JPH11229578A - 階 段 - Google Patents
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- JPH11229578A JPH11229578A JP10054332A JP5433298A JPH11229578A JP H11229578 A JPH11229578 A JP H11229578A JP 10054332 A JP10054332 A JP 10054332A JP 5433298 A JP5433298 A JP 5433298A JP H11229578 A JPH11229578 A JP H11229578A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 階段の傾斜角度や蹴上げ寸法に応じて踏板の
取付位置を自由に調整できる階段を提供する。 【解決手段】 踏板を取り付ける側板5は型材により構
成して、踏板側の面に、踏板を固定するナット30が嵌
合可能な踏板用位置調整溝10を側板の長手方向に沿っ
て形成し、該踏板用位置調整溝内の対向する内面には、
ナット30の押圧力を受ける変形係合片25を側板の長
手方向に形成し、変形係合片は、ナットの締め込みによ
り踏板側に塑性変形してナットの側面に係合して移動を
阻止するようにした。
取付位置を自由に調整できる階段を提供する。 【解決手段】 踏板を取り付ける側板5は型材により構
成して、踏板側の面に、踏板を固定するナット30が嵌
合可能な踏板用位置調整溝10を側板の長手方向に沿っ
て形成し、該踏板用位置調整溝内の対向する内面には、
ナット30の押圧力を受ける変形係合片25を側板の長
手方向に形成し、変形係合片は、ナットの締め込みによ
り踏板側に塑性変形してナットの側面に係合して移動を
阻止するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてアパート
などの低層建築物の屋外に設置する階段に関するもので
ある。
などの低層建築物の屋外に設置する階段に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】アパートなどの建築物に設置する屋外側
の階段は、従来、長尺な鉄板からなる左右一対の側板の
間に踏板をボルト・ナットや或は溶接により同じ間隔で
固定していた。
の階段は、従来、長尺な鉄板からなる左右一対の側板の
間に踏板をボルト・ナットや或は溶接により同じ間隔で
固定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、階段
は、その建築物によって傾斜角度が異なり、また、踏板
の蹴上げ寸法も異なる。このため、従来は、建築物ごと
に、側板に対する踏板の取付位置を算出し、これに合わ
せて側板に踏板取付ボルト用の貫通孔を開設したり、或
は踏板支持用アングル材を溶接固定するなど煩雑な作業
が必要であった。
は、その建築物によって傾斜角度が異なり、また、踏板
の蹴上げ寸法も異なる。このため、従来は、建築物ごと
に、側板に対する踏板の取付位置を算出し、これに合わ
せて側板に踏板取付ボルト用の貫通孔を開設したり、或
は踏板支持用アングル材を溶接固定するなど煩雑な作業
が必要であった。
【0004】本発明は、上記した事情に鑑みなされたも
ので、階段の傾斜角度や蹴上げ寸法に応じて踏板の取付
位置を自由に調整することができる階段を提供しようと
することを目的とする。
ので、階段の傾斜角度や蹴上げ寸法に応じて踏板の取付
位置を自由に調整することができる階段を提供しようと
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、左右一対の側板の間に踏板を所定の間隔で取り付け
た階段において、前記側板は型材により構成して、踏板
側の面に、踏板を固定するボルトまたはナットの太径部
分が嵌合可能な踏板用位置調整溝を側板の長手方向に沿
って形成し、該踏板用位置調整溝内の対向する内面に
は、上記太径部の踏板側の面の押圧力を受ける変形係合
片を側板の長手方向に形成し、変形係合片は、太径部の
締め込みにより踏板側に塑性変形して太径部の側面に係
合して太径部の移動を阻止するようにしたことを特徴と
する階段である。
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、左右一対の側板の間に踏板を所定の間隔で取り付け
た階段において、前記側板は型材により構成して、踏板
側の面に、踏板を固定するボルトまたはナットの太径部
分が嵌合可能な踏板用位置調整溝を側板の長手方向に沿
って形成し、該踏板用位置調整溝内の対向する内面に
は、上記太径部の踏板側の面の押圧力を受ける変形係合
片を側板の長手方向に形成し、変形係合片は、太径部の
締め込みにより踏板側に塑性変形して太径部の側面に係
合して太径部の移動を阻止するようにしたことを特徴と
する階段である。
【0006】請求項2に記載のものは、請求項1の構成
に加えて、側板が、踏板用位置調整溝を形成した半幅型
材の側縁同士を接合して構成したものであることを特徴
とする階段である。
に加えて、側板が、踏板用位置調整溝を形成した半幅型
材の側縁同士を接合して構成したものであることを特徴
