JPH11228520A - フッ素置換4−(3−アルケニル)安息香酸とそのフェニルエステル誘導体及びそれを含有する液晶組成物 - Google Patents
フッ素置換4−(3−アルケニル)安息香酸とそのフェニルエステル誘導体及びそれを含有する液晶組成物Info
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- JPH11228520A JPH11228520A JP10334060A JP33406098A JPH11228520A JP H11228520 A JPH11228520 A JP H11228520A JP 10334060 A JP10334060 A JP 10334060A JP 33406098 A JP33406098 A JP 33406098A JP H11228520 A JPH11228520 A JP H11228520A
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Abstract
添加により液晶組成物のしきい値電圧の低減効果に極め
て優れ、且つ従来液晶との相溶性に優れた新規液晶化合
物、更に、これを用いた温度範囲が広く且つ低電圧駆動
が可能な、特にSTN表示に有用な液晶組成物を提供す
る。 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 (R:H又はC数1〜7の直鎖状アルキル、X、Y及び
Z:H又はF)の安息香酸フェニル誘導体。
Description
材料として有用な、フッ素置換された安息香酸フェニル
誘導体誘導体である新規液晶性化合物とその製造中間
体、及びそれを含む液晶組成物に関する。
して、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子
手帳、プリンター、パソコン、テレビ等に用いられるよ
うになっている。液晶表示方式としては、その代表的な
ものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩れネマ
チック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲスト・ホ
スト)型あるいは高速応答が可能なFLC(強誘電性液
晶)等を挙げることができる。また駆動方式としても従
来のスタティック駆動からマルチプレックス駆動が一般
的になり、単純マトリックス駆動からさらにアクティブ
マトリックス駆動が実用化されている。
精細表示には、アクティブマトリックス駆動方式が主流
となりつつあるが、製造コストが高く、大画面化が容易
でないなど、従来からの問題点は依然解決されたとは言
い難い。
表示方式はアクティブマトリックス駆動方式と比較する
と製造コストが低く、大画面化も比較的容易である。最
大の問題点であった表示品質も、駆動法の改良により大
幅に向上し、カラー表示はもとより、ある程度の動画表
示も可能となり、コンピューター用大型モニターへの搭
載も開始されている。
材料にはその用途に応じて種々の特性が要求されている
が、イ)低電圧駆動性、ロ)高速応答性、及びハ)化学的安定
性は他の表示方式にも共通して非常に重要である。
晶組成物の閾値電圧(Vth)を低くする必要がある。ここ
で、閾値電圧(Vth)は式(III)
例定数を表す。)で表されることから、閾値電圧を低く
するためには誘電率異方性(Δ)を大きくすることが有
効である。その目的から、液晶組成物中には誘電率異方
性の極めて大きい化合物(以下、強P化合物と称す
る。)が添加されることが多い。
は一般式(A)
される安息香酸エステル化合物をあげることができる。
この(A)の化合物は誘電率異方性が大きいために閾値
電圧の低減効果が比較的大きく、また応答性にも優れる
という特長を有する。しかしながら、液晶素子における
低電圧化の要求には充分応えられなくなっているのが実
情である。
ニットにさらにフッ素原子を導入した一般式(B)ある
いは一般式(C)
も報告(特表平3−503637号公報)されている。
これらはいずれも(A)の化合物と比較すると、誘電率
異方性が大きく、特に(C)の化合物では著しく大き
く、従って閾値電圧の低減効果においてもさらに改善が
可能である。
電圧化要求に対しては決して満足できるものではなく、
また、特に(C)の化合物ではその溶解性が(A)の化
合物の場合と比較して劣り、組成物を放置すると析出や
