JP3815144B2 - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パルセータの回転と、温風等によって洗濯物の乾燥を行なう洗濯乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のものとしては、特開平7−222888号公報において、乾燥においてパルセータを一方向に駆動させるステップ(A)とパルセータを前記方向と反対方向へ駆動させるステップ(B)を交互に繰り返すステップを備え、前記ステップ(A)および(B)の各々は、パルセータを回転させるステップ(a)とパルセータの回転を停止させるステップ(b)を少なくともN回繰り返すステップを含んだことを特徴とする旨の制御方式が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
乾燥開始直後の洗濯物は湿っているため、パルセータによる攪拌で洗濯物にかたが付き、そのまま乾燥してしわになり易い。このため乾燥開始直後等は、できるだけ洗濯物の攪拌をおさえることが望ましい。
【0004】
しかし、上記従来の制御方式は、パルセータの回転方法が乾燥の開始から終了まで同じため、例えば乾燥開始時の洗濯物の攪拌をおさえて、しわを考慮すると、その後乾燥終了までの攪拌もおさえられ、乾燥時間が長くなったり、乾燥むらが生じることがあった。また乾燥時間を考慮すると、最初からある程度洗濯物を攪拌せざるを得ず、乾燥終了時に洗濯物のしわが生じることがあった。
【0005】
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、乾燥時間が長くならず、且つ乾燥終了時に洗濯物のしわも発生しにくい洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、乾燥時は、洗濯槽を固定した状態で、パルセータを間欠駆動させて洗濯物を撹拌し、乾燥が進行するに従って徐々に単位時間当たりの前記パルセータ駆動時間を長くして停止時間を短くするとともに、単位時間当たりの前記パルセータの駆動時間を停止時間より短く設定したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、外槽と、前記外槽内に弾性的に吊支された受筒と、前記受筒内で回転可能に支持され、乾燥のための洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽の内側底部で回転可能に支持された略なべ型のパルセータと、前記パルセータを駆動するモータと、前記洗濯槽内の洗濯物を加熱して水分を蒸発させるヒータと、前記ヒータからの温風を前記洗濯槽内に送風する送風機と、洗濯物の乾燥度合いを検知する乾燥検知手段とを備え、乾燥時は、前記洗濯槽を固定した状態で、前記パルセータを間欠駆動させて洗濯物を撹拌し、乾燥が進行するに従って徐々に単位時間当たりの前記パルセータ駆動時間を長くして停止時間を短くするとともに、単位時間当たりの前記パルセータの駆動時間を停止時間より短く設定したものである。
【0008】
この構成によれば、乾燥開始直後の湿った洗濯物を強く攪拌して、かたを付け、そのまま乾燥してしわにすることがない。また、乾燥の進行と共に次第に駆動時間が増すため、洗濯槽内で洗濯物の入れ替わりが起こりやすくなり、効率よく乾燥させることができるようになる。
【0009】
また、請求項に記載の発明は、乾燥時は、乾燥の進行と共に、パルセータの回転速度を次第に増加させるようにしたものである。
【0010】
この構成によれば、乾燥の進行と共に頻繁に動くようになり、洗濯槽内で積み重なった洗濯物が崩れやすくでき、洗濯槽内で洗濯物の入れ替わり起こりやすくすることができる。
【0011】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0012】
(実施例1)
