JPH1122100A - ブロックの組立用施工部材 - Google Patents
ブロックの組立用施工部材Info
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- JPH1122100A JPH1122100A JP9194805A JP19480597A JPH1122100A JP H1122100 A JPH1122100 A JP H1122100A JP 9194805 A JP9194805 A JP 9194805A JP 19480597 A JP19480597 A JP 19480597A JP H1122100 A JPH1122100 A JP H1122100A
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- glass block
- elastic body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熟練を要することなく、ガラスブロックを経
緯方向に整然と並べることができるガラスブロックの施
工部材を提供しようとするものである。 【構成】 十字形施工部材21、L字形施工部材22、
T字形施工部材23には、ガラスブロック1、1、1、
・・・の凹部5内に配置させた状態で、凹部5内から隙
間1Aに突出し両面2、2の外周や金属枠12の内周等
に挟圧された状態で接する突出部25A、25a、2
6、27が一体形成されている。また、他の実施例のも
のは、十字形施工部材21、L字形施工部材22、T字
形施工部材23の端部には、隣接する端部同士が互いに
噛合する噛合部31、32、33が形成されている。さ
らに、他の実施例のものは、十字形施工部材21、L字
形施工部材22、T字形施工部材23には連設する方向
の両端部に互いに係合する係合部28、29、30を備
えて形成されている。
緯方向に整然と並べることができるガラスブロックの施
工部材を提供しようとするものである。 【構成】 十字形施工部材21、L字形施工部材22、
T字形施工部材23には、ガラスブロック1、1、1、
・・・の凹部5内に配置させた状態で、凹部5内から隙
間1Aに突出し両面2、2の外周や金属枠12の内周等
に挟圧された状態で接する突出部25A、25a、2
6、27が一体形成されている。また、他の実施例のも
のは、十字形施工部材21、L字形施工部材22、T字
形施工部材23の端部には、隣接する端部同士が互いに
噛合する噛合部31、32、33が形成されている。さ
らに、他の実施例のものは、十字形施工部材21、L字
形施工部材22、T字形施工部材23には連設する方向
の両端部に互いに係合する係合部28、29、30を備
えて形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構築物の壁面等に使
用されるガラスブロック等のブロックを経緯方向に組立
てる際に用いるブロックの組立用施工部材に関する。
用されるガラスブロック等のブロックを経緯方向に組立
てる際に用いるブロックの組立用施工部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスブロックは断熱性に優れか
つ光線を透過させる性質を有することから構築物の壁面
等に経緯方向に組み合わされて使用されている。この種
のガラスブロックは、並行する二面を中空の連結部を介
して連結し、二面間には凹部を有して形成されている
が、現在、各面の肉厚8mm程度で縦、横、幅が190
mm×190mm×95mmのもの、145mm×30
0mm×95mmのもの、115mm×115mm×8
0mmのもの等の種々の形状、大きさのものが使用され
ている。
つ光線を透過させる性質を有することから構築物の壁面
等に経緯方向に組み合わされて使用されている。この種
のガラスブロックは、並行する二面を中空の連結部を介
して連結し、二面間には凹部を有して形成されている
が、現在、各面の肉厚8mm程度で縦、横、幅が190
mm×190mm×95mmのもの、145mm×30
0mm×95mmのもの、115mm×115mm×8
0mmのもの等の種々の形状、大きさのものが使用され
ている。
【0003】このガラスブロックによる壁面の構築を図
48に示す湿式工法に基づいて説明する。まず、構築物
躯体にステンレス或はアルミニューム等により形成され
た金属枠12を取付固定する。この金属枠12には底部
内面にすべり材12a及びアンカーピース12bを取り
付け、側部及び上部内面(図示せず)にすべり材12
a、緩衝材12c及びアンカーピース12bを取り付け
る。金属枠12の取り付けを完了した後には、金属枠1
2の内外両面にシーリング材の幅を残し、かつ、目地幅
10mmとなるようにガラスブロック1、1、1、・・・
を経緯方向に並べる。しかる後、ガラスブロック1、
1、1、・・・の凹部3とアンカーピース12bの隙間
1B及びガラスブロック1の凹部3同士の隙間1Aに二
本の鉄筋を所定間隔を存して連結して形成した梯子状の
補強用力骨24、24、24又は図示されていないが一
本の鉄筋の補強用力骨を挿入しながら、隙間1A、1B
及び凹部5にモルタルを流し込んでガラスブロック1間
を固定する。このガラスブロック1間の固定を行いなが
ら、順次経緯方向にガラスブロック1、1、1、・・・
を配置することによりガラスブロック壁11が構築され
る。そして、最後に隙間1A、1Bに化粧用のモルタル
を詰めることにより仕上げを行う。このように、従来の
ガラスブロック1の組立は、シーリング材、モルタル等
を使用する湿式工法により行われていた。
48に示す湿式工法に基づいて説明する。まず、構築物
躯体にステンレス或はアルミニューム等により形成され
た金属枠12を取付固定する。この金属枠12には底部
内面にすべり材12a及びアンカーピース12bを取り
付け、側部及び上部内面(図示せず)にすべり材12
a、緩衝材12c及びアンカーピース12bを取り付け
る。金属枠12の取り付けを完了した後には、金属枠1
2の内外両面にシーリング材の幅を残し、かつ、目地幅
10mmとなるようにガラスブロック1、1、1、・・・
を経緯方向に並べる。しかる後、ガラスブロック1、
1、1、・・・の凹部3とアンカーピース12bの隙間
1B及びガラスブロック1の凹部3同士の隙間1Aに二
本の鉄筋を所定間隔を存して連結して形成した梯子状の
補強用力骨24、24、24又は図示されていないが一
本の鉄筋の補強用力骨を挿入しながら、隙間1A、1B
及び凹部5にモルタルを流し込んでガラスブロック1間
を固定する。このガラスブロック1間の固定を行いなが
ら、順次経緯方向にガラスブロック1、1、1、・・・
を配置することによりガラスブロック壁11が構築され
る。そして、最後に隙間1A、1Bに化粧用のモルタル
を詰めることにより仕上げを行う。このように、従来の
ガラスブロック1の組立は、シーリング材、モルタル等
を使用する湿式工法により行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記湿式工
法によるものは、ガラスブロック1間は、隙間1A、1
B及び凹部3にモルタルを詰めることにより固定すると
ともに、ガラスブロック1間の隙間1Aには補強用力骨
24を挿入して補強を行うものである。ところが、モル
タルは流動性があり、また、補強用力骨24はモルタル
の固定前は固定されておらずぐらつきやすいので、ガラ
スブロック1は位置ずれが生じやすい。このため、ガラ
スブロック1間は隙間1Aを一定間隔に保持して各辺部
が直線的に連続するようにガラスブロック1を組み立て
ることは難しい。したがって、ガラスブロック壁11が
経方向又は緯方向に狂いなく整然と組み立てるられるか
いなかは作業者の熟練度に左右される。
法によるものは、ガラスブロック1間は、隙間1A、1
B及び凹部3にモルタルを詰めることにより固定すると
ともに、ガラスブロック1間の隙間1Aには補強用力骨
24を挿入して補強を行うものである。ところが、モル
タルは流動性があり、また、補強用力骨24はモルタル
の固定前は固定されておらずぐらつきやすいので、ガラ
スブロック1は位置ずれが生じやすい。このため、ガラ
スブロック1間は隙間1Aを一定間隔に保持して各辺部
が直線的に連続するようにガラスブロック1を組み立て
ることは難しい。したがって、ガラスブロック壁11が
経方向又は緯方向に狂いなく整然と組み立てるられるか
いなかは作業者の熟練度に左右される。
【0005】本発明は上記実状に鑑がみて創案されたも
のであって、熟練を要することなく、ガラスブロックを
各辺が直線的に連続し経方向又は緯方向に整然と組み立
てることができるブロックの組立用施工部材を提供しよ
うとするものである。
のであって、熟練を要することなく、ガラスブロックを
各辺が直線的に連続し経方向又は緯方向に整然と組み立
てることができるブロックの組立用施工部材を提供しよ
うとするものである。
【0006】また、本発明の他の目的は、金属枠を予め
設けなくとも、ガラスブロックを各辺が直線的に連続し
経方向又は緯方向に整然と組み立てることができ、設
計、施工の自由度を高めるブロックの組立用施工部材を
提供しようとするものである。
設けなくとも、ガラスブロックを各辺が直線的に連続し
経方向又は緯方向に整然と組み立てることができ、設
計、施工の自由度を高めるブロックの組立用施工部材を
提供しようとするものである。
【0007】また、本発明の他の目的は、モルタルを使
用しない乾式工法によるものでありながら、ガラスブロ
ックと組立用施工部材との隙間から、降雨等の際、特
に、風圧を伴った強雨等の際に、水が吹き付けて外部か
ら内部へ浸透することを防止することである。
用しない乾式工法によるものでありながら、ガラスブロ
ックと組立用施工部材との隙間から、降雨等の際、特
に、風圧を伴った強雨等の際に、水が吹き付けて外部か
ら内部へ浸透することを防止することである。
【0008】また、本発明の他の目的は、モルタルを使
用しない乾式工法によるものでありながら、組立用施工
部材の端部間から、降雨等の際、特に、風圧を伴った強
雨等の際に、水が吹き付けて外部から内部へ浸透するこ
とを防止することである。
用しない乾式工法によるものでありながら、組立用施工
部材の端部間から、降雨等の際、特に、風圧を伴った強
雨等の際に、水が吹き付けて外部から内部へ浸透するこ
とを防止することである。
【0009】また、本発明の他の目的は、より一層容易
に、ガラスブロックを各辺が直線的に連続し経方向又は
緯方向に整然と組み立てることができるブロックの組立
用施工部材を提供しようとするものである。
に、ガラスブロックを各辺が直線的に連続し経方向又は
緯方向に整然と組み立てることができるブロックの組立
用施工部材を提供しようとするものである。
【0010】また、本発明の他の目的は、補強用力骨が
なくとも、あるいは、補強用力骨と相まってより一層強
固にガラスブロック間を補強することを目的とする。
なくとも、あるいは、補強用力骨と相まってより一層強
固にガラスブロック間を補強することを目的とする。
【0011】さらに、本発明の他の目的は、1部のガラ
スブロックの取り替え、あるいは、全体の取り壊し等を
一層容易にすることを目的とする。
スブロックの取り替え、あるいは、全体の取り壊し等を
一層容易にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、経方向又は緯方向に組立てるブロックの
