JPH11216292A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

Info

Publication number
JPH11216292A
JPH11216292A JP10021053A JP2105398A JPH11216292A JP H11216292 A JPH11216292 A JP H11216292A JP 10021053 A JP10021053 A JP 10021053A JP 2105398 A JP2105398 A JP 2105398A JP H11216292 A JPH11216292 A JP H11216292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing
dewatering tub
ribs
laundry
tub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10021053A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Yoshida
義雄 吉田
Shinichi Nakamura
新一 中村
Masaji Kukino
政次 久木野
Shinsuke Ise
伸介 伊勢
Kazuhiko Mantani
和彦 萬谷
Masami Yorita
昌美 頼田
Hideyo Uchida
秀世 内田
Katsunori Ishii
克典 石井
Kunio Inose
邦夫 猪瀬
Mamoru Katano
衛 片野
Tetsuya Kitamura
哲哉 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Kentetsu Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Nihon Kentetsu Co Ltd
Priority to JP10021053A priority Critical patent/JPH11216292A/ja
Publication of JPH11216292A publication Critical patent/JPH11216292A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯兼脱水槽内に温風を送り、洗濯物の表面
の他に裏面にも温風が勢い良く接触するように工夫し
て、洗濯物のシワ及び乾燥ムラを生じさせない、仕上が
り品質の高い洗濯乾燥機を得る。 【解決手段】 洗濯兼脱水槽17の内壁面に縦長状の複
数の側面リブ28を設け、洗濯兼脱水槽17の内底面の
端部近傍から内壁面にかけてL字状の複数の底面リブ3
0を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗濯兼脱水槽内
に温風を導入して洗濯物を効率良く乾かす、即ち乾燥速
度並びに仕上がり品質の高い洗濯乾燥機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】洗濯兼脱水槽内に加熱装置及び送風機よ
り発生する温風を送り込み、洗濯兼脱水槽を高速回転さ
せて洗濯物を乾かす乾燥行程を有する自動洗濯機が、例
えば特開平1−268593号公報に開示されている。
図12は、特開平1−268593号公報に開示されて
いる洗濯乾燥機の構造図である。図12において、1は
外箱、2は外箱1の上方に配置するトップカバー、3は
外箱1内に配設する外槽、4は外箱1の内底部に配置さ
れる加熱器5及び送風機6より発生する温風を後述する
洗濯兼脱水槽の上方開口部へ案内するフレキシブルチュ
ーブ、7はフレキシブルチューブ4の先端部に装着して
温風を吹き出すための吹き出しノズルである。
【0003】8は外槽3の上部周縁に設けられる防水
板、9は外槽3の外底部に配置するモータ、10はモー
タ9の回転駆動をモータプーリ11から主軸プーリ12
へ伝達するベルト、13は減速機14からの回転駆動を
後述する洗濯兼脱水槽に伝達するか又は回転翼に伝達す
るかを切り替えるためのクラッチ、15は外槽3の下方
端部に取り付けられる排水ホース16から洗濯液を外部
へ排出制御するための排水バルブ、17は外槽3内に設
けられる回転自在の洗濯兼脱水槽、18は洗濯兼脱水槽
17の上部周縁に設けられるバランサー、19は洗濯兼
脱水槽17の壁面に形成する脱水孔、20は洗濯兼脱水
槽17内に収容する洗濯物、21は洗濯兼脱水槽17の
内底部に配設する回転翼、22は回転翼21に形成する
