JPH1121744A - レピア織機における緯入れ装置 - Google Patents

レピア織機における緯入れ装置

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JPH1121744A
JPH1121744A JP17822597A JP17822597A JPH1121744A JP H1121744 A JPH1121744 A JP H1121744A JP 17822597 A JP17822597 A JP 17822597A JP 17822597 A JP17822597 A JP 17822597A JP H1121744 A JPH1121744 A JP H1121744A
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JP
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rapier
band
rapier band
position regulating
wheel
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JP17822597A
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Inventor
Mitsuhiro Iwasaki
充博 岩崎
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レピアバンドの走行安定性を向上する。 【解決手段】第1の位置規制ローラ17,18はレピア
バンド12の動力受承孔15の列の左右でレピアバンド
12を位置規制し、第2の位置規制ローラ19,20は
動力受承孔15の列上でレピアバンド12を位置規制し
ている。レピアバンド12の動力受承孔15から突出す
る動力伝達歯14の歯先141は逃げ溝171,181
に入り込む。第1の位置規制ローラ17,18の回転中
心172,182は、レピアホイール13の回転中心1
32と境K1,K2とを結ぶ半径線R1,R2上に配置
設定されている。第2の位置規制ローラ19の回転中心
191,201は、半径線R1,R2よりも非巻き掛け
範囲H側で動力伝達歯14の歯先141の回動軌跡14
2と干渉しない位置に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レピア織機におけ
る緯入れ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭59−130344号公報、実開
昭60−177978号公報、特開平8−209494
号公報に開示されるように、レピア織機における緯入れ
装置には、レピアヘッドを止着したレピアバンドと、レ
ピアバンドを巻き掛けたレピアホイールとからなる機構
がある。レピアバンドのように剛性があって撓み変形可
能なバンドを駆動する場合には、このようなバンドを巻
き掛けるホイールが用いられる。レピアホイールは往復
回動され、レピアバンドに止着されたレピアヘッドが経
糸開口内へ進入すると共に、経糸開口内から退避して緯
糸の緯入れが行われる。
【0003】これらの緯入れ装置では、レピアバンドが
レピアホイールの周面から離脱しないようにローラによ
って直接位置規制されている。ローラによるレピアバン
ドの位置規制は、レピアバンドがレピアホイールの周面
から離れる位置付近では必ず必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記いずれの従来公報
においてもレピアバンドがレピアホイールの周面から離
れる位置をローラで規制する実施形態が開示されてい
る。即ち、ローラは、レピアバンドが巻き掛け接触する
レピアホイールの周面上の巻き掛け範囲と、レピアバン
ドが接触しないレピアホイールの周面上の非巻き掛け範
囲との境でレピアバンドを位置規制している。レピアバ
ンドがレピアホイールの周面から離れた後のレピアバン
ドの移動経路は、前記境に接する接線上にあるが、レピ
アバンドはレピアホイールの周面から離れる際には遠心
力によって前記接線から浮き上がろうとする。そのた
め、レピアホイールの周面から離れた後のレピアバンド
