JPH11222537A - ラテックス及びそれを用いたシート状材料 - Google Patents

ラテックス及びそれを用いたシート状材料

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JPH11222537A
JPH11222537A JP32202298A JP32202298A JPH11222537A JP H11222537 A JPH11222537 A JP H11222537A JP 32202298 A JP32202298 A JP 32202298A JP 32202298 A JP32202298 A JP 32202298A JP H11222537 A JPH11222537 A JP H11222537A
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千秋 長池
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栄一 上田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラテックス及びそれを用いた膜物性の良いシ
ート状材料の提供。 【解決手段】 1.イソプレンスルホン酸又はその塩を
モノマー単位ユニットとして有する親水性高分子の存在
下で、活性メチレン基を有する重合可能なモノマーを用
い重合して得られることを特徴とするラテックス。2.
支持体上に少なくとも1層の親水性コロイド層を有する
シート状材料において、親水性高分子の存在下で重合さ
れた活性メチレン基を有するラテックスの重量が、該親
水性コロイド層中のバインダーに対し重量分率で1%〜
40%であることを特徴とするシート状材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラテックス及びそ
れを用いた膜物性が改良された親水性コロイド層を有す
るシート状材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真感光材料では一般的に
バインダーとしてゼラチンが多く用いられる。
【0003】ゼラチンは高い膨潤性とゲル化能を有し、
種々の硬膜剤による架橋も容易であり、感光性ハロゲン
化銀のように高温を嫌う素材を塗布液の物性を調整する
ことにより、広い面積にわたって均一に塗布するために
は極めて優れた特性を有するバインダーである。
【0004】一方ゼラチンと架橋する基を有するポリマ
ーラテックスをハロゲン化銀乳剤層、バッキング層に含
有させ感光材料の膜物性を向上させる技術が知られてい
るが、架橋性基を有するモノマーを共重合したラテック
スは、重合安定性やゼラチン相溶性が悪く、架橋性基に
よる膜物性向上効果は充分発揮されなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、ラテックス及びそれを用いた膜物性の良いシート状
材料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の構成により達成される。
【0007】1.イソプレンスルホン酸又はその塩をモ
ノマー単位ユニットとして有する親水性高分子の存在下
で、活性メチレン基を有する重合可能なモノマーを用い
重合して得られることを特徴とするラテックス。
【0008】2.支持体上に少なくとも1層の親水性コ
ロイド層を有するシート状材料において、該親水性コロ
イド層中に上記ラテックスを含有することを特徴とする
シート状材料。
【0009】3.支持体上に少なくとも1層の親水性コ
ロイド層を有するシート状材料において、親水性高分子
の存在下で重合された活性メチレン基を有するラテック
スの重量が、該親水性コロイド層中のバインダーに対し
重量分率で1%〜40%であることを特徴とするシート
状材料。
【0010】4.上記ラテックスが前記1に記載のラテ
ックスであることを特徴とする前記3に記載のシート状
材料。
【0011】以下、本発明を更に詳細に述べる。
【0012】本発明で使用される重合開始剤は、過硫酸
カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過
酸化水素、4,4′−アゾビス−4−シアノバレリック
アミド、2,2′−アゾビス(2−メチルアミドオキシ
ム)ジヒドロクロライド等があげられ、これらの中より
単独もしくは2種以上の混合物で使用され、好適には、
過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウ
ムが使用される。
【0013】本発明の親水性高分子は、樹脂中或いは末