回転翼通気孔である。
【0004】こうした構成において、洗濯行程から脱水
行程を終了した後の乾燥行程では洗濯兼脱水槽17を高
速回転させる。これと同時に、加熱器5及び送風機6よ
り発生する温風をフレキシブルチューブ4を通じて洗濯
兼脱水槽17の上方開口部へ案内する。そして、温風は
洗濯兼脱水槽17の下方へ向かって洗濯物20に接触し
て洗濯物20を乾燥させる。これにより、温風は湿気の
多い空気流となって回転翼通気孔22を通り抜け、外槽
3の内底部と洗濯兼脱水槽17の外底部との隙間を通じ
て排水ホース16に向かっていく。そして、これらの空
気流は排水ホース16を介して外箱1の外に排気され
る。このとき、排水バルブ15は開放状態である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の洗濯乾燥機は、
洗濯物が洗濯兼脱水槽の回転で発生する遠心力によって
洗濯兼脱水槽の内壁面に張り付き、脱水孔が塞がれた状
態で温風と接触する。このような乾燥方法は、洗濯物に
接触した後の湿気を含んだ温風の流れ、即ち温風の拡散
性が悪いので洗濯物の乾燥速度(水分蒸発量/時間)は
遅くなる。また、洗濯物20の表面は容易に乾燥される
が、洗濯兼脱水槽17の内壁面に張り付いている洗濯物
20の面、即ち裏面は乾燥し難い状態にある。したがっ
て、洗濯物の乾燥時間は非常に長くなり、乾燥効率が非
常に悪いという問題点があった。また、洗濯物は洗濯兼
脱水槽の内壁面に張り付いた状態で乾燥するとシワを生
じたり、かつ乾燥ムラを生じたりするなどの、洗濯物の
仕上がり品質が悪いという問題点があった。
【0006】この発明は、前述のような問題点を解決す
るためになされたもので、洗濯物と洗濯兼脱水槽の内壁
面との間及び洗濯物と洗濯兼脱水槽の内底面との間に適
当な距離を有した隙間を作り、洗濯物の表面の他に洗濯
兼脱水槽の内壁面寄りの洗濯物、即ち洗濯物の裏面にも
温風が勢い良く接触するように工夫した。また、洗濯物
に接触した後の湿気を含んだ温風の拡散性を向上させて
乾燥時間の短縮化を図った。即ち、ここでは洗濯物にシ
ワ及び乾燥ムラが生じないように乾燥させる、仕上がり
品質の高い洗濯乾燥機を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる洗濯乾
燥機は、外槽と、外槽内に回転自在に設けられる脱水孔
を有した洗濯兼脱水槽と、洗濯兼脱水槽の内底部に配設
する回転翼と、洗濯兼脱水槽内に温風を導入する温風導
入手段とを備える洗濯乾燥機において、洗濯兼脱水槽を
筒状胴部と筒状胴部の下端に固定された椀状底部とから
形成し、筒状胴部の内壁面に縦長状の複数の側面リブを
設け、椀状底部の内壁面に複数のL字状の形をした底面
リブを設け、側面リブの下端と底面リブの一端を近接し
て対向させ、底面リブの他端を回転翼の周縁に対向させ
るようにした。
【0008】また、複数の側面リブ及び複数の底面リブ
の突起高さを5〜8mmの範囲となるようにした。
【0009】また、複数の側面リブの縦長さを洗濯兼脱
水槽の深さ寸法の概1/2から2/3の範囲となるよう
にした。
【0010】また、複数の側面リブと複数の底面リブと
の数を同一にして、洗濯兼脱水槽に配設するようにし
た。
【0011】また、複数の側面リブ同志の間に脱水作用
を兼ねる通気孔を形成させ、通気孔の孔径を複数の側面
リブの上方側に形成された脱水孔の孔径よりも大きくな
るようにした。
【0012】また、複数の側面リブ同志の間に脱水作用
を兼ねる通気孔を形成させ、通気孔を洗濯兼脱水槽の水
平方向及び垂直方向に対して複数個形成させるようにし
た。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
による洗濯乾燥機の実施の形態を示す構造図である。図
1において、従来例と同一の符号は同一又は相当部分を
示す。23はトップカバー2内に収容される洗濯行程、
脱水行程、乾燥行程の一連の動作を制御する洗濯乾燥制
御部、24は外箱1の上方側壁面に形成する排気孔、2
5は外槽3と洗濯兼脱水槽17との隙間の最上部に連通
するフレキシブル排気ダクト、26は外槽3と洗濯兼脱
水槽17との隙間の上方に配置する温度検出器、27は
主軸プーリ12の回転数を検出する回転数検出器、28
は洗濯兼脱水槽17の内壁面に約40mmの間隔で設け
られた縦長状の複数の側面リブ、29は複数の側面リブ
28同志の間に形成された脱水槽通気孔であり、この孔
径は複数の側面リブ28の上方側に形成された脱水孔1
9の孔径よりも大きい。なお、脱水槽通気孔29は複数
