JPH11223033A - 立体駐車場付き板状集合住宅 - Google Patents

立体駐車場付き板状集合住宅

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JPH11223033A
JPH11223033A JP4127298A JP4127298A JPH11223033A JP H11223033 A JPH11223033 A JP H11223033A JP 4127298 A JP4127298 A JP 4127298A JP 4127298 A JP4127298 A JP 4127298A JP H11223033 A JPH11223033 A JP H11223033A
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JP
Japan
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apartment house
plate
space
dwelling units
parking lot
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Application number
JP4127298A
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English (en)
Inventor
Takashi Sato
隆史 佐藤
Masayuki Nakanishi
雅行 中西
Koji Yabuuchi
浩二 薮内
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】住戸の居住性を良好にし、居住者の車を収容す
るのに十分な駐車場を確保すること。 【解決手段】板状集合住宅において、各フロア空間12
に亙って、複数のスラブ11を上下に貫通した吹き抜け
状の駐車場空間23を形成し、この駐車場空間23は、
各フロア空間12において互いに隣接する住戸16、1
6の間に挾まれ、かつこれら住戸16、16間を仕切る
仕切壁20に対して所定の梁間方向に隣接する形で配置
し、駐車場空間23に立体駐車機21を設置して構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立体駐車場を備え
たマンション等である、立体駐車場付き板状集合住宅に
関する。
【0002】
【従来の技術】高層マンションとしては、各層の住戸が
中央のコア或いはボイドを囲む形で配置されたセンター
コア型住棟やボイド型住棟などが多く採用されている
が、これら各タイプの住棟に比べて採光等において有利
な板状住棟、即ち各層の住戸が桁行き方向に一列に並ん
で配置された板状集合住宅を高層マンションとして採用
しようとする試みがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし板状集合住宅を
高層化するには、構造的に転倒しない安定なプロポーシ
ョンを得なければならない。即ち、アスペクト比(建物
の幅と高さの比)を所定の数値(約1:3.5とされて
いる)以上にしなければならない。そのため板状集合住
宅では、建物の梁間方向の幅を大きくしなければならな
くなる。しかし建物の梁間方向の幅を大きくすると、各
住戸の梁間方向の奥行きが長くなり、各住戸の占有面積
はあまり大きくできないという制約から、各住戸の桁行
き方向の幅を狭くせざるを得ない。その結果、細長い住
戸となり居住性が悪化するという問題が生じる。また、
住宅の高層化により住戸が多くなるので、居住者の車を
収容する大きな駐車場が必要となるが、建物周囲の限ら
れた敷地に十分な駐車場を構築するのは困難である。
【0004】そこで本発明は上記事情に鑑み、高層の板
状集合住宅において、住戸の居住性を良好にし、居住者
の車を収容する駐車場を確保できる、立体駐車場付き板
状集合住宅を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のうち第1の
発明は、水平なスラブ(11)を複数層状に有し、上下
に隣接した前記スラブ(11、11)間にフロア空間
(12)をそれぞれ形成し、前記各フロア空間(12)
に複数の住戸(16)を、所定の桁行き方向に沿って一
列に配置すると共に、互いに隣接する住戸(16、1
6)間に、これら住戸(16、16)間を仕切る戸境壁
(13、20)をそれぞれ設置する形で設けた板状集合
住宅(1)において、前記各フロア空間(12)に亙っ
て、前記複数のスラブ(11)を上下に貫通した形の駐
車場用吹き抜け空間(23)を形成し、前記駐車場用吹