相分離を生じ易いという問題点もあった。
する課題は、その誘電率異方性が非常に大きい強P化合
物であって、その添加により液晶組成物の閾値電圧の低
減効果に極めて優れ、かつ従来液晶との相溶性に優れた
新規液晶化合物を提供することにあり、またそれを用い
て、温度範囲が広くかつ低電圧駆動が可能な、特にST
N液晶表示用に適した実用的な液晶組成物を提供するこ
とにある。
するために、 1. 一般式(I)
アルキル基を表し、X、Y及びZはそれぞれ独立的に水
素原子又はフッ素原子を表す。)で表される安息香酸フ
ェニル誘導体。 2. 一般式(I)において、Zがフッ素原子を表すと
ころの上記1記載の安息香酸フェニル誘導体。 3. 一般式(I)において、Xがフッ素原子を表し、
Yが水素原子を表すところの上記1又は2記載の安息香
酸フェニル誘導体。 4. 一般式(I)において、Zが水素原子を表すとこ
ろの上記1記載の安息香酸フェニル誘導体。 5. 一般式(I)において、X及びYがともにフッ素
原子を表すところの上記1又は4記載の安息香酸フェニ
ル誘導体。 6. 一般式(I)において、Rが水素原子を表すとこ
ろの上記3又は5記載の安息香酸フェニル誘導体。 7. 一般式(I)において、Rがメチル基を表すとこ
ろの上記3又は5記載の安息香酸フェニル誘導体。 8. 一般式(II)
アルキル基を表し、Zは水素原子又はフッ素原子を表
す。)で表されるフッ素置換4−(3−アルケニル)安
息香酸。 9. 一般式(II)において、Rが水素原子を表すと
ころの上記8記載のフッ素置換4−(3−アルケニル)
安息香酸。 10. 一般式(II)において、Rがメチル基を表す
ところの上記8記載のフッ素置換4−(3−アルケニ
ル)安息香酸。 11. 上記1乃至7記載の一般式(I)で表される安
息香酸フェニルエステル誘導体を含有する液晶組成物。 12. 上記11記載の液晶組成物を含有する液晶表示
素子。 13. STN表示方式による上記12記載の液晶表示
素子。を前記課題を解決するための手段として見出し
た。
する。
般式(I)
ある新規液晶化合物を提供する。
の直鎖状のアルキル基を表すが、水素原子又はメチル基
が好ましい。またRがアルキル基を表す場合に二重結合
の立体はトランス配置が好ましい。X、Y及びZはそれ
ぞれ独立的にフッ素原子又は水素原子を表すが、誘電率
異方性を増大させてその閾値電圧低減効果を高めるため
にはX、Y、Zの1個以上がフッ素原子を表すことが好
ましく、少なくとも2個がフッ素原子を表すことがさら
に好ましい。また、X、Y及びZがともにフッ素原子を
表す場合には溶解性及び液晶性がやや低下するので少な
くとも1個は水素原子であることが好ましい。従って、
Zがフッ素原子を表す場合には、Xがフッ素原子でYが
水素原子を表すことが最も好ましく、Zが水素原子を表
す場合にはX及びYがともにフッ素原子を表すことが最
も好ましい。
製造することができる。即ち、一般式(II)
ルキル基を表し、Zは水素原子又はフッ素原子を表
す。)で表されるフッ素置換4−(3−アルケニル)安
息香酸を塩化チオニル等の塩素化剤で対応する酸クロリ
ドとし、次いでこれを一般式(IV)
で表される4−シアノフェノール又はそのフッ素置換体
とピリジン等の塩基存在下に反応させることにより一般
式(I)の化合物を容易に得ることができる。あるいは
一般式(II)の化合物を、酸クロリドに導くことな
く、直接一般式(IV)の化合物とジシクロヘキシルカ
ルボジイミド(DCC)等の縮合剤存在下に反応させる
ことによっても得ることができる。
(3−アルケニル)安息香酸は、そのZに応じて以下の
ようにして製造することができる。 (a) Zがフッ素原子を表す場合 イ) 3,5−ジフルオロ−1−ブロモベンゼン(V
a)
反応剤をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)等の
ホルミル化剤と反応させ、次いで水素化ホウ素ナトリウ
ム等の還元剤で処理することにより3,5−ジフルオロ
ベンジルアルコール(VIa)
フェニルリチウム反応剤を、ホルミル化剤に換えてホル
ムアルデヒドと反応させることにより1工程で得ること
もできる。この(VIa)を臭素化して得られた3,5
−ジフルオロベンジルブロミド(VIIa)
原子を表す。)で表されるグリニヤール反応剤を反応さ
せることにより、一般式(IXa)
ジフルオロ−1−(3−アルケニル)ベンゼンを得る。
あるいは、(VIIIa)に換えて、一般式(VIII
