JPH11217379A - エポキシ化合物の製造方法 - Google Patents

エポキシ化合物の製造方法

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JPH11217379A
JPH11217379A JP10250869A JP25086998A JPH11217379A JP H11217379 A JPH11217379 A JP H11217379A JP 10250869 A JP10250869 A JP 10250869A JP 25086998 A JP25086998 A JP 25086998A JP H11217379 A JPH11217379 A JP H11217379A
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epoxy
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エポキシ基を有する化合物の選択的水素化反
応において、炭素−炭素不飽和結合を選択的に水素化す
ることができ、且つ反応生成物と触媒の分離が容易な方
法の提供。 【解決手段】 少なくとも一個の炭素−炭素不飽和結合
及び少なくとも一個のエポキシ基を有する化合物の、炭
素−炭素不飽和結合を選択的に水素化してエポキシ化合
物を製造する方法において、ロジウム又はルテニウムを
比表面積が5〜600m2 /gの範囲にある炭素質担体
に担持した触媒を用いることを特徴とするエポキシ化合
物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エポキシ化合物の
製造方法に関する。詳しくは、エポキシ基と炭素−炭素
不飽和結合を有する化合物の不飽和結合を特定の触媒を
用いて選択的に水素化する方法に関する。本発明により
得られたエポキシ樹脂は、塗料、コーティング材料、バ
インダー樹脂等への用途が期待される。
【0002】
【従来の技術】エピクロルヒドリンとビスフェノールA
とを反応させて得られるビスフェノールA型エポキシ樹
脂は、汎用型エポキシ樹脂としてコーティング材料、電
気絶縁材料、積層物、構造材料等に従来より広く使用さ
れている。しかしながら、ビスフェノール型エポキシ樹
脂は芳香環を有するために耐候性に難点があり、特に耐
候性が必要な用途には、シクロヘキセン系の脂環状オレ
フィンを過酢酸によりエポキシ化したものが耐候性エポ
キシ化合物として市販されている。一方、過酸によるエ
ポキシ化の代りに、ビスフェノール型エポキシ樹脂の芳
香環を水素化して対応する脂環状エポキシ樹脂を製造す
る試みが従来からいろいろと提案されている。この場
合、核水素化の際に、エポキシ基の分解を出来るだけ抑
えることが必要である。
【0003】従来技術としては米国特許第3,336,
241号明細書又は特開平10−204002号には、
少なくとも一ケのvic1,2−エポキシ基及び少なく
とも一ケのC−C二重結合を有する有機化合物をロジウ
ム又はルテニウムを活性炭に担持した触媒を用いて水素
化する方法が提案されている。また、米国特許第4,8
47,394号公報及び特開平8−53370号公報に
は特定の酸化還元電位を有する化合物で還元して得られ
た均質ルテニウム触媒を用いる方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法については、触媒の活性が低く、しかもかなりの量
のエポキシ基が水素化分解を受けているという問題があ
る。また、使用されている活性炭も比表面積の大きい坦
体である。また、後者の方法については、触媒の活性、
選択性は優れてはいるが非担持系であり、高価なルテニ
ウムを生成物から完全に分離するのが難しく、触媒の回
収、再利用という点で問題がある。本発明は、エポキシ
基含有化合物の選択的水素化反応において、炭素−炭素
不飽和結合を選択的に水素化することができ、且つ、反
応生成物と触媒の分離が容易な新規触媒を使用する方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、この水素化の際
に、ロジウム又はルテニウムを特定の比表面積を有する
炭素質坦体に担持した触媒を用いると、エポキシ基含有
化合物の炭素−炭素不飽和結合を選択的に水素化でき、
且つ触媒の分離も容易であることを見出し、本発明を完
成するに至った。
【0006】即ち、本発明の要旨は、少なくとも一個の
炭素−炭素不飽和結合及び少なくとも一個のエポキシ基
を有する化合物の、炭素−炭素不飽和結合を選択的に水
素化してエポキシ化合物を製造する方法において、ロジ
ウム又はルテニウムを比表面積が5〜600m2 /gの
範囲にある炭素質担体に担持した触媒を用いることを特
徴とするエポキシ化合物の製造方法に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる出発原料は、少なくとも一個の炭素
−炭素不飽和結合及び少なくとも一個のエポキシ基を有
する化合物である。これは、モノマー、オリゴマー又は
ポリマーのいずれでもよい。具体的には、エポキシ基を
有する芳香環化合物、不飽和脂肪族化合物、不飽和環状
脂肪族化合物、不飽和複素環化合物等が挙げられる。中
