JPH11225413A - 外部半導電層切削装置及びその方法 - Google Patents

外部半導電層切削装置及びその方法

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JPH11225413A
JPH11225413A JP10039713A JP3971398A JPH11225413A JP H11225413 A JPH11225413 A JP H11225413A JP 10039713 A JP10039713 A JP 10039713A JP 3971398 A JP3971398 A JP 3971398A JP H11225413 A JPH11225413 A JP H11225413A
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JP
Japan
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cable
cutting blade
cutting
rotating body
longitudinal direction
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Application number
JP10039713A
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English (en)
Inventor
Yasukatsu Kamihiro
泰克 上廣
Yasushi Matsui
泰 松井
Hirosuke Tsuboi
宏祐 壺井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部半導電層切削装置に於て外部半導電層を
自動的に所定の長さだけ切削できるようにする。 【解決手段】 送り駆動機構14を有すると共にケーブル
1に包囲状として取付けられてケーブル1の長手方向に
移動する移動体2と、外部半導電層3を削り取る切削刃
4を有する回転体5と、移動体2に対して回転体5を回
転駆動させる回転体駆動機構41と、を備える。ケーブル
1の長手方向所定位置に予め貼付けられた停止用目印体
Bを検出する目印体検知用センサー18と、センサー18か
らの検出信号を受けて送り駆動機構14を停止させる送り
・停止制御手段21と、送り駆動機構14が停止した後に回
転体5を停止させる回転・停止制御手段26と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部半導電層切削
装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、CVケーブル等のケーブルの接
続を行う場合、ケーブルは、導体と、内部半導電層、絶
縁体層、外部半導電層、遮蔽層、シース等を順次設けて
なるものであるため、遮蔽層とシース等をまず所定長さ
にわたって剥離し、次に、端部の導体をまず口出して、
その後、外部半導電層を削り取る作業を行っていた。そ
の外部半導電層を削り取る作業を行うには、例えば、ケ
ーブルの中央の軸心廻りに回転自在としてそのケーブル
に外嵌されるリング体と、そのリング体に固着されたア
ームと、アームの先端に取付けられた切削刃と、を備
え、手動にて回転と送りを与えるように構成された切削
装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ケーブルの接
続作業現場は狭い場合が多く、手動にて回転と送りを与
えるのは困難であり、作業性が悪かった。
【0004】そこで、本発明は上述の問題を解決して、
外部半導電層を自動的に所定の長さだけ切削できる外部
半導電層切削装置を提供することを目的とする。また、
本発明は、外部半導電層を自動的に所定の長さだけ切削
できる外部半導電層切削方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る外部半導電層切削装置は、送り駆動
機構を有すると共にケーブルに包囲状として取付けられ
てケーブルの長手方向に移動する移動体と、外部半導電
層を削り取る切削刃を有する回転体と、上記移動体に対
して上記回転体を回転駆動させる回転体駆動機構と、上
記ケーブルの長手方向所定位置に予め貼付けられた停止
用目印体を検出する目印体検知用センサーと、該センサ