図1〜2において、外槽1内には、サスペンション2によって弾性的に吊支された受筒3が設けられ、脱水時の振動をサスペンション2により吸収する構成としている。受筒3内には洗濯物を収容する乾燥兼用の洗濯槽7(以下単に洗濯槽7と称する)が回転可能に支持されている。洗濯槽7は内側底部に洗濯物を撹拌するパルセータ12を回転可能に配すると共に、内部周壁に小孔5及び流体バランサー6を有している。パルセータ12はその形状を外周を傾斜面としたナベ型にすることにより、乾燥行程の洗濯物をパルセータ12の回転による遠心力で傾斜面に沿って上方向へ舞い上がりやすくしている。
【0013】
4は中空の脱水軸で、受筒3の底部中央に設けられた脱水軸受け8によって軸支されている。この脱水軸4の上端側は洗濯槽7の底部に固定され、洗濯槽7を回転させる。9はパルセータ12を回転させるように、上端側をパルセータ12に固定した洗濯軸で、この洗濯軸9は脱水軸4の中空部に同軸上となるように配され、脱水軸4の中空部に設けた洗濯軸受け10により軸支されている。
【0014】
11は脱水軸4内に内包され、歯車群で回転数を減速する減速機構であり、脱水時における洗濯槽7のアンバランスによる異常回転防止のために、好ましくは複数の歯車が対称の形に整列した遊星歯車による減速機構を用いる。この減速機構11の出力側には洗濯軸9を接続し、入力側には洗濯入力軸13を接続している。洗濯入力軸13は脱水軸4の下部側中空部内に設けた入力軸受け16により軸支されている。減速機構11を内包する脱水軸4はケース17により内包され、また、脱水軸4の下部はケース17の下部に設けた軸受け18により軸支されている。なお、このケース17は受筒3の底部側に固定されている。14は脱水軸4及び洗濯入力軸13を回転させる駆動モータであり、洗濯入力軸13の下部に連結されている。
【0015】
15は駆動モータ14の回転を脱水軸4に伝達または非伝達とするためのクラッチである。クラッチ15は、脱水時には洗濯入力軸13と脱水軸4を連結し、また洗濯、すすぎ時そして乾燥時には洗濯入力軸13と脱水軸4とを切り離し洗濯槽7が固定するように設けている。
【0016】
また19は前記外槽1の一部に取り付けられ、前記洗濯槽7内の洗濯物を乾燥させる乾燥装置であり、洗濯物に温風を当てて水分を蒸発させるためのヒータ20と、該ヒータ20からの温風を前記洗濯槽7内に送風する送風機21と、前記小孔5から洗濯槽7外へ排出された洗濯物の水蒸気を含んだ温風を直接水冷してその水分を凝縮する熱交換器22とから構成される。
【0017】
23、24は前記受筒3の上下部と前記乾燥装置19とを接続する伸縮自在の蛇腹A、Bである。25は前記蛇腹B24と前記受筒3の下部との間に設けられた仕切弁であり、洗濯、脱水時には通路を閉じ、乾燥時には通路を開けるように設けられている。26は前記仕切弁25と前記受筒3の下部との間に設けられた排水弁であり、洗濯時には洗浄水やすすぎ水を、脱水時には洗濯物から遠心力で飛び出た水等を、乾燥時には温風冷却用の水と衣類の水蒸気を含んだ温風を冷却して得られる凝縮水とを排水するように設定されている。排水弁26の先にはトラップ27が設けられており、乾燥時に衣類の水蒸気を含んだ温風が排水弁26から洩れないように構成されている。28は前記クラッチ15を動かすためのソレノイドである。また29はトラップ27の後方に設けられたフィルターである。また30は洗濯物の乾燥度合いを検知する乾燥検知手段である。
【0018】
またパルセータ12の単位時間当たりの駆動時間と時間経過の関係を表す図2のように、乾燥時においてパルセータ12を間欠駆動させて洗濯物を撹拌し、乾燥が進行するに従って単位時間当たりのパルセータ12の駆動時間を徐々に増し、単位時間当たりの洗濯物の撹拌回数を徐々に増加させるように設けられている。
【0019】
なお本実施例では、送風経路に除湿機構を備えたクローズドサイクルによる循環方式の構成をとっているが、排気式の構成でも問題ない。
【0020】
また本実施例では洗濯軸9は、減速機構11を介して駆動モータ14と連動されているが、直接駆動モータ14と連結されていても問題ない。
【0021】
また本実施例では洗濯槽7から受筒3への温風の通路のため、洗濯槽7の内部周壁に設けた小孔5を利用しているが、温風の通路としてパルセータ12等に小孔が設けられていても問題ない。
