JPH11226191A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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Publication number
JPH11226191A
JPH11226191A JP3244798A JP3244798A JPH11226191A JP H11226191 A JPH11226191 A JP H11226191A JP 3244798 A JP3244798 A JP 3244798A JP 3244798 A JP3244798 A JP 3244798A JP H11226191 A JPH11226191 A JP H11226191A
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JP
Japan
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pachinko machine
character
customer
liquid crystal
kato
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Application number
JP3244798A
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English (en)
Inventor
Satoshi Nagata
敏 永田
Kazuhide Miyamura
和秀 宮村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客にパチンコ機の識別標識である盤上の図
柄を効率的に記憶させることのできるパチンコ機を提供
すること。 【解決手段】 盤面中央にある液晶パネル12と、液晶
パネル12の上方に水平に配列された天釘13とを備え
るパチンコ機1であって、液晶パネル12の上方の盤面
上に位置して、天釘13と平行に配列された2以上の大
きさの略等しい上部キャラクタ図柄加藤茶A1〜A7を
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機に関
し、さらに詳細には、盤上にキャラクタ図柄の描かれた
パチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ機の中央には、液晶
等の表示装置、中央入賞装置等の中央構造物が配置され
ている。そして、その上方に水平に4本の天釘が打ちつ
けられている。一方、パチンコ機の盤上には、色々な図
柄の絵が描かれていた。これらの絵は、顧客の注意を引
くためであり、また、自他パチンコ機を識別する目安と
なるものである。すなわち、顧客はパチンコ機の盤上に
描かれた図柄により、パチンコ機を選別しているのであ
る。そのため、色々と工夫を凝らした図柄が用いられて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パチンコ機には、次のような問題があった。すなわち、
顧客は、パチンコ機で遊んでいるとき、天釘等で弾む球
の行方しか見ていないので、何時間もパチンコ機で遊ん
だ後でも、盤上に何の図柄が描いてあったのか、定かで
ない顧客が存在する問題があった。すなわち、次にパチ
ンコ機で遊技するときに、前回、何の図柄が描いてあっ
たのか思い出せないため、顧客がパチンコ機を選別する
のに混同を生じる恐れがあった。
【0004】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、顧客にパチンコ機の識
別標識としても機能する遊技盤上の図柄を効率的に記憶
することができるようにして、他の機種との混同を防止
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパチンコ機は、次のような構成を採ってい
る。 (1)盤面中央にある中央構造物と、該中央構造物の上
方に水平に配列された天釘とを備えるパチンコ機であっ
て、中央構造物の上方の盤面上に位置して、大きさが略
等しく、天釘と平行に配列された2以上の同一キャラク
タ図柄を有する上部キャラクタ図柄を設けている。 (2)(1)に記載するパチンコ機において、前記中央
構造物の下方に配置される下方入賞口と、前記下方入賞
