JPH11217382A - 抗生物質ツベラクトマイシンとその製造法 - Google Patents

抗生物質ツベラクトマイシンとその製造法

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JPH11217382A
JPH11217382A JP1538898A JP1538898A JPH11217382A JP H11217382 A JPH11217382 A JP H11217382A JP 1538898 A JP1538898 A JP 1538898A JP 1538898 A JP1538898 A JP 1538898A JP H11217382 A JPH11217382 A JP H11217382A
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tuberctomycin
antibiotic
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JP1538898A
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Tomio Takeuchi
富雄 竹内
Masayuki Igarashi
雅之 五十嵐
Hiroshi Osanawa
博 長縄
Masa Hamada
雅 濱田
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Microbial Chemistry Research Foundation
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Microbial Chemistry Research Foundation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗酸性菌を含めて細菌に優れた抗菌活性を示
し新しい分子骨格を有する新規な抗生物質を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 下記の式(I) で表される抗生物質であるツベラクトマイシン(Tubela
ctomicin)がノカルディア・エスピーMK703-102F1
株の培養により得られた。ツベラクトマイシンは 抗酸
性菌ならびに各種の薬剤耐性菌に対してすぐれた抗菌活
性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抗菌活性を有する新
規な抗生物質であるツベラクトマイシン(tubelactomic
in) に関し、またツベラクトマイシンの製造法に関す
る。さらに本発明は、ツベラクトマイシン又はその塩を
有効成分とする抗菌剤に関する。さらにまた、本発明は
ツベラクトマイシンを生産できる特性を持つ新規な微生
物であるノカルディア・エスピーMK703-102 F1 株に
関する。
【0002】
【従来の技術】細菌感染症の化学療法、特に抗酸性菌の
感染症の化学療法において、リファンピシン、カナマイ
シン、ストレプトマイシン、カプレオマイシン、サイク
ロセリン等の抗生物質が使用されている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】細菌感染症の化学療法におい
て、感染する細菌が薬剤耐性になることは重大な問題で
ある。特に抗酸性菌感染症の化学療法においてリファン
ピシン、カナマイシン、ストレプトマイシン、カプレオ
マイシン、サイクロセリン等に耐性な抗酸性菌が出現し
て社会的問題となっており、薬剤耐性抗酸性菌の感染症
に有効な化学療法剤が強く望まれている。
【0004】そのため、従来使用されている既知の抗生
物質とは、異なる化学構造の骨格を有し、且つ優れた抗
菌活性と性質を示す新しい化合物の発見または創製する
ことが強く望まれており、そのための研究が行われてい
る。本発明は、上記の要望に応えることができ、すぐれ
た抗菌活性を持つ新規な抗生物質を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは有
用な抗生物質を発見すべく研究を行ってきた。その結