端に、スルホン酸塩基、カルボン酸塩基、アミン基の酸
中和基等の水溶性基と、場合によりその他の架橋性の官
能基、例えば不飽和二重結合を含有する構造をしている
ものが好ましい。
【0014】本発明の親水性高分子は分散剤として作用
するので、単独で使用しても良く、また低分子量界面活
性剤などを併用しても良い。低分子量界面活性剤として
はアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニ
オン性界面活性剤等が挙げられる。
【0015】本発明のイソプレンスルホン酸又はその塩
をモノマー単位ユニットとして有する親水性高分子の例
を以下に挙げるが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。
【0016】
【化1】
【0017】
【化2】
【0018】
【化3】
【0019】
【化4】
【0020】次に活性メチレン基を有する重合可能なモ
ノマーについて説明する。
【0021】本発明で好ましく利用できる活性メチレン
モノマーは、下記一般式(1)で表される化合物であ
る。
【0022】
【化5】
【0023】式中、R1は水素原子、炭素数1〜4(例
えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル等の
各基)またはハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原
子)を表し、好ましくは水素原子、メチル基、塩素原子
を表す。Lは単結合もしくは2価の連結基を表し、具体
的には下式で表される。
【0024】
【化6】
【0025】L1は−CON(R2)−(R2は水素原
子、炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数1〜6の
置換アルキル基を表わす)、−COO−、−NHCO
−、−OCO−、
【0026】
【化7】
【0027】(R3、R4はそれぞれ独立に、水素原子、
ヒドロキシル基、ハロゲン原子、置換、無置換のアルキ
ル基、アルコキシ基、アシルオキシ基またはアリールオ
キシ基を表わす)を表わし、L2はL1とXを結ぶ連結基
を表わし、mは0または1を表わしnは0または1を表
わす。L2で表される連結基は具体的には、下記の一般
式(2)で表される。
【0028】
【化8】
【0029】J1、J2、J3は同じでも異なっていても
よく、−CO−、−SO2−、−CON(R5)−(R5
は水素原子、アルキル基(炭素数1〜6)、置換アルキ
ル基(炭素数1〜6))、−SO2N(R5)(R5は上
記と同義)、−N(R5)−R6−(R5は上記と同義、
6は炭素数1〜4のアルキレン基)、−N(R5)−R
6−N(R7)−(R5、R6は上記と同義、R7は水素原
子、アルキル基(炭素数1〜6)、置換アルキル基(炭
素数1〜6)を表わす)、−O−、−S−、−N
(R5)−CO−N(R7)−(R5、R7は上記と同
義)、−N(R5)−SO2−N(R7)−(R5、R7
上記と同義)、−COO−、−OCO−、−N(R5
CO2−(R5は上記と同義)、−N(R5)CO−(R5
は上記と同義)等を挙げることができる。
【0030】p、q、r、sは0または1を表す。
【0031】X1、X2、X3は互いに同じでも異なって
いてもよく、炭素数1〜10個の置換、無置換のアルキ
レン基、アラルキレン基またはフェニレン基を表わし、
アルキレン基は直鎖でも分岐でもよい。アルキレン基と
しては例えばメチレン、メチルメチレン、ジメチルメチ
レン、ジメチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペ
ンタメチレン、ヘキサメチレン、デシルメチレン等の各
基、アラルキレン基としては例えばベンジリデン基等、
フェニレン基としては例えばD−フェニレン、m−フェ
ニレン、メチルフェニレン等の各基を挙げることができ
る。
【0032】Xは、活性メチレン基を含む一価の基を表
し、好ましい具体例としては、R8−CO−CH2−CO
O−、NC−CH2−COO−、R8−CO−CH2−C
O−、R8−CO−CH2−CON(R5)−等を挙げる
ことができる。ここでR5は前記に同じであり、R8は炭
素数1〜12個の置換、無置換のアルキル基(例えばメ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、t−ブチ
ル、n−ノニル、2−メトキシエチル、4−フェノキシ
ブチル、ベンジル、2−メタンスルホンアミドエチル等
の各基)、置換、無置換のアリール基(例えばフェニ
ル、p−メチルフェニル、p−メトキシフェニル、p−
クロロフェニル等の各基)、アルコキシ基(例えば、メ
