JPH11227244A - 画像記録装置及び画像記録方法 - Google Patents

画像記録装置及び画像記録方法

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JPH11227244A
JPH11227244A JP2843298A JP2843298A JPH11227244A JP H11227244 A JPH11227244 A JP H11227244A JP 2843298 A JP2843298 A JP 2843298A JP 2843298 A JP2843298 A JP 2843298A JP H11227244 A JPH11227244 A JP H11227244A
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JP
Japan
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image recording
laser head
image
recording medium
drum
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Application number
JP2843298A
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English (en)
Inventor
Kotaro Kanamori
孝太郎 金森
Toshikazu Umeda
敏和 梅田
Yasunori Wada
安則 和田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は画像記録装置に関し、熱拡散や光量
の違いによる影響を抑え、画像の濃度を均一にすること
ができる画像記録装置及び画像記録方法を提供すること
を目的としている。 【解決手段】 複数の光ビームを出射するマルチレーザ
ヘッドを用い、当該マルチレーザヘッドと画像記録媒体
とを相対的に移動させることにより、光ビームを画像記
録媒体全面にわたり照射することにより、その熱エネル
ギーをもって画像を記録するヒートモード記録装置にお
いて、当該マルチレーザヘッドの光量を予め定めた光量
分布を持ったマルチレーザヘッドで画像記録媒体に露光
するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像記録装置及び画
像記録方法に関し、更に詳しくはドラム上に巻回された
画像記録媒体にヒートモード画像記録を行なう画像記録
装置及び画像記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図8はヒートモード画像記録装置におけ
る画像記録媒体(ヒートモード記録材料)の構造を示す
図である。この種の画像記録装置は、X線写真やMRI
画像を記録するのに使用される。図において、10はレ
ーザビームの照射を受けることにより画像を記録する画
像記録媒体で、フィルム状構造をしている。使用の実際
においては、このフィルムをドラム上に巻回して用い
る。図において、1はベース、2は画像を記録する記録
層、3はピールシートである。このような構造の画像記
録媒体に対して所定のチャンネル数のレーザビームを照
射することにより、記録層2に画像を記録していく。ベ
ース1の厚さは例えば約180μm、記録層2の厚さは
約1μm、ピールシート3の厚さは約30μm程度であ
る。
【0003】ここでヒートモード記録材料を画像記録に
用いる場合、網点画像が記録され以下の2種類がある。 アブレーションタイプ ベース側から照射したレーザの熱エネルギーによりベー
スと記録層を引き離し、その部分の記録層にドットを形
成するもの 熱溶融タイプ 一般的にピールシート側から照射したレーザの熱エネル
ギーにより、記録層がピールシートに融着し、その部分
にドットを形成するもの。
【0004】なお、図8に示す図はアブレーションタイ
プの場合を示し、熱融着タイプの場合にはフィルム自体
も異なっているが、ピールシート側からレーザビームを
照射するようにする。
【0005】この時のマルチレーザヘッドの構成は、図
9に示すように副走査方向に一列に並んでいる。各々の
スポットがチャンネルに対応する。図では、ビームスポ
ットが8個並んだ例を示すが、この数に限るものではな
い。このような配列のビームを、ドラムに巻きつけられ
