JPH11225412A - 外部半導電層切削方法及びその装置 - Google Patents

外部半導電層切削方法及びその装置

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JPH11225412A
JPH11225412A JP10039712A JP3971298A JPH11225412A JP H11225412 A JPH11225412 A JP H11225412A JP 10039712 A JP10039712 A JP 10039712A JP 3971298 A JP3971298 A JP 3971298A JP H11225412 A JPH11225412 A JP H11225412A
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JP
Japan
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cable
cutting
peripheral surface
semiconductive layer
outer peripheral
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Application number
JP10039712A
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English (en)
Inventor
Yasukatsu Kamihiro
泰克 上廣
Toku Mizoguchi
十九 溝口
Hirohisa Kanjo
博久 官上
Nobuyuki Motokoshi
伸行 本越
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの外部半導電層切削装置に於て外部
半導電層を確実に削り取ることができると共に、その内
側の絶縁体層を削り取る量を少なくすることができるよ
うにする。 【解決手段】 ケーブル1に包囲状として取付けられて
ケーブル1の長手方向に移動する移動体2と、外部半導
電層3を削り取る切削刃4を有する回転体5と、を備え
る。切削刃4がケーブル1の外周面に沿って周回するよ
うに回転体5を回転可能に受けると共に回転体5の軸心
Lの移動体2に対する相対位置を調整する回転・芯合わ
せ機構9を介して、回転体5を、移動体2に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル接続工事
に用いる外部半導電層切削方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CVケーブル等のケーブルの接
続を行う場合、ケーブルは、導体と、内部半導電層、絶
縁体層、外部半導電層、遮蔽層、シース等を順次設けて
なるものであるため、遮蔽層とシース等をまず所定長さ
にわたって剥離し、次に、端部の導体をまず口出して、
その後、外部半導電層を削り取る作業を行っていた。そ
の外部半導電層を削り取る作業を行うには、例えば、作
業者がガラス片にて手作業で削り取る方法がとられてい
た。また、外部半導電層を削り取る装置として、ケーブ
ルの中央の軸心廻りに回転自在としてそのケーブルに外
嵌されるリング体と、そのリング体に固着されたアーム
と、そのアームの先端に取付けられた切削刃と、を備え
た切削装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガラス片を用
いた手作業には、高度な技術と熟練を要し、かつ、仕上
がりに個人差が出るうえ、作業性が悪いという問題があ
った。また、上記切削装置では、切削刃がケーブルに対
して周回する円形軌跡の軸心位置を変更調整することは
できなかった。このため、例えば、図11に示すように、
ケーブル1の外周面が偏平によって平坦部1aがある場
合、外部半導電層3を完全に削り取るには、平坦部1a
の外部半導電層3を切除可能となる深さまで切削刃を切
り込ませて、ケーブルの円形部の軸心b廻りに切削刃を
周回させることとなるため、外部半導電層3の内側の絶
縁体層8を余分に深く削ってしまうという問題があっ
た。
【0004】そこで、本発明は上述の問題を解決して、
外部半導電層を確実に削り取ることができると共に、そ
の内側の絶縁体層を削り取る量を少なくすることができ
る外部半導電層切削方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、外部半導電層を確実に削り取ることが
できると共に、その内側の絶縁体層を削り取る量を少な