ーからの検出信号を受けて上記送り駆動機構を停止させ
る送り・停止制御手段と、上記送り駆動機構が停止した
後に上記回転体を停止させる回転・停止制御手段と、を
備えたものである。また、送り駆動機構を有すると共に
ケーブルに包囲状として取付けられてケーブルの長手方
向に移動する移動体と、外部半導電層を削り取る切削刃
と該切削刃を外方へ後退させる切削刃後退機構とを有す
る回転体と、上記移動体に対して上記回転体を回転駆動
させる回転体駆動機構と、上記ケーブルの長手方向所定
位置に予め貼付けられたテーパ部形成開始用目印体を検
出する目印体検知用センサーと、該センサーからの検出
信号を受けて上記切削刃が次第に後退するように上記切
削刃後退機構を作動させる切削刃制御手段と、を備えた
ものである。
【0006】また、本発明に係る外部半導電層切削方法
は、ケーブルの長手方向所定位置に停止用目印体を予め
貼着し、切削刃を、上記ケーブルの外周面に沿って周回
させつつ長手方向への送りを与えて上記ケーブルの外部
半導電層を切削し、その後、目印体検知用センサーが上
記目印体を検出した時点で上記切削刃の長手方向への送
りを停止させ、その後、該切削刃の周回を停止させる。
また、ケーブルの長手方向所定位置にテーパ部形成開始
用目印体を予め貼着し、切削刃を、上記ケーブルの外周
面に沿って周回させつつ長手方向への送りを与えて上記
ケーブルの外部半導電層を切削し、その後、目印体検知
用センサーが上記目印体を検出すると上記切削刃を外方
へ次第に後退させて上記ケーブル外周面にテーパ部を形
成する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0008】図1は、本発明に係る外部半導電層切削装
置の実施の一形態を示し、この外部半導電層切削装置A
は、送り駆動機構14を有すると共にケーブル1に包囲状
として取付けられてケーブル1の長手方向(図1の矢印
F方向)に移動する移動体2と、外部半導電層3を削り
取る切削刃4を有する回転体5と、回転体5を回転駆動
させる回転体駆動機構41と、ケーブル1の長手方向所定
位置に予め貼付けられた停止用目印体Bを検出する目印
体検知用センサー18と、そのセンサー18からの検出信号
を受けて送り駆動機構14を停止させる送り・停止制御手
段21と、送り駆動機構14が停止した後に回転体5を停止
させる回転・停止制御手段26と、を備え、切削刃4がケ
ーブル1の外周面に沿って周回するように回転体5を回
転可能に受けると共に回転体5の軸心(L)の移動体2
に対する相対位置を調整する回転・芯合わせ機構9を介
して、回転体5を、移動体2に取付けたものである。
【0009】ここで、ケーブル1とは、例えば、CVケ
ーブルから最外層のシース及び遮蔽層を(その端末に於
て)予め剥離除去したものをいう。即ち、ケーブル1
は、図10の断面図に示すように、導体6と、その導体6
を被覆する内部半導電層7と、内部半導電層7を被覆す
る絶縁体層8と、絶縁体層8を被覆する外部半導電層3
と、から成る。
【0010】しかして、図2と図3と図4に示すよう
に、移動体2は、ケーブル1が隙間S1 が空くように挿
通される挿通孔11を有する円筒部12aとその円筒部12a
の前端部と後端部に径方向外方へ延伸状に形成された板
状部12b,12cとから成る基枠12と、その基枠12の板状
部12b,12cの外面に直線スライドガイド16…を介して
挿通孔11の径方向へスライド可能に取付けられるローラ
保持体13…と、ローラ保持体13に枢着されると共にケー
ブル1の外周面に転動自在に当接するローラ10…と、1
個のローラ10(駆動ローラ10a)を回転駆動させて送り
を与える送り駆動機構14と、を備える。
【0011】また、板状部12bの前面に目印体検知用セ
ンサー18が取付けられる。そのセンサー18は、例えば、
光電スイッチから成る。そして、停止用目印体Bとして
は、光電スイッチにて識別可能な識別テープを使用す
る。即ち、識別テープは、ケーブル1の外部半導電層3
と相違する明度とされる。なお、目印体検知用センサー
18として、光電スイッチ以外にも、例えば、金属や磁石
を検知する素子を使用してもよく、その場合、停止用目
印体Bとして帯状の金属片や磁石片をケーブル1の外周
面に貼付ければよい。
【0012】ローラ保持体13とローラ10は、基枠12の板
状部12b,12cの外面に、挿通孔11の軸心に対して 180
°反対に位置するように2個ずつ配設される。そして、
