JPH11221482A - 文書細断機の回転刃のスクレーパー - Google Patents

文書細断機の回転刃のスクレーパー

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JPH11221482A
JPH11221482A JP4462098A JP4462098A JPH11221482A JP H11221482 A JPH11221482 A JP H11221482A JP 4462098 A JP4462098 A JP 4462098A JP 4462098 A JP4462098 A JP 4462098A JP H11221482 A JPH11221482 A JP H11221482A
Authority
JP
Japan
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scraper
stop rod
scraper plate
rotary
pawl
Prior art date
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Pending
Application number
JP4462098A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Fujimori
茂 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakabayashi Co Ltd
Original Assignee
Nakabayashi Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nakabayashi Co Ltd filed Critical Nakabayashi Co Ltd
Priority to JP4462098A priority Critical patent/JPH11221482A/ja
Publication of JPH11221482A publication Critical patent/JPH11221482A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単一型式のスクレーパー自体の形状及びその取
付位置に改良を加えて、紙詰まりや、スクレーパー板の
爪先の変形を防止する。 【解決手段】文書細断機の隣接する回転刃の間に挿入し
て細断屑を掻き落とすスクレーパーにおいて、回転刃の
回転軸の略半周に接し、回転軸側の上下両端に爪を有す
るスクレーパ板の他側を固定する止杆の少なくとも一つ
が上側の爪より上位に位置するように設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は文書細断機におい
て、隣接する回転刃の間に挿入して細断屑の詰まりを防
止するスクレーパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】文書細断機は、互いに平行する2本の回
転軸にそれぞれ所定のピッチをおいて装着される回転刃
を交互に間入させた状態で対向方向に回転(正回転)さ
せて文書等を細断するものであるが、同軸上で隣り合う
回転刃の間には、細断屑を掻き落とすためのスクレーパ
ーの一端縁がそれぞれ回転軸に摺接するように枠体など
に固定されて配設されている。上記スクレーパーには、
それぞれの回転軸に対して2枚のスクレーパー板を備え
た形式の細断機(図3の(A))と1枚のスクレーパー
板を設けたもの(図3(B))とに大別されるが、本発
明は特に後者、即ち、1枚のスクレーパー板によるもの
を対象としたものである。
【0003】従来のスクレーパーの上記各型式における
一般的な構造を図3(A)、(B)に示すと、図3
(A)のスクレーパー板が2枚構成の細断機における通
常の細断作業では、正回転する各対の回転刃(イ)間に
投入された各種廃棄文書が回転刃(イ)によって細断さ
れ、その細断屑が下方に排出される。この際に細断屑の
一部は静電気その他の理由により隣接する回転刃(イ)
の間隙に付着乃至は狭着したまま回転軸(ロ)と連れ回
りするが、その細断屑は2枚のスクレーパー板(ハ)の
爪先(ニ)によって掻き落とされる。また、回転刃の表
面に付着したまま連れ回りする細断屑もあった。なお、
図3(B)はスクレーパー板が1枚の細断機を示したも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3(B)に示すよう
に、各回転軸上で隣接する2枚の回転刃間に、単一のス
クレーパー板(ハ)を止杆(ホ)などを介して枠体(図
示せず)などに固定してなる従来の文書細断機は、その
構成上、回転刃(イ)の周面とスクレーパー(ハ)の止
杆(ホ)の間隔が比較的接近していたから、回転刃
(イ)の周面に付着したまま連れ回りする細断屑が、ス
クレーパー(ハ)の止杆(ホ)と回転刃(イ)との間
(図の中抜き矢印部分)に詰まって回転刃(イ)の回転
を阻害し、遂には回転刃の駆動モーターをロックするな
どの課題があった。
【0005】また、回転刃間に細断物が詰まった場合に
は、回転刃(イ)を逆回転させて詰まった細断屑を除去
できるようになっているが、この場合、回転刃の間隙に
詰まって固くなった細断屑を掻き落とすために、一方の
スクレーパー(ハ)の爪先は鋭角状に形成されている関
係上、該爪先に大きい負荷がかかると変形しやすいとい
う欠点があった。特に図3(B)に示す単一のスクレー
パーのように止杆(ホ)が両側の回転軸(ロ)の中心線
上に設けられる場合は、爪先(ニ)と止杆(ホ)との距
離が広がるから、詰まった細断屑によって爪先(ニ)を
押し上げるような方向に大きな負荷がかかって、しばし
