JPH11229750A - 移動式ゴンドラ - Google Patents
移動式ゴンドラInfo
- Publication number
- JPH11229750A JPH11229750A JP3628398A JP3628398A JPH11229750A JP H11229750 A JPH11229750 A JP H11229750A JP 3628398 A JP3628398 A JP 3628398A JP 3628398 A JP3628398 A JP 3628398A JP H11229750 A JPH11229750 A JP H11229750A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gondola
- crawlers
- winch
- rack
- gondola body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】縦孔内での作業を行う移動式ゴンドラにおい
て、吊元装置が安定的に支持されると共に、機動性の高
いものを提供する。 【解決手段】一対のクローラ1間に荷重受け架台2を設
置する。架台2にパワーユニット3を搭載する。架台2
上にパワーユニット3により駆動されるウインチ4を設
置する。ウインチ4により巻取り繰り出しされるワイヤ
ロープ5によりゴンドラ本体6を支持する。
て、吊元装置が安定的に支持されると共に、機動性の高
いものを提供する。 【解決手段】一対のクローラ1間に荷重受け架台2を設
置する。架台2にパワーユニット3を搭載する。架台2
上にパワーユニット3により駆動されるウインチ4を設
置する。ウインチ4により巻取り繰り出しされるワイヤ
ロープ5によりゴンドラ本体6を支持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば山岳地にお
ける集水井や深礎工事における縦孔あるいは地下工事に
おける壁面保護作業のために、ゴンドラ本体に作業員を
搭乗させたり、資材を投入する等の目的で使用される移
動式ゴンドラに関する。
ける集水井や深礎工事における縦孔あるいは地下工事に
おける壁面保護作業のために、ゴンドラ本体に作業員を
搭乗させたり、資材を投入する等の目的で使用される移
動式ゴンドラに関する。
【0002】
【従来の技術】山くずれのおそれのある山の斜面には、
地面から岩盤に至る縦孔を掘り、その孔壁に弧状の板材
を張り、孔の山側に地下の岩盤に沿って流下する雨水を
孔内に集める集水管を取り付け、孔の谷側には孔の底部
に集まった水を地上に流す排水管を取り付ける工事が行
われる。
地面から岩盤に至る縦孔を掘り、その孔壁に弧状の板材
を張り、孔の山側に地下の岩盤に沿って流下する雨水を
孔内に集める集水管を取り付け、孔の谷側には孔の底部
に集まった水を地上に流す排水管を取り付ける工事が行
われる。
【0003】このような集水井や基礎杭施工のための装
置として、従来、図5(A)の側面図および図5(B)
の正面図に示すように、縦孔30の近傍に敷設したレー
ル31に沿って走行自在な台車32を設置し、該台車3
2から突出したアーム33に沿って移動自在に吊元装置
34を設置し、該吊元装置34よりワイヤロープ35を
介して作業員が乗るゴンドラ本体36を昇降自在に支持
する構成のものが用いられていた。
置として、従来、図5(A)の側面図および図5(B)
の正面図に示すように、縦孔30の近傍に敷設したレー
ル31に沿って走行自在な台車32を設置し、該台車3
2から突出したアーム33に沿って移動自在に吊元装置
34を設置し、該吊元装置34よりワイヤロープ35を
介して作業員が乗るゴンドラ本体36を昇降自在に支持
する構成のものが用いられていた。
【0004】また、この例の他、図6(A)の側面図お
よび図6(B)の正面図に示すように、縦孔30を跨ぐ
ように、柱37により支持させて空中にレール38を構
築し、該レール38に沿って走行自在に縦孔30の掘削
機39を支持させ、また、該掘削機39に連結してレー
ル38上を移動させる移動式ゴンドラ40を設置したも
のが用いられる。該移動式ゴンドラ40は、レール38
に沿って走行させる吊元装置41に3台のウインチ44
を設置し、該各ウインチ44により巻取り繰り出しされ
るワイヤロープ46によりゴンドラ本体45を昇降自在
に支持してなるものである。図6の装置は、掘削機39
により縦孔30を掘削した後、掘削機39を引き上げて
縦孔30上よりレール38に沿って移動させることによ
り、移動式ゴンドラ40も掘削機39に連動させて縦孔
30上に位置させ、ウインチ42の作動により、資材や
作業員を載せたゴンドラ本体45を縦孔30内に入れて
作業を行う。
よび図6(B)の正面図に示すように、縦孔30を跨ぐ
ように、柱37により支持させて空中にレール38を構
築し、該レール38に沿って走行自在に縦孔30の掘削
機39を支持させ、また、該掘削機39に連結してレー
ル38上を移動させる移動式ゴンドラ40を設置したも
のが用いられる。該移動式ゴンドラ40は、レール38
に沿って走行させる吊元装置41に3台のウインチ44
を設置し、該各ウインチ44により巻取り繰り出しされ
るワイヤロープ46によりゴンドラ本体45を昇降自在
に支持してなるものである。図6の装置は、掘削機39
により縦孔30を掘削した後、掘削機39を引き上げて
縦孔30上よりレール38に沿って移動させることによ
り、移動式ゴンドラ40も掘削機39に連動させて縦孔
30上に位置させ、ウインチ42の作動により、資材や
作業員を載せたゴンドラ本体45を縦孔30内に入れて
作業を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5(A)、
(B)に示す構成の移動式ゴンドラの場合、アーム33
