JPH11214620A - 半導体コンデンサおよびこれを備えた半導体装置並びにその製造方法 - Google Patents

半導体コンデンサおよびこれを備えた半導体装置並びにその製造方法

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JPH11214620A
JPH11214620A JP1154498A JP1154498A JPH11214620A JP H11214620 A JPH11214620 A JP H11214620A JP 1154498 A JP1154498 A JP 1154498A JP 1154498 A JP1154498 A JP 1154498A JP H11214620 A JPH11214620 A JP H11214620A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャパシタ絶縁膜の信頼性を維持しつつ、高
周波数特性の優れた半導体コンデンサおよびこれを備え
た半導体装置並びにその製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板1上に形成されたシリコン酸
化膜2上に形成された下部電極となる多結晶シリコン層
3と、該多結晶シリコン層3上の電荷蓄積領域52に形
成された誘電体膜としての窒化膜4と、該窒化膜4上に
形成された上部電極となる金属層5と、上記電荷蓄積領
域52に近接して多結晶シリコン層3上の周辺に形成さ
れた金属引出電極6とを備えた半導体コンデンサにおい
て、多結晶シリコン層3の表面部のうち、電荷蓄積領域
52を除く領域に、高融点金属シリサイド膜10を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、特に、平行平板コンデンサおよび
これを備えた半導体装置並びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置は、ますます小型化
・高集積度化が進んでおり、これに用いられるコンデン
サにおいても、優れた周波数特性および高い信頼性が求
められている。
【0003】ここで、従来の技術による半導体コンデン
サについて図面を参照しながら説明する。なお、以下の
各図において、同一の部分には同一の参照番号を付して
その説明は適宜省略する。
【0004】図11は、従来技術による半導体コンデン
サの第1の例を示す略示断面図である。
【0005】同図に示すとおり、シリコン基板1上に形
成された素子分離用酸化膜2の上に、下部電極となる多
結晶シリコン層43が形成されている。
【0006】多結晶シリコン層43上の領域のうち、電
荷蓄積領域52には、誘電体としての窒化シリコン膜4
が形成され、その周辺部は、絶縁膜49の側面に沿って
その上面の周辺部に達するまで延在している。また、誘
電体膜4の上には、この誘電体膜4の全面を覆うよう
に、導電性材料であるアルミニウムが堆積され、上部電
極となる金属電極45が形成されている。
【0007】この多結晶シリコン層43の他の領域上に
は、電荷蓄積部からわずかに離隔してアルミニウムから
なる金属引出電極6が形成され、その下端は、下部電極
となる多結晶シリコン層43に接続されることにより電
荷蓄積部に接続され、その上端は、図示しない第1層配
線と接続されることにより、外部の回路に接続されてい
る。
【0008】図12は、図11に示す半導体コンデンサ
100における電荷蓄積部と金属引出し電極6との位置
関係を示す説明図である。
【0009】同図において、半導体コンデンサ100の
下部電極となる多結晶シリコン層43の主要部に点線で
示す領域が電荷蓄積部となる電荷蓄積領域52であり、
また、この電荷蓄積領域52からわずかに離隔して多結
晶シリコン層43の周辺部に金属引出電極7の形成予定
領域7’が示されている。
【0010】図11に示す半導体コンデンサ100で
は、下部電極における抵抗値が比較的大きいため、信号
伝播時のRC遅延により、高周波数帯域における周波数
特性が劣るという欠点があった。
【0011】また、大容量のコンデンサが必要な場合
は、この抵抗値の増大を避けるため、複数のコンデンサ
を並列接続することになるが、各コンデンサの引出電極
の数量が多くなり、このため、微細化を妨げるという欠
点もあった。
【0012】図13は、従来の技術による半導体コンデ
ンサの第2の例を示す説明図であり、複数の電荷蓄積部
を備えた半導体コンデンサ120の各構成部分の位置関
係を示すものである。。
【0013】図13に示す半導体コンデンサ120は、
下部電極となる多結晶シリコン層23の上に4つの電荷
蓄積領域53を有し、各電荷蓄積部は、同図において上
下に2個ずつ配設されている。
【0014】各電荷蓄積領域53の周辺には、多数の金
