JPH11223936A - ヒートモード感受性画像形成要素からポジテイブ作用性印刷版を作製するための方法 - Google Patents

ヒートモード感受性画像形成要素からポジテイブ作用性印刷版を作製するための方法

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JPH11223936A
JPH11223936A JP29906798A JP29906798A JPH11223936A JP H11223936 A JPH11223936 A JP H11223936A JP 29906798 A JP29906798 A JP 29906798A JP 29906798 A JP29906798 A JP 29906798A JP H11223936 A JPH11223936 A JP H11223936A
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layer
printing plate
dyes
lithographic printing
heat
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JP29906798A
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English (en)
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Damme Marc Van
マルク・バン・ダメ
Joan Vermeersch
ジヨアン・ベルメールシユ
Geert Deroover
ゲールト・デローバー
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Agfa Gevaert NV
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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 IR−照射の間に融蝕による損傷を受けない
ヒートモード画像形成要素を提供する。 【解決手段】 a)親水性表面を有する平版印刷ベース
ならびに最上層を含み、その最上層がIR−線に対して
感受性であり、アルカリ性水溶液中に可溶性のポリマー
を含み、そしてケイ酸塩としてSiO2を含有するアル
カリ性現像液に関して非浸透性であるヒートモード画像
形成要素を製造し; b)該ヒートモード画像形成要素をIR−線に画像通り
に露出し; c)該画像通りに露出されたヒートモード画像形成要素
を該アルカリ性現像液を用いて現像し、該最上層がイン
ドアニリン色素、シアニン色素、メロシアニン色素、オ
キソノール色素、ポルフィン誘導体、アントラキノン色
素、メロスチリル色素、ピリリウム化合物、ジフェニル
及びトリフェニルアゾ化合物及びスクアリリウム誘導体
から成る群より選ばれるIR−色素を含むことを特徴と
する平版印刷版の作製のための方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はIR感受性最上層を含むヒート
モード画像形成要素を用いて平版印刷版を作製するため
の方法に関する。
【0002】さらに特定的に本発明は、露出されると水
性現像液により浸透及び/又は可溶化される最上層の容
量が変化することにより、ヒートモード画像形成要素を
用いて平版印刷版を作製するための方法に関する。
【0003】
【発明の背景】平版印刷は、そのいくらかの領域が平版
印刷インキを受容することができるが、他の領域は水で
湿らされるとインキを受容しない特別に作られた表面か
らの印刷の方法である。インキを受容する領域は印刷画
像領域を形成し、インキ−反発性領域は背景領域を形成
する。
【0004】写真平版印刷の技術分野の場合、写真材料
は、露光された領域において(ネガティブ−作用性)又
は非露光領域において(ポジティブ−作用性)、親水性
背景上で画像通りに油性又は脂性インキに対して受容性
とされる。
【0005】表面平版印刷版(surface lit
ho plates)又はプラノグラフィ印刷版(pl
anographic printing plate
s)とも呼ばれる通常の平版印刷版の作製の場合、水に
対して親和性を有するか又は化学的処理によりそのよう
な親和性を得る支持体に感光性組成物の薄層がコーティ
ングされる。その目的のためのコーティングにはジアゾ
化合物、ジクロム酸塩−増感親水性コロイド及び多様な
合成感光性樹脂を含有する感光性ポリマー層が含まれ
る。特にジアゾ−増感系が広く用いられる。
【0006】感光層が画像通りに露出されると、露出さ
れた画像領域は不溶性となり、非露出領域は溶解性のま
まである。次いで版は適した液を用いて現像され、非露
出領域のジアゾニウム塩又はジアゾ樹脂が除去される。
【0007】別の場合、画像通りに露出されると露出さ
れた領域において可溶性とされる感光性コーティングを
含む印刷版が既知である。だから続く現像は露出された
領域を除去する。そのような感光性コーティングの典型
的例はキノン−ジアジドに基づくコーティングである。
【0008】典型的に、それから印刷版が作製される上
記の写真材料は、平版印刷法において再現されるべき画
像を含有する写真フィルムを介してカメラ−露出され
る。そのような作業法はやっかいであり、労働集約的で
ある。しかし他方、かくして得られる印刷版は優れた平
版印刷の質のものである。
【0009】かくして上記の方法において写真フィルム
の必要を除き、特に再現されるべき画像を示すコンピュ
ーターデータから直接印刷版を得るための試みが成され
てきた。しかし感光性コーティングはレーザーを用いて
直接露出されるのに十分に感受性ではない。従って感光
性コーティングの上にハロゲン化銀層をコーティングす
ることが提案された。次いでハロゲン化銀をコンピュー
ターの制御下でレーザーを用いて直接露出することがで
きる。続いてハロゲン化銀層を現像して感光性コーティ
ングの上に銀画像を残す。次いでその銀画像は感光性コ
ーティングの全体的露出においてマスクとして働く。全
体的露出の後、銀画像は除去され、感光性コーテイング
が現像される。そのような方法は例えばJP−A−60
−61752に開示されているが、複雑な現像及びそれ
に伴う現像液が必要であるという欠点を有する。
【0010】GB−1 492 070は金属層又はカ
ーボンブラックを含有する層を感光性コーティング上に
設ける方法を開示している。次いでこの金属層をレーザ
ーを用いて融蝕し、感光層上の画像マスクを得る。次い
で感光層を画像マスクを介してUV−光により全体的に
露出する。画像マスクの除去の後、感光層を現像して印
刷版を得る。しかしこの方法は感光層の現像の前にやっ
かいな処理により画像マスクを除去しなければならない
という欠点をまだ有している。
【0011】さらに、感光性ではなく感熱性である画像
形成要素の使用を含む印刷版の作製のための方法が既知
である。印刷版の作製のための上記のような感光性画像
形成要素の特別な欠点は、それを光から遮蔽しなければ
ならないことである。さらにそれらは保存安定性の観点
で感度の問題を有し、それらは比較的低い解像度を示
す。明らかに市場で、ヒートモード印刷版前駆体に向か
う傾向が見られる。
【0012】例えば1992年1月のResearch
Disclosure no.33303は、熱可塑
性ポリマー粒子及び赤外吸収性顔料、例えばカーボンブ
ラックを含有する架橋された親水性層を支持体上に含む
ヒートモード画像形成要素を開示している。赤外レーザ
ーに画像通りに露出することにより、熱可塑性ポリマー
粒子が画像通りに凝析し、それによりこれらの領域にお