た記録媒体に照射しながらドラムを回転させることによ
り、チャンネル数分の画像を記録していく(主走査)。
マルチレーザヘッドを副走査方向に移動させながら(副
走査)、上記の処理を、必要回数行なうことにより、画
像記録媒体に1画面分の画像を記録する。
【0006】図10はドラムへの画像記録媒体の取り付
け状態を示す図である。図において、20はドラム、1
0は該ドラム20上に巻回された画像記録媒体、21は
画像記録面から所定の距離に配置されたマルチレーザヘ
ッドである。図のドラムの回転方向が主走査方向であ
り、マルチレーザヘッド21の移動方向が副走査方向で
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来システム
の場合、以下のような現象により、複数本のビームの内
の端部のビームによる露光プロセスと、端部でないビー
ムによる露光プロセスの違いにより、マルチビームのつ
なぎ目付近のフィルムの感度が低下(又は増加)するこ
とが分かった。その結果、網点の面積が小さくなり、つ
なぎ目ごとにスジ状のムラができてしまう。
【0008】ヒートモード記録材料固有の現象とは、以
下のようなものである。 マルチビームの端部により露光される画像記録媒体
は、前回(ドラム1回転前)の走査時の熱拡散の影響に
より(記録層2とベース1及びピールシート3との接着
力が増加し、その結果)フィルムの感度が低下する(ア
ブレーションプロセスの場合)。
【0009】マルチビームの端部により露光される画
像記録媒体は、前回(ドラム1回転前)走査時の熱拡散
により、一部融着が進行し、感度が増加する(熱融着タ
イプの場合)。
【0010】マルチビームの内部のビームは、隣のビ
ームからのフレア(或いはすそ野の広がり)光により、
わずかながら光量が重畳される。また、隣からの熱拡散
により熱エネルギーも重畳される。端部のビームは、重
畳される光量も熱拡散も片側部分しかなく、実質的に低
い光量での露光となる。この片側部分は、次の走査時に
供給されるが、ヒートモード記録材料の場合には、分割
されて照射されても感度に寄与しない。従来の銀塩材料
の場合には、多重露光にて加法性が成り立つため、この
ような現象は非常にわずかである。
【0011】図11はレーザビームの端部が光量不足と
なった特性を示す図である。縦軸は光量、横軸はチャン
ネルである。端部の光量が不足していることが分かる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであって、
熱拡散や光量の違いによる影響を抑え、画像の濃度を均
一にすることができる画像記録装置及び画像記録方法を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1)前記した課題を解
決する第1の発明は、複数の光ビームを出射するマルチ
レーザヘッドを用い、当該マルチレーザヘッドと画像記
録媒体とを相対的に移動させることにより、光ビームを
画像記録媒体全面にわたり照射することにより、その熱
エネルギーをもって画像を記録するヒートモード記録装
置において、当該マルチレーザヘッドの光量を予め定め
た光量分布を持ったマルチレーザヘッドで画像記録媒体
に露光することを特徴としている。
【0013】この発明の構成によれば、マルチレーザヘ
ッドのビーム光量を予め定めた光量分布を持たせること
により、前回走査時の今回走査時に対する熱拡散の影響
を低減させ、また、前回走査時のフィルムの感度低下を
補い、熱拡散や光量の違いによる影響を抑え、画像の濃
度を均一にすることができる。
【0014】(2)前記した課題を解決する第2の発明
は、複数の光ビームを出射するマルチレーザヘッドを用
い、円筒状ドラムに巻回した画像記録媒体を当該ドラム
を回転させると共に、当該マルチレーザヘッドとドラム
とを相対移動させることにより画像記録を行なう画像記
録装置において、当該マルチレーザヘッドの配置を当該
ドラム回転中心軸と平行ではなく階段状に配置したこと
を特徴としている。
【0015】この発明の構成によれば、マルチレーザヘ
ッドのビーム配列を階段状に配列することにより、図1
1の光量分布の違いによる影響を低減させ、また、今ま
でマルチビームの端部でのみ起こっていた前回走査時の
熱拡散によるフィルムの感度低下が各々のビーム間でも
起こり、画像の濃度を均一にすることができる。
【0016】(3)この場合において、ドラム回転中心
軸と平行にマルチレーザヘッドが上流から下流に移動す
る画像記録装置において、前記階段状に配列したマルチ
