JPH11227398A - 装飾体の製造方法及び装飾体 - Google Patents
装飾体の製造方法及び装飾体Info
- Publication number
- JPH11227398A JPH11227398A JP6920798A JP6920798A JPH11227398A JP H11227398 A JPH11227398 A JP H11227398A JP 6920798 A JP6920798 A JP 6920798A JP 6920798 A JP6920798 A JP 6920798A JP H11227398 A JPH11227398 A JP H11227398A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- resin sheet
- sheet
- decoration
- sheets
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
[課題] 立体感豊かな意匠性に優れるワッペン等の装
飾体を提供する。 [解決手段] 第1の合成樹脂製シート15と第2の合
成樹脂シート11とを重ねた状態において、第1の合成
樹脂シート15の重ねない側の面の略中央部分を外方へ
の変位位置に仮り固定することで、第1の合成樹脂シー
ト15と第2の合成樹脂シート11それぞれの略中央部
分間に空間を保つようにし、第1の合成樹脂シート15
と第2の合成樹脂シート11それぞれの周縁を環状に連
続して互いに密着させて両シート間に膨らみ用空間18
を備えるシート体20を得、そのシート体20を基材2
1上に置き、所望の模様の周縁位置に沿って連続して第
1の合成樹脂シート15、第2の合成樹脂シート11、
基材21を一体に固着し、その固着位置の外側の第1の
合成樹脂シート15、第2の合成樹脂シート11部分を
切除して装飾体を製造する。
飾体を提供する。 [解決手段] 第1の合成樹脂製シート15と第2の合
成樹脂シート11とを重ねた状態において、第1の合成
樹脂シート15の重ねない側の面の略中央部分を外方へ
の変位位置に仮り固定することで、第1の合成樹脂シー
ト15と第2の合成樹脂シート11それぞれの略中央部
分間に空間を保つようにし、第1の合成樹脂シート15
と第2の合成樹脂シート11それぞれの周縁を環状に連
続して互いに密着させて両シート間に膨らみ用空間18
を備えるシート体20を得、そのシート体20を基材2
1上に置き、所望の模様の周縁位置に沿って連続して第
1の合成樹脂シート15、第2の合成樹脂シート11、
基材21を一体に固着し、その固着位置の外側の第1の
合成樹脂シート15、第2の合成樹脂シート11部分を
切除して装飾体を製造する。
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野]この発明は、ワッペン等の装
飾体に関する。
飾体に関する。
[従来の技術]衣服や帽子は、例えば、ワッペンが貼ら
れることで意匠性が高められている。この種ワッペンと
して膨らみを持った立体的なものがある。
れることで意匠性が高められている。この種ワッペンと
して膨らみを持った立体的なものがある。
[発明が解決しようとする課題]しかしながら、従来品
のものはその膨らみがあまり大きくなく、立体感が乏し
いという問題点があった。この発明は上記の問題を解消
するように行ったもので、立体感豊かなワッペン等の装
飾体を提供することを目的とする。
のものはその膨らみがあまり大きくなく、立体感が乏し
いという問題点があった。この発明は上記の問題を解消
するように行ったもので、立体感豊かなワッペン等の装
飾体を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]この発明では、装飾体
を、第1の合成樹脂製シートと第2の合成樹脂シートと
を重ねた状態において、第1の合成樹脂シートの重ねな
い側の面の略中央部分を外方への変位位置に仮り固定す
ることで、第1の合成樹脂シートと第2の合成樹脂シー
トそれぞれの略中央部分間に空間を保つようにし、第1
の合成樹脂シートと第2の合成樹脂シートそれぞれの周
縁を環状に連続して互いに密着させて両シート間に膨ら
み用空間を備えるシート体を得、そのシート体を基材上
に置き、所望の模様の周縁位置に沿って連続して第1の
合成樹脂シート、第2の合成樹脂シート、基材を一体に
固着し、その固着位置の外側の第1の合成樹脂シート、
第2の合成樹脂シート部分を切除して製造することを特
徴とする。例えば、凹所内に嵌入して仮り固定すること
で、上記第1の合成樹脂シートの重ねない側の面の略中
央部分の外方への変位仮り固定を行うことができ、さら
に、その仮り固定は両面テープを使用することで容易に
行える。このように、第1の合成樹脂シートと第2の合
成樹脂シートそれぞれの略中央部分間に積極的に空間を
保つようにして製造を行う行うことで、立体的で意匠性
に優れる膨らみ形態の装飾体が得られる。
を、第1の合成樹脂製シートと第2の合成樹脂シートと
を重ねた状態において、第1の合成樹脂シートの重ねな
い側の面の略中央部分を外方への変位位置に仮り固定す
ることで、第1の合成樹脂シートと第2の合成樹脂シー
トそれぞれの略中央部分間に空間を保つようにし、第1
の合成樹脂シートと第2の合成樹脂シートそれぞれの周
縁を環状に連続して互いに密着させて両シート間に膨ら