属引出電極の形成予定領域となる電極コンタクト領域2
6が形成され、これにより、各電荷蓄積部53の中心ま
での距離を小さくして抵抗値の増大を防止している。
【0015】このように、従来の技術では、下部電極に
おける抵抗値が大きいため、電荷蓄積部を多数設けるた
めには、多数の電極コンタクトを形成する必要が生じる
ので、その分コンデンサ全体の面積が大きくなり、集積
度を向上させるには限界があるという欠点があった。
【0016】以上の欠点を解消するため、下部電極の表
面の全面に高融点金属シリサイド膜を形成した後、誘電
体膜を形成する半導体コンデンサが考案されている。
【0017】シリサイド膜を形成する高融点金属として
は、チタン、コバルト、ニッケル、タングステン、白金
等がある。しかし、一般に高融点金属には、幅の狭いシ
リサイド膜を形成すると抵抗値が高くなるという細線効
果を有するものが多い一方、コバルトについては、この
細線効果がないため、金属シリサイド膜の形成には、コ
バルトを用いる場合が多い。
【0018】図14は、このようなコバルトシリサイド
膜を備えた従来技術の第3の例としての半導体コンデン
サ110の略示断面図である。
【0019】図11との対比において明確に分るよう
に、図14に示す半導体コンデンサ110においては、
下部電極である多結晶シリコン53の表面部の全面にコ
バルトシリサイド膜60が形成されている。
【0020】この半導体コンデンサ110によれば、コ
バルトシリサイド膜60があるために、下部電極の抵抗
が大幅に低減され、高周波特性が改善されるという利点
があった。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
半導体コンデンサ110においては、以下のような問題
点があった。
【0022】即ち、コバルトシリサイド膜には、細線効
果がないという利点があるが、熱に弱いため、シリサイ
ド膜形成時の高温処理により、表面形状が悪くなるとい
う欠点がある。これにより、高電圧でコンデンサを使用
すると、電流のリークが生じる場合がある。また、この
熱処理の工程でコバルト原子が誘電体膜である窒化膜の
内部に拡散し、回路の誤動作を引き起す場合もある。
【0023】このように、従来の技術では、信頼性の高
い半導体コンデンサの提供が困難であるという問題点が
あった。
【0024】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、集積度および信頼性が高く、高周
波数特性の優れた半導体コンデンサおよびこれを備えた
半導体装置並びにその製造方法を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の手段によ
り上記課題の解決を図る。
【0026】即ち、本発明(請求項1)によれば、半導
体基板上に形成されたシリコン酸化膜上に形成された下
部電極となるシリコン成長層と、前記シリコン成長層上
の電荷蓄積部形成予定領域に形成された誘電体膜として
の窒化膜と、前記シリコン成長層上の他の一部の領域に
形成された引出電極と、前記シリコン成長層の表面領域
のうち、前記窒化膜と前記引出電極との間の領域の表面
部に形成された高融点金属シリサイド膜と、前記窒化膜
上に形成された上部電極となる導電金属層とを備えた半
導体コンデンサが提供される。
【0027】前記高融点金属シリサイド膜は、前記電荷
蓄積部の周辺領域の前記シリコン成長層の表面部の少な
くとも一部に延在して形成されていると良い。
【0028】また、前記高融点金属シリサイド膜は、前
記電荷蓄積部を周回するように、前記シリコン成長層の
表面部のうち、前記電荷蓄積部の周辺領域の全面に形成
されているとさらに良い。
【0029】また、本発明(請求項4)によれば、半導
体基板上に形成されたシリコン酸化膜上に形成された下
部電極となるシリコン成長層と、前記シリコン成長層上
の電荷蓄積部となる領域に形成された誘電体膜となる複
数の窒化膜と、前記シリコン成長層上の他の領域上に形
成された引出電極と、前記窒化膜上に形成された上部電
極となる金属層と、前記シリコン成長膜の表面部であっ
て、前記電荷蓄積部の周辺の領域を除く領域の全面に形
成された高融点金属シリサイド膜とを備えた半導体コン
デンサが提供される。
【0030】前記シリコン成長層は、非晶質シリコンで
なるものでも良い。
【0031】また、本発明(請求項7)によれば、第1
導電型の半導体基板の能動素子形成領域の周辺の表面に
形成された素子分離絶縁膜と、前記能動素子形成領域上
の一部に形成された第1の酸化膜上に形成されたゲート
となる第2導電型の第1のポリシリコン膜と、前記ポリ
シリコン膜の側面に形成された側壁保護膜となる第1の
窒化膜と、前記ポリシリコン膜の幅分隔離して前記半導
体基板の表面部に形成されたソースまたはドレインとな
る第2導電型の不純物拡散領域を備え、前記不純物拡散
