JPH11226648A - プレス成形方法 - Google Patents

プレス成形方法

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JPH11226648A
JPH11226648A JP27304098A JP27304098A JPH11226648A JP H11226648 A JPH11226648 A JP H11226648A JP 27304098 A JP27304098 A JP 27304098A JP 27304098 A JP27304098 A JP 27304098A JP H11226648 A JPH11226648 A JP H11226648A
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die
work
intermediate product
forming
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Masataka Iida
昌孝 飯田
Toshiaki Kaneyuki
俊明 兼行
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望形状、寸法の断面略U字状のU字状部を
有するプレス成形品を成形する方法の提供。 【解決手段】 ワークを平板状素材W0の状態から複数
の曲げ工程を経て断面略U字状のU字状部に成形するプ
レス成形方法であって、ダイス33とワークW2との相
対動方向に延びる第1の面33aと第1の面33aに略
直交する第2の面33bとをもつ断面略L字状の保持面
33Lと、保持面33Lの第1の面33aの端部に接続
して相対動方向に対して傾斜して延びる傾斜面33c
と、保持面33Lの第2の面33bの端部に接続して相
対動方向に延びる平行面33dと、を有するダイス33
を用いて最終曲げ工程を実行する、プレス成形方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス成形方法に
関し、とくにワークを平板状素材の状態から断面略U字
状のU字状部を有する最終成形品に成形する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、断面が略U字状のU字状部を有す
るプレス成形品が知られている。たとえば、図5に示す
形状のサスペンションアームはそのA−A断面である図
6のXの部分、およびB−B断面の図7に示すYの部分
がいずれもU字状にプレス成形されている。断面略U字
状のX、Yの部分にプレス成形する方法として、たとえ
ばつぎの方法がある。 Xの部分 図8に示すように、(a)〜(c)に示す工程によって
成形される。 (a)1曲げパット12と1曲げパンチ11の間に平板
状素材の状態のワークwを端部を突出させて挟み、1曲
げダイス13を下降させてワークの端部を曲げる1曲げ
工程。 (b)2曲げパット22と2曲げパンチ21の間に
(a)の工程により得られたワークを端部を突出させて
挟み、斜面23bを有する2曲げダイス23を下降させ
てワークの端部を曲げる2曲げ工程。 (c)3曲げパット32’と3曲げパンチ31’の間に
(b)の工程により得られたワークを挟む。3曲げパン
チ31’の幅はワーク幅より小さく、3曲げパット3
2’の幅はワーク幅とほぼ同じであるので、ワークは
(b)の工程で成形された曲成形部r’が3曲げパット
32’の左右端部の略直下に位置している。その状態
で、3曲げダイス33’をワークの上方からワークに向
けて下降させてワークの端部をU字状とする最終曲げ工
程。 Yの部分 図9に示すように、(a)〜(d)に示す工程によって
成形される。 (a)平板状のワークにポンチ62で穴を開ける下穴抜
工程。 (b)穴の周縁部を平板状部P8”に対してバーリング
パンチ72で直角に曲げて鍔部P7を形成するバーリン
グ工程。 (c)平板状部P8”を鍔部P7と鋭角をなすように曲
げて傾斜部P8’を形成する予備曲げ工程。 (d)ダイス83’を下降させてワークを曲げ、U字形
状にする最終曲げ工程。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の断面U
字状のX、Y部分の成形方法にはそれぞれつぎの問題が
ある。 X部分を成形する(c)の最終曲げ工程で、3曲げ
パンチ31’とワークの曲成形部r’との間に空隙C1
が生じた状態で、3曲ダイス33’により曲げ加工を行
うので、図8(c)中に一点鎖線で示すように、曲成形
部r’の形状がくずれることによりU字形状がくずれ、