とする階段である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はアパート等の低層建築物の
階段を示す側面図である。この階段1は、建築物の壁面
2に沿って所定の間隔で支柱3…を立設し、この支柱3
の高さの途中に外廊下4を壁面2に沿って設け、外廊下
4に昇り降りするものであり、壁面2から離隔した方の
支柱3の途中と地面(G.L)との間に、左右一対の側
板5,5を斜めに架設し、両側板5,5の間に踏板6…
を所定の間隔で取り付け、側板5に基端を固定した状態
で手摺7を設けてある。
に基づいて説明する。図1はアパート等の低層建築物の
階段を示す側面図である。この階段1は、建築物の壁面
2に沿って所定の間隔で支柱3…を立設し、この支柱3
の高さの途中に外廊下4を壁面2に沿って設け、外廊下
4に昇り降りするものであり、壁面2から離隔した方の
支柱3の途中と地面(G.L)との間に、左右一対の側
板5,5を斜めに架設し、両側板5,5の間に踏板6…
を所定の間隔で取り付け、側板5に基端を固定した状態
で手摺7を設けてある。
【0008】側板5は、踏板6を取り付ける側の面に、
踏板6を固定するボルトまたはナットの太径部分が嵌合
可能な踏板用位置調整溝10を側板5の長手方向に沿っ
て2本平行に形成したアルミニウム押し出し型材であ
り、しかも本実施形態では、長手方向の左右に分割した
半幅型材5′,5′の側面部同士を接合して1本の長尺
材としている。
踏板6を固定するボルトまたはナットの太径部分が嵌合
可能な踏板用位置調整溝10を側板5の長手方向に沿っ
て2本平行に形成したアルミニウム押し出し型材であ
り、しかも本実施形態では、長手方向の左右に分割した
半幅型材5′,5′の側面部同士を接合して1本の長尺
材としている。
【0009】なお、半幅型材5′は、断面形状が同一で
あり、したがって2本の半幅型材5′,5′を接合する
ことにより1本の側板5が構成されている。換言すれ
ば、側板5の長手方向の中心線から左右対象である。こ
のように、側板5をアルミニウムの押し出し型材により
構成する場合、本実施形態のように半幅型材5′を接合
する構成を採ると、押し出しダイスの小型化が可能であ
り、しかも同じ断面形状の半幅型材5′を接合すること
より1本の側板5とすることができるので、製造が容易
であり、安価である。
あり、したがって2本の半幅型材5′,5′を接合する
ことにより1本の側板5が構成されている。換言すれ
ば、側板5の長手方向の中心線から左右対象である。こ
のように、側板5をアルミニウムの押し出し型材により
構成する場合、本実施形態のように半幅型材5′を接合
する構成を採ると、押し出しダイスの小型化が可能であ
り、しかも同じ断面形状の半幅型材5′を接合すること
より1本の側板5とすることができるので、製造が容易
であり、安価である。
【0010】本実施形態における半幅型材5′は、図2
に示すように、接合側の一側縁に接合部11を形成し、
この一側縁から他側縁に延在する踏板6側の面(内側の
面)のほぼ中央に、踏板用位置調整溝10を長手方向に
沿って一連に形成し、他側縁には段差部12を形成して
から外側に屈曲した側縁面部13を形成し、この側縁面
部13から一側縁側に屈曲した面に、手摺用位置調整溝
14を形成し、この手摺用位置調整溝14の接合部11
側にカバー材受部15を形成してある。
に示すように、接合側の一側縁に接合部11を形成し、
この一側縁から他側縁に延在する踏板6側の面(内側の
面)のほぼ中央に、踏板用位置調整溝10を長手方向に
沿って一連に形成し、他側縁には段差部12を形成して
から外側に屈曲した側縁面部13を形成し、この側縁面
部13から一側縁側に屈曲した面に、手摺用位置調整溝
14を形成し、この手摺用位置調整溝14の接合部11
側にカバー材受部15を形成してある。
【0011】接合部11は、半幅型材5′を接合する部
分であり、本実施形態では、接合用ビスの頭部を沈める
段差溝16を形成し、この段差溝16の底面にはビス孔
を穿孔する際の小さなケガキ溝17を形成し、また、段
差溝16とは反対側の面に接合材18を所定位置に合わ
せる突条19を隆設してある。したがって、半幅型材
5′の接合部11の端面同士を突き合わせ、両半幅型材
5′,5′の突条19,19の間に板状の接合材18を
当接し、踏板6側の面からビス孔内にビス20を挿入し
てビス20の先端を接合材18に締め込むと、両半幅型
材5′,5′を接合した状態で固定でき、1本の側板5
とすることができる。そして、このように接合した側板
5の踏板6側の面には、踏板用位置調整溝10が2本平
行に配置され、反対側の面には手摺用位置調整溝14が
2本平行に配置される。なお、この接合部11は、側板
5において、構造力学上、中立軸となる位置なので、両
半幅型材5′を接合して一体化できればどのような構成
でもよい。
分であり、本実施形態では、接合用ビスの頭部を沈める
段差溝16を形成し、この段差溝16の底面にはビス孔
を穿孔する際の小さなケガキ溝17を形成し、また、段
差溝16とは反対側の面に接合材18を所定位置に合わ
せる突条19を隆設してある。したがって、半幅型材
5′の接合部11の端面同士を突き合わせ、両半幅型材
5′,5′の突条19,19の間に板状の接合材18を
当接し、踏板6側の面からビス孔内にビス20を挿入し
