JPH11214291A - 処理装置および処理方法 - Google Patents
処理装置および処理方法Info
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- JPH11214291A JPH11214291A JP2254698A JP2254698A JPH11214291A JP H11214291 A JPH11214291 A JP H11214291A JP 2254698 A JP2254698 A JP 2254698A JP 2254698 A JP2254698 A JP 2254698A JP H11214291 A JPH11214291 A JP H11214291A
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- Japan
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- ozone
- processing
- exhaust pipe
- substrate
- mounting table
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- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オゾンの外部への漏洩を防止すると共にオゾ
ンによる装置、機器類への悪影響を防止し、生成したオ
ゾンを被処理体の表面に沿って流れるようにして有機汚
染物を極めて効果的に除去し、構造の簡略化およびコス
トの低減を図ること。 【解決手段】 通排気管60により紫外線ランプ34の
ランプ室32と主排気管46とを連通すると共に、通排
気管60の途中に外気取入口61を設け、基板Gへのオ
ゾン照射時には、オートダンパ62により空気取入口6
1を開成し、通排気管60を介して外気をランプ室32
に導入する一方、オゾン照射の待機時には、空気取入口
61を閉成し、ランプ室32のオゾンを通排気管60を
介して主排気管46により排気する。
ンによる装置、機器類への悪影響を防止し、生成したオ
ゾンを被処理体の表面に沿って流れるようにして有機汚
染物を極めて効果的に除去し、構造の簡略化およびコス
トの低減を図ること。 【解決手段】 通排気管60により紫外線ランプ34の
ランプ室32と主排気管46とを連通すると共に、通排
気管60の途中に外気取入口61を設け、基板Gへのオ
ゾン照射時には、オートダンパ62により空気取入口6
1を開成し、通排気管60を介して外気をランプ室32
に導入する一方、オゾン照射の待機時には、空気取入口
61を閉成し、ランプ室32のオゾンを通排気管60を
介して主排気管46により排気する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えばLCD基板
等の被処理体を塗布処理する工程の前工程で、被処理体
表面から有機物を除去するための処理装置および処理方
法に関する。
等の被処理体を塗布処理する工程の前工程で、被処理体
表面から有機物を除去するための処理装置および処理方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示ディスプレイ(LC
D)装置の製造工程においては、LCD基板(ガラス基
板)上に例えばITO(Indium Tin Oxi
de)の薄膜や電極パターン等を形成するために、半導
体製造工程において用いられるものと同様なフォトリソ
グラフィ技術を用いて回路パターン等を縮小してフォト
レジストに転写し、これを現像処理する一連の処理が施
されている。
D)装置の製造工程においては、LCD基板(ガラス基
板)上に例えばITO(Indium Tin Oxi
de)の薄膜や電極パターン等を形成するために、半導
体製造工程において用いられるものと同様なフォトリソ
グラフィ技術を用いて回路パターン等を縮小してフォト
レジストに転写し、これを現像処理する一連の処理が施
されている。
【0003】例えば、被処理体であるLCD基板を、洗
浄装置にて洗浄した後、LCD基板にアドヒージョン処
理装置にて疎水化処理を施し、冷却処理装置にて冷却し
た後、レジスト塗布装置にてフォトレジスト膜すなわち
感光膜を塗布形成する。そして、フォトレジスト膜を熱
処理装置にて加熱してベーキング処理(プリベーク)を
施した後、露光装置にて所定のパターンを露光し、そし
て、露光後のLCD基板を現像装置にて現像液を塗布し
て所定のパターンを形成した後に、ベーキング処理(ポ
ストベーク)を施して高分子化のための熱変成、LCD
基板とパターンとの密着性を強化している。
浄装置にて洗浄した後、LCD基板にアドヒージョン処
