尚、モード切換
スイッチ7の設定が前記通常モードであるときには、右
ヒータH1の温調制御は行われない。この場合は、温調
機能を有しない左ヒータH2やグリルヒータH3と同
様、加熱量調節つまみ4aにより設定された加熱量での
加熱が行われる。次に、図2を参照して電気コンロ本体
1の動作について説明する。図2は電気コンロ本体1の
回路図であり、電子ユニット12により右ヒータH1,
左ヒータH2,グリルヒータH3を制御する構成となっ
ている。電気コンロ本体1は端子台Tを介してプラグP
と接続され、使用者がプラグPを図示しないコンセント
に差込み、電源スイッチ48を操作することで、電子ユ
ニット12に交流電圧(AC200V)が供給され、ま
た、図1aに示した加熱量調節つまみ4a,4b,4c
の操作にそれぞれ対応してON,OFFされる加熱量調
節スイッチ25a,25b,25cを介して右ヒータH
1,左ヒータH2,グリルヒータH3に交流電圧が供給
される。右ヒータH1は、内外二重に配置された円形発
熱体21a,21bを有し、内側の発熱体21aは1K
Wの電力により熱を発生し、外側の発熱体21bは1.
2KWの電力により熱を発生する。発熱体21aと発熱
体21bとの間には、右ヒータH1と左ヒータH2とグ
リルヒータH3の消費電力の総和が所定値以上であると
きにオフ(開)して、外側の発熱体21bへの電源供給
を遮断するリレーR4の作動接点22と、温度設定器5
に備えたダブルゾーンスイッチ13の操作と連動して外
側の発熱体21bへの電源供給を遮断する接点23が設
けられている。また、左ヒータH2に備えられた発熱体
21cは、1.8KWの電力により熱を発生し、グリル
ヒータH3に備えられた発熱体21dは1.3KWの電
力により熱を発生する。尚、それぞれの発熱体21a、
21b,21c,21dには、過熱防止スイッチ24が
接続され、各発熱体の発熱量が所定値以上となったとき
に、それぞれに接続された過熱防止スイッチ24がオフ
(開)して、各発熱体への電源供給が遮断される。過熱
防止スイッチ24は周辺温度が所定温度以上になったと
きに機械的にオフ(開)するバイメタルスイッチであ
り、この過熱防止スイッチ24の動作により、発熱体2
1a,22b,22c,22dが異常に過熱して劣化す
るのを防止することができる。加熱量調節スイッチ25
a,25b,25cは、上述したように、それぞれ図1
aに示した加熱量調節つまみ4a,4b,4cの操作と
連動して作動し、3個の接点26,27,28とバイメ
タルヒータ29とにより構成される。使用者が加熱量調
節つまみ4aを加熱停止位置から加熱位置にセットする
と、加熱量調節スイッチ25aの接点26,27,28
がON(閉)する。接点27,28がONすることで発
熱体21a,21bに電源が供給され、接点26がON
することで使用者が加熱量調節つまみ4aを操作したこ
とが電子ユニット12に認識される。バイメタルヒータ
29は、ヒータとバイメタルがセットになったものであ
り、接点28と連動して作動する。バイメタルヒータ2
9のヒータへの通電発熱により、バイメタルヒータ29
のバイメタルが変形すると、接点28がOFF(開)さ
れて、発熱体21a,21b,及びバイメタルヒータ2
9のヒータへの通電が遮断される。そして、バイメタル
ヒータ29のヒータへの通電が遮断され、バイメタルヒ
ータ29のバイメタルが徐々に冷えて元の形に戻ると接
点28が再びON(閉)し、発熱体21a,21bへの
通電が再開される。バイメタルヒータ29のバイメタル
の作動位置(バイメタルの変形により接点28がオフさ
れる位置)の設定は、加熱量調節つまみ4aの回転設定
位置に応じて変更される。バイメタルの変形量は、バイ
メタルの温度の上昇に応じて大きくなるので、バイメタ
ルヒータ29のバイメタルの作動位置を変更すること
で、発熱体21a,21bへの通電率(所定時間あたり
の通電時間)を変化させることができる。即ち、加熱量
調節つまみの設定が弱のときは、バイメタルヒータ29
のバイメタルの変形量が小さいときから接点28がOF
F(開)されるようにバイメタルの作動位置を設定する
ことで、発熱体21a,21bへの通電率を小さくし、
発熱体の発熱量を小さくする。また、加熱量調節つまみ
4aの設定が強のときには、バイメタルヒータ29のバ
イメタルの変形量が大きくなければ接点28がOFF
(開)されないようにバイメタルの作動位置を設定する