でも、炭素−炭素不飽和結合が芳香環を形成している化
合物であるのが好ましい。
【0008】この芳香環化合物の具体例としては、例え
ば、スチレンオキサイド、フェニルグリシジルエーテ
ル、ハイドロキノンのジグリシジルエーテル、レゾルシ
ンのジグリシジルエーテル、一般式(I)で表されるビ
スフェノールA又はビスフェノールFとエピクロルヒド
リンとを原料とするエポキシ樹脂、一般式(II)で表さ
れるフェノールノボラック樹脂又はクレゾールノボラッ
ク樹脂のポリグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0009】
【化1】
【0010】(式中、R1 は水素原子又はメチル基を示
し、mは0ないし40である) この中、式(I)で表されるビスフェノールA型エポキ
シ樹脂、及び式(II)で表されるオルソクレゾールノボ
ラックのポリグリシジルエーテルが好ましく、この中、
ビスフェノールAのジグリシジルエーテル(式(I)の
n=0)及びそのオリゴマーが特に好ましい。
【0011】なお、ビスフェノールAのジグリシジルエ
ーテルは例えばエピコート827、828として、又そ
のオリゴマーはエピコート834として、また、式(I
I)のものはエピコート152、154、180S65
として油化シェルエポキシ株式会社より市販されてい
る。
【0012】本発明に用いられる水素化触媒は、ロジウ
ム又はルテニウムを比表面積が5〜600m2 /gの炭
素質坦体に担持してなる触媒である。本発明に使用され
る炭素質坦体は中でもグラファイト、特に、高表面積グ
ラファイト(high surface area g
raphite)と呼ばれるものが好ましい。グラファ
イトが好ましい理由は明らかではないが、グラファイト
が、特に不飽和結合と相互作用をおこし、選択的な水素
化に寄与するためと考えられる。また、炭素質坦体の比
表面積は10〜400m2 /gのものが好ましく、50
〜300m2 /gのものがより好ましく、100〜25
0m2 /gのものが特に好ましい。
【0013】一般的な、比表面積の大きな活性炭を用い
ると細孔径が小さいため、反応基質が細孔の中に入りに
くく活性が低くなるが、本発明のような特定の比表面積
の炭素質坦体では細孔径が大きく、担持されたメタルと
基質との相互作用が大きくなるために活性が向上すると
考えられる。担体は炭素担体で且つ、ある程度の大きさ
の細孔径を持つことが必要であり、例えば同程度の比表
面積、細孔径を示すシリカ担体では活性は非常に低い。
【0014】本発明に使用するロジウム化合物、ルテニ
ウム化合物としては加熱分解可能なものであれば、特に
制限はない。ロジウム化合物としては、塩化ロジウム、
硝酸ロジウム、硫酸ロジウム等の無機塩、ロジウムアセ
チルアセトナート等の有機化合物、テトラロジウムドデ
カカルボニル等の配位化合物が挙げられる。ルテニウム
化合物としては、塩化ルテニウム、硝酸ルテニウムニト
ロシル等の無機塩、ルテニウムアセチルアセトナート等
の有機化合物、トリルテニウムドデカカルボニル等の有
機化合物が挙げられる。これらの中でも特にロジウム化
合物を用いた方が活性が高く、より好ましい。金属成分
の担持量には特に制限はないが、少ないと触媒の効果が
小さくなり、逆に多いとコスト的に不利になることか
ら、好ましくは1〜10重量%、更には2〜8重量%の
金属を含んでいることが好ましい。
【0015】ロジウム又はルテニウム成分をグラファイ
ト担体に担持させる方法に特に制限はないが、通常の場
合、浸漬法が用いられる。例えば上記触媒成分の金属化
合物を溶解可能な溶媒、例えば、水に溶解して溶液と
し、この溶液中にグラファイトを浸漬して含浸担持させ
る。その後減圧下溶媒を留去し、必要に応じて還元処理
を行う。還元処理としては気相還元法、或いは液相還元
法のいずれの方法でも行うことができるが、液相還元法
の方が穏和な条件で還元が進行するため、高分散でメタ
ル粒子径のバラツキの小さい触媒が得られ、また、エポ
キシ基の損失が少ないのでより好ましい。
【0016】例えば水素ガスを用いて気相で還元する場
合、100〜600℃、好ましくは150〜500℃の
温度で行われる。ここで用いられる還元剤としては、水
素以外に一酸化炭素が挙げられる。また、窒素、アルゴ
ン等の不活性ガスで希釈した状態で用いてもよい。また
液相で還元する場合は、まず、ロジウム又はルテニウム
を担持した後、アルカリ性水溶液で処理して、該貴金属
を水酸化物として不溶化、固定化しておき、これを還元
処理するのが好ましい。不溶・固定化に用いるアルカリ
性水溶液のアルカリの種類としては、アンモニア水や、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水
酸化物の水溶液が好ましく使用できるが、不溶・固定化
後の水洗の容易さや、アルカリ金属カチオンの残存等の
影響を考慮すると、アンモニア水を用いるのが最も好ま
しい。
【0017】使用するアルカリの量は、ロジウム又はル
テニウムに対して3〜100当量が好ましく、更には、
6〜50当量が好ましい。アルカリ性水溶液による処理
の温度は、20℃から90℃が好ましく、特にアンモニ
ア水を用いる場合には、50℃より高温であるとアンモ
ニアの脱離が著しくなるので20℃から50℃がより好
ましい。