いて画像形成要素の表面を、さらなる現像なしでインキ
受容性とする。この方法の欠点は、得られる印刷版が容
易に損傷を受けることであり、それはそこにいくらかの
圧力が加えられると非−印刷領域がインキ−受容性とな
り得るからである。さらに限界的条件下で、そのような
印刷版の平板印刷性能は劣り得、従ってそのような印刷
版はほとんど平版印刷寛容度を有していない。
【0013】US−P−4 708 925は、アルカ
リ−可溶性ノボラック樹脂及びオニウム−塩を含有する
感光性組成物を含む画像形成要素を開示している。この
組成物は場合によりIR−増感剤を含有することができ
る。該画像形成要素をUV−可視−又はIR−線に画像
通りに露出し、水性アルカリ液を用いる現像段階が続い
た後、ポジティブ又はネガティブ作用性印刷版が得られ
る。該画像形成要素の照射及び現像により得られる平版
印刷版の印刷結果は劣っている。
【0014】EP−A−625 728は、UV−及び
IR−線に感受性である層を含み、ポジティブもしくは
ネガティブ作用性であることができる画像形成要素を開
示している。この層はレゾール樹脂、ノボラック樹脂、
潜在的ブレンステッド酸及びIR−吸収性物質を含む。
該画像形成要素の照射及び現像により得られる平版印刷
版の印刷結果は劣っている。
【0015】US−P−5 340 699はEP−A
−625 728とほとんど同じであるが、ネガティブ
作用性IR−レーザー記録画像形成要素を得るための方
法を開示している。IR−感受性層はレゾール樹脂、ノ
ボラック樹脂、潜在的ブレンステッド酸及びIR−吸収
性物質を含む。該画像形成要素の照射及び現像により得
られる平版印刷版の印刷結果は劣っている。
【0016】さらにEP−A−678 380は、レー
ザー−融蝕可能な表面層の下の研磨された金属支持体上
に保護層が設けられる方法を開示している。画像通りに
露出されると表面層は保護層のいくらかの部分と同様に
完全に融蝕される。次いで印刷版を清浄化溶液で処理
し、保護層の残りを除去し、それにより親水性表面層を
露出する。
【0017】EP−A−97 200 588.8は親
水性表面を有する平版印刷ベース上にアルカリ水溶液中
に可溶性のポリマーを含む中間層及びIR−線に感受性
の最上層を含み、ここで該最上層はIR−線に露出され
るとアルカリ性水溶液により浸透及び/又は可溶化され
る容量が減少するか又は増加する、平版印刷版の作製の
ためのヒートモード画像形成要素を開示している。
【0018】該ヒートモード画像形成要素は、親水性表
面を有する平版印刷面上に2つの層を溶媒からコーティ
ングしなければならず、それはやっかいな作業であると
いう欠点を有する。さらに該ヒートモード画像形成要素
は、照射の間にいくらかの融蝕が起こり、いくらかの破
壊屑を生成させるという欠点を有する。該破壊屑はレー
ザービームの透過を妨げ得るか(例えば焦点レンズ上に
付着することによるか又は部分的に透過を遮断するエー
ロゾルとして)あるいはこの破壊屑が版にゆるく付着し
たまま残り、該破壊屑の輸送ローラー上における堆積が
起こると、記録の間又はその後の画像形成要素の輸送を
妨げ得る。
【0019】GB−A−1 245 924は、層の与
えられた領域の与えられた溶媒中における溶解度を層の
その領域を加熱することにより向上させることができる
ような組成の感熱性記録層を含む記録材料を用いている
情報記録法を開示しており、この方法において該層は情
報通りに加熱され、記録層の種々の領域の該溶媒中にお
ける溶解度の差を用いて情報の記録を生み、次いで層全
体がそのような溶媒と接触させられてそのような溶媒に
可溶性であるか又は最も可溶性である記録層の部分がそ
のような溶媒により除去されるか又はそのような溶媒に
より浸透される。
【0020】EP−A−347 245は、予備増感版
を光に画像通りに露出し、露出された予備増感版をアル
カリ性現像液及び補充液を用いて現像−処理することを
含み、ここで現像液及び補充液はアルカリ金属ケイ酸塩
の水溶液であり、補充液の比率(SiO2):(M2O)
(ここで(SiO2)及び(M2O)はそれぞれSiO2
及びアルカリ金属酸化物M2Oのモル濃度である)が
0.6〜1.5の範囲である平版印刷版の作製において
用いるための予備増感版の現像−処理のための方法を開
示している。
【0021】US−P−5 466 557は(1)レ
ゾール樹脂、(2)ノボラック樹脂、(3)潜在的ブレ
ンステッド酸、(4)赤外線吸収剤及び(5)テレフタ
ルアルデヒドを含む輻射線−感受性組成物を開示してい
る。
【0022】GB−A−1 155 035は層の与え
られた領域が十分に加熱されるとその領域において、水
又は水性媒体中における層のその領域の溶解度の減少を
生ずる変化を受けるポリマー材料の層を含む記録材料が
用いられている情報の記録法を開示しており、該層には
層の全領域に分布する1種又は複数種の物質も導入され
ており、層はそのような物質により吸収される強い輻射
エネルギーに層を露出することにより加熱されることが
でき、該材料は記録されるべき情報により決定されるパ
ターンで材料全体に分布する強い輻射エネルギーに露出
され、その輻射エネルギーは該分布している物質により
少なくとも部分的に吸収されて対応する熱パターンが材
料中に生成し、それによりそのような情報が該層の種々
の領域の水又は水性媒体における溶解度の差を用いて記
録される。
【0023】GB−A−1 154 568は対比する
光−吸収性及び光−透過性領域を有するグラフィック原
稿を記録する方法を開示しており、この方法では層が十
分に加熱されるとその水溶性又は水−吸収力が増加する
ゼラチンを主に含み、そこに分布する光吸収性物質も有
する支持された層を含む記録材料を、そのようなゼラチ
ン層を原稿の光吸収性領域と接触させて置き、該ゼラチ
ン層を原稿を介して光に露出し、光の強度及び露出の持
続時間は、ゼラチン層の原稿の光−吸収性領域と接触し
ている領域はそのような光−吸収性領域からの熱伝導に
より実質的に影響されないが、ゼラチン層の他の領域の
水溶性又は水−吸収力はゼラチン層のこれらの他の領域
の光−吸収性物質によるコピー光の吸収の故のその加熱
により増加するようなものである。
【0024】従って製造が容易であり、IR−照射の間
に融蝕をほとんどか又は全く受けないヒートモード画像
形成要素を求める要求がある。
【0025】
【発明の目的】本発明の目的は、製造が容易なヒートモ
ード画像形成要素から平版印刷版を作製するための方法
を提供することである。
【0026】本発明のさらに別の目的は、IR−照射の
間に融蝕をほとんどか又は全く受けないヒートモード画
像形成要素から平版印刷版を作製するための方法を提供
することである。
【0027】本発明の目的は、優れた印刷性を有し、選
択的で迅速簡便で生態学的な方法で現像可能なヒートモ
ード感受性画像形成要素からのポジティブ平版印刷版の
作製のための方法を提供することである。
【0028】本発明のさらに別の目的は、高い赤外感度
を有するヒートモード感受性画像形成要素からポジティ
ブ平版印刷版を作製するための方法を提供することであ
る。
【0029】本発明の目的は、短い及び同様に長い画素
滞留時間においてレーザー露出により画像形成すること
ができるヒートモード感受性画像形成要素からポジティ
ブ平版印刷版を作製するための方法を提供することでも
ある。
【0030】本発明のさらに別の目的は下記の記載から
明らかになるであろう。
【0031】
【発明の概略】本発明に従い、以下の a)親水性表面を有する平版印刷ベースならびに最上層
を含み、その最上層がIR−線に対して感受性であり、
アルカリ性水溶液中に可溶性のポリマーを含み、ケイ酸
塩としてSiO2を含有するアルカリ性現像液に関して