トキシ、エトキシ、メトキシエトキシ、n−ブトキシ等
の各基)、シクロアルキルオキシ基(例えばシクロヘキ
シルオキシ基等)、アリロキシ(例えばフェノキシ、D
−メチルフェノキシ、o−クロロフェノキシ、p−シア
ノフェノキシ等の各基)、アミノ基、置換アミノ基(例
えばメチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ブ
チルアミノ等の各基)を表わす。
【0033】以下に、本発明の活性メチレン基を有する
重合可能なモノマ−を例示するが本発明はこれらに限定
されるものではない。
【0034】 M−1 2−アセトアセトキシエチルメタクリレート M−2 2−アセトアセトキシエチルアクリレート M−3 2−アセトアセトキシプロピルメタクリレート M−4 2−アセトアセトキシプロピルアクリレート M−5 2−アセトアセトアミドエチルメタクリレート M−6 2−アセトアセトアミドエチルアクリレート M−7 2−シアノアセトキシエチルメタクリレート M−8 2−シアノアセトキシエチルアクリレート M−9 N−(2−シアノアセトキシエチル)アクリル
アミド M−10 2−プロピオニルアセトキシエチルアクリレ
ート M−11 N−(2−プロピオニルアセトキシエチル)
メタクリルアミド M−12 N−4−(アセトアセトキシペンジル)フェ
ニルアクリルアミド M−13 エチルアクリロイルアセテ−ト M−14 アクリロイルメチルアセテート M−15 N−メタクリロイルオキシメチルアセトアセ
トアミド M−16 エチルメタクリロイルアセトアセテート M−17 N−アリルシアノアセトアミド M−18 メチルアクリロイルアセトアセテート M−19 N−(2−メタクリロイルオキシメチル)シ
アノアセトアミド M−20 p−(2−アセトアセチル)エチルスチレン M−21 4−アセトアセチル−1−メタクリロイルピ
ペラジン M−22 エチル−α−アセトアセトキシメタクリレー
ト M−23 N−ブチルーN−アクリロイルオキシエチル
アセトアセトアミド M−24 p−(2−アセトアセトキシ)エチルスチレ
ン 活性メチレン基を有する重合可能なモノマーと共重合可
能なモノマーとしては、ビニル基を持つ化合物であり、
例えばメチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチ
ルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート等のアク
リル酸エステル、メチルメタクリレート、エチルメタク
リレート、シクロヘキシルメタクリレート、スルホプロ
ピルメタクリレート等のメタクリル酸エステル、酢酸ビ
ニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類、メチ
ルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のビニルエ
ーテル類、メチルビニルケトン、エチルビニルケトン等
のビニルケトン類、スチレン、メチルスチレン、クロロ
メチルスチレン等のスチレン類、アクリロニトリル、塩
化ビニル、ビニリデンクロライド、ブタジエン、イソプ
レン等が挙げられる。
【0035】活性メチレン基を有する重合可能なモノマ
ーと共重合可能なモノマーの好ましい共重合比は、重量
比で前者が3%以上あればよいが、より好ましくは5〜
30%である。
【0036】本発明のシート状材料は、支持体上に親水
性コロイド層を有していれば特に限定されない。本発明
の親水性コロイド層とは、親水性コロイド層をバインダ
ー(結合剤)とする塗膜である。
【0037】請求項2のシート状材料は、上記親水性コ
ロイド層中にはイソプレンスルホン酸又はその塩をモノ
マー単位ユニットとして有する親水性高分子の存在下
で、活性メチレン基を有する重合可能なモノマーを用い
重合して得られるラテックスを含有してることを特徴と
している。
【0038】請求項3のシート状材料は、上記親水性コ
ロイド層中に親水性高分子の存在下で重合された活性メ
チレン基を有するラテックスを含有する事を特徴とし、
ラテックスの重量は、上記バインダーに対し重量分率で
1〜40wt%である。
【0039】請求項3のラテックスは前記イソプレンス
ルホン酸又はその塩をモノマーユニットとして有する親
水性高分子の存在下で、前述の活性メチレン基を有する
重合可能なモノマーを用い重合して得られるラテックス
が好ましく、該重合可能なモノマーとしては、前述のM
−1〜M−24が挙げられる。
【0040】ラテックスの種類は複数の種類を併用して
も良い。
【0041】本発明のラテックスは、シート状材料、特
にハロゲン化銀写真感光材料に好適である。
【0042】(ラテックス製造例−1)1lのコルベン