の側面リブ28同志の間に洗濯兼脱水槽17の横方向に
対して2個、縦方向に対して複数個形成させる。30は
洗濯兼脱水槽17の内底面の端部近傍から内壁面側へ延
びて、その一端が複数の側面リブ28の下端部と近接す
るように設けられ、かつ内壁面及び内底面に約40mm
の間隔で配設するL字状の複数の底面リブである。
【0014】また、洗濯兼脱水槽17の正面図を図2に
示す。図2において、複数の側面リブ28は洗濯兼脱水
槽17の深さ寸法の概1/2〜2/3の範囲で洗濯兼脱
水槽17の下方から上方へと延び、かつ洗濯兼脱水槽1
7の中央側に向かって突起している。一方、複数の底面
リブ30についても洗濯兼脱水槽17の上方に向かって
突起している。これらのことは、実施の形態2、3につ
いても同様である。また、図3は洗濯兼脱水槽17の平
断面図、図4は要部分の平断面図を示す。図3と図4に
おいて、複数の側面リブ28は水平断面形状が四角形状
であって角部は丸みを帯び、かつ突起高さが5〜8mm
である。一方、複数の底面リブ30は垂直断面形状が四
角形状であって角部は丸みを帯び、かつ突起高さが5〜
8mmである。
【0015】次に、洗濯兼脱水槽17の回転時には遠心
力で突っ張た状態の洗濯物20が複数の側面リブ28の
先端面(突出面)及び複数の底面リブ30の先端面(突
出面)に引っ掛かることにより、洗濯兼脱水槽17の内
壁面、内底面と洗濯物20との間に適当な隙間距離を有
した複数の温風導入隙間が形成する。ここで、複数の側
面リブ28の縦長さと洗濯物20の乾燥速度との関係を
表した特性例を図5に示す。図5において、複数の側面
リブ28の縦長さと洗濯兼脱水槽17の縦長さ(深さ寸
法)との比率が概1/2〜2/3の範囲で、洗濯物20
の乾燥速度は最大であることが分かる。これは、洗濯物
20に接触した後の温風が通過する温風導入隙間の距離
が適切である。また、温風が洗濯兼脱水槽17の上方開
口部から上方側の温風導入隙間を通じて脱水槽通気孔2
9へと漏れ出していく漏れ量が最小であるためと判断す
る。一方、複数の側面リブ28の突起高さと洗濯物20
の乾燥速度との関係を表した特性例を図6に示す。図6
において、複数の側面リブ28の突起高さが5〜8mm
の範囲で、洗濯物20の乾燥速度は最大であることが分
かる。これは、突起高さが5mm以下の場合は前述の温
風導入隙間の空気抵抗が大きく、このために水分蒸発速
度が遅くなるためである。また、突起高さが8mm以上
の場合は温風導入隙間の距離が大きく、このために温風
は洗濯兼脱水槽17の上方開口部から上方側の温風導入
隙間を通じて脱水槽通気孔29へと漏れ出していく温風
漏れ量が大きくなる。したがって、洗濯物20の全体に
接触する温風量が減少することが要因と判断する。
【0016】また、図7は洗濯乾燥制御部23の動作の
流れを示すフローチャート図である。以下、図7を参照
しながら実施の形態1における洗濯乾燥機の動作につい
て説明する。洗濯行程から脱水行程までの一連の動作が
終了した後で乾燥行程が開始する(ステップS10
0)。これにより、加熱器5及び送風機6で発生する温
風がフレキシブルチューブ4から吹き出しノズル7を介
して洗濯兼脱水槽17の上方開口部へ案内される。次
に、解し乾燥(ステップS101)へと進み、回転翼2
1は例えばON0.5秒、OFF0.5秒の周期で右回
転と左回転とを交互に繰り返すようにして1分間往復回
転する。これにより、洗濯兼脱水槽17の内壁面に配設
する複数の側面リブ28の先端面に張り付いた状態の洗
濯物20(図1中のA)が掻き落とされると共に、上下
左右にランダム的に入れ替えされて解される。そして、
解された洗濯物20(図1中のB)に温風が満遍なく接
触することになる。
【0017】次に、回転乾燥(ステップS102)へと
進み、回転数検出器27の出力に基づいてモータ9の駆
動が制御され、これにより洗濯兼脱水槽17は例えば3
00rpmの回転数で3分間回転する。このときに、洗
濯兼脱水槽17及び洗濯兼脱水槽17と一体となって回
転する回転翼21の回転作用によるファン効果で、洗濯
兼脱水槽17内は負圧状態となる。これにより、温風は
洗濯兼脱水槽17内の下方に向かって効率良く導入され
る。この過程で、洗濯兼脱水槽17の内壁面の上方側に
形成された脱水孔19の孔径は小さいので空気抵抗が大
きく、これにより脱水孔19からは温風が漏れ出すよう
なことは殆どない。したがって、温風は洗濯兼脱水槽1
7の回転によって発生する遠心力で洗濯兼脱水槽17の
内壁面側へ移動した状態の洗濯物(図1中のA)の表面
に勢い良く接触する。そして、複数の側面リブ28及び