果、新規な微生物として、ノカルディア属に属する菌株
を分離することに成功して、この菌株が新しい構造骨格
を有する抗生物質を産生していることを見い出した。こ
の新規な抗生物質をツベラクトマイシン(tubelactomici
n)と命名して、ツベラクトマイシンが抗酸性菌並びにそ
の薬剤耐性菌に抗菌活性を示すことを見い出した。さら
に研究を続けツベラクトマイシンを分析することによ
り、ツベラクトマイシンの化学構造を決定した。そして
ツベラクトマイシンが新規化合物であることを確認し、
後記の式(I)により表せることを知見した。
【0006】しかして、本発明は、ノカルディア属に属
する微生物を培養して得られ、本発明者らによりツベラ
クトマイシンと命名された抗生物質およびその製造法を
提供するものである。さらに、本発明はツベラクトマイ
シン又はその塩を有効成分とする抗菌剤を提供するもの
である。
【0007】すなわち、第1の本発明によると、次式
(I) で表される抗生物質ツベラクトマイシン又はその塩が提
供される。
【0008】本発明のツベラクトマイシンはカルボキシ
ル基を含有する酸性物質であり、その塩は、第4級アン
モニウム塩などの有機塩基との付加塩あるいは各種金属
との塩(カルボキシレート)、例えばナトリウム及びカ
リウムのようなアルカリ金属との塩又はアンモニウム塩
を含めて、製薬学的に許容できる塩の形であることがで
きる。
【0009】本発明による式(I)のツベラクトマイシ
ンの理化学的性状は、次の通りである。 (1)外観 無色粉末 (2)分子式 C29426 (3)高分解能質量分析(HRFABMS:負イオンモ
ード) 実験値 485.2913(M−H)- 計算値 485.2903 (4)比旋光度 [α]D 25 +103゜(c 0.64、MeOH)
【0010】(5)紫外線吸収スペクトル λmax nm (ε) 233(28,500) 238(28,600) (メタノール
中) 添付図面の図1に示す。 (6)赤外線吸収スペクトル 添付図面の図2に示す。 (7)プロトン核磁気共鳴スペクトル 500MHzにおいて重アセトン中で室温にて測定したプロト
ンNMRスペクトルは、添付図面の図3に示す。 (8)炭素13核磁気共鳴スペクトル 125MHzにおいて重アセトン中で室温にて測定した炭素13
NMRスペクトルは、添付図面の図4に示す。
【0011】(9)溶解性 メタノール、アセトンに可溶で水に不溶である。 (10)TLC シリカゲル 60F254(メルク社製)の薄層クロマトグラ
フィー上でクロロホルム:メタノール:酢酸(10:1:0.
1)の溶媒で展開したときのRf値は0.52である。
【0012】本発明による抗生物質ツベラクトマイシン
が前記の式(I)で示される化学構造を有することは、
プロトンNMR、炭素13NMRスペクトル等の分析を詳
細に検討することにより前記の通り決定された。
【0013】本発明による式(I)のツベラクトマイシ
ン又はその塩は後記の生物学的性質を有する。すなわ
ち、式(I)のツベラクトマイシン又はその塩は、薬剤
耐性菌を含む抗酸性菌に対して抗菌活性を示す。
【0014】試験例1 各種の微生物に対するツベラクトマイシン(I)の抗菌
スペクトルは日本化学療法学会標準法に基づき、1%グ
リセリン加普通寒天培地上で倍数希釈法によって測定し
た。その結果を表1に示す。
【0015】
【0016】なお、ツベラクトマイシンは、薬剤耐性菌
(メチシリン耐性菌等)を含むグラム陽性の細菌に対し
ても抗菌活性を示す。
【0017】試験例2 各種のグラム陽性菌に対するツベラクトマイシンの抗菌
スペクトルは、日本化学療法学会標準法に基づき、ミュ
ラー・ヒントン寒天培地上で倍数希釈法によって測定し
た。その結果を表2に示す。
【0018】
【0019】さらに、第2の本発明によると、ノカルデ
ィア属に属する前記の式(I)のツベラクトマイシンの
生産菌を培養し、培養物から、ツベラクトマイシン又は
その塩を採取することを特徴とする、式(I)の抗生物
質ツベラクトマイシン又はその塩の製造法が提供され
る。
【0020】本発明の方法で使用する抗生物質ツベラク
トマイシンの生産菌は、前述した理化学的性質および生
物学的性質を有する抗生物質、ツベラクトマイシンを生
産する能力を有するものであれば、その種を問わず使用