理装置にて疎水化処理を施し、冷却処理装置にて冷却し
た後、レジスト塗布装置にてフォトレジスト膜すなわち
感光膜を塗布形成する。そして、フォトレジスト膜を熱
処理装置にて加熱してベーキング処理(プリベーク)を
施した後、露光装置にて所定のパターンを露光し、そし
て、露光後のLCD基板を現像装置にて現像液を塗布し
て所定のパターンを形成した後に、ベーキング処理(ポ
ストベーク)を施して高分子化のための熱変成、LCD
基板とパターンとの密着性を強化している。
【0004】上記処理が施されるLCD基板は、レジス
ト塗布処理が施される前に各種成膜処理が施され、また
途中に一時的な保存や輸送中に大気に晒されるため、L
CD基板にパーティクルや有機汚染物が付着する虞れが
ある。そのため、レジスト塗布処理前の前工程でLCD
基板の表面を清浄すべくブラシや洗浄液を用いた洗浄処
理が施されている。また、LCD基板へのレジスト液の
密着性を良好にすべくアドヒージョン処理が施されてい
る。
ト塗布処理が施される前に各種成膜処理が施され、また
途中に一時的な保存や輸送中に大気に晒されるため、L
CD基板にパーティクルや有機汚染物が付着する虞れが
ある。そのため、レジスト塗布処理前の前工程でLCD
基板の表面を清浄すべくブラシや洗浄液を用いた洗浄処
理が施されている。また、LCD基板へのレジスト液の
密着性を良好にすべくアドヒージョン処理が施されてい
る。
【0005】また、有機汚染物を除去する手段として、
有機汚染物が付着した被処理体例えば半導体ウエハに紫
外線を照射することにより発生するオゾンを利用して有
機汚染物を分解する技術が知られている(特公平4−9
373号公報参照)。この技術によれば、紫外線ランプ
例えば低圧水銀ランプを点灯すると、主として波長が2
54nmの水銀共鳴線の紫外線が外部に放出され、従と
して185nmの紫外線が、更には他の波長のものが僅
かに放出される。この生成機構を利用し、これら紫外線
のうち波長185nmの紫外線によってオゾンが生成さ
れ、このオゾンが波長254nmの紫外線によって分解
されて発生基の酸素が生成され、この発生基の酸素が有
機汚染物を分解してガス状態で飛散させるものである。
有機汚染物が付着した被処理体例えば半導体ウエハに紫
外線を照射することにより発生するオゾンを利用して有
機汚染物を分解する技術が知られている(特公平4−9
373号公報参照)。この技術によれば、紫外線ランプ
例えば低圧水銀ランプを点灯すると、主として波長が2
54nmの水銀共鳴線の紫外線が外部に放出され、従と
して185nmの紫外線が、更には他の波長のものが僅
かに放出される。この生成機構を利用し、これら紫外線
のうち波長185nmの紫外線によってオゾンが生成さ
れ、このオゾンが波長254nmの紫外線によって分解
されて発生基の酸素が生成され、この発生基の酸素が有
機汚染物を分解してガス状態で飛散させるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された有機汚染物を除去する手段においては、
有機汚染物の分解除去は可能であるが、紫外線照射手段
から発生するオゾンを効率的に利用する工夫がなされて
おらず、十分な清浄化を図ることができない。その結
果、上記洗浄処理においても、LCD基板に付着した有
機汚染物を完全に除去することができず、次工程のレジ
スト塗布処理において均一なレジスト膜が形成できず、
歩留まりの低下をきたすという問題がある。
報に開示された有機汚染物を除去する手段においては、
有機汚染物の分解除去は可能であるが、紫外線照射手段
から発生するオゾンを効率的に利用する工夫がなされて
おらず、十分な清浄化を図ることができない。その結
果、上記洗浄処理においても、LCD基板に付着した有
機汚染物を完全に除去することができず、次工程のレジ
スト塗布処理において均一なレジスト膜が形成できず、
歩留まりの低下をきたすという問題がある。
【0007】また、上記公報に開示された有機汚染物を
除去する手段においては、紫外線照射手段から発生され
るオゾンが装置外部に漏洩するといった虞れ、また、オ
ゾンが被処理体以外の他の装置、機器類に悪影響を及ぼ
すといった虞れがあり、これらの対策を十分に施す必要
がある。
除去する手段においては、紫外線照射手段から発生され
るオゾンが装置外部に漏洩するといった虞れ、また、オ
ゾンが被処理体以外の他の装置、機器類に悪影響を及ぼ
すといった虞れがあり、これらの対策を十分に施す必要
がある。
【0008】さらに、紫外線照射手段によりオゾンを生
成する際、外気をファン等により強制的に導入すると、
空気の乱れが生じ、生成されたオゾンが被処理体の表面
に沿って流れることができず、有機汚染物を効果的に除
去できないといったこともある。
成する際、外気をファン等により強制的に導入すると、