非浸透性であるヒートモード画像形成要素を製造し; b)該ヒートモード画像形成要素をIR−線に画像通り
に露出し; c)該画像通りに露出されたヒートモード画像形成要素
を該アルカリ性現像液を用いて現像し、最上層の露出さ
れた領域が溶解されて最上層の露出されない領域が溶解
されないで残るようにする段階を含み、該最上層がイン
ドアニリン色素、シアニン色素、メロシアニン色素、オ
キソノール色素、ポルフィン誘導体、アントラキノン色
素、メロスチリル色素、ピリリウム化合物、ジフェニル
及びトリフェニルアゾ化合物及びスクアリリウム誘導体
から成る群より選ばれるIR−色素を含むことを特徴と
する平版印刷版の作製のための方法を提供する。
【0032】
【発明の詳細な記述】ほとんどか又は全く融蝕のない高
い質の平版印刷版を生態学的に許容され得る方法で与え
る本発明の感熱性画像形成要素を、1つのコーティング
により簡単な方法で得ることができることが見いだされ
た。
【0033】本発明に従うIR−感受性層はIR−色素
及びアルカリ性水溶液中に可溶性のポリマーを含む。I
R−色素の混合物を用いることができるが、1種のみの
IR−色素を用いるのが好ましい。適したIR−色素は
ずっと以前から既知であり、数種の化学的種類、例えば
インドアニリン色素、オキソノール色素、ポルフィン誘
導体、アントラキノン色素、メロスチリル色素、ピリリ
ウム化合物及びスクアリリウム誘導体に属する。好まし
くは該IR−色素は、特に約1060nmの発光スペク
トルを有するレーザー源を用いる照射の場合、ドイツ特
許出願DE−4.31 162の一般式の範囲に属す
る。この一般式(I)は:
【0034】
【化1】
【0035】[式中、Kは対イオンAn−と一緒にQを
示すか又は
【0036】
【化2】
【0037】を示し、ここでQは塩素、フッ素、臭素、
ヨウ素、アルキルオキシ、アリールオキシ、ジアルキル
アミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、
ニトロ、シアノ、アルキルスルホニル、アリールスルホ
ニル、ヘテロシクリル又はL−S−により示される部分
を示し、ここでLはアルキル、アリール、ヘテロシクリ
ル、シアノ又は置換カルボニル、チオカルボニルもしく
はイミノカルボニルを示し、An−はカチオン性色素の
化学において通常用いられるアニオン又はその同等物を
示し、B1はシアノ、アルコキシカルボニル、アルキル
−もしくはアリールカルボニル又は場合により窒素原子
においてアルキル及び/もしくはアリールにより1回又
は2回置換されていることができるアミノカルボニルを
示し、B2はアリールスルホニル、アルキルスルホニ
ル、ヘテロアリールを示すかあるいは
【0038】
【化3】
【0039】により示されることができ、ここでB3
炭素環式もしくは複素環式環を完成するための非−金属
原子を示し、環Tは1〜3個のC1−C4アルキル基によ
り置換されていることができ、n=1又は2であり、A
1及びA2は以下の組み合わせ: (1)X3、X10=O、 X4、X11=−CR38=−CR39、 R38及びR39はそれぞれ独立して水素、アルキル、アリ
ールあるいは一緒になって環状脂肪族、芳香族又は複素
環式5−もしくは7−員環を完成するために必要な非−
金属原子あるいは互いに独立して環状脂肪族、芳香族又
は複素環式5−もしくは7−員環を完成するために必要
な非−金属原子を示し、R3、R4、R19及びR20はそれ
ぞれ独立して水素、C1−C8アルキル、アリール、ハロ
ゲン、シアノ、アルコキシカルボニル、場合により置換
されていることができるアミノカルボニル、アミノ、モ
ノアルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ヒドロキシ、ア
ルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチ
オ、アシルオキシ、アシルアミノ、アリールアミノ、ア
ルキルカルボニル、アリールカルボニルあるいは環状脂
肪族、芳香族又は複素環式5−もしくは7−員環を完成
するために必要な非−金属原子を示し、R47及びR50
それぞれ独立して水素、アルキル、アリール、シアノ、
アルコキシシアノ又は第1の場合はR47とそれぞれX4
及びR3の間で、第2の場合はR50とそれぞれX11及び
19の間で飽和もしくは不飽和5−〜7−員環を形成す
るための非−金属原子を示す式(IIIa)及び(II
Ib)の部分:
【0040】
【化4】
【0041】(2)X3、X10=R44N X4、X11=−CR38=−CR39、 それぞれR3とR4、R38とR39は一緒になって場合によ
り置換されていることができる芳香環を完成するための
原子を示し、R44は場合により置換されていることがで
きるアルキル又はアリールあるいは5−もしくは7−員
環を完成するために必要な原子を示す同じ式(III
a)及び(IIIb)の部分、(3)X5及びX12はそ
れぞれ独立してO、S、Se、Te又はR44Nを示し、
5〜R10及びR21〜R26はそれぞれ独立してR3の場合
に上記で示された意味の1つを示し、R48及びR51はそ
れぞれ独立して水素、アルキル、アリール又はアルコキ
シカルボニルを示し、X5、X12が一緒にR44Nであ
り、Q=ハロゲンである化合物を除く式(IVa)及び
(IVb)の部分:
【0042】
【化5】
【0043】(4)R60及びR61はそれぞれ独立して水
素、アルキル、アリール、シアノ、アルコキシカルボニ
ル、ハロゲンを示し、R62、R64、R66、R68はそれぞ
れ独立してアルキル又はアリールを示し、R63、R65
67、R69はそれぞれ独立して水素、アルキル又はアリ
ールを示し、環D1〜D4はそれぞれ独立して水素、塩
素、臭素、アルキル又はアルコキシにより1回か又は多
数回置換されていることができる式(VIIa)及び
(VIIb)の部分
【0044】
【化6】
【0045】を示すことができる]により示される。
【0046】この一般式(I)の最も好ましいサブクラ
スは以下である:−式(XXI)に従う化合物
【0047】
【化7】
【0048】−式(XXIII)に従う化合物:
【0049】
【化8】
【0050】−式(XXV)に従う化合物:
【0051】
【化9】
【0052】−式(XXVII)に従う化合物
【0053】
【化10】
【0054】−式(XXIX)に従う化合物:
【0055】
【化11】
【0056】これらのサブクラスの式において、R1、
R2、R17及びR18はR3と同じ意味を有し、B
1、B2、他のR記号、T及びD記号は前記と同じに定
義され、αは0又は1である。
【0057】特定のスペクトル特性の決定のために選ば
れる一般式(I)又は上記で定義された好ましいサブク
ラスの1つに対応するいくつかの特定の赤外吸収性色素
(IRD)を下記に挙げる。それらに参照番号を指定
し、それにより先の記載及び実施例の表においてそれら
が同定されるであろう:
【0058】
【化12】
【0059】
【化13】
【0060】
【化14】
【0061】
【化15】
【0062】
【化16】
【0063】スペクトルパラメーターの実験的研究に含
まれるさらに別の適した先行技術の色素を以下の式によ
り示す:IRD−14はAmerican Syana
mid Co,Glendale Protectiv
e Technologie Division,Wo
odbury,New−Yorkにより販売されている
CYASORB IR165として既知の商業製品であ
る。それは:
【0064】
【化17】
【0065】により示される2部の分子状非−イオン性
形態(IRD−14a)と3部のイオン性形態(IRD
−14b)の混合物である。
【0066】
【化18】
