JP3964006B2 - 引戸用錠装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、引戸の戸先と戸枠又は他の引戸の戸先との間に設ける引戸用錠位置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の引戸用錠装置を自動施錠型としたものとしては、例えば、本願人の出願に係り特開平8−232527号として公開された装置を挙げることができる。
【0003】
そのような錠装置においては、サムターン又は鍵を用いなくても引戸を閉ざすだけで自動的に施錠がなされるので、それなりの便利さはあるが、その反面、人の出入りが多く引戸の開閉が頻繁に行われる場合は、人の出入りの都度サムターン又は鍵で錠装置の解錠操作を行わなければならないという面倒な面もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の引戸用錠装置は、前記の問題点を解決するために、錠を装着した引戸における人の出入の多少に応じて使い方を変えて使用することができるようにしたものである。
【0005】
この発明の錠装置における一つの使い方は、従来のように自動施錠型としての使用である。また、他の一つの使い方は、自動施錠及び非施錠の機能を切り替えて使用できるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明に係る請求項1の引戸用錠装置は、引戸の戸先に取り付けられる枠箱内に鎌片及びカム片を揺動可能に枢支させること;鎌片に係脱される係止片を戸枠又は他の引戸の戸先に取り付けること;鎌片は鎌ばねで施錠位置に向け付勢させてあること;ある範囲を揺動できるようにしたカム片には思案ばねが備えてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の揺動範囲の前方の領域では、該カム片は基準位置に向け付勢させてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の揺動範囲の後方の領域では、該カム片は解錠位置に向け付勢させてあること;カム片はそれに連係させたサムターン又はシリンダ錠の操作により作動されるものであること;鎌片には第1位置と第2位置との間で切り換えることができる変位可能な切替操作片が設けてあること;切替操作片が第1位置にセットされているときは、カム片は思案ばねが思案点に至るまでの前方の揺動領域において前方の係合部で切替操作片を介して鎌片を施錠位置から解錠位置に向けて押圧作動させるものであること;及び、切替操作片が第2位置にセットされているときは、カム片は思案ばねが思案点に至った後の後方の揺動領域において後方の係合部で枠箱内に枢着した中間レバーを介して鎌片を施錠位置から解錠位置に向け連動させるものであることを構成条件とする。
【0007】
また、この発明の請求項2に係る引戸用錠装置は、引戸の戸先に取り付けられる枠箱内に鎌片及びカム片を揺動可能に枢支させること;鎌片に係脱される係止片を戸枠又は他の引戸の戸先に取り付けること;鎌片は鎌ばねで施錠位置に向け付勢させてあること;ある範囲を揺動できるようにしたカム片には思案ばねが備えてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の揺動範囲の前方の領域では、該カム片は基準位置に向け付勢させてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の揺動範囲の後方の領域では、該カム片は解錠位置に向け付勢させてあること;カム片はそれに連係させたサムターン又はシリンダ錠の操作により作動されるものであること;鎌片には第1位置と第2位置との間で切り換えることができる変位可能な切替操作片が設けてあること;切替操作片が第1位置にセットされているときは、カム片は思案ばねが思案点に至るまでの前方の揺動領域において前方の係合部で切替操作片を介して鎌片を施錠位置から解錠位置に向けて押圧作動させるものであること;及び、切替操作片が第2位置にセットされているときは、カム片は思案ばねが思案点に至った後の後方の揺動領域において後方の係合で直接鎌片を施錠位置から解錠位置に向け押圧作動させるものであることを構成条件とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す2つの実施例に基いてこの発明について説明する。
