JP3616235B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術の分野】
本発明は、調理物の温度を所定温度に保って加熱する温調制御機能を有する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、調理物の温度を所定温度に保って加熱する温調制御機能を有し、調理物の温度を検出する温度センサが着脱可能に接続される電気コンロにおいて、該温度センサと電気コンロ本体との接続を、温度センサに接続されたプラグと、電気コンロ本体に設けられ、該プラグが挿入されたときにその接点が開となり、該プラグが挿入されないときにその接点が閉となるジャックスイッチを備えたジャックとによって行い、該ジャックスイッチの開閉状態を検出することで、温度センサが電気コンロ本体に接続されていない未接続異常を検知する異常検出手段を設けたものがある。
【0003】
この電気コンロにあっては、温度センサが電気コンロ本体に接続されていないときに前記温調制御を実行すると、調理物の温度が検出されないため、調理物を加熱しても調理物の検出温度が前記所定温度に達することはなく、調理物が加熱され続ける。そのため、調理物が所定温度に保たれると思って調理を開始した使用者の意に反して調理物が高温まで加熱され、調理に失敗してしまう。
【0004】
そこで、前記異常検出手段を設け、該異常検出手段により温度センサが電気コンロ本体に接続されていない未接続異常を検知したときに、前記温調制御の実行を禁止することで、上述したような調理の失敗が生じることを防止している。
【0005】
ここで、前記異常検出手段は、ジャックスイッチの接点間抵抗を検出し、該接点間抵抗が所定の基準抵抗未満であるときは、ジャックスイッチが閉状態にあると判定し、該接点間抵抗が該基準抵抗以上であるときには、ジャックスイッチが開状態にあると判定する。
【0006】
そして、ジャックスイッチが閉状態にあると判定されたときは、温度センサと接続されたプラグが電気コンロ本体に設けられたジャックに挿入されていない、即ち温度センサが電気コンロ本体に接続されていないと判断できるので、このときに前記異常検出手段は、温度センサの未接続異常であると判断して前記温調制御の実行を禁止するようにしている。
【0007】
しかし、本願発明者らは、ジャックスイッチの閉状態の接点間抵抗が、油や埃等の接点への付着、或いは接点自体の経年変化によって高くなることが生じ得ることを知見した。
【0008】
このように、ジャックスイッチの閉状態の接点間抵抗が高くなって前記基準抵抗付近にまで達し、該基準抵抗の上下でふらついたときには、前記異常検出手段によるジャックスイッチの開閉の判定が頻繁に切り替わる不安定な状態となる。
【0009】
そして一般に、前記異常検出手段は、瞬間的な電気ノイズの発生等による誤判定を防ぐため、ジャックスイッチが閉状態にあると継続して判定した時間が所定時間以上となったときに、温度センサが電気コンロ本体に接続されていない未接続異常であると判断するようにしている。
【0010】
そのため、ジャックスイッチの開閉の判定が前記所定時間よりも短い周期で切り替わったときには、未接続異常の判断がなされず、前記温調制御の実行が禁止されないという不都合があった。
【0011】
また、ジャックスイッチの閉状態での接点間抵抗が更に高くなり、前記基準抵抗を超える状態となったときには、実際にはジャックスイッチが閉状態にある(温度センサが電気コンロ本体に接続されていない)にも拘らず、異常検出手段はジャックスイッチが開状態にある(温度センサが電気コンロ本体に接続されている)と判定するようになるため、この場合にも未接続異常の判断がなされず、前記温調制御の実行が禁止されないという不都合があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記不都合を解消し、温度センサが接続されていないときに、温調制御動作が行われることを確実に禁止する加熱調理器を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の実施態様は、調理物を加熱する加熱手段と、調理物に浸漬して使用され、接続ケーブルを介してプラグと接続された温度センサと、該温度センサにより検出される調理物の温度が所定の目標温度と一致するように、前記加熱手段の加熱量を調節する温調制御手段と、前記プラグが挿入接続されるジャックと、該ジャックに備えられ該プラグが挿入されたときにその接点が開となり、