JPH11221253A - 回転座部付介護用車椅子 - Google Patents

回転座部付介護用車椅子

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JPH11221253A
JPH11221253A JP10158933A JP15893398A JPH11221253A JP H11221253 A JPH11221253 A JP H11221253A JP 10158933 A JP10158933 A JP 10158933A JP 15893398 A JP15893398 A JP 15893398A JP H11221253 A JPH11221253 A JP H11221253A
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JP
Japan
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seat
wheelchair
frame
frames
body frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP10158933A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Shinoda
憲幸 篠田
Nagayoshi Satou
永佳 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miki Corp
Nagoya Railroad Co Ltd
Original Assignee
Miki Corp
Nagoya Railroad Co Ltd
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Publication date
Application filed by Miki Corp, Nagoya Railroad Co Ltd filed Critical Miki Corp
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Publication of JPH11221253A publication Critical patent/JPH11221253A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は手押し式介護用車椅子に乗って
展示会や展覧会等で展示物や絵画を見る場合の負担を軽
減することにある。 【解決手段】手押し式介護用車椅子1の本体枠2上に座
部12を水平回転可能でかつ任意の位置で固定可能に取
付け、該座部12を横向きにして展示物や絵画等と正対
させたまゝの状態で固定し、車椅子1を介護者が手で押
して壁に沿って走行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手押し式の回転座部
付介護用車椅子に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、図14に示すよ
うに、手押し式の介護用車椅子(1) によって壁Wにかか
っている絵画P等の展示物を見て回るには、介護者が車
椅子(1) を手で押して壁Wに沿って移動させる実線状態
では車椅子(1) の使用者は首を横に向けなければなら
ず、首が疲れて使用者の負担となっていた。また車椅子
(1) を壁Wに相対させる点線状態では使用者は首を横に
向ける必要がなくなるが、車椅子(1) を押す介護者は各
展示物の前でその都度車椅子(1) の方向を転換させなけ
ればならず、介護者にとっては大きな負担となる。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、手押し式車椅子(1) の本
体枠(2) 上に座部(12)を水平回転可能でかつ任意の回転
位置で固定可能に取付け、該座部(12)が任意の回転位置
で固定された状態で手押し走行可能である回転座部付介
護用車椅子を提供するものである。上記車椅子(1) の回
転座部(12)は任意の回転位置で固定することが出来るよ
うにすることが望ましい。そのためには例えば該座部(1
2)の回転軸(25)にはドラム(28)を取付け、該ドラム(28)
には一端を該本体枠(2) 側に固定したブレーキベルト(2
9)を巻着し、該ブレーキベルト(29)の他端には該本体枠
(2) 側または該座部(12)側に取付けた回転ブレーキハン
ドル(36)にワイヤ(37)を介して連絡することにより、該
座部(12)を任意の角度で固定出来るようにする。該車椅
子本体枠の前部には車椅子転倒防止のステーを設けるこ
とが望ましい。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図10に示す一実
施例によって説明すれば、図に示す手押し式の車椅子
(1) において、(2) は本体枠であって該本体枠(2) は座
枠(3) と、該座枠(3) の後端に接続されている左右一対
の背枠(4,4) と、該座枠(3) の前端から屈曲形成されて
いる左右一対の前枠(5,5) と、該背枠(4,4) 下端と該前
枠(5,5)の中間部とに夫々差渡されている左右一対の下
側枠(6,6) と、該左右一対の下側枠(6,6) 間に差渡され
ている座部支持枠(7) とからなり、該背枠(4,4) の下端
には左右一対の主車輪(8,8) が軸支されており、該前枠
(5,5) の側部には左右一対のキャスター(9,9) を支持す
る支持棒(10,10) が固着されており、該背枠(4,4)の上
端は夫々後方へ屈曲されて把手(11,11) が設けられてい
る。