図1〜図4はこの発明の第1実施例を示し、図5〜図8はこの発明の第2実施例を示している。
【0009】
図1〜図4の第1実施例において、符号10は引戸、20は戸枠又は他の引戸、矢印Aは引戸10の閉鎖方向をそれぞれ示す。
【0010】
引戸10の戸先にねじ等で取り付けられる枠箱1は、図示例では面付け型のものを示しているが、掘込み型のものであってもよい。枠箱1内には、同軸線上に鎌片2及びカム片3が揺動可能に枢支してある。
【0011】
鎌片2に対し係脱される鎌状の係止片7は、戸枠又は他の引戸20の戸先に取付枠又は取付板(いずれも図示しない)を介して変位可能に又は固定的に取付けてある。
【0012】
図1で符号11は枠箱1の開口部、12は枠箱1に固定されたシリンダ錠の取付座である。但し、図2〜図4においては、図面の繁雑さを分けるため取付座12の記入は省略してある。
【0013】
鎌片2は例えば数枚の板材を重合させて作られているが、厚さ方向の中間部には空間が設けてあり、その空間部分にはカム片3が装着されている。図示例のカム片3は1枚の板材をU字状に折り曲げて作られている。
【0014】
鎌片2は鎌ばね21により施錠位置に向け(図1で右回りに)付勢させてあり、自動施錠型としての使用における常態で支柱を兼ねる2つのストッパ24、24aにより施錠位置に停止させてある。符号25は鎌片2の解錠位置(図3参照)又は非施錠装置(図4参照)における支柱を兼ねるストッパである。
【0015】
図示例の鎌ばね21は圧縮コイルばねで作られ、一端を鎌片2に枢着させ他端を固定の受片23に遊嵌させたばね用案内棒22に嵌め込むことによって装着させてある。この鎌ばね21は図示例のものに限らず、ねじりばねなど他の形式のものを用いることができる。
【0016】
また、上記のカム片3は、それに連係させたサムターン又はシリンダ錠(いずれも図示しない)の操作によりある範囲を揺動できるようにしてあり、そのカム片3と枠箱1との間には思案ばね5が設けてある。
【0017】
図示例の思案ばね5は、一端をカム片3に枢着し他端を枠箱1上の回転可能なピン51に可動に挿通させたばね用案内棒52に対し圧縮コイルばね53を嵌め込んで成る。但し、この思案ばね5は図示例のものに限らず、開脚ばねなど他の形式のものを用いることができる。
【0018】
そして、思案ばね5の存在により、カム片3は、該思案ばね5の思案点(死点)を境とするカム片3の揺動範囲の前方の領域において基準位置(図1及び図2の位置)に向け付勢させてあり、その基準位置では鎌片2と共通して使用されるストッパ24で停止させてある。
【0019】
また、そのカム片3は、該思案ばね5の思案点を境とするカム片3の揺動範囲の後方の領域においてはその思案ばね5により解錠位置に向け付勢させてある。
【0020】
符号4は鎌片2の空間部分においてその長さ方向の中央部に変位可能に設けた切替操作片で、この切換操作片4は鎌片2における第1位置である右側の位置(図1〜図3参照)又は第2位置である左側の位置(図4参照)のいずれかを選択してドライバ等の工具により切り換えてできるようにしてある。
【0021】
鎌片2内で摺動可能にされた切換操作片4には、位置決めねじ41が螺合させてあり、その頭部は鎌片2に設けたひょうたん形の窓42内に嵌め合わせてある。
【0022】
切換操作片4を鎌片2の空間部分において左又は右に移動させるには、前記の位置決めねじ41をゆるめて移動させた後、それを再びねじ込めばよく、該ねじ41の頭部はひょうたん形の窓42における円形部分において移動を拘束されるので、切換操作片4は選択された所望の位置にセットされることになる。
【0023】
