JP3023575B2 - 線路用補強施工機 - Google Patents
線路用補強施工機Info
- Publication number
- JP3023575B2 JP3023575B2 JP4119554A JP11955492A JP3023575B2 JP 3023575 B2 JP3023575 B2 JP 3023575B2 JP 4119554 A JP4119554 A JP 4119554A JP 11955492 A JP11955492 A JP 11955492A JP 3023575 B2 JP3023575 B2 JP 3023575B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track
- plant
- concrete
- excavator
- construction
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- Expired - Lifetime
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- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、線路脇の補強施工に使
用する線路用補強施工機に関するものである。
用する線路用補強施工機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】線路際の土地に、大型建築物を建設する
場合や地中を掘削する場合など、線路下の地盤の崩壊を
防止するために、線路脇の地盤を補強する必要がある。
その補強として線路脇に地下連続壁を設置する方法があ
る。
場合や地中を掘削する場合など、線路下の地盤の崩壊を
防止するために、線路脇の地盤を補強する必要がある。
その補強として線路脇に地下連続壁を設置する方法があ
る。
【０００３】
【本発明が解決しようとする問題点】前記の従来の地下
連続壁施工技術には、次のような問題点がある。 ＜イ＞地下連続壁の施工には、掘削機、クレーン及びコ
ンクリートプラント等の施工設備が必要であり、施工現
場にこれらの施工設備を設置するスペースを確保しなけ
ればならない。施工現場が市街地等である場合、施工設
備の設置スペースを確保することは非常に困難である。
連続壁施工技術には、次のような問題点がある。 ＜イ＞地下連続壁の施工には、掘削機、クレーン及びコ
ンクリートプラント等の施工設備が必要であり、施工現
場にこれらの施工設備を設置するスペースを確保しなけ
ればならない。施工現場が市街地等である場合、施工設
備の設置スペースを確保することは非常に困難である。
【０００４】＜ロ＞施工設備の設置スペースが確保でき
なければ、施工を夜間に行うことになり、施工期間が長
くなってしまう。
なければ、施工を夜間に行うことになり、施工期間が長
くなってしまう。
【０００５】
【本発明の目的】本発明は以上の点に鑑みて成されたも
ので、その目的とするところは施工設備の設置スペース
を確保し、施工能率に優れた線路用補強施工機を提供す
ることにある。
ので、その目的とするところは施工設備の設置スペース
を確保し、施工能率に優れた線路用補強施工機を提供す
ることにある。
【０００６】
【問題点を解決するための手段】すなわち本発明は、軌
道の両脇に敷設した一対のレール上を移動し、前記軌道
を走行する車両が通過できる高さの門型の架台と、前記
架台上に戴置された掘削機、クレーン、コンクリートプ
ラント及び泥水プラントの施工設備とを備え、軌道の両
脇に地下連続壁を構築する、線路用補強施工機、又は、
軌道の両脇に敷設した一対のレール上を移動し、前記軌
道を走行する車両が通過できる高さの門型の架台と、前
記架台上に戴置された掘削機、クレーン、コンクリート
プラント及び、泥水プラントとを備えた線路用補強施工
機において、掘削機で掘削された溝に、泥水プラントで
作成した泥水を注入し、コンクリートプラントで作成し
たコンクリートを打設することを特徴とする、線路用補
強施工方法である。
道の両脇に敷設した一対のレール上を移動し、前記軌道
を走行する車両が通過できる高さの門型の架台と、前記
架台上に戴置された掘削機、クレーン、コンクリートプ
ラント及び泥水プラントの施工設備とを備え、軌道の両
脇に地下連続壁を構築する、線路用補強施工機、又は、
軌道の両脇に敷設した一対のレール上を移動し、前記軌
道を走行する車両が通過できる高さの門型の架台と、前
記架台上に戴置された掘削機、クレーン、コンクリート
プラント及び、泥水プラントとを備えた線路用補強施工
機において、掘削機で掘削された溝に、泥水プラントで
作成した泥水を注入し、コンクリートプラントで作成し
たコンクリートを打設することを特徴とする、線路用補
強施工方法である。
【０００７】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明について説明
する。 ＜イ＞全体の構成 図１に本発明に係る線路用補強施工機１を示す。線路用
補強施工機１は、軌道９を跨ぎレール２４上を移動する
門型の架台２と、前記架台２上に載置されるクレーン
３、コンクリートプラント４、泥水プラント５及び掘削
機６からなる施工設備とにより構成される。以下詳述す
る。