き抜け空間(23)は、前記各フロア空間(12)にお
いて互いに隣接する住戸(16、16)の間に挾まれ、
かつこれら住戸(16、16)間を仕切る前記戸境壁
(20)に対して所定の梁間方向に隣接する形で配置
し、前記駐車場用吹き抜け空間(23)に立体駐車機
(21)を設置して構成される。
【0006】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明の立体駐車場付き板状集合住宅(1)において、前記
複数のフロア空間(12)に亙って、前記複数のスラブ
(11)を上下に貫通した形の筒状構造物(17)を設
け、前記筒状構造物(17)は、前記各フロア空間(1
2)において互いに隣接する住戸(16、16)の間に
挾まれ、かつこれら住戸(16、16)間を仕切る前記
戸境壁(20)に対して所定の梁間方向に隣接する形で
配置し、前記駐車場用吹き抜け空間(23)は前記筒状
構造物(17)内に形成し、前記筒状構造物(17)の
壁部(17a)は耐震壁により構成した。
【0007】また本発明のうち第3の発明は、第2の発
明の立体駐車場付き板状集合住宅(1)において、前記
板状集合住宅(1)は、地盤(50)中に構築された基
礎構造物(51)を有し、前記筒状構造物(17)は前
記基礎構造物(51)上に立設されている。
【0008】また本発明のうち第4の発明は、第1の発
明の立体駐車場付き板状集合住宅(1)において、前記
板状集合住宅(1)は、平面形状が一直線状に伸延して
いる。
【0009】また本発明のうち第5の発明は、第1の発
明の立体駐車場付き板状集合住宅(1)において、前記
板状集合住宅(1)は、平面形状が屈曲した線状となっ
ている。
【0010】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は、本発明による立体駐車場付
き集合住宅の一例であるマンションを示した側断面図、
図2は、図1のX−Y線断面図、図3は、図1に示すマ
ンションの模式平面図、図4は、本発明による立体駐車
場付き集合住宅の別の一例であるマンションの模式平面
図である。
【0012】本発明による立体駐車場付き板状集合住宅
の一例であるマンション1は、図1に示すように、地盤
50に、複数の杭2、地中梁3、基礎5からなる基礎構
造物51を有しており、これら基礎構造物51上には複
数の柱6A及び複数の柱6Bが立設されている。これら
複数の柱6Aは、図1及び図2に示すように、該マンシ
ョン1の桁行き方向である図の矢印C、D方向に一列に
並んで配置されており、また複数の柱6Bも図の矢印
C、D方向に一列に並んで配置されている。更に、各柱
6Aと各柱6Bは、該マンション1の梁間方向である図
の矢印A、B方向に一対一で向かい合って配置されてお
り、各柱6Aは対応する柱6Bに対して一定の間隔を空
けて矢印A側に位置している。複数の柱6Aには、桁行
き方向である矢印C、D方向に伸延した水平な梁7Aが
複数層状に支持されており、これら複数の柱6A及び複
数の梁7Aによって、桁行き方向である矢印C、D方向
に伸延したラーメン構面構造体9Aが構成されている。
また、複数の柱6Bには、桁行き方向である矢印C、D
方向に伸延した水平な梁7Bが複数層状に支持されてお
り、これら複数の柱6B及び複数の梁7Bによって、桁
行き方向である矢印C、D方向に伸延したラーメン構面
構造体9Bが構成されている。
【0013】上述したラーメン構面構造体9A、9Bの
うち、梁間方向である矢印A、B方向に一対一で向かい
合った柱6A、6B間には、矢印A、B方向に伸延した
水平な梁10が、ラーメン構面構造体9A、9Bの梁7
A、7Bの高さ位置と対応した形で複数層状に支持され
ており、複数の梁7A、7B及び複数の梁10により、
水平なスラブ11が複数層状に支持されている。また、
上下に隣接するスラブ11、11間にはフロア空間12
がそれぞれ形成されている。なお、本実施例のマンショ
ン1は20階〜30階程度の高層マンションとなってお
り、該マンション1は、図3に示すように平面形状が一
直線状に伸延した板状集合住宅となっている。このマン
ション1は高層マンションになっており、構造的に転倒
しない安定なプロポーションをもつ形状となっている。
即ち、該マンション1のアスペクト比(建物の幅と高さ
の比)は所定の数値(約1:3.5とされている)以上
となっている。
【0014】上下に隣接した梁10、10間(一部の梁
10、10間を除く)には、図2に示すように、鉛直で
かつ矢印A、B方向に伸延した戸境壁13が、対応する
階のフロア空間12内を仕切る形でそれぞれ設けられて
おり、これら戸境壁13は耐震壁となっている。但し、
各戸境壁13はラーメン構面構造体9A、9Bに接して