くすることができる外部半導電層切削装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る外部半導電層切削方法は、ケーブル
の外周面位置を計測する計測器を、ケーブルの仮の軸心
廻りに回転させて、上記仮の軸心を中心とする仮の真円
を基準として、上記ケーブルの断面形状を求め、その断
面形状における最小直径の方向を求め、さらにその最小
直径の2等分点の位置を求め、その後、切削刃を上記2
等分点を中心とする円を描くようにケーブルの外周面に
沿って周回させつつ外部半導電層を削り取る。
【0006】また、本発明に係る外部半導電層切削装置
は、ケーブルに包囲状として取付けられてケーブルの長
手方向に移動する移動体と、外部半導電層を削り取る切
削刃を有する回転体と、を備え、上記切削刃が上記ケー
ブルの外周面に沿って周回するように上記回転体を回転
可能に受けると共に該回転体の軸心の上記移動体に対す
る相対位置を調整する回転・芯合わせ機構を介して、上
記回転体を、上記移動体に取付けたものである。
【0007】また、ケーブルに包囲状として取付けられ
てケーブルの長手方向に移動する移動体と、外部半導電
層を削り取る切削刃を有する回転体と、を備え、上記切
削刃が上記ケーブルの外周面に沿って周回するように上
記回転体を回転可能に受けると共に該回転体の軸心の上
記移動体に対する相対位置を調整する回転・芯合わせ機
構を介して、上記回転体を、上記移動体に取付けると共
に、上記ケーブルの外周面位置を計測する計測器を、上
記回転体に取付けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0009】図1と図2と図3は、本発明に係る外部半
導電層切削装置の実施の一形態を示し、この外部半導電
層切削装置Aは、ケーブル1に包囲状として取付けられ
てケーブル1の長手方向(図1の矢印F方向)に移動す
る移動体2と、外部半導電層3を削り取る切削刃4を有
する回転体5と、を備え、切削刃4がケーブル1の外周
面に沿って周回するように回転体5を回転可能に受ける
と共に回転体5の軸心Lの移動体2に対する相対位置を
調整する回転・芯合わせ機構9を介して、回転体5を、
移動体2に取付けたものである。
【0010】ここで、ケーブル1とは、例えば、CVケ
ーブルから最外層のシース及び遮蔽層を(その端末に於
て)予め剥離除去したものをいう。即ち、ケーブル1
は、図10の断面図に示すように、導体6と、その導体6
を被覆する内部半導電層7と、内部半導電層7を被覆す
る絶縁体層8と、絶縁体層8を被覆する外部半導電層3
と、から成る。
【0011】しかして、(図1と図2と図3にもどっ
て)移動体2は、ケーブル1が隙間S1 が空くように挿
通される挿通孔11を有する円筒部12aとその円筒部12a
の前端部と後端部に径方向外方へ延伸状に形成された板
状部12b,12cとから成る基枠12と、その基枠12の板状
部12b,12cの外面に直線スライドガイド16…を介して
挿通孔11の径方向へスライド可能に取付けられるローラ
保持体13…と、ローラ保持体13に枢着されると共にケー
ブル1の外周面に転動自在に当接するローラ10…と、1
個のローラ10(駆動ローラ10a)を回転駆動させるロー
ラ回転駆動機構14と、を備える。
【0012】ローラ保持体13とローラ10は、基枠12の板
状部12b,12cの外面に、挿通孔11の軸心に対して 180
°反対に位置するように2個ずつ配設される。そして、
2対のローラ10…を、相互間隔調整機構15, 15にて、相
互間隔寸法を調整可能とする。即ち、相互間隔調整機構
15は、図4と図5に示すように、ローラ保持体13, 13
と、直線スライドガイド16…と、ローラ保持体13, 13に
設けられたねじ孔18, 18に螺進退自在に螺入されると共
に基枠12の板状部12b,12cの外面にローラ10,10の軸
心と略直交する軸心廻りに回転自在として枢着されるね
じ杆17等から成る。なおローラ10は、3個を 120°の3
等配として配設しても、4個を90°の4等配として配設
しても良く、特に配設個数に制限はない。
【0013】ねじ杆17の一端側略半分に第1雄ねじ部17
aが形成され、かつ、他端側略半分には第1雄ねじ部17
aとは逆巻きの第2雄ねじ部17bが形成される。勿論、
夫々異なる巻きのねじ部を設けた2本のねじ杆を用いる
方式でも、1本のねじ杆の一方側のみにねじ部を設ける
方式でも良い。そして、第1雄ねじ部17aが一方のロー
ラ保持体13のねじ孔18に螺入され、第2雄ねじ部17bが
他方のローラ保持体13のねじ孔18に螺入される。これに
より、ねじ杆17を回転具にて回転させると、一対の保持
体13, 13及びローラ10, 10が、相互に接近又は離間す