2対のローラ10…を、相互間隔調整機構15, 15にて、相
互間隔寸法を調整可能とする。即ち、相互間隔調整機構
15は、ローラ保持体13, 13と、直線スライドガイド16…
と、ローラ保持体13, 13に設けられたねじ孔に螺進退自
在に螺入されると共に基枠12の板状部12b,12cの外面
にローラ10, 10の軸心と略直交する軸心廻りに回転自在
として枢着されるねじ杆17等から成る。なおローラ10
は、3個を 120°の3等配として配設しても、4個を90
°の4等配として配設しても良く、特に配設個数に制限
はない。
【0013】また、ねじ杆17の一端側略半分に第1雄ね
じ部17aが形成され、かつ、他端側略半分には第1雄ね
じ部17aとは逆巻きの第2雄ねじ部17bが形成される。
勿論、夫々異なる巻きのねじ部を設けた2本のねじ杆を
用いる方式でも、1本のねじ杆の一方側のみにねじ部を
設ける方式でも良い。そして、第1雄ねじ部17aが一方
のローラ保持体13のねじ孔に螺入され、第2雄ねじ部17
bが他方のローラ保持体13のねじ孔に螺入される。これ
により、ねじ杆17を回転具にて回転させると、一対の保
持体13, 13及びローラ10, 10が、相互に接近又は離間す
る。
【0014】さらに、基枠12の前方側板状部12bに付設
された一対の保持体13, 13の内の一方は、ローラ10をケ
ーブル1の外周面に略一定押圧力にて当接させる弾発押
圧機構を有する(図示省略)。具体的には、保持体13
は、前記直線スライドガイド16を介して板状部12bにス
ライド自在に取付けられる第1スライド部材22と、その
第1スライド部材22に短寸の直線スライドガイド23を介
してスライド自在に取付けられると共にローラ10(駆動
ローラ10a)が枢着される第2スライド部材24と、その
第1スライド部材22と第2スライド部材24を相互に離間
する方向へ弾発的に押圧する図示省略の弾発部材と、を
備える。また、送り駆動機構14は、第2スライド部材24
に取付けられるモータ27と、そのモータ27と駆動ローラ
10aの軸部とを連動連結する減速ギヤ群28と、から成
る。
【0015】次に、回転体5は、ケーブル1を挿通する
貫孔29を中央部に有すると共に移動体2の後方に配設さ
れる第1円盤5aと、移動体2の基枠12の円筒部12aに
隙間をもって外嵌状に配設される第2円盤5bと、第1
・第2円盤5a,5bを所定前後間隔を空けて連結する
複数本の連結部材32…と、を備える。連結部材32は、第
1・第2円盤5a,5b間に配設される連結杆32aと、
第1円盤5aの後面側から連結杆32aに螺入されるボル
ト32bと、第2円盤5bの前面側にて連結杆32aの先端
の雄ねじ部に螺嵌されるナット32c等、から成る。
【0016】また、回転体5の第1円盤5aに、切削刃
4を、切込深さ調整機構44を介して径方向へ移動可能に
取付ける。切込深さ調整機構44は、第1円盤5aに軸心
Lと直交する方向と平行な軸心廻りに回転可能に取付け
られるつまみ付きねじ杆45と、第1円盤5aにつまみ付
きねじ杆45と平行な方向へスライド自在に取付けられる
と共にそのねじ杆45に螺進退可能に取付けられる取付枠
46等から成り、その取付枠46に切削刃4が固着される。
【0017】しかして、図5に示すように、切削刃4は
傾斜刃先辺50を有する。その刃先辺50は、回転体5の軸
心と平行な直線Hに対して、矢印Fにて示す送り方向へ
行くに連れて直線Hから次第に離間するような所定傾斜
角度θを有する。そして、図6に示すように、切削刃4
の傾斜刃先辺50の所定傾斜角度θは、ケーブル1外周面
に形成すべきテーパ部Tの傾斜角度θ′と同一の角度に
設定され、かつ、刃先辺50の長さ寸法Uはテーパ部Tの
長さ寸法Wよりも大きく設定される。
【0018】また、図4に示すように、ケーブル1の外
周面位置を計測する計測器47を、回転体5に取付ける。
具体的には、計測器47はダイヤルゲージから成り、第1
円盤5aに設けられた取付用ブラケット48を介して、計
測器47を回転体5に着脱自在に取付ける。
【0019】次に、(図2と図3と図4にもどって)回
転・芯合わせ機構9は、移動体2の基枠12の前端の板状
部12bの後面に配設された上下方向の第1直線スライド
ガイド33と、その第1直線スライドガイド33にて上下ス
ライド可能に支持されるスライド板34と、スライド板34
の上下両端面に当接すると共に基枠12の前端の板状部12
bに径方向へ螺進退可能に設けられる上下調整ねじ36,