口の前記中央構造物との間の盤面上に位置して、大きさ
が略等しく、前記天釘と平行に配列された2以上の同一
のキャラクタ図柄を有する下部キャラクタ図柄を設けた
ことを特徴とする。
【0006】(3)(1)または(2)に記載するパチ
ンコ機において、前記中央構造物の両側の盤面上に位置
して、前記上部キャラクタ図柄及び前記下部キャラクタ
図柄と大きさの略等しい側部キャラクタ図柄を有するこ
とを特徴とする。 (4)(1)乃至(3)に記載するパチンコ機のいずれ
か1つにおいて、前記キャラクタ図柄が人物であって、
衣装が同じでポーズも同じであることを特徴とする。 (5)(1)乃至(3)に記載するパチンコ機のいずれ
か1つにおいて、前記キャラクタ図柄が人物であって、
衣装が同じでポーズのみ異ならせてていることを特徴と
する。
【0007】(6)(1)乃至(3)に記載するパチン
コ機のいずれか1つにおいて、前記中央構造物が液晶画
面であって、前記キャラクタ図柄が前記液晶画面に登場
する人物であって、前記人物の衣装が前記液晶画面に登
場するときの衣装と同じであることを特徴とする。
【0008】上記構成を有する本発明のパチンコ機は、
次のように作用する。以下の説明は、話が複雑になるこ
とを避けるために、第1種のパチンコ機について説明す
るが、この発明の本質は、パチンコ機の種類に関係しな
いのであるから、本発明を第2種または第3種のパチン
コ機に適用できることは言うまでもないことである。複
数本の天釘を結ぶ線の垂直二等分線上であって、天釘の
下方に入賞口等が配置されているので、顧客は通常、複
数本ある天釘の左1番釘、2番釘、または3番釘付近に
球が当たるように、球打ちを行う。天釘の1・2・3番
釘に当たった球は、跳ね返って天釘に沿って移動する。
従って、顧客の視線は天釘に沿って左から右へ絶え間な
くスキャンしている。ここで、中央構造物の上方の盤上
に位置して、天釘と平行に2以上の大きさの略等しい上
部キャラクタ図柄が存在するので、顧客の視線は、それ
らキャラクタ図柄の上をスキャンすることとなる。
【0009】例えば、加藤茶のキャラクタで、ちぢみの
シャツとステテコと腹巻きの衣装を着けた図柄が配列さ
れていると、顧客の視線が加藤茶のキャラクタの上を繰
り返しスキャンするが、各キャラクタ図柄の大きさが略
等しいため、次のキャラクタ図柄が前のキャラクタ図柄
の残像と共に頭に一体的に記憶され、加藤茶のキャラク
タイメージが顧客の記憶に定着してしまう。これによ
り、顧客の無意識の記憶領域にキャラクタ図柄を定着で
きるため、顧客が他のパチンコ機と混同する恐れが低減
できる。さらに、衣装もポーズも同じとすれば、同じキ
ャラクタ図柄が繰り返しインプットされるため、顧客へ
の記憶が強くなる。また、同じ衣装を着けているが、ポ
ーズ、すなわち、手足の位置状態を少し変化させると、
顧客の視線が繰り返しスキャンしていると、残像により
あたかも加藤茶のキャラクタが動いているような錯覚を
顧客に与えることができる。
【0010】一方、顧客の視線は、液晶表示装置の図柄
変動表示中には、中央構造物である液晶表示装置に集中
し、また大当たりしたときには液晶表示の下方に位置す
る下方入賞口に集中する。また、特別図柄の変動表示を
開始させるには、液晶表示装置と下方入賞口との間に配
置されている始動口に入球させなければならないので、
この始動口にも顧客の視線が集中する。ここで、下方入
賞口と中央構造物との間に、天釘と平行に配列された2
以上の大きさの略等しい下部キャラクタ図柄が存在する
ので、顧客の視線が下方入賞口付近に集中しているとき
には、顧客の視線が加藤茶のキャラクタの上を繰り返し
スキャンするため、加藤茶のキャラクタイメージが顧客
の記憶に定着してしまう。これにより、顧客の無意識の
記憶領域にキャラクタ図柄を定着できるため、顧客が他
のパチンコ機と混同する恐れが低減できる。さらに、衣
装もポーズも同じとすれば、同じキャラクタ図柄が繰り
返しインプットされるため、顧客への記憶が強くなる。
また、同じ衣装を着けているが、ポーズ、すなわち、手
足の位置状態を少し変化させると、顧客の視線が繰り返
しスキャンしていると、残像によりあたかも加藤茶のキ
ャラクタが動いているような印象を顧客に与えることが
できる。
【0011】また、中央構造物の両側の盤面上に位置し
て、上部キャラクタ図柄及び下部キャラクタ図柄と大き
さの略等しい側部キャラクタ図柄を有するので、顧客の