る。
【0014】さらに、基枠12の前方側板状部12bに付設
された一対の保持体13, 13の内の一方は、ローラ10をケ
ーブル1の外周面に略一定押圧力にて当接させる弾発押
圧機構21を有する。具体的には、この保持体13は、前記
直線スライドガイド16, 16を介して板状部12bにスライ
ド自在に取付けられる第1スライド部材22と、その第1
スライド部材22に短寸の直線スライドガイド23を介して
スライド自在に取付けられると共にローラ10(駆動ロー
ラ10a)が枢着される第2スライド部材24と、その第1
スライド部材22と第2スライド部材24を相互に離間する
方向へ弾発的に押圧する弾発部材26, 26と、を備える。
なお当該弾発押圧機構21は、ケーブル1の長手方向の外
径変動の影響を吸収させるための機構であり、外径変動
が無視できる程小さい場合は省略することもできる。
【0015】図4に於て示すように、一端が第2スライ
ド部材24に固定されると共に他端側が第1スライド部材
22に貫設された孔にスライド自在に挿入された保持杆2
5, 25を備え、上記弾発部材26, 26としての圧縮ばね
(ダンパーでも可)をこの保持杆25, 25に外嵌させて、
装着している。
【0016】また、(図1と図2と図3にもどって)ロ
ーラ回転駆動機構14は、第2スライド部材24に取付けら
れるモータ27と、そのモータ27と駆動ローラ10aの軸部
とを連動連結する減速ギヤ群28と、から成る。
【0017】次に、回転体5は、ケーブル1を挿通する
貫孔29を中央部に有すると共に移動体2の後方に配設さ
れる第1円盤5aと、移動体2の基枠12の円筒部12aに
隙間をもって外嵌状に配設される第2円盤5bと、第1
・第2円盤5a,5bを所定前後間隔を空けて連結する
複数本の連結部材32…と、を備える。
【0018】また、回転体5の第1円盤5aに、切削刃
4を、切込深さ調整機構44を介して径方向へ移動可能に
取付ける。切込深さ調整機構44は、第1円盤5aに軸心
Lと直交する方向と平行な軸心廻りに回転可能に取付け
られるつまみ付きねじ杆45と、第1円盤5aにつまみ付
きねじ杆45と平行な方向へスライド自在に取付けられる
と共にそのねじ杆45に螺進退可能に取付けられる取付枠
46等から成り、その取付枠46に切削刃4が固着される。
【0019】さらに、図3に示すように、ケーブル1の
外周面位置を計測する計測器47を、回転体5に取付け
る。具体的には、計測器47はダイヤルゲージから成り、
第1円盤5aに設けられた取付用ブラケット48を介し
て、計測器47を回転体5に着脱自在に取付ける。なお、
計測器47としては、ダイヤルゲージ以外に、ノギス等も
使用でき、またケーブル1の外周面にレーザーを照射し
て寸法を計測する計測器や、ケーブル1の外周面にエア
ーを噴射してエアー圧により寸法を計測する計測器を使
用してもよい。
【0020】次に、(図1と図2と図3にもどって)回
転・芯合わせ機構9は、移動体2の基枠12の前端の板状
部12bの後面に配設された上下方向の第1直線スライド
ガイド33と、その第1直線スライドガイド33にて上下ス
ライド可能に支持されるスライド板34と、スライド板34
の上下両端面に当接すると共に基枠12の前端の板状部12
bに径方向へ螺進退可能に設けられる上下調整ねじ36,
36と、スライド板34の後面に配設される軸心Lと直交す
る水平方向の第2直線スライドガイド35と、第1直線ス
ライドガイド33とスライド板34と第2直線スライドガイ
ド35を介して移動体2に対して軸心Lと直交する平面方
向へ移動自在に取付けられる移動保持部材37と、移動保
持部材37の両側面に当接すると共に基枠12の前端の板状
部12bに径方向へ螺進退可能に設けられる水平調整ねじ
39, 39と、移動保持部材37に回転体5の第2円盤5bを
軸心L廻りに回転自在として外嵌状に取付ける軸受38
と、から成る。そして、スライド板34及び移動保持部材
37と、基枠12の円筒部12aの間に、隙間S2 を空ける
(図1参照)。なおスライドガイドの設置位置は、上記
の上下方向,水平方向を入れ替えるようにしても良い。
【0021】また、この外部半導電層切削装置Aは、回
転体5を回転駆動させる回転体駆動機構41を備える。そ
の回転体駆動機構41は、移動保持部材37に取付けられる
モータ42と、そのモータ42の出力軸に取付けられる駆動
歯車43と、駆動歯車43に噛合すると共に回転体5の第2
円盤5bに外嵌状に固着されるリング状の従動歯車40
と、を備える。
【0022】次に、図1〜図5を参照しつつ、この外部
半導電層切削装置Aによる外部半導電層切削方法を説明
する。なお、この説明に於て、図6と図7は、ケーブル
1に平坦部1aがある場合を示す。まず、移動体2の軸