【0067】特に約830nmの発光スペクトルを有す
るレーザー源を用いる照射のための他の好ましいIR−
色素は以下の一般式の範囲に属する。
【0068】
【化19】
【0069】式中、X、X’はそれぞれ独立してO、S
を示し、R70〜R74はそれぞれ独立して水素、アルキル
又はアリールを示すことができ;R70はR72と一緒に、
72はR74と一緒に、R71はR73と一緒に、R70はR72
及びR74と一緒に炭素環式環を形成することができる。
【0070】R72はハロゲン、NR8889(R88、R89
はそれぞれ独立してアルキル、アリールを示すか又は
(複素)環式環を形成することができる)、PR
8889、エステル−COOR92(R92はアルキル又はア
リールを示す)、バルビツル酸基(場合により置換され
ていることができるN−原子を有する)を示すこともで
きる。
【0071】R71又はR73は:−OCOR93を示すこと
ができ;R93はアルキル又はアリールを示す。
【0072】R77はR78と一緒に、R78はR79と一緒
に、R79はR80と一緒に、R81はR82と一緒に、R82
83と一緒に、R83はR84と一緒に場合により炭素環式
酸、エステルもしくはスルホ基で置換されていることが
できる環付加ベンゾ環を形成することができる。
【0073】R78、R79、R82、R83はそれぞれ独立し
て水素、アルキル、アリール、ハロゲン、エステル、炭
素環式酸、アミド、アミン、ニトリル、アルコキシ、ア
リールオキシ又はスルホ基を示すことができる。
【0074】R85、R86、R87、R88はそれぞれ独立し
てアルキル基を示すことができ、R85はR86と一緒に、
87はR88と一緒に環式(スピロ)環(cyclic
(spiro)ring)を形成することができる。
【0075】R75、R76はそれぞれ独立してアルキル、
アリール基;−Cn2nSO3M(nは2〜4の整数を示
し、MはH又は正に帯電した対イオンを示す);−Cn
2nCOOM(nは1〜5の整数を示し、MはH又は正
に帯電した対イオンを示す);−Cn2nCOOR
94(nは1〜5の整数を示し、R94はアルキル又はアリ
ール基を示す);−L1−CONHSO295(L1は
−Cn2n−を示し、nは1〜4の整数であり、R95
アルキル又はアリールを示す)を示す。
【0076】
【化20】
【0077】R96、R102はアルキル又はアリール基;
−Cn2nSO3M(nは2〜4の整数を示し、MはH又
は正に帯電した対イオンを示す);;−Cn2nCOO
M(nは1〜5の整数を示し、MはH又は正に帯電した
対イオンを示す);−Cn2nCOOR103(nは1〜5
の整数を示し、R103はアルキル又はアリール基を示
す);−L1−CONHSO2104(L1は−Cn2n
−を示し、nは1〜4の整数であり、R104はアルキル
又はアリールを示す)を示す。
【0078】R97、R98、R100、R101はそれぞれ独立
して:水素、アルキル、アリールを示し;R97はR98
一緒に、R100はR101と一緒に環付加ベンゾ環を形成す
ることができる。
【0079】R98は:水素、アルキル、アリール、ハロ
ゲン、エステル又は−SO2R105(R105はアルキル又
はアリールを示す)を示すことができる。
【0080】
【化21】
【0081】R106、R107、R108、R109はそれぞれ独
立してアルキル、アリール基;−Cn2nSO3M(nは
2〜4の整数を示し、MはH又は正に帯電した対イオン
を示す);−Cn2nCOOM(nは1〜5の整数を示
し、MはH又は正に帯電した対イオンを示す);−Cn
2nCOOR117(nは1〜5の整数を示し、R117はア
ルキル又はアリール基を示す);−L1−CONHSO
2118(L1は−Cn2n−を示し、nは1〜4の整数
であり、R118はアルキル又はアリールを示す)を示す
ことができる。
【0082】R110、R111、R112、R113はそれぞれ独
立して:水素、アルキル又はアリール基を示す。
【0083】R114、R115、R116はそれぞれ独立し
て:水素、アルキル又はアリール基を示すことができ;
115はハロゲン、エステル又は−SO2R119(R119
はアルキル又はアリールを示す)を示す。
【0084】
【化22】
【0085】R120、R121、R122、R123、R124、R
125、R126、R127は:それぞれ独立してアルキル、ア
リール基;−Cn2nSO3M(nは2〜4の整数を示
し、MはH又は正に帯電した対イオンを示す);;−C
n2nCOOM(nは1〜5の整数を示し、MはH又は
正に帯電した対イオンを示す);−Cn2nCOOR131
(nは1〜5の整数を示し、R131はアルキル又はアリ
ール基を示す);−L1−CONHSO2132(L1は
−Cn2n−を示し、nは1〜4の整数であり、R132
アルキル又はアリールを示す)を示すことができる。
【0086】R120はR121と一緒に、R122はR123と一
緒に、R124はR125と一緒に、R126はR127と一緒に環
(cyclic ring)を形成することができる。
【0087】R128、R129、R130は:それぞれ独立し
て水素、アルキル又はアリール基を示すことができ;R
129は:ハロゲン、エステル又は−SO2R133(R133
はアルキル又はアリールを示す)を示すことができる。
【0088】
【化23】
【0089】R134、R137、R138、R141はそれぞれ独
立して:水素、アルキル又はアリールを示すことがで
き、R134はR135と一緒に、R141はR140と一緒に炭素
環式環を形成することができる。
【0090】R135はR136と一緒に、R139はR140と一
緒に炭素環式環を形成することができる。
【0091】R135、R136、R139、R140はそれぞれ独
立して:水素、アルキル、アリール基;−Cn2nSO3
M(nは2〜4の整数を示し、MはH又は正に帯電した
対イオンを示す);;−Cn2nCOOM(nは1〜5
の整数を示し、MはH又は正に帯電した対イオンを示
す)を示すことができる;
【0092】
【化24】
【0093】R142、R143、R144、R145はそれぞれ独
立してアルキル、アリール基;−Cn2nSO3M(nは
2〜4の整数を示し、MはH又は正に帯電した対イオン
を示す);;−Cn2nCOOM(nは1〜5の整数を
示し、MはH又は正に帯電した対イオンを示す);−C
n2nCOOR146(nは1〜5の整数を示し、R146
アルキル又はアリール基を示す);−L1−CONHS
2147(L1は−Cn2n−を示し、nは1〜4の整
数であり、R147はアルキル又はアリールを示す)を示
す。
【0094】R142はR143と一緒に、R144は
R145と一緒に環(cyclic ring)を形成することがで
きる。
【0095】色素の電荷はいずれかの(分子間又は分子
内)対イオンにより補償されることができる。
【0096】IR−色素は該IR−感受性最上層の合計
量の好ましくは1〜60重量部、より好ましくは3〜5
0重量部の量で存在する。
【0097】この層において用いられるアルカリ可溶性
ポリマーは好ましくは通常のポジティブ又はネガティブ
作用性PS−版で用いられるような疎水性及びインキ−
受容性ポリマー、例えばカルボキシ置換ポリマーなどで
ある。ポリビニルフェノール又はノボラックポリマーな
どのフェノール性樹脂がより好ましい。最も好ましいの
はノボラックポリマーである。これらのポリマーの典型
的例はDE−A−4007 428、DE−A−4 0
27 301及びDE−A−4 445 820に記載
されている。本発明と関連して用いられる疎水性ポリマ
ーはさらに水中における不溶性及びアルカリ溶液中にお
ける少なくとも部分的な可溶性/膨潤性及び/又は補助