【0005】該本体枠(2) の座部支持枠(7) 上には座部
(12)が回転可能に取付けられている。該座部(12)はコの
字形の背枠(14)と、該背枠(14)の中間部から前方に夫々
差渡されている左右一対のアームレスト枠(15,15) と、
該アームレスト枠(15,15) の下端から夫々延長されてい
る左右一対の前脚枠(16,16) と、該背枠(14)の下端と該
アームレスト枠(15,15) の下端との間に差渡されている
座枠(17)とからなり、該座枠(17)には座部クッション(1
8)が支持され、該背枠(14)には背もたれクッション(19)
が支持され、該アームレスト枠(15)にはアームレスト(2
0)が取付けられ、該前脚枠(16,16) の下端から前方に差
出されている軸棒(21,21) にはフットレスト(22,22) が
夫々水平位置から垂直位置まで回動自在に取付けられ、
該前脚枠(16,16) にはフットクッション(23)が支持され
ている。
【0006】該座部(12)の下側には図4に示すように回
転軌道盤(24)が配置されており、該回転軌道盤(24)の中
心には該座部(12)の回転軸(25)が挿着されており、該回
転軌道盤(24)の下面には座部支持枠(7) から差出されて
いる複数個のローラー(26)が当接している。
【0007】該座部(12)の回転軸(25)にはハウジング(2
7)内に収納されているドラム(28)が取付けられており、
該回転軸(25)はハウジング(27)の上下でボールベアリン
グ(25A,25A) によって軸支され、図5に示すように該ド
ラム(28)にはブレーキベルト(29)が巻着され、該ブレー
キベルト(29)の一端は該ハウジング(27)の内壁に止着さ
れ、他端は内側回動アーム(30)の先端のピン(31)に止着
されている。
【0008】該内側回動アーム(30)の回動軸(32)は該ハ
ウジング(27)の底壁に貫通軸支され、該回動軸(32)下端
にはハウジング(27)の外側において外側回動アーム(33)
の根端部が取付けられている。該外側回動アーム(33)の
先端には、図2に示すように本体枠(2) の背枠(4,4)に
差渡されている支持梁(34)にブラケット(35)を介して取
付けられているブレーキハンドル(36)に接続しているワ
イヤ(37)が接続しており、該ワイヤ(37)はハウジング(2
7)外側に差出されているガイド筒(38)に貫通してガイド
され、該ガイド筒(38)と該外側回動アーム(33)との間に
はスプリング(39)が介在され、該ワイヤ(37)は該スプリ
ング(39)によって図2および図5の矢印イ方向(ブレー
キ解除方向)に付勢されている。
【0009】該ブレーキハンドル(36)は図6に示すよう
に支持梁(34)から差出されるブラケット(35)に回動軸(4
0)を介して回動自在に支持されており、該ブラケット(3
5)には更に係止ピン(41)が外側から内部に摺動自在に貫
通されている。該係止ピン(41)には外端に頭部(42)、内
端にフランジ(43)が設けられており、スプリング(44)に
よって図6矢印ロ方向(突出方向)に付勢されている。
【0010】上記構成において、図3には座部(12)前向
き状態が示されるが、ブレーキ解除状態では該座部(12)
を回転軸(25)を中心として回転させることが出来、例え
ば図8に示すように横向き状態にすることが出来る。上
記横向き状態で該座部(12)を固定するには、ブレーキハ
ンドル(36)を手で握って図9に示すブレーキ状態とし、
ワイヤ(37)を介して外側回動アーム(33)と内側回動アー
ム(30)とを共に図5矢印ハ方向に回動させると、ブレー
キベルト(29)は該内側回動アーム(30)に引張られてドラ
ム(28)を締付け、ドラム(28)の回転を固定する。そして
図10に示すように係止ピン(41)をブラケット(35)内に
押し込むと、該ブレーキハンドル(36)は根端部を該係止
ピン(41)によって係止されることによって該ブレーキ状
態で固定され、該係止ピン(41)も該係止ピン(41)のフラ
ンジ(43)が該ブレーキハンドル(36)の根端部に係合する
ことによってスプリング(44)の付勢力によって矢印ロ方
向に突出することを阻止される。
【0011】ブレーキを解除するには該ブレーキハンド
ル(36)を手で握って更に図9矢印ニ方向に若干回動させ
ると、該ブレーキハンドル(36)の根端部と該係止ピン(4
1)のフランジ(43)との係合がはずれ、該係止ピン(41)は
スプリング(44)の付勢力によって矢印ロ方向に突出し、
図6の状態となり、該ブレーキハンドル(36)を手離す
と、該スプリング(39)の付勢力によって外側回動アーム
(33)および内側回動アーム(30)が矢印ハ逆方向に回動
し、ブレーキベルト(29)のドラム(28)への締付けが緩和
され、該ドラム(28)は再び回転自在となって座部(12)は
回転可能となる。
【0012】このようにして本実施例の車椅子(1) の座
部(12)はどのような回転角度においても固定することが
出来かつ介護者が手で押して走行させることが出来る
が、該座部(12)を任意の回転角度で固定するには、例え
ば座部(12)の回転円盤(24)に代えてギアを取付け、該ギ
アに本体枠側からラムチェットを噛合させる構成、該回
転軌道盤(24)にフックを取付け、該フックを本体枠側の
係合溝もしくは係合孔に係合せしめる方法等種々の構成
が採用され得る。
【0013】本発明の車椅子(1) には転倒防止のための
ステーが差出されることが望ましい。該ステーとして
は、例えば図11に示すように車椅子(1) の本体枠(2)
の前脚枠(16)を若干下方に延長し、その下端にはキャス
ター(45)を取付けてステーとした構成、図12に示すよ
うに車椅子(1) の本体枠(2) の前脚枠(16)の後側に別個
にステー(46)を配置し、該ステー(46)の下端にはキャス
