JP3624115B2 - 粗大物の破砕装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粗大物の破砕装置、特に比較的破砕し易い粗大物、例えば廃棄プラスチック、木材、合板等の粗大物を所定の形状に確実かつ、効果的に破砕する粗大物の破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の粗大物の破砕装置としては、通常固定刃と、これに対向して取付けられる回転刃を備えた回転ローラとよりなる1軸式破砕装置と、対をなす平行な回転軸に破砕刃を取付けて破砕ローラとし、該破砕刃の相対する先端部分をラップさせ、供給される粗砕大物を破砕する2軸式破砕装置、または平行な対をなす上部破砕ローラと、その下方に配置される下部破砕ローラとよりなる3軸式破砕装置等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこの2軸式破砕装置では、対をなす破砕ローラの噛合いにより廃棄プラスチック、木材、合板等の粗大物を破砕するもので、従って長尺物の破砕に際しては、往々にして破砕物は、対をなす破砕ローラの噛合い部分のみで破砕されるため、細長い短冊状にて排出される恐れがある。
【0004】
本発明はかゝる点に鑑み、2軸式破砕装置において、対をなす破砕ローラの噛合い部分と、スクリーン部での固定破砕刃にて再破砕することにより長尺の破砕物に対しても所定の寸法以下に微細かつ確実に破砕することのできる粗大物の破砕装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の粗大物の破砕装置は、筐体内に収納された対をなす平行な回転軸に破砕刃を取付けて破砕ローラとし、該破砕刃の相対する先端部分をラップさせ、供給される粗大物を破砕して下方に排出する破砕装置において、それぞれの破砕ローラの下部に、破砕ローラにより破砕された破砕物を排出するスクリーンを破砕ローラの外周面に沿った円弧形に配置し、平行する破砕ローラの下部に配設したスクリーン取付台に取り付けたスクリーンの端縁に接して、耐摩耗性の金属を刃形状に盛りつけて硬化肉盛として一体に形成することにより、破砕ローラの破砕刃と対向して固定破砕刃を配設したことを特徴とする。
【0006】
上記本発明の粗大物の破砕装置は、対をなす平行な破砕ローラが、回転駆動される時、該破砕ローラの、先端部分をラップさせた破砕刃にて、供給される粗大物を破砕しつつ下方へ送り、またこのラップして回転する破砕ローラの破砕刃間にて一次破砕を行い、該破砕物は、破砕ローラの回転にて下部へ送られ、今度はスクリーン取付台に取り付けられた固定破砕刃と前記回転する破砕刃にて、二次破砕されるため、廃棄プラスチック、木材、合板等の粗大物も、確実かつ微細に破砕して下部のスクリーンから排出することができ、破砕効果が向上する。
【0007】
そして、固定破砕刃をスクリーン取付台の端縁に一体に形成しているため、構造が簡単で、従来の機種にもスクリーン取付台を交換するか、又はスクリーン取付台の端縁に硬化肉盛を施すことにより、従来機種を簡単に二次破砕することができ、固定破砕刃の破損時にも容易に交換および修復することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1乃至図3は参考例に関し、破砕装置1は、筐体2内に対をなす破砕ローラ3、4を平行に配置し、それぞれの破砕ローラには多数の破砕刃5、6を備える。5a、6aはそれぞれ噛込み用切込み部を示す。両破砕刃5、6はそれぞれの相対する先端部分をラップさせてスリットカッタ部分を形成すると共に、両破砕ローラ3、4は歯車機構7により逆回転される。ただし破砕ローラ3は駆動ローラとし、伝導ベルト8を介して駆動モータMに接続される。駆動モータMは用途に応じて油圧モータや電気モータ等を使用する。
図中、10、11は投入物品中の小物が破砕刃と筐体との間に落下するのを防止する遮蔽板を示し、該遮蔽板は破砕刃の通過を許容するよう櫛歯状に形成されて、平行に配設される破砕ローラ3、4の外側に配置し、筐体2に固定される。
【0009】
また、図中20、21は、それぞれ破砕ローラ3、4の下部に配置されたスクリーンを示す。このスクリーン20、21は、破砕ローラ3、4間にて破砕された粗大物の砕片が下部に落下排出されるように、それぞれ多数の穴20a、21aを穿孔し、破砕ローラ3、4に取り付けられた破砕刃5、6の回転軌跡5b、6bの外周面に沿いやすくするために若干、湾曲して形成し、筐体2に取付けられる。例えば、このスクリーン20、21の湾曲曲線は、破砕刃の回転軌跡より大きく形成されるが、このスクリーン20、21の中央側、即ち両スクリーンの合致部20b、21bは破砕刃5、6の回転軌跡5b、6bと近接位置に取り付け、反対側は該軌跡5b、6bとは適宜の間隙を有するように、スクリーンの湾曲曲線が破砕刃5、6の回転軌跡5b、6bよりも大きくなるように取り付け、破砕力待避部を設ける。しかし、破砕力を逃がす必要のない場合(例えば紙屑等厚みが薄いもの)は、上記回転軌跡5b、6bとスクリーン20、21の湾曲曲線の間隙を全て同じとしても良い。
【0010】
両スクリーンの合致部20b、21b、即ち両スクリーン20、21を取り付けるスクリーン取付台22には、該スクリーンの上方にて平行する破砕ローラの下部に、破砕ローラ3、4の破砕刃5、6と対向して固定破砕刃24を配設する。