該プラグが挿入されないときにその接点が閉となるジャックスイッチと、該ジャックスイッチの接点間抵抗を検出する抵抗検出手段と、該抵抗検出手段により検出された該ジャックスイッチの接点間抵抗が、所定の基準抵抗未満である第1領域に属するときは該ジャックスイッチが閉状態にあると判定し、該ジャックスイッチの接点間抵抗が該基準抵抗以上である第2領域に属するときには該ジャックスイッチが開状態にあると判定するスイッチ判定手段と、該スイッチ判定手段により、前記ジャックスイッチが開状態にあると判定されたときに、前記温度センサの断線の有無を検知する断線検査手段と、前記スイッチ判定手段により、前記ジャックスイッチが閉状態にあると継続して判定された時間が第1所定時間以上となったときと、前記スイッチ判定手段による前記ジャックスイッチの開閉状態の判定が、開状態と閉状態の間で第2所定時間あたり所定回数以上切り替わったときと、前記断線検出手段により、前記温度センサが断線状態にあると継続して検知された時間が第3所定時間以上となったときに、異常信号を出力する信号出力手段を有し、該異常信号の出力により前記温調制御手段の動作を禁止させる異常検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】
かかる本発明によれば、前記信号出力手段は、前記スイッチ判定手段により前記ジャックスイッチが閉状態にあると継続して判定された時間が、前記第1所定時間以上となったとき、即ち、前記温度センサが前記加熱調理器本体に接続されていないと安定して判定されたときに、前記異常信号を出力する。
【0015】
また、油や埃の付着等により前記ジャックスイッチの閉状態での接点間抵抗が前記基準抵抗付近まで高くなり、該基準抵抗の上下でふらつく状態となったときに、前記温度センサが前記電気コンロに接続されていないときには、前記スイッチ判定手段による前記ジャックスイッチの開閉状態の判定が、開状態と閉状態との間で頻繁に切り替わる状態となる。このとき、前記信号出力手段は、前記スイッチ判定手段の判定が切り替わる頻度が前記第2所定時間あたり前記所定回数以上となったときには、前記異常信号を出力する。
【0016】
そして、前記ジャックスイッチの閉状態での接点間抵抗が前記基準抵抗を超えるまで高くなったときには、前記温度センサが前記電気コンロに接続されていないにも拘らず、前記スイッチ判定手段は該ジャックスイッチが開状態にあると判定する。即ち前記温度センサが前記加熱調理器に接続されていると誤判定される状態となるが、このときには、前記温度センサが接続されていないため、前記断線検査手段により前記温度センサが断線状態にあると継続して検知されるので、前記信号出力手段から前記異常信号が出力される。
【0017】
そのため、前記ジャックスイッチの閉状態での接点間抵抗が前記基準抵抗付近まで、或いは該基準抵抗を超えるまで高くなっても、前記温度センサが前記加熱調理器本体に接続されていないときには、前記信号出力手段から前記異常信号が出力される。
【0018】
そして、前記異常検出手段は、該異常信号の出力により前記温調制御手段の動作を禁止するため、前記温度センサが接続されていない状態で前記温調制御が行われることを確実に禁止することができる。
【0019】
また、本発明の第2の実施態様は、調理物を加熱する加熱手段と、調理物に浸漬して使用され、接続ケーブルを介してプラグと接続された温度センサと、該温度センサにより検出される調理物の温度が所定の目標温度と一致するように、前記加熱手段の加熱量を調節する温調制御手段と、前記プラグが挿入接続されるジャックと、該ジャックに備えられ該プラグが挿入されたときにその接点が開となり、該プラグが挿入されないときにその接点が閉となるジャックスイッチと、該ジャックスイッチの接点間抵抗を検出する抵抗検出手段と、該抵抗検出手段により検出された該ジャックスイッチの接点間抵抗が、所定の第1基準抵抗未満である第1領域に属するときは該ジャックスイッチが閉状態にあると判定し、該ジャックスイッチの接点間抵抗が第1基準抵抗よりも高い所定の第2基準抵抗を超える第2領域に属するときは該ジャックスイッチが開状態にあると判定し、該ジャックスイッチの接点間抵抗が前記第1基準抵抗以上、前記第2基準抵抗以下の第3領域に属するときには、該ジャックスイッチが不定状態にあると判定するスイッチ判定手段と、該スイッチ判定手段により、前記ジャックスイッチが開状態にあると判定されたときに、前記温度センサの断線の有無を検査する断線検査手段と、前記スイッチ判定手段により、前記ジャックスイッチが閉状態または不定状態にあると継続して判定された時間が第1所定時間以上となったときと、前記スイッチ判定手段による前記ジャックスイッチの開閉状態の判定が、開状態と不定状態との間で第2所定時間あたり所定回数以上切り替わったときと、前記断線検出手段により、前記温度センサが断線状態にあると継続して検知された時間が第3所定時間以上となったときに、異常信号を出力する信号出力手段を有し、該異常信号の出力により前記温調制御手段の動作を禁止させる異常検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