符号43は切換操作片4の一部を折り曲げて形成した突片と鎌片に設けた矩形の孔との組で成る切換操作片4の案内手段である。
【0024】
切換操作片4は鎌片2における右側の第1位置(自動施錠位置)にセットしてある時は、この発明の錠装置は自動施錠片として機能する。
【0025】
引戸10の開放状態においては、図1に示すように鎌片2は鎌ばね21の付勢により施錠位置に保持されている。引戸10が矢印A方向に押されて図2に示すように閉鎖されると、その閉鎖作動の間に、鎌片2は戸枠又は他の引戸20の係止片7との衝接により一旦解錠位置側に向け(図1で左回りに)鎌ばね21に抗して揺動され、鎌片2の先端が係止片7の先端を越えると、鎌片2は鎌ばね21の付勢力により施錠位置に戻され、ここに、その錠装置は自動施錠される。
【0026】
前記の錠装置を解錠させるには、図示しないサムターン又はシリンダ錠に差し込んだ鍵により、カム片3を図3に示すように左回りに揺動させればよい。
【0027】
この際、カム片3は、そのカム片3と枠箱1との間に設けられた思案ばね5が思案点に達する前のカム片3における揺動の前方の領域において、前方の係合部である顎部32により切換操作片4を介して施錠位置から解錠位置に向け押圧揺動させる。
【0028】
そして、鎌片2は係止片7との係合が解かれるので、引戸10は図示しない把手等によって手で開放することができる。ここで、サムターン又はシリンダ錠に差し込んだ鍵を手から放せば、カム片3及び鎌片2は思案ばね5及び鎌ばね21によりそれぞれ基準位置及び施錠位置に復帰することになる。
【0029】
切換操作片4が鎌片2における左側の第2位置にセットしてあるときは、この発明の錠装置は非施錠又は自動施錠の機能のいずれかに切り替えて使用できる。その切換はサムターン又はシリンダ錠の操作によって行うことができる。
【0030】
図4に示すように、切換操作片4が第2位置にセットされているとき、サムターン又はシリンダ錠に差し込んだ鍵により、カム片3を思案ばね5に抗して左回りに揺動させると、カム片3の前方の係合部32は切換操作片4には衝合することなくその揺動は続行される。
【0031】
そして、カム片3は、思案ばね5が思案点に至った後方の領域において、後方の係合部である駆動ピン33により、枠箱1内に枢着した中間レバー6を介して鎌片2を施錠位置から解錠位置に向け連動させる。
【0032】
図示例の中間レバー6は1枚の板材でC字状に作られ、基端(下端)が枠箱1に枢着され、先端は鎌片2の後部に後方から係合させてある。
【0033】
中間レバー6は図において鎌片2の奥側の側板の外側に配設され、思案ばね5の一端の枢軸と同軸をなすカム片3上の駆動ピン33、すなわち、後方の係合部により、該中間レバー6の中央部分が前方に向け押圧されるようにしてある。
【0034】
前記のカム片3上の駆動ピン33は鎌片2の奥側の側板における図示しない円弧状の逃げ孔に沿って揺動できるようにしてある。
【0035】
前記の中間レバー6はその形状や位置等を解りやすくするため、図1〜図4において1点鎖線で表してある。
【0036】
切換操作片4を第2位置にセットした状態で、図4に示すように、サムターンを基準位置から例えば左まわりに90°回すと、カム片3の後方の係合部33が中間レバー6の中央部を同方向に押し、その中間レバー6の先端の突片61で鎌片2を左回りに回し、該鎌片2を解錠位置(非施錠位置)におけるストッパ25で停止させる。
【0037】
この際、カム3の思案ばね5は、カム片3の揺動領域における後方の領域(例えば60°の揺動位置)で思案点を越えることになるので、カム片3及び鎌片2を基準位置とは逆向きの解錠位置に向け付勢させる。
【0038】
そして、この状態においては、鎌片2を付勢させる2つの逆向きの思案ばね5及び鎌ばね21について前者の付勢力を大きく設定してあるので、思案ばね5が鎌ばね21に打ち勝ってカム片3及び鎌片2をそれぞれの解錠位置(非施錠位置)に定位させることになる。
【0039】
この発明の錠装置が図4の状態にある時は、鎌片2の先端は下がったままなので、引戸10を閉鎖しても施錠することは不能である。従って、引戸10は常時解錠状態であって、いつでも把手等で開閉できることになる。
