JPH11215078A - ミキサー - Google Patents

ミキサー

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JPH11215078A
JPH11215078A JP10030485A JP3048598A JPH11215078A JP H11215078 A JPH11215078 A JP H11215078A JP 10030485 A JP10030485 A JP 10030485A JP 3048598 A JP3048598 A JP 3048598A JP H11215078 A JPH11215078 A JP H11215078A
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channel
input
audio signal
track
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Masayuki Saito
征幸 斉藤
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Roland Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】信号伝達経路の選択の自由度を制限することな
く、信号伝達経路の選択の際の操作性を向上させる。 【解決手段】複数の出力チャンネルに対してそれぞれ1
つの信号伝達経路を選択または選択しないことによっ
て、供給手段によって信号伝達経路に供給された音声信
号を複数の出力チャンネルのそれぞれに対して供給また
は供給しないことを選択し、出力チャンネル指定手段に
よって選択手段により信号伝達経路を選択されていない
出力チャンネルを指定することにより、未使用の信号伝
達経路を選択手段により信号伝達経路を選択されていな
い出力チャンネルの信号伝達経路として選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミキサーに関し、
さらに詳細には、ミキサー内部における音声信号伝達経
路の選択の自由度を向上させたミキサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のミキサーにおいて、複数の入力チ
ャンネルに入力された音声信号をミックスして任意の出
力チャンネルに出力する際に、例えば、8個の入力チャ
ンネル(IN)1〜8に入力された音声信号を自由にミ
ックスして4個の出力チャンネル(OUT)1〜4にア
サインする(割り当てる)場合の回路構成としては、例
えば、図1に示すようになる。
【0003】即ち、入力チャンネル1と入力チャンネル
3とをミックスして出力チャンネル2に出力しようとす
る場合には、バス・セレクト・スイッチi12とバス・
セレクト・スイッチi32とをオンにすることにより、
入力チャンネル1と入力チャンネル3とをミックスして
出力チャンネル2に出力する信号伝達経路の選択がなさ
れる。
【0004】従って、図1に示すような回路構成を備え
たミキサーによれば、複数の入力チャンネル間における
音声信号のミックスの組み合わせと当該ミックスされた
音声信号のそれぞれの出力チャンネルとの選択を、マト
リックス状に設けられたバスを接続するバス・セレクト
・スイッチi11〜i84のオン/オフにより自由に選
択することができるものである。
【0005】しかしながら、図1に示すような回路構成
を備えたミキサーにおいては、出力チャンネルを増やそ
うとすると、出力チャンネルの増分と入力チャンネルの
数とを乗算した数のバス・セレクト・スイッチのマトリ
ックスが必要となり、回路規模が大きくなるという問題
点があった。
【0006】また、一般には、全ての出力チャンネルに
音声信号を同時に出力することは稀であるので、全ての
バスを同時に使用することはほとんどなく、多くの回路
が遊休化して無駄になるという問題点があった。
【0007】一方、同時に出力可能な出力チャンネルの
数を制限することにより、バスの数を制限して回路規模
の大型化を抑制した回路構成として、例えば、図2に示
すように、8個の入力チャンネル(IN)1〜8と、8
個の出力チャンネル(OUT)1〜8と、4つのバス
(BUS)1〜4とで構成するものがある。
【0008】即ち、図2に示す回路構成においては、複
数の出力チャンネルを1つのバスに固定的に接続するこ
とにより、出力チャンネルが増大しても回路規模が大き
くならないようにしている。
【0009】しかしながら、図2の回路構成において
は、例えば、出力チャンネル1と出力チャンネル5とに
互いに異なる別々の音声信号を出力することができない
という制限があり、ミックスされた音声信号を出力する
出力チャンネルの選択の自由度が制限されるという問題
点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、信号伝達経路の
数を出力チャンネルの数より少なくし、かつ、信号伝達
経路と出力チャンネルとの接続を自由に行えるようにし
て、ミキサー内部における音声信号伝達経路の選択の自
由度を向上させるとともに、ミキサー内部における信号
伝達経路のなかで未使用のものを自動的に選択するよう
にして、信号伝達経路の選択の自由度を制限することな
く、しかも信号伝達経路の選択の際の操作性を向上させ
たミキサーを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1に記載の発明は、音声信号を
入力する複数の入力チャンネルを備えた音声信号入力手
段と、上記複数の入力チャンネルの中の任意の入力チャ
ンネルを指定する入力チャンネル指定手段と、音声信号
を出力する複数の出力チャンネルを備えた音声信号出力
手段と、上記複数の出力チャンネルの中の任意の出力チ
ャンネルを指定する出力チャンネル指定手段と、上記複
数の入力チャンネルと上記複数の出力チャンネルとを接
続する上記出力チャンネルよりも少ない数の信号伝達経
路と、上記入力チャンネル指定手段により指定された入
力チャンネルに入力された音声信号を上記複数の信号伝
達経路のなかの1つのあるいはそれ以上の信号伝達経路
に供給する供給手段と、上記複数の出力チャンネルに対
してそれぞれ1つの信号伝達経路を選択または選択しな