溶媒と組み合わされた場合の水中における少なくとも部
分的な可溶性を特徴としている。
【0098】さらにこのIR−感受性層は好ましくは可
視光−及びUV−光減感層である。さらに該層は好まし
くは熱的に硬膜可能である。この好適に可視光−もしく
はUV−光減感されている層は、250nm〜650n
mの波長領域内で吸収する感光性成分、例えばジアゾ化
合物、フォトアシッド(photoacids)、光開
始剤、キノンジアジド、増感剤などを含まない。この方
法で昼光に安定な印刷版を得ることができる。
【0099】該IR−感受性層は好ましくは低分子量の
酸、好ましくはカルボン酸、さらにもっと好ましくは安
息香酸、最も好ましくは3,4,5−トリメトキシ安息
香酸あるいはベンゾフェノン、より好ましくはトリヒド
ロキシベンゾフェノンも含む。
【0100】IR−感受性層における低分子量の酸又は
ベンゾフェノンの合計量とポリマーの間の比は好ましく
は2:98〜40:60、より好ましくは5:95〜3
0:70の範囲である。該IR−感受性層の合計量は好
ましくは0.1〜10g/m2、より好ましくは0.3
〜2g/m2の範囲である。
【0101】本発明のアルカリ性現像液の場合、画像通
りの露出に際して、SiO2及びM2Oを0.5〜1.5
のモル比で含有し、SiO2の濃度が0.5〜5重量%
であるアルカリ性現像液により浸透及び/又は可溶化さ
れる容量における差がIR−感受性層において発生す
る。
【0102】本発明の画像形成要素において、平版印刷
ベースは陽極酸化されたアルミニウムであることができ
る。特に好ましい平版印刷ベースは電気化学的に粗面化
され(grained)且つ陽極酸化されたアルミニウム支持体
である。陽極酸化されたアルミニウム支持体を処理して
その表面の親水性を向上させることができる。例えばア
ルミニウム支持体を例えば95℃などの高められた温度
でケイ酸ナトリウム溶液を用いてその表面を処理するこ
とによりケイ酸塩化することができる。別の場合、リン
酸塩処理を適用することができ、それは酸化アルミニウ
ム表面をリン酸塩溶液で処理することを含み、リン酸塩
溶液はさらに無機フッ化物を含有していることができ
る。さらに酸化アルミニウム表面をクエン酸又はクエン
酸塩溶液で濯ぐことができる。この処理は室温で行うこ
とができるか又は約30〜50℃というわずかに高めら
れた温度で行うことができる。さらに興味深い処理は酸
化アルミニウム表面を重炭酸塩溶液で濯ぐことを含む。
さらに、酸化アルミニウム表面をポリビニルホスホン
酸、ポリビニルメチルホスホン酸、ポリビニルアルコー
ルのリン酸エステル、ポリビニルスルホン酸、ポリビニ
ルベンゼンスルホン酸、ポリビニルアルコールの硫酸エ
ステル及びスルホン化脂肪族アルデヒドとの反応により
生成するポリビニルアルコールのアセタールを用いて処
理することができる。これらの後処理の1つ又はそれ以
上を単独でか又は組み合わせて行うことができることは
さらに明らかである。これらの処理のもっと詳細な記載
はGB−A−1 084 070、DE−A−4 42
3 140、DE−A−4 417907、EP−A−
659 909、EP−A−537 633、DE−A
−4 001 466、EP−A−292 801、E
P−A−291 760及びUS−P−4 458 0
05に示されている。
【0103】本発明と関連する他の実施態様に従うと、
親水性表面を有する平版印刷ベースは柔軟性支持体、例
えば架橋された親水性層が設けられた紙又はプラスチッ
クフィルムを含む。特に適した架橋された親水性層は、
ホルムアルデヒド、グリオキサル、ポリイソシアナート
又は加水分解されたテトラ−アルキルオルトシリケート
などの架橋剤を用いて架橋された親水性結合剤から得る
ことができる。後者が特に好ましい。
【0104】親水性結合剤として親水性(コ)ポリマ
ー、例えばビニルアルコール、アクリルアミド、メチロ
ールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、ア
クリル酸、メタクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタクリレートのホモポリマー及
びコポリマーあるいは無水マレイン酸/ビニルメチルエ
ーテルコポリマーを用いることができる。用いられる
(コ)ポリマー又は(コ)ポリマー混合物の親水度は好
ましくは、少なくとも60重量パーセント、好ましくは
80重量パーセントの程度まで加水分解されたポリ酢酸
ビニルの親水度と同じか又はそれより高い。
【0105】架橋剤、特にテトラアルキルオルトシリケ
ートの量は好ましくは親水性結合剤の重量部当たり少な
くとも0.2重量部、より好ましくは0.5〜5重量
部、最も好ましくは1.0重量部〜3重量部である。
【0106】本実施態様に従って用いられる平版印刷ベ
ースの架橋された親水性層は好ましくは、層の機械的強
度及び多孔度を向上させる物質も含有する。この目的で
コロイドシリカを用いることができる。用いられるコロ
イドシリカは例えば最高40nm、例えば20nmの平
均粒度を有するコロイドシリカのいずれの商業的に入手
可能な水−分散液の形態であることもできる。さらにコ
ロイドシリカより大きな寸法の不活性粒子、例えばJ.
Colloid and InterfaceSc
i.,Vol.26,1968,pages 62 t
o 69に記載されている通りStOeberに従って
調製されるシリカあるいはアルミナ粒子あるいは二酸化
チタン又は他の重金属酸化物の粒子である少なくとも1
00nmの平均直径を有する粒子を加えることができ
る。これらの粒子の導入により、架橋された親水性層の
表面に顕微鏡的丘と谷から成る均一な粗いきめが与えら
れ、それは背景領域における水のための保存場所として
働く。
【0107】本実施態様に従う平版印刷ベースの架橋さ
れた親水性層の厚さは0.2〜25μmの範囲内で変化
することができ、好ましくは1〜10μmである。
【0108】本発明に従って用いるために適した架橋さ
れた親水性層の特定の例は、EP−A−601 24
0、GB−P−1 419 512、FR−P−2 3
00354、US−P−3 971 660、US−P
−4 284 705及びEP−A 514 490に
開示されている。
【0109】本実施態様と関連する平版印刷ベースの柔
軟性支持体として、プラスチックフィルム、例えば基質
化ポリエチレンテレフタレートフィルム、酢酸セルロー
スフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネート
フィルムなどを用いるのが特に好ましい。プラスチック
フィルム支持体は不透明又は透明であることができる。
【0110】接着促進層が設けられたポリエステルフィ
ルム支持体を用いるのが特に好ましい。本発明に従って
用いるのに特に適した接着促進層は、EP−A−619
524、EP−A−620 502及びEP−A−6
19 525に開示されている通り親水性結合剤及びコ
ロイドシリカを含む。好ましくは接着促進層中のシリカ
の量はm2当たり200mg〜m2当たり750mgであ
る。さらにシリカ対親水性結合剤の比率は好ましくは1
より高く、コロイドシリカの表面積は好ましくは少なく
ともグラム当たり300m2、より好ましくは少なくと
もグラム当たり500m2である。
【0111】本発明と関連する画像通りの露出は、赤外
又は近−赤外、すなわち700〜1500nmの波長領
域で働くレーザーの使用を含む画像通りの走査露出であ
る。最も好ましいのは近−赤外で発光するレーザーダイ
オードである。画像形成要素の露出は短い画素滞留時間
を有するレーザー及び同様に長い画素滞留時間を有する
レーザーを用いて行うことができる。好ましいのは0.