できて広範な微生物から選ぶことができる。かかる微生
物のうち、抗生物質ツベラクトマイシンの生産菌の具体
的な好適の一例は、本発明者らにより平成9年2月、微
生物化学研究所において、長野県諏訪市の土壌より分離
された放線菌で、MK703-102 F1 の菌株番号が付され
たものである。
【0021】以下にMK703-102 F1 株の菌学的諸性質
について記載する。 MK703-102 F1 株の菌学的性状 1.形態 基生菌糸はよく分枝し、分断が認められる。気菌糸は、
直状あるいは不規則ならせん状に伸長し、円筒形〜長円
形の胞子状に分断する。その表面は平滑で、大きさは約
0.4〜0.6 × 0.8〜1.8ミクロンである。輪生枝、菌束
糸、胞子のう及び運動性胞子は認められない。
【0022】2.各種培地における生育状態 色の記載について[ ]内に示す標準は、コンティナー
・コーポレーション・オブ・アメリカのカラー・ハーモ
ニー・マニュアル(Container Corporation ofAmerica
の color harmony manual)を用いた。
【0023】(1)シュクロース・硝酸塩寒天培地(2
7℃培養) 無色の発育上に、白の気菌糸をうっすらと着生して、溶
解性色素は認められない。 (2)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−培
地5、27℃培養) うす黄[2ec, Sand] の発育上に、茶白[2ba, Pearl]の気
菌糸を着生し、溶解性色素は認められない。 (3)スターチ・無機塩寒天培地(ISP−培地4、2
7℃培養) 無色の発育上に、白の気菌糸をうっすらと着生して、溶
解性色素は認められない。 (4)チロシン寒天培地(ISP−培地7,27℃培
養) うす黄[2ec, Sand] の発育上に、白の気菌糸を着生し、
溶解性色素は認められない。 (5)イースト・麦芽寒天培地(ISP−培地2、27
℃培養) うす黄[2ec, Sand] の発育上に、白の気菌糸を着生し、
溶解性色素は認められない。 (6)オートミール寒天培地(ISP−培地3、27℃
培養) 無色の発育上に、白の気菌糸をうっすらと着生して、溶
解性色素は認められない。
【0024】3.生理学的性質 (1)生育温度範囲 グルコース・アスパラギン寒天培地(グルコース 1.0
%、L−アスパラギン0.05%、リン酸水素二カリウム
0.05%、ひも寒天 2.5%、pH 7.0)を用い、1O℃、20
℃、24℃、27℃、30℃、37℃、45℃及び50℃の各温度で
試験した結果、10℃、45℃及び50℃での生育は認められ
ず、20℃〜37℃の範囲で生育した。生育至適温度は30℃
付近である。
【0025】(2)スターチの加水分解(スターチ・無
機塩寒天培地、ISP−培地4、27℃培養) スターチの加水分解は認められない。 (3)メラニン様色素の生成(トリプトン・イースト・
ブロス、ISP−培地1;ペプトン・イースト・鉄寒天
培地、ISP一培地6;チロシン寒天培地、ISP−培
地7;いずれも27℃培養) いずれの培地においても陰性である。
【0026】(4)炭素源の利用性(プリドハム・ゴト
リーブ寒天培地、ISP−培地9;27℃培養) D−グルコース、L−アラビノース、D−フルクトー
ス、D−マンニトールを利用して発育し、D−キシロー
ス、シュクロース、イノシトール、ラムノース、ラフィ
ノースは利用しない。 (5)硝酸塩の還元反応(0.1%硝酸カリウム含有ぺプト
ン水、ISP−培地8;27℃培養) 陽性である。
【0027】4.菌体成分 (1)細胞壁組成 メソ型の2,6−ジアミノピメリン酸を含有する。 (2)全菌体中の還元糖 アラビノース、ガラクトースを含み、A型である。 (3)イソプレノイド・キノン 主要なメナキノンとしてMK−8(H4 )及び少量のM
K−8(H2 )を含有する。 (4)ミコール酸 含有する。 (5)脂肪酸 16:0 (へキサデカン酸)を主成分とし、18:1(オクタ
デセン酸)、10-methyl-18:0(10−メチル オクタデ
カン酸)、16:1(ヘキサデセン酸)及び18:0 (オクタ
デカン酸)を含有する。
【0028】以上の性状を要約すると、MK703-102 F
1 株は、その形態上、基生菌糸がよく分枝し、分断を認
める。気菌糸は直状あるいは不規則ならせん状に伸長