いことによって、上記供給手段によって信号伝達経路に
供給された音声信号を上記複数の出力チャンネルのそれ
ぞれに対して供給または供給しないことを選択する選択
手段と、上記出力チャンネル指定手段によって、上記選
択手段により信号伝達経路が選択されていない1つの出
力チャンネルのみを指定することにより、上記選択手段
によりいずれの出力チャンネルにも音声信号が供給され
ていない未使用の信号伝達経路を上記選択手段により上
記信号伝達経路が選択されていない出力チャンネルの信
号伝達経路として自動的に選択する選択制御手段とを有
するようにしたものである。
【0012】また、本発明のうち請求項2に記載の発明
は、本発明のうち請求項1に記載のミキサーにおいて、
上記選択制御手段は、さらに、上記出力チャンネル指定
手段によって、第1の出力チャンネルと既に信号伝達経
路を選択している第2の出力チャンネルとを指定するこ
とにより、上記第1の出力チャンネルの信号伝達経路と
して、上記第2の出力チャンネルに対して選択されてい
る信号伝達経路を選択するようにしたものである。
【0013】また、本発明のうち請求項3に記載の発明
は、音声信号を入力する複数の入力チャンネルを備えた
音声信号入力手段と、上記複数の入力チャンネルの中の
任意の入力チャンネルを指定する入力チャンネル指定手
段と、音声信号を出力する複数の出力チャンネルを備え
た音声信号出力手段と、上記複数の出力チャンネルの中
の任意の出力チャンネルを指定する出力チャンネル指定
手段と、上記複数の入力チャンネルと上記複数の出力チ
ャンネルとを接続する上記出力チャンネルよりも少ない
数の信号伝達経路と、上記入力チャンネル指定手段によ
り指定された入力チャンネルに入力された音声信号を上
記複数の信号伝達経路のなかの1つのあるいはそれ以上
の信号伝達経路に供給する供給手段と、上記複数の出力
チャンネルに対してそれぞれ1つの信号伝達経路を選択
または選択しないことによって、上記供給手段によって
信号伝達経路に供給された音声信号を上記複数の出力チ
ャンネルのそれぞれに対して供給または供給しないこと
を選択する選択手段と、上記出力チャンネル指定手段お
よび上記入力チャンネル指定手段による、出力チャンネ
ルおよび入力チャンネルの指定とに応じて、上記出力チ
ャンネル指定手段により指定された出力チャンネルに音
声信号を供給する信号伝達経路に対して、上記入力チャ
ンネル指定手段により指定された入力チャンネルからの
音声信号の供給または供給停止を切り換える切り換え手
段とを有するようにしたものである。また、本発明のう
ち請求項4に記載の発明は、本発明のうち請求項3に記
載のミキサーにおいて、上記切り換え手段は、さらに、
上記入力チャンネル指定手段または上記出力チャンネル
指定手段が、それぞれ単独で入力チャンネルまたは出力
チャンネルを指定するときに、上記入力チャンネル指定
手段により指定された入力チャンネルからの音声信号ま
たは前記出力チャンネル指定手段より指定された出力チ
ャンネルから出力される音声信号に関する設定を切り換
えるようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明によるミキサーの実施の形態の一例を詳細に
説明する。
【0015】図3には、本発明によるミキサーの実施の
形態の一例を備えた楽音信号記録装置の全体構成を表す
ブロック構成図が示されている。
【0016】この楽音信号記録装置は、その全体の動作
の制御を中央処理装置(CPU)10を用いて制御する
ように構成されており、このCPU10には、バス11
を介して、添付のフローチャートを参照しながら後述す
るCPU10が実行する各種処理のためのプログラムを
記憶したリード・オンリ・メモリ(ROM)12と、ワ
ーキング・エリアとしてのランダム・アクセス・メモリ
(RAM)14と、ミキサー部16と、レコーダー部1
8と、操作パネル20とが接続されている。
【0017】ここで、ミキサー部16の構成を概念的に
示した図4を参照しながら、ミキサー部16を詳細に説
明すると、ミキサー部16は8個の入力チャンネル(I
N)1〜8を備え、これら入力チャンネル1〜8に入力
された音声信号をボリュームおよび入力アンプを介して
内部バス(BUS)1〜4に取り込むようになされてい
る。ここで、バス・セレクト・スイッチi11〜i84
ならびに選択スイッチSEL1〜SEL8により内部バ
ス1〜4を選択して、選択した内部バス1〜4に取り込
んだ音声信号を供給することにより当該音声信号を自由
にミックスして8個の出力チャンネル(OUT)1〜8
に自由にアサインする(割り当てる)ことができるよう
になされている。
【0018】なお、本発明のポイントは、ミキサー部1
6における内部バス1〜4の選択処理にあり、フローチ
ャートを参照しながら後に詳述する。
【0019】そして、出力チャンネル1〜8は、レコー
ダー部18の8個のトラック(TR)1〜8と1対1の
関係で対応付けられている。即ち、出力チャンネル1か
ら出力された音声信号はトラック1に出力され、出力チ
ャンネル2から出力された音声信号はトラック2に出力
され、出力チャンネル3から出力された音声信号はトラ
ック3に出力され、出力チャンネル4から出力された音
声信号はトラック4に出力され、出力チャンネル5から
出力された音声信号はトラック5に出力され、出力チャ
ンネル6から出力された音声信号はトラック6に出力さ
れ、出力チャンネル7から出力された音声信号はトラッ
ク7に出力され、出力チャンネル8から出力された音声
信号はトラック8に出力されることになる。
【0020】そして、レコーダー部18のトラック1〜
8から出力された音色信号は、出力アンプおよびボリュ
ームを介してL(左)チャンネルとR(右)チャンネル
とにステレオ出力として出力されるものである。
【0021】図5には、操作パネル20の中の本発明に
係わる部分の概略構成が示されており、操作パネル20
には、各入力チャンネル1〜8のボリュームを調整する
ための操作子たる入力チャンネル1ボリューム操作子1
00−1、入力チャンネル2ボリューム操作子100−
2、入力チャンネル3ボリューム操作子100−3、入
力チャンネル4ボリューム操作子100−4、入力チャ
ンネル5ボリューム操作子100−5、入力チャンネル
6ボリューム操作子100−6、入力チャンネル7ボリ
ューム操作子100−7および入力チャンネル8ボリュ