36と、スライド板34の後面に配設される軸心Lと直交す
る水平方向の第2直線スライドガイド35と、第1直線ス
ライドガイド33とスライド板34と第2直線スライドガイ
ド35を介して移動体2に対して軸心Lと直交する平面方
向へ移動自在に取付けられる移動保持部材37と、移動保
持部材37の両側面に当接すると共に基枠12の前端の板状
部12bに径方向へ螺進退可能に設けられる水平調整ねじ
39, 39と、移動保持部材37に回転体5の第2円盤5bを
軸心L廻りに回転自在として外嵌状に取付ける軸受38
と、から成る。そして、スライド板34及び移動保持部材
37と、基枠12の円筒部12aの間に、隙間S2 を空ける
(図2参照)。
【0020】また、回転体駆動機構41は、移動保持部材
37に取付けられるモータ42と、そのモータ42の出力軸に
取付けられる駆動歯車43と、駆動歯車43に噛合すると共
に回転体5の第2円盤5bに外嵌状に固着されるリング
状の従動歯車40と、を備える。
【0021】しかして、図1と図2に示すように、回転
体5の第2円盤5bの外周縁近傍に配設されたナット32
c…を被検知部51として、その被検知部51を検知する回
転検知センサー52を設ける。具体的には、移動保持部材
37の外周面、又は、基枠12の板状部12bに、回転検知セ
ンサー52としての近接スイッチを取付ける。なお、被検
知部51としては、第2円盤5bの外周縁近傍に突部を別
途に設けて、その突部のみを近接スイッチにて検知する
ように構成してもよい。また、センサー52として、光電
センサーを使用し、第2円盤5bの所定箇所に、光電セ
ンサーにて検知可能な目印を設けてもよい場合がある。
【0022】また、図1に示すように、送り・停止制御
手段21を送り駆動機構14のモータと目印体検知用センサ
ー18に電気的に接続する。さらに、回転・停止制御手段
26を回転検知センサー52と回転体駆動機構41と送り・停
止制御手段21に電気的に接続する。送り・停止制御手段
21と回転・停止制御手段26は、例えば、センサー18,52
に接続される操作制御盤とその操作制御盤に接続される
コンピュータ等にて構成される。
【0023】次に、この外部半導電層切削装置Aによる
外部半導電層切削方法を説明する。まず、図1に示すよ
うに、ケーブル1の余長分を支持架台53, 53にて水平に
支持し、所望の切削長となるように切削開始位置と切削
完了位置Cを決めて、その切削完了位置Cから所定寸法
Mだけ前方に、停止用目印体Bを貼付ける。この所定寸
法Mは、切削刃4と目印体検知用センサー18の間の相互
寸法Nと同一に設定する。
【0024】そして、移動体2の軸心と回転体5の軸心
Lを一致させた状態で、この装置Aをケーブル1の所定
部位に取付ける。つまり、前後2対(前後2群)のロー
ラ10…にてケーブル1を挟持する。その後、ケーブル1
の外周面位置を計測する計測器47をケーブル1の仮の軸
心廻りに回転させてケーブル1の断面形状を求め、さら
に、ケーブル1の断面形状から最小直径の方向を求め、
その最小直径の2等分点の位置を求めて、回転体5の軸
心Lを2等分点に一致させる。そして、外部半導電層切
削装置Aを切削開始位置にまで移動させる。
【0025】その後、この装置Aを作動させて切削す
る。つまり、切削刃4をケーブル1の外周面に沿って周
回させつつ長手方向への送りを与えてケーブル1の外部
半導電層3を切削する。言い換えれば、装置Aに、矢印
F方向へゆっくりと送りを与えつつ回転体5を回転駆動
させて、切削刃4にて外部半導電層3を切削する。これ
により、切削刃4はケーブル1周囲を螺旋状の軌跡を描
いて進み、図6(a)に示すように、切削刃4の傾斜刃
先辺50にて外部半導電層3が削り取られつつ、最先端部
49にて絶縁体層8の外周面が直線状に仕上げられる。
【0026】(図1にもどって)その後、目印体検知用
センサー18が停止用目印体Bを検出した時点で、切削刃
4の送りを停止させる。つまり、センサー18が目印体B
を検出した時点で、送り・停止制御手段21から停止信号
を発して、送り駆動機構14のモータを停止させる。そし
て、この時点から、回転・停止制御手段26にて、回転体
5の回転回数(回転角度)をカウントして、回転体5を
少なくとも1回転( 360°回転)させてから回転・停止
制御手段26より停止信号を発して回転体駆動機構41のモ
ータを停止させる。その後、この装置Aをケーブル1か
ら外す。これにより、図6(b)に示すように、切削完