み用空間を備えるシート体を得、そのシート体を基材上
に置き、所望の模様の周縁位置に沿って連続して第1の
合成樹脂シート、第2の合成樹脂シート、基材を一体に
固着し、その固着位置の外側の第1の合成樹脂シート、
第2の合成樹脂シート部分を切除して製造することを特
徴とする。例えば、凹所内に嵌入して仮り固定すること
で、上記第1の合成樹脂シートの重ねない側の面の略中
央部分の外方への変位仮り固定を行うことができ、さら
に、その仮り固定は両面テープを使用することで容易に
行える。このように、第1の合成樹脂シートと第2の合
成樹脂シートそれぞれの略中央部分間に積極的に空間を
保つようにして製造を行う行うことで、立体的で意匠性
に優れる膨らみ形態の装飾体が得られる。
[発明の実施の形態]図1は装飾体1の切欠断面を含む
部分斜視図である。2は布等よりなる基材であり、その
上面に塩化ビニールシートよりなる英文字の模様パター
ン3が固着され、その模様パターン3上に透明のウレタ
ンシートよりなる表面材5が、上方への膨らみ形状とな
ることで模様パターン3との間に空間4を有するよう
に、その周縁が模様パターン3の周縁に固着されて付設
されている。上記表面材5としては、表面に凹凸微細模
様7が形成されたものを使用しており、その表面が乱反
射して輝くようになっている。以下、上記装飾体1の製
造方法を図面を参照して説明する。
部分斜視図である。2は布等よりなる基材であり、その
上面に塩化ビニールシートよりなる英文字の模様パター
ン3が固着され、その模様パターン3上に透明のウレタ
ンシートよりなる表面材5が、上方への膨らみ形状とな
ることで模様パターン3との間に空間4を有するよう
に、その周縁が模様パターン3の周縁に固着されて付設
されている。上記表面材5としては、表面に凹凸微細模
様7が形成されたものを使用しており、その表面が乱反
射して輝くようになっている。以下、上記装飾体1の製
造方法を図面を参照して説明する。
[第1の工程]図2に示すように、一方の電極となる金
型台13上に、その表面が絶縁プレート14で覆われる
とともに、開口12が設けられた金属枠体16が設けら
れている。その開口12上にウレタンシート(第1の合
成樹脂シート)15、塩化ビニールシート(第2の合成
樹脂シート)11を重ね状態に置く。開口12の底部で
ある金型台13面上には両面テープ17が貼り付け、そ
の両面テープ17に貼り付けることでウレタンシート1
5を開口12内に下方に湾曲して配置する。そして、金
属枠体16の開口12上縁の上に重なり状態に位置する
それぞれのシート15、11の両周縁を他方の電極であ
る押さえ用金型19で押さえ、高周波誘電加熱する。こ
れにより、図3に示すような、空気層(膨らみ用空間)
18を持つシート体20が得られる。
型台13上に、その表面が絶縁プレート14で覆われる
とともに、開口12が設けられた金属枠体16が設けら
れている。その開口12上にウレタンシート(第1の合
成樹脂シート)15、塩化ビニールシート(第2の合成
樹脂シート)11を重ね状態に置く。開口12の底部で
ある金型台13面上には両面テープ17が貼り付け、そ
の両面テープ17に貼り付けることでウレタンシート1
5を開口12内に下方に湾曲して配置する。そして、金
属枠体16の開口12上縁の上に重なり状態に位置する
それぞれのシート15、11の両周縁を他方の電極であ
る押さえ用金型19で押さえ、高周波誘電加熱する。こ
れにより、図3に示すような、空気層(膨らみ用空間)
18を持つシート体20が得られる。
[第2の工程]図4に示すように、金型台13上に基材
2形成用の布体21を載置し、その上部に上記第1の工
程で得られたシート体20を載置し、その上方から他方
の電極となる押さえ及び切り抜き用金型22でプレス
し、高周波誘電加熱を行う。上記押さえ及び切り抜き用
金型22には、図5に示すように、外側が切断刃24、
内側が押さえ部25となった型押し部23が突出して設
けられていて、まず、金型22が図5に示す所定位置に
下降されることで切断刃24が模様部分を残すようにシ
ート11、シート15のそれぞれを切断する。そして、
さらにその位置で押さえ部25がシート11、シート1
5の周縁、更には布体21を重ねて押さえる状態で高周
波誘電加熱を行い、それぞれを一体に固着する。これに
より、図1に示すような、表面材5と模様パターン3と
の間に空間4を持つ装飾体1が得られる。とくに、その
空間4は、第1の工程において、両面テープ17に貼り
付けることでウレタンシート15を開口12内に下方に
湾曲させるようにして形成したので、膨らみが大きく、
これにより、装飾体1は立体的で意匠性に優れたものと
なっている。上記装飾体1は、基材2面が衣服等に貼り
付けられて使用されるが、基材2が直接衣服等とされる
形態としても実施できる。
2形成用の布体21を載置し、その上部に上記第1の工
程で得られたシート体20を載置し、その上方から他方
の電極となる押さえ及び切り抜き用金型22でプレス
し、高周波誘電加熱を行う。上記押さえ及び切り抜き用
金型22には、図5に示すように、外側が切断刃24、
内側が押さえ部25となった型押し部23が突出して設
けられていて、まず、金型22が図5に示す所定位置に
下降されることで切断刃24が模様部分を残すようにシ
ート11、シート15のそれぞれを切断する。そして、