ことで、発熱体21a,21bへの通電率を大きくし、
発熱量を大きくする。尚、加熱量調整スイッチ25b,
25cの構成及び動作は、加熱量調節スイッチ25aと
同じであり、加熱量調節つまみ4b,4cの操作に応じ
て、加熱量調節スイッチ25b,25cがそれぞれ作動
する。また、電気コンロ本体1内には、右ヒータH1、
左ヒータH2の発熱によりガラストップ2が高温になっ
ていることの注意を使用者に促す高温注意ランプ部40
が設けられ、右ヒータH1の発熱によりバイメタル接点
41がONして高温注意ランプ部40のランプ42が点
灯し、左ヒータH2の発熱によりバイメタル接点43が
ONして高温注意ランプ部40のランプ44が点灯す
る。電子ユニット12は、温調制御手段30と、異常処
理手段31と、リレーR1〜R4と、ブザー32と、接
続状態判定手段47と、抵抗検出手段49とを備える。
リレーR1,R2,R3は、それぞれ右ヒータH1,左
ヒータH2,グリルヒータH3への電源供給のON/O
FFを切替えるためのものである。即ち、リレーR1の
コイルに通電がなされると、リレーR1の作動接点33
がON(閉)して右ヒータH1に電源が供給され、リレ
ーR1のコイルへの通電が遮断されると、リレーR1の
作動接点33がOFF(開)して右ヒータH1への電源
が遮断される。リレーR2,R3についても同様に、リ
レーR2のコイルへの通電と通電遮断に応じて、リレー
R2の作動接点34とリレーR3の作動接点35とがそ
れぞれON/OFFし、左ヒータH2とグリルヒータH
3への電源が供給/遮断される。リレーR4は、前述し
たように、右ヒータH1と左ヒータH2とグリルヒータ
H3の消費電力の総和が所定値を超えるのを防止するた
めのものであり、該所定値を超えたときはリレーR4の
作動接点22がOFF(開)され、右ヒータH1の発熱
体21bへの電源が遮断される。電子ユニット12に接
続された電源ランプ36は、電源スイッチ22がON状
態にあるときに点灯し、右ヒータランプ37,左ヒータ
ランプ38,グリルヒータランプ39は、加熱量調節ス
イッチ25a,25b,25cの接点26がON(閉)
状態にあるときにそれぞれ点灯する。また、ブザー32
は、警告音により使用者に異常等を報知するものであ
る。温調制御手段30は、右ヒータH1の温調制御を行
なうためのものであり、温度設定器5に備えられた温度
スイッチ6により使用者が設定した目標温度と、サーミ
スタ11による検出温度とが一致するように右ヒータH
1の発熱体21a,21bへの電源の供給と遮断を行な
う。即ち、サーミスタ11による検出温度が前記目標温
度以下であるときは、リレーR1のコイルに通電して作
動接点33をON(閉)し、サーミスタ11による検出
温度が前記目標温度を超えたときには、リレーR1のコ
イルへの通電を遮断して作動接点33をOFF(開)す
る。図3を参照して、電気コンロ本体1に備えられたジ
ャック8は、バネ接点50を有し、プラグ9が挿入され
ていないときは、図3aに示すように、バネ接点50は
閉状態にある。一方、プラグ9が挿入されているときに
は、図3bに示すようにバネ接点50がプラグ9で押し
上げられて、開状態となる。そして、抵抗検出手段49
は、ジャック8のバネ接点50の接触点51,52間の
抵抗を検出し、検出結果を接続状態判定手段47に出力
する。尚、バネ接点50及びその接触点51,52が本
発明のスイッチに相当する。図4を参照して、抵抗検出
手段49は、定電流源53とA/Dコンバータ54とに
より構成され、バネ接点50の接触点51,52間に定
電流源53により、定電流を供給する。そして、バネ接
点50の接触点51,52間の接触抵抗の高低に応じ
て、高低変化するa点の電位をA/Dコンバータ54に
入力する。A/Dコンバータ54は、8bitの分解能
を持ち、0〜5Vの範囲で入力されるアナログ電圧を、
0〜256の範囲のデジタル値に変換して出力する。抵
抗検出手段49と接続された接続状態判定手段47はデ
ータテーブル55を有し、A/Dコンバータ54のデジ
タル出力値が、データテーブル55で設定された、未接
続領域(130〜256のデジタル値、プラグ9がジャ
ック8と接続されていないと判断される領域)、不定領
域(30〜129のデジタル値、プラグ9とジャック8
とが接続されているか否かの判断ができない領域)、接
続領域(0〜29のデジタル値、プラグ9がジャック8
と接続されていると判断される領域)の3領域のうち、