し、円筒形〜長円形の胞子状に分断する。輪生枝、菌束
糸、胞子のう及び運動性胞子は認められない。種々の培
地で、無色〜うす黄の発育上に白〜茶白の気菌糸を着生
する。溶解性色素は、一、二の培地でブドウ酒色の色素
を認めることがあるが、ISP−培地では認められな
い。メラニン様色素は生成せず、スターチの水解性は認
められない。MK703-102 F1 株の菌体成分は、細胞壁
にメソ型の2,6−ジアミノピメリン酸を含有し、全菌
体中の還元糖はA型である。主要なメナキノンはMK−
8(H4 )である。ミコール酸を含有する。脂肪酸は1
6:0 、18:1 、10-methyl-18:0 、16:1 及び18:0 を
含有する。
【0029】以上の結果より、MK703-102 F1 株はノ
カルデイア(Nocardia、文献、Bergey's Manual of Sys
tematic Bacteriology、4巻、2350−2361頁、1989年)
属に属するものと考えられる。そこで、MK703-102 F
1 株をノカルディア・エスピー(Nocardia sp.)MK70
3-102 F1 とする。なお、MK703-102 F1 株を工業技
術院生命工学工業技術研究所に寄託申請して、平成10年
1月14日、FERM P-1658O として受託された。
【0030】第2の本発明の方法においては、抗生物質
ツベラクトマイシンの製造は次の通り行われる。すなわ
ち、抗生物質ツベラクトマイシンの製造は、抗生物質ツ
ベラクトマイシンの生産菌を栄養培地中に接種して、25
〜30℃、好ましくは27℃の温度で好気的に振とうしなが
ら培養することによって行われ、そして抗生物質ツベラ
クトマイシンを含む培養物が得られる。このような目的
に用いる栄養培地としては、放線菌の使用しうるものが
使用される。栄養源としては、例えば市販されているポ
リペプトン、酵母エキス、肉エキス、コーン・スィープ
・リカー、硫酸アンモニウム等の窒素源が使用でき、ま
た、グリセリン、でん粉、グルコース、ガラクトース、
デキストリン、トーストソーヤ等の炭水化物あるいは脂
肪などの炭素源が使用できる。さらに、食塩、炭酸カル
シウム等の無機塩を添加して使用できる。その他必要に
応じて微量の金属塩を添加することができる。これらの
ものは、抗生物質ツベラクトマイシン生産菌が利用し、
抗生物質ツベラクトマイシンの生産に役に立つものであ
ればよく、公知の放線菌の培養材料はすべて用いること
ができる。
【0031】抗生物質ツベラクトマイシンの生産菌とし
ては、ノカルディア属に属する抗生物質ツべラクトマイ
シンの生産能を有する微生物が使用される。具体的に
は、本発明者らの分離したノカルディア・エスピーMK
703-102 F1 株が抗生物質ツベラクトマイシンを生産す
ることが本発明者らによって明らかにされているが、そ
の他の菌株については、抗生物質生産菌の単離の常法に
よって自然界より分離することが可能である。また、ノ
カルディア・エスピーMK703-102 F1 株を含めて、抗
生物質ツベラクトマイシンの生産菌を放射線照射その
他、変異処理に付して抗生物質ツベラクトマイシンの生
産能を高める余地も残っている。さらに遺伝子工学的手
法によって抗生物質ツベラクトマイシンの生産性を高め
ることも可能である。ツベラクトマイシン生産のための
種母培地に対する接種物としては、寒天培地上の、MK
703−102 F1 株の斜面培養から得た生育物を使用でき
る。
【0032】前記のとおり、抗生物質ツベラクトマイシ
ンは、ノカルディア属に属する抗生物質ツベラクトマイ
シン生産菌を適当な培地で好気的に培養し、その後に培
養液から目的の抗生物質を採取することによって製造す
ることができる。培養工程における培養温度は、抗生物
質ツベラクトマイシンの生産菌の発育が実質的に阻害さ
れずにこの物質を生産しうる範囲であれば、特に制約さ
れるものでなく、使用する生産菌に応じて選択できる
が、好ましくは、25〜30℃の範囲内の温度を挙げること
ができる。
【0033】このMK703-102 F1 株の培養によるツベ
ラクトマイシン生産は通常4ないし6日間で最高に達す
るが、一般には、充分な抗菌活性が培地に付与されるま
で続ける。この培養液中のツベラクトマイシンの力価の