b)
リニヤール反応剤を反応させ、次いで、この3重結合を
液体アンモニアや低級アミン中で、リチウムやナトリウ
ム等のアルカリ金属によりトランス還元することによっ
ても(IXa)を得ることができ、Rがアルキル基を表
す場合には後者の方法が好ましい。これをブチルリチウ
ム等のアルキルリチウムでリチオ化した後、二酸化炭素
と反応させることにより、一般式(II)で表されるフ
ッ素置換4−(3−アルケニル)安息香酸の中で、Zが
フッ素原子を表す場合の2,6−ジフルオロ−4−(3
−アルケニル)安息香酸(IIa)
る。 ロ) あるいは(Va)から調製したグリニヤール反応
剤又はフェニルリチウム反応剤を一般式(X)
又はCOClを表し、R’は炭素原子数5以下の低級ア
ルキル基を表す。)で表される不飽和カルボン酸の誘導
体と反応させて、必要に応じて加水分解することにより
一般式(XIa)
得る。このカルボニル基を還元することにより前述の
(IXa)の化合物を得ることができる。
ニルリチウム反応剤を(a)のイ)と同様に反応させ、
以下同様にして一般式(IXb)
得る。これをアセチル化した後、次亜塩素酸塩で酸化す
ることにより、一般式(II)で表されるフッ素置換4
−(3−アルケニル)安息香酸の中で、Zが水素原子を
表す場合の2−フルオロ−4−(3−アルケニル)安息
香酸(IIb)
る。 ニ) あるいは(IXb)をルイス存在下に蓚酸ジクロ
リドと反応させることにより(IIb)から導かれる酸
クロリドを直接得ることもできる。
ベンゼン(Vb)に換えて、保護されたカルボキシル基
を含有する化合物(Vc)
リン-2-イル基のごときカルボキシル基の保護基を表
す。)を用い、前述のロ)又はハ)と同様にして一般式
(XIIb)
で表される化合物を得ることができる。この脱保護基に
より(IIb)の安息香酸誘導体を得ることもできる。
(3−アルケニル)安息香酸は新規な化合物であり、本
発明における一般式(I)の化合物の他、種々の液晶化
合物の製造中間体として非常に有用な化合物であり、本
発明はこの一般式(II)の化合物をも提供するもので
ある。
般式(I)で表される化合物の代表例を第1表に掲げ
る。
相をそれぞれ表す。) 前述の(C)の化合物に対する本発明の一般式(I)の
化合物の構造的な特徴は、側鎖基としてアルキル基に換
えて、3−アルケニル基を有することにある。側鎖とし
てアルケニル基を有するような化合物は以前から多く知
られており、対応する側鎖がアルキル基の化合物と比較
して種々の特徴を有することも報告されているが、3−
アルケニル基が安息香酸骨格に直結した化合物は少な
く、さらに(C)のような強P型の化合物でかつ安息香
酸骨格にもフッ素が導入された例は知られていない。本
化合物においてはその構造にこの特徴を与えることによ
り、前記の課題の解決を可能としたものである。
(I)で表される化合物の大部分は、単独ではネマチッ
ク液晶性を示さない。しかしながら、ホスト液晶組成物
に添加した場合のネマチック相上限温度(TN−I)の
降下度合いは、前述した(C)の化合物の場合と同程度
で、置換フッ素数の少ない(A)の化合物の場合と比較
してもあまり大きなものではない。また、融点が比較的
低く、他の液晶組成物との相溶性にも優れるので、析出
等を生じる恐れが少ない。従って、他の液晶化合物との
混合物の状態で、特にTN型やSTN型といった電界効
果型表示セルの材料として、好適に用いることができ
る。
物の成分として用いることによる優れた効果を以下に示
す。
組成物(H)
マチック相上限温度(TN−I)は72.5℃であり、
その融点は17℃である。また、このホスト液晶(H)
の電気光学的特性を測定したところ、誘電率異方性(Δ
ε)は−1.3であり、屈折率異方性(Δn)は0.0
85であった。
の汎用強p化合物(A)に属する(A1)
調製したところ、そのネマチック相上限温度(TN−
I)ならびに電気光学的特性は以下の通りであった。 ネマチック相上限温度(TN−I):65.5℃ 閾値電圧(Vth): 2.38V 誘電率異方性(Δε): 3.00 屈折率異方性(Δn): 0.093
(I−1)10重量%及びホスト液晶(H)90重量%
からなる本発明に関わる液晶組成物(H−1)を調製し
た。この(H−1)のネマチック相上限温度(TN−
I)は、62.0℃であり、(H−A)よりわずかに低
くなった。また、同様にして測定した電気光学的特性は