底面リブ30により、この温風は洗濯兼脱水槽17の内
壁面と突っ張った状態の洗濯物20との間に形成された
複数の温風導入隙間へ流れ込んでいく。これにより、洗
濯物20の裏面にも温風が勢い良く接触し、接触した後
の湿気を多量に含んだ温風は脱水槽通気孔29を抜け出
て、外槽3と洗濯兼脱水槽17との隙間の上方へ向かっ
ていく。そして、湿気を多量に含んだ温風はフレキシブ
ル排気ダクト25を通じて外箱1の外部へ拡散してい
く。ここで、防水板8とバランサー18との隙間の圧力
損失は最大となるように隙間距離を適正値に設定してお
く。
【0018】次に、乾き具合(ステップS103)へと
進み、洗濯物20に接触した後の温風の温度、即ち排気
温度を検出する温度検出器26の出力に基づいて洗濯物
20の乾き具合を判定する。ここで、仮に温度検出器2
6の出力の絶対値あるいは初期値からの出力変化量が予
め設定された所定値以下のときは、乾き具合が不十分で
あると判断してNOと判定する。そして、解し乾燥(ス
テップS101)に戻って前述と同様の動作が行われ
る。また、仮に温度検出器26の出力の絶対値あるいは
初期値からの出力変化量が予め設定された所定値以上の
ときは、乾き具合が十分であると判断してYESと判定
する。これにより、加熱器5、送風機6さらにモータ9
の運転が停止して乾燥行程が終了(ステップS104)
する。
【0019】以上の構成により、洗濯兼脱水槽17の内
壁面、内底面と洗濯物20との間に複数の温風導入隙間
が形成されるので、洗濯物20の表面及び裏面が効率良
く乾燥する。また、洗濯物20は洗濯兼脱水槽17の回
転動作によって回転乾燥され、かつ回転翼21の回転動
作によって解されながら乾燥する。したがって、洗濯物
20の乾燥時間が著しく短くなり、かつ洗濯物20のシ
ワ及び乾燥ムラを生じさせない、乾燥仕上がり品質の高
い洗濯乾燥機を提供することができる。
【0020】実施の形態2.図8は、この発明の洗濯乾
燥機における洗濯兼脱水槽の他の実施の形態を示す平断
面図である。図8において、実施の形態1と同一の符号
は同一または相当部分を示す。図9は、要部分の平断面
図を示す。図8と図9において、複数の側面リブ28は
水平断面形状が洗濯兼脱水槽17の中央側に向かって幅
広形状であり角部は丸みを帯び、突起高さが5〜8mm
である。一方、複数の底面リブ30は垂直断面形状が洗
濯兼脱水槽17の上方側に向かって幅広形状であり角部
は丸みを帯び、突起高さが5〜8mmである。また、洗
濯兼脱水槽17の内壁面に配設する複数の側面リブ28
は、図10の平断面図に示すように水平断面形状が洗濯
兼脱水槽17の中央側に向かって矢印形状としても良
い。
【0021】こうした構成において、洗濯兼脱水槽17
の回転時には遠心力で突っ張た状態の洗濯物20が複数
の側面リブ28の先端面(突出面)及び底面リブ30の
先端面(突出面)に引っ掛かることにより、洗濯兼脱水
槽17の内壁面、内底面と洗濯物20との間に温風導入
隙間が形成する。したがって、洗濯物20の乾燥時間が
著しく短くなり、乾燥性能の高い洗濯乾燥機を提供する
ことができる。
【0022】また、複数の側面リブ28同志の間に配置
し、かつ複数の側面リブ28の下方に配置するように底
面リブ30を設けても良い。また、複数の側面リブ28
と底面リブ30とを別部材で分離させることの他に、こ
れらを一体化しても良い。これらによって、リブの取付
作業性の向上及び複数の側面リブ28と複数の底面リブ
30との配置ズレを無視できるという利点がある。
【0023】また、洗濯兼脱水槽17の内壁面の上方
側、即ち複数の側面リブ28が配設されていない内壁面
の箇所に脱水孔19を設けなくても良い。そして、複数
の側面リブ28同志の間に形成する脱水槽通気孔29の
孔径を洗濯兼脱水槽17の内壁面の下方から上方へ向か
って大きくなるように、あるいは複数の側面リブ28同
志の間の上部に脱水槽通気孔29を設けるようにしても
良い。これにより、温風は洗濯兼脱水槽17の下方へ着
実に向かって洗濯物20の表面に勢い良く接触し、この
後で温風は洗濯兼脱水槽17の内壁面と洗濯物20との
間に形成する温風導入隙間の上方側へ勢い良く流れる。
この過程において、温風が洗濯物20の裏面に効率良く
接触するので洗濯物20の乾燥性能が一段と向上し、省
エネを考慮した乾燥を実現できる。なお、こうした構成
にあっては洗濯兼脱水槽17の内壁面を下方から上方に
向かって拡開させるような形状、即ちテーパ状に形成す
ることが肝要である。これにより、脱水行程時において
洗濯物20から出た水を防水板8とバランサー18との