所望の形状、寸法が確保できない。 Y部分を成形する(d)の最終曲工程で、ワークに
空隙部C2が形成されたままの状態でダイスが下降する
ので、図9(d’)に示すように材料のズレが生じ、所
望のU字形状が確保できず、鍔部P7の高さに偏差が発
生する。本発明の目的は、所望の形状、寸法の断面略U
字状のU字状部を有するワークに成形することのできる
プレス成形方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) ワークを平板状素材の状態から複数の曲げ工程
を経て断面略U字状のU字状部を有する最終成形品に成
形するプレス成形方法であって、ダイスとワークとの相
対動方向に延びる第1の面と該第1の面に略直交する第
2の面とをもつ断面略L字状の保持面と、該保持面の前
記第1の面の端部に接続して前記相対動方向に対して傾
斜して延びる傾斜面と、前記第2の面の端部に接続して
前記相対動方向に延びる平行面と、を有するダイスを用
いて最終曲げ工程を実行する、プレス成形方法。 (2) ワークを平板状素材の状態から複数の曲げ工程
を経て断面略U字状のU字状部を有する最終成形品に成
形するプレス成形方法であって、前記平板状素材の状態
にあるワークの端部を曲げて先端フランジ部を有する第
1中間品を成形する1曲げ工程と、前記第1中間品の段
階にあるワークを前記先端フランジ部から隔たった部位
にて曲げ、平板状部と該平板状部に対し曲げられた縦壁
部と該縦壁部に対して曲げられた前記先端フランジ部と
を備える第2中間品に成形する2曲げ工程と、前記第2
中間品の段階にある前記ワークの前記平板状部を前記ダ
イスの前記第2の面に対向する型面と該型面に平行な型
面で保持し、前記先端フランジ部と前記縦壁部との接続
部分である第1の折り曲げ部と、前記ダイスの前記傾斜
面とを接触させると共に、前記ダイスと前記ワークとを
相対動させて、前記ワークの前記第1の折り曲げ部を前
記ダイスの前記傾斜面から前記ダイスの前記保持面に向
けて移動させ、ついで前記ワークの前記縦壁部とその各
端の第1の折り曲げ部および第2の折り曲げ部を前記ダ
イスの前記第2の面とそれに対向する前記型面との間で
押圧し、断面略U字状のU字状部を有する最終成形品に
成形する最終曲げ工程と、を有する、(1)記載のプレ
ス成形方法。 (3) 前記2曲げ工程において、上面と該上面の端部
に接続し上面に対して鈍角に延びる傾斜面と該傾斜面の
端部に接続し下方に延びる縦面とを有する2曲げパンチ
に前記第1中間品の段階にあるワークを端部を突出させ
て配置し、前記上面と前記上面に対向する型面で前記ワ
ークを保持し、前記2曲げパンチの傾斜面と平行に延び
る傾斜面と該傾斜面の端部に接続し前記2曲げパンチの
前記縦面と平行に延びる縦面とを有する2曲げダイスと
前記ワークとを相対動させ、前記ワークを前記2曲げパ
ンチと前記2曲げダイスで拘束して平板状部と該平板状
部に対して鈍角に曲げられた縦壁部と該縦壁部に対して
鈍角に曲げられた先端フランジ部を備える第2中間品に
成形する、(2)記載のプレス成形方法。 (4) ワークを平板状素材の状態から複数の曲げ工程
を経て断面略U字状のU字状部を有する最終成形品に成
形するプレス成形方法であって、前記平板状素材の状態
にあるワークに穴を穿設し穴が設けられた平板状部を有
する第1中間品を成形する工程と、該第1中間品の前記
穴の周縁部を前記平板状部に略直角に曲げて鍔部を形成
し、該鍔部まわりの平板状部の一部を前記鍔部と鋭角を
なすように予備曲げし、前記鍔部と該鍔部と鋭角をなす
傾斜部とを有する第2中間品を成形する中間曲げ工程
と、前記ダイスの前記平行面に沿って配置され前記ダイ
スの前記平行面に平行に延びる前記ダイスの前記保持面
側に突出した突出面を有する型の突出面と前記ダイスの
前記傾斜面との間に、前記第2中間品の状態にあるワー
クの前記鍔部と前記傾斜部とを、前記鍔部を前記突出面
を有する型に沿わせ、前記傾斜部の端縁を前記ダイスの
前記傾斜面に接触させて配置し、前記鍔部と前記傾斜部
との接続部は前記ダイスの前記保持面の第2の面に対向
する型面に接触させたまま、前記ダイスと前記ワークと
を相対動させて、前記傾斜部の端縁を前記ダイスの前記
傾斜面から前記ダイスの前記保持面の第1の面に向けて
移動させついで前記保持面の第1の面に沿わせて第2の
面まで移動させ、前記傾斜部を前記保持面の第2の面に
対向する型面に沿って延びる部分と、前記保持面の第1
の面に沿って延びる部分とし、断面略U字状のU字状部
を有する最終成形品に成形する、最終曲げ工程と、を有
する、(1)記載のプレス成形方法。