の走行が不安定になる。レピアバンドの走行が不安定で
あると、受け渡し用レピアヘッドによる緯糸のキャッ
チ、あるいは受け渡し用レピアヘッドから受け取り用レ
ピアヘッドへの緯糸受け渡しに失敗するおそれが大きく
なる。
【0005】本発明は、レピアバンドの走行安定性を向
上することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために請求項1の発
明では、レピアホイールにレピアバンドを巻き掛ける巻
き掛け範囲と、前記レピアホイールに前記レピアバンド
を巻き掛けない非巻き掛け範囲との境付近で前記レピア
バンドの移動方向に追随回転可能に前記レピアバンドに
接触して前記レピアホイールの周面に対して前記レピア
バンドを位置規制する複数の位置規制ローラを備えた緯
入れ装置を構成し、前記複数の位置規制ローラの少なく
とも1つによって前記境近傍から前記非巻き掛け範囲側
へ外れた位置で前記レピアバンドを位置規制した。
【0007】前記境近傍から前記非巻き掛け範囲側へ外
れた位置で前記レピアバンドを位置規制する位置規制ロ
ーラがレピアバンドの浮き上がり抑制に寄与する。請求
項2の発明では、前記各位置規制ローラを非接触状態で
前記レピアバンドの幅方向に見て一部重なり合うように
配置した。
【0008】各位置規制ローラをレピアバンドの幅方向
に見て一部重なり合うように配置した構成は、各位置規
制ローラによる規制位置を近づける。請求項3の発明で
は、レピアホイールにレピアバンドを巻き掛ける巻き掛
け範囲と、前記レピアホイールに前記レピアバンドを巻
き掛けない非巻き掛け範囲との境付近で前記レピアバン
ドの移動方向に追随回転可能に前記レピアバンドに接触
して前記レピアホイールの周面に対して前記レピアバン
ドを位置規制する第1の位置規制ローラと、前記レピア
バンドにおける前記第1の位置規制ローラの接触位置及
び前記境から前記非巻き掛け範囲側へ外れた位置で前記
レピアバンドの移動方向に追随回転可能に前記レピアバ
ンドに接触して前記レピアホイールの周面に対して前記
レピアバンドを位置規制する第2の位置規制ローラとを
備えた緯入れ装置を構成し、前記第1の位置規制ローラ
と第2の位置規制ローラとを非接触状態で前記レピアバ
ンドの幅方向に見て一部重なり合うように配置した。
【0009】第2の位置規制ローラは、レピアホイール
から離れるレピアバンドの浮き上がりを抑制し、レピア
バンドの走行性が安定する。レピアバンドに対する第2
の位置規制ローラの規制位置は、レピアバンドに対する
第1の位置規制ローラの規制位置に近い方がよい。第1
の位置規制ローラと第2の位置規制ローラとをレピアバ
ンドの幅方向に見て一部重なり合うように配置した構成
は、第1の位置規制ローラによる規制位置と第2の位置
規制ローラによる規制位置とを近づける。
【0010】請求項4の発明では、前記境から前記非巻
き掛け範囲側へ外れた位置に至る範囲で前記複数の位置
規制ローラによって前記レピアバンドを位置規制するよ
うにした。
【0011】前記複数の位置規制ローラのうちの少なく
とも1つは、レピアホイールから離れるレピアバンドの
浮き上がりの抑制に寄与する。請求項5の発明では、動
力伝達歯を備えたレピアホイール及び前記動力伝達歯と
噛合する動力受承孔を備えたレピアバンドを用いた緯入
れ装置を対象とし、前記動力受承孔の列の左右の少なく
とも一方を前記第1の位置規制ローラによって位置規制
し、前記動力伝達歯の歯先の回動軌跡に干渉しない位置
で前記動力受承孔の列の部位を前記第2の位置規制ロー
ラによって位置規制するようにした。
【0012】動力伝達歯と動力受承孔とを介してレピア
ホイールの回転をレピアバンドに円滑に伝達するには、
動力伝達歯の歯先が動力受承孔から突出していた方がよ
い。従って、第1の位置規制ローラは、動力受承孔の列
の左右という前記歯先と干渉しない位置でレピアバンド
を位置規制するのがよい。第2の位置規制ローラは、レ
ピアバンドの幅方向の中央部で位置規制することにな
り、このような幅方向の中央部という規制位置はレピア
バンドの浮き上がりを防止する上で好適な位置である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0014】図1に示す11は緯入れ始端側から経糸
