JPH11222126A - 車両連結用幌 - Google Patents

車両連結用幌

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JPH11222126A
JPH11222126A JP10024456A JP2445698A JPH11222126A JP H11222126 A JPH11222126 A JP H11222126A JP 10024456 A JP10024456 A JP 10024456A JP 2445698 A JP2445698 A JP 2445698A JP H11222126 A JPH11222126 A JP H11222126A
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音や鉄粉や塵等の幌内への侵入を防止で
き、かつ、確実に幌内の水を外部に排出できる車両連結
用幌を提供すること。 【解決手段】 幌の下部において、幌地の左側の1層の
部分11sの上に右側の1層の部分12sを重ね合わ
せ、この1層の部分12sの先端と右側の幌地の2層の
部分11w,12wの先端との間に間隙Cを設ける。幌
が収縮して、幌地が波打っても、上記重ね合わされた1
層の部分11s,12sの間の間隙Dも波形になって、
幌内の水を確実に外部に排出することができる。上記重
ね合わせた1層の部分11s,12sは、水が存在しな
いときは、互いに接触するか、あるいは、それらの間に
狭くかつ幅広い隙間を形成するので、騒音や鉄粉や塵等
が幌内に侵入するのを確実に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両と車両とを
連結する車両連結用幌に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両連結用幌としては、角筒
形状の幌地の両端に幌枠を取り付け、幌地の中央部に幌
骨を取り付けたものがある。
【0003】この車両連結用幌の下部には、図3に示す
ように、幌地1に複数の鳩目3を設けて、幌内の水をそ
の鳩目3を通して外部に排出するようにしている。な
お、図3において、2は幌骨である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両連結用幌では、鳩目3を通して幌内の水を外部
に排出することができるが、逆に、その鳩目3を通して
外部の騒音が幌内に入ってくるという問題がある。ま
た、その鳩目3を通して鉄粉や塵とかが幌内に侵入して
くるという問題がある。特に、車輪とレールとの摩擦に
よって生じる鉄粉などが鳩目3を通して幌内に入ってく
る。
【0005】さらに、上記従来の車両連結用幌では、幌
が収縮して幌地1が波形に屈曲した場合に鳩目3の部分
がその波形に屈曲した部分の頂点に位置する場合がある
ため、鳩目3が水抜き穴として機能しない場合があると
いう問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、騒音や鉄粉や
塵等の幌内への侵入を防止でき、かつ、確実に幌内の水
を外部に排出できる車両連結用幌を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の車両連結用幌は、下部の幌地が、
先端が前後方向または斜め方向に延びるようにして重ね
合わされ、かつ、その重ね合わされた部分が接合されて
いなくて、その重ね合わされた幌地の間から幌内の水が
外部に排出されるようになっていることを特徴としてい
る。
【0008】請求項1の車両連結用幌においては、下部
の幌地が重ね合わされ、その重ね合わされた幌地が接合
されていないから、その重ね合わされた幌地の間を通っ
て、幌内の水が外部に排出される。しかも、重ね合わさ
れた幌地の先端が前後方向または斜め方向に延びている
から、幌が収縮して、幌地が波形に屈曲しても、重ね合
わされた幌地の間の隙間も波形となって、波形の幌地の
底部の上の隙間を通って、幌内の水が確実に外部に排出
される。
【0009】さらに、この水が排出される隙間は、重ね
合わされた幌地の間に形成されるものであるから、外部
の騒音や鉄粉や塵等はこの隙間を通りにくく、したがっ
て、騒音や鉄粉や塵等が幌内に侵入するのを確実に防止
することができる。
【0010】請求項2の発明の車両連結用幌は、幌骨を
2層の幌地の間に挟み込んで、上記2層の幌地を部分的
に接合して、上記幌骨を幌地に取り付けた車両連結用幌
において、下部の左右方向の一方の側の幌地は、2層に
なっている部分と1層になっている部分があり、かつ、
上記2層になっている部分の先端側は互いに接合されて
おり、下部の左右方向の他方の側の幌地は、2層になっ
ている部分と1層になっている部分があり、かつ、上記
2層になっている部分の先端側は互いに接合されてお
り、上記一方の側の幌地の1層の部分の上に上記他方の
側の幌地の1層の部分を重ね合わせ、かつ、上記他方の