てビス20の先端を接合材18に締め込むと、両半幅型
材5′,5′を接合した状態で固定でき、1本の側板5
とすることができる。そして、このように接合した側板
5の踏板6側の面には、踏板用位置調整溝10が2本平
行に配置され、反対側の面には手摺用位置調整溝14が
2本平行に配置される。なお、この接合部11は、側板
5において、構造力学上、中立軸となる位置なので、両
半幅型材5′を接合して一体化できればどのような構成
でもよい。
【0012】踏板用位置調整溝10は、図2(b)に示
すように、踏板6を固定するボルトの軸が通る幅の開口
部21が踏板6側の面に開口し、この開口部21の両側
の開口縁よりも外側(接合部11側および側縁面部13
側)に位置する所から踏板6とは反対側に突出する状態
で段差壁部22が延設されており、両側の段差壁部22
の先端間を閉塞するようにして底部23が形成されてい
る。そして、この踏板用位置調整溝10の内部には、ボ
ルトの頭部やナットの太径部が回転を阻止された状態で
嵌合する嵌合空部24と、太径部の踏板6側の面の押圧
力を受ける変形係合片25とが側板5の長手方向に形成
されている。
すように、踏板6を固定するボルトの軸が通る幅の開口
部21が踏板6側の面に開口し、この開口部21の両側
の開口縁よりも外側(接合部11側および側縁面部13
側)に位置する所から踏板6とは反対側に突出する状態
で段差壁部22が延設されており、両側の段差壁部22
の先端間を閉塞するようにして底部23が形成されてい
る。そして、この踏板用位置調整溝10の内部には、ボ
ルトの頭部やナットの太径部が回転を阻止された状態で
嵌合する嵌合空部24と、太径部の踏板6側の面の押圧
力を受ける変形係合片25とが側板5の長手方向に形成
されている。
【0013】具体的に説明すると、図2(b)に示すよ
うに、踏板用位置調整溝10の開口部21のすぐ裏側に
は太径部の締め代になるとともに変形係合片25の変形
空部にもなる大幅空部26が形成されており、この大幅
空部26の奥に、太径部の大きさよりも僅かに幅広であ
って太径部の自由回転を阻止し得る幅であり、尚且つ太
径部の軸方向の厚みよりも僅かに前後寸法の大きな嵌合
空部24を形成し、この奥にボルトの軸の直径よりも幅
広な軸逃げ空部27を形成し、いずれの空部も段差壁部
22の内面間の寸法を適宜設定することにより形成され
ている。そして、大幅空部26と嵌合空部24との境界
部分に、嵌合空部24内に嵌合した太径部の踏板6側の
面の押圧力を受ける変形係合片25を両段差壁部22の
内面から対向する状態で両側に形成する。なお、対向し
た変形係合片25の先端間隔は、太径部よりも小さく設
定する。
うに、踏板用位置調整溝10の開口部21のすぐ裏側に
は太径部の締め代になるとともに変形係合片25の変形
空部にもなる大幅空部26が形成されており、この大幅
空部26の奥に、太径部の大きさよりも僅かに幅広であ
って太径部の自由回転を阻止し得る幅であり、尚且つ太
径部の軸方向の厚みよりも僅かに前後寸法の大きな嵌合
空部24を形成し、この奥にボルトの軸の直径よりも幅
広な軸逃げ空部27を形成し、いずれの空部も段差壁部
22の内面間の寸法を適宜設定することにより形成され
ている。そして、大幅空部26と嵌合空部24との境界
部分に、嵌合空部24内に嵌合した太径部の踏板6側の
面の押圧力を受ける変形係合片25を両段差壁部22の
内面から対向する状態で両側に形成する。なお、対向し
た変形係合片25の先端間隔は、太径部よりも小さく設
定する。
【0014】上記した変形係合片25は、太径部の締め
付け力を受けて破断することなく踏板6側に塑性変形す
ることが必要なので、締め付け力、即ちボルトのサイズ
等により材質、厚さ、突出長さを適宜設定する。また、
上記嵌合空部24の幅は、六角ボルトや六角ナットを使
用する場合には太径部が正六角形なので、平行二面幅の
寸法よりも少し大きな寸法に設定すればよい。
付け力を受けて破断することなく踏板6側に塑性変形す
ることが必要なので、締め付け力、即ちボルトのサイズ
等により材質、厚さ、突出長さを適宜設定する。また、
上記嵌合空部24の幅は、六角ボルトや六角ナットを使
用する場合には太径部が正六角形なので、平行二面幅の
寸法よりも少し大きな寸法に設定すればよい。
【0015】上記した構成からなる踏板用位置調整溝1
0の嵌合空部24内には、例えばナット30を端部の開
口から嵌合することができ、嵌合したナット30は踏板
6側(溝の開口側)にも反対側にも外れることがなく、
しかも嵌合空部24内を側板5の長手方向に沿って所望
する位置までスライドさせることができる。
0の嵌合空部24内には、例えばナット30を端部の開
口から嵌合することができ、嵌合したナット30は踏板
6側(溝の開口側)にも反対側にも外れることがなく、
しかも嵌合空部24内を側板5の長手方向に沿って所望
する位置までスライドさせることができる。
【0016】一方、手摺用位置調整溝14は、本実施形
態においては前記した踏板用位置調整溝10と同様の構
成からなる溝として形成し、その位置および開口方向が
異なるだけである。
態においては前記した踏板用位置調整溝10と同様の構
成からなる溝として形成し、その位置および開口方向が
異なるだけである。
【0017】次に、踏板6について説明する。本実施形