以下の通りである。 閾値電圧(Vth): 1.96V 誘電率異方性(Δε): 2.60 屈折率異方性(Δn): 0.088
上小さくなっているにもかかわらず、その閾値電圧(V
th)が0.4V以上も低減されていることがわかる。
次に、この(H−1)を0℃で放置したが、1週間放置
しても結晶の析出や相分離は観察できなかった。また、
−40℃で放置して結晶化させその融点を測定したとこ
ろ、4℃であった。
らなる本発明外の液晶組成物(H−B)を調製した。こ
の(H−B)のネマチック相上限温度(TN−I)は6
4.1℃で(H−A)よりわずかに低いが、(H−1)
よりはわずかに高くなった。同様にして測定した電気光
学的特性は以下の通りである。 閾値電圧(Vth): 2.30V 誘電率異方性(Δε): 3.40 屈折率異方性(Δn): 0.091 従って、閾値電圧は(H−A)と比較してもわずかしか
低減されておらず、(H−1)には遙かに及ばないこと
がわかる。
らなる本発明外の液晶組成物(H−C)を調製した。こ
の(H−C)のネマチック相上限温度(TN−I)は6
3.0℃で(H−1)とほとんど同程度であった。同様
にして測定した電気光学的特性は以下の通りである。 閾値電圧(Vth): 2.15V 誘電率異方性(Δε): 3.51 屈折率異方性(Δn): 0.089
く、そのために閾値電圧は(H−A)や(H−B)と比
較して大きく改善されている。しかしながら、本発明に
関わる(H−1)と比較すると、より大きい誘電率異方
性を有するにもかかわらず、その閾値電圧は(H−1)
より約0.2V高くその低減効果において遙かに及ばな
いことがわかる。さらに、この(H−C)を0℃で放置
したところ、3日以内に結晶化し、その融点を測定した
ところ、18℃と高かった。
(I−2)10重量%及びホスト液晶(H)90重量%
からなる本発明に関わる液晶組成物(H−2)を調製し
た。この(H−2)のネマチック相上限温度(TN−
I)は66℃であり、(H−1)より高くなった。同様
にして測定した電気光学的特性は以下の通りである。 閾値電圧(Vth): 1.89V 誘電率異方性(Δε): 3.70 屈折率異方性(Δn): 0.091
1)より大きくなり、その閾値電圧(Vth)はさらに
大きく低減されていることがわかる。また、この(H−
2)を0℃で放置したが、1週間放置してもやはり結晶
の析出や相分離は観察できなかった。
が、従来の強p型安息香酸フェニル誘導体と比較して、
優れた閾値電圧の低減効果を有し、さらに相溶性にも優
れることが明らかである。
値電圧が低く低電圧駆動が可能であり、ロ)温度範囲が
低温域から高温域まで広く、ハ)特にSTN表示用とし
て好適な液晶組成物を調製するうえにおいて非常に有用
であることがわかる。本発明はこのように一般式(I)
の化合物を含有する液晶組成物、特にSTN表示用液晶
組成物を提供するものである。
物と混合して使用することのできるネマチック液晶化合
物の好ましい代表例としては、例えば、安息香酸フェニ
ル誘導体、シクロヘキサンカルボン酸フェニル誘導体、
シクロヘキサンカルボン酸ビフェニル−4−イル誘導
体、シクロヘキサンカルボニルオキシ安息香酸フェニル
誘導体、シクロヘキシル安息香酸フェニル誘導体、シク
ロヘキシル安息香酸シクロヘキシル誘導体、ビフェニル
誘導体、シクロヘキシルベンゼン誘導体、テルフェニル
誘導体、ビシクロヘキサン誘導体、4−シクロヘキシル
ビフェニル誘導体、4−フェニルビシクロヘキサン誘導
体、テルシクロヘキサン誘導体、1,2−ジシクロヘキ
シルエタン誘導体、1,2−ジフェニルエタン誘導体、
1,2−ジフェニルエチン誘導体、(2−シクロヘキシ
ルエチル)ベンゼン誘導体、4−フェネチルビシクロヘ
キサン誘導体、4−(2−シクロヘキシルエチル)ビフ
ェニル誘導体、1−(4−フェニル)シクロヘキシル−
2−シクロヘキシルエタン誘導体、1−(4−シクロヘ
キシルフェニル)−2−フェニルエチン誘導体、フェニ
ルピリミジン誘導体、(4−ビフェニル−4−イル)ピ
リミジン誘導体、フェニルピリジン誘導体、(4−ビフ
ェニル−4−イル)ピリジン誘導体、などを挙げること
ができる。
説明する。しかし、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
ジを備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計(DSC)を
併用して行った。また、化合物の構造は核磁気共鳴スペ
クトル(1H−NMR、13C−NMR、19F−NM