視線が中央構造物に集中しているときには、顧客の視線
が加藤茶のキャラクタの上を繰り返しスキャンするた
め、加藤茶のキャラクタイメージが顧客の記憶に定着し
てしまう。これにより、顧客の無意識の記憶領域にキャ
ラクタ図柄を定着できるため、顧客が他のパチンコ機と
混同する恐れが低減できる。さらに、衣装もポーズも同
じとすれば、同じキャラクタ図柄が繰り返しインプット
されるため、顧客への記憶が強くなる。また、同じ衣装
を着けているが、ポーズ、すなわち、手足の位置状態を
少し変化させると、顧客の視線が繰り返しスキャンして
いると、残像によりあたかも加藤茶のキャラクタが動い
ているような印象を顧客に与えることができる。
【0012】一方、中央構造物が液晶画面である場合、
液晶画面での特別図柄の変動表示が大当たりを示すの
で、顧客の視線は液晶画面に集中している。液晶画面で
は、加藤茶のキャラクタが登場し、場面に応じて衣装を
変化させている。盤面上の加藤茶のキャラクタの一部の
衣装が、液晶画面内で変化する加藤茶のキャラクタの着
る衣装を着ているので、顧客の視線は、盤面上のキャラ
クタ図柄をスキャンし、及び液晶画面内のキャラクタ図
柄をスキャンするので、キャラクタイメージが顧客の記
憶に定着してしまう。
【0013】以上、キャラクタが人物である場合につい
て説明したが、顧客がキャラクタを認識可能であるなら
ば、漫画のキャラクタや動物のキャラクタ等であっても
良い。また、複数種類のキャラクタを併用しても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機に
ついて、具体化した一実施の形態を図面を参照して詳細
に説明する。先ず、本実施形態に係るパチンコ機の全体
構成について図4に基づいて説明する。図4は本実施形
態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。ただ
し、図4では、本発明の主要部である盤上のキャラクタ
図柄を省略し、構造物、役物及び釘の位置のみを示して
いる。図4において、パチンコ機1は、いわゆる第一種
パチンコ機である。パチンコ機1は、後述する入賞口、
図柄表示装置、電動役物及び、ゲート等の各種構造物が
遊技盤2上に配設されている。その遊技盤2の下には、
賞球を受ける上部受け皿3がスピーカ3aを内蔵してプ
レート4に配設されている。そして、その上部受け皿3
の下には、下部受け皿5が配設される。また、上部受け
皿3に連通する不図示の球送り機構を介して上部受け皿
3のパチンコ球がハンドル6に連結された不図示の発射
装置へ送られるよう構成されている。また、遊技盤2の
両肩部には、賞球及び球切れ表示ランプ10,10が設
けられている。
【0015】一方、遊技盤2の前側は、鋼板やステンレ
ス等の金属製の枠体を有するガラス扉9により被覆され
ており、該ガラス扉9は、枠体の前側にヒンジ部材等を
介して開閉自在に取り付けられている前面枠に開閉自在
に取り付けられている。また、ガラス扉9には開口部を
有する鋼板やステンレス等の金属製のガラス保持枠がス
ポット溶接等により固着されており、該ガラス保持枠に
装着された2枚のガラスを通して遊技領域を見ることが
できる。また、ガラス扉9の右上部には、遊技中のエラ
ーを表示するエラー表示ランプ7や「当たり」を表示す
る当たり表示ランプ8,8が取り付けられている。
【0016】また、パチンコ機1における遊技盤2上の
遊技領域の構成について説明する。この遊技領域は、所
定厚さの板材をなした遊技盤2上に入賞口などの各構造
物が所定の位置に取り付けられ、それを囲むように環状
のレール11が取り付けられて構成されている。このレ
ール11は、発射されたパチンコ球を遊技領域内に案内
する重複して形成した案内路15を構成し、右肩部には
レール11に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制
限するための段差部16を有する。そして、その段差部
16には軸支された返しゴム(図示されていない)が配
設されている。また、遊技領域のほぼ中央には、図柄表
示装置である液晶パネル12が取り付けられている。こ
の液晶パネル12は、左、中、右に3分割された特別図
柄を表示する液晶パネルであって、遊技盤2の裏面側か
ら取り付けられている。
【0017】液晶パネル12の上方の中心線上に入賞口
18が設けられている。入賞口18の上には、加藤茶の
キャラクタ図柄が描かれている。入賞口18に入賞する
