JPS5812686A

JPS5812686A - ドラム式全自動洗濯乾燥機の除湿装置

Info

Publication number: JPS5812686A
Application number: JP56109370A
Authority: JP
Inventors: 佳孝柴田
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1981-07-15
Filing date: 1981-07-15
Publication date: 1983-01-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明はドラム式全自動洗濯乾燥機の除湿装置にかかわ
シ、特に、乾燥時の熱エネルギーの有効利用に好適な除
湿装置に関するものである。

（１）従来、ドラム式全自動洗濯乾燥機には、乾燥時にドラム
から出る湿った空気を除湿する機能全備えた除湿タイプ
と、湿った空気をそのまま機外へ排出する排気夕・イブ
とがあり、それぞれ目的に応じて使い分けていた。しか
し、このように２つのタイプの機種があることは、種々
な点で不具合があった。また、従来のドラム式全自動洗
濯乾燥機では、乾燥時に衣類の乾燥に使用した後の空気
の保有する熱は活用さ扛ておらず、熱エネルギーの有効
利用の点で問題があった。

本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくシ、除
湿タイプと排気タイプとの部分的な共用化ができ、かつ
乾燥時の熱の有効利用がなされたドラム式全自動洗濯乾
燥機を提供するにある。この目的を達成するため、本発
明は、ドラム式全自動洗濯乾燥機の除湿装置を本体から
分離設置することにより、除湿タイプと排気タイプの本
体の共用化を図るとともに、除湿方式は水冷除湿とし、
除湿後の冷却水と凝縮水とを蓄熱槽に貯湯し、この湯を
次回の洗濯時に利用するこｉにより、乾燥Ｑ）時の熱エネルギーの有効利用を図ったものである。

なお、洗濯時、洗濯水として湯を用いると冷水よりも洗
浄効果が著しく大きいととは周知の事実である。

以下、本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は本発明によるドラム式全自動洗濯乾燥機の一実
施例の本体を示す正面側から見た構造図、第２図は該実
施例の本体と除湿装置とを示す側断面図である。図にお
いて、外枠１の内部には、防振ばね２を具備した吊り棒
３によって外枠１の上部四隅より弾性的に吊架された外
槽４が設けられている。外槽４は横型円筒状のもので、
その後壁中心部には水平方向のドラム軸受部５を有し、
このドラム軸受部５にはドラム回転軸６が回転自在に軸
支されている。外槽４の内部には、同心位置に周壁に多
数の脱水穴７と複数個の突起状のりフタ−８とを有する
円筒状の回転ドラム９が、通しボルト１０とドラムフラ
ンジ１１とを介して前記ドラム回転軸６に固着されてい
る。外槽４の下部中央には、排水弁１２とモータベース
１３とが固着されていて、この排水弁１２には可撓性の
排水ホース１４が、またモータベース１３にはドラム駆
動用の駆動モータ１５が固定されている。モータベース
１３の両側には摩擦板１６が固着されている。駆動モー
タ１５の回転軸とドラム回転軸６との間では、モータプ
ーリ１７、ベルト１８、ドラムプーリ１９を介して動力
が回転ドラム９に伝達される。外槽４の上部には、送風
用ファンモータ２０とファンケーシング２３よりなる送
風部があり、ファンケーシング２３の吸込口２１と外枠
１の裏面間は、可撓性のある吸込ダクト２２により接続
され、ファンケーシング２３の吹出口２４よりダクト２
５を介して外槽前板２６に具備したヒータケース２７内
へ送風し、シーズヒータ２８により加熱されて熱風とな
り、回転ドラム９内へ熱風を吹き込む。回転ドラム９内
へ吹き込まれた熱風は、回転ドラム９の周壁面にある多
数の脱水穴７を通って外槽４の上部後壁にある排気口３
０より可撓性のある排気ダクト２９を介して排気さ扛る
。外枠１の前面と、外槽前板２６および回転ドラム９の
前面には、回転ドラム９の回転中心と同心位１ｔに円形
の外枠開口部３１．外槽開口部３２、ドラム開口部３３
があり、外枠開口部３１と外槽開口部３２との間は、可
撓性のあるドアベローズ３４によって接続されている。