経時変化は、HPLC法またはマイコバクテリウム・ス
メグマティスあるいはマイコバクテリウム・バケを被検
菌とする円筒平板法により測定できる。
【0034】第2の本発明の方法においては、上記のよ
うにして得られた培養物から次いでツベラクトマイシン
を採取するが、採取法としては微生物の生産する代謝物
を採取するのに用いられる慣用の手段を適宜利用するこ
とができる。例えば、水と混ざらない有機溶媒による抽
出の手段、各種吸着剤に対する吸着親和性の差を利用す
る手段、ゲルろ過、向流分配を利用したクロマトグラフ
ィー等を単独、または組み合わせて利用してツベラクト
マイシンを採取できる。また、分離した菌体からは、適
当な有機溶媒を用いた溶媒抽出法や菌体破砕による溶出
法により菌体からツベラクトマイシンを抽出し、上記と
同様に単離精製して採取することができる。かくして、
前記した抗生物質ツベラクトマイシンが得られる。
【0035】さらに、第3の本発明では、式(I)のツ
ベラクトマイシン又はその塩を有効成分とする抗菌剤が
提供される。
【0036】この抗菌剤は、その有効成分化合物を、製
薬学的に許容できる常用の固体または液状担体、例えば
エタノール、水、でん粉等と混和した組成物の形である
ことができる。
【0037】また、第4の本発明では、前記の式(I)
のツベラクトマイシンを生産する特性を持つノカルディ
ア・エスピーMK703-102 F1 株が提供される。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に実施例により本発明をさら
に詳細に説明する。実施例1 抗生物質ツベラクトマイシンの製造 寒天斜面培地に培養したノカルディア・エスピーMK70
3-102 F1 株(FERMP-1658O)をガラクトース 2%、デ
キストリン 2%、グリセリン 1%、バクトソイトン
(ディフコ社製)1%、コーン・スティープ・リカー O.
5%、硫酸アンモニウム 0.2%、炭酸カルシウム O.2%
含む液体培地(pH7.4に調整)を三角フラスコ(500ml
容)に110mlずつ分注し、常法により120℃で2O分滅菌し
たものに接種し、その後3O℃で3日間回転振とう培養
し、種母培養液を得た。澱粉 2.O%、グルコース 1.0
%、酵母エキス O.5%、カザミノ酸 O.5%、炭酸カルシ
ウム 0.4%を含む液体培地(pH 無調整)を三角フラスコ
(500 ml容)に 110m1 ずつ分注し、滅菌して生産培地と
して用いた。この生産培地に、上記の種母培養液の3%
量を接種し、合計5リットルにし、27℃で6日間回転振
とう培養した。
【0039】このようにして得られた培養液を遠心分離
して培養ろ液と菌体を分離した。この培養ろ液を、1M
塩酸でpH2に調整した後、ダイヤイオンHP−20(三菱
化学株式会社製)の多孔性樹脂吸着剤 500mlのカラムに
通過させて、ツベラクトマイシンを吸着させた。ダイヤ
イオンHP−20に吸着したツベラクトマイシンは50%ア
セトン水(1リットル)で溶出された。この溶出液から
減圧下でアセトンを溜去してから、濃縮液を1M水酸化
ナトリウムでpH9に調整した後、酢酸エチル800ml で抽
出した。この酢酸エチル抽出液を 100mlの水で洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで脱水し、さらに減圧下で濃縮
することにより、ツベラクトマイシンを含む抽出物 236
mgを得た。
【0040】得られたツベラクトマイシンを含む抽出物
をシリカゲルカラム(内径 23mm ×長さ 160mm)にの
せ、クロロホルム(60ml)、クロロホルム−メタノール(1
0:1)(180 ml)、クロロホルム−メタノール−ギ酸(1
0:1:O.1)(180 ml)の溶媒で順次にクロマトグラフィ
ーを行った。活性画分を集め、減圧下で濃縮乾固するこ
とによりツベラクトマイシンを含む淡褐色油状物を81mg
得た。
【0041】ついで、このツベラクトマイシンを含む淡
褐色油状物を、少量のクロロホルム−メタノ一ル(1:9)
の混合溶媒に溶かした後、クロロホルム−メタノール
(1:9)の混合溶媒で膨潤させたセファデックスLH-20
(ファルマシア社)を充填したカラム(内径28mm×長さ2
0Omm)を用いてゲルろ過クロマトグラフィーを行った。