心───即ち基枠12の円筒部12aの軸心───と回転体
5の軸心Lを一致させた状態で、この切削装置Aをケー
ブル1の所定部位に取付ける。つまり、前後2対のロー
ラ10…にてケーブル1を挟持する。
【0023】その後、ケーブル1の外周面位置を計測す
る計測器47を、ケーブル1の仮の軸心M廻りに回転させ
て、図6に示すように、仮の軸心Mを中心とする仮の真
円Cを基準として、ケーブル1の断面形状を求める。例
えば、ダイヤルゲージ(計測器47)のスピンドルをケー
ブル1の外周面に当てた状態で回転体5を軸心L廻りに
1回転させて、仮の真円Cに対するケーブル1の外周面
位置の径方向へのずれ寸法E(E1 〜En )を所定角度
毎に計測してケーブル1の断面形状を求める。
【0024】図7に於て、このように求めたケーブル1
の断面形状から最小直径Dの方向が求まるのでその最小
直径Dの2等分点Gの位置を求める。具体的には、径方
向外方へのずれ寸法Eを+の値とし、径方向内方へのず
れ寸法Eを−の値としてずれ寸法Eが最小値となるケー
ブル1外周面上の第1点Pとその 180°反対側の第2点
Qを通る直線の方向を最小直径Dの方向とし、その2つ
の点の中間点を2等分点Gとする。
【0025】その後、切削刃4を上記2等分点Gを中心
とする円を描くようにケーブル1の外周面に沿って周回
させつつ外部半導電層3を削り取る。具体的には、回転
・芯合わせ機構9にて回転体5を軸心Lと直交する平面
方向に移動させて、回転体5の軸心Lを2等分点Gに一
致させる。そして、外部半導電層切削装置Aを切削開始
位置にまで移動させ、さらに、切込深さ調整機構44を調
整して、切削刃4を上記第1点P又は第2点Qにて絶縁
体層8に達する深さまで切り込ませる。
【0026】その後、外部半導電層切削装置Aを駆動さ
せる。つまり、回転体駆動機構41とローラ回転駆動機構
14を作動させる。これにより、切削装置Aが図1の矢印
F方向へゆっくりと送りが与えられつつ回転体5が回転
して、切削刃4にて外部半導電層3を削り取ることがで
きる。
【0027】しかして、図8に仮想線にて示すように、
切削刃4の刃先が描く軌跡Tは、2等分点Gを中心とす
る半径Rの円となり、ケーブル1は、この軌跡Tと略同
一の円形に切削される。そして、図9に示すように、切
削完了後のケーブル1の断面形状は、半径Rの滑らかな
真円形となり、外部半導電層3を完全に切除できる。
【0028】ところで、従来の外部半導電層切削装置で
は、切削刃がケーブルに対して周回する円形軌跡の軸心
位置を変更調整することはできなかったため、図11に示
すように、ケーブル1の外周面に平坦部1aがある場
合、外部半導電層3を完全に削り取るには、平坦部1a
の外部半導電層3が切除可能となる深さまで切削刃を切
り込ませて、ケーブルの円形部の軸心b廻りに半径rに
て切削刃(の先端)を周回させていた。このため、絶縁
体層8の平坦部1aとは 180°反対側のZにて示す部分
が深く削られ、全体として、絶縁体層8が斜線にて示す
如く余分に深く削られてしまうという問題があった。
【0029】これに対し、本発明の外部半導電層切削装
置A及び外部半導電層切削方法によれば、図8に斜線に
て示す絶縁体層8の切削される部分を少なくすることが
できる。即ち、2等分点Gを中心とする半径Rは従来の
切削方法における半径rよりも大きくなり、かつ、第1
点P近傍と 180°反対側の第2点Q近傍に於て、絶縁体
層8がほとんど切削されないため、絶縁体層8の切削さ
れる部分が少なくなるのである。従って、従来に比して
絶縁体層8を余分に切削せずに済む。
【0030】また、回転体5の軸心Lの位置と切削刃4
の切込深さを決定した後は、切削作業を自動的に行うこ
とができるので、作業が楽であると共に、ケーブル1の
切削精度が高くなる。
【0031】なお、本発明の外部半導電層切削装置A及
び外部半導電層切削方法によれば、上述の図8のような
断面形状以外に、例えば、断面が楕円形状や多数の凹凸
のある円形に歪んだケーブル1であっても、その外部半
導電層3を切削する場合、絶縁体層8を余分に切削せず
に済む(図示省略)。
【0032】また、本発明に於て、回転・芯合わせ機構
9の芯合わせの機構としては、(第1・第2)直線スラ
イドガイド33, 35等を省略して、移動体2の上下調整ね
じ36, 36と水平調整ねじ39, 39の先端を移動保持部材37
に直接当接させて、回転体5を軸心Lと直交する平面方
向に移動可能としてもよい。また、切削回転及び送り回
転の駆動にあたって、必ずしもギアによる連結でなくと
も良く、例えばベルト・プーリ、チェーン、スプロケッ
トによる連結であっても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0034】請求項1記載の外部半導電層切削方法によ