と、所定個数の球が排出される。入賞口18の上方に
は、5本の天釘13が打ちつけられている。5本の天釘
13の中心釘が入賞口18の中心線上に位置している。
液晶パネル12の下方には、下方入賞口である大入賞口
15が設けられている。大入賞口15は、液晶パネル1
2において特別図柄の変動表示で大当たりが発生したと
き等に開閉する扉構造を有している。液晶パネル12と
大入賞口15の間には、始動口Sが設けられている。始
動口Sに入球すると、液晶パネル12の特別図柄の変動
表示が開始される。
【0018】次に、本発明の特徴である盤上の図柄につ
いて説明する。図1に図4の遊技領域の拡大図であり、
図4で省略していた盤上の図柄を含むものである。ま
た、図2は、セル板17に表示した図柄を示す。図4に
示すように、中央構造物である液晶パネル12の上方に
は、5本の天釘13が水平一直線上に打ちつけられてい
る。5本の天釘13の中心釘に人物の全体像の中心が位
置するように、キャラクタ図柄である加藤茶A4が描か
れている。そして、向かって右側には、2人と半身の加
藤茶A5,A6,A7のキャラクタが描かれている。ま
た、向かって左側には、1人の加藤茶A3と、シルエッ
トの加藤茶A2と、半身の加藤茶A1が描かれている。
加藤茶A1〜A7は、大きさが略等しく、5本の天釘1
3と平行に配列されている。加藤茶A1,A3〜A7
は、キャラクタの特徴であるはげ頭・ちょび髭であり、
丸縁の眼鏡をかけている。これらの加藤茶A1〜A7
は、液晶パネル12の上方平面に概ね収容可能な寸法で
ある。
【0019】中央の加藤茶A4は、警察官の衣装を着
て、右手にピストルを持っている。また、向かって右側
の加藤茶A5〜A7は、ステテコ・縮みのシャツ・腹巻
きの同じ衣装を着ている。そして、加藤茶A5,A6の
2人は同じ衣装を着ているが、異なったポーズをしてい
る。すなわち、右側の1番目の加藤茶A5は、左手をお
腹の中央に置き、右手を横方向に突き出している。これ
は、加藤茶がテレビ放送等で行っているポーズその1で
ある。2番目の加藤茶A6は、左手の2本指をちょび髭
に当てている。これは、加藤茶がテレビ放送等で行って
いるポーズその2である。また、向かって左側の1番目
の加藤茶A3と半身の加藤茶A1は、右側の加藤茶A5
〜A7と同じ衣装を着ている。1番目の加藤茶A3は、
左手を左腰の腹巻きに置き、右手を横に突き出して人差
し指を上向きに挙げ、左足を後ろに蹴り挙げている。こ
れは、加藤茶がテレビ放送等で行っているポーズその3
である。また、2番目のシルエットA2は、D1の加藤
茶の外形を示したものであり、その中央にはクエスチョ
ンマークが描かれている。このクエスチョンマークの意
味を説明する。液晶パネル12にD1のスタイルで登場
する加藤茶が通常灰色であるが、地蔵像が金色に変化し
たときに、その金色の地蔵像が大当たりを予告するもの
である。このクエスチョンマークは、その変化を暗示す
るものである。また、これらの加藤茶のポーズは、いず
れも液晶パネル12に登場する加藤茶が行っているポー
ズである。
【0020】次に、液晶パネル12と大入賞口15との
間には、キャラクタ図柄である9人の加藤茶B1〜B9
が描かれている。加藤茶B1〜B9は、大きさが略等し
く、5本の天釘13と平行に配列されている。また、加
藤茶B1〜B9は、液晶パネル12と大入賞口15との
平面に概ね収納される寸法である。加藤茶B1〜B9
は、キャラクタの特徴であるはげ頭・ちょび髭であり、
丸縁の眼鏡をかけている。また、B4の加藤茶以外は、
ステテコ・縮みのシャツ・腹巻きの同じ衣装を着てい
る。加藤茶B1,B3,B8は同じ衣装を着て同じポー
ズであるが、加藤茶B2,B5,B6,B7,は同じ衣
装を着ているが、異なったポーズをしている。また、加
藤茶B4は、ネグリジェの衣装を着ている。これは、加
藤茶がテレビ放送等で着ている衣装である。
【0021】加藤茶B1,B3,B8は、左手を左腰の
腹巻きに置き、右手を横に突き出して人差し指を上向き
に挙げ、左足を後ろに蹴り挙げている。これは、加藤茶
がテレビ放送等で行っているポーズその3である。加藤
茶B2は、左脚を上に上げ、両手を上に上げている。加
藤茶B4は、両手でVサインをしている。加藤茶B5
は、両手を拳骨にしている。加藤茶B6は、右手を右足
の間接に当て、左手を拳骨にして斜め上方向に突き上げ
ている。加藤茶B7は、上を見上げながら、左手の2本