005μ秒〜20μ秒の画素滞留時間を有するレーザー
である。
【0112】画像通りの露出の後、ヒートモード画像形
成要素はアルカリ性水溶液でそれを濯ぐことにより現像
される。本発明で用いられるアルカリ性水溶液は、通常
のポジティブ作用性予備増感印刷版の現像に用いられ、
好ましくは11.5〜14のpHを有するものである。
かくして露出されてアルカリ性水溶液に関してより浸透
性とされた最上層の画像形成された部分は清浄化されて
除去され、それによりポジティブ作用性印刷版が得られ
る。
【0113】本発明においては用いられる現像液の組成
も非常に重要である。
【0114】従って長期間安定して現像処理を行うため
に、現像液中のアルカリの濃度及びケイ酸塩の濃度など
の質が特に重要である。そのような状況下で本発明者等
は、前記の組成を有する現像液を用いる場合のみに迅速
高温処理を行うことができ、補充されるべき補充液の量
が少なく、現像液を変えずに3カ月以上の長さの長期間
に及んで安定した現像処理を行うことができることを見
いだした。
【0115】本発明で用いられる現像液及び現像液のた
めの補充液は好ましくは主にアルカリ金属ケイ酸塩及び
MOHにより示されるアルカリ金属水酸化物又はM2
により示されるその酸化物を含む水溶液であり、ここで
該現像液はSiO2及びM2Oを0.5〜1.5のモル比
で含む。そのようなアルカリ金属ケイ酸塩として好適に
用いられるのは例えばケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウ
ム、ケイ酸リチウム及びメタケイ酸ナトリウムである。
他方、そのようなアルカリ金属水酸化物として好ましい
のは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及び水酸化リチ
ウムである。
【0116】本発明で用いられる現像液は同時に他のア
ルカリ性試薬を含有することができる。そのような他の
アルカリ性試薬の例には水酸化アンモニウム、第三リン
酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸カリ
ウム、第二リン酸カリウム、第三リン酸アンモニウム、
第二リン酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム及び炭酸アンモニウムなどの無機
アルカリ性試薬;ならびにモノ−、ジ−もしくはトリエ
タノールアミン、モノ−、ジ−もしくはトリメチルアミ
ン、モノ−、ジ−もしくはトリエチルアミン、モノ−も
しくはジ−イソプロピルアミン、n−ブチルアミン、モ
ノ−、ジ−もしくはトリイソプロパノールアミン、エチ
レンイミン、エチレンジイミン及びテトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシドなどの有機アルカリ性試薬が含まれ
る。
【0117】本発明の場合、現像液中における[SiO
2]/[M2O]のモル比が特に重要であり、それは一般
に0.6〜1.5、好ましくは0.7〜1.3である。
これはもしモル比が0.6より低いと活性の大きなばら
つきが観察され、一方もしそれが1.5を越えると迅速
現像を行うのが困難になり、非画像領域上の感光層の溶
出又は除去が不完全でありがちなためである。さらに現
像液及び補充液中のSiO2の濃度は好ましくは1〜4
重量%の範囲である。SiO2の濃度のそのような制限
は、大量の本発明の版を長期間処理した場合でも優れた
仕上げの質を有する平版印刷版を安定して与えることを
可能にする。
【0118】特に好ましい実施態様の場合、1.0〜
1.5の範囲のモル比[SiO2]/[M2O]及び1〜
4重量%のSiO2の濃度を有するアルカリ金属ケイ酸
塩の水溶液が現像液として用いられる。そのような場
合、現像液のアルカリ濃度と等しいか又はそれより高い
アルカリ濃度を有する補充液が用いられるのはもちろん
である。供給されるべき補充液の量を減少させるため
に、補充液におけるモル比[SiO2]/[M2O]が現
像液のそれと等しいか又はそれより小さいことあるいは
現像液のモル比が補充液のそれと等しい場合はSiO2
の濃度が高いことが有利である。
【0119】本発明で用いられる現像液及び補充液にお
いて同時に、20℃における水中の溶解度が10重量%
以下の有機溶媒を必要に従って用いることができる。そ
のような有機溶媒の例は酢酸エチル、酢酸プロピル、酢
酸ブチル、酢酸アミル、酢酸ベンジル、エチレングリコ
ールモノブチルアセテート、乳酸ブチル及びレブリン酸
ブチルなどのカルボン酸エステル類;エチルブチルケト
ン、メチルイソブチルケトン及びシクロヘキサノンなど
のケトン類;エチレングリコールモノブチルエーテル、
エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコ
ールモノフェニルエーテル、ベンジルアルコール、メチ
ルフェニルカルビノール、n−アミルアルコール及びメ
チルアミルアルコールなどのアルコール類;キレシンな
どのアルキル−置換芳香族炭化水素;ならびにメチレン
ジクロリド及びモノクロロベンゼンなどのハロゲン化炭
化水素である。これらの有機溶媒は単独でか又は組み合
わせて用いることができる。本発明において特に好まし
いのはベンジルアルコールである。これらの有機溶媒は
一般に5重量%以下、好ましくは4重量%以下の量で現
像液又はそのための補充液に加えられる。
【0120】本発明で用いられる現像液及び補充液は同
時に、その現像性を向上させる目的の界面活性剤を含有
することができる。そのような界面活性剤の例には高級
アルコール(C8〜C22)硫酸エステルの塩、例えば
ラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩、オク
チルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩、ラウリル
アルコール硫酸エステルのアンモニウム塩、Teepo
l B−81(商標、Shell Chemicals
Co.,Ltd.から入手可能)及びアルキル硫酸二
ナトリウム;脂肪族アルコールリン酸エステルの塩、例
えばセチルアルコールリン酸エステルのナトリウム塩;
アルキルアリールスルホン酸塩、例えばドデシルベンゼ
ンスルホン酸のナトリウム塩、イソプロピルナフタレン
スルホン酸のナトリウム塩、ジナフタレンジスルホン酸
のナトリウム塩及びメタニトロベンゼンスルホン酸のナ
トリウム塩;アルキルアミドのスルホン酸塩、例えばC
1733CON(CH3)CH2CH2SO3Naならびに2
塩基性脂肪族酸エステルのスルホン酸塩、例えばジオク
チルスルホコハク酸ナトリウム及びジヘキシルスルホコ
ハク酸ナトリウムが含まれる。これらの界面活性剤は単
独でか又は組み合わせて用いられることができる。特に
好ましいのはスルホン酸塩である。これらの界面活性剤
は一般に5重量%以下、好ましくは3重量%以下の量で
用いられることができる。
【0121】本発明で用いられる現像液及び補充液の現
像安定性を強化するために、以下の化合物を同時に用い
ることができる。
【0122】そのような化合物の例は中性塩、例えばJ
N−A−58−75 152に開示されているようなN
aCl、KCl及びKBr;キレート化剤、例えばJN