【0005】上記(1)のプレス成形方法では、ダイス
とワークとの相対動方向に延びる第1の面と第1の面に
直交する第2の面とをもつ断面略L字状の保持面と、保
持面の第1の面の端部に接続して相対動方向に対して傾
斜して延びる傾斜面と、保持面の第2の面の端部に接続
して相対動方向に延びる平行面と、を有するダイスを用
いて最終曲げ工程を行うことにより、所望の形状、寸法
の断面略U字状のU字状部を有する最終曲げ成形品にプ
レス成形することができる。上記(2)のプレス成形方
法では、最終曲げ工程で、平板状部と縦壁部と先端フラ
ンジ部とを備える第2中間品の段階にあるワークの平板
状部がダイスの第2の面に対向する型面とその型面に平
行な型面で保持され、ワークの第1の折り曲げ部がダイ
スの傾斜面と接触すると共に、ダイスとワークとが相対
動して、第1の折り曲げ部がダイスの傾斜面から保持面
に向けて移動する。ダイスの傾斜面がワークに作用する
力はダイスの第2の面に対向する型面が受けるのでワー
クは第2の折り曲げ部の形状が損なわれない。さらにワ
ークは縦壁部とその各端の第1の折り曲げ部と第2の折
り曲げ部がダイスの第2の面とそれに対向する型面との
間で押圧される。そのため、ワークに圧縮応力が付与さ
れて、ワークは第1の折り曲げ部と第2の折り曲げ部が
ダイスの第2の面とそれに対向する型面との間で押圧さ
れた形状に形状凍結されるので、第2の折り曲げ部の形
状が損なわれず、所望の形状、寸法の断面略U字状のU
字状部を有する最終曲げ成形品に成形することができ
る。上記(3)のプレス成形方法では、第1中間品の段
階にあるワークが、2曲げ工程において2曲げパンチと
2曲げダイスで拘束されて、平板状部と平板状部に対し
て鈍角に曲げられた縦壁部と縦壁部に対して鈍角に曲げ
られた先端フランジ部とを備える第2中間品に成形され
る。第2中間品のワークは2曲げパンチと2曲げダイス
で拘束されて成形されるので、曲げ形状が安定し、2曲
げ工程後に先端フランジ部が伸びることがない。上記
(4)のプレス成形方法では、最終曲げ工程で、第2中
間品の段階にあるワークの鍔部がダイスの保持面側に突
出した突出面を有する型の突出面に沿い、ワークの傾斜
部の端縁がダイスの傾斜面に接触し、ワークの鍔部と傾
斜部の接続部がダイスの第2の面に対向する型面に接触
したまま、ダイスとワークとが相対動し、傾斜部の端縁
がダイスの傾斜面からダイスの保持面の第1の面に向け
て移動するので傾斜部に圧縮応力が付与され、傾斜部が
ダイスの保持面の第1の面に沿って第2の面まで移動
し、ダイスの保持面の第2の面に対向する型面に沿って
延びる部分と第1の面に沿って延びる部分に曲げ成形さ
れるので、ワークを平板状素材の状態から所望の形状、
寸法の断面U字状のU字状部を有する最終成形品に成形
することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1、図2は本発明の第1実施例
を示しており、図3は本発明の第2実施例を示してお
り、図4は本発明の第3実施例を示している。
【0007】本発明の第1実施例のプレス成形方法およ
び作用を、図1を参照して、説明する。本発明の第1実
施例では、図6に示すサスペンションアームの片側のX
部分におけるU字形状を、1曲げ、2曲げ、3曲げ(最
終曲げ)の工程を経て、成形する方法について示す。図
1の上段は加工開始時、下段は加工完了時を示す。
【0008】まず、1曲げ工程について説明する。1曲
げ工程の開始時、図1(a)に示すように、平板状素材
の状態にあるワークW0の平板状部を水平に延びる上面
11aを有する固定の1曲げパンチ11上に置く。そし
て、1曲げパンチ11の上面11aに対向する型面12
aを有する1曲げパット12を上方から下降させ、ワー
クW0を1曲げパンチ11と1曲げパット12の間で保
持する。ワークW0の幅は1曲げパット12および1曲
げパンチ11の幅より長く、ワークW0は1曲げパット
12および1曲げパンチ11より左右方向にそれぞれ端
部P1’が突出している。1曲げパット12は1曲げパ
ンチ11より、ワークW0の板厚tと略同じ長さ分だ
け、1曲げパンチ11の幅に対して左右それぞれ長くさ
れている。そして、1曲げパット12の型面12aに直
交する側面12bと平行な平行面13bを有し、側面1
2bに平行面13bが接してワークより上方に配置され
た1曲げダイス13を下降させる。1曲げダイス13の
平行面13bと1曲げパンチ11の側面11bとの間に
は、ワークW0の板厚tと略同じ隙間がある。1曲げダ
イス13は、1曲げパット12および1曲げパンチ11