【0018】アルカリ性水溶液で不溶・固定化後、触媒
をろ過し、イオン交換水等で充分洗浄する。特にアルカ
リ金属水酸化物の水溶液を用いる場合、Na+ 、K+
のアルカリ金属カチオンが残存すると水素化活性が低下
するので充分洗浄することが必要である。不溶・固定化
した触媒は、ホルマリン、ギ酸、あるいはメタノールを
用いて液相で還元することが好ましい。還元剤の使用量
はロジウム又はルテニウムに対して3〜100モル当
量、好ましくは6〜50モル当量である。還元温度は2
0℃から120℃、好ましくは50〜100℃である。
液相で還元した触媒は、ろ過し、イオン交換水等で充分
洗浄した後、乾燥して水素化反応に用いることができ
る。
【0019】液相還元を用いることにより坦体上に担持
した金属粒子の粒径が小さくなり、かつ、金属が均一に
担持されるため、エポキシ損失率が低く抑えられると考
えられる。水素化反応に使用する触媒量は、反応原料1
00重量部に対して、0.1〜100重量部、好ましく
は5〜50重量部であることが望ましいが、反応温度、
又は反応圧力等の諸条件に応じ、実用的な反応速度が得
られる範囲内において任意に選択できる。
【0020】本発明の水素化反応での反応温度は、低す
ぎると反応速度が低下し、高すぎるとエポキシ基の水素
化分解が進行することから、通常30〜150℃、好ま
しくは50〜100℃である。また、反応圧力は通常1
〜30MPa、好ましくは3〜10MPaである。反応
方式としては液相懸濁反応或いは固定相反応のいずれも
採用できる。また、反応溶媒としては出発原料の溶解性
からTHF、ジオキサンのようなエーテル類が好ましく
用いられる。本発明の方法に従って水素化反応を行った
後、触媒を濾別し、その後蒸留により揮発成分を除去
し、目的生成物を得ることができる。
【0021】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明は、その要旨を超えない限り、これらの実
施例に限定されるものではない。 実施例1 37.1重量%塩化ロジウム673mgを水6.0gに
溶解させた中に、グラファイト(TIMCAL社製 T
IMREX HSAG 100、表面積130m2
g)4.75gを加え含浸担持した。その後、蒸発によ
り溶媒を除去し、アルゴン流通下150℃で2時間乾燥
した。これを水素ガス流通下300℃で2時間気相還元
し、5重量%Rh/グラファイト触媒を得た。
【0022】70ml容量のスピナー撹拌式オートクレ
ーブにTHF5g、2,2−ジ−(p−グリシドキシ−
フェニル)−プロパン(油化シェルエポキシ社製 エピ
コート828 エポキシ当量186)5g、上記還元触
媒0.25gを加え室温で水素15MPaを圧入した後
50℃に昇温し、3時間反応した。反応後、触媒を濾別
し、減圧下揮発分を留去し、1H−NMRスペクトルに
より芳香環の水素化率を、過塩素酸滴定法(JIS K
7236)によりエポキシ当量を求めた。ここで、エポ
キシ当量とは、エポキシ基1モルを含むエポキシ樹脂の
グラム数を表す。結果を表1に示す。
【0023】実施例2 グラファイト(TIMCAL社製 TIMREX HS
AG 300、比表面積280m2 /g)を用いた以外
実施例1と同様な方法で触媒を調製し、反応を行った。
結果を表1に示す。
【0024】比較例1 グラファイト(キシダ化学社製、比表面積2.9m2
g)を用いた以外実施例1と同様な方法で触媒を調製
し、反応を行った。結果を表1に示す。 比較例2 活性炭(三菱化学社製 CX−2)を用いた以外実施例
1と同様な方法で触媒を調製し、反応を行った。結果を
表1に示す。
【0025】実施例3 塩化ルテニウム654mgを用い、80℃で反応を行っ
た以外実施例1と同様に触媒を調製し、反応を行った。
結果を表1に示す。
【0026】比較例3 塩化ルテニウム654mgを用い、80℃で反応を行っ
た以外比較例2と同様に触媒を調製し、反応を行った。
結果を表1に示す。 比較例4 塩化ルテニウム654mgを用い、80℃で反応を行っ
た以外比較例3と同様に触媒を調製し、反応を行った。
結果を表1に示す。
【0027】比較例5 SiO2 (洞海化学工業製 D−150−300A;比
表面積190m2 /g、細孔径295Å)を用いた以
外、実施例1と同様な方法で触媒を調製し、反応を行っ
た。結果を表1に示す。
【0028】比較例6 SiO2 (富士シリシア化学製 Cariact Q−
50;比表面積80m 2 /g、細孔径500Å)を用
い、100℃で反応した以外、実施例1と同様な方法で
触媒を調製し、反応を行った。結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】実施例4 200ml容量の誘導攪拌式オートクレーブにTHF3
0g、2,2−ジ−(p−グリシドキシ−フェニル)−
プロパン5g、及び実施例1で用いた触媒0.5gを加
え、水素を2MPa圧入した後、70℃まで昇温した。
70℃で水素を7MPaに昇圧し、2時間反応した。反
応後実施例1と同様の方法で後処理し、反応液の分析を
行った。結果を表2に示した。
【0031】実施例5 40wt%塩化ロジウム1.25gを水12mlに溶解
させた中に、グラファイト(TIMCAL社製、TIM
REX HSAG100、表面積130m2 /g)9.