レーザヘッドのビーム配列がヘッド移動方向の上流から
下流に向かうにつれてドラム回転方向に階段状にずれた
配列になっていることを特徴としている。
【0017】この発明の構成によれば、前回スキャン時
の熱拡散による影響と今回スキャン時の隣のドットから
の影響を受けるが、本発明の構成によれば、前回スキャ
ン時の熱拡散による影響を受けるだけですみ、更に画像
の均質性を保持することができる。従って、画像記録媒
体の全面にわたり画像の濃度を均一にすることができ
る。
【0018】(4)また、前記マルチレーザヘッドのド
ラム回転方向のビームスポット間隔を所定の時間に相当
するドラムのラインスピードから導かれる距離以上離し
て配列することを特徴としている。
【0019】この発明の構成によれば、ビームスポット
が他のビームスポットに同じように熱拡散させ、フィル
ムの感度低下を起こさせ、つなぎ目部分とその他の部分
との画像の濃度を均一化することができる。
【0020】(5)前記した課題を解決する第3の発明
は、複数の光ビームを出射するマルチレーザヘッドを用
い、当該マルチレーザヘッドと画像記録媒体とを相対的
に移動させることにより、光ビームを画像記録媒体全面
にわたり照射することにより、その熱エネルギーをもっ
て画像を記録する場合において、当該マルチレーザヘッ
ドの光量を予め定めた光量分布を持ったマルチレーザヘ
ッドで画像記録媒体に露光することを特徴としている。
【0021】この発明の構成によれば、マルチレーザヘ
ッドのビーム光量を予め定めた光量分布を持たせること
により、前回走査時の今回走査時に対する熱拡散の影響
を低減させ、また、前回走査時のフィルムの感度低下を
補い、熱拡散や光量の違いによる影響を抑え、画像の濃
度を均一にすることができる。
【0022】(6)前記した課題を解決する第4の発明
は、複数の光ビームを出射するマルチレーザヘッドを用
い、円筒状ドラムに巻回した画像記録媒体を当該ドラム
を回転させると共に、当該マルチレーザヘッドとドラム
とを相対移動させることにより画像記録を行なう場合に
おいて、当該マルチレーザヘッドの配置を当該ドラム回
転中心軸と平行ではなく階段状に配置したことを特徴と
している。
【0023】この発明の構成によれば、マルチレーザヘ
ッドのビーム配列を階段状に配列することにより、図1
1の光量分布の違いによる影響を低減させ、また、今ま
でマルチビームの端部でのみ起こっていた前回走査時の
熱拡散によるフィルムの感度低下が各々のビーム間でも
起こり、画像の濃度を均一にすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施の
形態例を示す構成図である。図10と同一のものは、同
一の符号を付して示す。図において、30は入力画像を
“0”と“1”に2値化する2値化回路、31は該2値
化回路30の出力を受けて半導体レーザを駆動するレー
ザ駆動回路である。21は該半導体レーザ駆動回路31
から与えられる駆動信号により画像記録媒体にビームを
照射するマルチレーザヘッドである。20は画像記録媒
体10が巻回されたドラムである。
【0025】マルチレーザヘッド21において、5はビ
ーム毎の半導体レーザとコリメータレンズを取り付ける
ホルダ、41,42はコリメータレンズから出射された
各々のビームをマルチスポットとして画像記録媒体上に
結像させる集光レンズである。レンズ41と42とで結
像光学系40を構成する。
【0026】図のX方向(ドラムの回転方向)が主走
査、ヘッドの移動方向Yが副走査方向である。このよう
に構成された装置の動作を説明すれば、以下の通りであ
る。入力された画像信号は、2値化回路30により
“0”と“1”のデータに変換れる。この2値化回路3
0の出力は半導体レーザ駆動回路31に入り、該半導体
レーザ駆動回路31は、マルチレーザヘッド21を駆動
する。マルチレーザヘッド21は画像信号に応じてドラ
ム20上の画像記録媒体上にマルチレーザビームを照射
する。
【0027】この場合において、マルチレーザヘッド2
1は、マルチレーザヘッドのビーム光量をヘッド移動方
向の上流から下流に対してマルチレーザヘッドの光量を
予め定めた光量分布、例えば傾斜分布を持たせる。図2
は本発明による露光特性の説明図である。(a)はアブ
レーションタイプの特性を、(b)は熱融着タイプの特
性を示す。
【0028】(a)に示すアブレーションタイプの場
合、上流側端部Aの露光量を強くし、真ん中の領域Bを
平均的な露光量にし、下流側端部Cの露光量を減らすよ
