JPH1122266A - 引戸用錠装置 - Google Patents

引戸用錠装置

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JPH1122266A
JPH1122266A JP19785297A JP19785297A JPH1122266A JP H1122266 A JPH1122266 A JP H1122266A JP 19785297 A JP19785297 A JP 19785297A JP 19785297 A JP19785297 A JP 19785297A JP H1122266 A JPH1122266 A JP H1122266A
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治 下井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 錠を装着した引戸における人の出入りの多少
に応じて機能を変えて使用する。 【解決手段】 枠箱1に鎌片2及びカム片3を枢支させ
ること;鎌片2に対向させて係止片7を設けること;鎌
片2には鎌ばね21を設けること;カム片3には思案ば
ね5を備えること;カム片3は思案ばね5の思案点を境
にして基準位置又は解錠位置に向け付勢させてあるこ
と;カム片3はサムターン又はシリンダ錠の操作により
作動されるものであること;鎌片2には変位可能な切換
操作片4を設けること;及び、切換操作片4の選択位置
によりカム片3の鎌片2に対する連係の手段を変えて、
自動施錠型としての使用、又は、自動施錠及び非施錠の
両機能を備えた使用が任意にできるようにすることを主
たる構成条件とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、引戸の戸先と戸
枠又は他の引戸の戸先との間に設ける引戸用錠位置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の引戸用錠装置を自動施錠型とし
たものとしては、例えば、本願人の出願に係り特開平8
−232527号として公開された装置を挙げることが
できる。
【0003】そのような錠装置においては、サムターン
又は鍵を用いなくても引戸を閉ざすだけで自動的に施錠
がなされるので、それなりの便利さはあるが、その反
面、人の出入りが多く引戸の開閉が頻繁に行われる場合
は、人の出入りの都度サムターン又は鍵で錠装置の解錠
操作を行わなければならないという面倒な面もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の引戸用錠装
置は、前記の問題点を解決するために、錠を装着した引
戸における人の出入の多少に応じて使い方を変えて使用
することができるようにしたものである。
【0005】この発明の錠装置における一つの使い方
は、従来のように自動施錠型としての使用である。ま
た、他の一つの使い方は、自動施錠及び非施錠の機能を
切り替えて使用できるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明に係る請求項1の引戸用錠装置は、引戸の
戸先に取り付けられる枠箱内に鎌片及びカム片を揺動可
能に枢支させること;鎌片に係脱される係止片を戸枠又
は他の引戸の戸先に取り付けること;鎌片は鎌ばねで施
錠位置に向け付勢させてあること;ある範囲を揺動でき
るようにしたカム片には思案ばねが備えてあり、思案ば
ねの思案点を境とするカム片の揺動範囲の前方の領域で
は、該カム片は基準位置に向け付勢させてあり、思案ば
ねの思案点を境とするカム片の揺動範囲の後方の領域で
は、該カム片は解錠位置に向け付勢させてあること;カ
ム片はそれに連係させたサムターン又はシリンダ錠の操
作により作動されるものであること;鎌片には第1位置
と第2位置との間で切り換えることができる変位可能な
切替操作片が設けてあること;切替操作片が第1位置に
セットされているときは、カム片は思案ばねが思案点に
至るまでの前方の揺動領域において前方の係合部で切替
操作片を介して鎌片を施錠位置から解錠位置に向けて押
圧作動させるものであること;及び、切替操作片が第2
位置にセットされているときは、カム片は思案ばねが思
案点に至った後の後方の揺動領域において後方の係合部
で枠箱内に枢着した中間レバーを介して鎌片を施錠位置
から解錠位置に向け連動させるものであることを構成条
件とする。
【0007】また、この発明の請求項2に係る引戸用錠
装置は、引戸の戸先に取り付けられる枠箱内に鎌片及び
カム片を揺動可能に枢支させること;鎌片に係脱される
係止片を戸枠又は他の引戸の戸先に取り付けること;鎌