ーム操作子100−8と、音声信号をミキシングする対
象の入力チャンネル1〜8を指定する操作子たる入力チ
ャンネル1指定操作子102−1、入力チャンネル2指
定操作子102−2、入力チャンネル3指定操作子10
2−3、入力チャンネル4指定操作子102−4、入力
チャンネル5指定操作子102−5、入力チャンネル6
指定操作子102−6、入力チャンネル7指定操作子1
02−7および入力チャンネル8指定操作子102−8
と、ミキシングした音声信号を出力する対象たる出力チ
ャンネル1〜8、即ち、ミキシングした音声信号を記録
する対象のトラック1〜8を指定するとともに各トラッ
ク1〜8の状態(「トラックへの入力:sourc
e」、「トラックへの記録(録音):rec」、「トラ
ックの再生:play」および「トラックのミュート:
mute」の4つの状態)を選択するための操作子たる
トラック1指定操作子104−1、トラック2指定操作
子104−2、トラック3指定操作子104−3、トラ
ック4指定操作子104−4、トラック5指定操作子1
04−5、トラック6指定操作子104−6、トラック
7指定操作子104−7およびトラック8指定操作子1
04−8と、レコーダー部の各トラック1〜8の出力ボ
リュームを調整するための操作子たるトラック1ボリュ
ーム操作子106−1、トラック2ボリューム操作子1
06−2、トラック3ボリューム操作子106−3、ト
ラック4ボリューム操作子106−4、トラック5ボリ
ューム操作子106−5、トラック6ボリューム操作子
106−6、トラック7ボリューム操作子106−7お
よびトラック8ボリューム操作子106−8と、各種設
定をキャンセルするためのクリアー(CLR)操作子1
08とが設けられている。
【0022】そして、入力チャンネル1指定操作子10
2−1〜入力チャンネル8指定操作子102−8を押圧
操作している間は各操作子はオン(on)の値をとり、
押圧操作していない間は(off)の値をとる。
【0023】同様に、トラック1指定操作子104−1
〜トラック8指定操作子104−8を押圧操作している
間は各操作子はオン(on)の値をとり、押圧操作して
いない間はオフ(off)の値をとり、クリアー操作子
108を押圧操作している間はクリアー操作子108は
オン(on)の値をとり、押圧操作していない間はオフ
(off)の値をとる。
【0024】また、この楽音信号記録装置の状態を示す
パラメータとしては、ユーザーが確認可能なパラメータ
として「TR(N)」、「G(M)」および「i(M,
K)」が設定され、ユーザーが確認することのできない
パラメータとして「SEL(N)」が設定されている。
以下、上記した各パラメータを説明する。なお、本明細
書においては、「N」は出力チャンネルのトラック番号
を示すために1〜8の自然数の値をとる変数であり、
「M」は入力チャンネルのトラック番号または出力チャ
ンネルのトラック番号を示すために1〜8の自然数の値
をとる変数であり、「K」は内部バスのバス番号を示す
ために1〜4の自然数の値をとる変数である。
【0025】(1)TR(N) 取り得る値は、「トラックへの入力:source」、
「トラックへの記録(録音):rec」、「トラックの
再生:play」および「トラックのミュート:mut
e」の4つである。ここで、「トラックへの記録(録
音):rec」および「トラックの再生:play」は
トラックNにおけるレコーダー部18の動作状態を示す
ものであり、「トラックへの入力:source」およ
び「トラックのミュート:mute」はトラックNに関
するミキサー部16の出力状態を示すものである。トラ
ック1指定操作子104−1〜トラック8指定操作子1
04−8を単独で押し下げ押し上げ(1回押し下げてか
ら元の状態に復帰させる。)すると、TR(N)の値が
「source→rec→play→mute→sou
rce・・・・」の順番でサイクリックに変化する。
【0026】ここで、「source」とは、SEL
(N)により選択された内部バスの信号を受け取りトラ
ックの出力とするが、それをトラックへは録音しない状
態を示す。
【0027】また、「rec」とは、SEL(N)によ
り選択された内部バスの信号を受け取りトラックの出力
とするとともに、それをトラックへ録音する状態を示
す。
【0028】また、「play」とは、内部バスの信号
は受け取らずに、トラックに録音されている信号をトラ
ックの出力とする状態を示す。
【0029】また、「mute」とは、内部バスの信号
は受け取らずに、しかもトラックの出力へは何も信号を
送らない状態を示す。
【0030】(2)G(M) 入力チャンネルMのゲインを示し、ライン(line)
とマイク(mic)との値をとる。入力チャンネル1指
定操作子102−1〜入力チャンネル8指定操作子10
2−8を単独で押し下げ押し上げすると、G(M)の値
がライン(line)とマイク(mic)とで交互に変
化する。
【0031】(3)i(M,K) 入力チャンネルMと内部バスKとの交点に位置するバス
・セレクト・スイッチを示し、オン(on)とオフ(o
ff)との値をとる。オンの場合入力チャンネルMの音
声信号を内部バスKに加え、オフの場合入力チャンネル
Mの音声信号を内部バスKに加えない。なお、ユーザー
からは、入力チャンネルMの音声信号がどの内部バスK
に加えられているかは分からないが、出力チャンネルの
トラックNにいずれの入力チャンネルMの音声信号が供
給されているかはわかるようになっている。
【0032】(4)SEL(N) トラックNの選択スイッチを示し、取り得る値は、「オ
フ(off)」、「1」、「2」、「3」および「4」
である。
【0033】なお、トラック1指定操作子104−1〜
トラック8指定操作子104−8は、LED内蔵自照式
押圧操作子であり、「TR(N)=source」のと
きに橙色に発光し、「TR(N)=rec」のときに赤
色に発光し、「TR(N)=play」のときに緑色に
発光し、「TR(N)=mute」のときに消灯する。
【0034】また、入力チャンネル1指定操作子102
−1〜入力チャンネル8指定操作子102−8も、トラ
ック1指定操作子104−1〜トラック8指定操作子1
04−8と同様にLED内蔵自照式押圧操作子であり、
何も操作されていない状態では、「G(M)=lin
e」のときに赤色に発光し、「G(M)=mic」のと