5gを加え含浸担持した。その後、減圧下溶媒を除去し
た。これをNaOH 1.17gをH2 O 12mlに
溶かした水溶液に加え、室温で固定化処理を行った。濾
別後、イオン交換水で充分洗浄した。この固定化した触
媒4gを37% HCHO 3.5gとH2 O 20m
lの混合液に加え、100℃で2時間保持し、還元処理
を行った。濾別後、得られた触媒を、イオン交換水で洗
浄した後、50℃で真空乾燥した。かくして得られた触
媒0.5gを用い、実施例4と同様の方法で反応を行っ
た。結果を表2に示した。
【0032】実施例6 実施例5と同様の方法で含浸担持した触媒5gを28w
t% NH3 水とH2O 6mlの混合液に加え、室温
で2時間撹拌し、固定化処理を行った。濾別後、得られ
た触媒をイオン交換水で洗浄した。これをギ酸2gと水
20mlの混合液に加え、70℃で2時間還元処理を行
った。以下、実施例5と同様の方法で処理し得られた触
媒を用いて反応を行った。結果を表2に示した。
【0033】
【表2】
【0034】表2において、エポキシ損失率とは、次の
ようにして算出する。すなわち、100%水素化が進行
し、エポキシ損失が0のときのエポキシ当量をA(実施
例、比較例ではA=192)とし、測定したサンプルの
エポキシ当量をBとすると、理論エポキシ基は1/A
(eq./g)となり、測定エポキシ基は1/B(e
q./g)となる。したがって
【0035】
【数1】 で定義される。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、ロジウム又はルテニウ
ムを特定の比表面積を有する炭素質坦体に担持した触媒
を用いるとエポキシ基含有化合物の不飽和結合を選択的
に水素化でき、且つ触媒の分離も容易である。更に、本
発明の方法で得られたエポキシ化合物は、各種用途にお
いて悪影響を与えるクロル成分の含有率が低く、純度の
高い化合物であり、工業的な利用価値が高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08G 59/14 C08G 59/14 // C07B 35/02 C07B 35/02 61/00 300 61/00 300

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一個の炭素−炭素不飽和結合
    及び少なくとも一個のエポキシ基を有する化合物の、炭
    素−炭素不飽和結合を選択的に水素化してエポキシ化合
    物を製造する方法において、ロジウム又はルテニウムを
    比表面積が5〜600m2 /gの範囲にある炭素質担体
    に担持した触媒を用いることを特徴とするエポキシ化合
    物の製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一個の炭素−炭素不飽和結合
    が、芳香環を形成しているものである請求項1に記載の
    エポキシ化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 炭素質担体がグラファイトである請求項
    1又は2に記載のエポキシ化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 ロジウムを炭素質担体に担持する請求項
    1〜3のいずれかに記載のエポキシ化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 ロジウム化合物又はルテニウム化合物を
    炭素質担体に担持した後、液相で環元処理して得られる
    触媒を用いる請求項1〜4のいずれかに記載のエポキシ
    化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 ロジウム化合物又はルテニウム化合物を
    炭素質担体に担持した後、アルカリ性水溶液で処理し、
    次いで、液相で環元処理して得られる触媒を用いる請求
    項5に記載のエポキシ化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 反応溶媒としてエーテル類を用いる請求
    項1〜6のいずれかに記載のエポキシ化合物の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 水素化反応を反応温度30〜150℃、
    且つ水素圧1〜30MPaの範囲で行う請求項1〜7の
    いずれかに記載のエポキシ化合物の製造方法。
  9. 【請求項9】 化合物がエピクロルヒドリンと多価フェ
    ノールとを反応させて得られた化合物である請求項1〜
    8のいずれかに記載のエポキシ化合物の製造方法。
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