凹部内に配置して経方向又は緯方向に組立てるブロック
間に介在させる弾性体からなるブロックの組立用施工部
材であって、上記弾性体は、ブロックの凹部内からその
面の隙間に突出して面の外周に圧接される防水部が形成
されて構成された。また、前記弾性体は、連設方向の端
部にガラスブロックの面と同一方向の壁面を有し隣接す
る端部同士が互いに噛合する噛合部が形成されて構成さ
れることが好ましい。また、前記弾性体は、隣接する端
部同士が互いに噛合して係合する防水部に形成されて構
成された。また、経方向又は緯方向に組立てるブロック
の凹部内に配置して経方向又は緯方向に組立てるブロッ
ク間に介在させる弾性体からなるブロックの組立用施工
部材であって、上記弾性体は、経方向又は緯方向の連設
する方向に係合可能な連結部が形成されて構成された。
また、前記連結部は、ブロックの辺部の位置で係合可能
に形成されて構成されることが好ましい。さらに、前記
連結部は、連設方向と交差する方向からのみ係合解除が
可能に形成されて構成されることが好ましい。
成するために、経方向又は緯方向に組立てるブロックの
凹部内に配置して経方向又は緯方向に組立てるブロック
間に介在させる弾性体からなるブロックの組立用施工部
材であって、上記弾性体は、ブロックの凹部内からその
面の隙間に突出して面の外周に圧接される防水部が形成
されて構成された。また、前記弾性体は、連設方向の端
部にガラスブロックの面と同一方向の壁面を有し隣接す
る端部同士が互いに噛合する噛合部が形成されて構成さ
れることが好ましい。また、前記弾性体は、隣接する端
部同士が互いに噛合して係合する防水部に形成されて構
成された。また、経方向又は緯方向に組立てるブロック
の凹部内に配置して経方向又は緯方向に組立てるブロッ
ク間に介在させる弾性体からなるブロックの組立用施工
部材であって、上記弾性体は、経方向又は緯方向の連設
する方向に係合可能な連結部が形成されて構成された。
また、前記連結部は、ブロックの辺部の位置で係合可能
に形成されて構成されることが好ましい。さらに、前記
連結部は、連設方向と交差する方向からのみ係合解除が
可能に形成されて構成されることが好ましい。
【0013】
(実施例1)図1は交差状に組立てた施工部材の斜視
図、図2は経方向に配置することが好ましい弾性体の斜
視図、図3は経方向に配置することが好ましい弾性体の
平面図、図4は経方向に配置することが好ましい弾性体
の側面図、図5は経方向に配置することが好ましい弾性
体の正面図、図6は緯方向に配置することが好ましい弾
性体の斜視図、図7は緯方向に配置することが好ましい
弾性体の平面図、図8は緯方向に配置することが好まし
い弾性体の側面図、図9は緯方向に配置することが好ま
しい弾性体の正面図、図10はL字形施工部材の側面
図、図11はL字形施工部材の正面図、図12はT字形
施工部材の側面図、図13はT字形施工部材の正面図、
図14はガラスブロックの斜視図、図15はガラスブロ
ックの側面図、図16はガラスブロック壁の乾式工法を
説明するための正面図、図17は図16図の〓−〓線断
面図である。
図、図2は経方向に配置することが好ましい弾性体の斜
視図、図3は経方向に配置することが好ましい弾性体の
平面図、図4は経方向に配置することが好ましい弾性体
の側面図、図5は経方向に配置することが好ましい弾性
体の正面図、図6は緯方向に配置することが好ましい弾
性体の斜視図、図7は緯方向に配置することが好ましい
弾性体の平面図、図8は緯方向に配置することが好まし
い弾性体の側面図、図9は緯方向に配置することが好ま
しい弾性体の正面図、図10はL字形施工部材の側面
図、図11はL字形施工部材の正面図、図12はT字形
施工部材の側面図、図13はT字形施工部材の正面図、
図14はガラスブロックの斜視図、図15はガラスブロ
ックの側面図、図16はガラスブロック壁の乾式工法を
説明するための正面図、図17は図16図の〓−〓線断
面図である。
【0014】ガラスブロック1は平行する二面2、2が
中空の連結部3を介して結合されており、その中央には
結合時に形成される結合突起4を有している。連結部3
の切断断面積は二面2、2の面積より小さく形成されて
おり、この結果、二面2、2間には凹部5が形成され
る。ガラスブロック1は、従来のものと同様、面2の肉
厚8mm程度で縦、横、幅が190mm×190mm×
95mmのもの、145mm×300mm×95mmの
もの、115mm×115mm×80mmのもの等種々
の形状、大きさのものが使用される。
中空の連結部3を介して結合されており、その中央には
結合時に形成される結合突起4を有している。連結部3
の切断断面積は二面2、2の面積より小さく形成されて
おり、この結果、二面2、2間には凹部5が形成され
る。ガラスブロック1は、従来のものと同様、面2の肉
厚8mm程度で縦、横、幅が190mm×190mm×
95mmのもの、145mm×300mm×95mmの
もの、115mm×115mm×80mmのもの等種々
の形状、大きさのものが使用される。
【0015】ガラスブロック壁11は従来例同様構築物
躯体に取り付けれれたステンレス或いはアルミニューム
等により形成された金属枠12内にガラスブロック1を
経緯方向に並べて組み立てることにより構成されてい
る。ガラスブロック1の凹部5内には硬質弾性体により
形成された十字形施工部材21、L字形施工部材22、
T字形施工部材23が配置されてガラスブロック1間に
介在されている。
躯体に取り付けれれたステンレス或いはアルミニューム
等により形成された金属枠12内にガラスブロック1を
経緯方向に並べて組み立てることにより構成されてい
る。ガラスブロック1の凹部5内には硬質弾性体により
形成された十字形施工部材21、L字形施工部材22、
T字形施工部材23が配置されてガラスブロック1間に
介在されている。
【0016】上記十字形施工部材21は、金属枠12の
中間部に角部を付け合せて矩形状に4個並べられるガラ
スブロック1の角部間に介在されるものであり、十字の
各長さはガラスブロック1の一辺の長さとほぼ同一に形
成されている。すなわち、十字形施工部材21は、4個
のガラスブロック1の角部間に介在させた状態で、隣接
するガラスブロック1の各辺部の1/2(中央)の位置
まで経緯方向に延出しその端部が隣接する十字形施工部
材21の端部と隙間なく接するようになっている。
中間部に角部を付け合せて矩形状に4個並べられるガラ
スブロック1の角部間に介在されるものであり、十字の
各長さはガラスブロック1の一辺の長さとほぼ同一に形
成されている。すなわち、十字形施工部材21は、4個
のガラスブロック1の角部間に介在させた状態で、隣接
するガラスブロック1の各辺部の1/2(中央)の位置
まで経緯方向に延出しその端部が隣接する十字形施工部
材21の端部と隙間なく接するようになっている。
【0017】上記十字形施工部材21は係脱自在な経方
向弾性体21A及び緯方向弾性体21aから構成されて
おり、使用にあたって両弾性体21A、21aを図1に
示すように十字状に交差係合させる。両弾性体21A、
21aには長手方向中央に交差係合するための係合溝2
1B、21bが形成されている。また、両弾性体21
A、21aはそれぞれ中央部をくり抜いた矩形板状に形
成されており、幅方向には両面に上記ガラスブロック1
の結合突起3に係止する係止溝21C、21cがそれぞ
れ一条形成されるとともに、一面に鉄筋を梯子状に形成
した補強用力骨(補強筋)(図示せず)又は一本の鉄筋
の補強用力骨(補強筋)を嵌合する嵌合溝21D、21
dが二条形成されている。嵌合溝21D、21dは図2
及び図6に示すように、ともにU字状に形成されている
が、経方向弾性体21Aの嵌合溝21Dは開口部位が緯
方向弾性体21aに形成された嵌合溝21dの開口部位
より幅狭に形成されている。すなわち、経方向弾性体2
1Aの嵌合溝21Dは緯方向弾性体21aの嵌合溝21
dより補強用力骨24に対して係合力が強く形成されて
いる。また、経方向弾性体21Aには、係合溝21Bの
両縁部の位置、すなわち、経方向弾性体21A及び緯方
向弾性体21aを交差係合させた十字形施工部材21の
交差位置に、ガラスブロック1の連結部3の角部のアー
ルに合わせてアール21Eが形成されている。
向弾性体21A及び緯方向弾性体21aから構成されて
おり、使用にあたって両弾性体21A、21aを図1に
示すように十字状に交差係合させる。両弾性体21A、
21aには長手方向中央に交差係合するための係合溝2
1B、21bが形成されている。また、両弾性体21
A、21aはそれぞれ中央部をくり抜いた矩形板状に形
成されており、幅方向には両面に上記ガラスブロック1
の結合突起3に係止する係止溝21C、21cがそれぞ
れ一条形成されるとともに、一面に鉄筋を梯子状に形成
した補強用力骨(補強筋)(図示せず)又は一本の鉄筋
の補強用力骨(補強筋)を嵌合する嵌合溝21D、21
dが二条形成されている。嵌合溝21D、21dは図2
及び図6に示すように、ともにU字状に形成されている
が、経方向弾性体21Aの嵌合溝21Dは開口部位が緯
方向弾性体21aに形成された嵌合溝21dの開口部位
より幅狭に形成されている。すなわち、経方向弾性体2
1Aの嵌合溝21Dは緯方向弾性体21aの嵌合溝21
dより補強用力骨24に対して係合力が強く形成されて
いる。また、経方向弾性体21Aには、係合溝21Bの
両縁部の位置、すなわち、経方向弾性体21A及び緯方
向弾性体21aを交差係合させた十字形施工部材21の
交差位置に、ガラスブロック1の連結部3の角部のアー
ルに合わせてアール21Eが形成されている。
【0018】また、上記L字形施工部材22は金属枠1
2の隅部に沿わせて配置するガラスブロック1と金属枠
12との間に介在されるものであり、一片の長さはガラ
スブロック1の一辺の長さの1/2に形成されている。
すなわち、このL字形施工部材22は、金属枠12とガ
ラスブロック1と間に介在させた状態で、そのガラスブ
ロック1の各辺部の1/2(中央)の位置まで経緯方向
に延出しその端部が隣接するT字形施工部材23の端部
と隙間なく接するようになっている。このL字形施工部
材22には上記十字形施工部材21同様にガラスブロッ
ク1の結合突起3を係止する係止溝(図示せず)及び梯
子状補強用力骨(補強筋)(図示せず)又は一本の鉄筋
の補強用力骨(補強筋)を嵌合する嵌合溝(図示せず)
が形成されている。また、このL字形施工部材22は、
上記経方向弾性体21A及び緯方向弾性体21a同様
に、内角部の位置に、ガラスブロック1の連結部3の角
部のアールに合わせてアール22Eが形成されている。
2の隅部に沿わせて配置するガラスブロック1と金属枠
12との間に介在されるものであり、一片の長さはガラ
スブロック1の一辺の長さの1/2に形成されている。
すなわち、このL字形施工部材22は、金属枠12とガ
ラスブロック1と間に介在させた状態で、そのガラスブ
ロック1の各辺部の1/2(中央)の位置まで経緯方向
に延出しその端部が隣接するT字形施工部材23の端部
と隙間なく接するようになっている。このL字形施工部
材22には上記十字形施工部材21同様にガラスブロッ
ク1の結合突起3を係止する係止溝(図示せず)及び梯
子状補強用力骨(補強筋)(図示せず)又は一本の鉄筋
の補強用力骨(補強筋)を嵌合する嵌合溝(図示せず)
が形成されている。また、このL字形施工部材22は、