片は鎌ばねで施錠位置に向け付勢させてあること;ある
範囲を揺動できるようにしたカム片には思案ばねが備え
てあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の揺動範囲
の前方の領域では、該カム片は基準位置に向け付勢させ
てあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の揺動範囲
の後方の領域では、該カム片は解錠位置に向け付勢させ
てあること;カム片はそれに連係させたサムターン又は
シリンダ錠の操作により作動されるものであること;鎌
片には第1位置と第2位置との間で切り換えることがで
きる変位可能な切替操作片が設けてあること;切替操作
片が第1位置にセットされているときは、カム片は思案
ばねが思案点に至るまでの前方の揺動領域において前方
の係合部で切替操作片を介して鎌片を施錠位置から解錠
位置に向けて押圧作動させるものであること;及び、切
替操作片が第2位置にセットされているときは、カム片
は思案ばねが思案点に至った後の後方の揺動領域におい
て後方の係合で直接鎌片を施錠位置から解錠位置に向け
押圧作動させるものであることを構成条件とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す2つの実施例に
基いてこの発明について説明する。図1〜図4はこの発
明の第1実施例を示し、図5〜図8はこの発明の第2実
施例を示している。
【0009】図1〜図4の第1実施例において、符号1
0は引戸、20は戸枠又は他の引戸、矢印Aは引戸10
の閉鎖方向をそれぞれ示す。
【0010】引戸10の戸先にねじ等で取り付けられる
枠箱1は、図示例では面付け型のものを示しているが、
掘込み型のものであってもよい。枠箱1内には、同軸線
上に鎌片2及びカム片3が揺動可能に枢支してある。
【0011】鎌片2に対し係脱される鎌状の係止片7
は、戸枠又は他の引戸20の戸先に取付枠又は取付板
(いずれも図示しない)を介して変位可能に又は固定的
に取付けてある。
【0012】図1で符号11は枠箱1の開口部、12は
枠箱1に固定されたシリンダ錠の取付座である。但し、
図2〜図4においては、図面の繁雑さを分けるため取付
座12の記入は省略してある。
【0013】鎌片2は例えば数枚の板材を重合させて作
られているが、厚さ方向の中間部には空間が設けてあ
り、その空間部分にはカム片3が装着されている。図示
例のカム片3は1枚の板材をU字状に折り曲げて作られ
ている。
【0014】鎌片2は鎌ばね21により施錠位置に向け
(図1で右回りに)付勢させてあり、自動施錠型として
の使用における常態で支柱を兼ねる2つのストッパ2
4、24aにより施錠位置に停止させてある。符号25
は鎌片2の解錠位置(図3参照)又は非施錠装置(図4
参照)における支柱を兼ねるストッパである。
【0015】図示例の鎌ばね21は圧縮コイルばねで作
られ、一端を鎌片2に枢着させ他端を固定の受片23に
遊嵌させたばね用案内棒22に嵌め込むことによって装
着させてある。この鎌ばね21は図示例のものに限ら
ず、ねじりばねなど他の形式のものを用いることができ
る。
【0016】また、上記のカム片3は、それに連係させ
たサムターン又はシリンダ錠(いずれも図示しない)の
操作によりある範囲を揺動できるようにしてあり、その
カム片3と枠箱1との間には思案ばね5が設けてある。
【0017】図示例の思案ばね5は、一端をカム片3に
枢着し他端を枠箱1上の回転可能なピン51に可動に挿
通させたばね用案内棒52に対し圧縮コイルばね53を
嵌め込んで成る。但し、この思案ばね5は図示例のもの
に限らず、開脚ばねなど他の形式のものを用いることが
できる。
【0018】そして、思案ばね5の存在により、カム片
3は、該思案ばね5の思案点(死点)を境とするカム片
3の揺動範囲の前方の領域において基準位置(図1及び
図2の位置)に向け付勢させてあり、その基準位置では
鎌片2と共通して使用されるストッパ24で停止させて
ある。
【0019】また、そのカム片3は、該思案ばね5の思
案点を境とするカム片3の揺動範囲の後方の領域におい
てはその思案ばね5により解錠位置に向け付勢させてあ
る。
【0020】符号4は鎌片2の空間部分においてその長
さ方向の中央部に変位可能に設けた切替操作片で、この
切換操作片4は鎌片2における第1位置である右側の位
置(図1〜図3参照)又は第2位置である左側の位置
(図4参照)のいずれかを選択してドライバ等の工具に
より切り換えてできるようにしてある。
【0021】鎌片2内で摺動可能にされた切換操作片4
には、位置決めねじ41が螺合させてあり、その頭部は