より左右に突出したワークW0の端部P1’に接触した
後も下降が続けられるため、ワークW0はP1’の部分
が1曲げパンチ11の形状に沿って曲げられ、先端フラ
ンジ部P1が成形される。平板状素材の平板状部と先端
フランジ部P1の接続部分である第1の折り曲げ部r1
は略直角になっている。1曲げ工程の開始時に平板状素
材の状態であったワークW0は、1曲げ工程の完了時に
は、平板状部と、両端が1曲げパンチ13により折り曲
げられた先端フランジ部P1とを有する第1中間品W1
になる。
【0009】つぎに、2曲げ工程について説明する。2
曲げ工程の開始時、図1(b)に示すように、第1中間
品W1を、水平に延びる上面21aを有する固定の2曲
げパンチ21上に置く。そして2曲げパンチ21の上面
21aに対向する型面22aを有する2曲げパット22
を上方から下降させ、第1中間品W1を2曲げパンチ2
1と2曲げパット22の間で保持する。第1中間品W1
の幅は2曲げパット22および2曲げパンチ21の幅よ
り長いため、第1中間品W1は2曲げパット22および
2曲げパンチ21より左右方向にそれぞれ平板状部の一
部P2”が突出している。2曲げパット22の幅は2曲
げパンチ21の幅より小さくされている。そして、第1
中間品W1より上方に配置された2曲げダイス23を下
降させる。2曲げダイス23は、2曲げパット22の下
面22aに直交する側面22bと平行な平行面23a
と、平行面23aに接続し2曲げパット22の側面22
bから離れる方向に傾斜して延びる傾斜面23bと、傾
斜面23bに接続し水平に延びる下面23cとを有す
る。平行面23aと傾斜面23bとの接続部分は湾曲し
ている。2曲げダイス23の下降により、まず、2曲げ
ダイス23の下面23cと第1中間品W1の平板状部の
一部P2”が接触する。2曲げダイス23の下降が続け
られ、ワークW1の平板状部の一部P2”が2曲げパン
チ21の角部21rを起点に曲げられる。2曲げダイス
23は、2曲げダイス23の平行面23aと傾斜面23
bとの接続部分が2曲げパット22の型面22aと略同
一面上に位置するまで下降する。このとき、先端フラン
ジ部P1の端縁は2曲げパンチ21に接触している。2
曲げダイス23によりワークの平板状部の一部P2”は
曲げられて、2曲げダイス23の傾斜面23bに沿った
縦壁部P2’となる。2曲げパット22と2曲げパンチ
21の間に保持された平板状部P3と縦壁部P2’の接
続部である第2の折り曲げ部r2は鈍角となる。先端フ
ランジ部P1を有する第1中間品は、第2の曲げ工程の
完了時には、平板状部P3と平板状部P3に対して鈍角
をなす縦壁部P2’と先端フランジ部P1を有する第2
中間品W2になる。
【0010】つぎに、3曲げ工程(最終曲げ工程)につ
いて説明する。3曲げ工程の開始時、図1(c)に示す
ように、2曲げ工程で縦壁部P2’が成形された第2中
間品W2を、水平に延びる上面31aを有しスプリング
力などにより上下方向(ワークとダイスとの相対動方
向)に可動な3曲げフローティングパンチ31上に端部
を突出させて置く。突出長さは、第2中間品W2の先端
フランジ部P1の長さと略同じである。そして、3曲げ
フローティングパンチ31の上面31aに対向する型面
32aを有する3曲げパット32を上方から下降させ、
第2中間品W2を3曲げフローティングパンチ31と3
曲げパット32の間で保持する。3曲げパット32の幅
は第2中間品の平板状部P3の長さと略同じにされてい
る。第2中間品W2の平板状部P3を3曲げフローティ
ングパンチ31と3曲げパット32で保持された第2中
間品W2の下方には、固定の3曲げダイス33が配置さ
れている。3曲げダイス33は、第2中間品W2との相
対動方向に延びる第1の面33aと第1の面33aに直
交する第2の面33bとをもつ断面略L字状の保持面3
3Lと、第1の面33aの端部に接続して相対動方向に
対してθ2の角度で傾斜して延びる傾斜面33cと、第
2の面33bの端部に接続して相対動方向に延びる平行
面33dとを一部に有する。傾斜面33cは平行面33
dから離れる方向に傾斜している。そして、第2中間品
W2を3曲げフローティングパンチ31と3曲げパット
32の間で保持した状態で、下降させる。第2中間品W
2の下降により、まず先端フランジ部P1と縦壁部P2
の接続部である第1の折り曲げ部r1が3曲げダイス3
3の傾斜面33cと接触する。第1の折り曲げ部r1と
3曲げダイス33の傾斜面33cとの成形角度θ3は、
第2中間品W2がダイス33に対して下降し、第1の折
り曲げ部r1が3曲げダイス33の傾斜面33cから保
持面33Lに向けて移動するにつれて小さくなる。