上記経方向弾性体21A及び緯方向弾性体21a同様
に、内角部の位置に、ガラスブロック1の連結部3の角
部のアールに合わせてアール22Eが形成されている。
【0019】さらに、上記T字形施工部材23は金属枠
12の辺部に沿わせて配置するガラスブロック1間及び
ガラスブロック1と金属枠12との間に介在されるもの
であり、1片の長さがガラスブロック1の一辺の長さの
1/2に形成されている。すなわち、このT字形施工部
材23は、金属枠12の辺部に沿わせて配置するガラス
ブロック1間及びガラスブロック1と金属枠12との間
に介在させた状態で、そのガラスブロック1の各辺部の
1/2(中央)の位置まで経緯方向に延出しその端部が
隣接する十字形施工部材21の端部、T字形施工部材2
3の端部あるいはL字形施工部材22の端部と隙間なく
接するようになっている。このT字形施工部材23には
十字形施工部材21及びL字形施工部材22同様にガラ
スブロック1の結合突起3を係止する係止溝(図示せ
ず)及び梯子状補強用力骨(補強筋)(図示せず)又は
一本の鉄筋の補強用力骨(補強筋)を嵌合する嵌合溝
(図示せず)が形成されている。また、このT字形施工
部材23は、上記十字形施工部材21、L字形施工部材
22同様に、内角部の位置に、ガラスブロック1の連結
部3の角部のアールに合わせてアール23Eが形成され
ている。
12の辺部に沿わせて配置するガラスブロック1間及び
ガラスブロック1と金属枠12との間に介在されるもの
であり、1片の長さがガラスブロック1の一辺の長さの
1/2に形成されている。すなわち、このT字形施工部
材23は、金属枠12の辺部に沿わせて配置するガラス
ブロック1間及びガラスブロック1と金属枠12との間
に介在させた状態で、そのガラスブロック1の各辺部の
1/2(中央)の位置まで経緯方向に延出しその端部が
隣接する十字形施工部材21の端部、T字形施工部材2
3の端部あるいはL字形施工部材22の端部と隙間なく
接するようになっている。このT字形施工部材23には
十字形施工部材21及びL字形施工部材22同様にガラ
スブロック1の結合突起3を係止する係止溝(図示せ
ず)及び梯子状補強用力骨(補強筋)(図示せず)又は
一本の鉄筋の補強用力骨(補強筋)を嵌合する嵌合溝
(図示せず)が形成されている。また、このT字形施工
部材23は、上記十字形施工部材21、L字形施工部材
22同様に、内角部の位置に、ガラスブロック1の連結
部3の角部のアールに合わせてアール23Eが形成され
ている。
【0020】また、十字形施工部材21、L字形施工部
材22、T字形施工部材23には、ガラスブロック1、
1、1、・・・の凹部5内に配置させた状態で、凹部5
内から隙間1Aに突出し両面2、2の外周や金属枠12
の内周等に挟圧された状態で接する突出部25A、25
a、26、27が一体形成されている。
材22、T字形施工部材23には、ガラスブロック1、
1、1、・・・の凹部5内に配置させた状態で、凹部5
内から隙間1Aに突出し両面2、2の外周や金属枠12
の内周等に挟圧された状態で接する突出部25A、25
a、26、27が一体形成されている。
【0021】すなわち、上記十字形施工部材21の経方
向弾性体21A及び緯方向弾性体21aには、ガラスブ
ロック1の面2の外周間に形成される隙間1Aから外部
に露出する部位、すなわち、係合溝21B、21bが形
成された側の外面には、突出部25A、25aが一体形
成されている。この突出部25A、25aは、経方向弾
性体21A及び緯方向弾性体21aをガラスブロック1
の凹部5間に挟んで配置させた状態で、面2間の隙間1
Aに突出し、面2の外周に挟圧される状態となり、その
弾力によりガラスブロック1の外周に密着状に接するよ
うになっている。また、この突出部25A、25aは、
金色、銀色等適宜の色Cが着色されており、化粧目地を
施さなくとも十分な美観を呈するものである。また、2
5Eは、ガラスブロック1の面部2の角部のアールに合
わせて形成されたアールである。
向弾性体21A及び緯方向弾性体21aには、ガラスブ
ロック1の面2の外周間に形成される隙間1Aから外部
に露出する部位、すなわち、係合溝21B、21bが形
成された側の外面には、突出部25A、25aが一体形
成されている。この突出部25A、25aは、経方向弾
性体21A及び緯方向弾性体21aをガラスブロック1
の凹部5間に挟んで配置させた状態で、面2間の隙間1
Aに突出し、面2の外周に挟圧される状態となり、その
弾力によりガラスブロック1の外周に密着状に接するよ
うになっている。また、この突出部25A、25aは、
金色、銀色等適宜の色Cが着色されており、化粧目地を
施さなくとも十分な美観を呈するものである。また、2
5Eは、ガラスブロック1の面部2の角部のアールに合
わせて形成されたアールである。
【0022】また、上記L字形施工部材22には、十字
形施工部材21同様に、ガラスブロック1の面2の外周
と金属枠12の内周との間に形成される隙間1Bから外
部に露出する部位には、突出部26が一体形成されてい
る。この突出部26は、L字形施工部材22をガラスブ
ロック1の凹部5と金属枠12の凹部(図示せず)との
間に挟んで配置させた状態で、面2と金属枠12との隙
間1Bに突出し、面2の外周と金属枠12の内周との間
に挟圧される状態となり、その弾力によりガラスブロッ
ク1の外周と金属枠12の内周とに密着状に接するよう
になっている。また、この突出部26は、金色、銀色等
適宜の色Cが着色されており、化粧目地を施さなくとも
十分な美観を呈するものである。また、26Eは、ガラ
スブロック1の面部2の角部のアールに合わせて形成さ
れたアールである。
形施工部材21同様に、ガラスブロック1の面2の外周
と金属枠12の内周との間に形成される隙間1Bから外
部に露出する部位には、突出部26が一体形成されてい
る。この突出部26は、L字形施工部材22をガラスブ
ロック1の凹部5と金属枠12の凹部(図示せず)との
間に挟んで配置させた状態で、面2と金属枠12との隙
間1Bに突出し、面2の外周と金属枠12の内周との間
に挟圧される状態となり、その弾力によりガラスブロッ
ク1の外周と金属枠12の内周とに密着状に接するよう
になっている。また、この突出部26は、金色、銀色等
適宜の色Cが着色されており、化粧目地を施さなくとも
十分な美観を呈するものである。また、26Eは、ガラ
スブロック1の面部2の角部のアールに合わせて形成さ
れたアールである。
【0023】さらに、T字形施工部材23には、十字形
施工部材21、L字形施工部材22同様に、ガラスブロ
ック1の面2の外周間に形成される隙間1Aから外部に
露出する部位又はガラスブロック1の面2の外周と金属
枠12の内周との間に形成される隙間1Bから外部に露
出する部位には、突出部27が一体形成されている。こ
の突出部27は、T字形施工部材23は、ガラスブロッ
ク1の凹部5間及びガラスブロック1の凹部5と金属枠
12の凹部(図示せず)との間に挟んで配置させた状態
で、ガラスブロック1、1の面2の間の隙間1A及び面
2と金属枠12との隙間1Bに突出し、ガラスブロック
1の外周間に挟圧される状態となるとともに、ガラスブ
ロック1の外周と金属枠12の内周との間に挟圧される
状態となり、その弾力によりガラスブロック1の外周に
密着状に接するとともに、ガラスブロック1の外周と金
属枠12の内周とに密着状に接するようになっている。
また、この突出部27は、金色、銀色等適宜の色Cが着
色されており、化粧目地を施さなくとも十分な美観を呈
するものである。また、27Eは、ガラスブロック1の
面部2の角部のアールに合わせて形成されたアールであ
る。
施工部材21、L字形施工部材22同様に、ガラスブロ
ック1の面2の外周間に形成される隙間1Aから外部に
露出する部位又はガラスブロック1の面2の外周と金属
枠12の内周との間に形成される隙間1Bから外部に露
出する部位には、突出部27が一体形成されている。こ
の突出部27は、T字形施工部材23は、ガラスブロッ
ク1の凹部5間及びガラスブロック1の凹部5と金属枠
12の凹部(図示せず)との間に挟んで配置させた状態
で、ガラスブロック1、1の面2の間の隙間1A及び面
2と金属枠12との隙間1Bに突出し、ガラスブロック
1の外周間に挟圧される状態となるとともに、ガラスブ
ロック1の外周と金属枠12の内周との間に挟圧される
状態となり、その弾力によりガラスブロック1の外周に
密着状に接するとともに、ガラスブロック1の外周と金
属枠12の内周とに密着状に接するようになっている。
また、この突出部27は、金色、銀色等適宜の色Cが着
色されており、化粧目地を施さなくとも十分な美観を呈
するものである。また、27Eは、ガラスブロック1の
面部2の角部のアールに合わせて形成されたアールであ
る。
【0024】上記突出部25A、25a、26、27は
先端にいくにつれて幅狭に形成されており、両側はガラ
スブロック1の面2の外周に合わせて凹状に湾曲形成さ
れている。
先端にいくにつれて幅狭に形成されており、両側はガラ
スブロック1の面2の外周に合わせて凹状に湾曲形成さ
れている。
【0025】次に、このガラスブロック1による壁面1
1の構築を図16に基づいて説明する。
1の構築を図16に基づいて説明する。
【0026】ガラスブロック1の組立てに先だって、構
築物躯体に金属枠12を取付固定する。この金属枠12
には底部内面、側部及び上部内面にアンカーピースが取
り付けられる。金属枠12の取り付けが完了した後、ガ
ラスブロック1、1、1、・・・を経緯方向に並べる。
このガラスブロック1を並べるときに、金属枠12の隅
部においてはL字形施工部材22を沿わせて接着した
後、L字形施工部材22の各片がガラスブロック1の凹
部5内に配置された状態に介在させ、金属枠12の辺部
においてはT字形施工部材23を沿わせて接着した後、
T字形施工部材23の各片がガラスブロック1の凹部5
内に配置された状態に介在させ、さらに、十字形施工部
材21は金属枠12の中間部のガラスブロック1が4個
矩形状に接する位置で、各片部が各ガラスブロック1の
凹部3内に配置された状態に介在させ、各施工部材2
1、22、23と各ガラスブロック1間とをそれぞれ適
宜接着材で接着する。この際、十字形施工部材21は経
方向弾性体21Aを経方向に、緯方向弾性体21aを緯
方向にして配置する。そして、補強用力骨24を十字形
施工部材21の介在とともに、あるいは十字形施工部材
21を介在させた後、嵌合溝21D、21dに嵌入させ
る。なお、各施工部材21、22、23と各ガラスブロ
ック1との間は接着材により接着したものを示している
が、接着しないものでもよい。すなわち、各施工部材2
1、22、23と各ガラスブロック1との間は、各施工
部材21、22、23が各ガラスブロック1の凹部5内
に配置されて固定されるため、接着しなくとも崩壊等の
おそれはないが、念のため、接着するものである。
築物躯体に金属枠12を取付固定する。この金属枠12
には底部内面、側部及び上部内面にアンカーピースが取
り付けられる。金属枠12の取り付けが完了した後、ガ
ラスブロック1、1、1、・・・を経緯方向に並べる。
このガラスブロック1を並べるときに、金属枠12の隅
部においてはL字形施工部材22を沿わせて接着した
後、L字形施工部材22の各片がガラスブロック1の凹
部5内に配置された状態に介在させ、金属枠12の辺部
においてはT字形施工部材23を沿わせて接着した後、
T字形施工部材23の各片がガラスブロック1の凹部5