きに緑色に発光する。
【0035】そして、トラックN指定操作子(104−
1〜104−8)を押し下げている状態では、入力チャ
ンネルMに対応する入力チャンネル1指定操作子102
−1〜入力チャンネル8指定操作子102−8のLED
は、トラックNに音声信号を供給している内部バスKが
ある場合には、「i(M,K)=on」のときには橙色
発光し、「i(M,K)=off」のときには消灯す
る。
【0036】そこで、TR(N)の値がmuteからs
ourceへ変化するときに、トラックNが内部バスを
まだ選択していない場合には、未使用の内部バスを自動
的に選択する、即ち、SEL(N)を自動的にoff以
外に設定することになる。既に未使用の内部バスがない
場合には、「mute→play」の変化に変更し、p
lay/muteの2値で変化させる。
【0037】なお、フラグPは、トラックNのオンイベ
ントからオフイベントまでの間に、他のボタンのオンイ
ベントがあったかどうかを示すフラグであり、他のボタ
ンのオンイベントがあった場合には「P=1」の値をと
り、他のボタンのオンイベントがなかった場合には「P
=0」の値をとる。
【0038】次に、トラック1指定操作子104−1〜
トラック8指定操作子104−8ならびに入力チャンネ
ル1指定操作子102−1〜入力チャンネル8指定操作
子102−8の操作における各パラメータの変化につい
て説明する。
【0039】(1)トラックN指定操作子(104−1
〜104−8)を押し下げている状態で、入力チャンネ
ルM指定操作子(102−1〜102−8)を押し下げ
押し上げした場合について トラックNに音声信号を供給している内部バスKのある
場合には、入力チャンネルM指定操作子(102−1〜
102−8)を押し下げる度にi(M,K)のオン/オ
フを交互に変化させる。音声信号を供給している内部バ
スのない場合には、未使用の内部バスKを選択し、トラ
ックNに内部バスKの音声信号を供給し、i(M,K)
をオンにし、入力チャンネルMの音声信号を内部バスK
に供給する。既に未使用の内部バスがない場合には、何
も変化させない。
【0040】(2)トラックN1指定操作子(104−
1〜104−8)を押し下げている状態で、他のトラッ
クN2指定操作子(104−1〜104−8)を押し下
げた場合について トラックN2に音声信号を供給している内部バスがない
場合には、何も変化させない。トラックN2に音声信号
を供給している内部バスK(N2)があって、トラック
N1に音声信号を供給している内部バスがない場合に
は、トラックN1に内部バスK(N2)の音声信号を供
給する(SEL(N1)に内部バスK(N2)を割り当
てる。)。トラックN2に音声信号を供給している内部
バスK(N2)があって、トラックN1に音声信号を供
給している内部バスK(N1)があって、この内部バス
K(N1)が他の全てのトラックに音声信号を供給して
いない場合には、内部バスK(N1)を開放(内部バス
K(N1)についての全てのバス・セレクト・スイッチ
をオフする。)し、トラックN1に内部バスK(N2)
の音声信号を供給する(SEL(N1)に内部バスK
(N2)を割り当てる。)。トラックN2に音声信号を
供給している内部バスK(N2)があって、トラックN
1に音声信号を供給している内部バスK(N1)があっ
て、この内部バスK(N1)が他のトラックに音声信号
を供給している場合には、トラックN1に内部バスK
(N2)の音声信号を供給する(SEL(N1)に内部
バスK(N2)を割り当てる。)。
【0041】(3)トラックN指定操作子(104−1
〜104−8)を押し下げている状態で、クリアー操作
子108を押し下げた場合について TR(N)がplayあるいはmuteで、トラックN
に音声信号を供給している内部バスK(N)があって、
この内部バスK(N)が他のトラックに音声信号を供給
していない場合には、内部バスK(N)を開放(SEL
(N)をオフするとともに、内部バスK(N)について
の全てのバス・セレクト・スイッチをオフする。)す
る。TR(N)がsourceあるいはrecで、トラ
ックNに音声信号を供給している内部バスK(N)があ
って、この内部バスK(N)が他のトラックに音声信号
を供給していない場合には、内部バスK(N)を開放
(SEL(N)をオフするとともに、内部バスK(N)
についての全てのバス・セレクト・スイッチをオフす
る。)し、TR(N)をmuteに変更する。TR
(N)がplayあるいはmuteで、トラックNに音
声信号を供給している内部バスK(N)があって、この
内部バスK(N)が他のトラックに音声信号を供給して
いる場合には、内部バスK(N)の音声信号のトラック
Nへの供給を停止する(SEL(N)をオフする。)。
TR(N)がsourceあるいはrecで、トラック
Nに音声信号を供給している内部バスK(N)があっ
て、この内部バスK(N)が他のトラックに音声信号を
供給している場合には、内部バスK(N)の音声信号の
トラックNへの供給を停止し(SEL(N)をオフす
る。)、TR(N)をmuteに変更する。
【0042】次に、フローチャートを参照しながら説明
すると、図6にはメイン・ルーチンのフローチャートが
示されており、このメイン・ルーチンにおいては、ま
ず、初期値設定の処理(ステップS602)を行うと、
トラック1指定操作子104−1〜トラック8指定操作
子104−8の操作状態のスキャンを行う処理(ステッ
プS606:なお、ステップS606においては、簡略
化して「出力キーのスキャン」と記す。)および入力チ
ャンネル1指定操作子102−1〜入力チャンネル8指
定操作子102−8の操作状態のスキャンを行う処理
(ステップS608:なお、ステップS608において
は、簡略化して「入力キーのスキャン」と記す。)以外
のサブ・ルーチンの処理(ステップS604)を行う。
【0043】ステップS604の処理を終了すると、ト
ラック1指定操作子104−1〜トラック8指定操作子
104−8の操作状態のスキャンを行う処理(ステップ
S606)を行って、さらに、入力チャンネル1指定操
作子102−1〜入力チャンネル8指定操作子102−
8の操作状態のスキャンを行う処理(ステップS60
8)を行うと、ステップS604へ戻り処理を繰り返
す。
【0044】図7には、サブ・ルーチンとしてステップ
S606におけるトラック1指定操作子104−1〜ト