態における踏板6は、階下側に配置する前半型材6aと
階上側に配置する後半型材6bを接合して1枚の踏面部
31を構成し、この踏面部31の左右に小口材32を止
着してなる。
態における踏板6は、階下側に配置する前半型材6aと
階上側に配置する後半型材6bを接合して1枚の踏面部
31を構成し、この踏面部31の左右に小口材32を止
着してなる。
【0018】前半型材6aは、図3(b)に示すよう
に、断面略横L字状のアルミニウム押し出し型材であ
り、踏面部31の前半となる上面部の後端縁に凹字状の
接合部33を形成し、上面部の前端縁に浅いアリ溝状の
スリップ止め部材嵌合溝34を形成し、このスリップ止
め部材嵌合溝34の前端部分から下方に前方板材35を
延設し、前方板材35の下端を後方に屈曲し、上記スリ
ップ止め部材嵌合溝34の下面および前方板材35の背
面に、断面略C字状のビス止め溝36を有するリブ37
を形成してある。
に、断面略横L字状のアルミニウム押し出し型材であ
り、踏面部31の前半となる上面部の後端縁に凹字状の
接合部33を形成し、上面部の前端縁に浅いアリ溝状の
スリップ止め部材嵌合溝34を形成し、このスリップ止
め部材嵌合溝34の前端部分から下方に前方板材35を
延設し、前方板材35の下端を後方に屈曲し、上記スリ
ップ止め部材嵌合溝34の下面および前方板材35の背
面に、断面略C字状のビス止め溝36を有するリブ37
を形成してある。
【0019】一方、後半型材6bは、図3(a)に示す
ように、断面略クランク型のアルミニウム押し出し型材
であり、踏面部31の後半となる上面部の前端に、前半
型材6aの接合部33が丁度上方から嵌合する凹字状の
接合部40を形成し、この接合部40の下面の後端部分
に断面略C字状のビス止め溝36を形成し、接合部40
の下面のほぼ中央から下方に補強板部41を延設し、該
補強板部41の下端に断面略C字状のビス止め溝36を
形成し、上記上面部の後端に、基端に後方への凹部を有
する蹴込み板部42を立設し、該蹴込み板部42の上端
を前方に屈曲し、上面部の下面の後端縁近傍に断面略C
字状のビス止め溝36を有するリブ37を形成してあ
る。
ように、断面略クランク型のアルミニウム押し出し型材
であり、踏面部31の後半となる上面部の前端に、前半
型材6aの接合部33が丁度上方から嵌合する凹字状の
接合部40を形成し、この接合部40の下面の後端部分
に断面略C字状のビス止め溝36を形成し、接合部40
の下面のほぼ中央から下方に補強板部41を延設し、該
補強板部41の下端に断面略C字状のビス止め溝36を
形成し、上記上面部の後端に、基端に後方への凹部を有
する蹴込み板部42を立設し、該蹴込み板部42の上端
を前方に屈曲し、上面部の下面の後端縁近傍に断面略C
字状のビス止め溝36を有するリブ37を形成してあ
る。
【0020】小口材32は、図4に示すように、アルミ
ニウム押し出し型材であり、前後方向に延在する止着溝
43を形成し、この止着溝43の底部の階下側(図中右
側)にボルト貫通孔44を開設するとともに階上側(図
中左側)にボルト貫通長孔45を開設し、止着溝43よ
りも上方の面にビス貫通孔46を、前記前半型材6a及
び後半型材6bのビス止め溝36の位置に対応させて開
設する。ボルト貫通長孔45は、図面に示すように、前
後方向に長径な孔である。また、図面に示す小口材32
は、階上側の後端下角部を三角形に切り落としてあり、
ボルト貫通孔44やビス貫通孔46を開設する位置に
は、型材を押し出し成型する際に、ケガキ線となる小さ
な溝47を形成したり、また、ボルトの頭部が当たる位
置に、緩み止めとなる極く小さな断面三角形の突条48
を形成しておくことが望ましい。なお、小口材32は、
左右対称の構成であるが、ボルト貫通孔44、ボルト貫
通長孔45、ビス貫通孔46、切り落とし位置を左用ま
たは右用として選択することにより、同じ型材を共通し
て使用することができる。
ニウム押し出し型材であり、前後方向に延在する止着溝
43を形成し、この止着溝43の底部の階下側(図中右
側)にボルト貫通孔44を開設するとともに階上側(図
中左側)にボルト貫通長孔45を開設し、止着溝43よ
りも上方の面にビス貫通孔46を、前記前半型材6a及
び後半型材6bのビス止め溝36の位置に対応させて開
設する。ボルト貫通長孔45は、図面に示すように、前
後方向に長径な孔である。また、図面に示す小口材32
は、階上側の後端下角部を三角形に切り落としてあり、
ボルト貫通孔44やビス貫通孔46を開設する位置に
は、型材を押し出し成型する際に、ケガキ線となる小さ
な溝47を形成したり、また、ボルトの頭部が当たる位
置に、緩み止めとなる極く小さな断面三角形の突条48
を形成しておくことが望ましい。なお、小口材32は、
左右対称の構成であるが、ボルト貫通孔44、ボルト貫
通長孔45、ビス貫通孔46、切り落とし位置を左用ま
たは右用として選択することにより、同じ型材を共通し
て使用することができる。
【0021】次に、上記した側板5や踏板6などの組立
作業について説明する。まず、踏板6の組み立てについ
て説明する。前半型材6aの接合部33を後半型材6b
の接合部40内に上方から嵌合する。次に、この状態で
小口材32を左右に当接し、各小口材32の外側からビ
スを各ビス貫通孔46内に挿入し、ビスの先端を前半型