−A−58−190 952(U.S−A−4 469
776)に開示されているようなEDTA及びNT
A、錯体、例えばJN−A−59−121 336(U
S−A−4 606 995)に開示されているような
[Co(NH3)6]C13;JN−A−55−25
100に開示されているもののような周期表のIIa、
IIIa又はIIIb族の元素のイオン化可能化合物;
アニオン性又は両性界面活性剤、例えばJN−A−50
−51 324に開示されているようなアルキルナフタ
レンスルホン酸ナトリウム及びN−テトラデシル−N,
N−ジヒドロキシエチルベタイン;US−A−4 37
4 920に開示されているようなテトラメチルデシン
ジオール;JN−A−60−213 943に開示され
ているような非−イオン性界面活性剤;カチオン性ポリ
マー、例えばJN−A−55−95 946に開示され
ているようなp−ジメチルアミノメチルポリスチレンの
メチルクロリド第4生成物(methyl chlor
ide quaternary products);
両性高分子電解質、例えばJN−A−56−142 5
28に開示されているようなビニルベンジルトリメチル
アンモニウムクロリドとアクリル酸ナトリウムのコポリ
マー;還元性無機塩、例えばJN−A−57−192
952(US−A−4 467 027)に開示されて
いるような亜硫酸ナトリウム及びアルカリ−可溶性メル
カプト化合物又はチオエーテル化合物、例えばチオサリ
チル酸、システイン及びチオグリコール酸;無機リチウ
ム化合物、例えばJN−A−58−59 444に開示
されているような塩化リチウム;有機リチウム化合物、
例えばJN−A−50 34 442に開示されている
ような安息香酸リチウム;JN−A−59−75 25
5に開示されているようなSi、Tiなどを含有する有
機金属界面活性剤;JN−A−59−84241(US
−A−4 500 625)に開示されているような有
機ホウ素化合物;第4級アンモニウム塩、例えばEP−
A−101 010に開示されているようなテトラアル
キルアンモニウムオキシド;ならびに殺バクテリア剤、
例えばJN−A−63−226 657に開示されてい
るようなデヒドロ酢酸ナトリウムである。
【0123】本発明の現像処理のための方法において、
現像液のための補充液を補充するいずれの既知の手段も
用いることができる。好適に用いられるそのような方法
の例は、JN−A−55−115 039(GB−A−
2 046 931)に開示されているように処理され
たPS版の量と時間の関数として断続的又は継続的に補
充液を補充するための方法、JN−A−58−95 3
49(US−A−4537 496)に開示されている
ように溶出された感光層の程度を検出するためのセンサ
ーを現像領域の中央部分に配置し、検出される溶出した
感光層の程度に比例して補充液を補充することを含む方
法;GB−A−2 208 249に開示されているよ
うに現像液のインピーダンス値を決定し、検出されるイ
ンピーダンス値をコンピューターにより処理して補充液
の補充を行うことを含む方法である。
【0124】本発明の印刷版は印刷法においてシームレ
ススリーブ印刷版として用いることもできる。この選択
肢の場合、印刷版はレーザーを用いて円筒形にはんだ付
けされる。古典的に作製された印刷版を古典的な方法で
適用する代わりに、直径として印刷シリンダーの直径を
有するこの円筒状印刷版を印刷シリンダー上で滑らせ
る。スリーブに関するさらなる詳細は“Grafisc
h Nieuws” ed.Keesing,15,1
995,page 4 to 6に示されている。
【0125】画像通りに露出された画像形成要素をアル
カリ性水溶液を用いて現像し、乾燥した後、得られる版
をそのまま印刷版として用いることができる。しかし耐
久性を向上させるために該版を200℃〜300℃の温
度で30秒〜5分間、焼くこともできる。画像形成要素
をUV−線への全体的後−露出に供し、画像を硬化させ
て印刷版のランレングスを増加させることもできる。
【0126】以下の実施例は本発明をそこに制限するこ
となく本発明を例示するものである。すべての部及びパ
ーセンテージは、他に特定されなければ重量による。
【0127】
【実施例】実施例1:アルカリ−可溶性結合剤に基づく
ポジティブ作用性サーマルプレート(positive
working thermal plate) 平版印刷ベースの製造 厚さが0.20mmのアルミニウム箔を、50℃におい
て5g/lの水酸化ナトリウムを含有する水溶液に箔を
沈め、脱イオン水で濯ぐことにより脱脂した。次いで3
5℃の温度及び1200A/m2の電流密度において交
流を用い、4g/lの塩酸、4g/lの硼酸及び5g/
lのアルミニウムイオンを含有する水溶液中で箔を電気
化学的に研磨し、0.5mmの平均中心線粗さRaを有
する表面トポロジーを形成した。
【0128】脱イオン水で濯いだ後、次いで300g/
lの硫酸を含有する水溶液を用い、60℃において18
0秒間、アルミニウム箔をエッチングし、25℃におい
て30秒間、脱イオン水で濯いだ。
【0129】続いて箔を200g/lの硫酸を含有する
水溶液中で、45℃の温度、約10Vの電圧及び150
A/m2の電流密度において約300秒間、陽極酸化に
供し、3.00g/m2のAl23の陽極酸化フィルム
を形成し、次いで脱イオン水で洗浄し、ポリビニルホス
ホン酸を含有する溶液及び次いで三塩化アルミニウムを
含有する溶液を用いて後処理し、続いて脱イオン水を用
いて20℃で120秒間濯ぎ、乾燥した。
【0130】IR−感受性層の調製 テトラヒドロフラン/メトキシプロパノール 60/4
0中の4.65重量%溶液からIR−感受性層を30μ
mの湿潤厚さまでコーティングした。得られるIR−感
受性層は10%のIR−色素化合物I及び90%のAL
NOVOL PN430TMを含有した。
【0131】この材料をGERBER C42TTM内部
ドラムプレートセッター(platesetter)を
用い、12,000rpm及び2540dpiにおいて
画像形成した。画像面内のレーザーの出力レベルは4W
であった。IR−露出の後、融蝕の結果としての層の損
傷は観察され得なかった。
【0132】露出の後、材料をアルカリ性現像液(EP
240現像液、Agfaから商業的に入手可能)中で
現像し、IR−露出された領域を非常に迅速に溶解し、
ポジティブ作用性版を得た。
【0133】版をHeidelberg GTO46印
刷機上で通常のインキ(K+E)及び湿し液(Rota
matic)を用いて印刷し、優れたプリント、すなわ
ちIR−露出領域にスカム形成がなく、非−露出領域に
おいてインキ−吸収が優れたプリントを得た。
【0134】実施例2:アルカリ−可溶性結合剤に基づ
くポジティブ作用性サーマルプレート 平版印刷版は実施例1に記載されている通りに製造し
た。
【0135】テトラヒドロフラン/メトキシプロパノー
ル 60/40中の4.65重量%溶液からIR−感受
性層を30μmの湿潤厚さまでコーティングした。得ら
れるIR−感受性層は4.7%のIR−色素化合物I
I、78.1%のALNOVOL PN430TM及び1
7.2%のトリヒドロキシベンゾフェノンを含有した。
【0136】この材料をGERBER C42TTM内部