かかる本発明によれば、前記信号出力手段は、前記スイッチ判定手段により前記ジャックスイッチが閉状態または不定状態にあると継続して判定された時間が、前記第1所定時間以上となったとき、即ち、前記温度センサが前記加熱調理器本体に接続されていない、或いは前記ジャックスイッチの接点が不良であると安定して判定されたときに、前記異常信号を出力する。
【0021】
また、油や埃の付着等により前記ジャックスイッチの閉状態での接点間抵抗が前記第2基準抵抗付近まで高くなり、該基準抵抗の上下でふらつく状態となったときに、前記温度センサが前記電気コンロに接続されていないときには、前記スイッチ判定手段による前記ジャックスイッチの開閉の判定が、開状態と不定状態との間で頻繁に切り替わる状態となる。このとき、前記信号出力手段は、前記スイッチ判定手段の判定が切り替わる頻度が前記第2所定時間あたり前記所定回数以上となったときには、前記異常信号を出力する。
【0022】
そして、前記ジャックスイッチの閉状態での接点間抵抗が前記第2基準抵抗を超えるまで高くなったときには、前記温度センサが前記電気コンロに接続されていないにも拘らず、前記スイッチ判定手段は該ジャックスイッチが開状態にあると判定する。即ち前記温度センサが前記加熱調理器に接続されていると誤判定される状態となるが、このときには、前記温度センサが接続されていないため、前記断線検査手段により前記温度センサが断線状態にあると継続して検知されるので、前記信号出力手段から前記異常信号が出力される。
【0023】
そのため、前記第3領域を設けて前記ジャックスイッチの接点不良を検出するようにした本第2の実施態様においても、上述した第1の実施態様と同様、前記ジャックスイッチの閉状態での接点間抵抗が前記第2基準抵抗付近まで、或いは該第2基準抵抗を超えるまで高くなったときに、前記温度センサが前記加熱調理器本体に接続されていないときには、前記信号出力手段から前記異常信号が出力される。
【0024】
そして、前記異常検出手段は、該異常信号の出力により前記温調制御手段の動作を禁止するため、前記温度センサが接続されていない状態で前記温調制御が行われることを確実に禁止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を、図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明の加熱調理器であるガラストップ式電気コンロの外観図、図2は図1に示した電気コンロの回路図、図3は図1に示した電気コンロに備えられたジャックの構造図、図4は図1に示した電気コンロに備えられた異常検出手段の構成ブロック図、図5は図4に示した異常検出手段の動作説明図である。
【0026】
図1aを参照して、電気コンロ本体1は、加熱手段として、ガラス2の下方に設けられた右ヒータH1及び左ヒータH2と、グリル室3内に設けられた図示しないグリルヒータH3とを備える。そして、使用者が加熱量調節つまみ4a,4b,4cを操作することで、右ヒータH1,左ヒータH2,グリルヒータH3の加熱動作の開始と停止、及び加熱量の調節がそれぞれ行われる。
【0027】
右ヒータH1は温調機能を有し、使用者の温調目標温度が温度設定器5により設定される。温度設定器5は、図1bに示すように、温調目標温度を160℃,180℃,200℃の3段階に設定する温度スイッチ6と、右ヒータH1の加熱制御モードを、温調を行なう温調モードと温調を行なわない通常モードとに切替えるモード切換スイッチ7とを備える。また、右ヒータH1は2個の図示しない円形電気ヒータ(内側、外側)によって構成され、使用者はダブルゾーン切換スイッチ13の操作により、外側の電気ヒータの使用/不使用を切替えることができる。
【0028】