材6aや後半型材6bのビス止め溝36の端面開口内に
ねじ込んで前半型材6a、後半型材6b、左右の小口材
32を一体化する。そして、一体化した踏板6の踏面部
31にマット材(図示せず)を貼り、スリップ止め部材
嵌合溝34内にスリップ止め部材(図示せず)を嵌合す
る。
作業について説明する。まず、踏板6の組み立てについ
て説明する。前半型材6aの接合部33を後半型材6b
の接合部40内に上方から嵌合する。次に、この状態で
小口材32を左右に当接し、各小口材32の外側からビ
スを各ビス貫通孔46内に挿入し、ビスの先端を前半型
材6aや後半型材6bのビス止め溝36の端面開口内に
ねじ込んで前半型材6a、後半型材6b、左右の小口材
32を一体化する。そして、一体化した踏板6の踏面部
31にマット材(図示せず)を貼り、スリップ止め部材
嵌合溝34内にスリップ止め部材(図示せず)を嵌合す
る。
【0022】踏板6の組立が終了したならば、側板5の
踏板用位置調整溝10内にナット30を当該溝10の端
部開口から挿入する。なお、本実施形態では、1枚の踏
板6の片側に2個のナット30を使用して固定するの
で、踏板6の枚数×2個のナット30を嵌合する。
踏板用位置調整溝10内にナット30を当該溝10の端
部開口から挿入する。なお、本実施形態では、1枚の踏
板6の片側に2個のナット30を使用して固定するの
で、踏板6の枚数×2個のナット30を嵌合する。
【0023】そして、当該階段1を設置する建築物に応
じた踏板6の位置及び蹴上げ寸法を算出し、この算出値
に対応する位置に踏板6を合わせ、この位置で踏板6の
内側からボルト50の先端をボルト貫通孔44およびボ
ルト貫通長孔45内に挿入して、ボルト50の先端の雄
ネジ部を側板5側のナット30に螺合し、踏板6の位置
が変らない程度に締め付け、即ち仮止めして所定の位置
であることを確認した後に十分に締め付ける。
じた踏板6の位置及び蹴上げ寸法を算出し、この算出値
に対応する位置に踏板6を合わせ、この位置で踏板6の
内側からボルト50の先端をボルト貫通孔44およびボ
ルト貫通長孔45内に挿入して、ボルト50の先端の雄
ネジ部を側板5側のナット30に螺合し、踏板6の位置
が変らない程度に締め付け、即ち仮止めして所定の位置
であることを確認した後に十分に締め付ける。
【0024】ボルト50とナット30の締め付けにより
踏板6を所定位置で固定すると、ナット30の締め付け
力、即ち押圧力がナット30の踏板6側の面から変形係
合片25に作用し、十分に締め付けると、図2(c)に
示すように、変形係合片25が次第に踏板6側に塑性変
形して、この塑性変形した(折れ曲がった)変形係合片
25の先端がナット30の側面に圧接する。したがっ
て、ナット30は、この締め付け位置で自由回転するこ
とが変形係合片25によって阻止される。換言すれば、
ボルト50を回転すれば、ナット30を手やスパナ等の
工具で回り止めすることなく、締め付けたり或は緩めた
りすることができる。また、変形係合片25が塑性変形
することによりナット30に係合する部分は、ナット3
0の締め付けによって塑性変形した部分に特定され、他
の部分は先端が対向したままである。したがって、ナッ
ト30は、変形係合片25が一旦変形してナット30の
側面に係合したならば、当該位置からの移動を阻止され
る。このため、ナット30を一旦締め付けると、以後は
踏板6も所定位置からずれたりしない。なお、長期間経
過後、ボルト50は、太径部である頭部が突条48に喰
い込んでいるので緩むことはないが、万一多少緩んだと
しても、ナット30の位置は塑性変形した変形係合片2
5により拘束されているので、4本のボルト50を踏板
6から抜き取らない限り踏板6の位置がずれることはな
い。
踏板6を所定位置で固定すると、ナット30の締め付け
力、即ち押圧力がナット30の踏板6側の面から変形係
合片25に作用し、十分に締め付けると、図2(c)に
示すように、変形係合片25が次第に踏板6側に塑性変
形して、この塑性変形した(折れ曲がった)変形係合片
25の先端がナット30の側面に圧接する。したがっ
て、ナット30は、この締め付け位置で自由回転するこ
とが変形係合片25によって阻止される。換言すれば、
ボルト50を回転すれば、ナット30を手やスパナ等の
工具で回り止めすることなく、締め付けたり或は緩めた
りすることができる。また、変形係合片25が塑性変形
することによりナット30に係合する部分は、ナット3
0の締め付けによって塑性変形した部分に特定され、他
の部分は先端が対向したままである。したがって、ナッ
ト30は、変形係合片25が一旦変形してナット30の
側面に係合したならば、当該位置からの移動を阻止され
る。このため、ナット30を一旦締め付けると、以後は
踏板6も所定位置からずれたりしない。なお、長期間経
過後、ボルト50は、太径部である頭部が突条48に喰
い込んでいるので緩むことはないが、万一多少緩んだと
しても、ナット30の位置は塑性変形した変形係合片2
5により拘束されているので、4本のボルト50を踏板
6から抜き取らない限り踏板6の位置がずれることはな
い。
【0025】上記した踏板6の固定操作を各踏板6ごと
に行なうことにより、図5に示すように、各踏板6を所
定の位置に合わせた状態で両側板5,5の間に固定す
る。
に行なうことにより、図5に示すように、各踏板6を所