れば、外周断面形状が、真円から歪んだ状態のCVケー
ブル等のケーブル1であっても、その外部半導電層3を
確実に削り取ることができると共に、その内側の絶縁体
層8を削り取る量を少なくすることができる。
【0035】請求項2記載の外部半導電層切削装置によ
れば、CVケーブル等のケーブル1の外部半導電層3を
確実に削り取ることができると共に、その内側の絶縁体
層8を削り取る量を少なくすることができる。しかも、
切削作業を簡単に行うことができ、作業性が高い。
【0036】請求項3記載の外部半導電層切削装置によ
れば、回転体5の軸心Lをケーブル1の絶縁体層8の切
削量が最も少なくて済む位置に簡単に合わせることがで
きる。そして、CVケーブル等のケーブル1の外部半導
電層3を確実に削り取ることができると共に、その内側
の絶縁体層8を削り取る量を少なくすることができる。
しかも、切削作業を簡単に行うことができ、作業性が高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外部半導電層切削装置の実施の一形態
を示す正面図である。
【図2】側面図である。
【図3】側面図である。
【図4】断面側面図である。
【図5】要部拡大説明図である。
【図6】本発明の外部半導電層切削方法の説明図であ
る。
【図7】切削方法説明図である。
【図8】切削方法説明図である。
【図9】切削完了後のケーブルの断面図である。
【図10】ケーブルの断面図である。
【図11】従来例説明図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 移動体 3 外部半導電層 4 切削刃 5 回転体 9 回転・芯合わせ機構 47 計測器 C 仮の真円 D 最小直径 G 2等分点 L 軸心 M 仮の軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本越 伸行 大阪市西淀川区千舟3丁目1番35号 三菱 電線工業株式会社関西工事センター内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの外周面位置を計測する計測器
    を、ケーブルの仮の軸心廻りに回転させて、上記仮の軸
    心を中心とする仮の真円を基準として、上記ケーブルの
    断面形状を求め、その断面形状における最小直径の方向
    を求め、さらにその最小直径の2等分点の位置を求め、
    その後、切削刃を上記2等分点を中心とする円を描くよ
    うにケーブルの外周面に沿って周回させつつ外部半導電
    層を削り取ることを特徴とする外部半導電層切削方法。
  2. 【請求項2】 ケーブルに包囲状として取付けられてケ
    ーブルの長手方向に移動する移動体と、外部半導電層を
    削り取る切削刃を有する回転体と、を備え、上記切削刃
    が上記ケーブルの外周面に沿って周回するように上記回
    転体を回転可能に受けると共に該回転体の軸心の上記移
    動体に対する相対位置を調整する回転・芯合わせ機構を
    介して、上記回転体を、上記移動体に取付けたことを特
    徴とする外部半導電層切削装置。
  3. 【請求項3】 ケーブルに包囲状として取付けられてケ
    ーブルの長手方向に移動する移動体と、外部半導電層を
    削り取る切削刃を有する回転体と、を備え、上記切削刃
    が上記ケーブルの外周面に沿って周回するように上記回
    転体を回転可能に受けると共に該回転体の軸心の上記移
    動体に対する相対位置を調整する回転・芯合わせ機構を
    介して、上記回転体を、上記移動体に取付けると共に、
    上記ケーブルの外周面位置を計測する計測器を、上記回
    転体に取付けたことを特徴とする外部半導電層切削装
    置。
JP10039712A 1998-02-04 1998-02-04 外部半導電層切削方法及びその装置 Pending JPH11225412A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106786194A (zh) * 2015-11-19 2017-05-31 重庆力缆电线有限责任公司 一种用于废电缆的剥皮系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106786194A (zh) * 2015-11-19 2017-05-31 重庆力缆电线有限责任公司 一种用于废电缆的剥皮系统

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