うにする。端部Cには次のビーム走査の時の熱拡散の影
響が出るので予め光量を弱くしている。例えば、強くす
るのは平均値に対して+5〜+20%、弱くするのは平
均値に対して−5%〜−20%程度である。これらの露
光量の割合は、フィルムの特性により変わる。また、弱
くした光量でもアブレーションが起こるように設定す
る。
【0029】ここで、主走査方向のラインスピードが3
m/sec、レーザビーム径5μmの時の平均的な露光
領域Bの光量は50mW程度である。このような露光特
性にすることにより、図9に示すような配列のマルチビ
ームが次々に画像記録媒体上に画像を記録していく場合
に、濃度の均質な画像を記録することができる。なお、
同図では、領域A、B、Cで各々3つの露光量を設定し
た場合について説明したが、最上流のチャンネルから最
下流のチャンネルにわたって徐々に露光量を変化させる
ようにしてもよい。この場合において、記録媒体の特性
に応じて適切な光量を設定してやることが望ましい。
【0030】図12は予め定めた光量分布のもう一つの
形態を示す図である。縦軸は光量、横軸はチャンネルで
ある。この特性は、図11のような端部のチャンネル分
の光量、熱拡散を補うために、中心が周辺に対して露光
量が小さいすりばち状をなしている。このような露光を
行なうと、その特性は上部の包絡線のようになり、好ま
しい濃度特性が得られる。
【0031】以上、アブレーションタイプの場合につい
て説明したが、熱融着タイプの場合には、反対に端部A
の露光量を減らし、真ん中の領域Bを平均的な露光量に
し、端部Cの露光量を強くするようにする。
【0032】この実施の形態例によれば、マルチレーザ
ヘッドのビーム光量を予め定めた光量分布を持たせるこ
とにより、前回走査時の今回走査時に対する熱拡散の影
響を低減させ、また、前回走査時の感度低下を補い、熱
拡散や光量の違いによる影響を抑え、画像の濃度を均一
にすることができる。
【0033】図3は本発明によるマルチレーザヘッドの
配列を示す図である。図9に示すようなフラット配列タ
イプのマルチレーザヘッドの配列の場合には、図11に
見られるように、隣のビームからのフレアと熱拡散の影
響が出てくるので、このような端部の影響が出なくする
ため、マルチレーザヘッドの配列を図に示すように階段
状に配列したものである。このような配列にすることに
より、隣のチャンネルからのフレアの影響を防ぐことが
できる(図11のような分布にならない)。また、同一
走査内でも隣のチャンネルからの熱拡散による感度低下
の影響を受けるため、前回走査時の熱拡散により感度低
下を生じる最上流のチャンネルでの感度の差が縮まり、
結果として均質な画像を記録することができる。
【0034】図4はこの時の露光状態の説明図である。
(a)はドラムの構成を、(b)はスキャンの軌跡を示
す。マルチレーザヘッドを階段上に配列する場合、形成
されるドットは図に示すように斜めになるが、レーザの
スポット位置に合わせてタイミング信号を与えることに
より、正しい画像記録を行なうことができる。
【0035】この実施の形態例によれば、マルチレーザ
ヘッドのビーム配列を階段状に配列することにより、図
11の光量分布の違いによる影響を低減させ、また、今
までマルチビームの端部でのみ起こっていた前回走査時
の熱拡散による感度低下が各々のビーム間でも起こり、
画像の濃度を均一にすることができる。
【0036】図5は本発明によるマルチレーザヘッドの
他の配列を示す図である。この実施の形態例では、マル
チレーザヘッドの配列が右上がりの特性になっている。
図3に示す右下がりの特性の場合、前回スキャン時の熱
拡散による影響と今回スキャン時の隣のドットからの影
響を受けるが、図5に示す例の場合、前回スキャン時の
熱拡散による影響を受けるだけですみ、更に画像の均質
性を保持することができる。
【0037】この実施の形態例によれば、画像記録媒体
の全面にわたり画像の濃度を均一にすることができる。
図6は図3による方法の効果を更に確実にするための説
明図である。本発明では、隣合うビーム同士の間隔ΔL
を1μsec以上の時間間隔に相当する距離にする。例
えば、ドラムのラインスピードが14m/secの場
合、14μmの距離にする。これにより、各チャンネル
部分で同じように熱拡散が起こり、感度低下させること
によってつなぎ目部分とその他の部分との濃度を均一化
することができる。
【0038】図7は画像が記録され排出されるまでの流
れを示すフローチャートである。先ず、フィルムをピッ