【0022】
次に本実施例の動作について説明する。洗濯行程では、クラッチ15により洗濯入力軸13と脱水軸4とは切り離され、駆動モータ14の回転は脱水軸4には非伝達となり、洗濯入力軸13、減速機構11、洗濯軸9を介してパルセータ12に伝達されるのみとなり、洗濯物に機械力を与える。こうして洗濯槽7に収容している洗濯物の洗濯、すすぎが進行する。
【0023】
洗濯行程が終了すると、脱水行程に入る。この脱水行程では、洗濯槽7内の水が排水弁26から排出され、同時にソレノイド28に対して通電を行い、クラッチ15を動かして洗濯入力軸13と脱水軸4とを連結する。これにより、駆動モータ14の回転は脱水軸4にも伝達され、洗濯軸9を介してパルセータ12、及び脱水軸4と固定された洗濯槽7が回転する。洗濯槽7が回転することによって洗濯を終了した洗濯物の水分は、遠心力によって洗濯槽7の内側周壁に多数設けている小孔5から受筒3内に、絞り出される。こうして洗濯物は脱水される。脱水の際に受筒3は脱水槽7のアンバランス等により当然揺れるが、サスペンション2や流体バランサー6により揺れを吸収される。また可動部の受筒3は外槽1の一部に取り付けられた固定部である乾燥装置19と蛇腹A23、蛇腹B24で接続されているため、その動きを妨げられることもない。
【0024】
脱水行程が終了すると、乾燥行程に入る。この乾燥行程では、洗濯行程と同様にクラッチ15により、洗濯入力軸13と脱水軸4とが切り離され、駆動モータ14の回転は脱水軸4には非伝達となって、洗濯入力軸13、減速機構11、洗濯軸9を介してパルセータ12に伝達されるのみとなり、脱水軸4、及び脱水軸4に固定された洗濯槽7はそれぞれ停止状態に固定される。この状態で駆動モータ14が通電されてパルセータ12が回転(間欠運転)を始め、また乾燥装置19にも通電されて、ヒータ20に加熱された温風が送風機21により蛇腹A23を通って受筒3の上部から洗濯槽7内の洗濯物に向かって吹き出される。この温風によりパルセータ12に撹拌された洗濯物から水分が徐々に蒸発し、水分を含んだ温風は先濯槽7の小孔5を通じて受筒3に送られ、その後受筒3の下部から仕切弁25、蛇腹B24を通過して後方の熱交換器22に送られる。そして熱交換器22の中で冷却水と直接接触し、温風が含んだ水分を凝縮され、除湿が進行する。
【0025】
この際、図2に示すようにパルセータ12は、間欠駆動して洗濯物を撹拌し、乾燥が進行するに従って単位時間当たりの駆動時間を、例えば10秒中1秒駆動9秒停止から2秒駆動8秒停止というように、単位時間10秒当たりの駆動時間を1秒から2秒に徐々に増し、単位時間当たりの洗濯物の撹拌回数を徐々に増加させる。このため、乾燥開始直後の湿った洗濯物を強く攪拌してかたを付け、そのまま乾燥してしわにすることがない。また乾燥開始直後のパルセータ12の単位時間当たりの駆動時間が短くても、乾燥の進行と共に徐々に駆動時間が増すため、乾燥時間が長くなることもない。
【0026】
(実施例2)
基本構成は、図1で示した本発明の実施例と同様であり、同一部分には同一符号を付けて説明を省略する。図3は、乾燥行程の前後半におけるパルセータ12の単位時間当たりの撹拌回数を表すものであり、布量検知手段(図示せず)等により、洗濯槽7に投入された洗濯物の量から予め乾燥時間を想定し、これにもとづき乾燥行程を前後半に分けて、乾燥行程前半の単位時間当たりの洗濯物の撹拌回数を少なくし(例えば洗濯物3kgで約1000回)、乾燥後半の同、撹拌回数を多くするよう(例えば洗濯物3kgで約2000回)に設けられている。
【0027】
次に本実施例の動作について説明する。洗濯・すすぎ行程、脱水行程が終了すると、乾燥行程に入る。この行程では、実施例1と同様に駆動モータ14が通電されてパルセータ12が回転(間欠運転)を始めると共に、乾燥装置19にも通電され、ヒータ20に加熱された温風が洗濯槽7内の洗濯物に向かって吹き出される。図3に示すようにパルセータ12は、乾燥行程前半の単位時間当たりの洗濯物の撹拌回数、すなわち乾燥行程前半のトータル攪拌回数を洗濯物3kgで約1000回と少なくし、乾燥行程後半の同、撹拌回数、すなわち乾燥行程後半のトータル攪拌回数を洗濯物3kgで約2000回と多くするように設けられているため、乾燥行程前半の湿った洗濯物を強く攪拌してかたを付け、そのまま乾燥してしわにすることがない。また乾燥行程のパルセータ12の制御が乾燥行程の前後半の2通りだけとなるため、パルセータ12の制御が簡易になり、コストダウンにもつながる。