領域の表面部に高融点金属シリサイド膜を有する第2導
電型チャネルのMOS型電界効果トランジスタと、前記
素子分離絶縁膜の一部の領域上に形成された第2導電型
の第2のポリシリコン膜と、前記第2のポリシリコン膜
上の中心部に形成された第2の窒化膜とを備え、前記第
2のポリシリコン膜の電極コンタクト部の表面部に高融
点金属シリサイド膜を有する抵抗体と、前記素子分離絶
縁膜の他の領域上に形成された下部電極となる第2導電
型の第3のポリシリコン膜と、前記第3のポリシリコン
膜上の中心部に形成された誘電体膜としての第3の窒化
膜と、前記第3の窒化膜上に形成された上部電極となる
金属層とを備え、前記下部電極の周辺部の表面部に高融
点金属シリサイド膜を有する半導体コンデンサとを備
え、前記第1ないし第3のポリシリコン膜は、同一の膜
厚と同一の不純物拡散濃度を有し、前記高融点金属シリ
サイド膜は、同一の高融点金属のシリサイド膜であるこ
とを特徴とする半導体装置が提供される。
【0032】また、本発明(請求項8)によれば、第1
導電型の半導体基板の表面に素子分離絶縁膜を形成して
能動素子形成領域を画定する工程と、前記能動素子形成
領域の上に酸化膜を形成する工程と、全面に第2導電型
の不純物をドープしつつ多結晶シリコン膜を成長させる
工程と、第1のレジストパターンを形成した後、異方性
エッチングにより、MOS型電界効果トランジスタのゲ
ートを形成するとともに、前記素子分離絶縁膜上に抵抗
体の抵抗と半導体コンデンサの下部電極とを同時に形成
する工程と、前記ゲートの上に前記ゲートと同一形状の
第2のレジストパターンを形成し、これをマスクとする
第2導電型の不純物イオンの注入および拡散により、M
OS型電界効果トランジスタのソースまたはドレインと
なる第1の不純物拡散領域を形成する工程と、前記第1
のレジストパターンを除去した後、全面に窒化膜を形成
する工程と、第2のレジストパターンを形成し、これを
マスクとして異方性エッチングにより、前記ゲートの側
壁保護膜と前記抵抗上の窒化膜と前記下部電極上の誘電
体膜とを形成する工程と、前記第2のレジストパターン
をマスクとして第2導電型の不純物イオンを注入し、前
記ゲート、ソースおよびドレイン、並びに前記抵抗及び
前記誘電体膜の周辺の電極コンタクト領域の各表面部に
高濃度の第2の不純物拡散領域を同時に形成する工程
と、高融点金属をスパッタリングした後、熱処理により
前記第2の不純物拡散領域の各々の表面部に高融点金属
シリサイド膜を同時に形成する工程とを含む半導体装置
の製造方法が提供される。
【0033】上記高融点金属は、コバルトであることが
望ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のいく
つかについて図面を参照しながら説明する。
【0035】図1は、本発明にかかる半導体コンデンサ
の第1の実施の形態を示す略示断面図である。本実施形
態の特徴は、同図に示すように金属シリサイド10の形
状にあり、下部電極の表面部のうち、電荷蓄積領域を除
く領域に形成されている点にある。
【0036】同図に示すように、半導体基板1上に形成
された素子分離用シリコン酸化膜2の上に、燐をドープ
した多結晶シリコン層3が形成され、この多結晶シリコ
ン層3が半導体コンデンサ20の下部電極となってい
る。
【0037】この多結晶シリコン層3の上には、図11
および図14に示した従来技術による半導体装置と略同
一の位置および形状で、電荷蓄積部および引出電極が形
成されている。
【0038】即ち、多結晶シリコン層3の電荷蓄積領域
52の上には、誘電体膜としての窒化シリコン膜4が
0.05μmの膜厚で形成され、その周辺部は、窒化シ
リコン膜4の周囲に形成された絶縁膜としての酸化シリ
コン膜9の側面に沿って酸化シリコン膜9の上面の周縁
部に達するまで延在している。さらに、この窒化シリコ
ン膜4の上には、アルミニウム金属層5がこの窒化シリ
コン膜4の全面を覆うように堆積され、コンデンサの上
部電極となっている。
【0039】また、電荷蓄積部からわずかに離隔した多
結晶シリコン膜3の周辺部には、アルミニウム引出電極
6が形成され、その下端は、下部電極となる多結晶シリ
コン層3に接続されることにより電荷蓄積部に接続さ
れ、その上端は、図示しない第1層配線と接続されるこ
とにより、外部の回路に接続されている。
【0040】多結晶シリコン層3上の表面部のうち、周
縁部3および電荷蓄積部52の領域を除く領域の全面
は、本発明において特徴的なコバルトシリサイド膜10
が形成されている。
【0041】図2は、図1に示す半導体装置20の電荷
蓄積部とコバルトシリサイド膜10との位置関係を示す
説明図である。
【0042】同図に示すように、多結晶シリコン層3の
周縁部および電荷蓄積領域52を除いて多結晶シリコン
層3の表面部の全面にコバルトシリサイド膜10が形成