隙間から勢い良く排水させることができる。
【0024】また、複数の側面リブ28及び底面リブ3
0を洗濯兼脱水槽17の内壁面に配設することの他に、
洗濯兼脱水槽17の内壁面を局部的に引っ込ませるよう
にした形状、即ち溝状にして複数の温風導入隙間を形成
させ、この溝部に通気孔を形成させることにより洗濯物
20の乾燥効率を高めることができる。
【0025】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0026】この発明に係わる洗濯乾燥機は、外槽と、
外槽内に回転自在に設けられる脱水孔を有した洗濯兼脱
水槽と、洗濯兼脱水槽の内底部に配設する回転翼と、洗
濯兼脱水槽内に温風を導入する温風導入手段とを備える
洗濯乾燥機において、洗濯兼脱水槽を筒状胴部と筒状胴
部の下端に固定された椀状底部とから形成し、筒状胴部
の内壁面に縦長状の複数の側面リブを設け、椀状底部の
内壁面に複数のL字状の形をした底面リブを設け、側面
リブの下端と底面リブの一端を近接して対向させ、底面
リブの他端を回転翼の周縁に対向させるようにしたの
で、洗濯兼脱水槽の内壁面、内底面と洗濯物との間に複
数の温風導入隙間が形成される。これにより、洗濯物の
表面や裏面が効率良く乾燥され、乾燥時間が非常に短く
なる。また、洗濯物は洗濯兼脱水槽の回転動作によって
回転乾燥され、かつ回転翼の回転動作によって解されな
がら乾燥する。したがって、洗濯物の乾燥時間が著しく
短くなり、かつ洗濯物のシワ及び乾燥ムラを生じさせな
い、仕上がり品質の高い洗濯・乾燥が実現できる。
【0027】また、複数の側面リブ及び複数の底面リブ
の突起高さを5〜8mmの範囲となるようにしたので、
洗濯兼脱水槽の内壁面、内底面と洗濯物との間に適当な
隙間距離を有した複数の温風導入隙間が形成される。こ
れにより、洗濯物の表面の他に洗濯物の裏面が効率良く
乾燥されて、乾燥時間が非常に短くなるという効果を期
待できる。
【0028】また、複数の側面リブの縦長さを洗濯兼脱
水槽の深さ寸法の概1/2から2/3の範囲となるよう
にしたので、温風は洗濯兼脱水槽の内壁面と洗濯物との
隙間を勢い良く通過していく。したがって、洗濯物の表
面や裏面が効率良く乾燥されて、乾燥時間が非常に短く
なるという効果を期待できる。
【0029】また、複数の側面リブと複数の底面リブと
の数を同一にして洗濯兼脱水槽に配設するようにしたの
で、温風は洗濯兼脱水槽の内壁面と洗濯物との隙間を勢
い良く通過していく。これにより、洗濯物の全体が効率
良く乾燥されて、乾燥時間が非常に短くなるという効果
を期待できる。
【0030】また、複数の側面リブ同志の間に脱水作用
を兼ねる通気孔を形成させ、通気孔の孔径を複数の側面
リブの上方側に形成された脱水孔の孔径よりも大きくな
るようにしたので、温風は洗濯兼脱水槽内の下方へ勢い
良く、かつ着実に向かって洗濯物の表面に接触する。そ
して、温風は洗濯兼脱水槽の内壁面と洗濯物の裏面との
隙間を勢い良く通過していく。したがって、洗濯物の表
面や裏面が効率良く乾燥されて、乾燥時間が非常に短く
なるという効果を期待できる。
【0031】また、複数の側面リブ同志の間に脱水作用
を兼ねる通気孔を形成させ、通気孔を洗濯兼脱水槽の水
平方向及び垂直方向に対して複数個形成させるようにし
たので、温風は洗濯兼脱水槽の内壁面と洗濯物の裏面と
の隙間を勢い良く通過していく。したがって、洗濯物の
表面や裏面が効率良く乾燥されて、乾燥時間が非常に短
くなるという効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による洗濯乾燥機を示す構造図であ
る。
【図2】 実施の形態1における洗濯兼脱水槽の正面図
である。
【図3】 実施の形態1における洗濯兼脱水槽の平断面
図である。
【図4】 実施の形態1における洗濯兼脱水槽の要部分
の平断面図である。
【図5】 洗濯物の乾燥速度の一例を示す特性図であ
る。
【図6】 洗濯物の乾燥速度の他例を示す特性図であ
る。
【図7】 実施の形態1における洗濯乾燥制御部の動作
を示すフローチャート図である。
【図8】 実施の形態2における洗濯兼脱水槽の平断面
図である。
【図9】 実施の形態2における洗濯兼脱水槽の要部分
の平断面図である。
【図10】 他の例における洗濯兼脱水槽の要部分の平
断面図である。
【図11】 従来の洗濯乾燥機を示す構造図である。
【符号の説明】
1 外箱、2 トップパネル、3 外槽、4 フレキシ
ブルチューブ、5 加熱器、6 送風機、17 洗濯兼
脱水槽、19 脱水孔、20 洗濯物、21回転翼、2
3 洗濯乾燥制御部、24 排気孔、25 フレキシブ