空気の乱れが生じ、生成されたオゾンが被処理体の表面
に沿って流れることができず、有機汚染物を効果的に除
去できないといったこともある。
【0009】さらに、外気の導入のための管、オゾンを
排気するための管等を極力少なくして、装置の構造の簡
略化およびコストの低減を図りたいといった要望があ
る。
排気するための管等を極力少なくして、装置の構造の簡
略化およびコストの低減を図りたいといった要望があ
る。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、オゾンを効率的に利用して被処理体に付着した
有機汚染物を効果的に除去し、オゾンの外部への漏洩を
防止すると共にオゾンによる装置、機器類への悪影響を
防止し、生成したオゾンを被処理体の表面に沿って流れ
るようにして有機汚染物を極めて効果的に除去し、さら
に、構造の簡略化およびコストの低減を図った処理装置
および処理方法を提供することを目的とする。
であり、オゾンを効率的に利用して被処理体に付着した
有機汚染物を効果的に除去し、オゾンの外部への漏洩を
防止すると共にオゾンによる装置、機器類への悪影響を
防止し、生成したオゾンを被処理体の表面に沿って流れ
るようにして有機汚染物を極めて効果的に除去し、さら
に、構造の簡略化およびコストの低減を図った処理装置
および処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、被処理体を処理室内の載置台に載置
し、処理室外に配置した紫外線照射手段により生成した
オゾンを排気手段により処理室内に吸引して、オゾンを
被処理体に照射しながら被処理体表面に付着した有機汚
染物を除去し、前記排気手段によりオゾンを処理室外に
排気する処理装置において、前記紫外線照射手段と前記
排気手段とを連通すると共に、途中に外気取入口を有す
る通排気管と、被処理体へのオゾン照射時には、前記通
排気管の空気取入口を開成し、この通排気管を介して外
気を前記紫外線照射手段に導入する一方、オゾン照射の
待機時には、前記通排気管の空気取入口を閉成し、前記
紫外線照射手段の周囲のオゾンを前記通排気管を介して
前記排気手段により排気するためのダンパ手段とを具備
することを特徴とする処理装置を提供する。
に、第1発明は、被処理体を処理室内の載置台に載置
し、処理室外に配置した紫外線照射手段により生成した
オゾンを排気手段により処理室内に吸引して、オゾンを
被処理体に照射しながら被処理体表面に付着した有機汚
染物を除去し、前記排気手段によりオゾンを処理室外に
排気する処理装置において、前記紫外線照射手段と前記
排気手段とを連通すると共に、途中に外気取入口を有す
る通排気管と、被処理体へのオゾン照射時には、前記通
排気管の空気取入口を開成し、この通排気管を介して外
気を前記紫外線照射手段に導入する一方、オゾン照射の
待機時には、前記通排気管の空気取入口を閉成し、前記
紫外線照射手段の周囲のオゾンを前記通排気管を介して
前記排気手段により排気するためのダンパ手段とを具備
することを特徴とする処理装置を提供する。
【0012】第2発明は、第1発明において、前記紫外
線照射手段に対して前記載置台を移動する移動手段を更
に具備することを特徴とする処理装置を提供する。
線照射手段に対して前記載置台を移動する移動手段を更
に具備することを特徴とする処理装置を提供する。
【0013】第3発明は、第1発明において、前記載置
台を加熱又は冷却する加熱又は冷却手段を更に具備する
ことを特徴とする処理装置を提供する。
台を加熱又は冷却する加熱又は冷却手段を更に具備する
ことを特徴とする処理装置を提供する。
【0014】第4発明は、被処理体にオゾンを照射し
て、被処理体表面に付着した有機汚染物を除去する処理
方法であって、被処理体を処理室内の載置台に載置する
工程と、紫外線照射手段と排気手段とを連通した通排気
管の空気取入口をダンパ手段により開成し、この通排気
管を介して外気を前記紫外線照射手段に導入する工程
と、前記紫外線照射手段によりオゾンを生成し、オゾン
を処理室内に排気手段により吸引して、オゾンを被処理
体に照射しながら被処理体表面に付着した有機汚染物を
除去する工程と、処理室内のオゾンを前記排気手段によ
り処理室外に排気すると共に、オゾン照射の待機時に
は、前記通排気管の空気取入口をダンパ手段により閉成
して、前記紫外線照射手段の周囲のオゾンを前記通排気
管を介して前記排気手段により処理室外に排気する工程
とを具備する処理方法を提供する。
て、被処理体表面に付着した有機汚染物を除去する処理
方法であって、被処理体を処理室内の載置台に載置する
工程と、紫外線照射手段と排気手段とを連通した通排気
管の空気取入口をダンパ手段により開成し、この通排気
管を介して外気を前記紫外線照射手段に導入する工程