にN2ガスで脱気した蒸留水360mlと、親水性高分
子P−10を5g入れ80℃になるまで昇温する。これ
に蒸留水5mlに溶解した過硫酸アンモニウム1.5g
をすばやく添加し、そこにM−1、シクロヘキシルメタ
クリレート、イソノニルアクリレート、グリシジルメタ
アクリレートの混合物を約1時間で滴下し、滴下終了後
さらに3時間攪拌する。その後過硫酸アンモニウムを
0.5g加えさらに2時間攪拌し、室温まで冷却してか
ら、アンモニアを用いてpHを6.0に調整し目的とす
るラテックスAを得た。得られたラテックスの平均粒径
は0.16μmであった。
【0043】(ラテックス製造例−2)1lのコルベン
にN2ガスで脱気した蒸留水360mlと、親水性高分
子P−12を5gと、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム0.1gを入れ80℃になるまで昇温する。これ
に蒸留水5mlに溶解した過硫酸アンモニウム1.0g
をすばやく添加し、そこにM−1 20g、スチレン2
0g、n−ブチルアクリレート20g、グリシジルメタ
アクリレート40gの混合物を約1時間で滴下し、滴下
終了後さらに3時間攪拌する。その後室温まで冷却して
から、4%水酸化ナトリウムを用いてpHを6.0に調
整し目的とするラテックスを得た。得られたラテックス
の平均粒径は0.14μmであった。
【0044】(ラテックス製造例−3)1lのコルベン
にN2ガスで脱気した蒸留水340mlと、親水性高分
子P−12を8gと、ラウリル硫酸ナトリウム0.2g
を入れ80℃になるまで昇温する。これに蒸留水5ml
に溶解した過硫酸アンモニウム1.0gをすばやく添加
し、そこにM−1 30g、スチレン50g、t−ブチ
ルアクリルアミド10g、グリシジルメタアクリレート
60gの混合物を約1.5時間で滴下し、滴下終了後さ
らに3時間攪拌する。その後室温まで冷却してから、4
%水酸化ナトリウムを用いてpHを6.0に調整し目的
とするラテックスを得た。得られたラテックスの平均粒
径は0.15μmであった。
【0045】(ラテックスB〜G、イ〜ニの製造例)表
1のように使用する親水性高分子、活性メチレンを有す
る重合可能なモノマー、及び共重合可能なモノマーの種
類と量を変更した以外はラテックス製造例−1と同様に
作製した。
【0046】ラテックスの一覧表を以下に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明の態様はこれに限定されない。
【0049】実施例1 《乳剤Em−1の調製》下記の様にして平板状沃臭化銀
粒子からなる乳剤Em−1を調製した。
【0050】 (A1液) オセインゼラチン 24.2g 水 9657ml HO(CH2CH2O)n[CH(CH3)CH2O]17(CH2CH2O)m H(n+m=5〜7)10%メタノール溶液 1.20ml 臭化カリウム 10.8g 10%硝酸 160ml (B1液) 2.5N硝酸銀水溶液 2825ml (C1液) 臭化カリウム 841g 水で 2825ml (D1液) オセインゼラチン 121g 水 2040ml HO(CH2CH2O)n[CH(CH3)CH2O]17(CH2CH2O)m H(n+m=5〜7)10%メタノール溶液 5.70ml (E1液) 1.75N臭化カリウム水溶液 銀電位制御量 特公昭58−58288号に記載の混合撹拌機を用い
て、35℃でA1液にB1液及びC1液各々475.0
mlを同時混合法により2.0分で添加し、核形成を行
った。
【0051】B1液及びC1液の添加終了後、60分か
けてA1液の温度を60℃に上昇させ、D1液の全量を
添加し、KOH3%水溶液でpHを5.5とし、再びB
1液及びC1液を各々55.4ml/分の添加速度で4
2分間添加した。この間、E1液を用いて銀電位(飽和
銀−塩化銀電極を比較電極として銀イオン選択電極で測
定)を+8mV及び+30mVになる様に制御した。
【0052】添加終了後KOH3%水溶液でpHを6.
0とし、直ちに脱塩、水洗を行って種乳剤を得た。この
種乳剤を電子顕微鏡によって観察したところ、ハロゲン
化銀粒子の全投影面積の90%以上が最大隣接辺比が
1.0〜2.0の六角平板粒子よりなり、六角平板粒子
の平均厚さは0.090μm、平均円相当直径は0.5
10μmであった。
【0053】得られた種乳剤を53℃にし、分光増感色
素A(5,5′−ジクロロ−9−エチル−3,3′−ジ
−(3−スルホプロピル)オキサカルボシアニンナトリ
ウム塩の無水物)450mg、分光増感色素B(5,
5′−ジ−(ブトキシカルボニル)−1,1′−ジ−エ
チル−3,3′−ジ−(4−スルホブチル)ベンゾイミ
ダゾロカルボシアニンナトリウムの無水物)8mgを固