側の1層の部分の先端と上記一方の側の2層の部分の先
端との間に横方向に間隙があって、上記幌内の水が、上
記間隙と、上記一方の側の1層の部分と上記他方の側の
1層の部分との間の間隙とを通って、外部に排出される
ようになっていることを特徴としている。
【0011】請求項2の発明の車両連結用幌において
は、幌骨を2層の幌地で挟んで、この2層を部分的に接
合して、幌地に幌骨を取り付けているから、簡単に、幌
地に幌骨を取り付けることができる。
【0012】また、この車両連結用幌は、下部の左右方
向の一方の側の幌地は2層になっている部分と1層にな
っている部分とがあり、下部の左右方向の他方の側の幌
地も2層になっている部分と1層になっている部分があ
る。そして、上記一方の側の幌地の1層の部分の上に上
記他方の側の幌地の1層の部分を重ね合わせている。そ
して、上記他方の側の1層の部分の先端と上記一方の側
の2層の部分の先端との間に間隙ができるようにしてい
る。したがって、幌内の水は、この間隙と、上記一方の
側の幌地の1層の部分と上記他方の側の1層の部分との
間の間隙とを通って、外部に排出される。このとき、上
記1層の部分の重ね合わせは、左側の部分と右側の部分
との重ね合わせであるから、幌が収縮して、幌地が波打
っても、上記重ね合わされた1層の部分の間の間隙も波
形になる。したがって、幌が収縮しても、上記波形の幌
地の底部の上の間隙を通して、幌内の水を確実に外部に
排出することができる。なお、上記2層の部分の先端側
は互いに接合されているから、上記2層の部分の間に水
が入り込むことはない。
【0013】しかも、上記間隙は、上記重ね合わされた
1層の部分の間に狭くかつ幅広く形成されるから、騒音
や鉄粉や塵等が外部から幌内に侵入するのが実質的に防
止される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0015】図1はこの実施の形態の車両連結用幌の下
部の要部の断面図であり、図2は上記要部の平面図であ
る。
【0016】この実施の形態の車両連結用幌は、図示し
ないが、略角筒形状をしていて、幌地の前後両端に幌枠
を取り付けている。
【0017】図1に示すように、この車両連結用幌は、
大部分が外側の幌地11と内側の幌地12との2層から
なっている。この幌地11,12は合成繊維と合成樹脂
を一体に結合してなる。この幌の下部の幌地11,12
の左側Lの部分は、2層の部分11w,12wと1層の
部分11sとからなる。上記2層の部分11w,12w
の先端側の部分15を熱圧着により接合して、上記2層
の部分11w,12wの間に水が侵入しないようにして
いる。
【0018】また、この幌の下部の幌地11,12の右
側Rの部分は、2層の部分11w,12wと1層の部分
12sとからなる。上記2層の部分11w,12wの先
端側の部分16を熱圧着により接合して、上記2層の部
分11w,12wの間に水が侵入しないようにしてい
る。
【0019】さらに、上記左側の1層の部分11sの上
に上記右側の1層の部分12sを重ね合わせている。上
記右側の1層の部分12sの先端と上記左側の2層の部
分11w,12wの先端との間に横方向の間隙Cをあけ
ている。また、上記左側の1層の部分11sの先端と上
記右側の2層の部分11w,12wの先端との間にも横
方向の間隙Eをあけている。
【0020】また、図2に示すように、上記2層の幌地
11,12の間に幌骨13,13を配置し、この幌骨1
3,13によって膨れた幌地12の箇所の両側の部分1
4,14を熱圧着によりもう一方の幌地11に接合して
いる。こうして、幌骨13,13を幌地11,12に簡
単に取り付けている。
【0021】上記構成の車両連結用幌によれば、図1に
示すように、幌内の水は、上記左側の2層の部分11
w,12wの先端と右側の1層の部分12sの先端との
間隙Cと、上記重ね合わされた1層の部分11s,12
sの間の間隙Dと、上記左側の1層の部分11sの先端
と右側の2層の部分11w,12wの先端との間隙Eと
を通って、矢印P,Q,Tに示すように、外部に排出さ
れる。このとき、幌が前後方向に収縮して波打っても、
上記間隙C,D,Eは左側の部分11sと右側の部分1
2sとの重ね合わせによって形成されて前後方向に延び
ているから、間隙C,D,Eも波形になる。したがっ
て、幌が収縮しても、波形の間隙の底部を通して確実に
幌内の水を外部に排出することができる。
【0022】また、図1の矢印P,Q,Tに示すよう
に、上記左側の1層の部分11sと右側の1層の部分1
2sとの重ね合わせによって水を排出する経路を形成し
ている。水が存在しないときは、上記1層の部分11s
と1層の部分12sとは互いに接触しているか、あるい
は、それらの間に極く僅かな間隙しか生じない。したが
って、騒音や鉄粉や塵等が外部から幌の中に侵入するの
を防止することができる。
【0023】上記実施の形態では、幌骨13を幌地1
1,12に簡単に取り付けるために、幌地11,12の