【0040】
前記の非施錠位置にある鎌片2を施錠位置(基準位置)に戻すには、サムターンを思案ばね5の付勢力に抗して図4で右回りに回してやればよい。
【0041】
サムターンの回動に伴ってカム片3が揺動し、カム片3の揺動領域において思案ばね5が思案点を越えると、カム片3は前方の領域に戻りその思案ばね5で基準位置に向け付勢されることになる。
【0042】
そして、カム片3と中間レバー6との係合も解かれるので、鎌片2も鎌ばね12のみの付勢を受けることになり、カム片3及び鎌片2はそれぞれ基準位置及び施錠位置に復帰する。
【0043】
なお、上述の切換操作片4を第1位置と第2位置との間で切り換える操作は、錠装置を取付ける引戸における人の出入りの多少等に応じて錠装置の取付け前に行っておくのが普通であるが、状況の変化によっては取付け後にその操作を行ってもよいことは言うまでもない。
【0044】
図示例の錠装置においては、それが引戸に装着された場合、切替操作片4は枠箱1内の封じられ外部に露出しないものとして設計してあるが、枠箱1に操作用の窓等を設け、切換操作片4を外部から操作できるようにすることもできる。
【0045】
次に、図5〜図8において、この発明の第2実施例について説明する。この発明の第2実施例においては、図1〜図4に示す第1実施例における中間レバー6を排し、それに代わるカム片3と鎌片2との連係手段を、カム片3の後方の係合部である駆動ピン33とその駆動ピン33が可動の状態で嵌まり合う鎌片2上の円弧状の制御孔8とで構成してある。
【0046】
図5〜図8の第2実施例において、図1〜図4の第1実施例と同一の符号で指し示す部材ないし部位は、互いに等効の作用を呈する部材ないし部位を示しているので、それらの説明については、重複を避けるために省略し、ここでは、主として相違している部材ないし部位を中心として説明する。
【0047】
切換操作片4が鎌片2における右側の第1位置(自動施錠位置)にセットしてあるときの諸作動は第1実施例のそれとほとんど変わらない。
【0048】
図8に示すように、切換操作片4が第2位置にセットされているとき、サムターン又はシリンダ錠に差し込んだ鍵により、カム片3を思案ばね5に抗して例えば左回りに90°揺動させると、カム片3の前方の係合部32(顎部)は切換操作片4には衝合することなくその揺動が続行される。
【0049】
その間、カム片3の後方の係合部である駆動ピン33は鎌片2の一方の側板に設けた円弧状の制御孔8内を遊動し、それが制御孔8の終端に至った時点では、該駆動ピン33が制御孔8の端縁に直接衝合するので、鎌片2を施錠位置から解錠位置に向け揺動変位させ、その鎌片2はその解錠位置(非施錠位置)においてストッパ25で停止される。
【0050】
この際、カム片3の思案ばね5は、カム片3の揺動の領域における後方の領域(例えば60°の揺動位置)で思案点を越えることになるので、カム片3及び鎌片2を基準位置又は施錠位置とは逆向きの解錠位置に向け付勢させる。
【0051】
そして、この状態においては、鎌片2を付勢させる2つの逆向きの思案ばね5及び鎌ばね21について前者の付勢力を大きく設定してあるので、思案ばね5が鎌ばね21に打ち勝ってカム片3及び鎌片2をそれぞれの解錠位置(非解錠位置)に定位させることになる。
【0052】
第2実施例の錠装置が図8の状態にあるときは、鎌片2の先端は下がったままなので、引戸10を閉鎖しても施錠することは不能である。従って、引戸10は常時解錠状態にあって、いつでも把手等で開閉できることになる。
【0053】
前記の非施錠位置にある鎌片2を施錠位置に戻すには、サムターンを思案ばね5の付勢力に抗して図8で右回りに回してやればよい。
【0054】
サムターンの回動に伴ってカム片3が揺動し、カム3の揺動領域において思案ばね5が思案点を越えると、カム片3は前方の領域に戻りその思案ばね5で基準位置に向け付勢されることになる。
【0055】