活性画分を集め、減圧下で濃縮乾固することによりツベ
ラクトマイシンを含む淡赤褐色油状物の約54mgを得るこ
とができた。
【0042】得られたツベラクトマイシンを含む淡赤褐
色油状物を遠心液液分配クロマトグラフィーを使って精
製した。すなわち、酢酸エチル−10mMリン酸二カリウ
ム水溶液(1:1)にて下降法により遠心液液分配クロ
マトグラフィーを行い、活性画分は、反転溶出区に溶出
された。ツベラクトマイシンを含む画分を集め、稀塩酸
(pH2)、水で順次に洗浄した後、無水硫酸ナトリウム
で脱水し、減圧下で濃縮乾固することにより無色粉末の
ツベラクトマイシンを約37.9mg得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のツベラクトマイシンのメタノー
ル溶液中の紫外線吸収スペクトルである。
【図2】図2はツベラクトマイシンのKBr錠剤法で測定
した赤外線吸収スペクトルである。
【図3】図3はツベラクトマイシンの重アセトン溶液中
にて室温で測定した500MHzにおけるプロトン核磁気共鳴
スペクトルである。
【図4】図4はツベラクトマイシンの重アセトン溶液中
にて室温で測定した125MHzにおける炭素13核磁気共鳴ス
ペクトルである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】本発明は抗菌活性を有する新規な抗生物質
であるツベラクトマイシン(tubelactomicin) に関し、
またツベラクトマイシンの製造法に関する。さらに本発
明は、ツベラクトマイシン又はその塩を有効成分とする
抗菌剤に関する。さらにまた、本発明はツベラクトマイ
シンを生産できる特性を持つ新規な微生物であるノカル
ディア・エスピーMK703-102F1 株に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】本発明の方法で使用する抗生物質ツベラク
トマイシンの生産菌は、前述した理化学的性質および生
物学的性質を有する抗生物質、ツベラクトマイシンを生
産する能力を有するものであれば、その種を問わず使用
できて広範な微生物から選ぶことができる。かかる微生
物のうち、抗生物質ツベラクトマイシンの生産菌の具体
的な好適の一例は、本発明者らにより平成9年2月、微
生物化学研究所において、長野県諏訪市の土壌より分離
された放線菌で、MK703-102F1 の菌株番号が付され
たものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】以下にMK703-102F1 株の菌学的諸性質
について記載する。 MK703-102F1 株の菌学的性状 1.形態 基生菌糸はよく分枝し、分断が認められる。気菌糸は、
直状あるいは不規則ならせん状に伸長し、円筒形〜長円
形の胞子状に分断する。その表面は平滑で、大きさは約
0.4〜0.6 × 0.8〜1.8ミクロンである。輪生枝、菌束
糸、胞子のう及び運動性胞子は認められない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】(1)シュクロース・硝酸塩寒天培地(2
7℃培養) 無色の発育上に、白の気菌糸をうっすらと着生して、溶
解性色素は認められない。 (2)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−培
地5、27℃培養) うす黄[2ec, Sand] 〜うす茶[3ie, Camel]の発育上に、
茶白[2ba, Pearl]の気菌糸を着生し、溶解性色素は、か
すかにうす赤紫を帯びる。 (3)スターチ・無機塩寒天培地(ISP−培地4、2
7℃培養) 無色の発育上に、白の気菌糸をうっすらと着生し、溶解
性色素は認められない。 (4)チロシン寒天培地(ISP−培地7,27℃培
養) うす黄[2ec, Sand] 〜うす茶[3ie, Camel]の発育上に、
[2ba, Pearl]の気菌糸を着生し、溶解性色素は認め
られない。 (5)イースト・麦芽寒天培地(ISP−培地2、27
℃培養) うす黄[2ec, Sand] 〜うす茶[3ie, Camel]の発育上に、
[2ba, Pearl]の気菌糸を着生し、溶解性色素は認め