どの領域に属するかを判定し、判定結果を図2に示す異
常処理手段31に出力する。次に、図5,図6のフロー
チャートを参照して、電子ユニット12の動作について
説明する。図5を参照して、STEP1で、使用者が加
熱量調節つまみ4aを加熱位置に操作して加熱指示を行
うと、加熱調節スイッチ25aの接点26がON(閉)
する。これにより、電子ユニット12は、加熱指示がな
されたことを認識する。次に、STEP2でモード切換
スイッチ7の設定状態を判断し、モード切換スイッチ7
の設定が温調モードであるときは、STEP3に進み、
通常モードであるときには、STEP20に分岐する。
STEP2〜STEP6は温調モードの処理ループであ
る。STEP3で、接続状態判定手段47により、抵抗
検出手段49によるジャック8のバネ接点50の接触点
51,52間の抵抗値が、前記未接続領域に属すると判
定されたときは、STEP10に進んで異常処理手段3
1による異常処理を行う。STEP10で、異常処理手
段31は、リレーR1のコイルへの通電を遮断し、リレ
ーR1の作動接点33をOFF(開)する。これによ
り、右ヒータH1への電源供給が遮断され、右ヒータH
1による加熱が禁止される。そして、STEP11でブ
ザー32により、サーミスタ11が接続されていないこ
とを使用者に報知する(第1の報知)。また、STEP
4で、接続状態判定手段47により、抵抗値検出手段4
9によるジャック8のバネ接点50の接触点51,52
間の抵抗値が、前記不定領域に属すると判定されたとき
は、STEP12に進んで異常処理手段31による異常
処理を行う。STEP12では、異常処理手段31は、
STEP10と同様にして、右ヒータH1による加熱を
禁止する。そして、STEP13で、ブザー32によ
り、ジャック8のバネ接点50が不良であることを使用
者に報知する(第2の報知)。この第2の報知により、
ジャック8のバネ接点50が閉状態にあるときの、接触
点51,52間の抵抗値が、埃や油等により増加し、前
記不定領域を超えて前記接続領域に属するようになるの
を防止することができる。そのため、サーミスタ11が
接続されていないにも拘らず、電子ユニット12がサー
ミスタ11が接続されているものと誤認識するのを防止
することができる。また、異常処理手段31は、前記第
1の報知と、前記第2の報知とを、ブザー音を変えて行
うことで、使用者に異常内容を区別して認識させるよう
にしている。そして、電子ユニット12は、ジャック8
のバネ接点50の接触点51,52間の抵抗値が、前記
接続領域に属しているときには、STEP3、STEP
4でYES分岐せずにSTEP5に進んで温調制御手段
30による温調制御を行う。また、STEP6で使用者
が加熱量調節つまみ4aを加熱停止位置に操作したこと
を、加熱量調節スイッチスイッチ25aの接点26がO
FF(開)したことから認識したときには、STEP7
で、リレーR1のコイルへの通電を遮断してリレーR1
の作動接点33をOFFすることで、右ヒータH1への
電源供給を遮断して右ヒータH1による加熱を停止す
る。一方、STEP2で、モード切換スイッチ7の設定
が通常モードであったときには、STEP2,及びST
EP20〜STEP23のループを実行する。先ず、S
TEP2でSTEP20に分岐し、リレーR1のコイル
に通電し、リレーR1の作動接点33をONすること
で、右ヒータH1への電源供給を開始する。次に、ST
EP21で、接続状態判定手段47により、抵抗検出手
段49によるジャック8のバネ接点50の接触点51,
52間の抵抗値が、前記不定領域に属すると判定された
ときは、異常処理手段31は、リレーR1のコイルへの
通電を遮断し、リレーR1の作動接点33をOFF
(開)して右ヒータH1への電源供給を遮断する。そし
て、STEP31で、異常処理手段31は、ブザー32
により、ジャック8のバネ接点50が不良であることを
使用者に報知する(第2の報知)。これにより、サーミ
スタを使用しない通常モードにおいて、ジャック8のバ
ネ接点50が不良であることを、次に温調モードを使用
するまでに、前もって使用者に報知することができる。
そのため、通常モードに設定されている間に、ジャック
8のバネ接点50が閉状態にあるときの接触点51,5
2間の抵抗が、前記不定領域を超えて大きくなり、前記
接続領域に属するようになることを防止することができ
る。これにより、次に温調モードに切替えられたとき