サーミスタにより構成される温度センサ11は、接続ケーブル10を介してプラグ9と接続され、使用者が、電気コンロ本体1に備えられたジャック8にプラグ9を挿入接続することで、温度センサ11が電気コンロ本体に接続される。そして、温度センサ11は、調理容器Aに入れられた調理物Bに浸漬して使用され、調理物Bの温度を検出する。
【0029】
電気コンロ本体1に備えられた電子ユニット12は、モード切換スイッチ7の設定が前記温調モードであり、使用者が加熱量調節つまみ4aを加熱停止位置から加熱位置に操作したときに、右ヒータH1の温調制御を開始し、温度スイッチ6により設定された目標温度と、温度センサ11により検出された調理物Bの温度とが一致するように、右ヒータH1の加熱量を調節する。
【0030】
尚、モード切換スイッチ7の設定が前記通常モードであるときには、右ヒータH1の温調制御は行われない。この場合は、温調機能を有しない左ヒータH2やグリルヒータH3と同様、加熱量調節つまみ4aにより設定された加熱量での加熱が行われる。
【0031】
次に、図2を参照して電気コンロ本体1の動作を説明する。図2は電気コンロ本体1の回路図であり、電子ユニット12により右ヒータH1,左ヒータH2,グリルヒータH3を制御する構成となっている。
【0032】
電気コンロ本体1は端子台Tを介してプラグPと接続され、使用者がプラグPを図示しないコンセントに差込み、電源スイッチ48を操作することで、電子ユニット12に交流電圧(AC200V)が供給され、また、図1aに示した加熱量調節つまみ4a,4b,4cの操作にそれぞれ対応してON,OFFされる加熱量調節スイッチ25a,25b,25cを介して右ヒータH1,左ヒータH2,グリルヒータH3に交流電圧が供給される。
【0033】
右ヒータH1は、内外二重に配置された円形発熱体21a,21bを有し、内側の発熱体21aは1KWの電力により熱を発生し、外側の発熱体21bは1.2KWの電力により熱を発生する。発熱体21aと発熱体21bとの間には、右ヒータH1と左ヒータH2とグリルヒータH3の消費電力の総和が所定値以上であるときにオフ(開)して、外側の発熱体21bへの電源供給を遮断するリレーR4の作動接点22と、温度設定器5に備えたダブルゾーンスイッチ13の操作と連動して外側の発熱体21bへの電源供給を遮断する接点23が設けられている。
【0034】
また、左ヒータH2に備えられた発熱体21cは、1.8KWの電力により熱を発生し、グリルヒータH3に備えられた発熱体21dは1.3KWの電力により熱を発生する。
【0035】
尚、それぞれの発熱体21a、21b,21c,21dには、過熱防止スイッチ24が接続され、各発熱体の発熱量が所定値以上となったときに、それぞれに接続された過熱防止スイッチ24がオフ(開)して、各発熱体への電源供給が遮断される。
【0036】
加熱量調節スイッチ25a,25b,25cは、上述したように、それぞれ図1aに示した加熱量調節つまみ4a,4b,4cの操作と連動して作動し、3個の接点26,27,28とバイメタルヒータ29とにより構成される。
【0037】
使用者が加熱量調節つまみ4aを加熱停止位置から加熱位置にセットすると、加熱量調節スイッチ25aの接点26,27,28がON(閉)する。接点27,28がONすることで発熱体21a,21bに電源が供給され、接点26がONすることで使用者が加熱量調節つまみ4aを操作したことが電子ユニット12に認識される。
【0038】
バイメタルヒータ29は、ヒータとバイメタルがセットになったものであり、接点28と連動して作動する。バイメタルヒータ29のヒータへの通電発熱により、バイメタルヒータ29のバイメタルが変形すると、接点28がOFF(開)されて、発熱体21a,21b,及びバイメタルヒータ29のヒータへの通電が遮断される。そして、バイメタルヒータ29のヒータへの通電が遮断され、バイメタルヒータ29のバイメタルが徐々に冷えて元の形に戻ると接点28が再びON(閉)し、発熱体21a,21bへの通電が再開される。
【0039】
バイメタルヒータ29のバイメタルの作動位置(バイメタルの変形により接点28がオフされる位置)の設定は、加熱量調節つまみ4aの回転設定位置に応じて変更される。バイメタルの変形量は、バイメタルの温度の上昇に応じて大きくなるので、バイメタルヒータ29のバイメタルの作動位置を変更することで、発熱体21a,21bへの通電率(所定時間あたりの通電時間)を変化させることができる。
【0040】