R)、赤外共鳴スペクトル(IR)、質量スペクトル
(MS)等により確認した。以下、「%」は『重量%』
を表す。 (実施例1) 2,6−ジフルオロ−4−(3−ブテン
−1−イル)安息香酸(本発明の一般式(II)で表さ
れる化合物)の合成
成 マグネシウム28gをテトラヒドロフラン(THF)6
0mlに懸濁させ、3,5−ジフルオロ−1−ブロモベ
ンゼン200gのTHF800ml溶液を溶媒が穏やか
に還流する速度で滴下した。滴下後、さらに室温で1時
間撹拌し、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)9
1gを滴下した。滴下後、さらに室温で1時間撹拌し、
10%塩酸1000mlを加え1時間撹拌した。酢酸エ
チル1000mlで抽出し、飽和食塩水で2回洗滌し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去し、3,5
−ジフルオロベンズアルデヒド125gを得た。
アルコールの合成 水素化ホウ素ナトリウム20gをエタノール80mlに
懸濁(一部溶解)させ、上記(1−a)で得た3,5−
ジフルオロベンズアルデヒド125gのエタノール38
0ml溶液を氷冷温で滴下した。滴下後さらに1時間撹
拌し、溶媒を溜去し、水400mlを加えた。酢酸エチ
ル700mlで抽出し、水、飽和食塩水で順次洗滌し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去し、3,5
−ジフルオロベンジルアルコール120gを得た。
ブロミドの合成 上記(1−b)で得た3,5−ジフルオロベンジルアル
コール120gに48%臭化水素酸120mlを加え
た。室温で硫酸120mlを滴下し、滴下後さらに3時
間撹拌した。反応溶液を砕いた氷に注ぎ、ヘキサン60
0mlで抽出し、水、飽和食塩水で順次洗滌し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去し、3,5−ジフ
ルオロベンジルブロミド176gを得た。
(3−ブテニル)ベンゼンの合成 上記(1−c)で得た3,5−ジフルオロベンジルブロ
ミド176gをTHF300mlに溶解し、室温でアリ
ルマグネシウムクロリドのTHF溶液(2mol/l)
450mlを滴下した。さらに1時間撹拌し、水300
mlを加えた。ヘキサン800mlで抽出し、飽和食塩
水で2回洗滌し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒
を溜去後、減圧下に蒸留(79〜82℃/20mmH
g)して、3,5−ジフルオロ−1−(3−ブテニル)
ベンゼン104gを得た。
(3−ブテニル)安息香酸の合成 上記(1−d)で得た3,5−ジフルオロ−1−(3−
ブテニル)ベンゼン50gをTHF200mlに溶解
し、−60℃に冷却した。−40℃以下を保つ速度で、
n−ブチルリチウムのヘキサン溶液(1.59mol/
l)190mlを滴下し、滴下終了後さらに1時間撹拌
した。この溶液中に、内温が−40℃以下を保つ速度で
炭酸ガスを吹き込んだ。発熱がみられなくなった後、さ
らに1時間撹拌し、室温に戻した。10%塩酸130m
lを加え、酢酸エチル400mlで抽出し、飽和食塩水
で2回洗滌し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を
溜去し、2,6−ジフルオロ−4−(3−ブテニル)安
息香酸62gを得た。 (実施例2) 2−フルオロ−4−(トランス−3−ペ
ンテン−1−イル)安息香酸(本発明の一般式(II)
で表される化合物)の合成
ニル−4,4−ジメチル−1,3−オキサゾリジンの合
成 2−(4−ブロモ−2−フルオロ)フェニル−4,4−
ジメチル−1,3−オキサゾリジン(この化合物は4−
ブロモ−2−フルオロ安息香酸を塩化チオニルで酸クロ
リドとし、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
と反応させ、さらに塩化チオニルと反応させることによ
り合成した。)をTHF中マグネシウムと反応させてグ
リニヤール反応剤を調製した。これに前記(1−a)と
同様にDMFを反応させ、2−(4−ホルミル−2−フ
ルオロ)フェニル−4,4−ジメチル−1,3−オキサ
ゾリジンの白色結晶を得た。
−2−フルオロ)フェニル−4,4−ジメチル−1,3
−オキサゾリジンの合成 上記(2−a)で得た2−(4−ホルミル−2−フルオ