ラック8指定操作子104−8の操作状態のスキャンを
行う処理が示されているが、まず、変数Nに0をセット
し(ステップS702)、それから変数Nを1インクリ
メントする(ステップS704)する。
【0045】そして、トラックNのスキャンを行う処理
(ステップS706:なお、ステップS706において
は、簡略化して「出力キーN番のスキャン」と記す。)
を行った後に、「N=8」であるか否かを判断し(ステ
ップS708)、「N=8」でない場合にはステップS
704へ戻って処理を繰り返し、「N=8」である場合
にはメイン・ルーチンへリターンする。
【0046】なお、以後の説明においては、「トラック
N=on」は出力チャンネルN指定操作子のオンイベン
ト、「トラック=off」は出力チャンネルN指定操作
子のオフイベント、「入力チャンネルM=on」は入力
チャンネルM指定操作子のオンイベントを示す。
【0047】図8には、サブ・ルーチンとしてステップ
S706におけるトラックNのスキャンを行う処理が示
されているが、まず、「トラックN=on」であるか否
かを判断し(ステップS802)、「トラックN=o
n」でないと判断された場合には、そのまま図7に示す
サブ・ルーチンへリターンする。
【0048】一方、ステップS802において、「トラ
ックN=on」であると判断された場合には、フラグP
に0をセットし(ステップS804)、2キー押しのス
キャンを行う処理を実行する(ステップS805)。
【0049】図9には、サブルーチンとしてステップS
805における2キー押しのスキャンを行う処理が示さ
れているが、まず、変数Mに0をセットし(ステップS
806)、それから変数Mを1インクリメントする(ス
テップS808)。
【0050】これらの処理は、ステップS826と対に
なって、変数Mを1から8までカウントアップさせる。
【0051】次に、ステップS810〜ステップS81
4を参照して、出力チャンネルN指定操作子が押されて
いる間に入力チャンネルM指定操作子が押された場合の
動作を説明する。
【0052】即ち、「入力チャンネルM=on」である
か否かを判断し(ステップS810)、「入力チャンネ
ルM=on」である場合には、選択処理(ステップS8
12)を行ってから、フラグPに1をセットする(ステ
ップS814)。
【0053】ステップS814の処理を終了した場合、
または、ステップS810において「入力チャンネルM
=on」でないと判断された場合には、ステップS81
6へ進み、「M=N」であるか否かを判断する。
【0054】次に、ステップS816〜ステップS82
4を参照して、出力チャンネルN指定操作子が押されて
いる間に出力チャンネルM指定操作子が押された場合の
動作を説明する。
【0055】即ち、ステップS816において、「M=
N」でないと判断された場合には、「トラックM=o
n」であるか否かを判断し(ステップS818)、ここ
で、「トラックM=on」であると判断された場合に
は、「SEL(M)=off」であるか否かを判断する
(ステップS820)。
【0056】そして、ステップS820において、「S
EL(M)=off」でないと判断された場合には、ク
リアー処理(ステップS822)を行ってから、SEL
(N)にSEL(M)をセットすることにより、後から
押された出力チャンネルM指定操作子によって指示され
るSEL(M)によって選択されているバスを割り当
て、フラグPに1をセットする(ステップS824)。
【0057】ステップS824の処理を終了した場合、
ステップS816において「M=N」であると判断され
た場合、ステップS818において「トラックM=o
n」でないと判断された場合ならびに「SEL(M)=
off」であると判断された場合には、ステップS82
6へ進み、「M=8」であるか否かを判断する。
【0058】ステップS826において、「M=8」で
ないと判断された場合には、ステップS808へ戻り、
「M=8」であると判断された場合には、この2キー押
しのスキャンを行う処理のサブルーチンを終了して、図
8のトラックNのスキャンを行う処理のステップS82
8へ進み、クリアー操作子108がオンであるか否かを
判断する。
【0059】次に、ステップS828〜ステップS83
6を参照して、出力チャンネルN指定操作子が押されて
いる間にクリアー操作子が押された場合の動作を説明す
る。ステップS828においてクリアー操作子108が
オンであると判断された場合には、クリアー処理(ステ
ップS830)を行ってから、フラグPに1をセットし
(ステップS832)、「TR(N)=play」であ
るか否かを判断する(ステップS834)。
【0060】ステップS834において、「TR(N)
=play」でないと判断された場合には、「TR
(N)=mute」に設定し、ステップS838へ進
む。
【0061】また、ステップS828においてクリアー
操作子108がオンでないと判断された場合ならびにス
テップS834において「TR(N)=play」であ
ると判断された場合にも、ジャンプしてステップS83
8へ進む。
【0062】ステップS838においては、「トラック
N=off」であるか否かを判断し、「トラックN=o
ff」がないと判断された場合にはステップS806へ
戻り、「トラックN=off」があると判断された場合
にはステップS840へ進んで「P=0」であるか否か
を判断する。
【0063】ステップS840において、「P=1」で
あると判断された場合には、出力チャンネルN指定操作
子が押されている間に入力チャンネルM指定操作子また
は出力チャンネルM指定操作子またはクリアー操作子が
押されたものとして、そのまま図7に示すサブ・ルーチ
ンへリターンする。
【0064】一方、ステップS840において、「P=
0」であると判断された場合には、出力チャンネルN指
定操作子が押されている間に入力チャンネルM指定操作
子または出力チャンネルM指定操作子またはクリアー操
作子が押されなかったものとして、サイクリック変化の
処理のサブ・ルーチンを実行してから(ステップS84
2)、図7に示すサブ・ルーチンへリターンする。
【0065】図10には、サブ・ルーチンとしてステッ
プS812における選択処理が示されているが、この処
理において変数Kは内部バスの番号を示し、変数Jは出
力のチャンネル番号を示す。