されている。なお、同図において電荷蓄積領域52から
わずかに離隔し、点線で示す領域は、アルミニウム引出
電極6の形成予定領域7’である。
【0043】図1および図2に示したように、本実施形
態における半導体コンデンサ20では、コバルトシリサ
イド膜10が下部電極の表面部のうち電荷蓄積領域52
を除く領域に形成され、電荷蓄積領域52の表面部に
は、形成されていない。このため、電流は、抵抗値の低
いコバルトシリサイド膜10を通って電荷蓄積領域の下
部電極に流れるので、信号伝播時のRCの値が小さくな
ることにより、優れた高周波数特性を有することができ
る。
【0044】この一方、下部電極3の表面部のうち、電
荷蓄積領域52の表面部には、コバルトシリサイド膜が
形成されていないため、窒化シリコン膜4と下部電極と
の接触面の密着性が良く、また、コバルト原子が窒化シ
リコン膜4に拡散するおそれもなくなる。これにより、
半導体コンデンサの信頼性が維持される。
【0045】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照しながら説明する。
【0046】本実施形態は、複数の電荷蓄積部を備えた
半導体コンデンサに本発明を適用した形態である。
【0047】図3は、本発明にかかる半導体コンデンサ
の第2の実施の形態を示す略示断面図である。
【0048】本実施形態にかかる半導体コンデンサ40
の特徴は、並列に接続された複数の電荷蓄積部と、下部
電極を第1層配線と接続する単一の引出電極とを備えた
点にある。
【0049】図3に示すように、半導体基板1上に形成
されたシリコン酸化膜2の上に燐をドープした多結晶シ
リコン層23が形成され、下部電極を構成している。
【0050】多結晶シリコン層23の電荷蓄積領域33
a,33bの上には、誘電体膜である窒化シリコン膜1
4が形成され、その周辺部は、多結晶シリコン層23上
に形成された酸化シリコン膜9の側面に沿ってその上面
に達するまで延在し、また、電荷蓄積領域33a,33
bの間の領域では、酸化シリコン膜9の上面で接合して
形成されている。
【0051】窒化シリコン膜14の上には、アルミニウ
ム金属層15が窒化シリコン膜14の全体を覆うように
堆積され、コンデンサ40の上部電極となっている。
【0052】また、電荷蓄積部からわずかに離隔した多
結晶シリコン膜の周辺部には、アルミニウム引出電極2
6が形成され、その下端は、多結晶シリコン層23に接
続されることにより電荷蓄積部に接続され、その上端
は、図示しない第1層配線と接続されることにより、外
部の回路に接続されている。
【0053】さらに、下部電極23の領域のうち、電荷
蓄積領域33aと33bとの間およびこれらの周辺部の
領域の表面部には、コバルトシリサイド膜30が形成さ
れ、これにより下部電極の抵抗値が低減されている。
【0054】図4は、図3に示す半導体装置40の下部
電極と電荷蓄積部との関係を示す説明図である。
【0055】図4に示すように、本実施形態の半導体コ
ンデンサ40は、格子状に配設された4つの電荷蓄積領
域33a〜33dを有し、これにより、電荷蓄積部が並
列に接続されている。
【0056】これらの電荷蓄積領域33a〜33dの間
およびその周辺の領域の下部電極23の表面部には、コ
バルトシリサイド膜30が形成されている。
【0057】また、電荷蓄積領域33aおよび33cの
境界部分の紙面左端部に近接して、単一のアルミニウム
引出電極26が形成されている。
【0058】このように、本実施形態における半導体コ
ンデンサ40では、複数の電荷蓄積部が並列に接続する
よう配設し、さらに、各電荷蓄積部の間およびその周辺
の領域の下部電極の表面部にコバルトシリサイド膜30
を形成することにより、コンデンサの全体の電荷蓄積容
量を高めるとともに、コバルトシリサイド膜30が形成
された領域から各電荷蓄積部の中心までの距離を短縮し
た構造としている。
【0059】これにより、面積の大きな大容量のコンデ
ンサにおいても、抵抗値が低く、RCの値が小さいた
め、高周波数特性の優れた半導体コンデンサが提供され
る。
【0060】この一方、図3および図4に示すように、
下部電極の表面部のうち、電荷蓄積領域33a〜33d
の表面部には、コバルトシリサイド膜が形成されていな
いため、窒化シリコン膜14と下部電極23との接触面
での密着性が良く、また、コバルト原子が窒化シリコン
膜14に拡散するおそれもなくなる。これにより、信頼
性の高い半導体コンデンサが提供される。
【0061】さらに、従来技術による半導体コンデンサ
120を示す図13との対比において明らかなように、
本実施形態における半導体コンデンサ40においては、
抵抗値が低いことにより、アルミニウム引出電極を1個
にすることができる。これにより、コンデンサ全体の面
積を小さくすることができ、集積度の高い半導体コンデ