体微粒子状の分散物として添加後に、4−ヒドロキシ−
6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン(T
AI)60mg、アデニン15mg、チオシアン酸アン
モニウム50mg、塩化金酸2.5mg及びチオ硫酸ナ
トリウム5.0mgを含有する水溶液、沃化銀微粒子乳
剤(平均粒径0.05μm)5ミリモル相当、トリフェ
ニルホスフィンセレナイド6.0mgの分散液を加え、
総計2時間30分の熟成を施した。熟成終了時に安定剤
としてTAI750mgを添加した。
【0054】尚、分光増感色素の固体微粒子分散物は、
27℃の水に色素を加え高速撹拌機(ディゾルバー)で
3500r.p.m.にて30〜120分撹拌して得
た。またトリフェニルホスフィンセレナイドの分散液
は、トリフェニルホスフィンセレナイド120gを50
℃の酢酸エチル30kg中に添加して撹拌し、完全に溶
解させ、他方でゼラチン3.8kgを純水38kgに溶
解し、これにドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2
5重量%水溶液93gを添加し、これらの2液を混合し
て直径10cmのディゾルバーを有する高速撹拌型分散
機により50℃、分散翼周速40m/秒で30分間分散
し、その後速やかに減圧して酢酸エチルの残留濃度が
0.3重量%以下になるまで、撹拌を行いつつ酢酸エチ
ルを除去し、純水で希釈して80kgに仕上げて得た。
【0055】《乳剤Em−2の調製》乳剤Em−1を種
乳剤として、以下の溶液を用い平板状沃臭化銀粒子から
なる乳剤Em−2を調製した。
【0056】 (A2液) オセインゼラチン 19.04g HO(CH2CH2O)n[CH(CH3)CH2O]17(CH2CH2O)m H(n+m=5〜7)10%メタノール溶液 2.00ml 沃化カリウム 7.00g Em−1 1.55モル相当 水で 2800mlに仕上げる (B2液) 臭化カリウム 1493g 水で 3585mlに仕上げる (C2液) 硝酸銀 2131g 水で 3585mlに仕上げる (D2液) 3重量%のゼラチンと、沃化銀粒子(平均粒径0.05μm)からなる微粒子 乳剤(*) 0.028モル相当 *0.06モルの沃化カリウムを含む5.0重量%のゼラチン水溶液6.64 lに、7.06モルの硝酸銀と、7.06モルの沃化カリウムを含む水溶液それ ぞれ2lを10分間かけて添加した。微粒子形成中のpHは硝酸を用いて2.0 に、温度は40℃に制御した。粒子形成後、炭酸ナトリウム水溶液を用いてpH を6.0とした。
【0057】反応容器内でA2液を55℃に保ちながら
激しく撹拌し、B2液及びC2液のそれぞれ半量を35
分かけて同時混合法にて添加した。この間pHは5.8
に保った。1%KOH水溶液にてpHを8.8とし、B
2液、C2液及びD2液をD2液が無くなるまで同時混
合法で添加した。0.3%クエン酸水溶液にてpHを
6.0とし、B2液及びC2液の残量を25分かけて同
時混合法で添加した。この間のpAgは8.9に保っ
た。尚、B2液とC2液の添加速度は臨界成長速度に応
じて関数様に変化させ、小粒子の発生とオストワルド熟
成による多分散化を抑えた。
【0058】添加終了後、Em−1と同様に脱塩、水
洗、再分散を行い、再分散後40℃でpHを5.80、
pAgを8.2に調整した。
【0059】得られたハロゲン化銀乳剤を電子顕微鏡に
よって観察したところ、平均円相当直径0.91μm、
平均厚さ0.23μm、平均アスペクト比4.0、粒径
分布の広さ〔(粒径分布の標準偏差/平均粒径)×10
0〕20.5%の平板状ハロゲン化銀粒子からなる乳剤
であった。
【0060】得られた乳剤を47℃にし、沃化銀微粒子
乳剤(平均粒径0.05μm)5ミリモル相当、分光増
感色素Aを390mg及び分光増感色素Bを4mgを固
体微粒子状の分散物として添加後に、アデニン10m
g、チオシアン酸アンモニウム50mg、塩化金酸2.
0mg及びチオ硫酸ナトリウム3.3mgを含有する水
溶液、トリフェニルホスフィンセレナイド4.0mgの
分散液を加え、総計2時間30分の熟成を施した。熟成
終了時に安定剤としてTAI750mgを添加した。
【0061】調製したEm−1とEm−2それぞれを重
量比で6:4に混合した乳剤を用いて以下の処方で試料
を作製した。
【0062】《試料の作製》濃度0.15に青色着色し
た厚さ175μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ムベースの両面に、下記処方(片面当たり)でクロスオ
ーバーカット層、乳剤層、中間層、保護層の順に、片面
当たりの銀付量1.8g/m2、保護層ゼラチン量0.