定の位置に合わせた状態で両側板5,5の間に固定す
る。
【0026】各踏板6を固定したならば、この階段1を
施工現場に設置する。この場合、側板5の下端は、図1
および図6に示すように、予め打っておいたコンクリー
ト台51の上面にアングル材等の下端固定ブラケット5
2をアンカーボルト53により固定し、この下端固定ブ
ラケット52の起立片にボルト54を通し、側板5の手
摺用位置調整溝14内に嵌合しておいたナットに螺合
し、このボルト・ナットを十分に締め付けることにより
側板5の下端を固定する。なお、手摺用位置調整溝14
内に螺合したナットとボルトとの締め付けにより変形係
合片25が変形してナットの位置を動かないようにする
ことは、前記した踏板6の固定の場合と同様である。
施工現場に設置する。この場合、側板5の下端は、図1
および図6に示すように、予め打っておいたコンクリー
ト台51の上面にアングル材等の下端固定ブラケット5
2をアンカーボルト53により固定し、この下端固定ブ
ラケット52の起立片にボルト54を通し、側板5の手
摺用位置調整溝14内に嵌合しておいたナットに螺合
し、このボルト・ナットを十分に締め付けることにより
側板5の下端を固定する。なお、手摺用位置調整溝14
内に螺合したナットとボルトとの締め付けにより変形係
合片25が変形してナットの位置を動かないようにする
ことは、前記した踏板6の固定の場合と同様である。
【0027】一方、側板5の上端は、図7に示すよう
に、階上の床とほぼ同じ高さに位置する支柱3の側面
に、アングル材等の上端固定ブラケット55を貫通ボル
ト56により固定し、この上端固定ブラケット55の前
方突出片にボルト57を通し、側板5の手摺用位置調整
溝14内に嵌合しておいたナットに螺合し、このボルト
・ナットを十分に締め付けることにより側板5の状態を
固定する。なお、手摺用位置調整溝14内に螺合したナ
ットとボルトとの締め付けにより変形係合片25が変形
してナットの位置を動かないようにすることは、前記し
た踏板6の固定の場合と同様である。
に、階上の床とほぼ同じ高さに位置する支柱3の側面
に、アングル材等の上端固定ブラケット55を貫通ボル
ト56により固定し、この上端固定ブラケット55の前
方突出片にボルト57を通し、側板5の手摺用位置調整
溝14内に嵌合しておいたナットに螺合し、このボルト
・ナットを十分に締め付けることにより側板5の状態を
固定する。なお、手摺用位置調整溝14内に螺合したナ
ットとボルトとの締め付けにより変形係合片25が変形
してナットの位置を動かないようにすることは、前記し
た踏板6の固定の場合と同様である。
【0028】この様にして階下と階上との間に階段1を
設置したならば、側板5の外側の面に手摺7を取り付け
る。この場合、手摺7の支柱60の基端を、側板5の外
面に開口している手摺用位置調整溝14を使用して固定
する。即ち、図6に示すように、手摺用の支柱60の下
端の取付孔内に外側からボルト62を挿入し、手摺用位
置調整溝14内に予め嵌合しておいたナットに上記ボル
ト62の先端雄ネジ部を螺合し、支柱60の位置が変ら
ない程度に締め付け、即ち仮止めして所定の位置である
ことを確認した後に十分に締め付ける。なお、本実施形
態では、笠木61の傾斜下端部分を下方に屈曲し、この
下部に支柱60を接続してある。
設置したならば、側板5の外側の面に手摺7を取り付け
る。この場合、手摺7の支柱60の基端を、側板5の外
面に開口している手摺用位置調整溝14を使用して固定
する。即ち、図6に示すように、手摺用の支柱60の下
端の取付孔内に外側からボルト62を挿入し、手摺用位
置調整溝14内に予め嵌合しておいたナットに上記ボル
ト62の先端雄ネジ部を螺合し、支柱60の位置が変ら
ない程度に締め付け、即ち仮止めして所定の位置である
ことを確認した後に十分に締め付ける。なお、本実施形
態では、笠木61の傾斜下端部分を下方に屈曲し、この
下部に支柱60を接続してある。
【0029】ボルト・ナットの締め付けにより支柱60
を所定位置で固定すると、踏板用位置調整溝10の場合
と同様に、ナットの締め付け力が変形係合片25に作用
し、十分に締め付けると、変形係合片25が次第に支柱
60側に塑性変形して、この塑性変形した(折れ曲がっ
た)変形係合片25の先端がナットの側面に圧接する。
したがって、ナットは、この締め付け位置で自由回転す
ることが変形係合片25によって阻止され、ボルトを回
転するだけで締め付けたり或は緩めたりすることができ
る。また、変形係合片25が塑性変形することによりナ
ットに係合する部分は、ナットの締め付けによって塑性
変形したナット近傍部分に特定され、他の部分は先端が
対向したままである。したがって、ナットは、変形係合
片25が一旦変形してナットの側面に係合したならば、
当該位置からの移動を阻止される。このため、ナットを
一旦締め付けると、以後は支柱3も所定位置からずれた
りしない。なお、手摺7は、予め組立工場で側板5に取
り付けておいてもよい。
を所定位置で固定すると、踏板用位置調整溝10の場合
と同様に、ナットの締め付け力が変形係合片25に作用
し、十分に締め付けると、変形係合片25が次第に支柱
60側に塑性変形して、この塑性変形した(折れ曲がっ
た)変形係合片25の先端がナットの側面に圧接する。