【0028】
(実施例3)
基本構成は、図1で示した本発明の実施例と同様であり、同一部分には同一符号を付けて説明を省略する。図4は、乾燥行程におけるパルセータ12間欠駆動時の駆動、停止時間と時間経過の関係の一例を表すものであり、請求項1または2いずれか1項に記載の発明に加えて、乾燥行程におけるパルセータ12間欠駆動時の停止時間を、乾燥の進行と共に短くするように設けられている(例えば1秒駆動9秒停止から1秒駆動4秒停止というように、停止時間が9秒から乾燥の進行と共に4秒まで徐々に短くなるように設けられている)。
【0029】
次に本実施例の動作について説明する。洗濯・すすぎ行程、脱水行程が終了すると、乾燥行程に入る。この行程では、実施例1と同様に駆動モータ14が通電されてパルセータ12が回転(間欠運転)を始めると共に、乾燥装置19にも通電され、ヒータ20に加熱された温風が洗濯槽7内の洗濯物に向かって吹き出される。図4に示すようにパルセータ12は、間欠駆動時の停止時間を、乾燥の進行と共に9秒から4秒まで徐々に短くするように設けられており、請求項1または2のいずれか1項に記載の効果に加えて、パルセータ12の停止時間が徐々に短くなるため、パルセータ12が頻繁に動くようになり、駆動時に洗濯槽7内で積み重なった洗濯物が崩れやすくなる。このため洗濯槽7内で洗濯物が入れ替わりやすくなり、全ての洗濯物に温風が当たるようになり、乾燥の効率が良くなる。
【0030】
(実施例4)
基本構成は、図1で示した本発明の実施例と同様であり、同一部分には同一符号を付けて説明を省略する。図5は、乾燥行程におけるパルセータ12間欠駆動時の駆動、停止時間と時間経過の関係の一例を表すものであり、請求項1または2いずれか1項に記載の発明に加えて、乾燥行程におけるパルセータ12間欠駆動時の駆動時間を、乾燥の進行と共に長くするように設けられている(例えば1秒駆動5秒停止から3秒駆動5秒停止というように、駆動時間が1秒から乾燥の進行と共に3秒まで徐々に長くなるように設けられている)。
【0031】
次に本実施例の動作について説明する。洗濯・すすぎ行程、脱水行程が終了すると、乾燥行程に入る。この行程では、実施例1と同様に駆動モータ14が通電されてパルセータ12が回転を始めると共に、乾燥装置19にも通電され、ヒータ20に加熱された温風が洗濯槽7内の洗濯物に向かって吹き出される。図5に示すようにパルセータ12は、間欠駆動時の駆動時間を、乾燥の進行と共に1秒から3秒に徐々に長くするように設けられており、請求項1または2のいずれか1項に記載の効果に加えて、パルセータ12の駆動時間が徐々に長くなるため、洗濯物の撹拌が良くなり、乾燥の効率が良くなる。
【0032】
(実施例5)
基本構成は、図1で示した本発明の実施例と同様であり、同一部分には同一符号を付けて説明を省略する。図6において31は洗濯槽7に投入された洗濯物の投入量を検知する布量検知手段である。洗濯物の投入量に応じて、乾燥時の洗濯物のトータル撹拌回数をほぼ一定(例えば洗濯物3kgで約3000回)にするように設けられている。
【0033】
次に本実施例の動作について説明する。洗濯・すすぎ行程、脱水行程が終了すると、乾燥行程に入る。この行程では、実施例1と同様に駆動モータ14が通電されてパルセータ12が回転を始めると共に、乾燥装置19にも通電され、ヒータ20に加熱された温風が洗濯槽7内の洗濯物に向かって吹き出される。パルセータ12は、布量検知手段31が検知する洗濯物の投入量に応じて、乾燥時の洗濯物のトータル撹拌回数を、洗濯物3kgで約3000回にするように設けられており、必要回数以上に洗濯物が撹拌されて洗濯物がからみ易くなり、しわ、乾燥むら、傷み等の原因になることがない。