ロ)フェニル−4,4−ジメチル−1,3−オキサゾリ
ジンを、前記(1−b)と同様に水素化ホウ素ナトリウ
ムで還元して2−(4−ヒドロキシメチル−2−フルオ
ロ)フェニル−4,4−ジメチル−1,3−オキサゾリ
ジンの白色結晶を得た。
−フルオロ)フェニル−4,4−ジメチル−1,3−オ
キサゾリジンの合成 THF及び四臭化メタンの混合液中に、上記(2−b)
で得た2−(4−ヒドロキシメチル−2−フルオロ)フ
ェニル−4,4−ジメチル−1,3−オキサゾリジンを
溶解し、トリフェニルホスフィンを加えて、1時間加熱
還流させた。冷却後、ヘキサンを加えて撹拌し、析出し
たトリフェニルホスフィンを濾別除去した。溶媒を溜去
した後ヘキサンから再結晶させて、2−(4−ブロモメ
チル−2−フルオロ)フェニル−4,4−ジメチル−
1,3−オキサゾリジンの白色結晶を得た。
1−イル)−2−フルオロ]フェニル−4,4−ジメチ
ル−1,3−オキサゾリジンの合成 上記(2−c)で得た2−(4−ブロモメチル−2−フ
ルオロ)フェニル−4,4−ジメチル−1,3−オキサ
ゾリジンのTHF溶液に、1−クロロ−2−ブチンから
調製したグリニヤール反応剤を滴下した。以下、前記
(1−d)と同様にして、2−[4−(3−ペンチン−
1−イル)−2−フルオロ]フェニル−4,4−ジメチ
ル−1,3−オキサゾリジンの白色結晶を得た。
ペンテン−1−イル)−2−フルオロ]フェニル−4,
4−ジメチル−1,3−オキサゾリジンの合成 −40℃に冷却した液体アンモニアにリチウムを溶解
し、これに(2−d)で得た2−[4−(3−ペンチン
−1−イル)−2−フルオロ]フェニル−4,4−ジメ
チル−1,3−オキサゾリジン及びt−ブチルアルコー
ルのTHF溶液を滴下した。塩化アンモニウムを加えた
後、アンモニアを溜去した。トルエンに溶解後、水で洗
滌し、溶媒を溜去して2−[4−(トランス−3−ペン
テン−1−イル)−2−フルオロ]フェニル−4,4−
ジメチル−1,3−オキサゾリジンの白色結晶を得た。
ス−3−ペンテン−1−イル)安息香酸の合成 (2−e)で得た2−[4−(トランス−3−ペンテン
−1−イル)−2−フルオロ]フェニル−4,4−ジメ
チル−1,3−オキサゾリジンをエタノールに溶解し、
10%塩酸を加え、室温で4時間撹拌させた。エタノー
ルの大部分を溜去後、トルエンで抽出して得られた粗生
成物をヘキサンから再結晶させて2−フルオロ−4−
(トランス−3−ペンテン−1−イル)安息香酸の白色
結晶を得た。 (実施例3) 2,6−ジフルオロ−4−(3−ブテン
−1−イル)安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニ
ル(第1表中の(I−1)の化合物)の合成
−1−イル)安息香酸15gをジクロロメタン45ml
に溶解し、塩化チオニル13g及びピリジン0.1ml
を加え、6時間加熱還流させた。溶媒を溜去して得られ
た酸クロリドを3−フルオロ−4−シアノフェノール1
0gとともにジクロロメタン60mlに溶解し、ピリジ
ン9gを室温で滴下した。滴下後さらに1時間撹拌し、
10%塩酸60mlを加えた。有機層を分離し、水、飽
和炭酸水素ナトリウム、水、飽和食塩水で順次洗滌し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を溜去し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(トルエン)で精製し、
さらにメタノールから再結晶して、2,6−ジフルオロ
−4−(3−ブテン−1−イル)安息香酸3−フルオロ
−4−シアノフェニル13gを得た。
息香酸4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−(3−ブテン−1−イル)安
息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−(トランス−3−ペンテン−
1−イル)安息香酸4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−(トランス−3−ペンテン−
1−イル)安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−(トランス−3−ペンテン−
1−イル)安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフ
ェニル 2,6−ジフルオロ−4−(トランス−3−ヘキセン−
1−イル)安息香酸4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−(トランス−3−ヘキセン−
1−イル)安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル 2,6−ジフルオロ−4−(トランス−3−ヘキセン−
1−イル)安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフ
ェニル (実施例4) 2−フルオロ−4−(トランス−3−ペ
ンテン−1−イル)安息香酸3,5−ジフルオロ−4−
シアノフェニル(第1表中の(I−2)の化合物)の合
成 実施例2で得た2−フルオロ−4−(トランス−3−ペ
ンテン−1−イル)安息香酸から実施例3と同様にし
て、2−フルオロ−4−(トランス−3−ペンテン−1
−イル)安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェ
ニル(I−2)を得た。
ル)安息香酸4−シアノフェニル 2−フルオロ−4−(トランス−3−ペンテン−1−イ
ル)安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル 2−フルオロ−4−(3−ブテン−1−イル)安息香酸
4−シアノフェニル 2−フルオロ−4−(3−ブテン−1−イル)安息香酸
3−フルオロ−4−シアノフェニル 2−フルオロ−4−(3−ブテン−1−イル)安息香酸
3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル 2−フルオロ−4−(トランス−3−ヘキセン−1−イ
ル)安息香酸4−シアノフェニル 2−フルオロ−4−(トランス−3−ヘキセン−1−イ
ル)安息香酸3−フルオロ−4−シアノフェニル 2−フルオロ−4−(トランス−3−ヘキセン−1−イ
ル)安息香酸3,5−ジフルオロ−4−シアノフェニル (実施例5) 液晶組成物の調製(1) n型液晶からなる以下の組成のホスト液晶組成物(H)
(H)のネマチック相上限温度(TN−I)は72.5
℃であり、その融点は17℃であった。このホスト液晶
(H)の電気光学的特性を測定したところ、誘電率異方
性(Δε)は−1.3であり、屈折率異方性(Δn)は
0.085であった。
(I−1)
(H−1)を調製した。この(H−1)のネマチック相
上限温度(TN−I)は62.0℃であった。また、同
様にして測定した電気光学的特性は以下の通りであっ
た。 閾値電圧(Vth): 1.96V 誘電率異方性(Δε): 2.60 屈折率異方性(Δn): 0.088 次に、この(H−1)を0℃で放置したが、1週間放置
しても結晶の析出や相分離は観察できなかった。また、
−40℃で放置して結晶化させその融点を測定したとこ
ろ、4℃であった。 (比較例1)ホスト液晶(H)90%及び前述の汎用の
強p化合物(A)に属する(A1)
製したところ、そのネマチック相上限温度(TN−I)
ならびに電気光学的特性は以下の通りであった。 ネマチック相上限温度(TN−I):65.5℃ 閾値電圧(Vth): 2.38V 誘電率異方性(Δε): 3.00 屈折率異方性(Δn): 0.093
る(H−1)は、上記に示した(H−A)と比較して、
誘電率異方性(Δε)が10%以上小さくなっているに
もかかわらず、その閾値電圧(Vth)が0.4V以上
も低減されていることがわかる。 (比較例2)比較例1において(A1)の化合物に代え
て、前述した(B1)
る液晶組成物(H−B)を調製した。この(H−B)の
ネマチック相上限温度(TN−I)は64.1℃で(H
−A)よりわずかに低いが、(H−1)よりはわずかに
高くなった。同様にして測定した電気光学的特性は以下
の通りである。 閾値電圧(Vth): 2.30V 誘電率異方性(Δε): 3.40 屈折率異方性(Δn): 0.091 従って、閾値電圧は(H−A)と比較してもわずかしか
低減されておらず、(H−1)には遙かに及ばないこと
がわかる。 (比較例3)比較例1において(A1)の化合物に代え
て、前述の(C)に属する(C1)
て液晶組成物(H−C)を調製した。この(H−C)の
ネマチック相上限温度(TN−I)は63.0℃で(H
−1)とほとんど同程度であった。同様にして測定した