する。 ＜イ＞全体の構成 図１に本発明に係る線路用補強施工機１を示す。線路用
補強施工機１は、軌道９を跨ぎレール２４上を移動する
門型の架台２と、前記架台２上に載置されるクレーン
３、コンクリートプラント４、泥水プラント５及び掘削
機６からなる施工設備とにより構成される。以下詳述す
る。
【０００８】＜ロ＞架台 架台２は、施工設備を載置する載置台２１と前記載置台
２１の四隅を支持する脚２２とにより構成される。前記
脚２２の下方には車輪２３が設けられている。図２の様
に軌道９上は、営業線８が往復している。前記軌道９の
両脇にレール２４が敷設されており、このレール２４上
を架台２が必要に応じて移動する事ができる。載置台２
１上には、クレーン３、コンクリートプラント４、泥水
プラント５及び掘削機６が載置されており、これらの設
備は軌道９の両側において各種作業ができる様に構成さ
れている。例えばコンクリートプラント４、泥水プラン
ト５及び掘削機６の底部に車輪等を設置して、載置台２
１上を移動できるように設けてもよい。
２１の四隅を支持する脚２２とにより構成される。前記
脚２２の下方には車輪２３が設けられている。図２の様
に軌道９上は、営業線８が往復している。前記軌道９の
両脇にレール２４が敷設されており、このレール２４上
を架台２が必要に応じて移動する事ができる。載置台２
１上には、クレーン３、コンクリートプラント４、泥水
プラント５及び掘削機６が載置されており、これらの設
備は軌道９の両側において各種作業ができる様に構成さ
れている。例えばコンクリートプラント４、泥水プラン
ト５及び掘削機６の底部に車輪等を設置して、載置台２
１上を移動できるように設けてもよい。
【０００９】＜ハ＞クレーン クレーン３は、鉄筋篭の建込み等に使用するものであ
る。クレーン３は、公知のクレーンであり、底部を回動
自在に取り付けられ、ブーム部を旋回操作することがで
きる。このため、クレーン３は旋回することにより、架
台２の両脇のどちらのものも引き上げる事ができる。ま
た、クレーン３のブーム部は他の設備に接触しない様に
所定の高さに取り付ける。
る。クレーン３は、公知のクレーンであり、底部を回動
自在に取り付けられ、ブーム部を旋回操作することがで
きる。このため、クレーン３は旋回することにより、架
台２の両脇のどちらのものも引き上げる事ができる。ま
た、クレーン３のブーム部は他の設備に接触しない様に
所定の高さに取り付ける。
【００１０】＜ニ＞コンクリートプラント コンクリートプラント４は、掘削溝内に充填するコンク
リートを作成する公知の設備である。コンクリートプラ
ント４で作成されたコンクリートは、配管でトレミー管
収納機４１へ移送される。前記トレミー管収納機４１
は、伸縮可能に構成したトレミー管４２を収納するもの
である。前記トレミー管４２は、溝７内にコンクリート
を充填するもので、例えばテレスコピック型に作成して
伸縮自在に構成する。
リートを作成する公知の設備である。コンクリートプラ
ント４で作成されたコンクリートは、配管でトレミー管
収納機４１へ移送される。前記トレミー管収納機４１
は、伸縮可能に構成したトレミー管４２を収納するもの
である。前記トレミー管４２は、溝７内にコンクリート
を充填するもので、例えばテレスコピック型に作成して
伸縮自在に構成する。
【００１１】＜ホ＞泥水プラント 泥水プラント５は、溝７を掘削時に安定液として用いる
泥水を作成する装置である。前記泥水プラント５にフレ
キシブルなホースを連結し、溝７内に泥水を注入可能に
構成する。また、泥水プラント５の一部として、泥水を
清水と固形物に分離し処理する泥水処理システムを設置
してもよい。
泥水を作成する装置である。前記泥水プラント５にフレ
キシブルなホースを連結し、溝７内に泥水を注入可能に
構成する。また、泥水プラント５の一部として、泥水を
清水と固形物に分離し処理する泥水処理システムを設置
してもよい。
【００１２】＜ヘ＞掘削機 掘削機は地盤の性質と工事場所の状況に応じてバケット
式掘削機、衝撃式掘削機、回転式掘削機の各種機械が使
用されている。図１には回転式掘削機を示しており、こ
の掘削機６は、ドリル部をワイヤーロープで吊り、ドリ
ルを昇降させることにより、溝７を掘削する公知の装置
である。
式掘削機、衝撃式掘削機、回転式掘削機の各種機械が使
用されている。図１には回転式掘削機を示しており、こ
の掘削機６は、ドリル部をワイヤーロープで吊り、ドリ
ルを昇降させることにより、溝７を掘削する公知の装置
である。
【００１３】
【作用】つぎに本発明の線路用補強施工機１による地下
連続壁施工工程を説明する。 ＜イ＞架台の移動 レール２４上の架台２を施工現場に移動させる。架台２
上には施工設備が全て載置されているので、別途に施工
設備用スペースを確保する必要はない。
連続壁施工工程を説明する。 ＜イ＞架台の移動 レール２４上の架台２を施工現場に移動させる。架台２
上には施工設備が全て載置されているので、別途に施工
設備用スペースを確保する必要はない。
【００１４】＜ロ＞掘削工程 掘削機６のドリル部を回転させ降下させて掘削を行う。
ある程度掘削して作成した穴へ、泥水プラント５で作成
した泥水を安定液として注入する。泥水により、より深
く掘削することが可能となる。ドリル部の昇降ごとに架
台２を移動させて、溝７を作成する。
ある程度掘削して作成した穴へ、泥水プラント５で作成