(図示略)の開口内に挿入される受け渡し用レピアヘッ
ドである。受け渡し用レピアヘッド11はレピアバンド
12の先端に止着されており、レピアバンド12はレピ
アホイール13に巻き掛けられている。レピアバンド1
2は固定ガイド30,31によって案内される。固定ガ
イド30,31はレピアバンド12の直線移動経路を規
定する。
【0015】レピアホイール13を支持する支軸131
は織機の回転に同期して往復駆動され、レピアホイール
13が支軸131を中心に往復回動する。緯入れ末端側
にもレピアバンド(図示略)が往復回動するレピアホイ
ール(図示略)に巻き掛けられている。このレピアバン
ドの先端には受け取り用レピアヘッド(図示略)が止着
されている。両レピアホイールの往動回動によって受け
渡し用レピアヘッド11及び受け取り用レピアヘッドが
経糸開口内に挿入され、受け渡し用レピアヘッド11及
び受け取り用レピアヘッドが織幅の中央部で出会う。受
け渡し用レピアヘッド11によって経糸開口内へ挿入さ
れた緯糸は受け取り用レピアヘッドに受け渡される。両
レピアホイールの復動回動によって受け渡し用レピアヘ
ッド11及び受け取り用レピアヘッドが経糸開口内から
退避し、緯糸が経糸開口内を通される。
【0016】レピアバンド12を巻き掛けるレピアホイ
ール13の周面には動力伝達歯14が列設されており、
レピアバンド12には動力受承孔15が列設されてい
る。レピアバンド12を巻き掛けるレピアホイール13
の周面上の巻き掛け範囲Eでは動力伝達歯14は動力受
承孔15と噛み合い、レピアホイール13の往復回転が
動力伝達歯14及び動力受承孔15を介してレピアバン
ド12に伝達される。動力伝達歯14の高さはレピアバ
ンド12の厚みよりも大きくしてある。
【0017】支軸131は支持板16上に支持されてい
る。支持板16には一対の第1の位置規制ローラ17,
18及び一対の第2の位置規制ローラ19,20が支軸
21,22を介して回転可能に支持されている。第1の
位置規制ローラ17,18及び第2の位置規制ローラ1
9,20は、レピアバンド12をレピアホイール13の
周面に対して位置規制している。図2に示すように、第
1の位置規制ローラ17,18の周面には逃げ溝17
1,181が形成されている。レピアバンド12の動力
受承孔15から突出する動力伝達歯14の歯先141は
逃げ溝171,181に入り込むようになっている。
【0018】図1に示すように、一方の第1の位置規制
ローラ17の回転中心172は、レピアホイール13の
回転中心132と境K1とを結ぶ半径線R1上に配置設
定されている。即ち、第1の位置規制ローラ17の位置
規制周面173とレピアバンド12との接触位置S1
は、境K1を通る半径線R1上に設定されている。同様
に、他方の第1の位置規制ローラ18の回転中心182
は、レピアホイール13の回転中心132と境K2とを
結ぶ半径線R2上に配置設定されている。即ち、第1の
位置規制ローラ18の位置規制周面183とレピアバン
ド12との接触位置S2は、境K2を通る半径線R2上
に設定されている。
【0019】一方の第2の位置規制ローラ19の回転中
心191は、半径線R1よりも非巻き掛け範囲H側に配
置設定されている。即ち、第2の位置規制ローラ19の
位置規制周面192とレピアバンド12との接触位置S
3は、境K1よりも非巻き掛け範囲H側へ外れた位置、
かつ動力伝達歯14の歯先141の回動軌跡142と干
渉しない位置に設定されている。同様に、他方の第2の
位置規制ローラ20の回転中心201は、半径線R2よ
りも非巻き掛け範囲H側に配置設定されている。即ち、
第2の位置規制ローラ20の位置規制周面202とレピ
アバンド12との接触位置S4は、境K2よりも非巻き
掛け範囲H側へ外れた位置、かつ動力伝達歯14の歯先
141の回動軌跡142と干渉しない位置に設定されて
いる。
【0020】図2及び図3に示すように、第1の位置規
制ローラ17は動力受承孔15の列の左右でレピアバン
ド12を位置規制し、第2の位置規制ローラ19は動力
受承孔15の列上でレピアバンド12を位置規制する。
同様に、第1の位置規制ローラ18は動力受承孔15の
列の左右でレピアバンド12を位置規制し、第2の位置