したがって、ナットは、この締め付け位置で自由回転す
ることが変形係合片25によって阻止され、ボルトを回
転するだけで締め付けたり或は緩めたりすることができ
る。また、変形係合片25が塑性変形することによりナ
ットに係合する部分は、ナットの締め付けによって塑性
変形したナット近傍部分に特定され、他の部分は先端が
対向したままである。したがって、ナットは、変形係合
片25が一旦変形してナットの側面に係合したならば、
当該位置からの移動を阻止される。このため、ナットを
一旦締め付けると、以後は支柱3も所定位置からずれた
りしない。なお、手摺7は、予め組立工場で側板5に取
り付けておいてもよい。
【0030】そして、この様にして階段1を組み立てた
ならば、側板5のカバー材受部15に側縁を当接した状
態で板状のカバー材を取り付けて、体裁を整える。
ならば、側板5のカバー材受部15に側縁を当接した状
態で板状のカバー材を取り付けて、体裁を整える。
【0031】なお、上記説明では最下の支柱60につい
て説明したが、他の支柱60についても同様の操作によ
り側板5の側面の任意の位置に簡単に固定することがで
きる。そして、長期間経過してボルトが多少緩んだとし
ても、ナットの位置は塑性変形した変形係合片25によ
り拘束されているので、ボルトを支柱3から抜き取らな
い限り支柱3の位置がずれることはない。
て説明したが、他の支柱60についても同様の操作によ
り側板5の側面の任意の位置に簡単に固定することがで
きる。そして、長期間経過してボルトが多少緩んだとし
ても、ナットの位置は塑性変形した変形係合片25によ
り拘束されているので、ボルトを支柱3から抜き取らな
い限り支柱3の位置がずれることはない。
【0032】これまで説明した実施形態においては、踏
板用位置調整溝10内にナット30を嵌合したが、本発
明における踏板用位置調整溝10は、ボルトの太径部
分、即ちボルトの頭部を嵌合してもよい。この場合、ボ
ルトは、頭部が溝の内面に引っ掛かって自由に回転でき
ない形状、例えば六角形や四角形であることが望まし
い。
板用位置調整溝10内にナット30を嵌合したが、本発
明における踏板用位置調整溝10は、ボルトの太径部
分、即ちボルトの頭部を嵌合してもよい。この場合、ボ
ルトは、頭部が溝の内面に引っ掛かって自由に回転でき
ない形状、例えば六角形や四角形であることが望まし
い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、側板を型
材により構成して、踏板側の面に、踏板を固定するボル
トまたはナットの太径部分が嵌合可能な踏板用位置調整
溝を側板の長手方向に沿って形成し、該踏板用位置調整
溝内の対向する内面には、上記太径部の踏板側の面の押
圧力を受ける変形係合片を側板の長手方向に形成したの
で、変形係合片は、太径部の締め込みにより踏板側に塑
性変形して太径部の側面に係合して太径部の移動を阻止
することができる。そして、一旦締め付けると、塑性変
形した変形係合片が太径部の位置を特定して、その後の
移動を阻止するので、長期間経過して締め付けが多少緩
んだとしても、踏板を当初の取付位置で固定しておくこ
とができる。したがって、建築物によって階段の傾斜角
度が異なったり、また、踏板の蹴上げ寸法が異なって
も、踏板用位置調整溝内に嵌合した太径部の位置を移動
調整するだけで、階段の傾斜角度や踏板の蹴上げ寸法に
対応することができる。このため、面倒な溶接作業を行
うことなく、階段の組立作業を短時間で効率良く行うこ
とができる。
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、側板を型
材により構成して、踏板側の面に、踏板を固定するボル
トまたはナットの太径部分が嵌合可能な踏板用位置調整
溝を側板の長手方向に沿って形成し、該踏板用位置調整
溝内の対向する内面には、上記太径部の踏板側の面の押
圧力を受ける変形係合片を側板の長手方向に形成したの
で、変形係合片は、太径部の締め込みにより踏板側に塑
性変形して太径部の側面に係合して太径部の移動を阻止
することができる。そして、一旦締め付けると、塑性変
形した変形係合片が太径部の位置を特定して、その後の
移動を阻止するので、長期間経過して締め付けが多少緩
んだとしても、踏板を当初の取付位置で固定しておくこ
とができる。したがって、建築物によって階段の傾斜角
度が異なったり、また、踏板の蹴上げ寸法が異なって
も、踏板用位置調整溝内に嵌合した太径部の位置を移動
調整するだけで、階段の傾斜角度や踏板の蹴上げ寸法に
対応することができる。このため、面倒な溶接作業を行
うことなく、階段の組立作業を短時間で効率良く行うこ
とができる。
【0034】請求項2の発明によれば、踏板用位置調整
溝を形成した半幅型材の側縁同士を接合して側板を構成
するので、型材を製造する金型の小型化を図ることがで
きる。したがって、型材を使用した階段を安価に提供す
ることができる。
溝を形成した半幅型材の側縁同士を接合して側板を構成
するので、型材を製造する金型の小型化を図ることがで
きる。したがって、型材を使用した階段を安価に提供す
ることができる。
【図1】階段の側面図である。
【図2】(a)は半幅型材の端面図、(b)は踏板用位
置調整溝の断面図、(c)は踏板用位置調整溝内に嵌合