【0034】
(実施例6)
基本構成は、図1で示した本発明の実施例と同様であり、同一部分には同一符号を付けて説明を省略する。乾燥行程におけるパルセータ12間欠駆動時のパルセータ12停止中に、洗濯槽7内の温度が急激に上昇した場合に、パルセータ12を短時間駆動させるように設けられている。
【0035】
次に本実施例の動作について説明する。洗濯・すすぎ行程、脱水行程が終了すると、乾燥行程に入る。この行程では、実施例1と同様に駆動モータ14が通電されてパルセータ12が回転を始めると共に、乾燥装置19にも通電され、ヒータ20に加熱された温風が洗濯槽7内の洗濯物に向かって吹き出される。パルセータ12は、自身が停止中に、洗濯槽7内の温度が急激に上昇した場合に、短時間駆動するように設けられており、パルセータ12が停止した時に温風吹き出し口が洗濯物にふさがれて、その後パルセータ12停止中に洗濯物や洗濯乾燥機各部の温度が急激に上昇した場合でも、パルセータ12が短時間駆動するため、温風吹き出し口をふさいでいた洗濯物が動き、安全が確保される。
【0036】
(実施例7)
基本構成は、図1で示した本発明の実施例と同様であり、同一部分には同一符号を付けて説明を省略する。図7は、乾燥行程におけるパルセータ12間欠駆動時の駆動回転速度と時間経過の関係の一例を表すものであり、乾燥行程におけるパルセータ12間欠駆動時の駆動回転速度を、乾燥の進行と共に大きくするように(例えば約20rpmから約200rpmというように大きくするように)設けられている。
【0037】
次に本実施例の動作について説明する。洗濯・すすぎ行程、脱水行程が終了すると、乾燥行程に入る。この行程では、実施例1と同様に駆動モータ14が通電されてパルセータ12が回転(間欠運転)を始めると共に、乾燥装置19にも通電され、ヒータ20に加熱された温風が洗濯槽7内の洗濯物に向かって吹き出される。図7に示すようにパルセータ12は、間欠駆動時の駆動回転速度を、乾燥行程の進行と共に約20rpmから約200rpmに大きくするように設けられている。
【0038】
従って、パルセータ12が乾燥の進行と共に頻繁に動くようになり、パルセータ12の駆動時に洗濯槽7内で積み重なった洗濯物が崩れやすくなる。このため洗濯槽7内で洗濯物の入れ替わりが起こりやすくなり、全ての洗濯物に温風が当たるようになり、乾燥の効率が良くなる。
【0039】
また、乾燥行程初期のパルセータ12の回転速度が約20rpmというように遅いからといっても、洗濯物の攪拌力が弱くなり乾燥時間が長くなるという心配はない。なぜなら、乾燥行程の終盤には約200rpmという早い回転速度になっており、洗濯物の攪拌が良くなっているからである。
【0040】
また、乾燥行程初期のパルセータ12の回転速度が約20rpmというように遅いため、乾燥開始直後の湿った洗濯物を強く攪拌して、かたを付け、そのまま乾燥して、しわにすることも無いことは、もちろんのことである。
【0041】
(実施例8)
基本構成は、図1で示した本発明の実施例と同様であり、同一部分には同一符号を付けて説明を省略する。またパルセータ12は乾燥行程時の間欠運転において、乾燥の進行と共に、間欠駆動時の停止時間を短くする、または間欠駆動時の駆動時間を長くするように設けられているが、その詳細は、実施例3で説明した図4及び実施例4で説明した図5と同じであり、詳細な説明は省略する。
【0042】
次に本実施例の動作について説明する。洗濯・すすぎ行程、脱水行程が終了すると、乾燥行程に入る。この行程では、実施例1と同様に駆動モータ14が通電されてパルセータ12が回転(間欠運転)を始めると共に、乾燥装置19にも通電され、ヒータ20に加熱された温風が洗濯槽7内の洗濯物に向かって吹き出される。図4、5に示すようにパルセータ12は、乾燥の進行と共に、間欠駆動時の停止時間が9秒から5秒まで徐々に短くなる、または間欠駆動時の駆動時間が1秒から3秒まで徐々に長くなるように設けられている。
【0043】
従って、パルセータ12が乾燥の進行と共に頻繁に動くようになり、パルセータ12の駆動時に洗濯槽7内で積み重なった洗濯物が崩れやすくなる。このため洗濯槽7内で洗濯物の入れ替わりが起こりやすくなり、全ての洗濯物に温風が当たるようになり、乾燥の効率が良くなる。