外枠開口部３１には、ドア３５が開閉自在に軸支されて
いて、このドア３５は、ドアフレーム３６、ドアパツキ
ン３７およびドアガラス３８により構成してあり、ドア
３５を閉じたとき、ドアベローズ３４のリップ部３９が
ドアガラス３８の傾斜面に押されて、外槽４の内部を水
蜜構造とする。外枠１の前面上部には操作部があり、洗
い・すすぎ・脱水・乾燥の各行程を自動的にシーケンス
制御するプログラムタイマ４０がある。外枠１の裏面上
部には、洗い・すすぎ時に外槽４の内部に給水する給水
電磁弁４４と、除湿時の冷却用給水電磁弁４５とよシな
る２連給水電磁弁４６を具備している。外枠１の下部の
四隅には、高さの調整可能な脚部４１があり、外枠１の
下部の内側左右には、脱水時、吊り棒３により防振支持
された内部機械部４２の振動に対して減衰効果を与える
だめの摩擦ダンパ４３が固着されている。摩擦ダンパ４
３は、前述の摩擦板１６と摺動する構造となっている。

乾燥時の除湿装置４７は、冷却用フィン４８の付いた冷
却管４９と蓄熱槽５１および給湯ポンプ５２より構成し
である。この除湿装置４７は、前記ドラム式全自動洗濯
乾燥機の本体とは分離し、本体の吸込ダクト２２と排気
ダクト２９とは着脱自在の熱風循環ダクト５０により接
続するとともに、本体の冷却用給水電磁弁４５と冷却管
４９とも同様に着脱自在の給水管５３により接続し、冷
却管４９を通った冷却水と冷却管４９または冷却フィン
４８で凝縮された水滴は、除湿装置４７下部の蓄熱槽５
１に貯湯され、必要に応じて給湯ポンプ５２により給湯
管５４を介して本体の外槽４内部に給湯することができ
る。

以上のごとく構成されたドラム式全自動洗濯乾燥機の本
体と除湿装置の動作を、以下に説明する。

まず、回転ドラム９内の洗濯物と洗剤を入れ、プログラ
ムタイマ４０をセットすると、給水電磁弁４４より外槽
４内へ給水が行われ、設定水位になると自動的に給水が
正寸り、洗濯作業を開始する。

洗濯時、回転ドラム９は、駆動モータ１５により低速（
例えば５０ｒｐｍ）で回転し、リフター８により洗濯物
を持ち上げては回転ドラム９の＝面への落下を繰り返し
、落下したときの衝撃力と洗濯液の化学作用とにより洗
浄作業が行わｎる。洗濯終了後は、排水弁１２が開いて
外槽４内部の洗濯液が排水ホース１４（ｉ＝通って機外
に排出される。

すすぎ時は、前述の洗濯時と同じ行程（ただし洗剤投入
は除く）を繰り返し、脱水行程へと移行する。脱水時は
、排水終了後の脱水初期に短時間回転ドラム９を低速回
転した後、駆動モータ１５の速度を切り換え、回転ドラ
ム９を高速（例えば８００ｒｐｍ）で回転し、回転ドラ
ム９の周壁にある脱水穴７より外槽４内へ遠心脱水し、
その水を排水弁１２、排水ホース１４を通って機外へ排
出する。

次に、乾燥行程は、冷却用給水電磁弁４５より給水管５
３を介して除湿装置４７内の冷却管４９へ給水すると同
時に、低速回転している回転ドラム９の内部に熱風全欧
き込み、洗濯物を熱して、洗濯物の内部に含まｎている
水分を蒸発させる。