ンサが提供される。
【0062】次に、以上の効果を有する半導体コンデン
サを備えた半導体装置を本発明にかかる半導体装置の実
施の1形態として説明する。
【0063】図10は、本実施形態にかかる半導体装置
80の略示断面図である。
【0064】同図に示す半導体装置80は、同一のp型
シリコン基板上にLDD(LightlyDoped Drain)構
造のnチャネルMOS型電界効果トランジスタ(以下、
単にMOSトランジスタという)50と、抵抗体60
と、本発明にかかる半導体コンデンサ70とを備えてい
る。
【0065】MOSトランジスタ50は、p型シリコン
半導体基板1上に形成された酸化膜25の上に形成され
n型の不純物である燐がドープされたポリシリコン膜2
4でなるゲートと、このゲートの幅分離隔して半導体基
板1の表面部に形成されたn− 不純物拡散層37,3
8と、ゲートの側壁に形成された側壁保護膜27をマス
クとしてn型の不純物が高濃度にイオン注入されたn+
不純物拡散層13,14でなるソースまたはドレインと
を備えている。
【0066】ポリシリコン膜24と不純物拡散領域3
7,38の各表面部には、コバルトシリサイド膜10が
形成され、ソース、ドレインおよびゲートの各電極は、
層間絶縁膜であるシリコン酸化膜56内にそれぞれ設け
られた金属引出電極41,42を介してシリコン酸化膜
56上の第1層配線と接続されている。
【0067】このMOSトランジスタ50の周囲の半導
体基板1の表面には、フィールド酸化膜2が形成され、
これによりMOSトランジスタ50が素子分離されてい
る。
【0068】抵抗体60および半導体コンデンサ70
は、このフィールド酸化膜2の上に形成されている。
【0069】抵抗体60は、フィールド酸化膜2の上に
形成されポリシリコン膜24と同一の不純物が同一の濃
度でドープされた抵抗22と、抵抗22上の中央の領域
に形成されたシリコン窒化膜17とを備えている。
【0070】また、抵抗22の電極コンタクト部の表面
部には、コバルトシリサイド膜10が形成され、その上
に形成された金属引出電極43を介してシリコン酸化膜
56上の第1層配線と接続されている。
【0071】また、半導体コンデンサ70は、フィール
ド酸化膜2の上に形成されポリシリコン膜24と同一の
不純物が同一の濃度でドープされた下部電極となるポリ
シリコン膜23と、このポリシリコン膜23の中央部の
領域上に形成された誘電体膜としてのシリコン窒化膜1
6と、このシリコン窒化膜16上に形成された上部電極
となる金属電極15とを備えている。
【0072】また、ポリシリコン膜23の周辺部の表面
部には、コバルトシリサイド膜10が形成され、その上
に形成された引出電極43を介してシリコン酸化膜56
上の第1層配線と接続されている。
【0073】本実施形態の半導体装置80は、本発明に
かかる半導体コンデンサ70を備えているので、高周波
特性に優れ、信頼性の高いコンデンサを備えた半導体装
置が提供される。
【0074】また、MOSトランジスタ50および抵抗
体60についても、各電極コンタクト領域にコバルトシ
リサイド膜10が形成されているので、電極コンタクト
部におけるオーミックコンタクトを実現した半導体装置
が提供される。
【0075】次に、本発明にかかる半導体コンデンサの
製造方法の実施の形態について図5ないし図10を参照
しながら説明する。
【0076】本実施形態は、MOSトランジスタと、抵
抗体と、前述の効果を有する半導体コンデンサとを少な
い工程数で同時に形成する点に特徴がある。
【0077】先ず、図5に示すように、P型のシリコン
基板1の表面に約700nmの厚みのシリコン酸化膜を
選択的に形成し、素子分離酸化膜2とするとともに、M
OSトランジスタ形成領域を画定する。その後、MOS
トランジスタ形成領域に約8nmの膜厚のシリコン酸化
膜25を形成する。
【0078】次に、図6に示すように、シリコン基板1
上の全面に8×1020cm-3の高濃度の燐を含んだ多結晶
シリコンを約200nm堆積し、レジストを用いたパタ
ーニングにより、選択的にエッチングを行い、MOSト
ランジスタのゲートとなる多結晶シリコン膜24と抵抗
22とコンデンサの下部電極となる多結晶シリコン膜2
3とを同時に形成する。
【0079】次に、多結晶シリコン膜24をマスクとし
て、燐をドーズ量6.0×1013cm-2、加速エネルギー
60kev、でイオン注入し、熱処理を経て低濃度のn
- 不純物拡散領域37,38を形成する。
【0080】次に、図7に示すように、シリコン基板1
上の全面にシリコン窒化膜46を約100nm堆積した
後、抵抗体とコンデンサを形成する領域の上にレジスト
パターン47,48を形成する。
【0081】次に、図8に示すように、上記レジストパ
ターン47,48をマスクとしてRIE(Reactive I
on Etching)法により異方性エッチングを行い、ポリ