さらにその位置で押さえ部25がシート11、シート1
5の周縁、更には布体21を重ねて押さえる状態で高周
波誘電加熱を行い、それぞれを一体に固着する。これに
より、図1に示すような、表面材5と模様パターン3と
の間に空間4を持つ装飾体1が得られる。とくに、その
空間4は、第1の工程において、両面テープ17に貼り
付けることでウレタンシート15を開口12内に下方に
湾曲させるようにして形成したので、膨らみが大きく、
これにより、装飾体1は立体的で意匠性に優れたものと
なっている。上記装飾体1は、基材2面が衣服等に貼り
付けられて使用されるが、基材2が直接衣服等とされる
形態としても実施できる。
[発明の効果]この発明によれば、立体感豊かなワッペ
ン等の装飾体が得られるようになる。
ン等の装飾体が得られるようになる。
【図1】 装飾シートの切欠断面を含む部分斜視図
【図2】 製造工程説明図
【図3】 製造工程説明図
【図4】 製造工程説明図
【図5】 製造工程部分拡大説明図
11 塩化ビニールシート(第2の合成樹脂シート) 15 ウレタンシート(第1の合成樹脂シート) 17 両面テープ 18 空基層(膨らみ用空間) 20 シート体
Claims (4)
- 【請求項1】 第1の合成樹脂製シートと第2の合成樹
脂シートとを重ねた状態において、 第1の合成樹脂シートの重ねない側の面の略中央部分を
外方への変位位置に仮り固定することで、第1の合成樹
脂シートと第2の合成樹脂シートそれぞれの略中央部分
間に空間を保つようにし、 第1の合成樹脂シートと第2の合成樹脂シートそれぞれ
の周縁を環状に連続して互いに密着させて両シート間に
膨らみ用空間を備えるシート体を得、 そのシート体を基材上に置き、所望の模様の周縁位置に
沿って連続して第1の合成樹脂シート、第2の合成樹脂
シート、基材を一体に固着し、 その固着位置の外側の第1の合成樹脂シート、第2の合
成樹脂シート部分を切除して行うことを特徴とする装飾
体の製造方法。 - 【請求項2】 凹所内に嵌入して仮り固定することで、
前記第1の合成樹脂シートの重ねない側の面の略中央部
分の外方への変位仮り固定をすることを特徴とする請求
項1記載の装飾体の製造方法。 - 【請求項3】 前記仮り固定を両面テープを使用して行
うことを特徴とする請求項2記載の装飾体の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1から3記載の製造方法によって
得られる膨らみ形態の装飾体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6920798A JPH11227398A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 装飾体の製造方法及び装飾体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6920798A JPH11227398A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 装飾体の製造方法及び装飾体 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000169777A Division JP2001038808A (ja) | 2000-01-01 | 2000-04-28 | 膨らみ構造体の製造方法 |
JP2002346523A Division JP2003182297A (ja) | 2002-10-24 | 2002-10-24 | 膨らみ装飾体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11227398A true JPH11227398A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=13396058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6920798A Pending JPH11227398A (ja) | 1998-02-12 | 1998-02-12 | 装飾体の製造方法及び装飾体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11227398A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8101441B2 (en) * | 2009-02-12 | 2012-01-24 | Sumita Optical Glass, Inc. | Method of manufacturing light-emitting device |
-
1998
- 1998-02-12 JP JP6920798A patent/JPH11227398A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8101441B2 (en) * | 2009-02-12 | 2012-01-24 | Sumita Optical Glass, Inc. | Method of manufacturing light-emitting device |
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