鎌片2に設けたひょうたん形の窓42内に嵌め合わせて
ある。
【0022】切換操作片4を鎌片2の空間部分において
左又は右に移動させるには、前記の位置決めねじ41を
ゆるめて移動させた後、それを再びねじ込めばよく、該
ねじ41の頭部はひょうたん形の窓42における円形部
分において移動を拘束されるので、切換操作片4は選択
された所望の位置にセットされることになる。
【0023】符号43は切換操作片4の一部を折り曲げ
て形成した突片と鎌片に設けた矩形の孔との組で成る切
換操作片4の案内手段である。
【0024】切換操作片4は鎌片2における右側の第1
位置(自動施錠位置)にセットしてある時は、この発明
の錠装置は自動施錠片として機能する。
【0025】引戸10の開放状態においては、図1に示
すように鎌片2は鎌ばね21の付勢により施錠位置に保
持されている。引戸10が矢印A方向に押されて図2に
示すように閉鎖されると、その閉鎖作動の間に、鎌片2
は戸枠又は他の引戸20の係止片7との衝接により一旦
解錠位置側に向け(図1で左回りに)鎌ばね21に抗し
て揺動され、鎌片2の先端が係止片7の先端を越える
と、鎌片2は鎌ばね21の付勢力により施錠位置に戻さ
れ、ここに、その錠装置は自動施錠される。
【0026】前記の錠装置を解錠させるには、図示しな
いサムターン又はシリンダ錠に差し込んだ鍵により、カ
ム片3を図3に示すように左回りに揺動させればよい。
【0027】この際、カム片3は、そのカム片3と枠箱
1との間に設けられた思案ばね5が思案点に達する前の
カム片3における揺動の前方の領域において、前方の係
合部である顎部32により切換操作片4を介して施錠位
置から解錠位置に向け押圧揺動させる。
【0028】そして、鎌片2は係止片7との係合が解か
れるので、引戸10は図示しない把手等によって手で開
放することができる。ここで、サムターン又はシリンダ
錠に差し込んだ鍵を手から放せば、カム片3及び鎌片2
は思案ばね5及び鎌ばね21によりそれぞれ基準位置及
び施錠位置に復帰することになる。
【0029】切換操作片4が鎌片2における左側の第2
位置にセットしてあるときは、この発明の錠装置は非施
錠又は自動施錠の機能のいずれかに切り替えて使用でき
る。その切換はサムターン又はシリンダ錠の操作によっ
て行うことができる。
【0030】図4に示すように、切換操作片4が第2位
置にセットされているとき、サムターン又はシリンダ錠
に差し込んだ鍵により、カム片3を思案ばね5に抗して
左回りに揺動させると、カム片3の前方の係合部32は
切換操作片4には衝合することなくその揺動は続行され
る。
【0031】そして、カム片3は、思案ばね5が思案点
に至った後方の領域において、後方の係合部である駆動
ピン33により、枠箱1内に枢着した中間レバー6を介
して鎌片2を施錠位置から解錠位置に向け連動させる。
【0032】図示例の中間レバー6は1枚の板材でC字
状に作られ、基端(下端)が枠箱1に枢着され、先端は
鎌片2の後部に後方から係合させてある。
【0033】中間レバー6は図において鎌片2の奥側の
側板の外側に配設され、思案ばね5の一端の枢軸と同軸
をなすカム片3上の駆動ピン33、すなわち、後方の係
合部により、該中間レバー6の中央部分が前方に向け押
圧されるようにしてある。
【0034】前記のカム片3上の駆動ピン33は鎌片2
の奥側の側板における図示しない円弧状の逃げ孔に沿っ
て揺動できるようにしてある。
【0035】前記の中間レバー6はその形状や位置等を
解りやすくするため、図1〜図4において1点鎖線で表
してある。
【0036】切換操作片4を第2位置にセットした状態
で、図4に示すように、サムターンを基準位置から例え
ば左まわりに90°回すと、カム片3の後方の係合部3
3が中間レバー6の中央部を同方向に押し、その中間レ
バー6の先端の突片61で鎌片2を左回りに回し、該鎌
片2を解錠位置(非施錠位置)におけるストッパ25で
停止させる。
【0037】この際、カム3の思案ばね5は、カム片3
の揺動領域における後方の領域(例えば60°の揺動位
置)で思案点を越えることになるので、カム片3及び鎌
片2を基準位置とは逆向きの解錠位置に向け付勢させ
る。
【0038】そして、この状態においては、鎌片2を付
勢させる2つの逆向きの思案ばね5及び鎌ばね21につ
いて前者の付勢力を大きく設定してあるので、思案ばね
5が鎌ばね21に打ち勝ってカム片3及び鎌片2をそれ
ぞれの解錠位置(非施錠位置)に定位させることにな
る。
【0039】この発明の錠装置が図4の状態にある時
は、鎌片2の先端は下がったままなので、引戸10を閉
鎖しても施錠することは不能である。従って、引戸10
は常時解錠状態であって、いつでも把手等で開閉できる