【0066】まず、「SEL(N)=off」であるか
否かを判断し(ステップS1002)、「SEL(N)
=off」であると判断された場合には変数Kに0をセ
ットする(ステップS1004)。
【0067】次に、ステップS1006〜ステップS1
016を参照して、未使用の内部バスを選択する動作を
説明する。
【0068】まず、変数Kを1インクリメントするとと
もに変数Jに0をセットし(ステップS1006)、
「K=5」であるか否かを判断する(ステップS100
8)。ステップS1008において、「K=5」である
と判断された場合には、図8に示すサブ・ルーチンへリ
ターンし、「K=5」でないと判断された場合には、変
数Jを1インクリメントする(ステップS1010)。
【0069】それから、「SEL(J)=K」であるか
否かを判断し(ステップS1012)、「SEL(J)
=K」であると判断された場合にはステップS1006
へ戻り、「SEL(J)=K」でないと判断された場合
には「J=8」であるか否かを判断する(ステップS1
014)。
【0070】ステップS1014において、「J=8」
でないと判断された場合にはステップS1010へ戻
り、「J=8」であると判断された場合にはステップS
1016へ進み、「SEL(N)=K」、「i(M,S
EL(N))=on」および「TR(N)=sourc
e」と設定してから、図8に示すサブ・ルーチンへリタ
ーンする。
【0071】一方、ステップS1002において、「S
EL(N)=off」でないと判断された場合には、
「i(M,SEL(N))=on」であるか否かを判断
し(ステップS1018)、「i(M,SEL(N))
=on」であると判断された場合には、「i(M,SE
L(N))=off」としてから(ステップS102
0)、図8に示すサブ・ルーチンへリターンし、「i
(M,SEL(N))=on」でないと判断された場合
には、「i(M,SEL(N))=on」としてから
(ステップS1022)、図8に示すサブ・ルーチンへ
リターンする。
【0072】次に、図11を参照しながら、出力トラッ
クNにおいて使用されなくなった内部バスが他の出力ト
ラックJにおいて使用されているかをしらべ、全ての他
の出力トラックJにおいて使用されていない場合、その
内部バスに関わるバスセレクトスイッチi(M、SEL
(N))をオフするための動作を説明する。
【0073】このフローチャートにおいて、変数Jは、
他の出力トラックを表す1〜8の値をとする変数であ
る。
【0074】図11には、サブ・ルーチンとしてステッ
プS822ならびにステップS830におけるクリアー
処理が示されているが、まず、変数Jに0をセットして
から(ステップS1102)、変数Jを1インクリメン
トし(ステップS1104)、それから、「N=J」で
あるか否かを判断する(ステップS1106)。
【0075】ステップS1106において、「N=J」
でないと判断された場合には、「SEL(N)=SEL
(J)」であるか否かを判断し(ステップS110
8)、「SEL(N)=SEL(J)」でないと判断さ
れた場合にはステップS1110へ進む。
【0076】一方、ステップS1106において、「N
=J」であると判断された場合には、ステップS111
0へジャンプして進む。
【0077】ステップS1110においては、「J=
8」であるか否かを判断し、「J=8」でないと判断さ
れた場合にはステップS1104へ戻り、「J=8」で
あると判断された場合にはステップS1112へ進み、
i(1,SEL(N))、i(2,SEL(N))、i
(3,SEL(N))、i(4,SEL(N))、i
(5,SEL(N))、i(6,SEL(N))、i
(7,SEL(N))およびi(8,SEL(N))を
オフにし、それからステップS1114へ進む。
【0078】一方、ステップS1108において、「S
EL(N)=SEL(J)」であると判断された場合に
も、ステップS1114へ進む。
【0079】ステップS1114では、SEL(N)を
オフにして、図8に示すサブ・ルーチンへリターンす
る。
【0080】次に、図12を参照しながら、出力チャン
ネルN指定操作子が単独で押し下げ押し上げされた場合
の動作を説明する。
【0081】図12には、サブ・ルーチンとしてステッ
プS842におけるサイクリック変化の処理が示されて
いるが、まず、変数SにTR(N)をセットし(ステッ
プS1202)、「S=source」であるか否かを
判断して(ステップS1204)、「S=sourc
e」であると判断された場合には、ステップS1206
へ進んでTR(N)にrecをセットしてからステップ
S1208へ進み、「S=source」でないと判断
された場合には、ジャンプしてステップS1208へ進
む。
【0082】ステップS1208においては、「S=r
ec」であるか否かを判断して、「S=rec」である
と判断された場合には、ステップS1210へ進んでT
R(N)にplayをセットしてからステップS121
2へ進み、「S=play」でないと判断された場合に
は、ジャンプしてステップS1212へ進む。
【0083】ステップS1212においては、「S=p
lay」であるか否かを判断して、「S=play」で
あると判断された場合には、ステップS1214へ進ん
でTR(N)にmuteをセットしてからステップS1
216へ進み、「S=play」でないと判断された場
合には、ジャンプしてステップS1216へ進む。
【0084】ステップS1216においては、「S=m
ute」であるか否かを判断して、「S=mute」で
あると判断された場合には、ステップS1218へ進ん
でTR(N)にsourceをセットしてからステップ
S1220へ進み、「S=mute」でないと判断され
た場合には、ジャンプしてステップS1220へ進む。
【0085】ステップS1220においては、SEL
(N)がオフであるか否かが判断され、SEL(N)が
オフであると判断された場合には、内部バス選択処理
(ステップS1222)を行ってから図8に示すサブ・
ルーチンへリターンし、SEL(N)がオフでないと判
断された場合には、そのまま図8に示すサブ・ルーチン
へリターンする。
【0086】次に、図13を参照しながら、出力チャン
ネルN指定操作子が単独で押し下げ押し上げられた場合
に、TR(N)(トラックNにおけるレコーダー部の状
態)が「mute」から「source」に変化した場