に、電子ユニット12側でサーミスタ11が接続されて
いないにも拘らず、サーミスタ11が接続されていると
誤認識されるのを防止することができる。また、STE
P22で、サーミスタ11による検出温度が高温制限温
度(例えば250℃)を超えたときには、STEP32
に分岐し、STEP30と同様に、異常処理手段31
は、右ヒータH1への電源供給を遮断する。そして、S
TEP33でブザー32により調理物Bが高温となって
いることを報知する(第3の報知)。そして、このST
EP22,STEP32,STEP33の処理は、接続
状態判定手段47により、ジャック8のバネ接点50の
接触点51,52間の抵抗が前記接続領域に属すると判
定されたときも、前記未接続領域に属すると判定された
ときも実行される。そのため、バネ接点50や接続状態
判定手段47の故障により、ジャック8とプラグ9の接
続状態が正常に検出できないときでも、調理物Bが前記
高温制限温度を超えて加熱されることが防止される。
尚、このSTEP22,STEP32,STEP33の
処理は、使用者が実際にはモード切換スイッチ7の設定
が、前記通常モードであるときに、前記温調モードに設
定されていると誤認して、サーミスタ11を調理物Bに
浸漬し、加熱量調節つまみ4aを加熱位置に操作したと
きに、温度スイッチ6による設定温度に温調されると考
えていた使用者の意に反して、調理物Bが前記高温制限
温度を超えて加熱されるのを防止し、また、使用者に加
熱制御モードの設定が誤っていることを報知するための
ものである。また、前記第3の報知は、前記第1の報
知、及び前記第2の報知とは異なるブザー音にて行われ
る。そして、使用者が加熱量調節スイッチ4aを加熱停
止位置に操作して加熱停止指示を行ったときは、電子ユ
ニット12は、STEP24でリレーR1のコイルへの
通電を遮断して、リレーR1の作動接点33をOFF
(開)し、右ヒータH1への電源供給を遮断して、右ヒ
ータH1による加熱を停止する。また、STEP23で
加熱の停止指示がなされなかったときには、STEP2
に分岐して、STEP20〜STEP23のループを繰
り返し実行する。尚、本実施形態では、図3に示したよ
うに、プラグ9が挿入されたときに、バネ接点50が開
状態となるタイプのジャック8を用いたが、逆に、プラ
グ9が引き抜かれたときに、バネ接点が開状態となるタ
イプのジャックを用いてもよい。この場合には、バネ接
点が閉状態にあるときの接触点間抵抗が前記不定領域か
ら前記未接続領域に属するようになり、サーミスタ11
を接続しても、接続状態判定手段47で、サーミスタ1
1が未接続であると誤認識されるようになるのを防止す
ることができる。また、本実施形態では、前記温調モー
ドにおいて、接続状態判定手段47により、抵抗検出手
段49の検出抵抗値が、前記未接続領域、或いは前記不
定領域に属すると判定されたときに、速やかに異常処理
を行う加熱調理器を示したが、電気ノイズ等により抵抗
検出手段49の検出抵抗値(出力値)が実際の抵抗値と
は無関係に変動し、接続状態判定手段47による判定が
誤ってなされるのを防止するため、異常処理を行うまで
に遅延時間を設けて、ノイズ対策処理を行うようにして
もよい。この場合、ノイズ対策処理としては、例えば接
続状態判定手段47により、抵抗検出手段49の検出抵
抗値が、前記不定領域に第1所定時間(例えば7秒間)
連続して属していると判定されたときに、異常処理を実
行することが行われる。これにより、電気ノイズ等によ
り、瞬間的に抵抗検出手段49の検出抵抗値が前記不定
領域に属するようになったときに、誤って異常処理がな
されるのを防ぐことができる。さらに、接続状態判定手
段47により、抵抗検出手段49の検出抵抗値が、前記
不定領域又は前記未接続領域のいずれかに第2所定時間
(前記第1所定時間よりも長く設定される。例えば10
秒)連続して属していると判定されたときに、未接続に
対する異常処理を行うようにしてもよい。これにより、
抵抗検出手段49の抵抗検出値が、前記不定領域と前記
未接続領域の間を、前記第1所定時間よりも短い周期で
変動する状態であっても、前記第2所定時間経過時に前
記未接続領域に属すると判定されて異常処理処理が実行
され、右ヒータH1による加熱を確実に停止させること
ができる。尚、本実施形態では、ジャック9にスイッチ
(バネ接点50,接触点51,52からなる)を一体形