ことになる。
【0040】前記の非施錠位置にある鎌片2を施錠位置
(基準位置)に戻すには、サムターンを思案ばね5の付
勢力に抗して図4で右回りに回してやればよい。
【0041】サムターンの回動に伴ってカム片3が揺動
し、カム片3の揺動領域において思案ばね5が思案点を
越えると、カム片3は前方の領域に戻りその思案ばね5
で基準位置に向け付勢されることになる。
【0042】そして、カム片3と中間レバー6との係合
も解かれるので、鎌片2も鎌ばね12のみの付勢を受け
ることになり、カム片3及び鎌片2はそれぞれ基準位置
及び施錠位置に復帰する。
【0043】なお、上述の切換操作片4を第1位置と第
2位置との間で切り換える操作は、錠装置を取付ける引
戸における人の出入りの多少等に応じて錠装置の取付け
前に行っておくのが普通であるが、状況の変化によって
は取付け後にその操作を行ってもよいことは言うまでも
ない。
【0044】図示例の錠装置においては、それが引戸に
装着された場合、切替操作片4は枠箱1内の封じられ外
部に露出しないものとして設計してあるが、枠箱1に操
作用の窓等を設け、切換操作片4を外部から操作できる
ようにすることもできる。
【0045】次に、図5〜図8において、この発明の第
2実施例について説明する。この発明の第2実施例にお
いては、図1〜図4に示す第1実施例における中間レバ
ー6を排し、それに代わるカム片3と鎌片2との連係手
段を、カム片3の後方の係合部である駆動ピン33とそ
の駆動ピン33が可動の状態で嵌まり合う鎌片2上の円
弧状の制御孔8とで構成してある。
【0046】図5〜図8の第2実施例において、図1〜
図4の第1実施例と同一の符号で指し示す部材ないし部
位は、互いに等効の作用を呈する部材ないし部位を示し
ているので、それらの説明については、重複を避けるた
めに省略し、ここでは、主として相違している部材ない
し部位を中心として説明する。
【0047】切換操作片4が鎌片2における右側の第1
位置(自動施錠位置)にセットしてあるときの諸作動は
第1実施例のそれとほとんど変わらない。
【0048】図8に示すように、切換操作片4が第2位
置にセットされているとき、サムターン又はシリンダ錠
に差し込んだ鍵により、カム片3を思案ばね5に抗して
例えば左回りに90°揺動させると、カム片3の前方の
係合部32(顎部)は切換操作片4には衝合することな
くその揺動が続行される。
【0049】その間、カム片3の後方の係合部である駆
動ピン33は鎌片2の一方の側板に設けた円弧状の制御
孔8内を遊動し、それが制御孔8の終端に至った時点で
は、該駆動ピン33が制御孔8の端縁に直接衝合するの
で、鎌片2を施錠位置から解錠位置に向け揺動変位さ
せ、その鎌片2はその解錠位置(非施錠位置)において
ストッパ25で停止される。
【0050】この際、カム片3の思案ばね5は、カム片
3の揺動の領域における後方の領域(例えば60°の揺
動位置)で思案点を越えることになるので、カム片3及
び鎌片2を基準位置又は施錠位置とは逆向きの解錠位置
に向け付勢させる。
【0051】そして、この状態においては、鎌片2を付
勢させる2つの逆向きの思案ばね5及び鎌ばね21につ
いて前者の付勢力を大きく設定してあるので、思案ばね
5が鎌ばね21に打ち勝ってカム片3及び鎌片2をそれ
ぞれの解錠位置(非解錠位置)に定位させることにな
る。
【0052】第2実施例の錠装置が図8の状態にあると
きは、鎌片2の先端は下がったままなので、引戸10を
閉鎖しても施錠することは不能である。従って、引戸1
0は常時解錠状態にあって、いつでも把手等で開閉でき
ることになる。
【0053】前記の非施錠位置にある鎌片2を施錠位置
に戻すには、サムターンを思案ばね5の付勢力に抗して
図8で右回りに回してやればよい。
【0054】サムターンの回動に伴ってカム片3が揺動
し、カム3の揺動領域において思案ばね5が思案点を越
えると、カム片3は前方の領域に戻りその思案ばね5で
基準位置に向け付勢されることになる。
【0055】そして、カム3の係合部33により拘束が
解かれた鎌片2は鎌ばね21により施錠位置に向け付勢
されることになり、カム片3及び鎌片2にはそれぞれ基
準位置及び施錠位置に復帰する。
【0056】
【発明の効果】以上に説明したこの発明の引戸用錠装置
によれば、切換操作片の操作により、1つの錠装置を自
動施錠型として用いることもできるし、自動施錠と非施
錠の両機能を持たせたものとして用いることもできるの
で、極めて経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例において、引戸をやゝ開
いた状態で示す部分縦断側面図。
【図2】その施錠状態における部分縦断側面図。