した泥水を安定液として注入する。泥水により、より深
く掘削することが可能となる。ドリル部の昇降ごとに架
台２を移動させて、溝７を作成する。
【００１５】＜ハ＞建込み工程 鉄筋篭をクレーン３で吊り上げ、溝７に建込む。また、
鉄筋篭でなく、既製コンクリートパネルや既製杭等を建
込み、そのまま溝７に埋設して地下連続壁とすることも
できる。
鉄筋篭でなく、既製コンクリートパネルや既製杭等を建
込み、そのまま溝７に埋設して地下連続壁とすることも
できる。
【００１６】＜ニ＞コンクリートの打設 溝７にコンクリートプラント４で作成したコンクリート
をトレミー管４２を介し、打設する。すなわち、トレミ
ー管４２をその先端部が溝７の最下部まで達するまで伸
長させ、充填されている泥水の下方にコンクリートを注
入して行く。そして、地下連続壁を作成し、線路脇の地
盤補強を行うことができる。全装置ごと次の施工位置に
移動し、順次以上の作業を繰り返す。
をトレミー管４２を介し、打設する。すなわち、トレミ
ー管４２をその先端部が溝７の最下部まで達するまで伸
長させ、充填されている泥水の下方にコンクリートを注
入して行く。そして、地下連続壁を作成し、線路脇の地
盤補強を行うことができる。全装置ごと次の施工位置に
移動し、順次以上の作業を繰り返す。
【００１７】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 ＜イ＞施工設備を全て架台上に載置できるので、施工現
場付近に施工設備用地がなくても施工を行うことができ
る。
のような効果を得ることができる。 ＜イ＞施工設備を全て架台上に載置できるので、施工現
場付近に施工設備用地がなくても施工を行うことができ
る。
【００１８】＜ロ＞営業線の通過に関係なく施工できる
だけでなく、架台の移動することにより全ての施工設備
を容易に移動できるので、施工の能率が向上する。
だけでなく、架台の移動することにより全ての施工設備
を容易に移動できるので、施工の能率が向上する。
【図１】本発明に係る線路用補強施工機の斜視図
【図２】本発明に係る線路用補強施工機の正面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) E02D 5/00 - 5/20 E01B 37/00
Claims (2)
- 【請求項１】軌道の両脇に敷設した一対のレール上を移
動し、前記軌道を走行する車両が通過できる高さの門型
の架台と、 前記架台上に戴置された掘削機、クレーン、コンクリー
トプラント及び泥水プラントの施工設備とを備え、軌道の両脇に地下連続壁を構築 する、線路用補強施工
機。 - 【請求項２】 軌道の両脇に敷設した一対のレール上を移
動し、前記軌道を走行する車両が通過できる高さの門型
の架台と、前記架台上に戴置された掘削機、クレーン、
コンクリートプラント及び、泥水プラントとを備えた線
路用補強施工機において、 掘削機で掘削された溝に、泥水プラントで作成した泥水
を注入し、コンクリートプラントで作成したコンクリー
トを打設することを特徴とする、 線路用補強施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4119554A JP3023575B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 線路用補強施工機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4119554A JP3023575B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 線路用補強施工機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05287730A JPH05287730A (ja) | 1993-11-02 |
| JP3023575B2 true JP3023575B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=14764191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4119554A Expired - Lifetime JP3023575B2 (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 線路用補強施工機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3023575B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6439539B2 (ja) * | 2015-03-27 | 2018-12-19 | 株式会社大林組 | 安定液プラント設備 |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP4119554A patent/JP3023575B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05287730A (ja) | 1993-11-02 |
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