内に配置された状態に介在させ、さらに、十字形施工部
材21は金属枠12の中間部のガラスブロック1が4個
矩形状に接する位置で、各片部が各ガラスブロック1の
凹部3内に配置された状態に介在させ、各施工部材2
1、22、23と各ガラスブロック1間とをそれぞれ適
宜接着材で接着する。この際、十字形施工部材21は経
方向弾性体21Aを経方向に、緯方向弾性体21aを緯
方向にして配置する。そして、補強用力骨24を十字形
施工部材21の介在とともに、あるいは十字形施工部材
21を介在させた後、嵌合溝21D、21dに嵌入させ
る。なお、各施工部材21、22、23と各ガラスブロ
ック1との間は接着材により接着したものを示している
が、接着しないものでもよい。すなわち、各施工部材2
1、22、23と各ガラスブロック1との間は、各施工
部材21、22、23が各ガラスブロック1の凹部5内
に配置されて固定されるため、接着しなくとも崩壊等の
おそれはないが、念のため、接着するものである。
【0027】以降以上の手順と同様な手順により、施工
部材21、22、23を介在させながらガラスブロック
1、1、1、・・・を順次経緯方向に並べることによ
り、ブロック壁11が完了する。
部材21、22、23を介在させながらガラスブロック
1、1、1、・・・を順次経緯方向に並べることによ
り、ブロック壁11が完了する。
【0028】この状態で、十字形施工部材21は、経方
向弾性体21A及び緯方向弾性体21aがガラスブロッ
ク1の凹部5間に挟んで配置されており、その突出部2
5A、25aは面2の外周間の隙間1Aに突出し、面2
の外周に挟圧されてたわみ、その弾力によりガラスブロ
ック1の外周に密着状に接している。
向弾性体21A及び緯方向弾性体21aがガラスブロッ
ク1の凹部5間に挟んで配置されており、その突出部2
5A、25aは面2の外周間の隙間1Aに突出し、面2
の外周に挟圧されてたわみ、その弾力によりガラスブロ
ック1の外周に密着状に接している。
【0029】また、L字形施工部材22は、ガラスブロ
ック1の凹部5と金属枠12の凹部(図示せず)との間
に挟んで配置されており、その突出部26は面2の外周
及び金属枠12の内周との間の隙間1Bに突出し、面2
の外周及び金属枠12の内周に挟圧されてたわみ、その
弾力によりガラスブロック1の外周及び金属枠12の内
周に密着状に接している。
ック1の凹部5と金属枠12の凹部(図示せず)との間
に挟んで配置されており、その突出部26は面2の外周
及び金属枠12の内周との間の隙間1Bに突出し、面2
の外周及び金属枠12の内周に挟圧されてたわみ、その
弾力によりガラスブロック1の外周及び金属枠12の内
周に密着状に接している。
【0030】さらに、T字形施工部材23は、ガラスブ
ロック1の凹部5間及びガラスブロック1の凹部5と金
属枠12の凹部(図示せず)との間に挟んで配置されて
おり、その突出部27は面2の外周間の隙間1Aに突出
するとともに、面2の外周及び金属枠12の内周との間
の隙間1Bに突出し、面2の外周に挟圧されてたわむと
ともに、面2の外周及び金属枠12の内周に挟圧されて
たわみ、その弾力によりガラスブロック1の外周に密着
状に接するとともに、ガラスブロック1の外周及び金属
枠12の内周に密着状に接している。
ロック1の凹部5間及びガラスブロック1の凹部5と金
属枠12の凹部(図示せず)との間に挟んで配置されて
おり、その突出部27は面2の外周間の隙間1Aに突出
するとともに、面2の外周及び金属枠12の内周との間
の隙間1Bに突出し、面2の外周に挟圧されてたわむと
ともに、面2の外周及び金属枠12の内周に挟圧されて
たわみ、その弾力によりガラスブロック1の外周に密着
状に接するとともに、ガラスブロック1の外周及び金属
枠12の内周に密着状に接している。
【0031】このように、金属枠12の中央に配置され
るガラスブロック1間に十字形施工部材21を介在さ
せ、かつ、施工部材21の嵌合溝21D、21dに補強
用力骨24を嵌合させることにより、ガラスブロック1
間は一定間隔に保持され、かつ、補強用力骨24は施工
部材21の嵌合溝22D、22dに係合して位置ずれが
防止され、さらに、各十字形施工部材21は補強用力骨
24により経緯方向に連結されるので、ガラスブロック
1は各辺部が直線的に並び経方向及び緯方向荷」狂いな
く整然と並べられる。また、各ガラスブロック1間には
補強用力骨24が介在しているので、強度を強化するこ
とができる。
るガラスブロック1間に十字形施工部材21を介在さ
せ、かつ、施工部材21の嵌合溝21D、21dに補強
用力骨24を嵌合させることにより、ガラスブロック1
間は一定間隔に保持され、かつ、補強用力骨24は施工
部材21の嵌合溝22D、22dに係合して位置ずれが
防止され、さらに、各十字形施工部材21は補強用力骨
24により経緯方向に連結されるので、ガラスブロック
1は各辺部が直線的に並び経方向及び緯方向荷」狂いな
く整然と並べられる。また、各ガラスブロック1間には
補強用力骨24が介在しているので、強度を強化するこ
とができる。
【0032】また、十字形施工部材21は経方向弾性体
21Aに形成された嵌合溝21Dが緯方向弾性体21a
に形成された嵌合溝21dより係合力が強いことから、
十字形施工部材21は補強用力骨24の緯方向への移動
が比較的やりやすい一方、経方向へずり落ちることが防
止されるので、補強用力骨24の取り付けが容易とな
る。
21Aに形成された嵌合溝21Dが緯方向弾性体21a
に形成された嵌合溝21dより係合力が強いことから、
十字形施工部材21は補強用力骨24の緯方向への移動
が比較的やりやすい一方、経方向へずり落ちることが防
止されるので、補強用力骨24の取り付けが容易とな
る。
【0033】また、上記実施例では十字形施工部材21
は経方向弾性体21 、緯方向弾性体21 を着脱自在
に交差係合させて形成されており、適宜別々に分離する
ことができるので、単独で使用することができるととも
に、かさばらずに保管することができる。
は経方向弾性体21 、緯方向弾性体21 を着脱自在
に交差係合させて形成されており、適宜別々に分離する
ことができるので、単独で使用することができるととも
に、かさばらずに保管することができる。
【0034】また、上記実施例ではガラスブロッック1
間はモルタル等の固着部材を用いることなく施工するこ
とができるので、固着時間が省略されて短時間に施工で
きる上、1部のガラスブロック1を破損等により入れ替
えなければならなくなった場合には容易に入れ替えを行
うことができるとともに、周囲のガラスブロック1の破
損を防止できる。
間はモルタル等の固着部材を用いることなく施工するこ
とができるので、固着時間が省略されて短時間に施工で
きる上、1部のガラスブロック1を破損等により入れ替
えなければならなくなった場合には容易に入れ替えを行
うことができるとともに、周囲のガラスブロック1の破
損を防止できる。
【0035】さらに、ガラスブロック1間に施工部材2
1、22、23を介在させることにより、ガラスブロッ
ク1間は一定間隔に保持され、ガラスブロック1は各辺
部が直線的に並び経方向及び緯方向に狂いなく整然と並
べられることにより、金属枠12がなくとも、形状を安
定させて組立てることができ、予め、金属枠12内に組
立てるのではなく、ガラスブロック1を組立てた後に、
金属枠12を設けることができるので、金属枠12の形
状にとらわれることなく種々の形状を決めることがで
き、これにより、設計の自由度、施工の自由度を高める
ことができる。
1、22、23を介在させることにより、ガラスブロッ
ク1間は一定間隔に保持され、ガラスブロック1は各辺
部が直線的に並び経方向及び緯方向に狂いなく整然と並
べられることにより、金属枠12がなくとも、形状を安
定させて組立てることができ、予め、金属枠12内に組
立てるのではなく、ガラスブロック1を組立てた後に、
金属枠12を設けることができるので、金属枠12の形
状にとらわれることなく種々の形状を決めることがで
き、これにより、設計の自由度、施工の自由度を高める
ことができる。
【0036】また、ガラスブロック1の凹部5間又はガ
ラスブロック1の凹部5と金属枠12の凹部(図示せ
ず)との間に挟んで配置された各施工部材21、22、
23は、その突出部25、26、27が面2の外周間の
隙間1Aに突出するか、又は、面2の外周及び金属枠1
2の内周との間の隙間1Bに突出し、面2の外周に挟圧
されてたわむか、面2の外周及び金属枠12の内周に挟
圧されてたわみ、その弾力によりガラスブロック1の外
周に密着状に接するとともに、ガラスブロック1の外周
及び金属枠12の内周に密着状に接することにより、降
雨等、特に、風圧を伴う横なぐりの強雨等の際にガラス
ブロック1の面2と直角の方向から水が吹き付けられて
も、ガラスブロック1と施工部材21、22、23との
間、あるいは、ガラスブロック1と金属枠12との間か
ら内部へ水が浸入することがない。
ラスブロック1の凹部5と金属枠12の凹部(図示せ
ず)との間に挟んで配置された各施工部材21、22、
23は、その突出部25、26、27が面2の外周間の
隙間1Aに突出するか、又は、面2の外周及び金属枠1
2の内周との間の隙間1Bに突出し、面2の外周に挟圧
されてたわむか、面2の外周及び金属枠12の内周に挟
圧されてたわみ、その弾力によりガラスブロック1の外
周に密着状に接するとともに、ガラスブロック1の外周
及び金属枠12の内周に密着状に接することにより、降
雨等、特に、風圧を伴う横なぐりの強雨等の際にガラス
ブロック1の面2と直角の方向から水が吹き付けられて
も、ガラスブロック1と施工部材21、22、23との
間、あるいは、ガラスブロック1と金属枠12との間か
ら内部へ水が浸入することがない。
【0037】また、突出部25、26、27はガラスブ
ロック1、1の面2、2間の隙間1A又はガラスブロッ
ク1と金属枠12との間の隙間1B間に突出し、化粧目
地の役目を果たすので、化粧目地が不要になるととも
に、化粧目地を取り付け手間を省くことができ、より一
層短時間かつより一層容易にガラスブロック1を組立て
ることが可能になる。
ロック1、1の面2、2間の隙間1A又はガラスブロッ
ク1と金属枠12との間の隙間1B間に突出し、化粧目
地の役目を果たすので、化粧目地が不要になるととも
に、化粧目地を取り付け手間を省くことができ、より一
層短時間かつより一層容易にガラスブロック1を組立て
ることが可能になる。
【0038】なお、上記実施例ではガラスブロック1
間、ガラスブロック1と金属枠12との間、ガラスブロ
ック1と各施工部材21、22、23との間は、モルタ
ルや接着剤等で固定しないものを示したが、念のため固
定するものでもよい。
間、ガラスブロック1と金属枠12との間、ガラスブロ
ック1と各施工部材21、22、23との間は、モルタ
ルや接着剤等で固定しないものを示したが、念のため固
定するものでもよい。
【0039】また、上記実施例では、十字形施工部材2
1は経方向弾性体21Aと緯方向弾性体21aとを係合
して使用したものを示したが、経方向弾性体21A、緯
方向弾性体21aをそれぞれ単独で使用するものでもよ
い。
1は経方向弾性体21Aと緯方向弾性体21aとを係合
して使用したものを示したが、経方向弾性体21A、緯
方向弾性体21aをそれぞれ単独で使用するものでもよ
い。
【0040】また、上記実施例では経方向弾性体21A
と緯方向弾性体21aとを両方同時に使用したものを示