おらず、従って各戸境壁13とラーメン構面構造体9A
との間には所定の大きさの間隔L1が矢印A、B方向に
形成され、各戸境壁13とラーメン構面構造体9Bとの
間には所定の大きさの間隔L2が矢印A、B方向に形成
されている。そして各階のフロア空間12には、各戸境
壁13とラーメン構面構造体9Bとの間の間隔L2を利
用する形で桁行き方向である矢印C、D方向に伸延した
共用廊下15が設置されている。
【0015】また各階のフロア空間12には、図2に示
すように、複数の住戸16が桁行き方向である矢印C、
D方向に一列に並んだ形で配設されており、これら住戸
16は同一階の前記共用廊下15に隣接している。同一
フロア空間12内では、互いに隣接する住戸16、16
の間は上述した各戸境壁13によって基本的に仕切られ
ている(一部例外あり)。また各住戸16はラーメン構
面構造体9Aに接する形で形成されており、各住戸16
のうち、各戸境壁13とラーメン構面構造体9Aとの間
の間隔L1の位置には、この間隔L1を利用する形でバ
ルコニ16aがそれぞれ設置されている。
【0016】ところで、上述した基礎構造物51上に
は、図1乃至図3に示すように、鉛直な四角柱の形をし
た筒状構造物17が立設されており(本実施例では図3
に示すように筒状構造物17が2つ立設されてい
る。)、筒状構造物17の壁部17aは耐震壁で構成さ
れている。各筒状構造物17は1階のフロア空間12か
ら上層階までの複数のフロア空間12に亙って複数のス
ラブ11を上下に貫通した形で配置されている。筒状構
造物17は各フロア空間12において、その矢印C、D
方向の両側から住戸16、16に挾まれた形で配置され
ている。なお、筒状構造物17と各フロア空間12の共
用廊下15との間には、複数層のスラブ11及びフロア
空間12を貫通した形で階段ユニット19が設置されて
おり(本実施例の場合は2階から上の階に亙って設置さ
れており、1階と2階の間の階段ユニットは別の位置に
適宜設置されている。)、この階段ユニット19によっ
て各階相互間が往来できるようになっている。このよう
に各フロア空間12において筒状構造物17を挾む住戸
16、16の間は、この筒状構造物17及び階段ユニッ
ト19によって仕切られると共に、筒状構造物17の矢
印A側の部位では、該筒状構造物17と矢印A、B方
向、即ち梁間方向に隣接接続する形で仕切壁20が設置
されており、住戸16、16はこの仕切壁20によって
仕切られている。
【0017】各筒状構造物17内には、図1及び図2に
示すように、該マンション1における吹き抜け空間とな
る形で駐車場空間23がそれぞれ形成されており、該駐
車場空間23には公知の立体駐車機21が設置されてい
る。この立体駐車機21は、自動車55を搭載自在な複
数のケージ21aを数珠環状に配列して有しており、図
示しない所定の駆動手段を、これらケージ21aを所定
の位置で回転駆動位置決め自在に有したものである。各
筒状構造物17のうち1階のフロア空間12の位置に
は、該筒状構造物17の内外を矢印A、B方向に連通す
る出入口17bが該筒状構造物17の矢印B方向に面し
た位置に形成されており、この出入口17bに対応して
マンション1の1階部分には、該マンション1の外部と
出入口17bとを矢印A、B方向に連絡する車通路22
が形成されている(なお、本実施例のように立体駐車場
の出入口を1階部分に設ける以外にも、別の実施例とし
て立体駐車場の出入口を地階部分或いは2階や3階部分
などに設けてもよい。)。従って自動車55は、この車
通路22を通って、マンション1の外部とマンション1
の内部の出入口17bとの間を往来することができる。
また、立体駐車機21は任意のケージ21aを出入口1
7bのすぐそばに位置決めさせることができるようにな
っており、自動車55は、この出入口17bのすぐそば
に位置決めされたケージ21aに対して、出入口17b
を介して乗り降りすることができる。
【0018】マンション1は以上のように構成された板
状の高層マンションであるので、各層の住戸が中央のコ
ア或いはボイドを囲む形で配置されたセンターコア型住
棟やボイド型住棟などに比べて採光等において有利であ
る。更に、マンション1のアスペクト比は上述したよう
に所定の数値(約1:3.5)以上になっており、その
ため建物の梁間方向の幅が比較的大きくなっている。そ
の結果、各住戸16の室内部分の梁間方向の奥行きD1
(図2で図示)が比較的長くなっている。しか、各フロ
ア空間12において住戸16、16に挾まれた形で筒状
構造物17が設けられており、該筒状構造物17に隣接
している住戸16、16では、該筒状構造物17が占め
る面積の分だけ占有面積が小さくされているので、該住