【0011】加工精度を高めるため、成形角度θ3はワ
ークW2の第1の折り曲げ部r1と3曲げダイス33の
傾斜面33cとが接触した時点では、45°以下である
ことが望ましい。
【0012】また、設備の配置スペースの条件によっ
て、3曲げダイス33の高さを小さくする必要がある場
合は、第1の折り曲げ部r1と3曲げダイス33の傾斜
面33cとが接触し始めるときのみ、θ3を45°以下
として、3曲げダイス33の傾斜面33cを図2に示す
ように湾曲させてもよい。
【0013】第2中間品W2は第1の折り曲げ部r1が
3曲げダイス33の傾斜面に接触した状態で下降するこ
とによって平板状部P3に3曲げダイス33からの力が
作用することになるが、その力は3曲げパット32で受
けるため、第2の折り曲げ部r2の形状は図8(c)に
一点鎖線で示す、従来の形状のように損なわれることは
ない。第2中間品W2の下降により先端フランジ部P1
が3曲げダイス33の第2の面33bに達すると、第2
中間品W2の縦壁部P2’と第1の折り曲げ部r1と第
2の折り曲げ部r2は、3曲げダイス33の第2の面3
3bとそれに対向する3曲げパット32の型面32aと
の間で押圧され、形状が固定されて3曲げ工程が完了す
る。第2中間品の縦壁部P2’は、3曲げダイス33の
第1の面33aに沿わされるので第1の面33aに平行
に延びる形状となる。そのため第2の折り曲げ部r2は
3曲げ工程の完了時には略直角となる。
【0014】ワークは、平板状素材の段階から、1曲げ
工程〜3曲げ工程を得ることで、所望の形状、寸法とさ
れた高精度なU字状部を両端に有する最終成形品W3に
プレス成形される。
【0015】上記第1実施例では、ワークとダイスを相
対動させるために、3曲げ工程でダイス33を固定と
し、ワークをダイスに対して移動させているが、その逆
としてもよい。
【0016】また、上記第1実施例では、板厚の異なる
ワークを加工する場合に対しても、3曲げ工程で用いる
型をそのまま利用することができるので、板厚の変更に
ともなう設備投資費用の増大の問題はない。
【0017】また、3曲げ工程での加工完了時に、フロ
ーティングパンチ31とワークの先端フランジ部P1の
端面を接触させることにより、先端フランジ部P1の端
面精度を高めることができる。
【0018】つぎに、本発明の第2実施例のプレス成形
方法およびその作用を、図3を参照して、説明する。本
発明の第2実施例は、第1実施例とは、2曲げ工程が異
なる。その他の工程における方法は同じであるため、説
明を省略し、以下には第1実施例の2曲げ工程とは異な
る工程となる2曲げ工程について説明する。2曲げ工程
の開始時、図3(b)に示すように、第1中間品W1
を、水平に延びる上面21aを有する固定の2曲げパン
チ21上に置く。2曲げパンチ21は、上面21aと上
面21の端部に接続し上面に対して鈍角に延びる傾斜面
21bと傾斜面の端部に接続し下方に延びる縦面21c
を有する。2曲げパンチ21の上面21aに対向する型
面22aを有する2曲げパット22を上方から下降させ
る。それにより、第1中間品W1は2曲げパンチ21と
2曲げパット22の間で保持される。第1中間品の幅は
2曲げパット22および2曲げパンチ21の幅より長い
ため、第1中間品W1は2曲げパット22および2曲げ
パンチ21より左右方向にそれぞれ平板状部の一部P
2”が突出している。2曲げパット22の幅は2曲げパ
ンチ21の幅より小さくされている。そして、第1中間
品W1より上方に配置された2曲げダイス23を下降さ
せる。2曲げダイス23は、2曲げパット22の下面2
2aに直交する側面22bと平行な平行面23aと、平
行面23aに接続し2曲げパンチ21の傾斜面21bと
平行に延びる傾斜面23bと、傾斜面23bの端部に接
続し2曲げパンチの縦面21cと平行に延びる縦面23
dとを有する。平行面23aと傾斜面23bとの接続部
分は湾曲している。2曲げダイス23の下降により、ま
ず、2曲げダイス23の下面23cと第1中間品の平板
状部の一部P2”が接触する。2曲げダイス23の下降
を続けることによって、第1中間品W1の平板状部の一
部P2”が2曲げパンチ21の角部21rを起点に曲が
り、縦壁部P2’となる。2曲げダイス23は2曲げダ
イス23の平行面23aと傾斜面23bとの接続部分が
2曲げパット22の型面22aと略同一面上に位置する
まで下降される。先端フランジ部P1は2曲げパンチ2
1の縦面21cと2曲げダイス23の縦面23dに拘束
される。また、縦壁部P2’は2曲げパンチ21の傾斜
面21bと2曲げダイス23の傾斜面23bに拘束され