より吊元装置34およびワイヤロープ35を介してゴン
ドラ本体36を支持しているので、ゴンドラ本体36の
重心位置が台車32の外側となり、安定的に支持するこ
とができないという問題点があった。
(B)に示す構成の移動式ゴンドラの場合、アーム33
より吊元装置34およびワイヤロープ35を介してゴン
ドラ本体36を支持しているので、ゴンドラ本体36の
重心位置が台車32の外側となり、安定的に支持するこ
とができないという問題点があった。
【0006】一方、図6の装置は、対をなすレール3
8、38間に吊元装置41が位置するので、吊元装置4
1は安定的に支持されるが、レール38上に吊元装置4
1が設置されるため、移動場所が限定され、機動性が悪
いという問題点があった。
8、38間に吊元装置41が位置するので、吊元装置4
1は安定的に支持されるが、レール38上に吊元装置4
1が設置されるため、移動場所が限定され、機動性が悪
いという問題点があった。
【0007】本発明は、上記した問題点に鑑み、縦孔内
での作業を行う移動式ゴンドラにおいて、吊元装置が安
定的に支持されると共に、機動性の高いものを提供する
ことを目的とする。
での作業を行う移動式ゴンドラにおいて、吊元装置が安
定的に支持されると共に、機動性の高いものを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、縦孔内作業を
行うための移動式ゴンドラであって、一対のクローラ
と、該クローラ間に設置された荷重受け用架台と、該架
台に搭載されたパワーユニットと、前記架台上に設置さ
れ、前記パワーユニットにより駆動されるウインチと、
該ウインチにより巻取り繰り出しされるワイヤロープに
より支持されるゴンドラ本体とを備えたことを特徴とす
る。
行うための移動式ゴンドラであって、一対のクローラ
と、該クローラ間に設置された荷重受け用架台と、該架
台に搭載されたパワーユニットと、前記架台上に設置さ
れ、前記パワーユニットにより駆動されるウインチと、
該ウインチにより巻取り繰り出しされるワイヤロープに
より支持されるゴンドラ本体とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】この構成によれば、移動式ゴンドラがクロ
ーラ式走行体を用いたものであるから、移動経路を自由
に設定でき、不整地や傾斜地でも移動可能であり、機動
性に富む。また、クローラ間に架台を設置し、その架台
上にゴンドラ本体を支持するウインチを設置したので、
荷重の重心位置がクローラ間となり、ゴンドラ本体が安
定的に支持される。
ーラ式走行体を用いたものであるから、移動経路を自由
に設定でき、不整地や傾斜地でも移動可能であり、機動
性に富む。また、クローラ間に架台を設置し、その架台
上にゴンドラ本体を支持するウインチを設置したので、
荷重の重心位置がクローラ間となり、ゴンドラ本体が安
定的に支持される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明による移動式ゴンド
ラの一実施例を作業状態で示す縦断面図、図2、図3、
図4はそれぞれ該移動式ゴンドラの側面図、正面図、平
面図である。図1ないし図4において、1は対をなすク
ローラ、2は左右のクローラ1、1間に架設した架台で
あり、前後の門型をなす枠2a、2b間を上下の横枠2
c、2dにより結合してなるものである。
ラの一実施例を作業状態で示す縦断面図、図2、図3、
図4はそれぞれ該移動式ゴンドラの側面図、正面図、平
面図である。図1ないし図4において、1は対をなすク
ローラ、2は左右のクローラ1、1間に架設した架台で
あり、前後の門型をなす枠2a、2b間を上下の横枠2
c、2dにより結合してなるものである。
【0011】3は前記架台2の一端側の門型枠2aの外
側に搭載したパワーユニットであり、油圧式の場合に
は、エンジンにより油圧ポンプを駆動する構成のものが
採用され、電動式のものは、エンジンにより発電機を駆
動する構成のものが採用される。
側に搭載したパワーユニットであり、油圧式の場合に
は、エンジンにより油圧ポンプを駆動する構成のものが
採用され、電動式のものは、エンジンにより発電機を駆
動する構成のものが採用される。
【0012】4は架台1上に設置したウインチであり、
ワイヤロープ5をゴンドラ本体6を昇降自在に支持する
ものである。該ウインチ4はゴンドラ本体6を安定的に
支持するために3台備える。
ワイヤロープ5をゴンドラ本体6を昇降自在に支持する
ものである。該ウインチ4はゴンドラ本体6を安定的に
支持するために3台備える。
【0013】この移動式ゴンドラは、ゴンドラ本体6を
図2、図3に示すようにウインチ4により引き上げ状態
で架台2内に収容し、この状態でクローラ1のモータ1
aの作動によって自走により移動させる。縦孔30内の
作業を行う場合は、図1に示すように、自走により、縦
孔30の両側にクローラ1、1を位置させ、作業員がゴ
ンドラ本体6内に乗り、ウインチ12を作動させてゴン
ドラ本体6を縦孔30内に入れ、縦孔30内で作業を行
う。
図2、図3に示すようにウインチ4により引き上げ状態
で架台2内に収容し、この状態でクローラ1のモータ1
aの作動によって自走により移動させる。縦孔30内の
作業を行う場合は、図1に示すように、自走により、縦
孔30の両側にクローラ1、1を位置させ、作業員がゴ
ンドラ本体6内に乗り、ウインチ12を作動させてゴン
ドラ本体6を縦孔30内に入れ、縦孔30内で作業を行
う。
【0014】別の縦孔30における作業を行う場合は、
クローラ1を作動させて自走することにより移動する。
なお、この移動式ゴンドラは、走行のための運転席7を
架台2の側面に有し、走行およびウインチ4の運転のた
めの操作装置8架台2(図3参照)に搭載する。また、