大部分が2層になっているが、幌地の大部分が1層にな
っていてもよい。この場合には、幌の下部において、幌
地を重ね合わせて、そして、この重ね合わせた部分を接
合しないで、この重ね合わせた部分の間の隙間から幌内
の水を外部に放出するようにすればよい。但し、重ね合
わせた部分の先端は、前後方向あるいは斜め方向にし
て、幌の収縮により幌地が波打っても、上記間隙も波打
つようにして、幌内の水を波形の間隙の底部から確実に
排出する必要がある。なお、上記斜め方向とは、ここで
は、横方向以外を意味している。
【0024】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、下部の幌地を重ね合せて、その重ね合わせ
た幌地を接合していないから、その重ね合わせた幌地の
間を通して、幌内の水を外部に排出することができる。
しかも、重ね合わせた幌地の先端が前後方向または斜め
方向に延びているから、幌が収縮して、幌地が波形に屈
曲しても、波形の底部に相当する部分の上に水が通る間
隙ができて、確実に水を幌の外に排出することができ
る。
【0025】さらに、この水を排出するための隙間は、
重ね合わせた幌地の間に形成するものであるから、外部
の騒音や鉄粉や塵等はこの隙間を通りにくく、したがっ
て、騒音や鉄粉や塵等が幌内に侵入するのを確実に防止
することができる。
【0026】また、請求項2の発明の車両連結用幌よれ
ば、幌の下部において、左右方向の一方の側の幌地の1
層の部分の上に、左右方向の他方の側の幌地の1層の部
分を重ね合わせ、上記他方の側の1層の部分の先端と上
記一方の側の幌地の2層の部分の先端との間に間隙を設
けているので、幌内の水は、この間隙と、上記一方の側
の幌地の1層の部分と上記他方の側の1層の部分との間
の間隙とを通って、外部に排出することができる。しか
も、上記1層の部分の重ね合わせは、左側の部分と右側
の部分との重ね合わせであるから、幌が収縮して、幌地
が波打っても、上記重ね合わされた1層の部分の間の間
隙も波形になって、この波形の間隙の底部を通して幌内
の水を確実に外部に排出することができる。しかも、上
記2層の部分の先端側は互いに接合されているから、上
記2層の部分の間に水が入り込むことはない。
【0027】また、上記重ね合わせた1層の部分は、水
が存在しないときは、互いに接触するか、あるいは、そ
れらの間に狭くかつ幅広い隙間を形成するので、外部か
ら騒音や鉄粉や塵等が幌内に侵入するのを確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の車両連結用幌の下部
の要部の断面図である。
【図2】 上記実施の形態の車両連結用幌の下部の要部
の平面図である。
【図3】 従来の車両連結用幌の下部の要部の斜視図で
ある。
【符号の説明】
11,12…幌地、11w,12w…2層の部分、11
s,12s…1層の部分、C,D,E…間隙、13…幌
骨。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 車両連結用幌
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両と車両とを
連結する車両連結用幌に関する。車両連結用
【0002】
【従来の技術】従来より、車両連結用幌としては、角筒
形状の幌地の両端に幌枠を取り付け、幌地の中央部に幌
骨を取り付けたものがある。
【0003】この車両連結用幌の下部には、図3に示す
ように、幌地1に複数の鳩目3を設けて、幌内の水をそ
の鳩目3を通して外部に排出するようにしている。な
お、図3において、2は幌骨である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両連結用幌では、鳩目3を通して幌内の水を外部
に排出することができるが、逆に、その鳩目3を通して
外部の騒音が幌内に入ってくるという問題がある。ま
た、その鳩目3を通して鉄粉や塵とかが幌内に侵入して
くるという問題がある。特に、車輪とレールとの摩擦に
よって生じる鉄粉などが鳩目3を通して幌内に入ってく
る。
【0005】さらに、上記従来の車両連結用幌では、幌
が収縮して幌地1が波形に屈曲した場合に鳩目3の部分
がその波形に屈曲した部分の頂点に位置する場合がある
ため、鳩目3が水抜き穴として機能しない場合があると
いう問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、騒音や鉄粉や
塵等の幌内への侵入を防止でき、かつ、確実に幌内の水
を外部に排出できる車両連結用幌を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の車両連結用幌は、略角筒形状の幌
地と、その略角筒形状の幌地の前後方向両端の開口の回
りに設けた幌枠と、上記幌地に取り付けた幌骨とを有
し、この幌骨を2層の幌地の間に挟み込んで、上記2層