そして、回転ドラム９内の湿った空気は、回転ドラム９
の周壁の脱水穴７より外槽４の排気口３０と排気ダクト
２９とを介し、熱風循環ダクト５０を通って水冷除湿装
置内に入り、冷却管４９と冷却用フィン４８とにより湿
った空気が凝縮され、乾いた空気となって熱風循環ダク
ト５０より本体の吸込ダクト２２と吸込口２０を通って
送風用ファンモータ２０内へ入り、本体と除湿装置４７
との間を熱風が循環する。このとき、冷却管４９を通る
冷却水をＱ、　５　、／、／ｍｉｎ　の流量で流すと、
１．４ＫＷのシーズヒータ２８を使い、循環熱風風量を
２、　Ｏｍ３／ｍｉｎ　（風温４０Ｃ）において冷却水
は約２０　ｄｅｇ上昇し、使用後温まった冷却水は除湿
装置４７の下部の断熱材で構成された蓄熱槽５１に凝縮
水と共に貯湯する。１回の乾燥行程で使用する冷却水は
約６０ｔであり、蓄熱槽５１の容積としては６０１以上
に設計されている。乾燥行程のみ繰り返して運転する場
合は、蓄熱槽５１が容量オーバーとなるため、蓄熱槽５
１の上部には溢水ホース５５が設けである。このように
して蓄熱槽５１内に貯湯された温水は、給湯ポンプ５２
により給湯管５４を介して本体の外槽４内部に給湯し、
これを洗濯液として利用することにより、冷水洗いと比
較して良好な洗浄性能が得られ、乾燥時の熱エネルギー
の有効利用が可能となる。

以上説明したように、本発明によれば、ドラム式全自動
洗濯乾燥機に用いる除湿装置を本体と分離することによ
り、この除湿装置を本体に接続しなければ、本体は排気
タイプとなり、本体に接続すれば、除湿タイプとなり、
従って乾燥時の排気タイプのものと除湿タイプのものと
で本体の共用化が可能となり、また、除湿方式を水冷除
湿方式とし、かつ除湿装置内に蓄熱槽を具備させたこと
により、乾燥時の熱エネルギーの有効利用が可能となる
効果がある。

【図面の簡単な説明】

−１図は本発明によるトリム式全自動洗濯乾燥（９）機の一実施例の本体を示す正面側から見た構造図、第２
図は該実施例の本体と除湿装置とを示す側断面図である
。１・・・外枠、４・・・外槽、９・・・回転ドラム、１
５・・・駆動モータ、２０・・・送１虱用ファンモータ
、２２・・・吸込ダクト、２３・・・ファンケーシング
、２７・・・ヒータケース、２８・・・シーズヒータ、
２９・・・排気ダクト、３０・・・排気口、４０・・・
プログラムタイマ、４４・・・給水電磁弁、４５・・・
冷却用給水電磁弁、４６・・・２連給水電磁升、４７・
・・除湿装置、４８・・・冷却用フィン、４９・・・冷
却管、５０・・・熱風循環ダクト、５１・・・蓄熱槽、
５２・・・給湯ポンプ、５３・・・給水管、５４・・・
給湯管、５５・・・溢水ホース。（１０）

Claims

【特許請求の範囲】

１、送風用ファンモータとヒータおよびダクトよシなる
熱風発生装置を具備し、洗いとすすぎ用の給水電磁弁と
冷却用給水電磁弁との２連給水電磁弁を備え、洗い・す
すぎ・脱水・乾燥を自動的に行うドラム式全自動洗濯乾
燥機の、乾燥作業時に除湿を行う除湿装置において、水
冷除湿機構と蓄熱槽と給湯ポンプとよシ構成した水冷除
湿方式の除湿装置部を、ドラム式全自動洗濯乾燥機の本
体とは分離して設置し、かつ前記除湿装置部と該本体と
を着脱自在な熱風循環ダクトと冷却用給水管とにより接
続したことを特徴とするドラム式全自動洗濯乾燥機の除
湿装置。