そして、カム3の係合部33により拘束が解かれた鎌片2は鎌ばね21により施錠位置に向け付勢されることになり、カム片3及び鎌片2にはそれぞれ基準位置及び施錠位置に復帰する。
【0056】
【発明の効果】
以上に説明したこの発明の引戸用錠装置によれば、切換操作片の操作により、1つの錠装置を自動施錠型として用いることもできるし、自動施錠と非施錠の両機能を持たせたものとして用いることもできるので、極めて経済的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例において、引戸をやゝ開いた状態で示す部分縦断側面図。
【図2】その施錠状態における部分縦断側面図。
【図3】その解錠状態における部分縦断側面図。
【図4】その非施錠状態における部分縦断側面図。
【図5】この発明の第2実施例において引戸をやゝ開いた状態で示す部分縦断側面図。
【図6】その施錠状態における部分縦断側面図。
【図7】その解錠状態における部分縦断側面図。
【図8】その非施錠状態における部分縦断側面図。
【符号の説明】
10 引戸
20 戸枠又は他の引戸
1 枠箱
2 鎌片
21 鎌ばね
3 カム片
32 前方の係合部
33 後方の係合部
4 切換操作片
5 思案ばね
6 中間レバー
7 係止片

Claims (2)

  1. 引戸の戸先に取り付けられる枠箱内に鎌片及びカム片を揺動可能に枢支させること;鎌片に係脱される係止片を戸枠又は他の引戸の戸先に取り付けること;鎌片は鎌ばねで施錠位置に向け付勢させてあること;ある範囲を揺動できるようにしたカム片には思案ばねが備えてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の揺動範囲の前方の領域では、該カム片は基準位置に向け付勢させてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の揺動範囲の後方の領域では、該カム片は解錠位置に向け付勢させてあること;カム片はそれに連係させたサムターン又はシリンダ錠の操作により作動されるものであること;鎌片には第1位置と第2位置との間で切り換えることができる変位可能な切替操作片が設けてあること;切替操作片が第1位置にセットされているときは、カム片は思案ばねが思案点に至るまでの前方の揺動領域において前方の係合部で切替操作片を介して鎌片を施錠位置から解錠位置に向けて押圧作動させるものであること;及び、切替操作片が第2位置にセットされているときは、カム片は思案ばねが思案点に至った後の後方の揺動領域において後方の係合部で枠箱内に枢着した中間レバーを介して鎌片を施錠位置から解錠位置に向け連動させるものであることを構成条件とする引戸用錠装置。
  2. 引戸の戸先に取り付けられる枠箱内に鎌片及びカム片を揺動可能に枢支させること;鎌片に係脱される係止片を戸枠又は他の引戸の戸先に取り付けること;鎌片は鎌ばねで施錠位置に向け付勢させてあること;ある範囲を揺動できるようにしたカム片には思案ばねが備えてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の揺動範囲の前方の領域では、該カム片は基準位置に向け付勢させてあり、思案ばねの思案点を境とするカム片の揺動範囲の後方の領域では、該カム片は解錠位置に向け付勢させてあること;カム片はそれに連係させたサムターン又はシリンダ錠の操作により作動されるものであること;鎌片には第1位置と第2位置との間で切り換えることができる変位可能な切替操作片が設けてあること;切替操作片が第1位置にセットされているときは、カム片は思案ばねが思案点に至るまでの前方の揺動領域において前方の係合部で切替操作片を介して鎌片を施錠位置から解錠位置に向けて押圧作動させるものであること;及び、切替操作片が第2位置にセットされているときは、カム片は思案ばねが思案点に至った後の後方の揺動領域において後方の係合で直接鎌片を施錠位置から解錠位置に向け押圧作動させるものであることを構成条件とする引戸用錠装置。
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