ば爪先が変形して致命的な故障を招くこともあった。
【0006】本発明は、単一型式のスクレーパー自体の
形状及びその取付位置に改良を加えて、紙詰まりや、ス
クレーパー板の爪先の変形を防止することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、文書細断機の隣接する回転刃の間に挿入
して細断屑を掻き落とすスクレーパーにおいて、回転刃
の回転軸の略半周に接し、回転軸側の上下両端に爪を有
する単一スクレーパーであって、このスクレーパーを固
定する止杆を上側の爪より上方に位置させるという手段
を採用したものである。
【0008】本発明にかかるスクレーパーは、上記構成
としたことにより、回転刃の正回転時には下側の爪によ
って細断屑を掻き落とす。この場合、止杆と回転刃の周
面は充分に離れて設けているので、回転刃の周面に付着
した細断屑が回転刃と止杆との間に詰まることが殆どな
い。また、隣接する回転刃の間隙に付着乃至は狭着され
て、この間に詰まった細断屑を除去する場合の回転刃の
逆回転時には、止杆が上側の爪より上位にあって該爪先
を回転軸の接線方向に支持する作用と、止杆との距離が
比較的近い位置関係に保つこととが相俟って、爪先に押
し上げるような大きな負荷がかかっても充分な対抗力を
発揮し爪先が変形することがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる文書細断機
の回転刃のスクレーパーの好ましい実施の形態を図面に
従って説明する。図1、2において、1、1は所定のピ
ッチで互いに隣接して噛合している一対の回転刃、2は
その回転軸、また、3は隣接する回転刃1間にそれぞれ
挿入して設けたスクレーパー板であって、止杆4によっ
てハウジング5に固定されている。このスクレーパー板
3は、一つの板材で構成し、回転刃1の回転軸2に対
し、斜め上方から回転軸の少なくとも半周面と接するよ
うに設けたもので、回転軸側の上下両端には鋭角的な爪
3a、3bを有している。またスクレーパー板3の止杆
4は図1(B)に示すように上側の爪3aより上方に位
置させて設けている。即ち、止杆4と上側の爪3aの距
離を下側の爪3bに比べて近接させて設けるようにした
ものである。なお、この止杆4は図示するように1ヶ所
のみに設けたものでなくてもよく、少なくとも1つの止
杆が上側の爪3aより上方に位置して、爪3aを回転軸
2の接線方向に押し下げるようにし、細断屑によって上
向きに働く負荷に対抗するようになっていればよい。
【0010】通常の細断作業の場合、一対の回転刃1、
1の上方から投入した廃棄文書は回転刃1で細断され下
方に排出される。この細断屑の一部は静電気その他の理
由によって隣接する回転刃1の間隙に付着したまま回転
軸2の回りを回転する場合があるが、この細断屑はスク
レーパー板3の下側の爪3bによって掻き落とされるこ
とになる。また、回転刃1の周面にも細断屑の一部が付
着したまま連れ回りするが、この細断屑は回転刃1周面
とスクレーパー板の止杆4との間隔が比較的広いので、
従来のようにこの間に細断屑が詰まって回転刃の回転が
阻害されることがなく、そのまま一周して下方に排出さ
れる。
【0011】一方、細断中に細断物が詰まって回転が停
止した場合、回転刃1を逆回転させるのであるが、詰ま
って固くなった細断屑はスクレーパー板3の上側の爪3
aで掻き落とされる。この場合、図1(B)に示すよう
に、爪3aより上位に止杆があり、爪3aと止杆4の間
の距離が比較的短いので、爪の耐衝撃性が向上して、細
断屑が鋭角状の爪3aを押し上げるような力が作用して
も充分に耐え、また爪3aの変形が生じないのである。
なお、スクレーパー板3の下側の爪3bには大きな負荷
はかからないので、スクレーパー板3の止杆4が上記位
置にあっても爪3bが変形等するようなことはない。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかるスク
レーパーは、スクレーパー板の下端近傍に止杆を設けて
いないので、通常の細断時に、回転刃周面に付着した細
断屑が止杆との間に詰まることがなく、細断が中断され
ることがない。また、詰まりの排除のための逆回転時な
どには、上側の爪より止杆が上位にあり、上側の爪とス
クレーパー板の止杆との距離が短いので、爪を押し上げ
るような大きな負荷がかかっても爪先が変形することが
ない。さらに、スクレーパー板の構成部材が一つであ
り、止杆も一つですむので組立が極めて容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は文書細断機の回転刃部分の断面図、
(B)はスクレーパー板の側面図である。
【図2】文書細断機の回転刃及びスクレーパー板部分の
平面図である。
【図3】従来の文書細断機の回転刃部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 回転刃 2 回転軸 3 スクレーパー板 3a、3b 爪 4 止杆
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】従来のスクレーパーの上記各型式における
一般的な構造を図3(A)、(B)に示すと、図3
(A)のスクレーパー板が2枚構成の細断機における通
常の細断作業では、正回転する各対の回転刃(イ)間に
投入された各種廃棄文書が回転刃(イ)によって細断さ
れ、その細断屑が下方に排出される。この際に細断屑は
隣接する回転刃(イ)の間隙に付着乃至は狭着したまま
回転軸(ロ)と連れ回りするが、その細断屑は2枚のス
クレーパー板(ハ)の爪先(ニ)によって掻き落とされ
る。また、静電気その他の理由により回転刃の表面に付
着したまま連れ回りする細断屑もあった。なお、図3
(B)はスクレーパー板が1枚の細断機を示したもので
ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3(B)に示すよう
に、各回転軸上で隣接する2枚の回転刃間に、単一のス
クレーパー板(ハ)を止杆(ホ)などを介して枠体(図
示せず)などに固定してなる従来の文書細断機は、その
構成上、スクレーパー板(ハ)の下側の爪先(ニ)と止
杆(ホ)の間の距離が比較的接近していたから、回転刃
(イ)の周面に付着したまま連れ回りする細断屑が、
クレーパー板(ハ)の止杆(ホ)と回転刃(イ)との間
(図の中抜き矢印部分)に詰まって回転刃(イ)の回転
を阻害し、遂には回転刃の駆動モーターをロックするな
どの課題があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明にかかるスクレーパーは、上記構成
としたことにより、回転刃の正回転時には下側の爪によ
って細断屑を掻き落とす。この場合、止杆とスクレーパ
ー板の下側の爪は充分に離れて設けているので、回転刃
の周面に付着した細断屑が止杆に達するまでに落下し
転刃と止杆との間に詰まることが殆どない。また、隣接
する回転刃の間隙に付着乃至は狭着されて、この間に詰
まった細断屑を除去する場合の回転刃の逆回転時には、
止杆が上側の爪より上位にあって該爪先を回転軸の接線
方向に支持する作用と、止杆との距離が比較的近い位置
関係に保つこととが相俟って、爪先に押し上げるような
大きな負荷がかかっても充分な対抗力を発揮し爪先が変
形することがない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】通常の細断作業の場合、一対の回転刃1、
1の上方から投入した廃棄文書は回転刃1で細断され下
方に排出される。この細断屑は隣接する回転刃1の間隙
に付着したまま回転軸2の回りを回転するが、この細断
屑はスクレーパー板3の下側の爪3bによって掻き落と
されることになる。また、回転刃1の周面にも静電気そ
の他の理由により細断屑の一部が付着したまま連れ回り
するが、この細断屑はスクレーパー板3の下側の爪3b
と止杆4との間の距離が離れているので、回転刃1の周
面に付着した細断屑が止杆の位置に達するまでに落下
し、従来のようにこの間に細断屑が詰まって回転刃の回
転が阻害されることがない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書細断機の隣接する回転刃の間に挿入し
    て細断屑を掻き落とすスクレーパーにおいて、回転刃の
    回転軸の略半周に接し、回転軸側の上下両端に爪を有す
    るスクレーパー板の他側を固定する止杆の少なくとも一
    つが上側の爪より上位に位置するように設定したことを
    特徴とする文書細断機の回転刃のスクレーパー。
JP4462098A 1998-02-09 1998-02-09 文書細断機の回転刃のスクレーパー Pending JPH11221482A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4462098A JPH11221482A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 文書細断機の回転刃のスクレーパー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4462098A JPH11221482A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 文書細断機の回転刃のスクレーパー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11221482A true JPH11221482A (ja) 1999-08-17

Family

ID=12696488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4462098A Pending JPH11221482A (ja) 1998-02-09 1998-02-09 文書細断機の回転刃のスクレーパー

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JP (1) JPH11221482A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008110297A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Hitachi Constr Mach Co Ltd せん断式破砕装置及びこれを備えた自走式破砕機
JP2013506540A (ja) * 2009-10-05 2013-02-28 シュヴェリング ヘルマン 金属認識装置を備えた書類細裁機
CN114632597A (zh) * 2022-03-17 2022-06-17 福建省南仹生物科技有限公司 一种猪胆粉加工制备用粉碎装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013506540A (ja) * 2009-10-05 2013-02-28 シュヴェリング ヘルマン 金属認識装置を備えた書類細裁機
CN114632597A (zh) * 2022-03-17 2022-06-17 福建省南仹生物科技有限公司 一种猪胆粉加工制备用粉碎装置
CN114632597B (zh) * 2022-03-17 2023-04-11 福建省南仹生物科技有限公司 一种猪胆粉加工制备用粉碎装置

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