4g/m2、中間層ゼラチン量0.4g/m2、乳剤層ゼ
ラチン量1.5g/m2、クロスオーバーカット層ゼラ
チン量0.2g/m2になるように塗布し、乾燥して試
料No.1を作製した。
【0063】 第1層(クロスオーバーカット層) 固体微粒子分散体染料AH 180mg/m2 ゼラチン 0.2g/m2 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 5mg/m2 化合物I 5mg/m2 ラテックスL 0.2g/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩 5mg/m2 コロイダルシリカ(平均粒径0.014μm) 10mg/m2 硬膜剤A 2mg/m2 第2層(乳剤層) ハロゲン化銀乳剤 銀量 1.8g/m2 ゼラチン 0.3g/m2 化合物G 0.5mg/m2 2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4−ジエチルアミノ−1,3,5− トリアジン 5mg/m2 t−ブチル−カテコール 130mg/m ポリビニルピロリドン(平均分子量10000) 35mg/m2 スチレン−無水マレイン酸共重合体 80mg/m2 ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 80mg/m2 トリメチロールプロパン 350mg/m2 ジエチレングリコール 50mg/m2 ニトロフェニル−トリフェニル−ホスホニウムクロリド 20mg/m2 1,3−ジヒドロキシベンゼン−4−スルホン酸アンモニウム 500mg/m2 2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スルホン酸ナトリウム 5mg/m2 化合物H 0.5mg/m2 n−C49OCH2CH(OH)CH2N(CH2COOH)2 350mg/m2 化合物M 5mg/m2 化合物N 5mg/m2 コロイダルシリカ 0.5g/m2 ラテックスL 0.2g/m2 デキストラン(平均分子量1000) 0.2g/m2 化合物P 0.2g/m2 化合物Q 0.2g/m2 第3層(中間層) ゼラチン 0.4g/m2 ホルムアルデヒド 10mg/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩 5mg/m2 ビス−ビニルスルホニルメチルエーテル 18mg/m2 ラテックスL 0.05g/m2 ポリアクリル酸ナトリウム 10mg/m2 化合物S−1 3mg/m 化合物K 5mg/m2 硬膜剤B 1mg/m2 第4層(保護層) ゼラチン 0.4g/m2 マット剤(面積平均粒径7.0μmのポリメチルメタクリレート) 50mg/m2 ホルムアルデヒド 10mg/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジンナトリウム塩 5mg/m2 ビス−ビニルスルホニルメチルエーテル 18mg/m2 ラテックスL 0.1g/m2 ポリアクリルアミド(平均分子量10000) 0.05g/m2 ポリアクリル酸ナトリウム 20mg/m2 ポリシロキサンSI 20mg/m2 化合物I 12mg/m2 化合物J 2mg/m2 化合物S−1 7mg/m2 化合物K 15mg/m2 化合物O 50mg/m2 化合物S−2 5mg/m2919O(CH2CH2O)11H 3mg/m2817SO2N(C37)−(CH2CH2O)15H 2mg/m2817SO2N(C37)−(CH2CH2O)4−(CH24SO3Na 1mg/m2 硬膜剤B 1.5mg/m
【0064】
【化9】
【0065】
【化10】
【0066】
【化11】
【0067】
【化12】
【0068】表2に示すように、ラテックスの種類、添
加層及び添加量を変更した以外は、No.1と同様にし
てNo.2〜No.14を作製した。
【0069】 《蛍光増感紙の作製》 Gd2S:Tb蛍光体(平均粒径1.8μm) 200g ポリウレタン系熱可塑性エラストマー 20g [住友バイエルウレタン(株)製:デモラックTPKL−5−2625(固形分 40%)] ニトロセルロース(消化度11.5%) 2g からなる組成物にメチルエチルケトン溶媒を加え、プロ
ペラ型ミキサーで分散させて粘度25ps(25℃)の
蛍光体層形成用塗布液を調製した(結合剤/蛍光体=1
/22)。
【0070】又、下塗層形成用塗布液として軟質アクリ
ル樹脂90g(固形分)、ニトロセルロース50gにメ
チルエチルケトンを加え、分散、混合して粘度3〜6c
ps(25℃)の分散液を調製した。
【0071】二酸化チタンを練り込んだ厚さ250μm