と、前記紫外線照射手段によりオゾンを生成し、オゾン
を処理室内に排気手段により吸引して、オゾンを被処理
体に照射しながら被処理体表面に付着した有機汚染物を
除去する工程と、処理室内のオゾンを前記排気手段によ
り処理室外に排気すると共に、オゾン照射の待機時に
は、前記通排気管の空気取入口をダンパ手段により閉成
して、前記紫外線照射手段の周囲のオゾンを前記通排気
管を介して前記排気手段により処理室外に排気する工程
とを具備する処理方法を提供する。
【0015】第5発明は、第4発明において、前記紫外
線照射手段に対して前記載置台を移動しながら、被処理
体にオゾンを照射することを特徴とする処理方法を提供
する。
線照射手段に対して前記載置台を移動しながら、被処理
体にオゾンを照射することを特徴とする処理方法を提供
する。
【0016】第6発明は、第4発明において、前記載置
台を加熱又は冷却しながら、被処理体にオゾンを照射す
ることを特徴とする処理方法を提供する。
台を加熱又は冷却しながら、被処理体にオゾンを照射す
ることを特徴とする処理方法を提供する。
【0017】第1発明および第4発明によれば、ダンパ
手段により開成した通排気管の空気取入口から外気を紫
外線照射手段に導入し、紫外線照射手段によりオゾンを
生成して、オゾンを被処理体に照射しながら被処理体表
面に付着した有機汚染物を除去し、処理室内のオゾンを
排気手段により処理室外に排気すると共に、オゾン照射
待機時には、通排気管の空気取入口をダンパ手段により
閉成して、紫外線照射手段の周囲のオゾンを通排気管を
介して前記排気手段により処理室外に排気している。
手段により開成した通排気管の空気取入口から外気を紫
外線照射手段に導入し、紫外線照射手段によりオゾンを
生成して、オゾンを被処理体に照射しながら被処理体表
面に付着した有機汚染物を除去し、処理室内のオゾンを
排気手段により処理室外に排気すると共に、オゾン照射
待機時には、通排気管の空気取入口をダンパ手段により
閉成して、紫外線照射手段の周囲のオゾンを通排気管を
介して前記排気手段により処理室外に排気している。
【0018】従って、オゾンを効率的に利用して被処理
体から有機汚染物を効果的に除去できると共に、被処理
体の接触角を下げることができ、いわゆる「ぬれ性」を
高めることができ、次工程のレジスト塗布処理において
均一なレジスト膜を形成することができ、歩留まりを向
上することができる。
体から有機汚染物を効果的に除去できると共に、被処理
体の接触角を下げることができ、いわゆる「ぬれ性」を
高めることができ、次工程のレジスト塗布処理において
均一なレジスト膜を形成することができ、歩留まりを向
上することができる。
【0019】また、被処理体の照射に使用されたオゾン
および紫外線照射手段で生成されたその他のオゾンを排
気手段および通排気管により処理室外に排気することに
より、オゾンの外部への漏洩を防止することができると
共に、オゾンによる装置、機器類への悪影響を防止する
ことができる。
および紫外線照射手段で生成されたその他のオゾンを排
気手段および通排気管により処理室外に排気することに
より、オゾンの外部への漏洩を防止することができると
共に、オゾンによる装置、機器類への悪影響を防止する
ことができる。
【0020】さらに、被処理体へのオゾン照射時には、
ダンパ手段により通排気管の空気取入口を開成し、通排
気管を介して外気を紫外線照射手段に導入しており、フ
ァン等により強制的に外気を導入するのではなく、いわ
ば自然換気により外気を導入しているため、空気の乱れ
が少なく、生成されたオゾンが被処理体の表面に沿って
流れることができ、有機汚染物を効果的に除去できる。
ダンパ手段により通排気管の空気取入口を開成し、通排
気管を介して外気を紫外線照射手段に導入しており、フ
ァン等により強制的に外気を導入するのではなく、いわ
ば自然換気により外気を導入しているため、空気の乱れ
が少なく、生成されたオゾンが被処理体の表面に沿って
流れることができ、有機汚染物を効果的に除去できる。
【0021】さらにまた、オゾン照射の待機時には、ダ
ンパ手段により通排気管の空気取入口を閉成し、紫外線
照射手段の周囲のオゾンを通排気管を介して排気するよ
うにし、外気を導入するための管と、オゾンを排気する
ための管とを共通にしているため、管の数を削減するこ
とができ、処理装置の構造の簡略化およびコストの低減
を図ることができる。
ンパ手段により通排気管の空気取入口を閉成し、紫外線
照射手段の周囲のオゾンを通排気管を介して排気するよ
うにし、外気を導入するための管と、オゾンを排気する
ための管とを共通にしているため、管の数を削減するこ
とができ、処理装置の構造の簡略化およびコストの低減
を図ることができる。
【0022】第2発明および第5発明によれば、紫外線