る。そのため、先端フランジ部P1は、曲げ戻される。
先端フランジ部P1を有する第1中間品W1は、2曲げ
工程の完了時には、平板状部P3と平板状部P3に対し
て鈍角をなす縦壁部P2’と縦壁部P2’に対して鈍角
をなす先端フランジ部P1’を有する第2中間品W2に
なる。
【0019】図5に示すような伸びフランジ成形部を有
するワークを成形する場合、第1実施例に示すように、
2曲げ工程で先端フランジ部P1が非拘束の状態で成形
されると、先端フランジ部P1が伸びて第1の折り曲げ
部r1の曲げ形状がなくなるおそれがある。先端フラン
ジ部P1が伸びると、3曲げ工程を行うときに、3曲げ
ダイス33の傾斜面33cから第2の面33bにかけて
先端フランジ部P1の先端が接触し、カジリが発生する
おそれがある。しかし、第2実施例では、第1実形状の
2曲げパンチ21と2曲げダイス23とを用い、先端フ
ランジ部P1を2曲げパンチ21と2曲げダイス23で
拘束して2曲げ工程を行うので、2曲げ工程で先端フラ
ンジ部P1が伸びることがない。そのため、3曲げ工程
で3曲げダイス33のとくに第1の面と第2の面の間と
ワークの先端フランジ部の先端との接触が回避され、カ
ジリが防止され、精度確保が容易となる。
【0020】つぎに、本発明の第3実施例のプレス成形
方法およびその作用を、図4を参照して、説明する。本
発明の第3実施例では、図7に示すサスペンションアー
ムの防振ブッシュなどを保持する部位のうち、とくにY
部分のU字形状を成形する方法を示す。
【0021】まず下穴抜工程を行う。平板状のワークを
下穴抜きダイス61の上に置き、上方から下穴抜きパン
チ62をワークに向けて下降し、図4(a)に示すよう
にワークに穴を開ける。
【0022】つぎにバーリング工程を行う。穴の開けら
れたワークW11(第1中間品)をバーリングダイス7
1の上に置き、上方からバーリングパンチ72をワーク
W11の穴に向けて下降し、図4(b)に示すように穴
の周縁部をワークの平板状部に略直角に曲げて鍔部P7
を有するワークW12を形成する。ワークW12はバー
リングパンチ72とバーリングダイス71で材料が拘束
されるため、内径精度が確保される。
【0023】つぎに予備曲げ工程を行う。ワークW12
の鍔部P7のまわりの平板状部P8”の一部を鍔部P7
と鋭角をなすように予備曲げして一部に傾斜部P8’を
有するワークW13(第2中間品)を成形する。
【0024】つぎに、ワークW13の一部をU字形状と
する曲げ(最終曲げ)工程を行う。以下には前工程で鍔
部P7と傾斜部P8’に成形されたワークの部分のプレ
ス成形について示す。ワークW13のうち傾斜部P8’
が成形されない平板状部8”は、本発明の第3実施例の
最終曲げ工程では曲げ加工は施されない。まず、ワーク
W13の穴を芯金81に挿通して芯金81の一部の周囲
に配置された曲げダイス83に向けて曲げパット82を
下降する。曲げダイス83は、ワークW13との相対動
方向に延びる第1の面83aと第1の面83aに直交す
る第2の面83bとをもつ断面略L字状の保持面83L
と、第1の面83aの端部に接続して相対動方向に対し
て傾斜して延びる傾斜面83cと、第2の面83bの端
部に接続して相対動方向に延びる平行面83dとを有す
る。傾斜面83cは平行面83dから離れる方向に傾斜
している。芯金(突出面を有する型)81は曲げダイス
83の平行面83dに沿って配置され、曲げダイス83
の第2の面83bより上方に突出した突出面81aを有
する。ワークW13は鍔部P7が芯金81の突出面81
aに沿って、傾斜部P8’がその端縁が曲げダイス83
の傾斜面83cに接触した状態のまま下降する。ワーク
W13の傾斜部P8’の端縁は曲げダイス83の傾斜面
83cから第1の面83aに向けて移動し、さらに第2
の面83bに移動することにより、図4(d)に示すよ
うに、傾斜部P8’が曲げダイス83の第2の面83b
に対向する型面82aに沿って延びる部分P8bと、第
1の面83aに沿って延びる部分P8aに沿って延びる
部分になる。これにより、ワークは平板状素材の状態か
ら鍔部P7と、型面82aに沿って延びる部分P8b
と、第1の面83aに沿って延びる部分P8aとからな
る断面略U字状のU字状部を有する最終成形品に成形さ
れる。
【0025】最終曲げ工程では、ワークの穴が芯金81
に挿入され、鍔部P7が芯金81の突出面81aに押圧
されるので、ワークの内径精度が精密にされる。ワーク
W13は傾斜部P8’の端縁が曲げダイス83の斜面と
接触して、圧縮応力が付与されはじめ、端縁が3曲げダ
イス83の第2の面83bに達するまでの間に傾斜部P