合の未使用の内部バスを選択する動作を説明する。
【0087】この処理において、変数Kは内部バスの番
号を示し、変数Jは出力のチャンネル番号を示す。
【0088】図13には、サブ・ルーチンとしてステッ
プS1222における内部バス選択処理が示されている
が、まず、変数Kに0をセットしてから(ステップS1
302)、変数Kを1インクリメントするとともに変数
Jに0をセットし(ステップS1304)、「K=5」
であるか否かを判断する(ステップS1306)。
【0089】ステップS1306において、「K=5」
であると判断された場合には、TR(N)にplayを
セットしてから(ステップS1316)、図12に示す
サブ・ルーチンへリターンし、「K=5」でないと判断
された場合には、変数Jを1インクリメントする(ステ
ップS1308)。
【0090】それから、「SEL(J)=K」であるか
否かを判断し(ステップS1310)、「SEL(J)
=K」であると判断された場合にはステップS1304
へ戻り、「SEL(J)=K」でないと判断された場合
には「J=8」であるか否かを判断する(ステップS1
312)。
【0091】ステップS1312において、「J=8」
でないと判断された場合にはステップS1308へ戻
り、「J=8」であると判断された場合にはステップS
1314へ進み、「SEL(N)=K」と設定してか
ら、図12に示すサブ・ルーチンへリターンする。
【0092】一方、ステップS1002において、「S
EL(N)=off」でないと判断された場合には、
「i(M,SEL(N))=on」であるか否かを判断
し(ステップS1018)、「i(M,SEL(N))
=on」であると判断された場合には、「i(M,SE
L(N))=off」としてから(ステップS102
0)、図8に示すサブ・ルーチンへリターンし、「i
(M,SEL(N))=on」でないと判断された場合
には、「i(M,SEL(N))=on」としてから
(ステップS1022)、図8に示すサブ・ルーチンへ
リターンする。
【0093】次に、図14を参照しながら、入力チャン
ネルM指定操作子が単独で押し下げ押し上げされた場合
の動作を説明する。
【0094】なお、出力キーのスキャン(ステップS6
06)において、出力チャンネルN指定操作子の「トラ
ックN=on」を検出しなかったか、または「トラック
N=off」を検出した状態でなければ、入力キーのス
キャン(ステップS608)を経てこの処理ルーチンに
入ってくることはできないので、この処理ルーチンでは
入力チャンネルM指定操作子が単独で押し下げ押し上げ
された場合の判断と処理を行うことができる。
【0095】図14には、サブ・ルーチンとしてステッ
プS608における入力チャンネル1指定操作子102
−1〜入力チャンネル8指定操作子102−8の操作状
態のスキャンを行う処理が示されているが、まず、変数
Mに0をセットし(ステップS1402)、それから変
数Mを1インクリメントする(ステップS1404)す
る。
【0096】そして、入力チャンネルMのスキャンを行
う処理(ステップS1406:なお、ステップS140
6においては、簡略化して「入力M番のスキャン」と記
す。)を行った後に、「M=8」であるか否かを判断し
(ステップS1408)、「M=8」でない場合にはス
テップS1404へ戻って処理を繰り返し、「M=8」
である場合にはメイン・ルーチンへリターンする。
【0097】図15には、サブ・ルーチンとしてステッ
プS1406における入力チャンネルMのスキャンを行
う処理が示されているが、まず、「入力チャンネルM=
on」であるか否かを判断し(ステップS1502)、
「入力チャンネルM=on」でない場合には、そのまま
図14に示すサブ・ルーチンへリターンする。
【0098】一方、「入力チャンネルM=on」である
場合には、G(M)にmicが設定されているか否かを
判断し(ステップS1504)、G(M)にmicが設
定されていると判断された場合にはステップS1506
へ進み、G(M)にlineを設定してから図14に示
すサブ・ルーチンへリターンし、G(M)にmicが設
定されていないと判断された場合にはステップS150
8へ進み、G(M)にmicを設定してから図14に示
すサブ・ルーチンへリターンする。
【0099】この実施の形態においては、使用者が出力
チャンネルN指定操作子を単独で押し下げ押し上げを繰
り返し、TR(N)(トラックNにおけるレコーダー部
の状態)を「playあるいはmute」から「sou
rceあるいはrec」に変化したとき(具体的には、
「mute」から「source」に変化したとき)、
未使用の内部バスを選択するようにしたが、同様に、使
用者が出力チャンネルN指定操作子を単独で押し下げ押
し上げを繰り返し、TR(N)(トラックNにおけるレ
コーダー部の状態)を「playあるいはmute」か
ら「sourceあるいはrec」に変化したとき(具
体的には、「play」から「rec」に変化したと
き)、出力トラックNにおいて使用されていた内部バス
SEL(N)が他の出力トラックJにおいて使用されて
いるかをしらべ、すべての他の出力トラックJにおいて
使用されていない場合その内部バスに関わるバスセレク
トスイッチi(M、SEL(N))をオフし、それとと
もにSEL(N)をoffして内部バスSEL(N)を
開放(再使用可能)にしてもよい。
【0100】また、この実施の形態においては、使用者
が入力チャンネルM指定操作子を単独で押し下げ押し上
げを行った場合(即ち、「入力チャンネルM=on」の
イベントを受けたとき)、G(M)により入力チャンネ
ルの増幅率の変更(機能切り換え)を行うようにした
が、この機能切り換えは入力チャンネルに関わるもので
あれば何でもよく、入力チャンネル毎にエフェクターや
イコライザーなどを備えるミキサーであれば、各入力チ
ャンネル毎のエフェクターやイコライザーの機能を切り
換えるものであってもよい。
【0101】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、信号伝達経路の数を出力チャンネルの数よ
り少なくし、かつ、信号伝達経路と出力チャンネルとの
接続を自由に行えるようにして、ミキサー内部における
音声信号伝達経路の選択の自由度を向上させるととも
に、ミキサー内部における信号伝達経路のなかで未使用