即ち、加熱量調節つまみの設定が弱のときは、バイメタルヒータ29のバイメタルの変形量が小さいときから接点28がOFF(開)されるようにバイメタルの作動位置を設定することで、発熱体21a,21bへの通電率を小さくし、発熱体21a,21bの発熱量を小さくする。また、加熱量調節つまみ4aの設定が強のときには、バイメタルヒータ29のバイメタルの変形量が大きくなければ接点28がOFF(開)されないようにバイメタルの作動位置を設定することで、発熱体21a,21bへの通電率を大きくし、発熱量を大きくする。
【0041】
尚、加熱量調整スイッチ25b,25cの構成及び動作は、加熱量調節スイッチ25aと同じであり、加熱量調節つまみ4b,4cの操作に応じて、加熱量調節スイッチ25b,25cがそれぞれ作動する。
【0042】
また、電気コンロ本体1内には、右ヒータH1、左ヒータH2の発熱によりガラス2が高温になっていることの注意を使用者に促す高温注意ランプ部40が設けられ、右ヒータH1の発熱により接点41がONして高温注意ランプ部40のランプ42が点灯し、左ヒータH2の発熱により接点43がONして高温注意ランプ部40のランプ44が点灯する。
【0043】
電子ユニット12は、温調制御手段30、停止制御手段31、リレーR1〜R4、ブザー32、抵抗検出手段50、スイッチ判定手段51、信号出力出力手段53、及び断線検査手段54を備える。リレーR1,R2,R3は、それぞれ右ヒータH1,左ヒータH2,グリルヒータH3への電源供給のON/OFFを切替えるためのものである。即ち、リレーR1のコイルに通電がなされると、リレーR1の作動接点33がON(閉)して右ヒータH1に電源が供給され、リレーR1のコイルへの通電が遮断されると、リレーR1の作動接点33がOFF(開)して右ヒータH1への電源が遮断される。
【0044】
リレーR2,R3についても同様に、リレーR2のコイルへの通電と通電遮断に応じて、リレーR2の作動接点34とリレーR3の作動接点35とがそれぞれON/OFFし、左ヒータH2とグリルヒータH3への電源が供給/遮断される。
【0045】
リレーR4は、前述したように、右ヒータH1と左ヒータH2とグリルヒータH3の消費電力の総和が所定値を超えるのを防止するためのものであり、該所定値を超えたときはリレーR4の作動接点22がOFF(開)され、右ヒータH1の発熱体21bへの電源が遮断される。
【0046】
電子ユニット12に接続された電源ランプ36は、電源スイッチ48がON状態にあるときに点灯し、右ヒータランプ37,左ヒータランプ38,グリルヒータランプ39は、加熱量調節スイッチ25a,25b,25cの接点26がON(閉)状態にあるときにそれぞれ点灯する。また、ブザー32は、警告音により使用者に異常を報知するものである。
【0047】
温調制御手段30は、右ヒータH1の温調制御を行なうためのものであり、温度設定器5に備えられた温度スイッチ6により使用者が設定した目標温度と、サーミスタ11による検出温度とが一致するように右ヒータH1の発熱体21a,21bへの電源の供給と遮断を行なう。即ち、サーミスタ11による検出温度が前記目標温度以下であるときは、リレーR1のコイルに通電して作動接点33をON(閉)し、サーミスタ11による検出温度が前記目標温度を超えたときには、リレーR1のコイルへの通電を遮断して作動接点33をOFF(開)する。
【0048】
加熱停止手段31は、温調制御手段30による右ヒータH1の温調制御開始後、所定時間が経過しても、サーミスタ11による検出温度の上昇が検知されなかったときに、サーミスタ11が正しく調理物Bに浸漬されていない設置エラーであると判断して、リレーR1の作動接点33をOFF(開)して発熱体21a,21bへの電源供給を遮断する。これにより、調理物Bが高温となるのを防止している。
【0049】
図3を参照して、電気コンロ本体1に備えられたジャック8は、ジャックスイッチ60を有し、プラグ9が挿入されていないときは、図3aに示すように、ジャックスイッチ60は閉状態となる。一方、プラグ9が挿入されているときには、図3bに示すようにジャックスイッチ60がプラグ9で押し上げられて、開状態となる。
【0050】
図4を参照して、ジャックスイッチ60は、抵抗検出手段50、スイッチ判定手段51、及び信号出力手段53と共に本発明の異常検出手段63を構成する。
【0051】
抵抗検出手段50は、ジャックスイッチ60と接続され、ジャックスイッチ60の接点間抵抗を検出する。図5aを参照して、スイッチ判定手段51は、抵抗検出手段50により検出されたジャックスイッチ60の接点間抵抗が、基準抵抗RF 未満である第1領域に属するときは、ジャックスイッチ60が閉状態であると判定し、ジャックスイッチ60の接点間抵抗が、基準抵抗RF 以上である第2領域に属するときには、ジャックスイッチ60が開状態であると判定する。