シリコン膜24の側壁保護膜27、抵抗上の窒化膜17
およびコンデンサの誘電体膜16を同時に形成する。
【0082】その後、上記レジストパターン47,48
を残した状態で、燐を加速エネルギー30kev、ドー
ズ量5×1015cm-2でイオン注入し、熱処理を行って、
MOSトランジスタのソースまたはドレインとなるn+
不純物拡散領域37,38を形成すると同時に、抵抗お
よびコンデンサ下部電極の電極コンタクト領域に不純物
拡散領域を形成する。
【0083】次に、図9に示すように、レジストパター
ン47,48を除去した後、シリコン基板1上の全面に
スパッタリングによりコバルトを約20nmの厚みにな
るまで堆積させ、約600℃、約80秒の高温短時間ア
ニールを行うことにより、多結晶シリコンと接している
コバルトのみをシリコンと反応させ、コバルトシリサイ
ド膜10を形成する。未反応のコバルトは、硫酸と過酸
化水素水の混合液により、選択的にエッチングして除去
する。
【0084】その後は、図10に示すように、シリコン
酸化膜56を約800nmの膜厚で堆積させ、異方性エ
ッチングにより、コンタクトホール31,32,39を
形成する。その後、スパッタリングにより、上記コンタ
クトホール31,32,39内にアルミニウムを堆積さ
せ、各素子の引出電極41〜43を形成した後、シリコ
ン酸化膜56上に配線層を形成して半導体装置80を完
成させる。
【0085】このように、本実施形態にかかる半導体装
置の製造方法によれば、少ない工程数でMOSトランジ
スタ、抵抗体および本発明にかかる半導体コンデンサを
備えた半導体装置を製造することができる。
【0086】また、上述の各デバイスに金属シリサイド
膜を形成する場合は、MOSトランジスタの側壁、抵抗
の素子領域およびコンデンサの電荷蓄積部がシリサイド
膜化されないように、絶縁膜を形成してこれらの領域を
カバーする必要がある。本実施形態によれば、単一のシ
リコン窒化膜46のみでこれらの絶縁膜カバーを形成す
るので、製造工程を大幅に簡略化することができる。
【0087】なお、本実施形態では、LDD構造を有す
るMOSトランジスタを備えた半導体装置の製造方法に
ついて説明したが、LDD構造を有しないMOSトラン
ジスタであれば、ゲートの側壁保護膜を薄く形成し、こ
の側壁保護膜をマスクとしてボロンイオンを注入し熱処
理を行うこととすれば、1回だけのイオン注入工程でソ
ース・ドレインの不純物拡散領域と、抵抗体およびコン
デンサの各電極コンタクト領域の不純物拡散領域を同時
に形成することができ、工程数をさらに減少させること
ができる。
【0088】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は、上記実施の形態に限るものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して適用すること
ができる。また、材料、形状等は、仕様に応じて適宜変
更することができる。例えば、上述の実施の形態では、
金属シリサイド膜としてコバルトシリサイド膜を使用し
たが、高融点金属であれば、コバルトに限らず、チタ
ン、ニッケル、タングステンまたは白金でも良い。ま
た、半導体コンデンサの下部電極についても、多結晶シ
リコンに限らず、非晶質シリコンを用いても良い。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明は以下の効
果を奏する。
【0090】即ち、本発明によれば、シリコン成長膜の
表面部のうち、電荷蓄積部を除く領域の表面部に高融点
金属シリサイド膜が形成されているので、下部電極の抵
抗を低減することができる。これにより、高周波特性の
優れた半導体コンデンサが提供される。
【0091】また、上記シリコン成長膜の表面部のう
ち、電荷蓄積部の領域の表面部には、金属シリサイド膜
が形成されていないので、窒化シリコン膜と下部電極と
の接触面における密着性が良く、また、コバルトシリサ
イド膜を用いる場合には、コバルト原子が窒化シリコン
膜4に拡散するおそれもなくなる。これにより、信頼性
の高い半導体コンデンサを提供することができる。
【0092】また、本発明によれば、面積の大きな大容
量のコンデンサにおいて、並列に接続された複数の電荷
蓄積部の間およびその周辺の領域の下部電極の表面部に
コバルトシリサイド膜を形成しているので、抵抗値が低
く、信号伝播時のRCの値が小さいため、高周波数特性
の優れた半導体コンデンサを提供することができる。
【0093】また、抵抗値が低いため、アルミニウム引
出電極を1個にすることができるので、コンデンサ全体
の面積を小さくすることができ、集積度の高い半導体コ
ンデンサを提供することができる。
【0094】また、本発明によれば、MOSトランジス
タと、抵抗体と、上記効果を有する半導体コンデンサと