規制ローラ20は動力受承孔15の列上でレピアバンド
12を位置規制する。
【0021】受け取り用レピアヘッド側の支持板上にも
同様の機構が構成されている。第1の実施の形態では以
下の効果が得られる。 (1-1)第2の位置規制ローラ19,20は、レピアホ
イール13から離れるレピアバンド12の浮き上がりを
抑制し、レピアバンド12の走行性が安定する。接触位
置S3,S4が境K1,K2から離れすぎると第2の位
置規制ローラ19,20の位置規制によるレピアバンド
12の浮き上がり抑制の効果が低下し、レピアバンド1
2の走行安定性が悪くなる。従って、レピアバンド12
に対する第2の位置規制ローラ19,20の規制位置、
即ち接触位置S3,S4は、レピアバンド12に対する
第1の位置規制ローラ17,18の規制位置、即ち接触
位置S1,S2に近い方がよい。第1の位置規制ローラ
17,18と第2の位置規制ローラ19,20とをレピ
アバンド12の幅方向に見て一部重なり合うように配置
した構成は、第1の位置規制ローラ17,18による接
触位置S1,S2と第2の位置規制ローラ19,20に
よる接触位置S3,S4とを近づける。その結果、レピ
アバンド12の走行安定性が向上する。 (1-2)動力伝達歯14と動力受承孔15とを介してレ
ピアホイール13の回転をレピアバンド12に円滑に伝
達するには、巻き掛け範囲Eでは動力伝達歯14の歯先
141が動力受承孔15から突出していた方がよい。境
KI,K2では歯先141が動力受承孔15から突出し
ているため、第1の位置規制ローラ17,18の接触位
置S1,S2は、歯先141の回動軌跡142と干渉し
ないように動力受承孔15の列の左右に限定される。し
かし、第2の位置規制ローラ19,20の接触位置S
3,S4は歯先141の回動軌跡142と干渉しない位
置で動力受承孔15の列上というレピアバンド12の幅
方向の中央部で位置規制することになる。第2の位置規
制ローラ19,20に関するレピアバンド12の幅方向
の中央部という規制位置の採用は、第2の位置規制ロー
ラ19,20の位置規制周面192,202を第1の位
置規制ローラ17,18の逃げ溝171,181の底に
近づけることを可能にし、接触位置S1,S2と接触位
置S3,S4とを可及的に接近させるのに必要な第1の
位置規制ローラ17,18と第2の位置規制ローラ1
9,20との一部重なり合いが達成される。従って、第
2の位置規制ローラ19,20に関するレピアバンド1
2の幅方向の中央部という規制位置は、レピアバンド1
2の浮き上がりを防止する上で好適な位置である。 (1-3)レピアホイールからベルトを介して駆動力を得
て押さえローラをレピアバンドに追随させて回転させる
特開平8−209494号公報の装置構成では、ベルト
及びテンションローラの慣性質量が加わるために押さえ
ローラの追随性が悪い。そのため、レピアバンドが摩耗
しやすく、しかも消費動力も大きくなるという欠点があ
る。
【0022】本実施の形態では、レピアバンド12の幅
よりも小さい位置規制周面173,183,192,2
02を備えた4つの位置規制ローラ17,18,19,
20をレピアバンド12に直接接触させて追随回転させ
ている。そのため、前記従来公報の装置に比べてレピア
ホイール13に対してレピアバンド12の位置を規制す
る手段の慣性質量が小さくなり、位置規制ローラ17〜
20の追随性が向上する。従って、レピアバンド12の
摩耗が生じにくく、しかも消費動力も少なくて済む。
【0023】次に、図4の第2の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態における第1の位置規制ローラ
23は、互いに独立回転可能な対ローラ231,232
を備えており、逃げ溝233の底は支軸21の周面とな
る。従って、第2の位置規制ローラ19の位置規制周面
192を第1の実施の形態の場合よりも支軸21に近づ
けることでき、第2の位置規制ローラ19の接触位置S
3を第1の位置規制ローラ23の接触位置S1に一層近
づけることができる。その結果、一層効果的なレピアバ
ンド12の浮き上がり抑制効果が得られる。
【0024】次に、図5の第3の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、第2の位置規制ローラ2