【0052】
ジャックスイッチ60の接点間抵抗は、当初、図5aに示すように、開状態にあるときは無限大であるRO となり、閉状態にあるときにはほぼ0ΩであるRC となるため、このようにジャックスイッチ60の接点間抵抗を基準抵抗RF と比較して、ジャックスイッチ60の開閉状態を判定することで、温度センサ11が未接続であるという異常が発生していることを検知することができる。
【0053】
また、スイッチ判定手段51と接続された信号出力手段53は、スイッチ判定手段51により、ジャックスイッチ60が閉状態にある(温度センサ11が電気コンロ本体1に接続されていない)と継続して検知された時間が、第1所定時間以上となったときに、異常信号を温調制御手段30に出力する。これにより、電気ノイズ等の影響で、スイッチ判定手段51が瞬間的に、ジャックスイッチ60が閉状態にあると判定したときに、誤って異常信号が出力されることを防止している。
【0054】
しかし、ジャックスイッチ60の接点間に油や埃が付着したり、接点自体の経年変化により、ジャックスイッチ60の閉状態での接点間抵抗が基準抵抗RF 付近まで、高くなることがある。この場合は、ジャックスイッチ60の接点間抵抗が図5a中Lで示したように、基準抵抗RF の上下で変動するため、スイッチ判定手段51の判定結果が、開状態と閉状態との間で頻繁に切り替わる不安定な状態となる。
【0055】
かかる場合に、スイッチ判定手段51に接続された信号出力手段53は、スイッチ判定手段51によるジャックスイッチ60の開閉状態の判定結果が、開状態と閉状態との間で、第2所定時間あたり所定回数以上切り替わったときにも、異常信号を、温調制御手段30に出力する。
【0056】
そのため、図5a中のLで示したように、ジャックスイッチ60の接点間抵抗が基準抵抗RF の上下で変動したときにも、信号出力手段53から温調制御手段30に、異常信号が出力される。
【0057】
また、図5aを参照して、ジャックスイッチ60の閉状態での接点間抵抗が更に高くなり、基準抵抗RF を超えて第2領域に属するようになったときには、実際には温度センサ11と接続されたプラグ9がジャック8に挿入されておらず、ジャックスイッチ60が閉状態であるときでも、スイッチ判定手段51はジャックスイッチ60が開状態にあると誤判定するようになる。
【0058】
しかしこのときには、断線検査手段54により温度センサ11の断線の有無の検査が行われ、温度センサ11が断線状態にあると検知される。そして、信号出力手段53は、断線検査手段54により温度センサ11が断線状態にあると継続して検知された時間が第3所定時間以上となったときにも、異常信号を出力する。
【0059】
このように信号出力手段53から異常信号が出力されているときは、温調制御手段30はヒータH1の温調制御動作を禁止する。そのため、ジャックスイッチ60の閉状態での接点間抵抗が基準抵抗RF 付近まで、或いは基準抵抗RF を超えるまで高くなったときでも、温度センサ11が電気コンロ本体1に接続されていない状態で、温調制御手段30によるヒータH1の温調制御動作が実行されることを防止することができる。
【0060】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本第2の実施形態の装置構成は、上述した第1の実施形態と同様であり、スイッチ判定手段51と、信号出力手段53の動作内容のみが異なる。
【0061】
図4、図5bを参照して、スイッチ判定手段51は、抵抗検出手段50により検出されたジャックスイッチ60の接点間抵抗が、第1基準抵抗RL 未満である第1領域に属するときはジャックスイッチ60が閉状態にあり、第2基準抵抗RH を超える第2領域に属するときはジャックスイッチ60が開状態にあり、第1基準抵抗RL 以上、第2基準抵抗RH 以下である第3領域に属するときは、ジャックスイッチ60が開閉いずれの状態にあるか判断できない不定状態にあると判定する。
【0062】
この第3領域は、ジャックスイッチ60の接点が油や埃の付着等により、不良となったことを検出するために設けられたものであり、温調制御手段30は、信号出力手段53の判定からジャックスイッチ60の接点間抵抗が第3領域に属することを検知したときには、ブザー32により使用者にジャックスイッチ60の接点不良が発生したことを報知する。
【0063】