照射手段に対して載置台を移動することにより、被処理
体に紫外線を均一に照射することが可能であり、有機汚
染物を効率的に除去することができる。
照射手段に対して載置台を移動することにより、被処理
体に紫外線を均一に照射することが可能であり、有機汚
染物を効率的に除去することができる。
【0023】第3発明および第6発明によれば、被処理
体を加熱することにより、オゾンから分解される酸素を
更に活性化して有機汚染物の分解除去をより一層効率よ
く行うことができる。また、被処理体を冷却することに
より、紫外線照射手段の熱によって高温に晒される被処
理体の温度を所定温度に維持することができるため、安
定した状態で被処理体にオゾンを照射することができ
る。
体を加熱することにより、オゾンから分解される酸素を
更に活性化して有機汚染物の分解除去をより一層効率よ
く行うことができる。また、被処理体を冷却することに
より、紫外線照射手段の熱によって高温に晒される被処
理体の温度を所定温度に維持することができるため、安
定した状態で被処理体にオゾンを照射することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明が適用
されるLCD基板の塗布・現像処理システムを示す斜視
図である。
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明が適用
されるLCD基板の塗布・現像処理システムを示す斜視
図である。
【0025】この塗布・現像処理システムは、複数の基
板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーシ
ョン1と、基板Gにレジスト塗布および現像を含む一連
の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理部
2と、カセットステーション1上のカセットCと処理部
2との間でLCD基板の搬送を行うための搬送機構3と
を備えている。そして、カセットステーション1におい
てカセットCの搬入出が行われる。また、搬送機構3は
カセットの配列方向に沿って設けられた搬送路12上を
移動可能な搬送アーム11とを備え、この搬送アーム1
1によりカセットCと処理部2との間で基板Gの搬送が
行われる。
板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーシ
ョン1と、基板Gにレジスト塗布および現像を含む一連
の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理部
2と、カセットステーション1上のカセットCと処理部
2との間でLCD基板の搬送を行うための搬送機構3と
を備えている。そして、カセットステーション1におい
てカセットCの搬入出が行われる。また、搬送機構3は
カセットの配列方向に沿って設けられた搬送路12上を
移動可能な搬送アーム11とを備え、この搬送アーム1
1によりカセットCと処理部2との間で基板Gの搬送が
行われる。
【0026】処理部2は、前段部2aと後段部2bとに
分かれており、それぞれ中央に搬送路ユニット15、1
6を有しており、これら搬送路の両側に各処理ユニット
が配設されている。そして、これらの間には中継部17
が設けられている。
分かれており、それぞれ中央に搬送路ユニット15、1
6を有しており、これら搬送路の両側に各処理ユニット
が配設されている。そして、これらの間には中継部17
が設けられている。
【0027】前段部2aは、搬送路ユニット15に沿っ
て移動可能な主搬送装置18を備えており、搬送路15
の一方側には、上下2段に積層されてなる2組の加熱処
理ユニット21、ならびにそれに隣接して上下に設けら
れたアドヒージョン処理ユニット22および冷却ユニッ
ト23が配置されており、他方側には洗浄ユニット24
および現像処理ユニット25が配置されている。
て移動可能な主搬送装置18を備えており、搬送路15
の一方側には、上下2段に積層されてなる2組の加熱処
理ユニット21、ならびにそれに隣接して上下に設けら
れたアドヒージョン処理ユニット22および冷却ユニッ
ト23が配置されており、他方側には洗浄ユニット24
および現像処理ユニット25が配置されている。
【0028】一方、後段部2bは、搬送路ユニット16
に沿って移動可能な主搬送装置19を備えており、搬送
路ユニット16の一方側には、二段積層されてなる2組
の加熱処理ユニット28が離間して配置され、その間
に、オゾンにより基板Gの表面から有機物を除去する処
理装置28aが配置されている。搬送路ユニット16の
他方側には、レジスト塗布ユニット26および基板Gの
周辺部のレジストを除去する周辺レジスト除去ユニット
27が配置されている。加熱処理ユニット28は、レジ