ドラムプレートセッターを用い、12,000rpm及
び2540dpiにおいて画像形成した。画像面内のレ
ーザーの出力レベルは4Wであった。IR−露出の後、
融蝕の結果としての層の損傷は観察され得なかった。
【0137】露出の後、材料をアルカリ性現像液(EP
26現像液、Agfaから商業的に入手可能)中で現
像し、IR−露出された領域を非常に迅速に溶解し、ポ
ジティブ作用性版を得た。
【0138】版をHeidelberg GTO46印
刷機上で通常のインキ(K+E)及び湿し液(Rota
matic)を用いて印刷し、優れたプリント、すなわ
ちIR−露出領域にスカム形成がなく、非−露出領域に
おいてインキ−吸収が優れたプリントを得た。
【0139】実施例3:アルカリ−可溶性結合剤に基づ
くポジティブ作用性サーマルプレート 平版印刷版は実施例1に記載されている通りに製造し
た。
【0140】テトラヒドロフラン/メトキシプロパノー
ル 60/40中の4.65重量%溶液からIR−感受
性層を30μmの湿潤厚さまでコーティングした。得ら
れるIR−感受性層は9.1%のIR−色素化合物I
I、74.5%のALNOVOL PN430TM及び1
6.4%のトリヒドロキシベンゾフェノンを含有した。
【0141】この材料をGERBER C42TTM内部
ドラムプレートセッターを用い、12,000rpm及
び2540dpiにおいて画像形成した。画像面内のレ
ーザーの出力レベルは4Wであった。IR−露出の後、
融蝕の結果としての層の損傷は観察され得なかった。
【0142】露出の後、材料をアルカリ性現像液(EP
26現像液、Agfaから商業的に入手可能)中で現
像し、IR−露出された領域を非常に迅速に溶解し、ポ
ジティブ作用性版を得た。
【0143】版をHeidelberg GTO46印
刷機上で通常のインキ(K+E)及び湿し液(Rota
matic)を用いて印刷し、優れたプリント、すなわ
ちIR−露出領域にスカム形成がなく、非−露出領域に
おいてインキ−吸収が優れたプリントを得た。
【0144】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0145】1.a)親水性表面を有する平版印刷ベー
スならびに最上層を含み、その最上層がIR−線に対し
て感受性であり、アルカリ性水溶液中に可溶性のポリマ
ーを含み、そして0.5〜1.5のモル比でSiO2
びM2Oを含み且つSiO2の濃度が0.5〜5重量%で
あるアルカリ性現像液に関して非浸透性であるヒートモ
ード画像形成要素を製造し; b)該ヒートモード画像形成要素をIR−線に画像通り
に露出し; c)該画像通りに露出されたヒートモード画像形成要素
を該アルカリ性現像液を用いて現像し、最上層の露出さ
れた領域が溶解され且つ最上層の露出されない領域が溶
解されないで残るようにする段階を含み、該最上層がイ
ンドアニリン色素、シアニン色素、メロシアニン色素、
オキソノール色素、ポルフィン誘導体、アントラキノン
色素、メロスチリル色素、ピリリウム化合物、ジフェニ
ル及びトリフェニルアゾ化合物及びスクアリリウム誘導
体から成る群より選ばれるIR−色素を含むことを特徴
とする平版印刷版の作製のための方法。
【0146】2.IR−感受性層に含まれる該ポリマー
が疎水性ポリマーである上記1項に記載の平版印刷版を
作製するための方法。
【0147】3.該ポリマーがフェノール性樹脂である
上記2項に記載の平版印刷版を作製するための方法。
【0148】4.該IR−感受性層が低分子量の酸及び
ベンゾフェノンから成る群より選ばれる化合物を含む上
記1〜3項のいずれかに記載の平版印刷版を作製するた
めの方法。
【0149】5.該IR−感受性層が可視光−及びUV
光−減感層である上記1〜4項のいずれかに記載の平版
印刷版を作製するための方法。
【0150】6.該IR−感受性層が熱的に硬膜可能で
ある上記1〜5項のいずれかに記載の平版印刷版の作製
のための方法。
【0151】7.親水性表面を有する該平版印刷ベース
が電気化学的に粗面化され(grained)且つ陽極酸化され
たアルミニウム支持体である上記1〜7項のいずれかに
記載の平版印刷版の作製のための方法。
【0152】8.該アルミニウム支持体をポリビニルホ
スホン酸で処理する上記8項に記載の平版印刷版の作製
のための方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨアン・ベルメールシユ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ゲールト・デローバー ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)親水性表面を有する平版印刷ベース
    ならびに最上層を含み、その最上層がIR−線に対して
    感受性であり、アルカリ性水溶液中に可溶性のポリマー
    を含み、そして0.5〜1.5のモル比でSiO2及び
    2Oを含み且つSiO2の濃度が0.5〜5重量%であ
    るアルカリ性現像液に関して非浸透性であるヒートモー
    ド画像形成要素を製造し; b)該ヒートモード画像形成要素をIR−線に画像通り
    に露出し; c)該画像通りに露出されたヒートモード画像形成要素
    を該アルカリ性現像液を用いて現像し、最上層の露出さ
    れた領域が溶解され且つ最上層の露出されない領域が溶
    解されないで残るようにする段階を含み、該最上層がイ
    ンドアニリン色素、シアニン色素、メロシアニン色素、
    オキソノール色素、ポルフィン誘導体、アントラキノン
    色素、メロスチリル色素、ピリリウム化合物、ジフェニ
    ル及びトリフェニルアゾ化合物及びスクアリリウム誘導
    体から成る群より選ばれるIR−色素を含むことを特徴
    とする平版印刷版の作製のための方法。
JP29906798A 1997-10-08 1998-10-07 ヒートモード感受性画像形成要素からポジテイブ作用性印刷版を作製するための方法 Pending JPH11223936A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000171975A (ja) * 1998-12-02 2000-06-23 Mitsubishi Chemicals Corp ポジ型感光性組成物及びポジ型感光性平版印刷版
JP2002187879A (ja) * 2000-09-13 2002-07-05 Yamamoto Chem Inc ポリメチン化合物、その製造方法及び用途
EP1531058A1 (en) 2003-11-10 2005-05-18 Think Laboratory Co., Ltd. Positive-type photosensitive composition

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JP2002187879A (ja) * 2000-09-13 2002-07-05 Yamamoto Chem Inc ポリメチン化合物、その製造方法及び用途
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