【0044】
また、乾燥行程初期のパルセータ12間欠駆動時の停止時間が9秒という長い時間だからといっても、乾燥時間が長くなる心配はない。なぜなら、乾燥行程の終盤には約5秒という短い停止時間になっているからである。あるいは、乾燥行程初期のパルセータ12間欠駆動時の駆動時間が1秒という短い時間だからといっても、洗濯物の攪拌力が弱くなり乾燥時間が長くなるという心配はない。なぜなら、乾燥行程の終盤には約3秒という長い駆動時間になって、洗濯物の攪拌が良くなっているからである。
【0045】
また、乾燥開始直後の湿った洗濯物を強く攪拌して、かたを付け、そのまま乾燥して、しわにすることが無いことは、もちろんのことである。
【0046】
【発明の効果】
上記実施例から明らかなように、請求項1に記載の発明によれば、外槽と、前記外槽内に弾性的に吊支された受筒と、前記受筒内で回転可能に支持され、乾燥のための洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽の内側底部で回転可能に支持された略なべ型のパルセータと、前記パルセータを駆動するモータと、前記洗濯槽内の洗濯物を加熱して水分を蒸発させるヒータと、前記ヒータからの温風を前記洗濯槽内に送風する送風機と、洗濯物の乾燥度合いを検知する乾燥検知手段とを備え、乾燥時は、前記洗濯槽を固定した状態で、前記パルセータを間欠駆動させて洗濯物を撹拌し、乾燥が進行するに従って徐々に単位時間当たりの前記パルセータ駆動時間を長くして停止時間を短くするとともに、単位時間当たりの前記パルセータの駆動時間を停止時間より短く設定したから、乾燥開始直後の湿った洗濯物を強く攪拌することによるしわを防止することができるとともに、洗濯槽内での洗濯物の入れ替わりを起こりやすくして、効率よく乾燥させることができる。
【0047】
また請求項に記載の発明によれば、乾燥時は、乾燥の進行と共に、パルセータの回転速度を次第に増加させるようにしたから、洗濯槽内での洗濯物の入れ替わりを起こりやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例である洗濯乾燥機の全体構成を示す断面図
【図2】 同パルセータ駆動時間と時間経過に関するタイムチャート
【図3】 本発明の第2の実施例であるパルセータの前後半における単位時間当たりの撹拌回数に関するタイムチャート
【図4】 本発明の第3の実施例であるパルセータの駆動時間と停止時間に関するタイムチャート
【図5】 本発明の第4の実施例であるパルセータの駆動時間と停止時間に関するタイムチャート
【図6】 本発明の第5の実施例である洗濯乾燥機の全体構成を示す断面図
【図7】 本発明の第7の実施例であるパルセータ回転速度と乾燥時間経過に関するタイムチャート
【符号の説明】
1 外槽
3 受筒
7 洗濯槽
12 パルセータ
14 駆動モータ
19 乾燥装置
20 ヒータ
21 送風機
30 乾燥検知手段
31 布量検知手段

Claims (2)

  1. 外槽と、前記外槽内に弾性的に吊支された受筒と、前記受筒内で回転可能に支持され、乾燥のための洗濯物を収容する洗濯槽と、前記洗濯槽の内側底部で回転可能に支持された略なべ型のパルセータと、前記パルセータを駆動するモータと、前記洗濯槽内の洗濯物を加熱して水分を蒸発させるヒータと、前記ヒータからの温風を前記洗濯槽内に送風する送風機と、洗濯物の乾燥度合いを検知する乾燥検知手段とを備え、乾燥時は、前記洗濯槽を固定した状態で、前記パルセータを間欠駆動させて洗濯物を撹拌し、乾燥が進行するに従って徐々に単位時間当たりの前記パルセータ駆動時間を長くして停止時間を短くするとともに、単位時間当たりの前記パルセータの駆動時間を停止時間より短く設定した洗濯乾燥機。
  2. 乾燥時は、乾燥の進行と共に、パルセータの回転速度を次第に増加させるようにした請求項1記載の洗濯乾燥機。
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