成したものを示したが、該スイッチをジャック9とは別
に設けるようにしてもよい。また、本実施形態では、ブ
ザー32により異常の報知を行う加熱調理器を示した
が、表示や音声によって異常を報知するようにしてもよ
い。また、本実施形態では、加熱調理器としてガラスト
ップ式の電気コンロを示したが、他の形式の電気コンロ
であってもよく、さらに、ガスコンロであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の加熱調理器である、ガラストップ
式電気コンロの外観図。
【図2】図1に示した電気コンロの回路図。
【図3】図1に示した電気コンロに備えたジャックの構
造図。
【図4】抵抗検出手段及び接続状態判定手段の構成図。
【図5】電子ユニットの動作を示すフローチャート。
【図6】電子ユニットの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…電気コンロ、2…ガラス、3…グリル、4a,4
b,4c…加熱量調節つまみ、5…温度設定器、6…温
度スイッチ、7…モード切換スイッチ、8…ジャック、
9…プラグ、10…接続ケーブル、11…サーミスタ、
12…電子ユニット、13…ダブルゾーン切換スイッ
チ、14…接続手段、H1…右ヒータ、H2…左ヒー
タ、H3…グリルヒータ、21a,21b,21c,2
1d…発熱体、25a,25b,25c…加熱量調節ス
イッチ、30…温調制御手段、31…異常処理手段、4
7…接続状態判定手段、49…抵抗検出手段、50…バ
ネ接点、51,52…接触点、53…定電流源、54…
A/Dコンバータ、55…データテーブル
フロントページの続き (72)発明者 河内 孝博 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ株式会社内 (72)発明者 古田 直博 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ株式会社内 (72)発明者 長屋 加津彦 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−290434(JP,A) 特開 平3−225119(JP,A) 特開 平6−265159(JP,A) 特開 平8−47166(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/04 301 F24C 7/08 G01K 7/24 H05B 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理物を加熱する加熱手段と、調理物に浸
    漬して使用され、調理物の温度を検出する温度センサ
    と、一端が該温度センサと接続され他端がプラグと接続
    された接続ケーブルと、加熱調理器本体に備えられ、該
    プラグが挿入接続されるジャックと、該プラグの該ジャ
    ックへの挿入、非挿入に応じてその接点間抵抗が変化す
    るスイッチと、該温度センサにより検出される調理物の
    温度が所定の目標温度と一致するように、前記加熱手段
    の加熱量を調節する温調制御を行なう温調制御手段と、
    前記スイッチの接点間抵抗を検出する抵抗検出手段とを
    備えた加熱調理器において、 前記抵抗検出手段と接続され、該抵抗検出手段の検出値
    が、前記ジャックと前記プラグとが接続状態であると判
    断される接続領域と、前記ジャックと前記プラグとが未
    接続であると判断される未接続領域と、該接続領域と該
    未接続領域の間の不定領域のいずれに属するかを判定す
    る接続状態判定手段と、該接続状態判定手段により前記
    抵抗検出手段の検出値が、前記不定領域に属すると判定
    されたときに、異常処理を行う異常処理手段とを設けた
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】前記異常処理手段は、異常処理として、前
    記スイッチの接点が不良であることの使用者への報知
    と、前記加熱手段による加熱の禁止の少なくともいずれ
    か一方を行うことを特徴とする請求項1記載の加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】前記温調制御手段により前記温調制御を行
    う温調モードと、該温調制御を行わず、所定の加熱量で