戸16の幅D2(桁行き方向に隣接する戸境壁13、2
0間の幅)を狭くしなくても占有面積が大きくなり過ぎ
ずに済み(細長い住戸にならずに済み)、居住性を良好
にできる。また、このように住戸16の占有面積を大き
くなり過ぎないように配置された筒状構造物17内の駐
車場空間23は、住戸16として使用されない代わりに
立体駐車機21が設置されており、立体駐車場として有
効利用されているので好都合である。更に、駐車場空間
23に立体駐車機21を設置して立体駐車場としてお
り、これはマンション1外部の平面駐車場のように駐車
場用の敷地を建物外に別個に準備することなく、多数の
車を収容できる駐車場となっている。つまり居住者の車
を収容する駐車場が確保されている。
【0019】また壁部17aが耐震壁により構成された
筒状構造物17を基礎構造物51上に支持しているの
で、マンション1の剛性要素となり耐震性等に優れた板
状集合住宅が実現している。
【0020】なお上述した実施例では図3に示すよう
に、マンション1はその平面形状が一直線状に伸延した
板状集合住宅となっているが、本発明による立体駐車場
付き板状集合住宅はその平面形状が屈曲した線状となっ
ていてもよい。例えば図4に示すように、マンション1
はその平面形状がL字型に屈曲した形の板状集合住宅と
なっていてもよい。なおこの場合、マンション1の桁行
き方向はL字型の平面形状の伸延方向に沿った方向とな
り、梁間方向はL字型の平面形状の伸延方向を横切る方
向である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち第1の
発明は、水平なスラブ11等のスラブを複数層状に有
し、上下に隣接した前記スラブ間にフロア空間12等の
フロア空間をそれぞれ形成し、前記各フロア空間に複数
の住戸16等の住戸を、所定の桁行き方向に沿って一列
に配置すると共に、互いに隣接する住戸間に、これら住
戸間を仕切る戸境壁13、仕切壁15等の戸境壁をそれ
ぞれ設置する形で設けた板状集合住宅において、前記各
フロア空間に亙って、前記複数のスラブを上下に貫通し
た形の駐車場空間23等の駐車場用吹き抜け空間を形成
し、前記駐車場用吹き抜け空間は、前記各フロア空間に
おいて互いに隣接する住戸の間に挾まれ、かつこれら住
戸間を仕切る前記戸境壁に対して所定の梁間方向に隣接
する形で配置し、前記駐車場用吹き抜け空間に立体駐車
機21等の立体駐車機を設置して構成される。従って本
発明による立体駐車場付き板状集合住宅は板状住棟であ
ることから、各層の住戸が中央のコア或いはボイドを囲
む形で配置されたセンターコア型住棟やボイド型住棟な
どに比べて採光等において有利である。更に本発明によ
る立体駐車場付き板状集合住宅を高層マンション等に採
用する場合には、構造的に転倒しない安定なプロポーシ
ョンを得るためアスペクト比(建物の幅と高さの比)を
所定の数値(約1:3.5とされている)以上にしなけ
ればならず、そのため建物の梁間方向の幅を大きくしな
ければならない。その結果、各住戸の室内部分の梁間方
向の奥行きD1が長くなってしまう。しかし本発明にお
いては、各フロア空間において住戸に挾まれた形で駐車
場用吹き抜け空間を形成しており、該駐車場用吹き抜け
空間に隣接している住戸では、該駐車場用吹き抜け空間
が占める面積の分だけ占有面積が小さくされているの
で、該住戸の幅D2(桁行き方向に隣接する戸境壁間の
幅)を狭くしなくても占有面積が大きくなり過ぎずに済
み、居住性を良好にできる。また、このように住戸の占
有面積を大きくなり過ぎないように形成され配置された
駐車場用吹き抜け空間は、住戸として使用されないが、
この空間に立体駐車機を設置し、立体駐車場として有効
利用しているので好都合である。更に、駐車場用吹き抜
け空間に立体駐車機を設置して立体駐車場としており、
これは建物外部の平面駐車場のように駐車場用の敷地を
建物外に別個に準備することなく、多数の車を収容でき
る駐車場となっている。つまり居住者の車を収容する駐
車場が確保されている。
【0022】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明の立体駐車場付き板状集合住宅において、前記複数の
フロア空間に亙って、前記複数のスラブを上下に貫通し
た形の筒状構造物17等の筒状構造物を設け、前記筒状
構造物は、前記各フロア空間において互いに隣接する住
戸の間に挾まれ、かつこれら住戸間を仕切る前記戸境壁
に対して所定の梁間方向に隣接する形で配置し、前記駐
車場用吹き抜け空間は前記筒状構造物内に形成し、前記
筒状構造物の壁部17a等の壁部は耐震壁により構成し
たので、第1の発明による効果に加えて、筒状構造物が