したが、いずれか一方のみを使用するものでもよい。
と緯方向弾性体21aとを両方同時に使用したものを示
したが、いずれか一方のみを使用するものでもよい。
【0041】さらに、上記実施例では、経方向弾性体2
1Aは経方向に、緯方向弾性体21aは緯方向のそれぞ
れ配置したものを示したが、緯方向弾性体21Aを経方
向に、経方向弾性体21aを緯方向に配置しても差し支
えはない。
1Aは経方向に、緯方向弾性体21aは緯方向のそれぞ
れ配置したものを示したが、緯方向弾性体21Aを経方
向に、経方向弾性体21aを緯方向に配置しても差し支
えはない。
【0042】また、上記実施例では、ブロックとしてガ
ラスブロック1を示したが、材質は限定されるものでは
なく、ステンレス、アルミニューム等の金属のもの、あ
るいは石製のもの、されにはこれらを組み合わせて使用
するものでもよい。
ラスブロック1を示したが、材質は限定されるものでは
なく、ステンレス、アルミニューム等の金属のもの、あ
るいは石製のもの、されにはこれらを組み合わせて使用
するものでもよい。
【0043】(実施例2)図18〜図25は、実施例1
のものをより好ましく構成したものであり、図18は経
方向に配置することが好ましい弾性体の平面図、図19
は経方向に配置することが好ましい弾性体の側面図、図
20は緯方向に配置することが好ましい弾性体の平面
図、図21は緯方向に配置することが好ましい弾性体の
側面図、図22はL字形施工部材の側面図、図23はL
字形施工部材の正面図、図24はT字形施工部材の側面
図、図25はT字形施工部材の正面図である。
のものをより好ましく構成したものであり、図18は経
方向に配置することが好ましい弾性体の平面図、図19
は経方向に配置することが好ましい弾性体の側面図、図
20は緯方向に配置することが好ましい弾性体の平面
図、図21は緯方向に配置することが好ましい弾性体の
側面図、図22はL字形施工部材の側面図、図23はL
字形施工部材の正面図、図24はT字形施工部材の側面
図、図25はT字形施工部材の正面図である。
【0044】この実施例では、十字形施工部材21、L
字形施工部材22、T字形施工部材23には、それぞれ
連設方向の端部に隣接する端部同士が互いに密着状に噛
合する噛合部31、32、33が形成されている。
字形施工部材22、T字形施工部材23には、それぞれ
連設方向の端部に隣接する端部同士が互いに密着状に噛
合する噛合部31、32、33が形成されている。
【0045】すなわち、上記噛合部31、32、33
は、一端部の2隅にガラスブロック1の面2と同一方向
に向けて三角柱状に形成された噛合突起31A、31
a、32A、33Aと、他端側の2隅にガラスブロック
1の面2と同一方向に向けて逆三角柱状に形成された噛
合孔部31B、31b、32B、33Bとから構成さ
れ、この噛合突起31A、31a、32A、33Aと噛
合孔部31B、31b、32B、33Bとが密着状に噛
合するようになっている。上記噛合突起31A、31
a、32A、33Aはガラスブロック1の面2と同一方
向に向けて柱状に形成されていることから、ガラスブロ
ック1の面2と同一方向の壁面31C、31c、32
C、33Cを有している。
は、一端部の2隅にガラスブロック1の面2と同一方向
に向けて三角柱状に形成された噛合突起31A、31
a、32A、33Aと、他端側の2隅にガラスブロック
1の面2と同一方向に向けて逆三角柱状に形成された噛
合孔部31B、31b、32B、33Bとから構成さ
れ、この噛合突起31A、31a、32A、33Aと噛
合孔部31B、31b、32B、33Bとが密着状に噛
合するようになっている。上記噛合突起31A、31
a、32A、33Aはガラスブロック1の面2と同一方
向に向けて柱状に形成されていることから、ガラスブロ
ック1の面2と同一方向の壁面31C、31c、32
C、33Cを有している。
【0046】図26〜図30は噛合部31(32、3
3)の変形例の噛合状態を示す部分図であるが、図26
はクランク状のもの、図27は角形歯状のもの、図28
は鋸歯状のもの、図29は中央部が湾曲状のもの、図3
0はS字状のものであるが、これに限定されるものでは
ない。噛合部31、32、33はガラスブロック1の面
とガラスブロック1の面と同一方向に壁面31C、31
c、32C、33Cを有しているものであればよい。
3)の変形例の噛合状態を示す部分図であるが、図26
はクランク状のもの、図27は角形歯状のもの、図28
は鋸歯状のもの、図29は中央部が湾曲状のもの、図3
0はS字状のものであるが、これに限定されるものでは
ない。噛合部31、32、33はガラスブロック1の面
とガラスブロック1の面と同一方向に壁面31C、31
c、32C、33Cを有しているものであればよい。
【0047】この実施例により、上記図16に基づいて
説明したものと同様にガラスブロック1により壁面11
の構築をすると、各施工部材21、22、23の隣接す
る端部間は、噛合部31、32、33により密着状に噛
み合い、噛合部31、32、33の壁面31C、31
c、32C、33Cはガラスブロック1の面2と同一方
向に位置することになる。そして、降雨等、特に、風圧
を伴う横なぐりの強雨等の際にガラスブロック1の面2
と直角の方向から水が吹き付けられると、水はガラスブ
ロック1の面2と同一方向に位置する壁面31C、31
c、32C、33C及び噛み合った噛合部31、32、
33の入り組んだ構造に行手を遮られることになり、内
部に浸入することがない。
説明したものと同様にガラスブロック1により壁面11
の構築をすると、各施工部材21、22、23の隣接す
る端部間は、噛合部31、32、33により密着状に噛
み合い、噛合部31、32、33の壁面31C、31
c、32C、33Cはガラスブロック1の面2と同一方
向に位置することになる。そして、降雨等、特に、風圧
を伴う横なぐりの強雨等の際にガラスブロック1の面2
と直角の方向から水が吹き付けられると、水はガラスブ
ロック1の面2と同一方向に位置する壁面31C、31
c、32C、33C及び噛み合った噛合部31、32、
33の入り組んだ構造に行手を遮られることになり、内
部に浸入することがない。
【0048】このように、噛合部31、32、33によ
り施工部材21、22、23の端部間の防水を図ること
ができるので、上記突出部25、26、27により、ガ
ラスブロック1と施工部材21、22、23との間、あ
るいは、ガラスブロック1と金属枠12との間の防水が
図られることと合わせて、外部から内部への水の浸入を
なくすことができる。
り施工部材21、22、23の端部間の防水を図ること
ができるので、上記突出部25、26、27により、ガ
ラスブロック1と施工部材21、22、23との間、あ
るいは、ガラスブロック1と金属枠12との間の防水が
図られることと合わせて、外部から内部への水の浸入を
なくすことができる。
【0049】(実施例3)図31は他の実施例を示すも
のである。このものは、ガラスブロック1は矩形のも
の、三角形のものを使用して間仕切り34を形成したも
のである。枠体35内には十字形施工部材21及びL字
形施工部材22を介在させて矩形のガラスブロック1が
角部を上下にして配置されるとともに、周縁部に三角形
のガラスブロック1が配置されている。このように、本
発明はガラスブロック1を垂直に経緯方向に組立てるも
のに使用できるばかりでなく、斜めに組立てるものにも
使用できる。また、ガラスブロック1は矩形のものばか
りでなく、三角形のものも使用できる。
のである。このものは、ガラスブロック1は矩形のも
の、三角形のものを使用して間仕切り34を形成したも
のである。枠体35内には十字形施工部材21及びL字
形施工部材22を介在させて矩形のガラスブロック1が
角部を上下にして配置されるとともに、周縁部に三角形
のガラスブロック1が配置されている。このように、本
発明はガラスブロック1を垂直に経緯方向に組立てるも
のに使用できるばかりでなく、斜めに組立てるものにも
使用できる。また、ガラスブロック1は矩形のものばか
りでなく、三角形のものも使用できる。
【0050】(実施例4)さらに、図32〜図47は他
の実施例を示すものであり、図32は経方向に配置する
ことが好ましい弾性体の平面図、図33は経方向に配置
することが好ましい弾性体の側面図、図34は経方向に
配置することが好ましい弾性体の平面図、図35は経方
向に配置することが好ましい弾性体の側面図、図36は
緯方向に配置することが好ましい弾性体の平面図、図3
7は緯方向に配置することが好ましい弾性体の側面図、
図38は緯方向に配置することが好ましい弾性体の平面
図、図39は緯方向に配置することが好ましい弾性体の
側面図、図40はL字形施工部材の側面図、図41はL
字形施工部材の正面図、図42はL字形施工部材の側面
図、図43はL字形施工部材の正面図、図44はT字形
施工部材の側面図、図45はT字形施工部材の正面図、
図46はT字形施工部材の側面図、図47はT字形施工
部材の正面図である。
の実施例を示すものであり、図32は経方向に配置する
ことが好ましい弾性体の平面図、図33は経方向に配置
することが好ましい弾性体の側面図、図34は経方向に
配置することが好ましい弾性体の平面図、図35は経方
向に配置することが好ましい弾性体の側面図、図36は
緯方向に配置することが好ましい弾性体の平面図、図3
7は緯方向に配置することが好ましい弾性体の側面図、
図38は緯方向に配置することが好ましい弾性体の平面
図、図39は緯方向に配置することが好ましい弾性体の
側面図、図40はL字形施工部材の側面図、図41はL
字形施工部材の正面図、図42はL字形施工部材の側面
図、図43はL字形施工部材の正面図、図44はT字形
施工部材の側面図、図45はT字形施工部材の正面図、
図46はT字形施工部材の側面図、図47はT字形施工
部材の正面図である。
【0051】十字形施工部材21は、前記実施例1同
様、金属枠12の中間部に角部を付け合せて矩形状に4
個並べられるガラスブロック1の角部間に介在されるも
のであり、十字の各長さはガラスブロック1の一辺の長
さとほぼ同一に形成されている。すなわち、十字形施工
部材21は、4個のガラスブロック1の角部間に介在さ
せた状態で、隣接するガラスブロック1の各辺部の1/
2(中央)の位置まで経緯方向に延出しその端部が隣接
する十字形施工部材21の端部と隙間なく接するように
なっている。
様、金属枠12の中間部に角部を付け合せて矩形状に4
個並べられるガラスブロック1の角部間に介在されるも
のであり、十字の各長さはガラスブロック1の一辺の長
さとほぼ同一に形成されている。すなわち、十字形施工
部材21は、4個のガラスブロック1の角部間に介在さ
せた状態で、隣接するガラスブロック1の各辺部の1/
2(中央)の位置まで経緯方向に延出しその端部が隣接
する十字形施工部材21の端部と隙間なく接するように
なっている。
【0052】また、L字形施工部材22は、前記実施例
同様、金属枠12の隅部に沿わせて配置するガラスブロ
ック1と金属枠12との間に介在されるものであり、一
片の長さはガラスブロック1の一辺の長さの1/2に形
成されている。すなわち、このL字形施工部材22は、
金属枠12とガラスブロック1と間に介在させた状態
で、そのガラスブロック1の各辺部の1/2(中央)の
位置まで経緯方向に延出しその端部が隣接するT字形施
工部材23の端部と隙間なく接するようになっている。