を備え、かつ、各素子の各電極は、各電極コンタクト領
域に形成された高融点金属シリサイド膜を介して各引出
電極と接続されているので、各素子の電極コンタクト部
においてオーミックコンタクトを実現した半導体装置を
提供することができる。
【0095】さらに、本発明によれば、MOSトランジ
スタのゲートと抵抗体の抵抗とコンデンサの下部電極と
を同時に形成し、また、ゲートの側壁保護膜と抵抗上の
窒化膜とコンデンサの誘電体膜をマスクとして自己整合
的にイオン注入と金属シリサイド膜の形成ができるの
で、上記効果を有する半導体コンデンサを備えた半導体
装置を少ない工程数で容易に製造することができる半導
体装置の製造方法を提供することができる。
【0096】また、各素子の各電極は、各電極コンタク
ト領域に形成された高融点金属シリサイド膜を介して各
引出電極と接続されているので、各素子の電極コンタク
ト部においてオーミックコンタクトを実現した半導体装
置の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である半導体装置を
示す略示断面図である。
【図2】図1に示す半導体装置の電荷蓄積部とコバルト
シリサイド膜との位置関係を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態である半導体装置を
示す略示断面図である。
【図4】図3に示す半導体装置の下部電極と電荷蓄積部
との関係を示す説明図である。
【図5】本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の
形態を説明する略示断面図である。
【図6】本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の
形態を説明する略示断面図である。
【図7】本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の
形態を説明する略示断面図である。
【図8】本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の
形態を説明する略示断面図である。
【図9】本発明にかかる半導体装置の製造方法の実施の
形態を説明する略示断面図である。
【図10】本発明にかかる半導体装置の第3の実施の形
態の略示断面図である。
【図11】従来の技術における半導体コンデンサの第1
の例を示す略示平面図である。
【図12】図11に示す半導体コンデンサにおける電荷
蓄積部と金属引出し電極との位置関係を示す説明図であ
る。
【図13】従来の技術における半導体コンデンサの第2
の例を示す説明図である。
【図14】従来の技術における半導体コンデンサの第3
の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン半導体基板 2 フィールド酸化膜 3,23,43,53 下部電極となる多結晶シリコン
層 4,16 誘電体膜としての窒化シリコン膜 5,15 上部電極となるアルミニウム金属層 6,26,41〜43 金属引出電極 7,31,32,39 コンタクトホール 9 酸化シリコン膜 10,30,60 コバルトシリサイド膜 13,14,37,38 不純物拡散領域 16,17,46 シリコン窒化膜 20,40,70 本発明にかかる半導体コンデンサ 22 抵抗 25 酸化膜 27 側壁保護膜 33,52,53 電荷蓄積領域 47,48 レジストパターン 49 絶縁膜 50 MOSトランジスタ 60 抵抗体 80 本発明にかかる半導体装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に形成されたシリコン酸化膜
    上に形成された下部電極となるシリコン成長層と、 前記シリコン成長層上の電荷蓄積部形成予定領域に形成
    された誘電体膜としての窒化膜と、 前記シリコン成長層上の他の一部の領域に形成された引
    出電極と、 前記シリコン成長層の表面領域のうち、前記窒化膜と前
    記引出電極との間の領域の表面部に形成された高融点金
    属シリサイド膜と、 前記窒化膜上に形成された上部電極となる導電金属層と
    を備えた半導体コンデンサ。
  2. 【請求項2】前記高融点金属シリサイド膜は、前記電荷
    蓄積部の周辺領域の前記シリコン成長層の表面部の少な
    くとも一部に延在して形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の半導体コンデンサ。
  3. 【請求項3】前記高融点金属シリサイド膜は、前記電荷
    蓄積部を周回するように、前記シリコン成長層の表面部
    のうち、前記電荷蓄積部の周辺領域の全面に形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体