られない。 (6)オートミール寒天培地(ISP−培地3、27℃
培養) 無色の発育上に、白の気菌糸をうっすらと着生し、溶解
性色素は認められない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】以上の性状を要約すると、MK703-102F1
株は、その形態上、基生菌糸よく分枝し、分断を認
める。気菌糸は直状あるいは不規則な らせん状に伸長
し、円筒形〜長円形の胞子状に分断する。輪生枝、菌束
糸、胞子のう及び運動性胞子は認められない。種々の培
地で、無色〜うす黄〜うす茶の発育上に白〜茶白の気菌
糸を着生する。溶解性色素は、一、二の培地でブドウ酒
色の色素を認める。メラニン様色素は生成せず、スター
チの水解性は認められない。MK703-102F1 株の菌体
成分は、細胞壁にメソ型の2,6−ジアミノピメリン酸
を含有し、全菌体中の還元糖はA型である。主要なメナ
キノンはMK−8(H4 )である。ミコール酸を含有す
る。脂肪酸は16:0 、18:1 、10-methyl-18:0 、16:1
及び18:0 を含有する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】以上の結果より、MK703-102F1 株はノ
カルデイア(Nocardia、文献、Bergey's Manual of Sys
tematic Bacteriology、4巻、2350−2361頁、1989年)
属に属するものと考えられる。そこで、MK703-102F1
株をノカルディア・エスピー(Nocardia sp.)MK703
-102F1 とする。なお、MK703-102F1株を工業技術院
生命工学工業技術研究所に寄託申請し、平成10年1月14
日、FERM P-1658O として受託された。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】第2の本発明の方法においては、抗生物質
ツベラクトマイシンの製造は次の通り行われる。すなわ
ち、抗生物質ツベラクトマイシンの製造は、抗生物質ツ
ベラクトマイシンの生産菌を栄養培地中に接種して、25
〜30℃、好ましくは27℃の温度で好気的に振とうしなが
ら培養することによって行われ、そして抗生物質ツベラ
クトマイシンを含む培養物が得られる。このような目的
に用いる栄養培地としては、放線菌の使用しうるものが
使用される。栄養源としては、例えば市販されているポ
リペプトン、酵母エキス、肉エキス、コーン・スィー
プ・リカー、硫酸アンモニウム等の窒素源が使用でき、
また、グリセリン、でん粉、グルコース、ガラクトー
ス、デキストリン、トーストソーヤ等の炭水化物あるい
は脂肪などの炭素源が使用できる。さらに、食塩、炭酸
カルシウム等の無機塩を添加して使用できる。その他必
要に応じて微量の金属塩を添加することができる。これ
らのものは、抗生物質ツベラクトマイシン生産菌が利用
し、抗生物質ツベラクトマイシンの生産に役に立つもの
であればよく、公知の放線菌の培養材料はすべて用いる
ことができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】抗生物質ツベラクトマイシンの生産菌とし
ては、ノカルディア属に属する抗生物質ツべラクトマイ
シンの生産能を有する微生物が使用される。具体的に
は、本発明者らの分離したノカルディア・エスピーMK
703-102F1 株が抗生物質ツベラクトマイシンを生産す
ることが本発明者らによって明らかにされているが、そ
の他の菌株については、抗生物質生産菌の単離の常法に
よって自然界より分離することが可能である。また、ノ
カルディア・エスピーMK703-102F1 株を含めて、抗
生物質ツベラクトマイシンの生産菌を放射線照射その
他、変異処理に付して抗生物質ツベラクトマイシンの生
産能を高める余地も残っている。さらに遺伝子工学的手
法によって抗生物質ツベラクトマイシンの生産性を高め
ることも可能である。ツベラクトマイシン生産のための
種母培地に対する接種物としては、寒天培地上の、M
703−102F1 株の斜面培養から得た生育物を使用でき
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】このMK703-102F1 株の培養によるツベ