ター(47)を取付けた構成、図13に示すように図11の
キャスター(45)に代えてゴム脚(48)を取付けた構成等が
ある。
【0014】車椅子(1) は特に図8に示すように座部(1
2)を横向き状態とすると不安定になって横倒れし易くな
って危険である。しかし上記のようにステーを設けれ
ば、車椅子の側方への転倒が防止され、極めて安全に車
椅子を使用することが出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記したように車椅子の本体枠
上に座部を水平回転可能かつ任意の回転位置で固定可能
に取付けるから、例えば壁に沿って車椅子を介護者が手
で押して走行させつゝその状態のまゝで使用者は壁にか
かっている絵画等を正対して見ることが出来、展示場や
展覧会場等での車椅子の使用者および介護者の負担を大
巾に軽減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図1〜図11は本発明の一実施例を示すものである。
【図1】側面図
【図2】背面図
【図3】座部前向き状態平面図
【図4】座部回転機構説明図
【図5】座部回転機構のドラム部分斜視図
【図6】ブレーキハンドル部分側断面図(ブレーキ解除
状態)
【図7】ブレーキハンドル部分側平面図(ブレーキ解除
状態)
【図8】座部横向き状態平面図
【図9】ブレーキハンドル部分側平面図(ブレーキ状
態)
【図10】ブレーキハンドル部分側断面図(ブレーキ状
態)
【図11】車椅子にステーを設けた状態の側面図
【図12】車椅子にステーを設けた状態の他の例の側面
【図13】車椅子にステーを設けた状態の更に他の例の
側面図
【図14】従来の説明図
【符号の説明】
1 車椅子 2 本体枠 12 座部 25 回転軸 28 ドラム 29 ブレーキベルト 36 回転ブレーキハンドル 37 ワイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手押し式車椅子の本体枠上に座部を水平回
    転可能でかつ任意の回転位置で固定可能に取付け、該座
    部が任意の回転位置で固定された状態で手押し走行可能
    であることを特徴とする回転座部付介護用車椅子
  2. 【請求項2】該座部の回転軸にはドラムを取付け、該ド
    ラムには一端を該本体枠側に固定したブレーキベルトを
    巻着し、該ブレーキベルトの他端には該本体枠側または
    該座部側に取付けた回転ブレーキハンドルにワイヤを介
    して連絡することにより、該座部を任意の角度で固定出
    来るようにした請求項1に記載の回転座部付介護用車椅
  3. 【請求項3】該車椅子本体枠の前部には車椅子転倒防止
    のステーが設けられている請求項1または2に記載の回
    転座部付介護用車椅子
JP10158933A 1997-12-02 1998-06-08 回転座部付介護用車椅子 Pending JPH11221253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10158933A JPH11221253A (ja) 1997-12-02 1998-06-08 回転座部付介護用車椅子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34867497 1997-12-02
JP9-348674 1997-12-02
JP10158933A JPH11221253A (ja) 1997-12-02 1998-06-08 回転座部付介護用車椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11221253A true JPH11221253A (ja) 1999-08-17

Family

ID=26485901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10158933A Pending JPH11221253A (ja) 1997-12-02 1998-06-08 回転座部付介護用車椅子

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JP (1) JPH11221253A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001353188A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd 作業用車いす
CN106176067A (zh) * 2015-04-29 2016-12-07 上海理工大学 用于吞咽障碍摄食训练的体位调节轮椅
JP2018089068A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 デザイン プサン カンパニー リミテッド 風呂椅子

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001353188A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd 作業用車いす
CN106176067A (zh) * 2015-04-29 2016-12-07 上海理工大学 用于吞咽障碍摄食训练的体位调节轮椅
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Effective date: 20071002

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Effective date: 20080306