    コンデンサ。
  4. 【請求項4】半導体基板上に形成されたシリコン酸化膜
    上に形成された下部電極となるシリコン成長層と、 前記シリコン成長層上の電荷蓄積部となる領域に形成さ
    れた誘電体膜となる複数の窒化膜と、 前記シリコン成長層上の他の領域上に形成された引出電
    極と、 前記窒化膜上に形成された上部電極となる金属層と、 前記シリコン成長膜の表面部であって、前記電荷蓄積部
    の周辺の領域を除く領域の全面に形成された高融点金属
    シリサイド膜とを備えた半導体コンデンサ。
  5. 【請求項5】前記高融点金属は、コバルトであることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体
    コンデンサ。
  6. 【請求項6】前記シリコン成長層は、非晶質シリコンで
    なることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載の半導体コンデンサ。
  7. 【請求項7】第1導電型の半導体基板の能動素子形成領
    域の周辺の表面に形成された素子分離絶縁膜と、 前記能動素子形成領域上の一部に形成された第1の酸化
    膜上に形成されたゲートとなる第2導電型の第1のポリ
    シリコン膜と、前記ポリシリコン膜の側面に形成された
    側壁保護膜となる第1の窒化膜と、前記ポリシリコン膜
    の幅分隔離して前記半導体基板の表面部に形成されたソ
    ースまたはドレインとなる第2導電型の不純物拡散領域
    を備え、前記不純物拡散領域の表面部に高融点金属シリ
    サイド膜を有する第2導電型チャネルのMOS型電界効
    果トランジスタと、 前記素子分離絶縁膜の一部の領域上に形成された第2導
    電型の第2のポリシリコン膜と、前記第2のポリシリコ
    ン膜上の中心部に形成された第2の窒化膜とを備え、前
    記第2のポリシリコン膜の電極コンタクト部の表面部に
    高融点金属シリサイド膜を有する抵抗体と、 前記素子分離絶縁膜の他の領域上に形成された下部電極
    となる第2導電型の第3のポリシリコン膜と、前記第3
    のポリシリコン膜上の中心部に形成された誘電体膜とし
    ての第3の窒化膜と、前記第3の窒化膜上に形成された
    上部電極となる金属層とを備え、前記下部電極の周辺部
    の表面部に高融点金属シリサイド膜を有する半導体コン
    デンサとを備え、 前記第1ないし第3のポリシリコン膜は、同一の膜厚と
    同一の不純物拡散濃度を有し、 前記高融点金属シリサイド膜は、同一の高融点金属のシ
    リサイド膜であることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】第1導電型の半導体基板の表面に素子分離
    絶縁膜を形成して能動素子形成領域を画定する工程と、 前記能動素子形成領域の上に酸化膜を形成する工程と、 全面に第2導電型の不純物をドープしつつ多結晶シリコ
    ン膜を成長させる工程と、 第1のレジストパターンを形成した後、異方性エッチン
    グにより、MOS型電界効果トランジスタのゲートを形
    成するとともに、前記素子分離絶縁膜上に抵抗体の抵抗
    と半導体コンデンサの下部電極とを同時に形成する工程
    と、 前記ゲートの上に前記ゲートと同一形状の第2のレジス
    トパターンを形成し、これをマスクとする第2導電型の
    不純物イオンの注入および拡散により、MOS型電界効
    果トランジスタのソースまたはドレインとなる第1の不
    純物拡散領域を形成する工程と、 前記第1のレジストパターンを除去した後、全面に窒化
    膜を形成する工程と、 第2のレジストパターンを形成し、これをマスクとして
    異方性エッチングにより、前記ゲートの側壁保護膜と前
    記抵抗上の窒化膜と前記下部電極上の誘電体膜とを形成
    する工程と、 前記第2のレジストパターンをマスクとして第2導電型
    の不純物イオンを注入し、前記ゲート、ソースおよびド
    レイン、並びに前記抵抗及び前記誘電体膜の周辺の電極
    コンタクト領域の各表面部に高濃度の第2の不純物拡散
    領域を同時に形成する工程と、 高融点金属をスパッタリングした後、熱処理により前記
    第2の不純物拡散領域の各々の表面部に高融点金属シリ
    サイド膜を同時に形成する工程とを含む半導体装置の製
    造方法。
  9. 【請求項9】前記高融点金属は、コバルトであることを
    特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
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