指をちょび髭の付近に置いている。また、これらの加藤
茶のポーズは、いずれも液晶パネル12に登場する加藤
茶が行っているポーズである。
【0022】次に、液晶パネル12の両側には、上部キ
ャラクタ図柄A及び下部キャラクタ図柄Bと大きさが略
等しい側部キャラクタである加藤茶C1〜C5、D1〜
D6が描かれている。加藤茶C1は、UFOに乗ってお
り、加藤茶C5は僧侶の衣装を着ている。また、加藤茶
D2は、地蔵の衣装を着て狐を伴にしている。加藤茶D
5は、警官の衣装を着ている。加藤茶D7は後ろ向きで
ある。ここで、D2とD5の加藤茶においては、顔の部
分の上に風車E1,E2が位置しているが、図1に示す
ように、風車E1,E2の表面には加藤茶の顔が描かれ
ているので、外から見たときに不自然でなく加藤茶を認
識することができる。
【0023】上記説明した加藤茶の衣装は、液晶パネル
12で映し出される加藤茶のイメージキャラクタが画面
上で着ている衣装である。すなわち、道路上を歩いてい
る加藤茶は、ステテコ・シャツ・腹巻きスタイルである
が、途中で交番に入ると加藤茶の衣装が警察官の衣装に
変わり、また、途中でストリップ劇場に入ると加藤茶の
衣装がネグリジェに変わるのである。すなわち、盤上に
描かれている加藤茶は、液晶パネル12に登場する人物
であって、それらの衣装が、液晶パネル12に登場する
ときの衣装と同じなのである。また、これらの加藤茶の
ポーズは、いずれも液晶パネル12に登場する加藤茶が
行っているポーズである。
【0024】次に、上記詳細に説明したパチンコ機の作
用及び効果について説明する。5本の天釘13の両端を
結ぶ線分の垂直二等分線上であって、天釘13の下方に
入賞口18が配置されているので、顧客は通常、5本あ
る天釘の左1番釘、2番釘、または3番釘付近に球が当
たるように、球打ちを行う。その理由は、天釘の1・2
・3番釘に当たった球が、跳ね返って天釘に沿って移動
し、天釘13の間から下に落下し、入賞口18の直上に
位置する3点釘で回り込んで入賞口18に入賞するから
である。従って、顧客の視線は天釘13に沿って左から
右へ、また右から左へと絶え間なくスキャンしている。
ここで、液晶パネル12の上方の盤上に位置して、天釘
13と平行に2以上の大きさの略等しい上部キャラクタ
図柄である加藤茶A1〜A7が存在するので、顧客の視
線は、それら加藤茶A1〜A7の上をスキャンすること
となる。
【0025】そして、顧客の視線が加藤茶のキャラクタ
の上を繰り返しスキャンするが、各キャラクタ図柄の大
きさが略等しく、同一キャラクタ図柄であるため、次の
加藤茶が前の加藤茶の残像と共に頭に一体的に記憶さ
れ、加藤茶のキャラクタイメージが顧客の記憶に定着し
てしまう。特に、始動口Sへの入球により液晶パネル1
2の図柄変動が開始するので、顧客は、始動口Sの近傍
での遊技球の挙動を常に注目しているため、この付近に
キャラクタ図柄を配列しておくことにより、機種の記憶
を明確にすることができる。一方、液晶パネル12での
特別図柄の変動表示が大当たりを示すので、顧客の視線
は液晶画面にも集中している。液晶パネル12では、加
藤茶が登場し、場面に応じて衣装を変化させている。盤
面上の加藤茶のキャラクタの一部の衣装が、液晶パネル
12で変化する加藤茶の着る衣装を着ているので、顧客
の視線は、盤面上の加藤茶A1〜A7をスキャンし、及
び液晶パネル12の加藤茶をスキャンするので、加藤茶
のキャラクタイメージが顧客の記憶に定着してしまう。
これにより、顧客の無意識の記憶領域に加藤茶のキャラ
クタイメージを定着できるため、顧客が他のパチンコ機
と混同する恐れが低減できる。
【0026】一方、顧客の視線は、液晶パネル12の特
別図柄の変動機能が作動しているときには中央構造物で
ある液晶パネル12の特別図柄の変動に集中し、また大
当たりしたときには液晶パネル12の下方に位置する大
入賞口15に集中する。ここで、大入賞口15と液晶パ
ネル12との間に、天釘13と平行に配列された2以上
の大きさの略等しい下部キャラクタ図柄である加藤茶B
1〜B9が存在するので、顧客の視線が大入賞口15付
近に集中しているときには、顧客の視線が同一キャラク
タ図柄である加藤茶のキャラクタの上を繰り返しスキャ
ンするため、加藤茶のキャラクタイメージが顧客の記憶
に定着してしまう。そして、盤面上の加藤茶のキャラク
タの一部の衣装が、液晶パネル12で変化する加藤茶の
着る衣装を着ているので、顧客の視線は、盤面上の加藤