クアップする(S1)。次に、ピックアップしたフィル
ムをドラムへ装填する(S2)。次に画像信号を受け取
る(S3)。受け取った画像を2値化回路により2値化
する(S4)。次に、この2値化画像でフィルム上へレ
ーザ露光を行なう(S5)。次に、ドラムからフィルム
を取り外す(S6)。その後ピールシートを剥離し(S
7)、フィルムは排出口から排出される(S8)。
【0039】
【実施例】本発明の画像記録装置を用いて、特開平7−
270965号、特願平9−64417号及び特願平1
0−1496号に記載のヒートモード記録材料に画像記
録を行なった結果、濃度ムラのない良好な画像が得られ
た。
【0040】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、第1の発
明によれば、(1)複数の光ビームを出射するマルチレ
ーザヘッドを用い、当該マルチレーザヘッドと画像記録
媒体とを相対的に移動させることにより、光ビームを画
像記録媒体全面にわたり照射することにより、その熱エ
ネルギーをもって画像を記録するヒートモード記録装置
において、当該マルチレーザヘッドの光量を予め定めた
光量分布を持ったマルチレーザヘッドで画像記録媒体に
露光することにより、マルチレーザヘッドのビーム光量
を予め定めた光量分布を持たせ、前回走査時の今回走査
時に対する熱拡散の影響を低減させ、また、前回走査時
の感度低下を補い、熱拡散や光量の違いによる影響を抑
え、画像の濃度を均一にすることができる。
【0041】第2の発明によれば、(2)複数の光ビー
ムを出射するマルチレーザヘッドを用い、円筒状ドラム
に巻回した画像記録媒体を当該ドラムを回転させると共
に、当該マルチレーザヘッドとドラムとを相対移動させ
ることにより画像記録を行なう画像記録装置において、
当該マルチレーザヘッドの配置を当該ドラム回転中心軸
と平行ではなく階段状に配置したことにより、マルチレ
ーザヘッドのビーム配列を階段状に配列し、図11の光
量分布の違いによる影響を低減させ、また、今までマル
チビームの端部でのみ起こっていた前回走査時の熱拡散
による感度低下が各々のビーム間でも起こり、画像の濃
度を均一にすることができる。
【0042】(3)この場合において、ドラム回転中心
軸と平行にマルチレーザヘッドが上流から下流に移動す
る画像記録装置において、前記階段状に配列したマルチ
レーザヘッドのビーム配列がヘッド移動方向の上流から
下流に向かうにつれてドラム回転方向に階段状にずれた
配列になっていることにより、前回スキャン時の熱拡散
による影響と今回スキャン時の隣のドットからの影響を
受けるが、本発明の構成によれば、前回スキャン時の熱
拡散による影響を受けるだけですみ、更に画像の均質性
を保持することができる。従って、画像記録媒体の全面
にわたり画像の濃度を均一にすることができる。
【0043】(4)また、前記マルチレーザヘッドのド
ラム回転方向のビームスポット間隔を所定の時間に相当
するドラムのラインスピードから導かれる距離以上離し
て配列することにより、ビームスポットが他のビームス
ポットに同じように熱拡散させ、感度低下を起こさせ、
つなぎ目部分とその他の部分との画像の濃度を均一化す
ることができる。
【0044】このように、本発明によれば、熱拡散や光
量の違いによる影響を抑え、画像の濃度を均一にするこ
とができる画像記録装置を提供することができる。第3
の発明によれば、(5)複数の光ビームを出射するマル
チレーザヘッドを用い、当該マルチレーザヘッドと画像
記録媒体とを相対的に移動させることにより、光ビーム
を画像記録媒体全面にわたり照射することにより、その
熱エネルギーをもって画像を記録する場合において、当
該マルチレーザヘッドの光量を予め定めた光量分布を持
ったマルチレーザヘッドで画像記録媒体に露光すること
により、マルチレーザヘッドのビーム光量を予め定めた
光量分布を持たせることにより、前回走査時の今回走査
時に対する熱拡散の影響を低減させ、また、前回走査時
のフィルムの感度低下を補い、熱拡散や光量の違いによ
る影響を抑え、画像の濃度を均一にすることができる。
【0045】第4の発明によれば、(6)複数の光ビー
ムを出射するマルチレーザヘッドを用い、円筒状ドラム
に巻回した画像記録媒体を当該ドラムを回転させると共
に、当該マルチレーザヘッドとドラムとを相対移動させ
ることにより画像記録を行なう場合において、当該マル
チレーザヘッドの配置を当該ドラム回転中心軸と平行で