8’が曲げられ、最終的に、鍔部P7と型面82aに沿
って延びるP8bと、第1の面83aに沿って延びるP
8aからなるU字形状を有するワークが得られる。最終
曲げ工程では、鍔部P7がダイスにより曲げられること
がないため、高さに偏差が生じる原因となる加工はされ
ない。そのため、所望の形状、寸法を有するU字状部が
得られる。
【0026】上記第3実施例では、曲げダイス83を固
定とし、ワークをダイスに対して移動させているが、そ
の逆でもよい。
【0027】
【発明の効果】請求項1のプレス成形方法によれば、ダ
イスとワークとの相対動方向に延びる第1の面と第1の
面に直交する第2の面とをもつ断面略L字状の保持面
と、保持面の第1の面の端部に接続して相対動方向に対
して傾斜して延びる傾斜面と、保持面の第2の面の端部
に接続して相対動方向に延びる平行面と、を有するダイ
スを用いて最終曲げ工程を行うことにより、所望の形
状、寸法を有する高精度な断面略U字状のU状部を有す
る最終成形品にプレス成形することができる。請求項2
のプレス成形方法によれば、最終曲げ工程で第2中間品
の段階にあるワークの平板状部をダイスの第2の面に対
向する型面とその型面に平行な型面で保持し、ワークの
第1の折り曲げ部と、ダイスの傾斜面を接触させると共
に、ダイスとワークとを相対動させて、第1の折り曲げ
部をダイスの傾斜面から保持面に向けて移動させるの
で、ダイスの傾斜面がワークに作用する力はダイスの第
2の面に対向する型面が受け、ワークは第2の折り曲げ
部の形状が損なわれないまま、ワークの縦壁部とその各
端の第1の折り曲げ部と第2の折り曲げ部をダイスの第
2の面とそれに対向する型面との間で押圧するので、ワ
ークに圧縮応力が付与されて、所望の形状に曲げられた
折り曲げ部を備える断面略U字状に成形することができ
る。請求項3のプレス成形方法によれば、2曲げ工程で
先端フランジ部が2曲げパンチと2曲げダイスによって
拘束されるので、先端フランジ部が伸びるのを防止でき
る。請求項4のプレス成形方法によれば、最終曲げ工程
で、第2中間品の段階にあるワークの鍔部をダイスの保
持面側に突出した突出面を有する型の突出面に沿わせ、
傾斜部の端縁をダイスの傾斜面に接触させ、鍔部と傾斜
部の接続部をダイスの第2の面に対向する型面に接触さ
せたまま、ダイスとワークとを相対動させて、傾斜部の
端縁をダイスの傾斜面からダイスの保持面の第1の面に
向けて移動させるのでワークに圧縮応力が付与され、さ
らにダイスの保持面の第1の面に沿わせて第2の面まで
移動させ、傾斜部をダイスの保持面の第2の面に対向す
る型面に沿って延びる部分と第1の面に沿って延びる部
分とが成形され、所望の形状に曲げられた断面略U字状
のU字状部を有する最終成形品に成形することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のプレス成形方法を説明す
る図である。
【図2】本発明の第1施例に係わる3曲げダイスの一例
を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例のプレス成形方法を説明す
る図である。
【図4】本発明の第3実施例のプレス成形方法を説明す
る図である。
【図5】本発明の全実施例に係わるプレス成形品の斜視
図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】図5のB−B断面図である。
【図8】従来のプレス成形方法を説明する図である。
【図9】従来のプレス成形方法を説明する図である。
【符号の説明】
32a、82a ダイスの第2の面に対向する型面 33、83 ダイス 33a、83a 第1の面 33b、83b 第2の面 33c、83c 傾斜面 33d、83d 平行面 33L、83L 保持面 P1 先端フランジ部 P2 縦壁部 P3 平板状部 r1 第1の折り曲げ部 r2 第2の折り曲げ部 P7 鍔部 P8’ 傾斜部 81 突出面を有する型 81a 突出面 W0 平板状素材 W1 第1中間品 W2 第2中間品 W11 第1中間品 W13 第2中間品
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B21D 19/08 B21D 19/08 D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを平板状素材の状態から複数の曲
    げ工程を経て断面略U字状のU字状部を有する最終成形
    品に成形するプレス成形方法であって、ダイスとワーク
    との相対動方向に延びる第1の面と該第1の面に略直交