同様、金属枠12の隅部に沿わせて配置するガラスブロ
ック1と金属枠12との間に介在されるものであり、一
片の長さはガラスブロック1の一辺の長さの1/2に形
成されている。すなわち、このL字形施工部材22は、
金属枠12とガラスブロック1と間に介在させた状態
で、そのガラスブロック1の各辺部の1/2(中央)の
位置まで経緯方向に延出しその端部が隣接するT字形施
工部材23の端部と隙間なく接するようになっている。
【0053】さらに、T字形施工部材23は、前記実施
例同様、金属枠12の辺部に沿わせて配置するガラスブ
ロック1間及びガラスブロック1と金属枠12との間に
介在されるものであり、1片の長さがガラスブロック1
の一辺の長さの1/2に形成されている。すなわち、こ
のT字形施工部材23は、金属枠12の辺部に沿わせて
配置するガラスブロック1間及びガラスブロック1と金
属枠12との間に介在させた状態で、そのガラスブロッ
ク1の各辺部の1/2(中央)の位置まで経緯方向に延
出しその端部が隣接する十字形施工部材21の端部、T
字形施工部材23の端部あるいはL字形施工部材22の
端部と隙間なく接するようになっている。
例同様、金属枠12の辺部に沿わせて配置するガラスブ
ロック1間及びガラスブロック1と金属枠12との間に
介在されるものであり、1片の長さがガラスブロック1
の一辺の長さの1/2に形成されている。すなわち、こ
のT字形施工部材23は、金属枠12の辺部に沿わせて
配置するガラスブロック1間及びガラスブロック1と金
属枠12との間に介在させた状態で、そのガラスブロッ
ク1の各辺部の1/2(中央)の位置まで経緯方向に延
出しその端部が隣接する十字形施工部材21の端部、T
字形施工部材23の端部あるいはL字形施工部材22の
端部と隙間なく接するようになっている。
【0054】上記十字形施工部材21、L字形施工部材
22、T字形施工部材23には、連設する方向の両端部
に互いに係合する係合部28、29、30を備えて形成
される。この係合部28、29、30により十字形施工
部材21、L字形施工部材22、T字形施工部材23は
経緯方向に連結されるが、各施工部材21、22、23
はガラスブロック1間に介在させた状態で、ガラスブロ
ック1の各辺部の1/2(中央)の位置まで経緯方向に
延出しその端部が隣接する各施工部材21、22、23
の端部と隙間なく接するので、その係合位置は、ガラス
ブロック1の角部の位置ではなく、辺部の位置にくるよ
うになっている。
22、T字形施工部材23には、連設する方向の両端部
に互いに係合する係合部28、29、30を備えて形成
される。この係合部28、29、30により十字形施工
部材21、L字形施工部材22、T字形施工部材23は
経緯方向に連結されるが、各施工部材21、22、23
はガラスブロック1間に介在させた状態で、ガラスブロ
ック1の各辺部の1/2(中央)の位置まで経緯方向に
延出しその端部が隣接する各施工部材21、22、23
の端部と隙間なく接するので、その係合位置は、ガラス
ブロック1の角部の位置ではなく、辺部の位置にくるよ
うになっている。
【0055】上記十字形施工部材21の係合部28は、
経方向弾性体21A及び緯方向弾性体21aの両端部
に、矢形状の係合突起28A、28a(図32、図3
3、図36、図37参照)が突出形成されたものと、こ
の係合突起28A、28aの形状及び大きさに合わせた
矢印状の矢印孔28B、28b(図34、図35、図3
8、図39参照)が開口形成されたものとがある。この
係合部28は、係合突起28A、28aを係合孔28
B、28bに連設方向及び交差方向から押入れて係合可
能な一方、係合後は連設方向へ引き出して係合解除が不
能で、交差方向へのみ引き出して係合解除が可能となっ
ている。係合孔28B、28bの先端側には、遊び28
C、28cが設けられており、係合突起28A、28a
との多少の誤差が吸収可能となっている。
経方向弾性体21A及び緯方向弾性体21aの両端部
に、矢形状の係合突起28A、28a(図32、図3
3、図36、図37参照)が突出形成されたものと、こ
の係合突起28A、28aの形状及び大きさに合わせた
矢印状の矢印孔28B、28b(図34、図35、図3
8、図39参照)が開口形成されたものとがある。この
係合部28は、係合突起28A、28aを係合孔28
B、28bに連設方向及び交差方向から押入れて係合可
能な一方、係合後は連設方向へ引き出して係合解除が不
能で、交差方向へのみ引き出して係合解除が可能となっ
ている。係合孔28B、28bの先端側には、遊び28
C、28cが設けられており、係合突起28A、28a
との多少の誤差が吸収可能となっている。
【0056】また、上記L字形施工部材22の係合部2
9は、十字形施工部材21の係合部28と同様に、その
両端部に矢形状の係合突起29A(図40、図41参
照)が突出形成されたものと、この係合突起29Aの形
状及び大きさに合わせた矢形状の係合孔29B(図4
2、図43参照)が開口形成されたものとがある。この
係合部29は、係合突起29Aを係合孔29Bに連設結
方向及び交差方向から押入れて係合可能な一方、係合後
は連設方向へ引き出して係合解除が不能で、交差方向へ
のみ引き出して係合解除が可能となっている。係合孔2
9Bの先端側には、遊び29Cが設けられており、係合
突起29Aとの多少の誤差が吸収可能となっている。
9は、十字形施工部材21の係合部28と同様に、その
両端部に矢形状の係合突起29A(図40、図41参
照)が突出形成されたものと、この係合突起29Aの形
状及び大きさに合わせた矢形状の係合孔29B(図4
2、図43参照)が開口形成されたものとがある。この
係合部29は、係合突起29Aを係合孔29Bに連設結
方向及び交差方向から押入れて係合可能な一方、係合後
は連設方向へ引き出して係合解除が不能で、交差方向へ
のみ引き出して係合解除が可能となっている。係合孔2
9Bの先端側には、遊び29Cが設けられており、係合
突起29Aとの多少の誤差が吸収可能となっている。
【0057】また、上記T字形施工部材23の係合部3
0は、十字形施工部材21の係合部28及びL字形施工
部材22の係合部29と同様に、その両端部に矢形状の
係合突起30A(図44、図45参照)が突出形成され
たものと、この係合突起30Aの形状及び大きさに合わ
せた矢形状の矢印孔30B(図46、図47参照)が開
口形成されたものとがある。この係合部30は、係合突
起30Aを係合孔30Bに連結方向及び交差方向から押
入れて係合可能な一方、係合後は連設方向へ引き出して
係合解除が不能で、交差方向へのみ引き出して係合解除
が可能となっている。係合孔29Bの先端側には、遊び
30Cが設けられており、係合突起30Aとの多少の誤
差が吸収可能となっている。
0は、十字形施工部材21の係合部28及びL字形施工
部材22の係合部29と同様に、その両端部に矢形状の
係合突起30A(図44、図45参照)が突出形成され
たものと、この係合突起30Aの形状及び大きさに合わ
せた矢形状の矢印孔30B(図46、図47参照)が開
口形成されたものとがある。この係合部30は、係合突
起30Aを係合孔30Bに連結方向及び交差方向から押
入れて係合可能な一方、係合後は連設方向へ引き出して
係合解除が不能で、交差方向へのみ引き出して係合解除
が可能となっている。係合孔29Bの先端側には、遊び
30Cが設けられており、係合突起30Aとの多少の誤
差が吸収可能となっている。
【0058】次に、このガラスブロック1による壁面1
1の構築を実施例1同様、図16に基づいて説明する。
1の構築を実施例1同様、図16に基づいて説明する。
【0059】ガラスブロック1の組立てに先だって、構
築物躯体に金属枠12を取付固定する。この金属枠12
には底部内面、側部内面及び上部内面にアンカーピース
が取り付けられる。金属枠12の取り付けが完了した
後、金属枠12内にガラスブロック1、1、1、・・・
を経緯方向に並べる。このガラスブロック1を並べると
きに、金属枠12の隅部においてはL字形施工部材22
を沿わせて配置した後、L字形施工部材22の各片がガ
ラスブロック1の凹部3内に配置された状態に介在さ
せ、金属枠12の辺部においてはT字形施工部材23を
沿わせて配置した後、T字形施工部材23の各片がガラ
スブロック1の凹部5内に配置された状態に介在させ、
さらに、十字形施工部材21は金属枠12の中間部のガ
ラスブロック1が4個矩形状に接する位置で、各片部が
各ガラスブロック1の凹部5内に配置された状態に介在
させるが、隣合った各施工部材21、22、23は係合
部28、29、30を互いに係合させながら介在させ
る。係合部28、29、30の係合は、係合突起28
A、28a、29A、30Aを係合孔28B、28b、
29B、30Bに連設方向又は交差方向から押入れるこ
とにより行う。この際、十字形施工部材21は経方向弾
性体21Aを経方向に、緯方向弾性体21aを緯方向に
して配置する。そして、補強用力骨24を十字形施工部
材21の介在とともに、あるいは十字形施工部材21を
介在させた後、嵌合溝21D、21dに嵌入させる。
築物躯体に金属枠12を取付固定する。この金属枠12
には底部内面、側部内面及び上部内面にアンカーピース
が取り付けられる。金属枠12の取り付けが完了した
後、金属枠12内にガラスブロック1、1、1、・・・
を経緯方向に並べる。このガラスブロック1を並べると
きに、金属枠12の隅部においてはL字形施工部材22
を沿わせて配置した後、L字形施工部材22の各片がガ
ラスブロック1の凹部3内に配置された状態に介在さ
せ、金属枠12の辺部においてはT字形施工部材23を
沿わせて配置した後、T字形施工部材23の各片がガラ
スブロック1の凹部5内に配置された状態に介在させ、
さらに、十字形施工部材21は金属枠12の中間部のガ
ラスブロック1が4個矩形状に接する位置で、各片部が
各ガラスブロック1の凹部5内に配置された状態に介在
させるが、隣合った各施工部材21、22、23は係合
部28、29、30を互いに係合させながら介在させ
る。係合部28、29、30の係合は、係合突起28
A、28a、29A、30Aを係合孔28B、28b、
29B、30Bに連設方向又は交差方向から押入れるこ
とにより行う。この際、十字形施工部材21は経方向弾
性体21Aを経方向に、緯方向弾性体21aを緯方向に
して配置する。そして、補強用力骨24を十字形施工部
材21の介在とともに、あるいは十字形施工部材21を
介在させた後、嵌合溝21D、21dに嵌入させる。
【0060】以降以上の手順と同様な手順により、施工
部材21、22、23を介在させながらガラスブロック
1、1、1、・・・を順次経緯方向に並べることによ
り、ブロック壁11が完了する。
部材21、22、23を介在させながらガラスブロック
1、1、1、・・・を順次経緯方向に並べることによ
り、ブロック壁11が完了する。
【0061】このように、金属枠12の中央に配置され
るガラスブロック1間に十字形施工部材21を介在さ
せ、かつ、施工部材21の嵌合溝21D、21dに補強
用力骨24を嵌合させることにより、ガラスブロック1
間は一定間隔に保持され、かつ、補強用力骨24は施工
部材21の嵌合溝22D、22dに係合して位置ずれが
防止され、さらに、各十字形施工部材21は補強用力骨
24により経緯方向に連結されるので、ガラスブロック
1は各辺部が直線的に並び経方向及び緯方向に狂いなく
整然と並べられる。また、各ガラスブロック1間には補