の幌地を部分的に接合して、上記幌骨を幌地に取り付け
た車両連結用幌において、上記幌地の下部において上記
前後方向と直交する横方向の一方の側の幌地の部分は、
2層になっている2つの部分と1層になっている1つの
部分があり、かつ、上記2層になっている2つの部分
は、上記横方向の他方の側の端において互いに接合され
ており、上記幌地の下部において上記横方向の他方の側
の幌地の部分は、2層になっている2つの部分と1層に
なっている1つの部分があり、かつ、上記2層になって
いる2つの部分は、上記横方向の一方の側の端において
互いに接合されており、上記一方の側の幌地の1層の部
分の上に上記他方の側の幌地の1層の部分を重ね合わ
せ、かつ、上記他方の側の1層の部分の横方向の一方の
側の端と、上記一方の側の2層の部分の横方向の他方の
側の端との間に横方向に間隙があって、上記車両連結用
幌内の水が、上記間隙と、上記一方の側の1層の部分と
上記他方の側の1層の部分との間の間隙とを通って、外
部に排出されるようになっていることを特徴としてい
る。
【0008】請求項1の発明の車両連結用幌において
は、幌骨を2層の幌地で挟んで、この2層を部分的に接
合して、幌地に幌骨を取り付けているから、簡単に、幌
地に幌骨を取り付けることができる。
【0009】また、この車両連結用幌は、下部の横方向
の一方の側の幌地は2層になっている2つの部分と1層
になっている1つの部分とがあり、下部の横方向の他方
の側の幌地も2層になっている2つの部分と1層になっ
ている1つの部分がある。そして、上記一方の側の幌地
の1層の部分の上に上記他方の側の幌地の1層の部分を
重ね合わせている。そして、上記他方の側の1層の部分
の横方向の一方の側の端と上記一方の側の2層の部分の
横方向の他方の側の端との間に間隙ができるようにして
いる。したがって、幌内の水は、この間隙と、上記一方
の側の幌地の1層の部分と上記他方の側の1層の部分と
の間の間隙とを通って、外部に排出される。このとき、
上記1層の部分の重ね合わせは、横方向の一方の側の部
分と横方向の他方の側の部分との重ね合わせであるか
ら、幌が収縮して、幌地が波打っても、上記重ね合わさ
れた1層の部分の間の間隙も波形になる。したがって、
幌が収縮しても、上記波形の幌地の底部の上の間隙を通
して、幌内の水を確実に外部に排出することができる。
なお、上記2層になっている2つの部分の横方向の端は
互いに接合されているから、上記2層になっている2つ
の部分の間に水が入り込むことはない。
【0010】しかも、上記間隙は、上記重ね合わされた
1層の部分の間に狭くかつ幅広く形成されるから、騒音
や鉄粉や塵等が外部から幌内に侵入するのが実質的に防
止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0012】図1はこの実施の形態の車両連結用幌の下
部の要部の断面図であり、図2は上記要部の平面図であ
る。
【0013】この実施の形態の車両連結用幌は、図示し
ないが、略角筒形状をしていて、幌地の前後両端に幌枠
を取り付けている。
【0014】図1に示すように、この車両連結用幌は、
大部分が外側の幌地11と内側の幌地12との2層から
なっている。この幌地11,12は合成繊維と合成樹脂
を一体に結合してなる。この幌の下部の幌地11,12
の左側Lの部分は、2層の部分11w,12wと1層の
部分11sとからなる。上記2層の部分11w,12w
の先端側の部分15を熱圧着により接合して、上記2層
の部分11w,12wの間に水が侵入しないようにして
いる。
【0015】また、この幌の下部の幌地11,12の右
側Rの部分は、2層の部分11w,12wと1層の部分
12sとからなる。上記2層の部分11w,12wの先
端側の部分16を熱圧着により接合して、上記2層の部
分11w,12wの間に水が侵入しないようにしてい
る。
【0016】さらに、上記左側の1層の部分11sの上
に上記右側の1層の部分12sを重ね合わせている。上
記右側の1層の部分12sの先端と上記左側の2層の部
分11w,12wの先端との間に横方向(左右方向)の
間隙Cをあけている。また、上記左側の1層の部分11
sの先端と上記右側の2層の部分11w,12wの先端
との間にも横方向の間隙Eをあけている。
【0017】また、図2に示すように、上記2層の幌地
11,12の間に幌骨13,13を配置し、この幌骨1
3,13によって膨れた幌地12の箇所の両側の部分1
4,14を熱圧着によりもう一方の幌地11に接合して
いる。こうして、幌骨13,13を幌地11,12に簡
単に取り付けている。
【0018】上記構成の車両連結用幌によれば、図1に
示すように、幌内の水は、上記左側の2層の部分11
w,12wの先端と右側の1層の部分12sの先端との
間隙Cと、上記重ね合わされた1層の部分11s,12
sの間の間隙Dと、上記左側の1層の部分11sの先端
と右側の2層の部分11w,12wの先端との間隙Eと
を通って、矢印P,Q,Tに示すように、外部に排出さ