ル排気ダクト、26 温度検出器、27 回転数検出
器、28 複数の側面リブ、29 脱水槽通気孔、30
複数の底面リブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久木野 政次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 伊勢 伸介 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 萬谷 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 頼田 昌美 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐡株式会社内 (72)発明者 内田 秀世 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐡株式会社内 (72)発明者 石井 克典 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐡株式会社内 (72)発明者 猪瀬 邦夫 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐡株式会社内 (72)発明者 片野 衛 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐡株式会社内 (72)発明者 北村 哲哉 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐡株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽と、この外槽内に回転自在に設けら
    れる脱水孔を有した洗濯兼脱水槽と、この洗濯兼脱水槽
    の内底部に配設する回転翼と、洗濯兼脱水槽内に温風を
    導入する温風導入手段とを備える洗濯乾燥機において、 前記洗濯兼脱水槽を筒状胴部と、この筒状胴部の下端に
    固定された椀状底部とから形成し、筒状胴部の内壁面に
    縦長状の複数の側面リブを設けると共に前記椀状底部の
    内壁面に複数のL字状の形をした底面リブを設け、前記
    側面リブの下端と前記底面リブの一端を近接して対向さ
    せ、底面リブの他端を前記回転翼の周縁に対向させたこ
    とを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記複数の側面リブ及び複数の底面リブ
    の突起高さは5〜8mmの範囲であることを特徴とする
    請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記複数の側面リブの縦長さは、前記洗
    濯兼脱水槽の深さ寸法の概1/2から2/3の範囲であ
    ることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 前記複数の側面リブと前記複数の底面リ
    ブとの数を同一にして、前記洗濯兼脱水槽に配設したこ
    とを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】 前記複数の側面リブ同志の間に脱水作用
    を兼ねる通気孔を形成させ、この通気孔の孔径を複数の
    側面リブの上方側に形成された前記脱水孔の孔径よりも
    大きくしたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥
    機。
  6. 【請求項6】 前記複数の側面リブ同志の間に脱水作用
    を兼ねる通気孔を形成させ、この通気孔を洗濯兼脱水槽
    の水平方向及び垂直方向に対して複数個形成させるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
JP10021053A 1998-02-02 1998-02-02 洗濯乾燥機 Pending JPH11216292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10021053A JPH11216292A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 洗濯乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10021053A JPH11216292A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 洗濯乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11216292A true JPH11216292A (ja) 1999-08-10