建物の剛性要素となり耐震性等に優れた板状集合住宅と
なる。
【0023】また本発明のうち第3の発明は、第2の発
明の立体駐車場付き板状集合住宅において、前記板状集
合住宅は、地盤50等の地盤中に構築された基礎構造物
51等の基礎構造物を有し、前記筒状構造物は前記基礎
構造物上に立設されているので、第2の発明による効果
に加えて、筒状構造物が基礎構造物上に支持されること
により板状集合住宅の耐震性は更に優れたものとなる。
【0024】また本発明のうち第4の発明は、第1の発
明の立体駐車場付き板状集合住宅において、前記板状集
合住宅は、平面形状が一直線状に伸延しているので、本
発明を、平面形状が一直線状に伸延した板状集合住宅に
適用し、第1の発明による効果と同様の効果を得ること
ができる。
【0025】また本発明のうち第5の発明は、第1の発
明の立体駐車場付き板状集合住宅において、前記板状集
合住宅は、平面形状が屈曲した線状となっているので、
本発明を、平面形状が屈曲した線状となった板状集合住
宅に適用し、第1の発明による効果と同様の効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による立体駐車場付き集合住宅
の一例であるマンションを示した側断面図である。
【図2】図2は、図1のX−Y線断面図である。
【図3】図3は、図1に示すマンションの模式平面図で
ある。
【図4】図4は、本発明による立体駐車場付き集合住宅
の別の一例であるマンションの模式平面図である。
【符号の説明】
1……板状集合住宅(マンション) 11……スラブ 12……フロア空間 13……戸境壁 15……戸境壁(仕切壁) 16……住戸 17……筒状構造物 17a……壁部 21……立体駐車機 23……駐車場用吹き抜け空間(駐車場空間) 50……地盤 51……基礎構造物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平なスラブを複数層状に有し、 上下に隣接した前記スラブ間にフロア空間をそれぞれ形
    成し、 前記各フロア空間に複数の住戸を、所定の桁行き方向に
    沿って一列に配置すると共に、互いに隣接する住戸間
    に、これら住戸間を仕切る戸境壁をそれぞれ設置する形
    で設けた板状集合住宅において、 前記各フロア空間に亙って、前記複数のスラブを上下に
    貫通した形の駐車場用吹き抜け空間を形成し、 前記駐車場用吹き抜け空間は、前記各フロア空間におい
    て互いに隣接する住戸の間に挾まれ、かつこれら住戸間
    を仕切る前記戸境壁に対して所定の梁間方向に隣接する
    形で配置し、 前記駐車場用吹き抜け空間に立体駐車機を設置して構成
    した立体駐車場付き板状集合住宅。
  2. 【請求項2】前記複数のフロア空間に亙って、前記複数
    のスラブを上下に貫通した形の筒状構造物を設け、 前記筒状構造物は、前記各フロア空間において互いに隣
    接する住戸の間に挾まれ、かつこれら住戸間を仕切る前
    記戸境壁に対して所定の梁間方向に隣接する形で配置
    し、 前記駐車場用吹き抜け空間は前記筒状構造物内に形成
    し、 前記筒状構造物の壁部は耐震壁により構成したことを特
    徴とする請求項1記載の立体駐車場付き板状集合住宅。
  3. 【請求項3】前記板状集合住宅は、地盤中に構築された
    基礎構造物を有し、 前記筒状構造物は前記基礎構造物上に立設されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の立体駐車場付き板状集合
    住宅。
  4. 【請求項4】前記板状集合住宅は、平面形状が一直線状
    に伸延していることを特徴とする請求項1記載の立体駐
    車場付き板状集合住宅。
  5. 【請求項5】前記板状集合住宅は、平面形状が屈曲した
    線状となっていることを特徴とする請求項1記載の立体
    駐車場付き板状集合住宅。
JP4127298A 1998-02-06 1998-02-06 立体駐車場付き板状集合住宅 Pending JPH11223033A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100424312C (zh) * 2006-05-29 2008-10-08 巴硕建筑设计咨询(上海)有限公司 立体酒店式公寓
JP2008267074A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Kajima Corp コア集約型耐震構造物

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