強用力骨24が介在しているので、強度を強化すること
ができる。
るガラスブロック1間に十字形施工部材21を介在さ
せ、かつ、施工部材21の嵌合溝21D、21dに補強
用力骨24を嵌合させることにより、ガラスブロック1
間は一定間隔に保持され、かつ、補強用力骨24は施工
部材21の嵌合溝22D、22dに係合して位置ずれが
防止され、さらに、各十字形施工部材21は補強用力骨
24により経緯方向に連結されるので、ガラスブロック
1は各辺部が直線的に並び経方向及び緯方向に狂いなく
整然と並べられる。また、各ガラスブロック1間には補
強用力骨24が介在しているので、強度を強化すること
ができる。
【0062】また、十字形施工部材21は経方向弾性体
21Aに形成された嵌合溝21Dが緯方向弾性体21a
に形成された嵌合溝21dより係合力が強いことから、
十字形施工部材21は補強用力骨24の緯方向への移動
が比較的やりやすい一方、経方向へずり落ちることが防
止されるので、補強用力骨24の取り付けが容易とな
る。
21Aに形成された嵌合溝21Dが緯方向弾性体21a
に形成された嵌合溝21dより係合力が強いことから、
十字形施工部材21は補強用力骨24の緯方向への移動
が比較的やりやすい一方、経方向へずり落ちることが防
止されるので、補強用力骨24の取り付けが容易とな
る。
【0063】また、上記実施例では十字形施工部材21
は経方向弾性体21A、緯方向弾性体21aを着脱自在
に交差係合させて形成されており、適宜別々に分離する
ことができるので、単独で使用することができるととも
に、かさばらずに保管することができる。
は経方向弾性体21A、緯方向弾性体21aを着脱自在
に交差係合させて形成されており、適宜別々に分離する
ことができるので、単独で使用することができるととも
に、かさばらずに保管することができる。
【0064】また、ガラスブロック1を組立てる際に
は、各施工部材21、22、23は、係合部28、2
9、30を係合させながら組立てることにより、ガラス
ブロック1間が連結されガラスブロック1がぐらつくこ
となく安定した状態で組立てることができる。
は、各施工部材21、22、23は、係合部28、2
9、30を係合させながら組立てることにより、ガラス
ブロック1間が連結されガラスブロック1がぐらつくこ
となく安定した状態で組立てることができる。
【0065】また、係合部28、29、30の係合によ
り、各施工部材21、22、23は経方向又は緯方向に
一体化し、補強用力骨24と同様な強度が得られること
になり、壁面11は補強用力骨24がなくとも十分な補
強が図られるばかりでなく、補強用力骨24があれば相
乗効果によりより一層の補強が図られる。
り、各施工部材21、22、23は経方向又は緯方向に
一体化し、補強用力骨24と同様な強度が得られること
になり、壁面11は補強用力骨24がなくとも十分な補
強が図られるばかりでなく、補強用力骨24があれば相
乗効果によりより一層の補強が図られる。
【0066】また、係合部28、29、30は、係合突
起28A、28a、29A、30Aを係合孔28B、2
8b、29A、30Aから交差方向へのみ引出して係合
を解除することができるが、係合部28、29、30は
組み立てられたガラスブロック1の辺部の位置で係合し
ており、交差方向への移動が阻止されるので、係合解除
が防止できるものでありながら、一部のガラスブロック
1を破損等により入れ換えなければならなくなった場合
等には、交差方向から引き出すことにより、容易に入れ
換えを行うことができるとともに、周囲のガラスブロッ
ク1の破損を防止できる。
起28A、28a、29A、30Aを係合孔28B、2
8b、29A、30Aから交差方向へのみ引出して係合
を解除することができるが、係合部28、29、30は
組み立てられたガラスブロック1の辺部の位置で係合し
ており、交差方向への移動が阻止されるので、係合解除
が防止できるものでありながら、一部のガラスブロック
1を破損等により入れ換えなければならなくなった場合
等には、交差方向から引き出すことにより、容易に入れ
換えを行うことができるとともに、周囲のガラスブロッ
ク1の破損を防止できる。
【0067】また、係合部28、29、30は、連設方
向と交差する方向からのみ係合解除が可能に形成されて
いることから、係合突起28A、28a、29A、30
Aが上記第1実施例の噛合部31、32、33と同様に
壁面31A、31a、32、33の役目を果たし、降雨
等、特に、風圧を伴う横なぐりの強雨等の際にガラスブ
ロック1の面2と直角の方向から水が吹き付けられて
も、この係合突起28A、28a、29A、30Aに遮
られて施工部材21、22、23の端部間から内部へ水
が浸入することがない。
向と交差する方向からのみ係合解除が可能に形成されて
いることから、係合突起28A、28a、29A、30
Aが上記第1実施例の噛合部31、32、33と同様に
壁面31A、31a、32、33の役目を果たし、降雨
等、特に、風圧を伴う横なぐりの強雨等の際にガラスブ
ロック1の面2と直角の方向から水が吹き付けられて
も、この係合突起28A、28a、29A、30Aに遮
られて施工部材21、22、23の端部間から内部へ水
が浸入することがない。
【0068】また、上記実施例では、十字形施工部材2
1は経方向弾性体21Aと緯方向弾性体21aとを交差
状に係合して使用したものを示したが、経方向弾性体2
1A、緯方向弾性体21aをそれぞれ単独で使用するも
のでもよい。
1は経方向弾性体21Aと緯方向弾性体21aとを交差
状に係合して使用したものを示したが、経方向弾性体2
1A、緯方向弾性体21aをそれぞれ単独で使用するも
のでもよい。
【0069】また、上記実施例では経方向弾性体21A
と緯方向弾性体21aとを両方同時に使用したものを示
したが、いずれか一方のみを使用するものでもよい。
と緯方向弾性体21aとを両方同時に使用したものを示
したが、いずれか一方のみを使用するものでもよい。
【0070】さらに、上記実施例では、経方向弾性体2
1Aは経方向に、緯方向弾性体21aは緯方向のそれぞ
れ配置したものを示したが、緯方向弾性体21aを経方
向に、経方向弾性体21Aを緯方向に配置してもよい。
1Aは経方向に、緯方向弾性体21aは緯方向のそれぞ
れ配置したものを示したが、緯方向弾性体21aを経方
向に、経方向弾性体21Aを緯方向に配置してもよい。
【0071】また、上記実施例では、ブロックとしてガ
ラスブロック1を示したが、材質は限定されるものでは
なく、ステンレス、アルミニューム等の金属のもの、あ
るいは石製のもの、されにはこれらを組み合わせて使用
するものでもよい。
ラスブロック1を示したが、材質は限定されるものでは
なく、ステンレス、アルミニューム等の金属のもの、あ
るいは石製のもの、されにはこれらを組み合わせて使用
するものでもよい。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
よれば、ブロック間に施工部材を介在させることによ
り、ブロック間は一定間隔を保持されるので、熟練を要
することなく、ブロックを各辺が直線的に並び経方向又
は緯方向に狂いなく整然と並べることができるものであ
りながら、突出部がブロックの凹部内から面の隙間又は
ブロックと枠部との間の隙間から突出して面の外周に圧
接されるので、ガラスブロックと施工部材との間から
は、外部からの雨等の水分が内部へ浸入することが防止
できるばかりでなく、突出部はブロックの面間の隙間又
はブロックの面と枠部との間の隙間に突出することによ
り、化粧目地面の役目を果たすので、化粧目地が不要に
なるとともに、化粧目地を取り付け手間を省くことがで
き、より一層短時間かつより一層容易にブロックを組立
てることができる。また、各施工部材には、隣接端部に
噛合部が形成されており、各施工部材間に降雨等、特
に、風圧を伴った横なぐりの強雨等により外部から水が
吹き付けられた場合には、水が噛合部により行手を妨げ
られるので、水の内部への浸入を防止することができ
る。また、ブロックを組み立てる際には、施工部材は、
係合部を係合させながら組立てることにより、ブロック
間を連結することができるので、ブロックがぐらつくこ
となく安定した状態で組立てることができるとともに、
係合部の係合により、施工部材は経方向又は緯方向に一
体化し、補強用力骨と同様な強度を得ることができるの
で、壁面は補強用力骨がなくとも十分な補強が図られる
ばかりでなく、補強用力骨があれば相乗効果によりより
一層の補強が図られる。さらに、係合部は、交差方向へ
は引出して係合を解除することができるが、係合部は組
立てられたブロック間に位置しており、交差方向への移
動が阻止されるので、係合解除が防止できるものであり
ながら、一部のブロックを破損等により入れ換えなけれ
ばならなくなった場合や全体を解体する場合等には、交
差方向から引き出して係合解除することができるので、
容易に入れ換えや解体を行うことができるとともに、ブ
ロックの破損を防止できるばかりでなく、この係合部が
防水の役目を果たし、施工部材間の端部間からの雨等外
部から水の浸入を防止することができる。
よれば、ブロック間に施工部材を介在させることによ
り、ブロック間は一定間隔を保持されるので、熟練を要
することなく、ブロックを各辺が直線的に並び経方向又
は緯方向に狂いなく整然と並べることができるものであ
りながら、突出部がブロックの凹部内から面の隙間又は
ブロックと枠部との間の隙間から突出して面の外周に圧
接されるので、ガラスブロックと施工部材との間から
は、外部からの雨等の水分が内部へ浸入することが防止
できるばかりでなく、突出部はブロックの面間の隙間又
はブロックの面と枠部との間の隙間に突出することによ
り、化粧目地面の役目を果たすので、化粧目地が不要に
なるとともに、化粧目地を取り付け手間を省くことがで
き、より一層短時間かつより一層容易にブロックを組立
てることができる。また、各施工部材には、隣接端部に
噛合部が形成されており、各施工部材間に降雨等、特
に、風圧を伴った横なぐりの強雨等により外部から水が
吹き付けられた場合には、水が噛合部により行手を妨げ
られるので、水の内部への浸入を防止することができ
る。また、ブロックを組み立てる際には、施工部材は、
係合部を係合させながら組立てることにより、ブロック
間を連結することができるので、ブロックがぐらつくこ
となく安定した状態で組立てることができるとともに、
係合部の係合により、施工部材は経方向又は緯方向に一
体化し、補強用力骨と同様な強度を得ることができるの
で、壁面は補強用力骨がなくとも十分な補強が図られる
ばかりでなく、補強用力骨があれば相乗効果によりより
一層の補強が図られる。さらに、係合部は、交差方向へ
は引出して係合を解除することができるが、係合部は組
立てられたブロック間に位置しており、交差方向への移
動が阻止されるので、係合解除が防止できるものであり
ながら、一部のブロックを破損等により入れ換えなけれ
ばならなくなった場合や全体を解体する場合等には、交
差方向から引き出して係合解除することができるので、
容易に入れ換えや解体を行うことができるとともに、ブ
ロックの破損を防止できるばかりでなく、この係合部が
防水の役目を果たし、施工部材間の端部間からの雨等外
部から水の浸入を防止することができる。
【図1】交差状に組立てた施工部材の斜視図
【図2】経方向に配置することが好ましい弾性体の斜視
図
図
【図3】経方向に配置することが好ましい弾性体の平面
図