4の径が第1の位置規制ローラ17の径よりも小さくし
てある。レピアバンド12は第1の位置規制ローラ17
によってしっかりと押さえられる必要がある。そのた
め、第1の位置規制ローラ17に掛かる荷重は第2の位
置規制ローラ24に掛かる荷重よりも大きくなる。従っ
て、第1の位置規制ローラ17の軸受けは適度の大きさ
を必要とし、それ故に第1の位置規制ローラ17の径は
あまり小さくできない。しかし、第2の位置規制ローラ
24の軸受けは第1の位置規制ローラ17の軸受けより
も小さくてもよく、それ故に第2の位置規制ローラ24
の径は第1の位置規制ローラ17の径よりも小さくでき
る。その結果、第2の位置規制ローラ24の接触位置S
3を第1の実施の形態の場合よりも第1の位置規制ロー
ラ17の接触位置S1に近づけることができる。
【0025】次に、図6の第4の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、第1の位置規制ローラ1
7,18の接触位置S1,S2が境K1,K2から巻き
掛け範囲E側に離れた位置に設定されており、第2の位
置規制ローラ19,20の接触位置S3,S4は境K
1,K2から非巻き掛け範囲H側に離れた位置に設定さ
れている。このような配置構成によってもレピアバンド
12の浮き上がり抑制効果が得られる。
【0026】次に、図7の第5の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、第1の位置規制ローラ2
5の接触位置S1は動力受承孔15の列の左右の一方で
あり、第2の位置規制ローラ26の接触位置S3は動力
受承孔15の列の左右の他方である。このような配置構
成によってもレピアバンド12の浮き上がり抑制効果が
得られる。
【0027】次に、図8の第6の実施の形態を説明す
る。第5の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、第1の位置規制ローラ2
5の接触位置S1は動力受承孔15の列の左右の一方で
あり、第2の位置規制ローラ26の接触位置S3は動力
受承孔15の列の左右の他方である。第1の位置規制ロ
ーラ25の支軸21は支持板16に支持されており、第
2の位置規制ローラ26は補助支持板27に支持されて
いる。このような支持構成は、接触位置S1,S3間の
間隔の自由設定を可能にする。
【0028】次に、図9の第7の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、互いに独立して回転可能
な対ローラ281,282を備えた第1の位置規制ロー
ラ28及び第2の位置規制ローラ29は、いずれも動力
受承孔15の列の左右を位置規制する。第1の位置規制
ローラ28の対ローラ281,282はレピアバンド1
2の側縁からはみ出すようにレピアバンド12を位置規
制する。第2の位置規制ローラ29の周面には逃げ溝2
91があり、第2の位置規制ローラ29の位置規制周面
292は動力受承孔15の列の左右を位置規制する。こ
のような配置構成によってもレピアバンド12の浮き上
がり抑制効果が得られる。
【0029】本発明では、第1の位置規制ローラの規制
位置を境K1,K2から非巻き掛け範囲H側へ僅かに外
れた位置に設定し、残りの位置規制ローラの規制位置を
境K1,K2から非巻き掛け範囲H側へ外れた位置に設
定してもよい。
【0030】又、本発明では、位置規制ローラをばね力
によってレピアバンドに押接してもよい。さらに、動力
伝達歯のないレピアホイールに動力受承孔のないレピア
バンドを巻き掛けた緯入れ装置に本発明を適用すること
もできる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、複数の
位置規制ローラの少なくとも1つによって巻き掛け範囲
と非巻き掛け範囲との境近傍から前記非巻き掛け範囲側
へ外れた位置で前記レピアバンドを位置規制したので、
レピアバンドの走行安定性を向上し得るという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す側面図。
【図2】正面図。
【図3】要部平断面図。
【図4】第2の実施の形態を示す要部平断面図。
【図5】第3の実施の形態を示す要部側面図。