了位置Cにテーパ部Tが形成される。
【0027】上述のように、この外部半導電層切削装置
A及び外部半導電層切削方法によれば、外部半導電層3
を自動的に所定長さ(例えば、図1に於て、切削刃4を
実線にて示した位置から仮想線にて示した位置までの長
さ)だけ切削できる。しかも、自動的にテーパ部Tを形
成することができる。また、切削刃4が傾斜刃先辺50を
有しているので、テーパ部Tの形成の際に切削刃4を外
径方向へ後退させる機構が不要であり、構造が簡単とな
る。
【0028】次に、図7は別の実施の形態を示し、回転
体5が、切削刃4を外方へ後退させる切削刃後退機構54
を有する。さらに、ケーブル1の長手方向所定位置に予
め貼付けられたテーパ部形成開始用目印体Eを検出する
目印体検知用センサー56と、センサー56からの検出信号
を受けて切削刃4が次第に後退するように切削刃後退機
構54を作動させる切削刃制御手段55と、を備える。な
お、切削刃制御手段55と回転・停止制御手段26と送り・
停止制御手段21は、操作制御盤とコンピュータ等にて構
成される。また、その操作制御盤とコンピュータにて、
送り駆動機構14のモータの駆動と停止を制御するように
工程するのが好ましい。
【0029】切削刃後退機構54は、例えば、モータとそ
のモータにて回転駆動されるスクリューシャフトとその
スクリューシャフトに螺進退自在に螺嵌されると共に切
削刃4が固着される切削刃保持部材とを内蔵するユニッ
トから成る。他は、図1〜図4のものと同様である。な
お、上記のようなユニット以外にも、例えば、油圧回路
や空圧回路を利用した直線アクチュエータを使用しても
よい。また、目印体検知用センサー56は、前記目印体検
知用センサー18と同様の素子(光電スイッチ、あるい
は、金属や磁石を検知する素子等)から成り、テーパ部
形成開始用目印体Eはそれらの素子にて検知できるよう
な(停止用目印体Bと同様の)素材から成る。また、図
8に示すように、切削刃4は回転体5の軸心と平行な刃
先57を有する。なお、刃先57を緩やかな弧状としてもよ
い。
【0030】しかして、この外部半導電層切削装置Aに
て、切削を行うには、ケーブル1の余長部分に、所望の
切削長に基づいて切削開始位置と切削完了位置Cを決め
て、その切削完了位置Cから所定寸法Mだけ前方に、目
印体Eを貼付ける。この所定寸法Mは、切削刃4と目印
体検知用センサー56の間の相互寸法Nと同一に設定す
る。
【0031】その後、切削開始位置から装置Aを作動さ
せる。これにより、切削刃4はケーブル1周囲を螺旋状
の軌跡を描いて進み、図9(a)に示すように、切削刃
4の刃先57にて外部半導電層3が削り取られ、かつ、絶
縁体層8の外周面が直線状に仕上げられる。
【0032】その後、目印体検知用センサー56がテーパ
部形成開始用目印体Eを検出すると、図9の(b)
(c)(d)に示すように切削刃4を外方へ次第に後退
させて、切削完了位置Cにテーパ部Tを形成する。つま
り、回転・停止制御手段26にて、回転体5の回転数を検
出しつつその回転数に同期させて切削刃4を後退させ
る。そして、切削刃4が外部半導電層3から完全に離れ
る位置にまで後退すると、回転体駆動機構41と送り駆動
機構14が停止する。これにより、図9の(d)に示すよ
うに、テーパ部Tを形成できる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0034】請求項1記載の外部半導電層切削装置によ
れば、外部半導電層3を自動的に所定長さだけ切削でき
る。さらに、切削完了後、本装置を自動的に停止でき
る。従って、切削作業を容易にかつ効率良く行うことが
できると共に、切削面を均一に美しく仕上げることがで
きる。請求項2記載の外部半導電層切削装置によれば、
外部半導電層3を自動的に所定長さだけ切削できる。し
かも、自動的にテーパ部Tを形成することができる。従
って、切削作業を容易にかつ効率良く行うことができる
と共に、切削面を均一に美しく仕上げることができる。
【0035】請求項3記載の外部半導電層切削方法によ
れば、外部半導電層3を自動的に所定長さだけ切削でき
る。さらに、切削完了後に作動を自動的に停止できる。
従って、切削作業を容易にかつ効率良く行うことができ
ると共に、切削面を均一に美しく仕上げることができ
る。請求項4記載の外部半導電層切削装置によれば、外
部半導電層3を自動的に所定長さだけ切削できる。しか