この報知により、ジャックスイッチ60の接点間抵抗がさらに高くなって図5bの第3領域から第2領域に移行し、ジャックスイッチ60の接点間抵抗がその開閉状態に拘らず第2領域に属するようになって、開閉状態の判定が不能となる前に、使用者にジャックスイッチ60の接点不良が発生したことを認識させるようにしている。
【0064】
信号出力手段53は、スイッチ判定手段51により、ジャックスイッチ60が閉状態又は不定状態にあると継続して判定された時間が第1所定時間以上となったときに、異常信号を温調制御手段30に出力する。これにより、電気ノイズ等の影響で、スイッチ判定手段51が瞬間的にジャックスイッチ60が閉状態又は不定状態にあると判定したときに、誤って異常信号が出力されることを防止している。
【0065】
しかし、上述したように、油や埃の付着等によりジャックスイッチ60の閉状態の接点間抵抗が第2基準抵抗RH 付近まで高くなったときには、図5b中、Mで示したように、該接点間抵抗が第2基準抵抗RH の上下で変動するため、スイッチ判定手段51の判定結果が、開状態と不定状態との間で頻繁に切り替わる不安定な状態となる。
【0066】
かかる場合に、スイッチ判定手段51に接続された信号出力手段53は、スイッチ判定手段51によるジャックスイッチ60の開閉状態の判定結果が、開状態と不定状態との間で、第2所定時間あたり所定回数以上切り替わったときにも、異常信号を温調制御手段30に出力する。
【0067】
そのため、図5bのグラフ中のMで示したように、ジャックスイッチ60の接点間抵抗が基準抵抗RF の上下で変動したときにも、信号出力手段53から温調制御手段30に、異常信号が出力される。
【0068】
また、図5bを参照して、ジャックスイッチ60の閉状態での接点間抵抗が更に高くなり、第2基準抵抗RH を超えて第2領域に属するようになったときには、実際には温度センサ11と接続されたプラグ9がジャック8に挿入されておらず、ジャックスイッチ60が閉状態にあるときでも、スイッチ判定手段51はジャックスイッチ60が開状態にあると誤判定するようになる。
【0069】
しかしこのときには、上記第1の実施の形態と同様、断線検査手段により温度センサ11が断線状態にあると検知され、信号出力手段53から異常信号が出力される。
【0070】
そして信号出力手段53から異常信号が出力されているときは、温調制御手段30はヒータH1の温調動作を禁止する。そのため、ジャックスイッチ60の閉状態での接点間抵抗が第2基準抵抗RH 付近まで、或いは第2基準抵抗RH を超えるまで高くなったときでも、温度センサ11が電気コンロ本体1に接続されていない状態で、温調制御手段30によるヒータH1の温調制御動作が実行されることを防止することができる。
【0071】
尚、本第1、第2の実施形態では、異常状態判定装置63をガラストップ式の電気コンロに備えた例を示したが、他の種類の加熱調理器に備えてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器である電気コンロの外観図
【図2】図1に示した電気コンロの回路図。
【図3】図1に示した電気コンロに備えられたジャックの構造図。
【図4】図1の電気コンロに備えられた異常検出手段の構成ブロック図。
【図5】図1の電気コンロに備えられた異常検出手段の動作説明図。
【符号の説明】
1…電気コンロ本体、2…ガラス、3…グリル、4a,4b,4c…加熱量調節つまみ、5…温度設定器、6…温度スイッチ、7…モード切換スイッチ、8…ジャック、9…プラグ、10…接続ケーブル、11…温度センサ、12…電子ユニット、13…ダブルゾーン切換スイッチ、H1…右ヒータ、H2…左ヒータ、H3…グリルヒータ、21a,21b,21c,21d…発熱体、25a,25b,25c…加熱量調節スイッチ、30…温調制御手段、31…加熱停止手段、50…抵抗検出手段、51…スイッチ判定手段、53…信号出力手段、54…断線検査手段、60…ジャックスイッチ、61,62…接点、63…異常検出手段
Claims (2)
- 調理物を加熱する加熱手段と、調理物に浸漬して使用され、接続ケーブルを介してプラグと接続された温度センサと、該温度センサにより検出される調理物の温度が所定の目標温度と一致するように、前記加熱手段の加熱量を調節する温調制御手段と、
