JPH11220072A - 高周波集積回路装置 - Google Patents

高周波集積回路装置

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JPH11220072A
JPH11220072A JP1876498A JP1876498A JPH11220072A JP H11220072 A JPH11220072 A JP H11220072A JP 1876498 A JP1876498 A JP 1876498A JP 1876498 A JP1876498 A JP 1876498A JP H11220072 A JPH11220072 A JP H11220072A
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JP
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dielectric
frequency
integrated circuit
electrode
input
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JP1876498A
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Kei Goto
慶 後藤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部回路との接続が高周波帯で確実にかつ容
易にできしかも小型で安価な高周波集積回路を提供す
る。 【解決手段】 入出力電極を有する高周波回路が一方の
主面に形成された回路基板と回路基板の一方の主面に密
着固定された誘電体基板とを備え、入出力電極の直上に
誘電体基板を貫通するように形成された貫通孔又は、入
出力電極の直下に回路基板を貫通するように形成された
貫通孔を介して高周波信号を入出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波ミリ波
等の高周波帯で使用される高周波集積回路装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、通信や放送の分野では、より多く
の情報を伝達するためにマイクロ波やミリ波等の高い周
波数帯が使用されるようになって来ている。また、最近
では携帯電話などの普及により、高周波機器においても
小型で軽量、かつ低価格のものが求められ、必然的にそ
れらの高周波機器に使用される高周波集積回路において
も小型で軽量、かつ低価格のものが要求される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高周波集積回路は、セラミック又はメタルパッケージ内
に半導体チップを内蔵する構造であるため、コストが高
く実装面積を小さくするのにも限界があった。パッケー
ジに形成された配線を介して外部回路と接続するため
に、高周波帯における接続が不安定になったり、接続が
容易でないという問題点があった。さらに、ミリ波帯の
ような超高周波で使用する場合には、伝送線路として導
波管を使用する場合が多いが、従来の高周波集積回路は
導波管との接続が容易でなく、導波管との接続が容易な
構造にしようとすると高周波集積回路を機密封止をする
ことが困難であるという問題があった。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、外部回路
との接続が高周波帯で確実にかつ容易にできしかも小型
で安価な高周波集積回路を提供することにある。
【0005】また、本発明の第2の目的は、導波管との
接続が容易でかつ小型で安価な高周波集積回路を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
第1の高周波集積回路装置は、入出力電極を有する高周
波回路が一方の主面に形成された回路基板と上記回路基
板の一方の主面に密着固定された誘電体基板とを備え、
上記入出力電極の直上に上記誘電体基板を貫通するよう
に形成された貫通孔又は、上記入出力電極の直下に上記
回路基板を貫通するように形成れた貫通孔を介して高周
波信号を入出力することを特徴とする。このような構成