も、自動的にテーパ部Tを形成することができる。従っ
て、切削作業を容易にかつ効率良く行うことができると
共に、切削面を均一に美しく仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外部半導電層切削装置の実施の一形態
を示す正面図である。
【図2】断面正面図である。
【図3】側面図である。
【図4】側面図である。
【図5】切削刃の説明図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】他の実施の形態の正面図である。
【図8】切削刃の説明図である。
【図9】作用説明図である。
【図10】ケーブルの断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 移動体 3 外部半導電層 4 切削刃 5 回転体 14 送り駆動機構 18 目印体検知用センサー 21 送り・停止制御手段 26 回転・停止制御手段 41 回転体駆動機構 54 切削刃後退機構 55 切削刃制御手段 56 目印体検知用センサー B 停止用目印体 E テーパ部形成開始用目印体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り駆動機構を有すると共にケーブルに
    包囲状として取付けられてケーブルの長手方向に移動す
    る移動体と、外部半導電層を削り取る切削刃を有する回
    転体と、上記移動体に対して上記回転体を回転駆動させ
    る回転体駆動機構と、上記ケーブルの長手方向所定位置
    に予め貼付けられた停止用目印体を検出する目印体検知
    用センサーと、該センサーからの検出信号を受けて上記
    送り駆動機構を停止させる送り・停止制御手段と、上記
    送り駆動機構が停止した後に上記回転体を停止させる回
    転・停止制御手段と、を備えたことを特徴とする外部半
    導電層切削装置。
  2. 【請求項2】 送り駆動機構を有すると共にケーブルに
    包囲状として取付けられてケーブルの長手方向に移動す
    る移動体と、外部半導電層を削り取る切削刃と該切削刃
    を外方へ後退させる切削刃後退機構とを有する回転体
    と、上記移動体に対して上記回転体を回転駆動させる回
    転体駆動機構と、上記ケーブルの長手方向所定位置に予
    め貼付けられたテーパ部形成開始用目印体を検出する目
    印体検知用センサーと、該センサーからの検出信号を受
    けて上記切削刃が次第に後退するように上記切削刃後退
    機構を作動させる切削刃制御手段と、を備えたことを特
    徴とする外部半導電層切削装置。
  3. 【請求項3】 ケーブルの長手方向所定位置に停止用目
    印体を予め貼着し、切削刃を、上記ケーブルの外周面に
    沿って周回させつつ長手方向への送りを与えて上記ケー
    ブルの外部半導電層を切削し、その後、目印体検知用セ
    ンサーが上記目印体を検出した時点で上記切削刃の長手
    方向への送りを停止させ、その後、該切削刃の周回を停
    止させることを特徴とする外部半導電層切削方法。
  4. 【請求項4】 ケーブルの長手方向所定位置にテーパ部
    形成開始用目印体を予め貼着し、切削刃を、上記ケーブ
    ルの外周面に沿って周回させつつ長手方向への送りを与
    えて上記ケーブルの外部半導電層を切削し、その後、目
    印体検知用センサーが上記目印体を検出すると上記切削
    刃を外方へ次第に後退させて上記ケーブル外周面にテー
    パ部を形成することを特徴とする外部半導電層切削方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009038919A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Viscas Corp Cvケーブルの外部半導電層の端部処理方法及び工具
KR20190046276A (ko) * 2017-10-26 2019-05-07 한국전력공사 고압 케이블의 반도전층 모따기 공구 및 이를 이용한 모따기 방법
CN113394705A (zh) * 2021-05-31 2021-09-14 厦门枫槿兮贸易有限公司 一种电缆检测机器人

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