電気光学的特性は以下の通りであった。 閾値電圧(Vth): 2.15V 誘電率異方性(Δε): 3.51 屈折率異方性(Δn): 0.089 (H−C)の誘電率異方性は非常に大きく、そのために
閾値電圧は(H−A)や(H−B)と比較すると大きく
改善されている。しかしながら、(H−1)と比較する
とより大きい誘電率異方性を有するにもかかわらず、そ
の閾値電圧は約0.2V高くその低減効果において遙か
に及ばないことがわかる。
ところ、3日以内に結晶化し、その融点を測定したとこ
ろ、18℃と高かった。 (実施例6) 液晶組成物の調製(2) 次に、第1表に示された本発明の化合物(I−2)
(H−2)を調製した。この(H−2)のネマチック相
上限温度(TN−I)は66℃であって、(H−1)よ
り高くなった。同様にして測定した電気光学的特性は以
下の通りである。 閾値電圧(Vth): 1.89V 誘電率異方性(Δε): 3.70 屈折率異方性(Δn): 0.091
1)より大きくなり、その閾値電圧(Vth)はさらに
大きく低減されていることがわかる。また、この(H−
2)を0℃で放置したが、1週間放置してもやはり結晶
の析出や相分離は観察できなかった。
が従来の強p型安息香酸フェニル誘導体と比較して、優
れた閾値電圧の低減効果を有し、さらに相溶性にも優れ
ることが明らかである。
化合物は、実施例に示したように本発明の提供する製造
方法に基づき、工業的にも容易に製造することが可能で
あり、熱、光、水に対し化学的に安定である。また、現
在汎用のホスト液晶組成物に添加してもその温度範囲を
大きく降下させることはなく、相溶性に優れるので容易
に温度範囲が広い液晶組成物を調製することができる。
方性が大きく、それを添加することによりその閾値電圧
を低減することができ、その効果は対応するアルキル側
鎖を有する化合物と比較してもより優れている。
電圧駆動が可能な、特にSTN表示用液晶材料として極
めて有用である。
Claims (13)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、Rは水素原子又は炭素原子数1〜7の直鎖状の
アルキル基を表し、X、Y及びZはそれぞれ独立的に水
素原子又はフッ素原子を表す。)で表される安息香酸フ
ェニル誘導体。 - 【請求項2】 一般式(I)において、Zがフッ素原子
を表すところの請求項1記載の安息香酸フェニル誘導
体。 - 【請求項3】 一般式(I)において、Xがフッ素原子
を表し、Yが水素原子を表すところの請求項1又は2記
載の安息香酸フェニル誘導体。 - 【請求項4】 一般式(I)において、Zが水素原子を
表すところの請求項1記載の安息香酸フェニル誘導体。 - 【請求項5】 一般式(I)において、X及びYがとも
にフッ素原子を表すところの請求項1又は4記載の安息
香酸フェニル誘導体。 - 【請求項6】 一般式(I)において、Rが水素原子を
表すところの請求項3又は5記載の安息香酸フェニル誘
導体。 - 【請求項7】 一般式(I)において、Rがメチル基を
表すところの請求項3又は5記載の安息香酸フェニル誘
導体。 - 【請求項8】 一般式(II) 【化2】 (式中、Rは水素原子又は炭素原子数1〜7の直鎖状の
アルキル基を表し、Zは水素原子又はフッ素原子を表
す。)で表されるフッ素置換4−(3−アルケニル)安
息香酸。 - 【請求項9】 一般式(II)において、Rが水素原子
を表すところの請求項8記載のフッ素置換4−(3−ア
ルケニル)安息香酸。 - 【請求項10】 一般式(II)において、Rがメチル
基を表すところの請求項8記載のフッ素置換4−(3−
アルケニル)安息香酸。 - 【請求項11】 請求項1乃至7記載の一般式(I)で
表される安息香酸フェニルエステル誘導体を含有する液
晶組成物。 - 【請求項12】 請求項11記載の液晶組成物を含有す
る液晶表示素子。 - 【請求項13】 STN表示方式による請求項12記載
の液晶表示素子。
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Cited By (3)
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- 1998-11-25 JP JP33406098A patent/JP4366737B2/ja not_active Expired - Fee Related
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