前記プラグが挿入接続されるジャックと、該ジャックに備えられ該プラグが挿入されたときにその接点が開となり、該プラグが挿入されないときにその接点が閉となるジャックスイッチと、該ジャックスイッチの接点間抵抗を検出する抵抗検出手段と、該抵抗検出手段により検出された該ジャックスイッチの接点間抵抗が、所定の基準抵抗未満である第1領域に属するときは該ジャックスイッチが閉状態にあると判定し、該ジャックスイッチの接点間抵抗が該基準抵抗以上である第2領域に属するときには該ジャックスイッチが開状態にあると判定するスイッチ判定手段と、
該スイッチ判定手段により、前記ジャックスイッチが開状態にあると判定されたときに、前記温度センサの断線の有無を検査する断線検査手段と、
前記スイッチ判定手段により、前記ジャックスイッチが閉状態にあると継続して判定された時間が第1所定時間以上となったときと、前記スイッチ判定手段による前記ジャックスイッチの開閉状態の判定が、開状態と閉状態の間で第2所定時間あたり所定回数以上切り替わったときと、前記断線検出手段により、前記温度センサが断線状態にあると継続して検知された時間が第3所定時間以上となったときに、異常信号を出力する信号出力手段を有し、該異常信号の出力により前記温調制御手段の動作を禁止させる異常検出手段とを備えたことを特徴とする加熱調理器。 - 調理物を加熱する加熱手段と、調理物に浸漬して使用され、接続ケーブルを介してプラグと接続された温度センサと、該温度センサにより検出される調理物の温度が所定の目標温度と一致するように、前記加熱手段の加熱量を調節する温調制御手段と、
前記プラグが挿入接続されるジャックと、該ジャックに備えられ該プラグが挿入されたときにその接点が開となり、該プラグが挿入されないときにその接点が閉となるジャックスイッチと、該ジャックスイッチの接点間抵抗を検出する抵抗検出手段と、
該抵抗検出手段により検出された該ジャックスイッチの接点間抵抗が、所定の第1基準抵抗未満である第1領域に属するときは該ジャックスイッチが閉状態にあると判定し、該ジャックスイッチの接点間抵抗が第1基準抵抗よりも高い所定の第2基準抵抗を超える第2領域に属するときは該ジャックスイッチが開状態にあると判定し、該ジャックスイッチの接点間抵抗が前記第1基準抵抗以上、前記第2基準抵抗以下の第3領域に属するときには、該ジャックスイッチが不定状態にあると判定するスイッチ判定手段と、
該スイッチ判定手段により、前記ジャックスイッチが開状態にあると判定されたときに、前記温度センサの断線の有無を検査する断線検査手段と、
前記スイッチ判定手段により、前記ジャックスイッチが閉状態または不定状態にあると継続して判定された時間が第1所定時間以上となったときと、前記スイッチ判定手段による前記ジャックスイッチの開閉状態の判定が、開状態と不定状態との間で第2所定時間あたり所定回数以上切り替わったときと、前記断線検出手段により、前記温度センサが断線状態にあると継続して検知された時間が第3所定時間以上となったときに、異常信号を出力する信号出力手段を有し、該異常信号の出力により前記温調制御手段の動作を禁止させる異常検出手段とを備えたことを特徴とする加熱調理器。
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JP20773097A JP3616235B2 (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 加熱調理器 |
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JPH1151398A JPH1151398A (ja) | 1999-02-26 |
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ID=16544597
Family Applications (1)
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JP20773097A Expired - Lifetime JP3616235B2 (ja) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3616235B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-01 JP JP20773097A patent/JP3616235B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH1151398A (ja) | 1999-02-26 |
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