    する第2の面とをもつ断面略L字状の保持面と、該保持
    面の前記第1の面の端部に接続して前記相対動方向に対
    して傾斜して延びる傾斜面と、前記第2の面の端部に接
    続して前記相対動方向に延びる平行面と、を有するダイ
    スを用いて最終曲げ工程を実行する、プレス成形方法。
  2. 【請求項2】 ワークを平板状素材の状態から複数の曲
    げ工程を経て断面略U字状のU字状部を有する最終成形
    品に成形するプレス成形方法であって、 前記平板状素材の状態にあるワークの端部を曲げて先端
    フランジ部を有する第1中間品を成形する1曲げ工程
    と、 前記第1中間品の段階にあるワークを前記先端フランジ
    部から隔たった部位にて曲げ、平板状部と該平板状部に
    対し曲げられた縦壁部と該縦壁部に対して曲げられた前
    記先端フランジ部とを備える第2中間品に成形する2曲
    げ工程と、 前記第2中間品の段階にある前記ワークの前記平板状部
    を前記ダイスの前記第2の面に対向する型面と該型面に
    平行な型面で保持し、前記先端フランジ部と前記縦壁部
    との接続部分である第1の折り曲げ部と、前記ダイスの
    前記傾斜面とを接触させると共に、前記ダイスと前記ワ
    ークとを相対動させて、前記ワークの前記第1の折り曲
    げ部を前記ダイスの前記傾斜面から前記ダイスの前記保
    持面に向けて移動させ、ついで前記ワークの前記縦壁部
    とその各端の第1の折り曲げ部および第2の折り曲げ部
    を前記ダイスの前記第2の面とそれに対向する前記型面
    との間で押圧し、断面略U字状のU字状部を有する最終
    成形品に成形する最終曲げ工程と、を有する、請求項1
    記載のプレス成形方法。
  3. 【請求項3】 前記2曲げ工程において、上面と該上面
    の端部に接続し上面に対して鈍角に延びる傾斜面と該傾
    斜面の端部に接続し下方に延びる縦面とを有する2曲げ
    パンチに前記第1中間品の段階にあるワークを端部を突
    出させて配置し、前記上面と前記上面に対向する型面で
    前記ワークを保持し、前記2曲げパンチの傾斜面と平行
    に延びる傾斜面と該傾斜面の端部に接続し前記2曲げパ
    ンチの前記縦面と平行に延びる縦面とを有する2曲げダ
    イスと前記ワークとを相対動させ、前記ワークを前記2
    曲げパンチと前記2曲げダイスで拘束して平板状部と該
    平板状部に対して鈍角に曲げられた縦壁部と該縦壁部に
    対して鈍角に曲げられた先端フランジ部を備える第2中
    間品に成形する、請求項2記載のプレス成形方法。
  4. 【請求項4】 ワークを平板状素材の状態から複数の曲
    げ工程を経て断面略U字状のU字状部を有する最終成形
    品に成形するプレス成形方法であって、前記平板状素材
    の状態にあるワークに穴を穿設し穴が設けられた平板状
    部を有する第1中間品を成形する工程と、 該第1中間品の前記穴の周縁部を前記平板状部に略直角
    に曲げて鍔部を形成し、該鍔部まわりの平板状部の一部
    を前記鍔部と鋭角をなすように予備曲げし、前記鍔部と
    該鍔部と鋭角をなす傾斜部とを有する第2中間品を成形
    する中間曲げ工程と、 前記ダイスの前記平行面に沿って配置され前記ダイスの
    前記平行面に平行に延びる前記ダイスの前記保持面側に
    突出した突出面を有する型の突出面と前記ダイスの前記
    傾斜面との間に、前記第2中間品の状態にあるワークの
    前記鍔部と前記傾斜部とを、前記鍔部を前記突出面を有
    する型に沿わせ、前記傾斜部の端縁を前記ダイスの前記
    傾斜面に接触させて配置し、前記鍔部と前記傾斜部との
    接続部は前記ダイスの前記保持面の第2の面に対向する
    型面に接触させたまま、前記ダイスと前記ワークとを相
    対動させて、前記傾斜部の端縁を前記ダイスの前記傾斜
    面から前記ダイスの前記保持面の第1の面に向けて移動
    させついで前記保持面の第1の面に沿わせて第2の面ま
    で移動させ、前記傾斜部を前記保持面の第2の面に対向
    する型面に沿って延びる部分と、前記保持面の第1の面
    に沿って延びる部分とし、断面略U字状のU字状部を有
    する最終成形品に成形する、最終曲げ工程と、を有す
    る、請求項1記載のプレス成形方法。
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