図
【図4】経方向に配置することが好ましい弾性体の側面
図
図
【図5】経方向に配置することが好ましい弾性体の正面
図
図
【図6】緯方向に配置することが好ましい弾性体の斜視
図
図
【図7】緯方向に配置することが好ましい弾性体の平面
図
図
【図8】緯方向に配置することが好ましい弾性体の側面
図
図
【図9】緯方向に配置することが好ましい弾性体の正面
図
図
【図10】L字形施工部材の側面図
【図11】L字形施工部材の正面図
【図12】T字形施工部材の側面図
【図13】T字形施工部材の正面図
【図14】ガラスブロックの斜視図
【図15】ガラスブロックの側面図
【図16】ガラスブロック壁の乾式方法を説明するため
の正面図
の正面図
【図17】図16図の〓−〓線断面図
【図18】経方向に配置することが好ましい弾性体の平
面図
面図
【図19】経方向に配置することが好ましい弾性体の側
面図
面図
【図20】緯方向に配置することが好ましい弾性体の平
面図
面図
【図21】緯方向に配置することが好ましい弾性体の側
面図
面図
【図22】L字形施工部材の側面図
【図23】L字形施工部材の正面図
【図24】T字形施工部材の側面図
【図25】T字形施工部材の正面図
【図26】噛合部の変形例の噛合状態を示す部分図
【図27】噛合部の変形例の噛合状態を示す部分図
【図28】噛合部の変形例の噛合状態を示す部分図
【図29】噛合部の変形例の噛合状態を示す部分図
【図30】噛合部の変形例の噛合状態を示す部分図
【図31】他の実施例を示す間仕切りの斜視図
【図32】他の実施例の経方向に配置することが好まし
い弾性体の平面図
い弾性体の平面図
【図33】他の実施例の経方向に配置することが好まし
い弾性体の側面図
い弾性体の側面図
【図34】他の実施例の経方向に配置することが好まし
い弾性体の平面図
い弾性体の平面図
【図35】他の実施例の経方向に配置することが好まし
い弾性体の側面図
い弾性体の側面図
【図36】他の実施例の緯方向に配置することが好まし
い弾性体の平面図
い弾性体の平面図
【図37】他の実施例の緯方向に配置することが好まし
い弾性体の側面図
い弾性体の側面図
【図38】他の実施例の緯方向に配置することが好まし
い弾性体の平面図
い弾性体の平面図
【図39】他の実施例の緯方向に配置することが好まし
い弾性体の側面図
い弾性体の側面図
【図40】他の実施例のL字形施工部材の側面図
【図41】他の実施例のL字形施工部材の正面図
【図42】他の実施例のL字形施工部材の側面図
【図43】他の実施例のL字形施工部材の正面図
【図44】他の実施例のT字形施工部材の側面図
【図45】他の実施例のT字形施工部材の正面図
【図46】他の実施例のT字形施工部材の側面図
【図47】他の実施例のT字形施工部材の正面図
【図48】従来例の湿式工法を説明するためのガラスブ
ロック壁の斜視図
ロック壁の斜視図
1 ガラスブロック 1A 隙間 1B 隙間 2 面 3 連結部 4 結合突起 5 凹部 11 ガラスブロック壁 12 金属枠 21 十字形施工部材 21A 経方向弾性体 21B 係合溝 21D 嵌合溝 21a 緯方向弾性体 21b 係合溝 21d 嵌合溝 22 L字形施工部材 23 T字形施工部材 24 補強用力骨(補強筋) 25A 突出部 25a 突出部 26 突出部 27 突出部 28 係合部 28A 係合突起 28a 係合突起 28B 係合孔 28b 係合孔 29 係合部 29A 係合突起 29a 係合突起 29B 係合孔 29b 係合孔 30 係合部 30A 係合突起 30a 係合突起 30B 係合孔 30b 係合孔 31 噛合部 31A 噛合突起 31a 噛合突起 31B 噛合孔部 31b 噛合孔部 31C 壁面 31c 壁面 32 噛合部32A 噛合突起 32B 噛合孔部 32C 壁面 33 噛合部 33A 噛合突起 33B 噛合孔部 33C 壁面
Claims (5)
- 【請求項1】 経方向又は緯方向に組立てるブロックの
凹部内に配置して経方向又は緯方向に組立てるブロック
間に介在させる弾性体からなるブロックの組立用施工部
材であって、上記弾性体は、ブロックの凹部内からその
面の隙間に突出して面の外周に圧接される突出部が形成
されて構成されたことを特徴とするブロックの組立用施
工部材。 - 【請求項2】 前記弾性体は、連設方向の端部にガラス
ブロックの面と同一方向の壁面を有し隣接する端部同士
が互いに噛合する噛合部が形成されて構成されたことを
特徴とする請求項1記載のブロックの組立用施工部材。 - 【請求項3】 経方向又は緯方向に組立てるブロックの
凹部内に配置して経方向又は緯方向に組立てるブロック
間に介在させる弾性体からなるブロックの組立用施工部
材であって、上記弾性体は、経方向又は緯方向の連設す
る方向に係合可能な連結部が形成されて構成されたこと
を特徴とするブロックの組立用施工部材。 - 【請求項4】 前記連結部は、ブロックの辺部の位置で
係合可能に形成されて構成されたことを特徴とする請求
項2記載のブロックの組立用施工部材。 - 【請求項5】 前記連結部は、連設方向と交差する方向
からのみ係合解除が可能に形成されて構成されたことを
特徴とする請求項4記載のブロックの組立用施工部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9194805A JP3056137B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | ブロックの組立用施工部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9194805A JP3056137B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | ブロックの組立用施工部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1122100A true JPH1122100A (ja) | 1999-01-26 |
JP3056137B2 JP3056137B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=16330559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9194805A Expired - Lifetime JP3056137B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | ブロックの組立用施工部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3056137B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004055288A1 (en) * | 2002-12-18 | 2004-07-01 | Arkadiusz Muszynski | Wall construction using hollow glass building elements |
JP2005524788A (ja) * | 2001-08-21 | 2005-08-18 | 裕一 遠藤 | 壁構造体 |
EP1585872A1 (fr) * | 2002-12-16 | 2005-10-19 | Alain Heyer | Systeme de construction de murs |
ES2267411A1 (es) * | 2006-03-27 | 2007-03-01 | Rafael Ibarra Castro (26,50%) | "elemento modular de paves". |
JP2007177595A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-12 | Shiro Nozaki | 横補強筋据え付け連結ブロック |
FR2949485A1 (fr) * | 2009-08-25 | 2011-03-04 | Paul Girard | Complexe de barrettes cavalieres et d'armatures planes segmentees, servant au montage et au chainage d'une construction de briques de verre |
ITPA20120003A1 (it) * | 2012-03-06 | 2013-09-07 | Rossella Corrao | Pannello precompresso di vetromattoni assemblati a secco per la realizzazione di involucri traslucidi. |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP9194805A patent/JP3056137B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005524788A (ja) * | 2001-08-21 | 2005-08-18 | 裕一 遠藤 | 壁構造体 |
EP1585872A1 (fr) * | 2002-12-16 | 2005-10-19 | Alain Heyer | Systeme de construction de murs |
WO2004055288A1 (en) * | 2002-12-18 | 2004-07-01 | Arkadiusz Muszynski | Wall construction using hollow glass building elements |
JP2007177595A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-12 | Shiro Nozaki | 横補強筋据え付け連結ブロック |
ES2267411A1 (es) * | 2006-03-27 | 2007-03-01 | Rafael Ibarra Castro (26,50%) | "elemento modular de paves". |
FR2949485A1 (fr) * | 2009-08-25 | 2011-03-04 | Paul Girard | Complexe de barrettes cavalieres et d'armatures planes segmentees, servant au montage et au chainage d'une construction de briques de verre |
ITPA20120003A1 (it) * | 2012-03-06 | 2013-09-07 | Rossella Corrao | Pannello precompresso di vetromattoni assemblati a secco per la realizzazione di involucri traslucidi. |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3056137B2 (ja) | 2000-06-26 |
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