茶A1〜A7をスキャンし、及び液晶パネル12の加藤
茶をスキャンするので、加藤茶のキャラクタイメージが
顧客の記憶に定着してしまう。これにより、顧客の無意
識の記憶領域に加藤茶のキャラクタイメージを定着でき
るため、顧客が他のパチンコ機と混同する恐れが低減で
きる。
【0027】また、液晶パネル12の両側の盤面上に位
置して、上部キャラクタ図柄である加藤茶A1〜A7、
及び下部キャラクタ図柄である加藤茶B1〜B9と大き
さの略等しい側部キャラクタ図柄である加藤茶C1〜C
5、D1〜D6を有するので、顧客の視線が液晶パネル
12に集中しているときには、顧客の視線が同一キャラ
クタ図柄である加藤茶のキャラクタの上を繰り返しスキ
ャンするため、加藤茶のキャラクタイメージが顧客の記
憶に定着してしまう。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異な
るのは、キャラクタ図柄が描かれているセル板だけなの
で、相違する点についてのみ説明し、他の部分の説明は
省略する。図3に第2の実施の形態のセル板19を示
す。セル板19においては、加藤茶の衣装が同じで、ポ
ーズも同じである。異なるのは、眼鏡の中の目の位置、
目の形状、若しくは渦巻き状に関してのみである。
【0029】第2の実施の形態によれば、同一キャラク
タ図柄であるばかりでなく、衣装もポーズも同じとして
いるので、同じキャラクタ図柄が繰り返しインプットさ
れるため、顧客への記憶が強くなる。また、第2の実施
の形態の変形として、同一キャラクタ図柄である加藤茶
が同じ衣装を着けているが、ポーズ、すなわち、手足の
位置状態を少し変化させると、顧客の視線が繰り返しス
キャンしていると、残像によりあたかも加藤茶のキャラ
クタが動いているような印象を顧客に与えることがで
き、顧客の記憶を強くすることができる。
【0030】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、
本実施の形態では、キャラクタ図柄として加藤茶の肖像
権を管理するオフィース・チャの許諾を得て、加藤茶の
イメージ図柄を用いているが、他の著名なキャラクタを
用いても良い。そのキャラクタは、アニメの主人公、動
物等でも同じである。
【0031】
【発明の効果】本発明のパチンコ機によれば、中央構造
物の上方の盤面上に位置して、天釘と平行に配列された
2以上の大きさの略等しい上部キャラクタ図柄を有する
ので、顧客の視線が加藤茶のキャラクタの上を繰り返し
スキャンするとき、各キャラクタ図柄の大きさが略等し
いため、次のキャラクタ図柄が前のキャラクタ図柄の残
像と共に頭に一体的に記憶され、キャラクタ図柄のキャ
ラクタイメージが顧客の記憶に定着してしまい、顧客が
他のパチンコ機と混同する恐れが低減できる。
【0032】また、本発明のパチンコ機によれば、さら
に、前記中央構造物の下方に配置される下方入賞口と、
前記下方入賞口の前記中央構造物との間の盤面上に位置
して、前記天釘と平行に配列された2以上の大きさの略
等しい下部キャラクタ図柄を有しているので、顧客の視
線が、液晶パネルの特別図柄の変動機能が作動している
ときには中央構造物である液晶パネルの特別図柄の変動
に集中し、また大当たりしたときには液晶パネルの下方
に位置する大入賞口に集中する。このとき、大入賞口と
液晶パネルとの間に、天釘と平行に配列された2以上の
大きさの略等しい下部キャラクタ図柄が存在するので、
顧客の視線が大入賞口付近に集中しているときには、顧
客の視線がキャラクタ図柄の上を繰り返しスキャンする
ため、キャラクタイメージが顧客の記憶に定着してしま
い、顧客が他のパチンコ機と混同する恐れが低減でき
る。
【0033】また、本発明のパチンコ機によれば、さら
に、前記中央構造物の両側の盤面上に位置して、前記上
部キャラクタ図柄及び前記下部キャラクタ図柄と大きさ
の略等しい側部キャラクタ図柄を有するので、顧客の視
線が液晶パネルに集中しているときには、顧客の視線が
キャラクタ図柄の上を繰り返しスキャンするため、キャ
ラクタイメージが顧客の記憶に定着してしまい、顧客が
他のパチンコ機と混同する恐れが低減できる。また、本
発明のパチンコ機によれば、前記キャラクタ図柄が人物
であって、衣装が同じでポーズも同じであるので、ほと
んど同じキャラクタ図柄が繰り返しインプットされるた
め、顧客への記憶が強くなり、顧客が他のパチンコ機と