のポリエチレンテレフタレート支持体をガラス板上に水
平に置き、下塗層形成用塗布液をドクターブレードを用
いて均一に塗布した後、25℃から100℃に徐々に昇
温して乾燥し、厚さ15μmの下塗層を形成した。
【0072】この上に蛍光体形成用塗布液をドクターブ
レードを用いて膜厚240μmで均一に塗布し、乾燥
後、カレンダーロールを用いて800kgw/cm2
圧力で、80℃で圧縮を行った。
【0073】更に、特開平6−75097号の実施例1
に記載の方法で厚さ3μmの透明保護層を形成し、支持
体、下塗層、蛍光体層、透明保護層からなる蛍光増感紙
を作製した。
【0074】《評価》得られた各試料について感度、プ
レッシャー耐性を以下の様に評価した。
【0075】(感度)作製した蛍光増感紙に各試料を挟
み、コニカメディカル(株)製ペネトロメータB型を介
してX線照射し、コニカ(株)製自動現像機SRX−5
03にてSR−DF処理液(同)を用い、現像温度35
℃でDry to dry45秒で処理を行う。このと
き、カブリ濃度+1.0の濃度を得るのに必要なX線量
の逆数を感度とし、試料No.1の感度を100とする
相対感度で評価した。
【0076】〈液中プレッシャー耐性の評価〉暗室内
で、表面がスムースなゴムローラーbに試料のB面内側
にして180°巻き付け、表面を意図的に荒らしたゴム
ローラーaで試料のA面を任意の圧力ではさみ、試料を
このローラ間で1回通す。その後、現像処理を行いプレ
ッシャーかぶり発生レベルを目視判定する。ローラーで
挟む圧力は、比較試料No.1のプレッシャーカブリレ
ベルが3となるようにあらかじめ調整する。
【0077】プレッシャーカブリレベルは、数値が大き
いほど良く、5が全く発生しないレベルである。
【0078】試料No.1〜No.14について、得ら
れた結果を表2に示す。(表中、Em:乳剤層、Pr
o:保護層)
【0079】
【表2】
【0080】表2から以下のことが分かる。
【0081】イソプレンスルホン酸又は、その塩をモノ
マー単位ユニットとして有する親水性高分子の存在下で
重合した活性メチレン基含有ラテックス及びバインダー
に対する活性メチレン基を有するラテックスの重量が重
量分率で1〜40%である本発明のNo.2〜9は、N
o.1,10〜14に対し、相対感度、液中プレッシャ
ー耐性が向上している。
【0082】なお、現像処理後の試料の透明度につい
て、本発明のラテックスを含有している試料No.2〜
9はNo.1、10〜14と比して、透明度の低下はみ
られなかった。
【0083】 実施例2 《乳剤EM−3の調製》 (A3液) オセインゼラチン 37.5g 沃化カリウム 0.625g 塩化ナトリウム 16.5g 蒸留水で 7500mlとする (B3液) 硝酸銀 1500g 蒸留水で 2500mlとする (C3液) 沃化カリウム 4g 塩化ナトリウム 140g 蒸留水で 684mlとする (D3液) 塩化ナトリウム 375g 蒸留水で 1816mlとする A3液を特公昭58−58288号に記載の混合撹拌機
に投入し、40℃でこれにB3液684ml及びC3液
の全量を1分間かけて添加した。銀電位EAgを149m
Vに保持しながら20分間オストワルド熟成した後、B
3液の残り全量とD3液の全量を40分間かけて添加し
た後、直ちに脱塩、水洗を行い種乳剤EM−3とした。
【0084】得られたハロゲン化銀種乳剤を電子顕微鏡
で観察したところ、ハロゲン化銀粒子の全投影面積の6
0%以上が(100)面を主平面とする平板状粒子から
なり、平均厚さ0.07μm、平均円相当径0.5μ
m、変動係数(粒径分布の標準偏差×100/平均粒
径)は25%であった。
【0085】《高塩化銀乳剤EM−4の調製》乳剤EM
−3を種乳剤として、以下の溶液を用い平板状高塩化銀
粒子からなる乳剤EM−4を調製した。
【0086】 (A4液) オセインゼラチン 29.4g HO(CH2CH2O)n[CH(CH3)CH2O]17(CH2CH2O)mH (n+m=5〜7)10%メタノール溶液 1.25ml EM−3 0.98モル相当 水で 3000mlに仕上げる。
【0087】 (B4液) 3.50N硝酸銀水溶液 2240ml (C4液) 塩化ナトリウム 455g 蒸留水で 2240mlに仕上げる。
【0088】 (D4液) 1.75N塩化ナトリウム水溶液 銀電位制御量 前記混合撹拌機にA4液を投入し、40℃で、これにB
4液及びC4液の全量をダブルジェット法により添加終
了時の流速が添加開始時の流速の3倍になるように11
0分間かけて添加し、成長を行なった。
【0089】この間の銀電位はD4液を用いて+120
mVになるように制御した。
【0090】添加終了後、過剰な塩類を除去するため、