したナットを締め付けて変形係合片が塑性変形してナッ
トに係合した状態を示す断面図である。
置調整溝の断面図、(c)は踏板用位置調整溝内に嵌合
したナットを締め付けて変形係合片が塑性変形してナッ
トに係合した状態を示す断面図である。
【図3】(a)は後半型材の端面図、(b)は前半型材
の端面図である。
の端面図である。
【図4】(a)は小口材の一部欠截側面図、(b)は
(a)に示す小口材の端面図である。
(a)に示す小口材の端面図である。
【図5】側板に踏板を取り付けた状態を示す説明図であ
る。
る。
【図6】階段の下端を固定した状態を示す説明図であ
る。
る。
【図7】階段の上端を固定した状態を示す説明図であ
る。
る。
1 階段 2 建築物の壁面 3 外廊下の支柱 4 外廊下 5 側板 5′半幅型材 6 踏板 6a 前半型材 6b 後半型材 7 手摺 10 踏板用位置調整溝 11 接合部 12 段差部 13 側縁面部 14 手摺用位置調整溝 15 カバー材受部 16 段差溝 17 ケガキ溝 18 接合材 19 突条 20 ビス 21 開口部 22 段差壁部 23 底部 24 嵌合空部 25 変形係合片 26 大幅空部 27 軸逃げ空部 30 太径部としてのナット 31 踏面部 32 小口材 33 接合部 34 スリップ止め部材嵌合溝 35 前方板部 36 ビス止め溝 37 リブ 40 接合部 41 補強板部 42 蹴込み板部 43 止着溝 44 ボルト貫通孔 45 ボルト貫通長孔 50 ボルト 51 コンクリート台 52 下端固定ブラケット 53 アンカーボルト 54 ボルト 55 上端固定ブラケット 56 貫通ボルト 57 ボルト 60 手摺の支柱 61 手摺の笠木 62 ボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 左右一対の側板の間に踏板を所定の間隔
で取り付けた階段において、 前記側板は型材により構成して、踏板側の面に、踏板を
固定するボルトまたはナットの太径部分が嵌合可能な踏
板用位置調整溝を側板の長手方向に沿って形成し、該踏
板用位置調整溝内の対向する内面には、上記太径部の踏
板側の面の押圧力を受ける変形係合片を側板の長手方向
に形成し、 変形係合片は、太径部の締め込みにより踏板側に塑性変
形して太径部の側面に係合して太径部の移動を阻止する
ようにしたことを特徴とする階段。 - 【請求項2】 側板は、踏板用位置調整溝を形成した半
幅型材の側縁同士を接合して構成したことを特徴とする
請求項1に記載の階段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10054332A JPH11229578A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 階 段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10054332A JPH11229578A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 階 段 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11229578A true JPH11229578A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12967654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10054332A Pending JPH11229578A (ja) | 1998-02-19 | 1998-02-19 | 階 段 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11229578A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112392237A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-02-23 | 四川周兴和实业有限公司 | 装配式房屋楼梯拼装模具 |
CN113309307A (zh) * | 2021-07-07 | 2021-08-27 | 王涛 | 一种踏步高度可调的装配式楼梯 |
-
1998
- 1998-02-19 JP JP10054332A patent/JPH11229578A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112392237A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-02-23 | 四川周兴和实业有限公司 | 装配式房屋楼梯拼装模具 |
CN112392237B (zh) * | 2020-11-04 | 2021-09-14 | 四川周兴和实业有限公司 | 装配式房屋楼梯拼装模具 |
CN113309307A (zh) * | 2021-07-07 | 2021-08-27 | 王涛 | 一种踏步高度可调的装配式楼梯 |
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