【図6】第4の実施の形態を示す側面図。
【図7】第5の実施の形態を示す要部平面図。
【図8】第6の実施の形態を示す要部平面図。
【図9】第7の実施の形態を示す要部平断面図。
【符号の説明】
12…レピアバンド、13…レピアホイール、14…動
力伝達歯、141…歯先、15…動力受承孔、17,1
8,23,25,28…第1の位置規制ローラ、19,
20,24,26,29…第2の位置規制ローラ、E…
巻き掛け範囲、H…非巻き掛け範囲、K1,K2…境、
S1,S2,S3,S4…規制位置となる接触位置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レピアホイールに巻き掛けられるレピアバ
    ンドの先端に取り付けられたレピアヘッドをレピアホイ
    ールの往復回動によって経糸開口内へ挿入すると共に、
    経糸開口内から退避させて緯糸を緯入れするレピア織機
    における緯入れ装置において、 前記レピアホイールに前記レピアバンドを巻き掛ける巻
    き掛け範囲と、前記レピアホイールに前記レピアバンド
    を巻き掛けない非巻き掛け範囲との境付近で前記レピア
    バンドの移動方向に追随回転可能に前記レピアバンドに
    接触して前記レピアホイールの周面に対して前記レピア
    バンドを位置規制する複数の位置規制ローラを備え、 前記複数の位置規制ローラの少なくとも1つによって前
    記境近傍から前記非巻き掛け範囲側へ外れた位置で前記
    レピアバンドを位置規制したレピア織機における緯入れ
    装置。
  2. 【請求項2】前記各位置規制ローラを非接触状態で前記
    レピアバンドの幅方向に見て一部重なり合うように配置
    した請求項1に記載のレピア織機における緯入れ装置。
  3. 【請求項3】前記レピアホイールに前記レピアバンドを
    巻き掛ける巻き掛け範囲と、前記レピアホイールに前記
    レピアバンドを巻き掛けない非巻き掛け範囲との境付近
    で前記レピアバンドの移動方向に追随回転可能に前記レ
    ピアバンドに接触して前記レピアホイールの周面に対し
    て前記レピアバンドを位置規制する第1の位置規制ロー
    ラと、 前記レピアバンドにおける前記第1の位置規制ローラの
    接触位置及び前記境から前記非巻き掛け範囲側へ外れた
    位置で前記レピアバンドの移動方向に追随回転可能に前
    記レピアバンドに接触して前記レピアホイールの周面に
    対して前記レピアバンドを位置規制する第2の位置規制
    ローラとを備え、 前記第1の位置規制ローラと第2の位置規制ローラとを
    非接触状態で前記レピアバンドの幅方向に見て一部重な
    り合うように配置した請求項1及び請求項2のいずれか
    1項に記載のレピア織機における緯入れ装置。
  4. 【請求項4】前記複数の位置規制ローラは、前記境から
    前記非巻き掛け範囲側へ外れた位置に至る範囲で前記レ
    ピアバンドを位置規制する請求項1及び請求項2のいず
    れか1項に記載のレピア織機における緯入れ装置。
  5. 【請求項5】前記レピアホイールは動力伝達歯を備え、
    前記レピアバンドは前記動力伝達歯と噛合する動力受承
    孔を備え、前記第1の位置規制ローラは前記動力受承孔
    の列の左右の少なくとも一方を位置規制し、前記第2の
    位置規制ローラは前記動力伝達歯の歯先の回動軌跡に干
    渉しない位置で前記動力受承孔の列の部位を位置規制す
    る請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載のレピア
    織機における緯入れ装置。
JP17822597A 1997-07-03 1997-07-03 レピア織機における緯入れ装置 Pending JPH1121744A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103882611A (zh) * 2014-03-31 2014-06-25 山东日发纺织机械有限公司 剑杆织机的剑带导向的装置

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