はなく階段状に配置したことにより、マルチレーザヘッ
ドのビーム配列を階段状に配列することにより、図11
の光量分布の違いによる影響を低減させ、また、今まで
マルチビームの端部でのみ起こっていた前回走査時の熱
拡散によるフィルムの感度低下が各々のビーム間でも起
こり、画像の濃度を均一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例を示す構成図である。
【図2】本発明による露光特性の説明図である。
【図3】本発明によるマルチレーザヘッドの配列を示す
図である。
【図4】露光状態の説明図である。
【図5】本発明によるマルチレーザヘッドの他の配列を
示す図である。
【図6】ビーム間隔の説明図である。
【図7】画像が記録され排出されるまでの流れを示すフ
ローチャートである。
【図8】画像記録媒体の構造を示す図である。
【図9】従来のマルチレーザヘッドの配列を示す図であ
る。
【図10】ドラムへの画像記録媒体の取り付け状態を示
す図である。
【図11】従来装置の光量特性を示す図である。
【図12】予め定めた光量分布のもう一つの形態を示す
図である。
【符号の説明】
5 ホルダ 20 ドラム 21 マルチレーザヘッド 30 2値化回路 31 半導体レーザ駆動回路 40 結像光学系 41 集光レンズ 42 集光レンズ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ビームを出射するマルチレーザ
    ヘッドを用い、当該マルチレーザヘッドと画像記録媒体
    とを相対的に移動させることにより、光ビームを画像記
    録媒体全面にわたり照射することにより、その熱エネル
    ギーをもって画像を記録するヒートモード記録装置にお
    いて、 当該マルチレーザヘッドの光量を予め定めた光量分布を
    持ったマルチレーザヘッドで画像記録媒体に露光するこ
    とを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 複数の光ビームを出射するマルチレーザ
    ヘッドを用い、円筒状ドラムに巻回した画像記録媒体を
    当該ドラムを回転させると共に、当該マルチレーザヘッ
    ドとドラムとを相対移動させることにより画像記録を行
    なう画像記録装置において、 当該マルチレーザヘッドの配置を当該ドラム回転中心軸
    と平行ではなく階段状に配置したことを特徴とする画像
    記録装置。
  3. 【請求項3】 ドラム回転中心軸と平行にマルチレーザ
    ヘッドが上流から下流に移動する画像記録装置におい
    て、 前記階段状に配列したマルチレーザヘッドのビーム配列
    がヘッド移動方向の上流から下流に向かうにつれてドラ
    ム回転方向に階段状にずれた配列になっていることを特
    徴とする請求項2記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記マルチレーザヘッドのドラム回転方
    向のビームスポット間隔を所定の時間に相当するドラム
    のラインスピードから導かれる距離以上離して配列する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 複数の光ビームを出射するマルチレーザ
    ヘッドを用い、当該マルチレーザヘッドと画像記録媒体
    とを相対的に移動させることにより、光ビームを画像記
    録媒体全面にわたり照射することにより、その熱エネル
    ギーをもって画像を記録する場合において、 当該マルチレーザヘッドの光量を予め定めた光量分布を
    持ったマルチレーザヘッドで画像記録媒体に露光するこ
    とを特徴とする画像記録方法。
  6. 【請求項6】 複数の光ビームを出射するマルチレーザ
    ヘッドを用い、円筒状ドラムに巻回した画像記録媒体を
    当該ドラムを回転させると共に、当該マルチレーザヘッ
    ドとドラムとを相対移動させることにより画像記録を行
    なう場合において、 当該マルチレーザヘッドの配置を当該ドラム回転中心軸
    と平行ではなく階段状に配置したことを特徴とする画像
    記録方法。
JP2843298A 1998-02-10 1998-02-10 画像記録装置及び画像記録方法 Pending JPH11227244A (ja)

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