以下に示す方法で沈殿脱塩を行った。
【0091】1.混合終了した反応液を40℃にして、
特開平2−7037号に記載の例示凝集ゼラチン剤G−
3をハロゲン化銀1モル当たり20g加え、56重量%
酢酸を 加えてpHを4.30まで低下させ、静置してデカンテ
ーションを行う2.40℃の純水をハロゲン化銀1モル
当たり1.8l加え、10分間撹拌した後、デカンテー
ションを行う 3.上記2の工程をもう1度行う 4.ハロゲン化銀1モル当たりゼラチン15g、炭酸ナ
トリウム、水を加え、pH6.0にして再分散し、ハロ
ゲン化銀1モル当たり450ccに仕上げる。
【0092】得られた乳剤EM−4に含まれるハロゲン
化銀粒子約3000個を電子顕微鏡により観察したとこ
ろ、全投影面積の80%が(100)面を主平面とす
る、平均円相当直径1.17μm、平均厚み0.12μ
mのハロゲン化銀平板状粒子で、変動係数は24%であ
った。
【0093】得られた乳剤EM−4を55℃にし、沃化
銀微粒子乳剤(平均粒径0.05μm)5ミリモル相
当、分光増感色素(1)250mg及び分光増感色素
(2)30mgを固体微粒子状の分散物として添加後
に、チオシアン酸アンモニウム2.0mg、塩化金酸
1.0mg、トリフェニルホスフィンセレナイド1.0
mgの分散液を加え、総計90分の熟成を施した。熟成
終了時に安定剤としてTAI50mgを添加して乳剤を
作製した。
【0094】
【化13】
【0095】《試料の作製》ハロゲン化銀乳剤をEM−
4に変更した以外は試料No.1と同様にして試料N
o.15を作製した。また試料No.15において表3
に示すように、両面の乳剤層にラテックスを添加し試料
No.16〜26を作製した。
【0096】〈スリキズプレッシャー耐性の評価〉未露
光の試料を平面台に置き、この上に板に張ったスポンジ
たわしをたわし面が感材に当たるようにのせこの上に荷
重300gのおもりを乗せて固定し、感材を平面台とス
ポンジの間から引き抜いた。
【0097】このような試料について現像処理を行い、
カブリの発生度合いを5段階評価した。
【0098】 5:全く発生しない 4:一部にわずかに認められる 3:全体にかすかに発生している 2:全体に発生し、一部はひどく発生している 1:全体にひどく発生している。
【0099】試料No.15〜No.26について、得
られた結果を表3に示す。
【0100】
【表3】
【0101】表3から以下のことが分かる。
【0102】イソプレンスルホン酸又は、その塩をモノ
マー単位ユニットとして有する親水性高分子の存在下で
重合した活性メチレン基含有ラテックス及びバインダー
に対する活性メチレン基を有するラテックスの重量が重
量分率で1〜40%である本発明のNo.16〜21
は、No.15,22〜26に対し、相対感度、スリキ
ズプレッシャー耐性が向上している。
【0103】なお、現像処理後の試料の透明度につい
て、本発明のラッテクスを含有している試料No.16
〜21はNo.15、22〜26と比して、透明度の低
下はみられなかった。
【0104】
【発明の効果】実施例で実証した如く、本発明によるラ
テックス及びそれを用いたシート状材料は膜物性(液中
プレッシャー、スリキズプレッシャー、透明度)が良好
で、優れた効果を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03C 1/04 501 G03C 1/04 501

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イソプレンスルホン酸又はその塩をモノ
    マー単位ユニットとして有する親水性高分子の存在下
    で、活性メチレン基を有する重合可能なモノマーを用い
    重合して得られることを特徴とするラテックス。
  2. 【請求項2】 支持体上に少なくとも1層の親水性コロ
    イド層を有するシート状材料において、該親水性コロイ
    ド層中に上記ラテックスを含有することを特徴とするシ
    ート状材料。
  3. 【請求項3】 支持体上に少なくとも1層の親水性コロ
    イド層を有するシート状材料において、親水性高分子の
    存在下で重合された活性メチレン基を有するラテックス
    の重量が、該親水性コロイド層中のバインダーに対し重
    量分率で1%〜40%であることを特徴とするシート状
    材料。
  4. 【請求項4】 上記ラテックスが請求項1に記載のラテ
    ックスであることを特徴とする請求項3に記載のシート
    状材料。
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