【図3】その解錠状態における部分縦断側面図。
【図4】その非施錠状態における部分縦断側面図。
【図5】この発明の第2実施例において引戸をやゝ開い
た状態で示す部分縦断側面図。
【図6】その施錠状態における部分縦断側面図。
【図7】その解錠状態における部分縦断側面図。
【図8】その非施錠状態における部分縦断側面図。
【符号の説明】
10 引戸 20 戸枠又は他の引戸 1 枠箱 2 鎌片 21 鎌ばね 3 カム片 32 前方の係合部 33 後方の係合部 4 切換操作片 5 思案ばね 6 中間レバー 7 係止片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引戸の戸先に取り付けられる枠箱内に鎌
    片及びカム片を揺動可能に枢支させること;鎌片に係脱
    される係止片を戸枠又は他の引戸の戸先に取り付けるこ
    と;鎌片は鎌ばねで施錠位置に向け付勢させてあるこ
    と;ある範囲を揺動できるようにしたカム片には思案ば
    ねが備えてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の
    揺動範囲の前方の領域では、該カム片は基準位置に向け
    付勢させてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の
    揺動範囲の後方の領域では、該カム片は解錠位置に向け
    付勢させてあること;カム片はそれに連係させたサムタ
    ーン又はシリンダ錠の操作により作動されるものである
    こと;鎌片には第1位置と第2位置との間で切り換える
    ことができる変位可能な切替操作片が設けてあること;
    切替操作片が第1位置にセットされているときは、カム
    片は思案ばねが思案点に至るまでの前方の揺動領域にお
    いて前方の係合部で切替操作片を介して鎌片を施錠位置
    から解錠位置に向けて押圧作動させるものであること;
    及び、切替操作片が第2位置にセットされているとき
    は、カム片は思案ばねが思案点に至った後の後方の揺動
    領域において後方の係合部で枠箱内に枢着した中間レバ
    ーを介して鎌片を施錠位置から解錠位置に向け連動させ
    るものであることを構成条件とする引戸用錠装置。
  2. 【請求項2】 引戸の戸先に取り付けられる枠箱内に鎌
    片及びカム片を揺動可能に枢支させること;鎌片に係脱
    される係止片を戸枠又は他の引戸の戸先に取り付けるこ
    と;鎌片は鎌ばねで施錠位置に向け付勢させてあるこ
    と;ある範囲を揺動できるようにしたカム片には思案ば
    ねが備えてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の
    揺動範囲の前方の領域では、該カム片は基準位置に向け
    付勢させてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の
    揺動範囲の後方の領域では、該カム片は解錠位置に向け
    付勢させてあること;カム片はそれに連係させたサムタ
    ーン又はシリンダ錠の操作により作動されるものである
    こと;鎌片には第1位置と第2位置との間で切り換える
    ことができる変位可能な切替操作片が設けてあること;
    切替操作片が第1位置にセットされているときは、カム
    片は思案ばねが思案点に至るまでの前方の揺動領域にお
    いて前方の係合部で切替操作片を介して鎌片を施錠位置
    から解錠位置に向けて押圧作動させるものであること;
    及び、切替操作片が第2位置にセットされているとき
    は、カム片は思案ばねが思案点に至った後の後方の揺動
    領域において後方の係合で直接鎌片を施錠位置から解錠
    位置に向け押圧作動させるものであることを構成条件と
    する引戸用錠装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020105691A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 株式会社 東洋ブラザー工業 車及び扉の開閉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020105691A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 株式会社 東洋ブラザー工業 車及び扉の開閉装置

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