により、本発明に係る第1の高周波集積回路装置は、上
記半導体チップと略同一の面積にでき、上記入出力電極
から最短距離で外部回路と接続することができる。
【0007】また、上記第1の高周波集積回路装置にお
いて、上記回路基板は半導体基板であることが好まし
い。
【0008】さらに、上記第1の高周波集積回路装置に
おいては、上記貫通孔に電極が形成され、該電極を介し
て高周波信号を入出力することが好ましい。これによっ
て、上記誘電体基板が比較的厚い場合でも外部回路との
接続を確実にできる。
【0009】また、本発明に係る第2の高周波集積回路
装置は、入出力電極を有する高周波回路が一方の主面に
形成された回路基板と上記回路基板の一方の主面に密着
固定された誘電体基板とを備え、上記誘電体基板が、上
記入出力電極上に設けられた第1の誘電体と該第1の誘
電体より低い誘電率を有しかつ上記入出力電極から離れ
て設けられた第2の誘電体とからなり、上記誘電体基板
において該第1の誘電体をコアとする誘電体導波路が形
成されていることを特徴とする。このような構成にする
ことにより、本発明に係る第2の高周波集積回路装置
は、上記誘電体導波路を介して外部回路と接続すること
ができる。
【0010】また、この第2の高周波集積回路装置にお
いては、上記第2の誘電体は上記第1の誘電体を取り囲
むように形成されていることが好ましい。
【0011】また、上記誘電体基板の回りに上記第2の
誘電体と等しい比誘電率を有する第3の誘電体が形成さ
れ、該第3の誘電体が上記誘電体導波路のクラッド部の
一部を構成するようにしてもよい。
【0012】また、本発明に係る第3の高周波集積回路
装置は、入出力電極を有する高周波回路が一方の主面に
形成された回路基板と上記回路基板の一方の主面に密着
固定された誘電体基板とを備え、上記入出力電極の直下
に上記回路基板を貫通する貫通孔が形成されかつ該貫通
孔に上記回路基板より比誘電率の大きい誘電体を設け、
上記回路基板に該誘電体をコアとする誘電体導波路が形
成されていることを特徴とする。このような構成によ
り、第3の高周波集積回路装置においては、誘電体基板
内に誘電体導波路を形成することがないので、特に比誘
電率に限定されることなく種々の目的に応じた誘電体基
板を選定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施の形態について説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係る実施の形態1の高
周波集積回路装置の構成を示す斜視図であり、図2は図
1のA−A’線についての断面図である。この実施の形
態1の高周波集積回路装置は、図1及び図2に示すよう
に、入出力電極21、配線電極22及びトランジスタ2
3を含んでなる高周波回路が一方の主面に形成された半
導体チップ2と、該高周波回路を封止するために半導体
チップ2の一方の主面に密着固定された誘電体基板1と
を備え、入出力電極21の直上に位置し誘電体基板1に
形成された貫通孔11を介して高周波信号を入出力する
ことを特徴とする。ここで、本実施の形態1では、貫通
孔11は入出力電極21の直上に形成し、該貫通孔11
には、例えばAuメッキ等を用いて貫通孔11を埋め込
むように電極3を形成して外部との接続電極としてい
る。尚、半導体チップ2の他方の面にはほぼ全面に接地
導体24が形成されている。
【0014】また、実施の形態1の高周波集積回路装置
は、以下のように手順で作成される。まず、一方の主面
に所定の回路が形成された半導体ウエハ上に、例えば、
誘電率2.0以下のフッ素系樹脂のような高周波におけ
る損失が小さい接着剤を用いて、略半導体ウエハと同一
の平面形状を有する誘電体基板を接着する。次に、半導
体ウエハの他方の主面を研削又は研磨して半導体ウエハ
の厚さを薄くし、この研磨した他方の主面に接地導体を
例えばメツキにより形成した後、個々のチップに分割し
て図1に示す高周波集積回路装置を作成する。尚、電極
3は、誘電体基板1を接着した後であれば、いずれの時
点で形成してもよい。
【0015】以上のように構成された実施の形態1の高
周波集積回路装置は、半導体チップ2の入出力電極21
の直上において外部回路と最短距離で接続できるので、
不要なキャパシタンス及びインダクタンス成分の発生を
防止でき、高い周波数帯において外部回路と安定した接
続ができる。
【0016】また、実施の形態1の高周波集積回路装置
は、半導体チップ2と略同一の平面形状にできるので、
従来例に比較して小型にできる。さらに、実施の形態1
の高周波集積回路装置は、高価なセラミック又はメタル
パッケージを用いることなく、半導体チップ2と誘電体
基板1とを接着することにより、高周波回路部分を封止
しているので、安価にできる。
【0017】またさらに、本実施の形態1においては、
半導体ウエハ上に、誘電体基板を接着した後、すなわ
ち、半導体ウエハ上に形成された高周波回路を半導体基
板で覆って保護した後、半導体ウエハを薄くする等の加
工を施しているので、製造工程上で半導体チップを破損
することなく高周波集積回路装置を製造することができ
る。これによって、製造歩留まりを高くでき、歩留まり
が高くできる分、高周波集積回路装置を安価にできる。
また、誘電体基板を接着した後、半導体ウエハを薄くす
る加工ができるので、半導体ウエハ(半導体基板)を極
めてうすくでき、熱抵抗を小さくできるので、比較的高
い電力の信号を処理することができる高周波集積回路装
置を提供できる。
【0018】以上の実施の形態1の高周波集積回路装置
では、入出力電極21を誘電体基板1に形成された貫通
孔11に形成された電極3を用いて、外部回路と接続す
るように構成した。しかしながら本発明はこれに限ら
ず、図3に示すように、誘電体基板1を比較的薄くしか
つ貫通孔11の径又は一辺の長さを誘電体基板1の厚さ
に比較して十分大きくして、貫通孔11を開口部として
露出された入出力電極21を直接外部接続電極として用
いるようにしてもよい。
【0019】実施の形態2.図4は、本発明に係る実施
の形態2の高周波集積回路装置の構成を模式的に示す断
面図であり、該高周波集積回路装置は半導体チップ2に
形成された貫通孔25を介して外部回路と接続するよう
にしたことを特徴とし、以下のような手順で作成され
る。
【0020】すなわち、一方の主面に所定の回路が形成
された半導体ウエハ上に、実施の形態1と同様の高周波
における損失が小さい接着剤を用いて、略半導体ウエハ
と同一の平面形状を有する誘電体基板を接着する。次
に、半導体ウエハの他方の主面を研削又は研磨して半導
体ウエハの厚さを薄くし、この研磨した他方の主面から
ドライエッチング等により入出力電極21を露出させる
ように半導体ウエハに貫通孔25を形成し、その後、貫
通孔25を埋め込むように又は貫通孔25の側面に添わ
して電極4を形成する。さらに、半導体ウエハの他方の
主面に、電極4及びその周辺を除いて接地導体26を形
成して、個々のチップに分割して図4に示す高周波集積
回路装置とする。
【0021】以上のように構成された実施の形態2の高
周波集積回路装置は、実施の形態1と同様の効果を有す
る。
【0022】以上の実施の形態2の高周波集積回路装置
においてさらに、誘電体基板1上にアルミニウム等から
なるヒートシンクを設けてもよいし、誘電体基板1に代
えて、ヒートシンクを高周波回路の電極と導通しないよ
うに設けてもよい。以上のように構成することにより、
高い電力を扱うことができる電力用高周波集積回路装置
を構成することができる。
【0023】実施の形態3.図5は、本発明に係る実施
の形態5の高周波集積回路装置の構成を示す斜視図であ
り、図6は図5のB−B’線における断面図である。本
発明に係る実施の形態3の高周波集積回路装置は、入出
力電極201、配線電極202及びトランジスタ203
を含んでなる高周波回路が一方の主面に形成された半導
体チップ200と、該高周波回路を封止するために半導
体チップ200の一方の主面に密着固定された誘電体基
板100とを備える。そして、本実施の形態3では、上
記誘電体基板100が、上記入出力電極201上に設け
られた第1の誘電体5と該第1の誘電体5より低い誘電
率を有しかつ上記入出力電極201から離れて設けられ
た第2の誘電体6からなり、上記誘電体基板100にお
いて該第1の誘電体5をコアとする誘電体導波路が形成
されていることを特徴とする。
【0024】すなわち、実施の形態3の誘電体基板10
0は、入出力電極201の直上に横断面形状が方形でか
つ所定の比誘電率εr1を有する第1の誘電体5と、第1
の誘電体5を取り囲むように設けられかつ第1の誘電体
5より小さい比誘電率εr2を有する第2の誘電体6とか
らなり、第1の誘電体5の表面とその周辺部分を除く誘
電体基板100の上面と側面とに接地導体101が形成
されている。このようにして、入出力電極201の上に
第1の誘電体5をコアとし第2の誘電体6をクラッド部
とする誘電体導波路102が構成され、該誘電体導波路
201を介して半導体チップ200上に形成された高周
波回路に高周波信号が入出力される。尚、実施の形態3
において、第1の誘電体5の横断面形状は、誘電体導波
路201を伝送させる高周波信号の周波数に対応した形
状とし、方形又は円形であることが好ましい。
【0025】また、本実施の形態3では、図7に示すよ
うに、誘電体導波路102の反対側に、上記第1の誘電
体5と同一の横断面形状を有しかつ第1の誘電体5を伝
送させる高周波信号の周波数においてλg/4となる長
さ(深さ)になるように第1の誘電体5と同一の誘電体
7を設けて終端することが好ましい。
【0026】以上のように構成された実施の形態3の高
周波集積回路装置は、実施の形態1,2と同様、半導体
チップ200と略同一の平面形状を有する誘電体基板1
00を用いて半導体チップ100に形成された高周波回
路を封止して保護しているので、小型でかつ安価にでき
る。
【0027】また、実施の形態3の高周波集積回路装置
は、実施の形態1,2と異なり、誘電体基板100に形
成された、導波管の伝送モードと結合が容易な誘電体導
波路102を介して高周波信号を入出力するように構成
しているので、導波管との接続を容易にできる。
【0028】実施の形態4.図8は、実施の形態4の高
周波集積回路装置の構成を示す模式的な断面図である。
尚、図8において、図5,6,7と同様のものには同様
の符号を付して示している。この実施の形態4の高周波
集積回路装置は、実施の形態3で用いた誘電体基板10
0を接合した後、半導体チップ2の第1の誘電体5とは
反対側の位置に貫通孔205を設け、該貫通孔205に
第1の誘電体5と同一の誘電体208を充填して、該充
填した誘電体208をコアとする誘電体導波路220を
介して高周波信号を入出力するように構成したものであ
る。尚、実施の形態4において第1の誘電体5は終端と
して動作する。以上のように構成しても実施の形態1,
2,3と同様の効果を有する。
【0029】実施の形態5.図9は、実施の形態5の高
周波集積回路装置の構成を示す斜視図であり、図10は
図9の本体動作部300を示す斜視図である。また、図
11は、図10におけるC−C’線における模式的な断
面図である。
【0030】この実施の形態5の高周波集積回路装置に
おいて、誘電体基板301は、第2の誘電体306とそ
の両側に設けられかつ第2の誘電体306より高い誘電
率を有する第1の誘電体305とからなり、本体動作部
300は、図11に示すように半導体チップ200の入
出力電極201上に第1の半導体305が位置するよう
に、誘電体基板301を密着させて構成される。また、
外周クラッド部110は、第2の誘電体306と同一の
材料を用いて形成される。すなわち、本実施の形態5で
は、以上のように構成された本体動作部300の回りに
図9に示すように外周クラッド部110を設けることに
より、第1の誘電体305をコアとし第2の誘電体30
6及び外周クラッド部110をクラッドとする誘電体導
波路が構成され、該誘電体導波路を介して高周波信号が
入出力される。ここで、第1の誘電体305及び第2の
誘電体306は、例えば、EPTFE(多孔質テフロ
ン)等からなり、誘電率の差は誘電体粉体の添加の有無
又は添加量の差によって決定される。尚、本実施の形態
5では、外周クラッド部110は、クラッド部110a
とクラッド部110bとからなり、本体動作部300と
外周クラッド部110との組み立てを容易にしている。
【0031】以上のように構成された実施の形態5の高
周波集積回路装置は、実施の形態3と同様の効果を有す
る。
【0032】尚、実施の形態5の高周波集積回路装置に
おいて、入出力用の誘電体導波路を出力側と反対側を終
端するためには、例えば、図12に示すように、第1の
誘電体305と対向して位置する半導体チップ200の
厚さを、入出力される高周波信号の周波数においてλg
/4になるように設定しかつ該部分に接地導体204に