ゴンドラ本体6にも、ウインチ4の遠隔操作のための操
作装置9を備える。
クローラ1を作動させて自走することにより移動する。
なお、この移動式ゴンドラは、走行のための運転席7を
架台2の側面に有し、走行およびウインチ4の運転のた
めの操作装置8架台2(図3参照)に搭載する。また、
ゴンドラ本体6にも、ウインチ4の遠隔操作のための操
作装置9を備える。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、対をなすクローラ間に
架台を設置し、架台にウインチを搭載し、ウインチによ
りワイヤロープを介してゴンドラ本体を支持したので、
ゴンドラ本体による荷重の重心がクローラ間に位置する
ため、ゴンドラ本体が安定的に支持される。また、クロ
ーラを作動させることにより、不整地や傾斜地であって
も容易に走行して移動することができ、レール上を走行
するものに比較して機動性が向上し、能率良く作業を進
行させることができる。
架台を設置し、架台にウインチを搭載し、ウインチによ
りワイヤロープを介してゴンドラ本体を支持したので、
ゴンドラ本体による荷重の重心がクローラ間に位置する
ため、ゴンドラ本体が安定的に支持される。また、クロ
ーラを作動させることにより、不整地や傾斜地であって
も容易に走行して移動することができ、レール上を走行
するものに比較して機動性が向上し、能率良く作業を進
行させることができる。
【図1】本発明による移動式ゴンドラの一実施の形態を
作業状態で示す縦断面図である。
作業状態で示す縦断面図である。
【図2】図1の該移動式ゴンドラの側面図である。
【図3】図1の移動式ゴンドラの正面図である。
【図4】図1の移動式ゴンドラの平面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ従来の移動式ゴンド
ラの一例を示す側面図、正面図である。
ラの一例を示す側面図、正面図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ従来の移動式ゴンド
ラの他の例を示す側面図、正面図である。
ラの他の例を示す側面図、正面図である。
1:クローラ、2:架台、3:パワーユニット、4:ウ
インチ、5:ワイヤロープ、6:ゴンドラ本体、7:運
転席、8、9:操作装置、30:縦孔
インチ、5:ワイヤロープ、6:ゴンドラ本体、7:運
転席、8、9:操作装置、30:縦孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相原 富浩 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 柴 好美 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機エ ンジニアリング株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】縦孔内作業を行うための移動式ゴンドラで
あって、 一対のクローラと、 該クローラ間に設置された荷重受け用架台と、 該架台に搭載されたパワーユニットと、 前記架台上に設置され、前記パワーユニットにより駆動
されるウインチと、 該ウインチにより巻取り繰り出しされるワイヤロープに
より支持されるゴンドラ本体とを備えたことを特徴とす
る移動式ゴンドラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3628398A JPH11229750A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 移動式ゴンドラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3628398A JPH11229750A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 移動式ゴンドラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11229750A true JPH11229750A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12465470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3628398A Pending JPH11229750A (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 移動式ゴンドラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11229750A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012026089A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Jfe Civil Engineering & Construction Corp | 作業床の昇降方法および昇降装置 |
-
1998
- 1998-02-18 JP JP3628398A patent/JPH11229750A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012026089A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Jfe Civil Engineering & Construction Corp | 作業床の昇降方法および昇降装置 |
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