Family

ID=12044178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10021053A Pending JPH11216292A (ja) 1998-02-02 1998-02-02 洗濯乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11216292A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105350212A (zh) * 2014-08-19 2016-02-24 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机及洗涤方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105350212A (zh) * 2014-08-19 2016-02-24 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机及洗涤方法
WO2016026198A1 (zh) * 2014-08-19 2016-02-25 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机及洗涤方法
EP3184685A4 (en) * 2014-08-19 2017-08-16 Qingdao Haier Washing Machine Co., Ltd. Washing machine and washing method
CN105350212B (zh) * 2014-08-19 2019-06-28 青岛海尔洗衣机有限公司 一种洗衣机及洗涤方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8196242B2 (en) Method of controlling drying cycle in a washing machine based on sensed temperature
JP5675406B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP4083662B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2000325688A (ja) ドラム式洗濯機
KR20040100894A (ko) 의류건조 기능을 갖는 세탁기
JP2005034163A (ja) 衣類乾燥機能を有する洗濯機
JP3769677B2 (ja) 洗濯乾燥機の乾燥方法
CN101275354B (zh) 纵向型洗涤干燥机
JP2010011924A (ja) 洗濯乾燥機
JPH11216292A (ja) 洗濯乾燥機
JPH10305187A (ja) 衣類乾燥機
JPH11347280A (ja) 全自動洗濯乾燥機
JP2000042284A (ja) 洗濯乾燥機
JPH1170288A (ja) 洗濯乾燥機
JP2004105250A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
KR20050050558A (ko) 드럼식 세탁 건조기
JP3473574B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP2000084286A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP5649062B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP4008541B2 (ja) 洗濯乾燥機
KR100379446B1 (ko) 건조세탁기의건조진행방법
JPH10216396A (ja) 洗濯乾燥機
JP4093921B2 (ja) 洗濯乾燥機
JPH11276757A (ja) 洗濯乾燥機
JPS5812686A (ja) ドラム式全自動洗濯乾燥機の除湿装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040818