ラクトマイシン生産は通常4ないし6日間で最高に達す
るが、一般には、充分な抗菌活性が培地に付与されるま
で続ける。この培養液中のツベラクトマイシンの力価の
経時変化は、HPLC法またはマイコバクテリウム・ス
メグマティスあるいはマイコバクテリウム・バケを被検
菌とする円筒平板法により測定できる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】また、第4の本発明では、前記の式(I)
のツベラクトマイシンを生産する特性を持つノカルディ
ア・エスピーMK703-102F1 株が提供される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】
【発明の実施の形態】以下に実施例により本発明をさら
に詳細に説明する。実施例1 抗生物質ツベラクトマイシンの製造 寒天斜面培地に培養したノカルディア・エスピーMK70
3-102F1 株(FERMP-1658O)をガラクトース 2%、デ
キストリン 2%、グリセリン 1%、バクトソイトン
(ディフコ社製)1%、コーン・スティープ・リカー O.
5%、硫酸アンモニウム 0.2%、炭酸カルシウム O.2%
含む液体培地(pH7.4に調整)を三角フラスコ(500ml
容)に110mlずつ分注し、常法により120℃で2O分滅菌し
たものに接種し、その後3O℃で3日間回転振とう培養
し、種母培養液を得た。澱粉 2.O%、グルコース 1.0
%、酵母エキス O.5%、カザミノ酸 O.5%、炭酸カルシ
ウム 0.4%を含む液体培地(pH 無調整)を三角フラスコ
(500 ml容)に 110m1 ずつ分注し、滅菌して生産培地と
して用いた。この生産培地に、上記の種母培養液の3%
量を接種し、合計5リットルにし、27℃で6日間回転振
とう培養した。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】得られたツベラクトマイシンを含む淡赤褐
色油状物を遠心液液分配クロマトグラフィーを使って精
製した。すなわち、酢酸エチル−10mMリン酸水素二カ
リウム水溶液(1:1)にて下降法により遠心液液分配
クロマトグラフィーを行い、活性画分は、反転溶出区に
溶出された。ツベラクトマイシンを含む画分を集め、稀
塩酸(pH2)、水で順次に洗浄した後、無水硫酸ナトリ
ウムで脱水し、減圧下で濃縮乾固することにより無色粉
末のツベラクトマイシンを約37.9mg得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12R 1:365) (C12P 17/08 C12R 1:365) (72)発明者 濱田 雅 東京都新宿区内藤町1番地26 秀和レジデ ンス405号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(I) で表される抗生物質ツベラクトマイシシ又はその塩。
  2. 【請求項2】 ノカルディア属に属する請求項1に記載
    の式(I)のツベラクトマイシンの生産菌を培養し、培
    養物からツべラクトマイシン又はその塩を採取すること
    を特徴とする、抗生物質ツベラクトラマイシン又はその
    塩の製造法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の式(I)で表される抗
    生物質ツベラクトマイシンまたはその塩を有効成分とす
    る抗菌剤。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の式(I)の抗生物質ツ
    ベラクトマイシンを生産する特性を持つノカルディア・
    エスピーMK703-102 F1 株。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115247179A (zh) * 2021-04-25 2022-10-28 上海健康医学院 一种聚酮化合物骨架及其后修饰物的生物合成基因簇及其应用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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