れる。このとき、幌が前後方向に収縮して波打っても、
上記間隙C,D,Eは左側の部分11sと右側の部分1
2sとの重ね合わせによって形成されて前後方向に延び
ているから、間隙C,D,Eも波形になる。したがっ
て、幌が収縮しても、波形の間隙の底部を通して確実に
幌内の水を外部に排出することができる。
【0019】また、図1の矢印P,Q,Tに示すよう
に、上記左側の1層の部分11sと右側の1層の部分1
2sとの重ね合わせによって水を排出する経路を形成し
ている。水が存在しないときは、上記1層の部分11s
と1層の部分12sとは互いに接触しているか、あるい
は、それらの間に極く僅かな間隙しか生じない。したが
って、騒音や鉄粉や塵等が外部から幌の中に侵入するの
を防止することができる。
【0020】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、幌の下部において、横方向の一方の側の幌
地の1層の部分の上に、横方向の他方の側の幌地の1層
の部分を重ね合わせ、上記他方の側の1層の部分の上記
一方の側の端と上記一方の側の幌地の2層の部分の上記
他方の側の端との間に間隙を設けているので、幌内の水
は、この間隙と、上記一方の側の幌地の1層の部分と上
記他方の側の1層の部分との間の間隙とを通って、外部
に排出することができる。しかも、上記1層の部分の重
ね合わせは、横方向の一方の側の部分と横方向の他方の
側の部分との重ね合わせであるから、幌が収縮して、幌
地が波打っても、上記重ね合わされた1層の部分の間の
間隙も波形になって、この波形の間隙の底部を通して幌
内の水を確実に外部に排出することができる。しかも、
上記2層になっている2つの部分は互いに接合されてい
るから、上記2層になっている2つの部分の間に水が入
り込むことはない。
【0021】また、上記重ね合わせた1層の部分は、水
が存在しないときは、互いに接触するか、あるいは、そ
れらの間に狭くかつ幅広い隙間を形成するので、外部か
ら騒音や鉄粉や塵等が幌内に侵入するのを確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の車両連結用幌の下部
の要部の断面図である。
【図2】 上記実施の形態の車両連結用幌の下部の要部
の平面図である。
【図3】 従来の車両連結用幌の下部の要部の斜視図で
ある。
【符号の説明】 11,12…幌地、11w,12w…2層の部分、11
s,12s…1層の部分、C,D,E…間隙、13…幌
骨。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部の幌地が、先端が前後方向または斜
    め方向に延びるようにして重ね合わされ、かつ、その重
    ね合わされた部分が接合されていなくて、その重ね合わ
    された幌地の間から幌内の水が外部に排出されるように
    なっていることを特徴とする車両連結用幌。
  2. 【請求項2】 幌骨(13)を2層の幌地(11,1
    2)の間に挟み込んで、上記2層の幌地(11,12)
    を部分的に接合して、上記幌骨(13)を幌地(11,
    12)に取り付けた車両連結用幌において、 下部の左右方向の一方の側(L)の幌地(11,12)
    は、2層になっている部分(11w,12w)と1層に
    なっている部分(11s)があり、かつ、上記2層にな
    っている部分(11w,12w)の先端側は互いに接合
    されており、下部の左右方向の他方の側(R)の幌地
    (11,12)は、2層になっている部分(11w,1
    2w)と1層になっている部分(12s)があり、か
    つ、上記2層になっている部分(11w,12w)の先
    端側は互いに接合されており、 上記一方の側(L)の幌地(11,12)の1層の部分
    (11s)の上に上記他方の側(R)の幌地(11,1
    2)の1層の部分(12s)を重ね合わせ、かつ、上記
    他方の側(R)の1層の部分(12s)の先端と上記一
    方の側(L)の2層の部分(11w,12w)の先端と
    の間に横方向に間隙(C)があって、 上記幌内の水が、上記間隙(C)と、上記一方の側
    (L)の1層の部分(11s)と上記他方の側(R)の
    1層の部分(12s)との間の間隙(D)とを通って、
    外部に排出されるようになっていることを特徴とする車
    両連結用幌。
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EP4242019A1 (en) * 2022-03-11 2023-09-13 Dellner Couplers AB Convolute for a bellows of a gangway and bellows of a gangway

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