    加熱を行う通常モードとを切替えるモード切替手段を設
    け、前記異常処理手段は、前記温調モードであるとき
    に、前記接続状態判定手段により前記抵抗検出手段の検
    出値が前記未接続領域にあると判定されたときには、使
    用者に対して、前記スイッチの接点が不良であるときと
    は異なる報知を行うことを特徴とする請求項2記載の加
    熱調理器。
JP08007297A 1997-03-31 1997-03-31 加熱調理器 Expired - Fee Related JP3308850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08007297A JP3308850B2 (ja) 1997-03-31 1997-03-31 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08007297A JP3308850B2 (ja) 1997-03-31 1997-03-31 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10274568A JPH10274568A (ja) 1998-10-13
JP3308850B2 true JP3308850B2 (ja) 2002-07-29

Family

ID=13708026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08007297A Expired - Fee Related JP3308850B2 (ja) 1997-03-31 1997-03-31 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3308850B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10274568A (ja) 1998-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20120000904A1 (en) Induction heating cooker
JP5247108B2 (ja) ガス調理器
WO2006064624A1 (ja) 加熱調理器
JP3308850B2 (ja) 加熱調理器
JP5100135B2 (ja) 加熱調理器
JP2008226750A (ja) 電磁調理器
JP3315052B2 (ja) 加熱調理器
JP3616235B2 (ja) 加熱調理器
JP3563238B2 (ja) 加熱調理器
JP4121421B2 (ja) 電磁調理器
JP2007003151A (ja) ガスコンロ
JPH1122980A (ja) スイッチ状態判定装置
JP3698363B2 (ja) 加熱調理器
JP3320890B2 (ja) 加熱調理器
JPH09252944A (ja) 炊飯器
JP3217725B2 (ja) 加熱調理器
JP7423558B2 (ja) 加熱調理器
KR20020022952A (ko) 전자렌지 및 그 제어방법
KR101364123B1 (ko) 조리기기의 과열 방지 장치
JP3662373B2 (ja) 加熱装置
JPH10225370A (ja) 加熱調理装置
KR100351941B1 (ko) 전자렌지의 고내실 온도제어방법
CN110613328B (zh) 用于烹饪器具的保护方法、系统及烹饪器具
KR100199140B1 (ko) 다기능 전자렌지의 조리실 온도에 따른 제어방법
KR100280744B1 (ko) 난방기의 과열방지 제어방법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120517

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120517

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130517

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140517

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees