JPH11218454A - 操作力検出装置 - Google Patents

操作力検出装置

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JPH11218454A
JPH11218454A JP2179498A JP2179498A JPH11218454A JP H11218454 A JPH11218454 A JP H11218454A JP 2179498 A JP2179498 A JP 2179498A JP 2179498 A JP2179498 A JP 2179498A JP H11218454 A JPH11218454 A JP H11218454A
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Bunichi Shiba
Shigeru Shirai
白井  滋
Makoto Oyama
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作方向、量の少なくとも一入を簡単な構成
で可能とする操作力検出装置の提供。 【解決手段】 操作手段54に複数の検出手段63a〜
63cを設け、この操作手段54が人力等によりある方
向に操作されるとその動きに応じて複数の検知手段に押
圧がかかり、この検知手段54の入力した値を操作量確
定手段66に送り、この信号を演算することで操作手段
54に加わっている力の量、方向の少なくとも一方を検
出する。検知手段が簡単な構成のため機器への組み込み
が容易で、かつ外部に有害な影響を与え無い検出装置を
実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動体を外部から
の操作力、特に人の力を用いて軽く安全に駆動できるよ
うにした機器等の操作力を検出する操作力検出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食器棚等の昇降装置において人の
力に応じて動作を調節するものはあまり無かった。
【0003】同様な考え方のものとしては、例えば特開
平6−42907号公報に掲載されているような内燃機
関のスロットルバルブの回転軸に取り付けられ、スロッ
トルバルブの開度を検出するスロットルポジションセン
サに関するものがある。
【0004】このスロットルポジションセンサは、図1
9に示すようにまずN,S一対の磁石2a,2bをケー
シング6を介してスロットルバルブの回転軸4の先端に
固定し、その上からハウジング10を被せてスロットル
ボディに固定することにより、ホール素子8a,8bを
磁石2a,2bにて形成された中空部に配設する。する
とスロットルバルブの回転軸4の回転に伴い、磁石2
a,2bがホール素子8a,8bの周りを回転し、ホー
ル素子8a,8bの感磁面に対する磁界方向が変化す
る。この結果、ホール素子8a,8bの感磁面に対する
磁界の入射角度をθとすると、各ホール素子8a,8b
からの出力VHは、次式(1)のように変化し図20に
示すように回転軸4が−90°から+90°へ回転する
間に、−VAから+VAへと正弦波上を連続的に変化す
る。
【0005】このような構成のため、磁石とホール素子
とを個々にスロットルバルブに取り付けることができ、
その構成を簡素化して、スロットルバルブへの組み付け
作業の作業性を向上できる。
【0006】また、中空円筒状の磁石においては、周囲
の磁性体に影響されることなく、中空部において磁界が
形成されるためホール素子がその中心位置Oからずれて
も、検出結果が大きく変化することはなく、スロットル
開度の検出精度を確保することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような装置では磁気が周囲にもれる可能性があり、
センサを設けることにより外部の情報機器や微弱電器信
号による情報通信機器が周囲にある場合、それらの信号
に雑音等の影響を与えることが考えられる。
【0008】また、単純に動作方向を調べるようなこと
にはその利用が難しいことがあるという課題を有してい
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、手等の人体の一部で操作する操作手段と、
前記操作手段にかかる操作力の強さまたは操作する方向
の少なくとも一方を検出する検出手段と、前記検出手段
の信号により操作手段にかかる操作量を確定する操作量
確定手段とを備えたものである。
【0010】上記発明によれば、人の力の方向およびそ
の大きさを感知することが可能であるため、操作量確定
手段の出力を利用すれば例えばモータ等の補助手段を用
いて動作を補助することが可能になる。
【0011】さらに、検出手段の検知手段として、感圧
素子や抵抗手段等を使用すれば構成が簡単であり、かつ
外部に雑音等の有害な影響を与えることがなく検出を容
易に実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】請求項1に係る発明は、手等の人
体の一部で操作する操作手段と、前記操作手段にかかる
操作力の強さまたは操作する方向の少なくとも一方を検
出する検出手段と、前記検出手段の信号により操作手段
にかかる操作量を確定する操作量確定手段とを備えたも
のである。
【0013】本発明によれば、人の力の方向およびその
大きさを感知することが可能であり、検出手段を簡単な
構成で実現することにより機器への組み込みが容易で、
かつ外部に雑音等の有害な影響を与えることがなく検出
を容易に実現することができる。
【0014】請求項2に係る発明は、検出手段の検知手
段は操作手段の周囲90°毎に4個備えた構成を有する
ものである。
【0015】本発明によれば、360°にわたる操作手
段への力のかかり具合を4個の検知手段で確実に検出し
確定することが可能となる。
【0016】請求項3に係る発明は、検知手段は4個備
え、各検知手段の形状が各々異なり出力変化から操作方
向を調べる構成を有するものである。
【0017】本発明によれば、検知手段の大きさが各々
異なるため出力が一定でない。このため出力値によりど
の検知手段に操作手段が動いたのかが容易に判断できる
ようになる。
【0018】請求項4に係る発明は、検知手段は4個と
し、各検知手段に各々バイアス手段を有し、検知手段の
出力値は各々重ならない構成を有するものである。
【0019】本発明によれば、検知手段の出力があらか
じめ重ならないようバイアスされているため、出力をみ
ればどの検知手段からの信号かがすぐに判断でき、出力
線の取り違え等のトラブルを回避することが可能であ
る。
【0020】請求項5に係る発明は、検知手段は3個備
えた構成を有するものである。本発明によれば、360
°にわたる操作手段への力のかかり具合を3個の検知手
段で確実に検出し確定することが可能となる。
【0021】請求項6に係る発明は、検知手段は2個と
し、各検知手段の形状は異なり、各々バイアス手段を有
し、出力値は重ならないようにした構成を有するもので
ある。
【0022】本発明によれば、360°にわたる力のか
かり具合を2個の検知手段で確実に検出し、その出力値
が重ならない構成により、検知手段の出力を誤判断する
こと無く確実に判定することが可能になる。
【0023】請求項7に係る発明は、円周上に設置した
略長方形の形状の感圧手段で構成する検知手段と、前記
感圧手段に操作手段からの操作量を圧力として印加する
応圧手段とを備え、前記応圧手段は前記感圧手段に対応
した円周状で角度によりその大きさが変化する形状とす
る構成を有するものである。
【0024】本発明によれば、操作手段の操作方向によ
り感圧手段にかかる大きさが異なることから感圧手段の
出力が操作手段の方向によって変化する。したがって、
感圧手段の出力により操作手段の操作方向を容易に判定
することが可能になる。
【0025】請求項8に係る発明は、円周上に設置した
感圧手段で構成する検知手段と、前記感圧手段に操作手
段からの操作量を圧力として印加する応圧手段とを備
え、前記感圧手段は前記応圧手段に対応した円周状で角
度によりその大きさが変化する形状とする構成を有する
ものである。
【0026】本発明によれば、感圧手段の大きさが円周
角度によって異なるため、操作手段にかかる操作力の方
向により感圧手段に加わる圧力が変化する。したがっ
て、感圧手段の出力を調べることにより操作手段のどの
方向に力が加わったかを判定することが可能になる。
【0027】請求項9に係る発明は、円周上に設置した
略長方形の場所で螺旋状に配置した線状感圧手段で構成
する検知手段と、前記感圧手段に操作手段からの操作量
を圧力として印加する応圧手段とを備え、前記応圧手段
は前記感圧手段に対応した円周状に複数設置し、円周状
の角度に応じて前記感圧手段と接触する箇所が変化する
形状とする構成を有するものである。
【0028】本発明によれば、円周上に設置された線状
感圧手段を操作手段の操作方向に応じて応圧手段により
対応する場所で応圧処理が発生するため感圧手段の出力
を調べることにより、操作手段の操作方向を判定するこ
とが可能になる。
【0029】請求項10に係る発明は、円周上に配置し
た略長方形の形状の抵抗手段と、操作手段の円周上に配
置した凸部Pと、前記凸部Pと対になり同操作手段の円
周上で角度に応じて前記凸部Pとの距離が異なるように
配置した凸点Qの2つの凸部を設け、応圧位置により前
記凸部両端の抵抗値が変化する構成を有するものであ
る。
【0030】本発明によれば、2つの凸部の間隔が円周
方向により変化しているため操作手段へかかる力の方向
により抵抗手段に接触する凸部間隔が異なり、その結果
出力する抵抗値が変化し操作方向を判定することが可能
になる。
【0031】請求項11に係る発明は、操作手段の円周
上に配置した凸部Pと、前記凸部Pと対になり同操作手
段の円周上で角度に応じて前記凸部Pとの距離が異なる
ように配置した凸点Qの2つの凸部の少なくとも一方は
断続状の凸部とする構成を有するものである。
【0032】本発明によれば、凸部が独立して複数存在
することにより、操作手段にかかる力の方向で抵抗手段
に接触する凸部は1箇所のみとすることができ、抵抗値
が離散的に変化することから操作方向を確実に判定する
ことが可能になる。
【0033】請求項12に係る発明は、操作手段の円周
に対して角度に応じて螺旋状に配置した凸部Rを設け、
検出手段は円周上に設置した略長方形の形状の感圧手段
からなる検知手段を有し、かつ操作手段の前記凸部Rを
設けた反対側の一方を支点とする形状で前記螺旋状の凸
部Rまでの距離比で決まる圧力変化により円周位置を確
定する構成を有するものである。
【0034】本発明によれば、操作手段の横方向の長さ
を利用して梃子の動作を用い円周方向にかかる力の大き
さを長さに応じて変化することにより、感圧手段の出力
値から操作手段にかかる力の方向を判定することが可能
になる。
【0035】請求項13に係る発明は、操作手段の円周
上に配置した凸部Rは断続状の凸部とする構成を有する
ものである。
【0036】本発明によれば、凸部が独立して複数存在
することにより、操作手段にかかる力の方向で感圧手段
に接触する凸部は1箇所のみとすることができ、圧力値
が離散的に変化することから操作方向を確実に判定する
ことが可能になる。
【0037】請求項14に係る発明は、検出手段の配置
場所は鉛直方向以外とする構成を有するものである。
【0038】本発明によれば、操作手段の鉛直方向にか
かる重力成分を検出手段にオフセット分としてかかるこ
とを防ぐことができ、操作手段へかかる力の大きさを精
度良く検出することが可能になる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0040】(実施例1)図1は昇降用の食器棚の斜視
図である。
【0041】図1から図4は本発明の実施例1の操作量
検出装置を用いた食器棚を示している。
【0042】収納キャビネット41には、前方下方に引
き出し下降する昇降式のラック50が格納されている。
収納キャビネット41は、内面43の両側には基台44
のピン45a,45bに枢支した平行リンク46が取り
付けられており、両側面で対向し合う前部側のアーム4
7aは図3に示すように枢軸48により連結され同体回
転するようになっている。
【0043】平行リンク46は、前後アーム47a,4
7bの自由端部間を取り付け座49により連結されリン
ク機構を構成し、ラック等の可動体50の移動軌跡を規
制して支持する支持手段60を形成している。
【0044】可動体であるラック50は、両側板51と
底面から背面につながる線材や薄板材等よりなるかご5
2と、線材や樹脂成形材等よりなる棚53と、前方下部
に取り付けられた把手54により構成されており、その
両側板51が平行リンク46の取り付け座49に固定さ
れている。
【0045】ここで、物品はかご52と棚53に収納
し、操作手段である把手54をにぎってラック50の出
し入れ操作を行うものである。
【0046】また、基台44の内側には、後部側アーム
47bに連結されて同時回転する回転板55と、ねじり
バネ56が配置されており、ねじりバネ56の先端は一
方を固定金具57と、他方を回転板55に取り付けられ
た受けピン58に当接し、ラック50が引き出されて下
降していくときこのねじりバネ56を巻き上げ、この反
力によりラック50の出し入れが軽い操作で行えるよう
になっている。
【0047】さらに、可動体であるラック50の把手5
4は中空パイプで構成され、その把手54には、その把
手54に作用する人力の強さまたは人力の方向の少なく
とも一方を検知するための検出手段63が設置されてい
る。本実施例では検出手段63の一検知手段例として、
例えば感圧センサを例にして以下説明を行う。
【0048】そして、その感圧センサ63の信号は、基
台44の内側に設けた制御手段64に伝送され、感圧セ
ンサ63の信号に応じて駆動手段である例えばモータ6
5を駆動する構成である。
【0049】なお、モータ65は、前記回転板55と歯
車66によって減速増力して動力伝達される構成であ
る。
【0050】また図において、59は基台44に取り付
けられたストッパーであり、後部側アーム47bが垂直
位置よりやや後方に傾いた位置でこのストッパー59に
当接してラック50は格納状態となり、次に図に示すよ
うに、ラック50を引き出していくとき後部側アーム4
7bは、ほぼ水平位置でストッパー59の反対側に当接
して停止するようになっている。すなわち、可動体であ
るラック50の移動軌跡の終端で可動体の作動を機械的
に停止する。
【0051】次に動作,作用について説明する。図4に
おいて、収納キャビネット41内に基台44および平行
リンク46等により支持された破線で示した状態にある
可動体であるラック50の操作手段である把手54を手
前(図では右下方向)に引っ張ると、操作手段である把
手54の内部に組み込まれた検出手段63である感圧セ
ンサが、人力の強さまたは人力の方向の少なくとも一方
を示す信号を制御手段64に伝達し、その制御手段64
が駆動手段であるモータ65を駆動する。
【0052】そしてモータ65の動力は歯車66により
回転板55を通じて平行リンク46の後部側アーム47
bに伝達され、平行リンク46は前方へ回転し、可動体
であるラック50は略水平を保ちながら手前下方に移動
する。
【0053】図5に検出手段63の構成の一例を示す。
この例では複数の感圧センサ等の検知手段63a,63
b,63cを操作手段である把手54の端部でラック5
0の側板51にあたる箇所に操作手段受け67を設け
る。この操作手段受け67の内部に検知手段を設け操作
手段54が人力等によりある方向に操作されるとその動
きに応じて検知手段に押圧がかかるようになっている。
そして複数の検知手段からの信号を演算することにより
操作手段に加わっている力の量、または方向の少なくと
も一方を検出し、操作量確定手段66に送る。
【0054】このように、検出手段63を簡単な構成で
実現することにより機器への組み込みが容易で、かつ外
部に雑音等の有害な影響を与えることが無い検出装置を
容易に実現することができる。
【0055】また、検出手段63が人力の強さまたは人
力の方向の少なくとも一方を検知し、その検知信号に応
じて、制御手段64が駆動手段であるモータ65の駆動
力を制御し可動体であるラック50を駆動するように作
用する。したがって、人が手動でラック50を動かすの
と同じ感覚で自分の意志に応じた方向に安全に駆動で
き、かつモータ65の駆動力により大幅に人力を軽減で
き、楽に動かすことができる。
【0056】上記検出手段63は人力検出手段としても
作用し、この場合感圧センサを棒状の把手54自体に固
着して設けておく。棒状の把手54に人力を作用すると
握力による加圧で把手54に固着してある検知手段とし
ての感圧センサの電気抵抗が変化し、人力の強さが検出
できる構成である。感圧センサの電気信号は電気抵抗の
変化に限られるものではなく、静電容量変化などいかな
る電気信号変化であれ、把手54における加圧量に応じ
て電気的な物性値が変化するものであれば、いずれでも
同様に機能できる。
【0057】また、ラック50に乗せた品物が比較的重
い品物であった場合等に、引き下ろしたラック50を持
ち上げて収納キャビネット41に収納するような場合、
ラック50を押し上げるために把手54を押す力に応じ
て、操作量検知手段でもある感圧センサの信号も大きく
なり、その信号に応じて制御手段64が駆動手段である
モータ65の駆動力を増大し、モータ65が補助する力
が大きくなる。したがって、重いものでも僅かな人力で
収納や取り出しを楽に行うことができる。
【0058】この実施例では上記人力検出及び操作量検
出手段の検知手段として感圧センサを用いて説明してい
るが、他の検知手段を用いても問題は無い。例えば、圧
電手段からなる方式にして、手の握る圧力を電気に変換
するセンサや、単純に握る圧力そのものを検知する例え
ば半導体圧力センサや空気圧を検知する圧力センサでも
良い。さらに、人体の電気的特性を活かした静電容量セ
ンサや、外来電気ノイズに強くするため握る圧力により
透過量の変化する光伝送手段を用いた方式でも良い。
【0059】(実施例2)以下、本発明の実施例2につ
いて図面を参照しながら説明する。本実施例は請求項2
に係る。
【0060】本実施例は実施例1と同じ図1〜図4と図
6を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0061】図6(a)に操作手段受け67の断面図、
図6(b)に検知手段の検出方向の分担図を示す。
【0062】検知手段63a〜63dは操作手段受け6
7の円周に沿って90°毎に4個備えた構成とする。こ
れにより、操作手段54に360°どの方向から力が加
わってもその大きさと方向を検出することが可能であ
る。
【0063】例えば鉛直方向上側の検知手段63aの検
出できる角度は図6(b)に示してあるpのように27
0°から90°までを分担する。同様に鉛直方向下側の
検知手段63cの検出できる角度は図6(b)に示して
あるrのように90°から270°までを分担する。
【0064】また、操作手段54を引き出す方向の検知
手段63bの検出できる角度は図6(b)のgに示すよ
うに0°から180°であり、操作手段54を押し込む
方向の検知手段63dの検出できる角度は図6(b)の
sに示すように180°から360°となる。
【0065】このように検出できる角度を分担し、各検
知手段の入力の違いにより角度を検出することができ
る。
【0066】例えば図6(b)に示すように検知手段6
3bの検出値がqのx1であり、検知手段63cの検出
値がrのx2であるような場合は操作量確定手段66に
おいて角度θ1の方向に操作手段54は力が加わってい
ると判断できる。
【0067】(実施例3)以下、本発明の操作力検出装
置の実施例3について図面を参照しながら説明する。本
実施例は請求項3に係る。
【0068】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0069】図7(a)に操作手段受け67の断面図、
図7(b)に検知手段の検出方向の分担図を示す。
【0070】検知手段63a〜63dは操作手段受け6
7の円周に沿って90°毎に4個備えた構成で、その形
状を各々異なるようにする。
【0071】これにより、操作手段54に360°どの
方向から力が加わってもその大きさと方向を検出するこ
とが可能であり、特に検出を確実に行いたい角度の検知
手段を大きくすることにより分解能を上げたり、またノ
イズ等による外乱に対しても確実に確定できる大きな信
号が発生する形状にする。
【0072】例えば鉛直方向上側の検知手段63aの検
出できる角度は図7(b)に示してあるpのように27
0°から90°までを分担するがその大きさを小さくし
ておく。同様に鉛直方向下側の検知手段63cの検出で
きる角度は図7(b)に示してあるrのように90°か
ら180°までを分担する。そして63cの形状を大き
くすることにより下側への力の加わり方を感度良く検出
するようにしておく。これはラック50を引き降ろす場
合は検知手段63cの入力を敏感にして少しの力のかか
り具合でも確実に動作するようにするためである。
【0073】また、操作手段54を引き出す方向の検知
手段63bの検出できる角度は図7(b)のqに示すよ
うに0°から90°であり、操作手段54を押し込む方
向の検知手段63dの検出できる角度は図7(b)のs
に示すように180°から270°となる。
【0074】このように検出できる角度を分担し、各検
知手段の大きさを変化させ、感度を調整することにより
角度による分解能やノイズ耐力を希望する値に調整する
ことができる。
【0075】これにより、全方向からの操作力を検出し
ながら、特に希望する角度に対して感度をより高めてお
くことが可能になる。
【0076】(実施例4)以下、本発明の操作力検出装
置の実施例4について図面を参照しながら説明する。本
実施例は請求項4に係る。
【0077】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0078】図8(a)に検出手段63のバイアス電圧
を示す回路図、図8(b)に検知手段の出力特性図を示
す。
【0079】検知手段は操作手段受け67の円周に沿っ
て90°毎に4個備えた構成で、図6(a)と同様な配
置とする。そして、例えば検知手段が抵抗体等でできて
いる場合は各検知手段にバイアス電圧を印加することで
各検知手段の出力値は各々重ならない構成とする。
【0080】動作を図面をもとに説明する。図8(a)
のように各検知手段63aにはバイアス手段E1、63
bにはE2、63cにはE3、63dにはE4を設け、
その大きさはE1<E2<E3<E4としておく。その
結果、操作手段54に操作力が印加されなくても、各検
知手段63の出力信号は図8(b)のようになる。検知
手段63aの出力は何もなくてもe1となり、以下同様
に、63bにはe2、63cにはe3、63dにはe4
のあらかじめ設定していたバイアス電圧が出力値として
出ている。この値に操作手段54に印加される力を加え
ると各検知手段の出力電圧は図8(b)に示すように増
加していく。
【0081】その検出手段63からの出力は操作量確定
手段66により制御される選択手段80により1つずつ
選択される。検知手段63aの出力はVoa、同様に6
3bの出力はVob、63cの出力はVoc、63dの
出力はVodである。選択手段80はこの出力Voaか
らVodを時間的に選択し、その出力を操作量確定手段
66に出力する。この時、各検知手段63からの出力電
圧は同じ値がでないようになっている。
【0082】動作例を図8(c)を用いて説明すると時
刻t0で出力e3のため選択手段80から操作量確定手
段66に出力された信号から最初検知手段63cの方向
に力が加わり、時刻t2で出力値が減少している。これ
は検知手段63bの方向にも力が加わり始めたためであ
り、最終的には時刻t2で出力値がe3を超えている。
このため操作方向としては検知手段63cと63bの中
間方向に力が印加されたと判定する。
【0083】以上のように各検知手段63からの出力電
圧は同じ値がでないようになっているため操作力確定手
段66では各検知手段63の出力信号からどの検知手段
から発生した信号かがすぐにわかり、断線やノイズ等の
誤検知を防止することが可能になる。
【0084】(実施例5)以下、本発明の操作力検出装
置の実施例5について図面を参照しながら説明する。本
実施例は請求項5に係る。
【0085】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0086】図9(a)に操作手段受け67の断面図、
図9(b)に検知手段の検出方向の分担図を示す。
【0087】検知手段63a〜63cは操作手段受け6
7の円周に沿って120°毎に3個備えた構成とする。
これにより、操作手段54に360°どの方向から力が
加わってもその大きさと方向を検出することが可能であ
る。
【0088】例えば鉛直方向上側の検知手段63aの検
出できる角度は図9(b)に示してあるpのように24
0°から120°までを分担する。同様に鉛直方向下側
において操作手段54を引き出す方向の検知手段63b
の検出できる角度は図9(b)に示してあるqのように
120°から240°までを分担する。
【0089】また、鉛直方向で操作手段54を押し込む
方向の検知手段63cの検出できる角度は図9(b)の
rに示すように240°から360°となる。
【0090】このように少ない個数の検知手段で検出で
きる角度を分担し、各検知手段の入力の違いにより角度
を検出することができる。
【0091】例えば図9(b)に示すように検知手段6
3bの検出値がqのx1であり、検知手段63cの検出
値がrのx2であるような場合は操作量確定手段66に
おいて角度θ1の方向に力が加わっていると判断するこ
とができる。
【0092】(実施例6)以下、本発明の操作力検出装
置の実施例6について図面を参照しながら説明する。本
実施例は請求項6に係る。
【0093】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0094】図10(a)に操作手段受け67の断面
図、図10(b)に操作手段受け67のA−A線から展
開した検知手段の展開図、図10(c)に検出手段のバ
イアス電圧を示す回路図、図10(d)に検出手段の出
力特性図を示す。
【0095】検知手段63e,63fは図10(b)の
ように操作手段受け67の円周に沿ってある面積を持っ
た形状で構成する。そして、例えば検知手段が抵抗体等
でできている場合は図10(c)に示すように例えば検
知手段63eにバイアス電圧E1を印加することで検知
手段63e,63fの出力値は各々重ならない構成とす
る。
【0096】動作を図面をもとに説明する。図10
(c)のように検知手段63eにはバイアス手段E1を
設け、63fはそのままとする。その結果、操作手段5
4に操作力が印加されなくても、検知手段63eの出力
信号は図10(d)のように、出力は何もしなくてもe
1となる。検出手段63fの出力は何もしないと0であ
る。この値に操作手段54に印加される力を加えると各
検出手段の出力電圧は図10(d)に示すように増加し
ていく。
【0097】この時、各検知手段63e,63fからの
出力電圧は同じ値がでないようになっている。
【0098】その各検知手段63e,63fからなる検
出手段からの出力は操作量確定手段66により制御され
る選択手段80により1つずつ選択される。検知手段6
3eの出力はVoa、同様に63fの出力はVobであ
る。選択手段80はこの出力VoaからVobを時間的
に選択し、その出力を操作量確定手段66に出力する。
この時、各検知手段からの出力電圧は同じ値がでないよ
うになっている。
【0099】また、検知手段63e,63fの配置を図
10(b)のように円周上を形状を変化した設置として
いるため、出力の大きさにより角度もある程度検出する
ことが可能となる。
【0100】以上のように操作力確定手段66では各検
知手段からの出力電圧は同じ値がでないようになってい
るため検知手段63e,63fの出力信号を入力するこ
とによりどちらの検知手段から発生した信号かがすぐに
わかり、またその大きさとあらかじめ設置してある配置
状態から角度を検知することが可能になる。
【0101】(実施例7)以下、本発明の操作力検出装
置の実施例7について図面を参照しながら説明する。本
実施例は請求項7に係る。
【0102】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0103】図11(a)に操作手段受け67の断面
図、図11(b)に操作手段受け67のA−A線から展
開した検知手段63gの展開図、図11(c)に操作手
段54の断面図、図11(d)に操作手段受け67のA
−A線から展開した操作手段54の展開図である。
【0104】検知手段63gは図11(b)のように操
作手段受け67の円周に沿って略長方形の面積を持った
形状で構成する。そして操作手段54に構成されている
円周状で角度によってその大きさが変化する応圧手段7
0は図11(d)のように構成されている。
【0105】動作を図面をもとに説明する。図11
(b)のように円周状に同じ形状の感圧手段からなる検
知手段63gを配置し、図11(b)の破線で示したよ
うにその検知手段63gに対応する円周状に操作手段5
4上に配置した応圧手段70がある。
【0106】したがって、操作手段54の動作する方向
により応圧手段70が検知手段63gに接触する面積が
変化する。例えば、図11(b)のP点では応圧手段7
0の幅があり検知手段63の出力は図11(e)のよう
に大きいが、図11(b)のQ点では応圧手段70の幅
は小さく、その結果検知手段63gの出力は図11
(e)のように小さくなる。
【0107】このように操作手段14の操作する方向に
よって応圧手段70の幅が変化するため、感圧手段63
の出力がそれに応じて変化する、操作力確定手段66で
は検知手段63gの出力を入力することにより操作手段
54にかかった力の方向を確定することができる。
【0108】(実施例8)以下、本発明の操作力検出装
置の実施例8について図面を参照しながら説明する。本
実施例は請求項8に係る。
【0109】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0110】図12(a)に操作手段受け67の断面
図、図12(b)に操作手段受け67のA−A線から展
開した検知手段63hの展開図、図12(c)に操作手
段54の断面図、図12(d)に操作手段受け67のA
−A線から展開した操作手段54の展開図である。
【0111】検知手段63hは図12(b)のように操
作手段受け67の円周に沿って円周状で角度によってそ
の大きさが変化する形状で構成する。そして操作手段5
4に構成されている応圧手段70は図12(d)のよう
に略長方形の面積を持って構成されている。
【0112】動作を図面をもとに説明する。図12
(b)のように円周状に角度に応じて形状の変化する感
圧手段からなる検知手段63gを配置し、図12(b)
の破線で示したようにその検知手段63hに対応する円
周状に同じ幅を有する操作手段54上に配置した応圧手
段70がある。
【0113】したがって、操作手段54の動作する方向
により一定幅の応圧手段70が検知手段63hに接触す
るがその幅が異なるため接触する面積が変化する。例え
ば、図12(b)のP点では検知手段63hの幅があり
その出力は図12(e)のように大きいが、図12
(b)のQ点では検知手段63hの幅は小さく、その結
果出力は図12(e)のように小さくなる。
【0114】このように操作手段54の操作する方向に
よって応圧手段70によって圧力のかかる検知手段63
hの幅が変化するため、検知手段63hの出力がそれに
応じて変化する、操作力確定手段66では検知手段63
hの出力を入力することにより操作手段54にかかった
力の方向を確定することができる。
【0115】また、このような構成では応圧手段が略長
方形のため構造が簡単で製造方法も容易になる。
【0116】(実施例9)以下、本発明の操作力検出装
置の実施例9について図面を参照しながら説明する。本
実施例は請求項9に係る。
【0117】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0118】図13(a)に操作手段受け67の断面
図、図13(b)に操作手段受け67のA−A線から展
開した検知手段の展開図、図13(c)に操作手段54
の断面図、図13(d)に操作手段受け67のA−A線
から展開した操作手段54の展開図である。
【0119】検知手段63iは図13(b)のように操
作手段受け67の円周に沿って螺旋状に配置する。そし
て操作手段14に構成されている応圧手段70は図12
(d)のように円周方向の角度に応じて複数の線状の形
状で構成する。
【0120】動作を図面をもとに説明する。図13
(b)のように円周に沿って螺旋状に変化する感圧手段
からなる検知手段63iを配置し、図13(d)に示し
たようにその検知手段63iに対応する円周状に同じ線
状の幅を有する操作手段54上に配置した応圧手段70
がある。
【0121】したがって、操作手段54の動作する方向
により一定幅の応圧手段70が検知手段63iに接触す
るが検知手段63iの応圧手段70に接触する場所の数
が異なるため接触する面積が変化する。例えば、図12
(b)のP点では螺旋状の検知手段63iに応圧手段7
0が4箇所で接触し、その出力は図13(e)のように
x1となる。またQ点では螺旋状の検知手段63iに応
圧手段70が6箇所で接触し、その出力は図13(e)
のようにx2となる。同様にR点では螺旋状の検知手段
63iに応圧手段70が3箇所で接触し、その出力は図
13(e)のようにx3となる。
【0122】このように操作手段54の操作する方向に
よって応圧手段70の幅は変化していないが、その応圧
手段70が接触する検知手段63iの箇所が変化するた
め、検知手段63iの出力がそれに応じて変化する、操
作力確定手段66では検知手段63iの出力を入力する
ことにより操作手段54にかかった力の方向を確定する
ことができる。
【0123】また、このような構成では応圧手段が略長
方形のため構造が簡単で製造方法も容易になる。
【0124】(実施例10)以下、本発明の操作力検出
装置の実施例10について図面を参照しながら説明す
る。本実施例は請求項10に係る。
【0125】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0126】図14(a)に操作手段受け67の断面
図、図14(b)に操作手段受け67のA−A線から展
開した検知手段の展開図、図14(c)に操作手段54
の断面図、図14(d)に操作手段受け67のA−A線
から展開した操作手段54の展開図である。
【0127】検知手段63jは図14(b)のように操
作手段受け67の円周に沿って略長方形の面積を持った
形状で構成する。そして操作手段54に構成されてい
る。操作手段54の円周上に配置した凸部P71と、前
記凸部P71と対になり同操作手段の円周上に角度に応
じて凸部P71との距離が異なるように配置した凸部Q
72の2つの凸部が図14(d)のように構成されてい
る。
【0128】動作を図面をもとに説明する。図14
(b)のように円周状に同じ形状の感圧手段からなる検
知手段63jを配置し、図14(b)の破線で示したよ
うにその検知手段63jに対応する円周状に2つの凸部
P,Qを配した応圧手段がある。応圧手段の凸部P71
と凸部Q72の抵抗手段に接する面は導電作用を有する
構成とする。
【0129】したがって、操作手段54の動作する方向
により応圧手段70が検知手段63jに接触する幅が変
化する。
【0130】例えば、図14(b)のP点では応圧手段
70の凸部P71と凸部Q72の幅は小さくそのため導
電部の間に存在する抵抗成分も短いため抵抗値は小さく
その値は図14(e)のPとなる。また図14(e)の
Q点では応圧手段70の凸部P71と凸部Q72の幅は
大きくその値は図14(e)のQとなる。
【0131】このように操作手段54の操作する方向に
よって応圧手段70の2つの凸部の幅が変化するため、
検知手段63jにかかる導電部の幅が異なりその結果抵
抗値が変化する。操作力確定手段66では凸部P71と
凸部Q72の導電部から入力した抵抗値を調べることに
より操作手段54にかかった力の方向を確定することが
できる。例えば図14(e)の抵抗値がPであれば角度
はθ1であり、抵抗値がQであれば角度はθ2という具
合である。
【0132】このように、2つの凸部の間隔が円周方向
により変化しているため操作手段へかかる力の方向によ
り抵抗手段に接触する凸部間隔が異なり、その結果抵抗
値が変化し操作方向を判定することが可能になる。
【0133】(実施例11)以下、本発明の操作力検出
装置の実施例11について図面を参照しながら説明す
る。本実施例は請求項11に係る。
【0134】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0135】図15(a)に操作手段受け67の断面
図、図15(b)に操作手段受け67のA−A線から展
開した検知手段63kの展開図、図15(c)に操作手
段54の断面図、図15(d)に操作手段受け67のA
−A線から展開した操作手段54の展開図である。
【0136】検知手段63kは図15(b)のように操
作手段受け67の円周に沿って略長方形の面積を持った
形状で構成する。そして操作手段54に構成されてい
る。操作手段54の円周上に配置した凸部P71と、前
記凸部P71と対になり同操作手段の円周上に角度に応
じて凸部Pとの距離が異なり離散的に配置した凸部Q7
2の2つの凸部が図14(d)のように構成されてい
る。離散的な配置は凸部P71と凸部Q72を反対にし
ても以下の機能には何ら影響は無い。
【0137】動作を図面をもとに説明する。図15
(b)のように円周状に同じ形状の感圧手段からなる検
知手段63kを配置し、図15(b)でその検知手段6
3kに対応する円周状に2つの凸部P,Qを配した応圧
手段がある。応圧手段の凸部P71と凸部Q72の抵抗
手段に接する面は導電作用を有する構成とする。
【0138】したがって、操作手段54の動作する方向
により応圧手段70が検知手段63kに接触する幅が変
化する。例えば、図15(b)のP点では応圧手段70
の凸部P71と凸部Q72の幅は小さくそのため導電部
の間に存在する抵抗成分も短いため抵抗値は小さくその
値は図15(e)のPとなる。また図15(b)のQ点
では応圧手段70の凸部P71と凸部Q72の幅は大き
くその値は図15(e)のQとなる。
【0139】このように操作手段54の操作する方向に
よって応圧手段70の2つの凸部の幅が変化するため、
検知手段63kにかかる導電部の幅が異なりその結果抵
抗値が変化する。操作力確定手段66では凸部P71と
凸部Q72の導電部から入力した抵抗値を調べることに
より操作手段54にかかった力の方向を確定することが
できる。例えば図14(e)の抵抗値がPであれば角度
はθ1であり、抵抗値がQであれば角度はθ2という具
合である。
【0140】ここで凸部の一方を離散的としたことによ
り操作力確定手段66に入力する値は図15(e)のよ
うに離散的な値をとる。操作力確定手段66はあらかじ
めこのとりうる値を記憶しておけば、これらの値以外の
入力信号があると検知手段63kでの故障等を判断で
き、また操作手段にかかる力の方向で抵抗手段に接触す
る凸部は1箇所のみとすることができ、抵抗値が離散的
に変化することから操作方向を確実に判定することが可
能になる。
【0141】(実施例12)以下、本発明の操作力検出
装置の実施例12について図面を参照しながら説明す
る。本実施例は請求項12に係る。
【0142】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0143】図16(a)に操作手段受け67の断面
図、図16(b)に操作手段受け67のA−A線から展
開した検知手段63lの展開図、図16(c)に操作手
段54の断面図、図16(d)に操作手段受け67のA
−A線から展開した操作手段54の展開図である。
【0144】検知手段63lは図16(b)のように操
作手段受け67の円周に沿って略長方形の面積を持った
形状で構成する。そして操作手段54に構成されてい
る。操作手段54の円周上に角度に応じてその位置を変
化する凸部R73を配置する。
【0145】動作を図面をもとに説明する。図16
(b)のように円周状に同じ形状の感圧手段からなる検
知手段63lを配置し、図16(b)で示したようにそ
の検知手段63lに対応する円周状に2つの凸部R73
からなるた応圧手段がある。応圧手段の凸部R73は角
度によって操作手段の一方からの距離が異なるように構
成する。
【0146】したがって、操作手段54の動作する方向
により応圧手段70が検知手段63lに接触する圧力が
梃子の原理により変化する。
【0147】例えば、図16(b)のP点では応圧手段
70の凸部R73の操作手段54による一方からの距離
がL1と短くそのため感圧部への応圧は少なくその値は
図16(e)のPとなる。また図16(b)のQ点では
応圧手段70の凸部R73の操作手段54による一方か
らの距離がL2と長くその値は図16(e)のQとな
る。
【0148】このように操作手段54の操作する方向に
よって応圧手段70の凸部R73の操作手段54他端か
らの距離が変化するため、検知手段63lにかかる圧力
が異なる。操作力確定手段66では検知手段63lから
入力した感圧値を調べることにより操作手段54にかか
った力の方向を確定することができる。例えば図14
(e)の感圧値がPであれば角度はθ1であり、感圧値
がQであれば角度はθ2という具合である。
【0149】このように、操作手段の横方向の長さを利
用して梃子の動作を用い円周方向にかかる力の大きさを
長さに応じて変化することにより、検知手段の出力値か
ら操作手段にかかる力の方向を判定することが可能にな
る。
【0150】(実施例13)以下、本発明の操作力検出
装置の実施例13について図面を参照しながら説明す
る。本実施例は請求項13に係る。
【0151】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0152】図17(a)に操作手段受け67の断面
図、図17(b)に操作手段受け67のA−A線から展
開した検知手段63mの展開図、図17(c)に操作手
段54の断面図、図17(d)に操作手段受け67のA
−A線から展開した操作手段54の展開図である。
【0153】検知手段63mは図17(b)のように操
作手段受け67の円周に沿って略長方形の面積を持った
形状で構成する。そして操作手段54に構成されてい
る。操作手段54の円周上に角度に応じてその位置を断
続的に変化する凸部R73を配置する。
【0154】動作を図面をもとに説明する。図17
(b)のように円周状に同じ形状の感圧手段からなる検
知手段63mを配置し、図17(b)で示したようにそ
の検知手段63mに対応する円周状に断続的に配置した
凸部R73からなる応圧手段がある。応圧手段の凸部R
73は角度によって操作手段の一方からの距離が異なる
ように構成する。
【0155】したがって、操作手段54の動作する方向
により応圧手段70が検知手段63mに接触する圧力が
梃子の原理により変化する。
【0156】例えば、図17(b)のP点では応圧手段
70の凸部R73の操作手段54による一方からの距離
がL1と短くそのため感圧部への応圧は少なくその値は
図17(e)のPとなる。また図17(b)のQ点では
応圧手段70の凸部R73の操作手段54による一方か
らの距離がL2と長くその値は図17(e)のQとな
る。
【0157】このように操作手段54の操作する方向に
よって応圧手段70の凸部R73の操作手段54他端か
らの距離が変化するため、検知手段63mにかかる圧力
が異なる。操作力確定手段66では検知手段63mから
入力した感圧値を調べることにより操作手段54にかか
った力の方向を確定することができる。例えば図17
(e)の感圧値がPであれば角度はθ1であり、感圧値
がQであれば角度はθ2という具合である。
【0158】このように、操作手段の横方向の長さを利
用して梃子の動作を用い円周方向にかかる力の大きさを
長さに応じて変化することにより、検知手段の出力値か
ら操作手段にかかる力の方向を判定することが可能にな
る。
【0159】ここで凸部の一方を離散的としたことによ
り操作力確定手段66に入力する値は図17(e)のよ
うに離散的な値をとる。操作力確定手段66はあらかじ
めこのとりうる値を記憶しておけば、これらの値以外の
入力信号があると検知手段63mでの故障等を判断で
き、また操作手段にかかる力の方向で抵抗手段に接触す
る凸部は1箇所のみとすることができ、抵抗値が離散的
に変化することから操作方向を確実に判定することが可
能になる。
【0160】(実施例14)以下、本発明の操作力検出
装置の実施例14について図面を参照しながら説明す
る。本実施例は請求項14に係る。
【0161】本実施例の構成は実施例1と同じ図1〜図
4を用いる。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番
号を付与して詳細な説明を省略する。
【0162】図18に操作手段受け27の断面図を示
す。検知手段63a〜63dは操作手段受け67の円周
に沿って4個備えた構成とする。これにより、操作手段
54に360°どの方向から力が加わってもその大きさ
と方向を検出することが可能である。
【0163】しかし、図18においてA−A線上にある
鉛直方向上に検知手段を設置すると操作手段54が重力
により下向きの力が働きその方向に検知手段があると力
が加わっていないのに何か操作力があったように検知し
てしまうことがある。
【0164】これを回避するために本実施例では、図1
8に示すよう検知手段63aおよび検知手段63cを鉛
直方向A−A線上から意識的にずらし、これにより重力
により操作手段54が下向きになる力を検出しないよう
に構成する。
【0165】これにより操作手段54の鉛直方向にかか
る重力成分を検知手段にオフセット分としてかかること
を防ぐことができ、操作手段54にかかる力の大きさを
精度良く検出することが可能になる。
【0166】
【発明の効果】以上のように本発明の操作力検出装置に
よれば、以下のような効果を得ることができる。
【0167】請求項1に係る本発明は、操作手段にかか
る操作力の強さまたは操作する方向の少なくとも一方を
検出する検出手段と、検出手段の信号により操作手段に
かかる操作量を確定する操作量確定手段とを備えている
ため、人の力の方向およびその大きさを感知することが
可能であり、検出手段を簡単な構成で実現することによ
り機器への組み込みが容易で、かつ外部に雑音等の有害
な影響を与えることがなく検出を容易に実現することが
できる。
【0168】請求項2に係る本発明は、検出手段の検知
手段を90°毎に4個備えた構成とすることにより36
0°にわたる力のかかり具合を4個の検知手段で確実に
検出し確定することが可能となる。
【0169】請求項3に係る本発明は、検知手段を4個
備え、各検知手段の形状が異なり出力変化から方向を調
べる構成としているため、検知手段の大きさが各々異な
ることから出力が一定でなく、出力値によりどの検知手
段に操作手段が動いたのかが容易に判断できるようにな
る。
【0170】請求項4に係る本発明は、検知手段を4個
とし、各検知手段に各々バイアス手段を有し検知手段の
出力値は各々重ならない構成としたため検知手段の出力
があらかじめ重ならないようバイアスされていることか
ら、出力をみればどの検知手段からの信号かがすぐに判
断でき、出力線の取り違え等のトラブルを回避すること
が可能である。
【0171】請求項5に係る本発明は、検知手段を3個
備えた構成により、少ない個数の検知手段で検出できる
角度を分担し、各検知手段の入力の違いにより角度を検
出し、360°にわたる力のかかり具合を確実に検出し
確定することが可能となる。
【0172】請求項6に係る本発明は、検知手段を2個
とし、各検知手段の形状は異なり各々バイアス手段を有
し出力値は重ならない構成としたことにより、少ない検
知手段で操作手段にかかる力の方向と大きさを確実に検
出することが可能になる。
【0173】請求項7に係る本発明は、円周上に設置し
た略長方形の形状の感圧手段で構成する検知手段と、前
記検知手段に対応した円周状で角度によりその大きさが
変化する形状とした応圧手段とからなる構成により、操
作手段の操作方向により検知手段にかかる大きさが異な
るため検知手段の出力が操作手段の方向によって変化
し、検知手段の出力により操作手段の操作方向を容易に
判定することが可能になる。
【0174】請求項8に係る本発明は、円周上に設置し
た円周状で角度によりその大きさが変化する形状の感圧
手段で構成する検知手段と、検知手段に操作手段からの
操作量を圧力として印加する応圧手段とからなる構成に
より、検知手段の大きさが円周角度によって異なること
から、操作手段にかかる操作力の方向により検知手段に
加わる圧力が変化し、検知手段の出力を調べることによ
り操作手段のどの方向に力が加わったかを判定すること
が可能になる。また、応圧手段が略長方形のため構造が
簡単で製造方法が容易になる。
【0175】請求項9に係る本発明は、円周上に設置し
た略長方形の場所で螺旋状に配置した線状感圧手段で構
成した検知手段と、前記検知手段に操作手段からの操作
量を圧力として印加する応圧手段とからなり、前記応圧
手段は前記検知手段に対応した円周状に複数設置し、円
周状の角度に応じて前記検知手段と接触する箇所が変化
する形状とする構成により円周上に設置された検知手段
を操作手段の操作方向に応じて接触する応圧手段の箇所
が変化するため検知手段の出力がそれに応じて変化する
ため操作手段の操作方向を判定することが可能になる。
【0176】請求項10に係る本発明は、円周上に配置
した略長方形の形状の抵抗手段と、操作手段の円周上に
配置した凸部Pと、前記凸部Pと対になり同操作手段の
円周上で角度に応じて前記凸部Pとの距離が異なるよう
に配置した凸点Qの2つの凸部を設け、応圧位置により
前記凸部両端の抵抗値が変化する構成により、2つの凸
部の間隔が円周方向により変化しているため操作手段へ
かかる力の方向により抵抗手段に接触する2つの凸部間
隔が異なり、その結果抵抗値が変化し操作手段にかかる
方向を判定することが可能になる。
【0177】請求項11に係る本発明は、操作手段の円
周上に配置した凸部Pと、前記凸部Pと対になり同操作
手段の円周上で角度に応じて前記凸部Pとの距離が異な
るように配置した凸点Qの2つの凸部の少なくとも一方
は断続状の凸部とする構成により、凸部が独立して複数
存在することから、操作手段にかかる力の方向で抵抗手
段に接触する凸部は1箇所のみとすることができ、抵抗
値が離散的に変化することから操作手段にかかる力の方
向を確実に判定することが可能になる。
【0178】請求項12に係る本発明は、操作手段の円
周に対して角度に応じて螺旋状に配置した凸部Rを設
け、検出手段は円周上に設置した略長方形の形状の感圧
手段からなる検知手段を有し、かつ操作手段の前記凸部
Rを設けた反対側の一方を支点とする形状で前記螺旋状
の凸部Rまでの距離比で決まる圧力変化により円周位置
を確定する構成で、操作手段の横方向の長さを利用して
梃子の動作を用い円周方向にかかる力の大きさを長さに
応じて変化することにより、検知手段の出力値から操作
手段にかかる力の方向を判定することが可能になる。
【0179】請求項13に係る本発明は、操作手段の円
周上に配置した凸部Rは断続状の凸部とする構成によ
り、凸部が独立して複数存在することから、操作手段に
かかる力の方で検知手段に接触する凸部は1箇所のみと
することができ、圧力値がデジタル的に変化することか
ら操作方向を確実に判定することが可能になり、特に感
圧値がデジタル的に変化することから操作方向を確実に
判定することが可能になる。
【0180】請求項14に係る本発明は、検出手段の配
置場所は鉛直方向以外とする構成により、操作手段の鉛
直方向にかかる重力成分を検出手段にオフセット分とし
てかかることを防ぐことができ、操作手段へかかる力の
大きさを精度良く検出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の操作力検出装置を用いた食
器棚の降下状態を示す斜視図
【図2】同食器棚の昇降ストッパー部分の断面図
【図3】同食器棚の昇降機構を示す斜視図
【図4】同食器棚の降下状態を示す断面図
【図5】同食器棚に用いた操作力検出装置の検出手段を
示す斜視図
【図6】(a)本発明の実施例2の操作力検出装置にお
ける検出手段の断面図 (b)同操作力検出装置の検出手段の出力特性図
【図7】(a)本発明の実施例3の操作力検出装置にお
ける検出手段の断面図 (b)同操作力検出装置の検出手段の出力特性図
【図8】(a)本発明の実施例4の操作力検出装置の回
路図 (b)同操作力検出装置の検出手段の出力特性図 (c)同操作力検出装置の検出手段のタイミング特性図
【図9】(a)本発明の実施例5の操作力検出装置にお
ける検出手段の断面図 (b)同操作力検出装置の検出手段の出力特性図
【図10】(a)本発明の実施例6の操作力検出装置に
おける検出手段の断面図 (b)同操作力検出装置の検出手段の展開図 (c)同操作力検出装置の回路図 (d)同検出手段の出力特性図
【図11】(a)本発明の実施例7の操作力検出装置に
おける検出手段の断面図 (b)同操作力検出装置の検出手段の展開図 (c)同操作力検出装置の操作手段の断面図 (d)同操作力検出装置の操作手段の展開図 (e)同検出手段の出力特性図
【図12】(a)本発明の実施例8の操作力検出装置に
おける検出手段の断面図 (b)同操作力検出装置の検出手段の展開図 (c)同操作力検出装置の操作手段の断面図 (d)同操作力検出装置の操作手段の展開図 (e)同検出手段の出力特性図
【図13】(a)本発明の実施例9の操作力検出装置に
おける検出手段の断面図 (b)同操作力検出装置の検出手段の展開図 (c)同操作力検出装置の操作手段の断面図 (d)同操作力検出装置の操作手段の展開図 (e)同検出手段の出力特性図
【図14】(a)本発明の実施例10の操作力検出装置
における検出手段の断面図 (b)同操作力検出装置の検出手段の展開図 (c)同操作力検出装置の操作手段の断面図 (d)同操作力検出装置の操作手段の展開図 (e)同検出手段の出力特性図
【図15】(a)本発明の実施例11の操作力検出装置
における検出手段の断面図 (b)同操作力検出装置の検出手段の展開図 (c)同操作力検出装置の操作手段の断面図 (d)同操作力検出装置の操作手段の展開図 (e)同検出手段の出力特性図
【図16】(a)本発明の実施例12の操作力検出装置
における検出手段の断面図 (b)同操作力検出装置の検出手段の展開図 (c)同操作力検出装置の操作手段の断面図 (d)同操作力検出装置の操作手段の展開図 (e)同検出手段の出力特性図
【図17】(a)本発明の実施例13の操作力検出装置
における検出手段の断面図 (b)同操作力検出装置の検出手段の展開図 (c)同操作力検出装置の操作手段の断面図 (d)同操作力検出装置の操作手段の展開図 (e)同検出手段の出力特性図
【図18】本発明の実施例14の操作力検出装置におけ
る検出手段の断面図
【図19】従来のスロットルポジションセンサの断面図
【図20】従来のセンサ回路により得られる検出信号特
性図
【符号の説明】
44 基台 50 可動体(ラック) 54 操作手段(把手) 63 検知手段 64 制御手段 65 駆動手段 66 操作力確定手段 67 操作手段受け 70 応圧手段 71 凸部P 72 凸部Q 73 凸部R

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手等の人体の一部で操作する操作手段と、
    前記操作手段にかかる操作力の強さまたは操作する方向
    の少なくとも一方を検出する検出手段と、前記検出手段
    の信号により操作手段にかかる操作量を確定する操作量
    確定手段とからなる操作力検出装置。
  2. 【請求項2】検出手段を構成する検知手段を操作手段の
    周囲90°毎に4個備えた構成とする請求項1記載の操
    作力検出装置。
  3. 【請求項3】検出手段を構成する検知手段を4個備え、
    各検知手段の形状が各々異なり出力変化から操作方向を
    調べる構成とする請求項1記載の操作力検出装置。
  4. 【請求項4】検出手段を構成する検知手段を4個とし、
    各検知手段に各々バイアス手段を有し、検知手段の出力
    値は各々重ならない構成とする請求項1記載の操作力検
    出装置。
  5. 【請求項5】検出手段を構成する検知手段を3個備えた
    構成とする請求項1記載の操作力検出装置。
  6. 【請求項6】検出手段を構成する検知手段を2個とし、
    各検知手段の形状は異なり、各々バイアス手段を有し、
    出力値は重ならないようにした構成とする請求項1記載
    の操作力検出装置。
  7. 【請求項7】検出手段は円周上に設置した略長方形の形
    状の感圧手段で構成する検知手段と、前記検知手段に操
    作手段からの操作量を圧力として印加する応圧手段を備
    え、前記応圧手段は前記検知手段に対応した円周状で角
    度によりその大きさが変化する形状とする構成とした請
    求項1記載の操作力検出装置。
  8. 【請求項8】検出手段は円周上に設置した感圧手段で構
    成する検知手段と、前記検知手段に操作手段からの操作
    量を圧力として印加する応圧手段を備え、前記検知手段
    は前記応圧手段に対応した円周状で角度によりその大き
    さが変化する形状とする構成とした請求項1記載の操作
    力検出装置。
  9. 【請求項9】検出手段は、円周上に設置した略長方形の
    場所で螺旋状に配置した線状感圧手段で構成する検知手
    段と、前記検知手段に操作手段からの操作量を圧力とし
    て印加する応圧手段を備え、前記応圧手段は前記検知手
    段に対応した円周状に複数設置し、円周状の角度に応じ
    て前記検知手段と接触する箇所が変化する形状とした請
    求項1記載の操作力検出装置。
  10. 【請求項10】検出手段は、円周上に配置した略長方形
    の形状の抵抗手段と、操作手段の円周上に配置した凸部
    Pと、前記凸部Pと対になり同操作手段の円周上で角度
    に応じて前記凸部Pとの距離が異なるように配置した凸
    点Qの2つの凸部を備え、応圧位置により前記凸部両端
    の抵抗値が変化する構成とした請求項1記載の操作力検
    出装置。
  11. 【請求項11】操作手段の円周上に配置した凸部Pと、
    前記凸部Pと対になり同操作手段の円周上で角度に応じ
    て前記凸部Pとの距離が異なるように配置した凸点Qの
    2つの凸部の少なくとも一方は断続状の凸部とする請求
    項10記載の操作力検出装置。
  12. 【請求項12】操作手段の円周に対して角度に応じて螺
    旋状に配置した凸部Rを設け、検出手段は円周上に設置
    した略長方形の形状の感圧手段からなる検知手段を有
    し、かつ前記操作手段の前記凸部Rを設けた反対側の一
    方を支点とする形状で前記螺旋状の凸部Rまでの距離比
    で決まる圧力変化により円周位置を確定する請求項1記
    載の操作力検出手段。
  13. 【請求項13】操作手段の円周上に配置した凸部Rは断
    続状の凸部とする請求項12記載の操作力検出装置。
  14. 【請求項14】検出手段の配置場所は鉛直方向以外とす
    る請求項1ないし6のいずれか1項記載の操作力検出装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006322839A (ja) * 2005-05-19 2006-11-30 Sanyo Electric Co Ltd 力検出装置
JP2007130060A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Takara Standard Co Ltd 電動昇降吊戸棚

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