混同する恐れが低減できる。
【0034】また、本発明のパチンコ機によれば、前記
キャラクタ図柄が人物であって、衣装が同じでポーズが
異なるので、顧客の視線が繰り返しスキャンしている
と、残像によりあたかもキャラクタ図柄が動いているよ
うな印象を顧客に与えることができ、顧客の記憶を強く
することができ、顧客が他のパチンコ機と混同する恐れ
が低減できる。また、本発明のパチンコ機によれば、前
記中央構造物が液晶画面であって、前記キャラクタ図柄
が前記液晶画面に登場する人物であって、前記人物の衣
装が前記液晶画面に登場するときの衣装と同じであるの
で、顧客の視線は、盤面上の加キャラクタ図柄をスキャ
ンし、及び液晶パネルのキャラクタ図柄をスキャンする
ので、顧客の無意識の記憶領域にキャラクタイメージを
定着できるため、顧客が他のパチンコ機と混同する恐れ
が低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態のパチンコ機の遊技領
域を示す正面図である。
【図2】図1のセル板を示す図面である。
【図3】第2実施の形態のセル板を示す図面である。
【図4】パチンコ機の全体構成(キャラクタ図柄を省略
している)を示す正面図である。
【符号の説明】
A1〜A7 上部キャラクタ図柄である加藤茶 B1〜B9 下部キャラクタ図柄である加藤茶 C1〜C5、D1〜D6 側部キャラクタ図柄である加
藤茶 E1,E2 風車 1 パチンコ機 2 遊技盤 3 上部受け皿 5 下部受け皿 6 ハンドル 11 レール 12 液晶パネル 13 天釘 15 大入賞口 17,19 セル板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盤面中央にある中央構造物と、該中央構
    造物の上方に水平に配列された天釘とを備えるパチンコ
    機において、 前記中央構造物の上方の盤面上に位置して、大きさが略
    等しく、前記天釘と平行に配列された2以上の同一キャ
    ラクタ図柄を有する上部キャラクタ図柄を設けたことを
    特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するパチンコ機におい
    て、 前記中央構造物の下方に配置される下方入賞口と、 前記下方入賞口の前記中央構造物との間の盤面上に位置
    して、大きさが略等しく、前記天釘と平行に配列された
    2以上の同一のキャラクタ図柄を有する下部キャラクタ
    図柄を設けたことを特徴とするパチンコ機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するパチ
    ンコ機において、 前記中央構造物の両側の盤面上に位置して、前記上部キ
    ャラクタ図柄及び前記下部キャラクタ図柄と大きさの略
    等しい側部キャラクタ図柄を有することを特徴とするパ
    チンコ機。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載するパチン
    コ機のいずれか1つにおいて、 前記キャラクタ図柄が人物であって、衣装が同じでポー
    ズも同じであることを特徴とするパチンコ機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3に記載するパチン
    コ機のいずれか1つにおいて、 前記キャラクタ図柄が人物であって、衣装が同じでポー
    ズが異なることを特徴とするパチンコ機。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項3に記載するパチン
    コ機のいずれか1つにおいて、 前記中央構造物が液晶画面であって、 前記キャラクタ図柄が前記液晶画面に登場する人物であ
    って、前記人物の衣装が前記液晶画面に登場するときの
    衣装と同じであることを特徴とするパチンコ機。
JP3244798A 1998-02-16 1998-02-16 パチンコ機 Pending JPH11226191A (ja)

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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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