接続された接地導体9を形成する。この場合、外周クラ
ッド部110は、図13に示すように配置する。以上の
ようにして一端が終端されかつ他端から高周波信号を入
出力することができる誘電体導波路を形成することがで
きる。
【0033】以上の実施の形態5の高周波集積回路装置
では、図14,15に示すように、誘電体基板を接合し
たときに、半導体チップ200との間に空間ができるよ
うに、第2の誘電体306に代えて凹部を有する第2の
誘電体310を用いてもよい。またこの場合さらに、図
16に示すように誘電体導波路を終端するようにしても
よい。
【0034】以上の実施の形態1〜5の高周波集積回路
装置は、半導体基板上に高周波回路が形成された半導体
チップを用いて構成したが、本発明はこれに限らず、例
えばサファイヤやアルミナ等の誘電体基板を用いて高周
波回路を形成するようにしてもよい。以上のように構成
しても実施の形態1〜5と同様の効果を有する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明に係る第1の高周波集積回路装置は、上記回路基
板の一方の主面に上記誘電体基板を密着固定することに
より上記高周波回路を封止して保護しているので、上記
半導体チップと略同一の実装面積にでき小型化が図れ
る。また、高価なパッケージを用いることなく高周波回
路を封止しているので安価にできる。また、第1の高周
波集積回路装置では、上記入出力電極の直上に上記誘電
体基板を貫通するように形成された貫通孔又は、上記入
出力電極の直下に上記回路基板を貫通するように形成れ
た貫通孔を介して高周波信号を入出力するようにしたの
で、上記入出力電極から最短距離で外部回路と接続する
ことができる。これによって、接続電極による不要なキ
ャパシタンス成分又はインダクタンス成分を極めて小さ
くでき、高周波において安定した外部回路との接続がで
きる。
【0036】また、上記第1の高周波集積回路装置で
は、上記回路基板として半導体基板を使用することによ
り、高周波回路を構成する能動素子及び受動素子を一体
で形成できるので、さらに小型化することができる。
【0037】さらに、上記第1の高周波集積回路装置に
おいては、上記貫通孔に電極が形成し、該電極を介して
高周波信号を入出力することにより、上記誘電体基板が
比較的厚い場合でも外部回路との接続を確実にできる。
【0038】また、本発明に係る第2の高周波集積回路
装置は、上記回路基板の一方の主面に誘電体基板を密着
固定することにより回路基板上に形成された回路を封止
保護しているので、第1の高周波集積回路装置と同様小
型でかつ安価にできる。また、本発明に係る第2の高周
波集積回路装置では、上記誘電体基板が、上記入出力電
極上に設けられた第1の誘電体と該第1の誘電体より低
い誘電率を有しかつ上記入出力電極から離れて設けられ
た第2の誘電体とからなり、上記誘電体基板において該
第1の誘電体をコアとする誘電体導波路が形成されてい
るので、該誘電体導波路を介して外部回路と接続するこ
とができ、導波管との接続が容易にできる。
【0039】また、この第2の高周波集積回路装置にお
いて、上記第2の誘電体を上記第1の誘電体を取り囲む
ように形成することにより、信号伝送が安定した誘電体
導波路を形成できる。
【0040】また、上記誘電体基板の回りに上記第2の
誘電体と等しい比誘電率を有する第3の誘電体が形成さ
れ、該第3の誘電体が上記誘電体導波路のクラッド部の
一部を構成するようにすることにより、誘電体導波路の
コア部分を大きくする事が可能になり、上記誘電体導波
路の設計における自由度を向上させることができる。
【0041】また、本発明に係る第3の高周波集積回路
装置は、上記第1及び第2の高周波集積回路装置と同様
に小型でかつ安価にでき、さらに後述の特有の効果を有
する。すなわち、上記第3の高周波集積回路装置におい
ては、上記回路基板を貫通する貫通孔に上記回路基板よ
り比誘電率の大きい誘電体を設け、上記回路基板に該誘
電体をコアとする誘電体導波路が形成されているので、
誘電体基板内に誘電体導波路を形成することがなく、誘
電体基板の構造を簡単にでき、しかも特定の誘電率に限
定されることなく種々の目的に応じた誘電体基板を選定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1の高周波集積回路
装置の斜視図である。
【図2】 図1のA−A’線における断面の部分断面図
である。
【図3】 実施の形態1の変形例の部分断面図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態2の高周波集積回路
装置の部分断面図である。
【図5】 本発明に係る実施の形態3の高周波集積回路
装置の斜視図である。
【図6】 図5のB−B’線における断面の部分断面図
である。
【図7】 実施の形態3の変形例の部分断面図である。
【図8】 本発明に係る実施の形態4の高周波集積回路
装置の斜視図である。
【図9】 本発明に係る実施の形態5の高周波集積回路
装置の斜視図である。
【図10】 実施の形態5の高周波集積回路装置におけ
る本体動作部の斜視図である。
【図11】 図10のC−C’線における断面の部分断
面図である。
【図12】 実施の形態5の第1の変形例の本体動作部
の部分断面図である。
【図13】 実施の形態5の第1の変形例の部分断面図
である。
【図14】 実施の形態5の第2の変形例の本体動作部
の斜視図である。
【図15】 実施の形態5の第2の変形例の本体動作部
の部分断面図である。
【図16】 実施の形態5の第2の変形例の本体動作部
に終端部を設けたときの部分断面図である。
【符号の説明】
1,100,301 誘電体基板、2,200 半導体
チップ、3,4 電極、5,305 第1の誘電体、
6,306,310 第2の誘電体、9,24,26,
101,204 接地導体、11,25,205 貫通
孔、21,201入出力電極、22,202 配線電
極、23,203 トランジスタ、102,220 誘
電体導波路、110 外周クラッド部、110a,11
0b クラッド部、208 誘電体、300 本体動作
部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力電極を有する高周波回路が一方の
    主面に形成された回路基板と上記回路基板の一方の主面
    に密着固定された誘電体基板とを備え、上記入出力電極
    の直上に上記誘電体基板を貫通するように形成された貫
    通孔又は、上記入出力電極の直下に上記回路基板を貫通
    するように形成れた貫通孔を介して高周波信号を入出力
    することを特徴とする高周波集積回路装置。
  2. 【請求項2】 上記回路基板は半導体基板である請求項
    1記載の高周波集積回路装置。
  3. 【請求項3】 上記貫通孔に電極が形成され、該電極を
    介して高周波信号を入出力する請求項1又は2記載の高
    周波集積回路装置。
  4. 【請求項4】 入出力電極を有する高周波回路が一方の
    主面に形成された回路基板と上記回路基板の一方の主面
    に密着固定された誘電体基板とを備え、 上記誘電体基板が、上記入出力電極上に設けられた第1
    の誘電体と該第1の誘電体より低い誘電率を有しかつ上
    記入出力電極から離れて設けられた第2の誘電体とから
    なり、上記誘電体基板において該第1の誘電体をコアと
    する誘電体導波路が形成されていることを特徴とする高
    周波集積回路装置。
  5. 【請求項5】 上記第2の誘電体は上記第1の誘電体を
    取り囲むように形成されている請求項4記載の高周波集
    積回路装置。
  6. 【請求項6】 上記誘電体基板の回りに上記第2の誘電
    体と等しい比誘電率を有する第3の誘電体が形成され、
    該第3の誘電体が上記誘電体導波路のクラッド部の一部
    を構成する請求項4記載の高周波集積回路装置。
  7. 【請求項7】 入出力電極を有する高周波回路が一方の
    主面に形成された回路基板と上記回路基板の一方の主面
    に密着固定された誘電体基板とを備え、 上記入出力電極の直下に上記回路基板を貫通する貫通孔
    が形成されかつ該貫通孔に上記回路基板より比誘電率の
    大きい誘電体を設け、上記回路基板に該誘電体をコアと
    する誘電体導波路が形成されていることを特徴とする高
    周波集積回路装置。
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