のものを自動的に選択するようにして、信号伝達経路の
選択の自由度を制限することなく、しかも信号伝達経路
の選択の際の操作性を向上させることができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のミキサーの一例を示す回路構成図であ
る。
【図2】従来のミキサーの他の例を示す回路構成図であ
る。
【図3】本発明によるミキサーの実施の形態の一例を備
えた楽音信号記録装置の全体構成を表すブロック構成図
である。
【図4】ミキサー部の回路構成図である。
【図5】操作パネルの概略構成説明図である。
【図6】メイン・ルーチンのフローチャートである。
【図7】トラック1指定操作子〜トラック8指定操作子
の操作状態のスキャンを行う処理のフローチャートであ
る。
【図8】トラックNのスキャンを行う処理のフローチャ
ートである。
【図9】2キー押しのスキャンを行う処理のフローチャ
ートである。
【図10】選択処理のフローチャートである。
【図11】クリアー処理のフローチャートである。
【図12】サイクリック変化の処理のフローチャートで
ある。
【図13】内部バス選択処理の処理のフローチャートで
ある。
【図14】入力チャンネル1指定操作子〜入力チャンネ
ル8指定操作子の操作状態のスキャンを行う処理のフロ
ーチャートである。
【図15】入力チャンネルMのスキャンを行う処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 中央処理装置(CPU) 11 バス 12 リード・オンリ・メモリ(ROM) 14 ランダム・アクセス・メモリ(RAM) 16 ミキサー部 18 レコーダー部 20 操作パネル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号を入力する複数の入力チャンネ
    ルを備えた音声信号入力手段と、 前記複数の入力チャンネルの中の任意の入力チャンネル
    を指定する入力チャンネル指定手段と、 音声信号を出力する複数の出力チャンネルを備えた音声
    信号出力手段と、 前記複数の出力チャンネルの中の任意の出力チャンネル
    を指定する出力チャンネル指定手段と、 前記複数の入力チャンネルと前記複数の出力チャンネル
    とを接続する前記出力チャンネルよりも少ない数の信号
    伝達経路と、 前記入力チャンネル指定手段により指定された入力チャ
    ンネルに入力された音声信号を前記複数の信号伝達経路
    のなかの1つのあるいはそれ以上の信号伝達経路に供給
    する供給手段と、 前記複数の出力チャンネルに対してそれぞれ1つの信号
    伝達経路を選択または選択しないことによって、前記供
    給手段によって信号伝達経路に供給された音声信号を前
    記複数の出力チャンネルのそれぞれに対して供給または
    供給しないことを選択する選択手段と、 前記出力チャンネル指定手段によって、前記選択手段に
    より信号伝達経路が選択されていない1つの出力チャン
    ネルのみを指定することにより、前記選択手段によりい
    ずれの出力チャンネルにも音声信号が供給されていない
    未使用の信号伝達経路を前記選択手段により前記信号伝
    達経路が選択されていない出力チャンネルの信号伝達経
    路として自動的に選択する選択制御手段とを有すること
    を特徴とするミキサー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のミキサーにおいて、 前記選択制御手段は、さらに、前記出力チャンネル指定
    手段によって、第1の出力チャンネルと既に信号伝達経
    路を選択している第2の出力チャンネルとを指定するこ
    とにより、前記第1の出力チャンネルの信号伝達経路と
    して、前記第2の出力チャンネルに対して選択されてい
    る信号伝達経路を選択することを特徴とするミキサー。
  3. 【請求項3】 音声信号を入力する複数の入力チャンネ
    ルを備えた音声信号入力手段と、 前記複数の入力チャンネルの中の任意の入力チャンネル
    を指定する入力チャンネル指定手段と、 音声信号を出力する複数の出力チャンネルを備えた音声
    信号出力手段と、 前記複数の出力チャンネルの中の任意の出力チャンネル
    を指定する出力チャンネル指定手段と、 前記複数の入力チャンネルと前記複数の出力チャンネル
    とを接続する前記出力チャンネルよりも少ない数の信号
    伝達経路と、 前記入力チャンネル指定手段により指定された入力チャ
    ンネルに入力された音声信号を前記複数の信号伝達経路
    のなかの1つのあるいはそれ以上の信号伝達経路に供給
    する供給手段と、 前記複数の出力チャンネルに対してそれぞれ1つの信号
    伝達経路を選択または選択しないことによって、前記供
    給手段によって信号伝達経路に供給された音声信号を前
    記複数の出力チャンネルのそれぞれに対して供給または
    供給しないことを選択する選択手段と、 前記出力チャンネル指定手段および前記入力チャンネル
    指定手段による、出力チャンネルおよび入力チャンネル
    の指定とに応じて、前記出力チャンネル指定手段により
    指定された出力チャンネルに音声信号を供給する信号伝
    達経路に対して、前記入力チャンネル指定手段により指
    定された入力チャンネルからの音声信号の供給または供
    給停止を切り換える切り換え手段とを有することを特徴
    とするミキサー。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のミキサーにおいて、 前記切り換え手段は、さらに、前記入力チャンネル指定
    手段または前記出力チャンネル指定手段が、それぞれ単
    独で入力チャンネルまたは出力チャンネルを指定すると
    きに、前記入力チャンネル指定手段により指定された入
    力チャンネルからの音声信号または前記出力チャンネル
    指定手段より指定された出力チャンネルから出力される
    音声信号に関する設定を切り換えることを特徴とするミ
    キサー。
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