【0011】
この固定破砕刃24は、平行する2本の破砕ローラ3、4間の下部にて、破砕ローラ3、4と平行して配置されたスクリーン取付台22にボルト25にて交換可能にして取り付ける。また、この固定破砕刃24は両端に、回転する破砕ローラ3、4の破砕刃5、6と対向して破砕刃形を、破砕刃5、6とは互いに接触しないようにして形成する。これにより、粗大物が、まず破砕ローラ3、4が回転することによりその破砕刃5、6間にて一次破砕され、固定破砕刃24と、回転する破砕刃5、6間にて二次破砕することにより、確実かつ微細な破砕を行うようにする。
【0012】
固定破砕刃24を、スクリーン取付台22にボルト25にて交換可能にして取り付ける構造とすることにより、使用によって硬い破砕物により固定破砕刃24の刃先が欠損したり、摩耗したときには容易に交換することができる。
尚、この固定破砕刃24の刃形を図に示したが、この形状に限定されることなく、破砕物に適応した形状のものを適宜採用することができる。
【0013】
また、図4に示す本発明の実施例は、スクリーン取付台22に固定式に固定破砕刃24aを一体に形成したものである。例えば、図示のようにスクリーン取付台22に取り付けたスクリーン20、21の端縁に接して硬化肉盛、即ち耐摩耗性の超鋼合金等をもって刃形状に盛りつけて形成する。この硬化肉盛は、従来弁座に盛りつけているような方法で固定破砕刃24aの刃形に直接盛りつけるか、粗方盛りつけた後、研削などにて刃形形状に仕上げる。硬化肉盛を行った場合は、部分摩耗や部分損傷等で固定破砕刃の一部が欠損した時もその箇所のみの肉盛補修で修復が可能となる。その他の構造は、前記参考例と同一である。
この硬化肉盛にて固定破砕刃を形成するときも、ボルト25による交換可能式と同じように、図示の形状に限定されることなく、破砕物に適応した形状のものを適宜採用することができる。
【0014】
上記構成において、比較的破砕し易い粗大物、例えば廃棄プラスチック、木材、合板等の粗大物が、本発明破砕装置に供給されるとその粗大物は、まず回転する破砕ローラ3、4の両破砕刃5、6により一次破砕され、下方に排出される。次にこの回転する破砕刃と、スクリーン取付台に固定された固定破砕刃により二次破砕され、所定形状以下ならスクリーン20、21の穿孔20a、21aを通過して下方へ落下する。
【0015】
また、使用によって、固定破砕刃が破損又は摩耗すると新しい固定破砕刃と交換することができる。さらには破砕するものに適した刃形を採用して、破砕効果を向上することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上の如く本発明によるときは、対をなす平行な破砕ローラが、回転駆動される時、該破砕ローラの、先端部分をラップさせた破砕刃にて、供給される粗大物を一次破砕しつつ下方へ送り、破砕ローラの回転にて下部へ送られたとき、今度はスクリーン取付台に取り付けられた固定破砕刃と前記回転する破砕刃にて、二次破砕されるため、廃棄プラスチック、木材、合板等の粗大物も、確実に破砕して下部のスクリーンから排出することができ、破砕効果が向上する。従って従来の2軸破砕装置による例えば短冊状に破砕されたものが、そのまゝ排出される欠点を防止することができ、複数の箇所で破砕を行うので生産性を向上するといった効果も有する。
また、固定破砕刃をスクリーン取付台に取り付けたスクリーンの端縁に接して一体に形成しているため、従来の機種のスクリーン取付台を交換するか、又はスクリーン取付台の端縁に硬化肉盛を施すことにより、従来機種を簡単に再破砕式とすることができ、構造が簡単なため、安価に構造を変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例を示し、図1(A)は図2におけるX−X線に沿う断面図、また(B)は固定破砕刃部の拡大断面図である。
【図2】粗大物の破砕装置の全体概略説明図である。
【図3】スクリーン及び固定破砕刃の展開図である。
【図4】本発明の一実施例を示し、(A)は図2におけるX−X線に沿う断面図、また(B)は固定破砕刃部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 破砕装置
3 破砕ローラ
4 破砕ローラ
5 破砕刃
6 破砕刃
20 スクリーン
21 スクリーン
22 スクリーン取付台
24 固定破砕刃
25 ボルト

Claims (1)

  1. 筐体内に収納された対をなす平行な回転軸に破砕刃を取付けて破砕ローラとし、該破砕刃の相対する先端部分をラップさせ、供給される粗大物を破砕して下方に排出する破砕装置において、それぞれの破砕ローラの下部に、破砕ローラにより破砕された破砕物を排出するスクリーンを破砕ローラの外周面に沿った円弧形に配置し、平行する破砕ローラの下部に配設したスクリーン取付台に取り付けたスクリーンの端縁に接して、耐摩耗性の金属を刃形状に盛りつけて硬化肉盛として一体に形成することにより、破砕ローラの破砕刃と対向して固定破砕刃を配設したことを特徴とする粗大物の破砕装置。
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