ストの安定化のためのプリベーク、露光後のポストエク
スポージャーベーク、および現像後のポストベーク処理
を行うものである。なお、後段部2bの後端には、露光
装置(図示せず)との間で基板Gの受け渡しを行うため
のインターフェース部30が設けられている。
に沿って移動可能な主搬送装置19を備えており、搬送
路ユニット16の一方側には、二段積層されてなる2組
の加熱処理ユニット28が離間して配置され、その間
に、オゾンにより基板Gの表面から有機物を除去する処
理装置28aが配置されている。搬送路ユニット16の
他方側には、レジスト塗布ユニット26および基板Gの
周辺部のレジストを除去する周辺レジスト除去ユニット
27が配置されている。加熱処理ユニット28は、レジ
ストの安定化のためのプリベーク、露光後のポストエク
スポージャーベーク、および現像後のポストベーク処理
を行うものである。なお、後段部2bの後端には、露光
装置(図示せず)との間で基板Gの受け渡しを行うため
のインターフェース部30が設けられている。
【0029】中継部17には、加熱処理ユニット28に
隣接した位置に、二段積層されてなる冷却処理ユニット
29が設けられており、冷却処理ユニット29に対向す
る位置に、薬液供給ユニット81および搬送装置進入路
82が設けられている。
隣接した位置に、二段積層されてなる冷却処理ユニット
29が設けられており、冷却処理ユニット29に対向す
る位置に、薬液供給ユニット81および搬送装置進入路
82が設けられている。
【0030】上記主搬送装置18は、搬送機構3のアー
ム11との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、前段
部2aの各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、
さらには中継部17との間で基板Gの受け渡しを行う機
能を有している。また、主搬送装置19は中継部17と
の間で基板Gの受け渡しを行うとともに、後段部2bの
各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、さらには
インターフェース部30との間の基板Gの受け渡しを行
う機能を有している。
ム11との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、前段
部2aの各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、
さらには中継部17との間で基板Gの受け渡しを行う機
能を有している。また、主搬送装置19は中継部17と
の間で基板Gの受け渡しを行うとともに、後段部2bの
各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、さらには
インターフェース部30との間の基板Gの受け渡しを行
う機能を有している。
【0031】このように各処理ユニットを集約して一体
化することにより、省スペース化および処理の効率化を
図ることができる。
化することにより、省スペース化および処理の効率化を
図ることができる。
【0032】このように構成される塗布・現像処理シス
テムにおいては、カセットC内の基板Gが、処理部2に
搬送され、処理部2では、まず後段部2bの処理装置2
8aに搬送されて、処理装置28aにおいて紫外線照射
手段によって基板Gに紫外線が照射され、その際に発生
したオゾンを照射することにより基板Gに付着した有機
汚染物が除去される。その後、洗浄ユニット24により
洗浄処理され、加熱処理ユニット21の一つで加熱乾燥
された後、レジストの定着性を高めるためにアドヒージ
ョン処理ユニット22にて疎水化処理され、冷却ユニッ
ト23で冷却後、レジスト塗布ユニット26でレジスト
が塗布され、周辺レジスト除去ユニット27で基板Gの
周縁の余分なレジストが除去される。その後、基板G
は、加熱処理ユニット28の一つでプリベーク処理さ
れ、冷却ユニット29で冷却された後、インターフェー
ス部30を介して露光装置に搬送されてそこで所定のパ
ターンが露光される。そして、再びインターフェース部
30を介して搬入され、加熱処理ユニット28の一つで
ポストエクスポージャーベーク処理が施される。その
後、冷却ユニット29で冷却された基板Gは、現像処理
ユニット25で現像処理され、所定の回路パターンが形
成される。現像処理された基板Gは、主搬送装置18お
よび搬送機構3によってカセットステーション1上の所
定のカセットに収容される。
テムにおいては、カセットC内の基板Gが、処理部2に
搬送され、処理部2では、まず後段部2bの処理装置2
8aに搬送されて、処理装置28aにおいて紫外線照射
手段によって基板Gに紫外線が照射され、その際に発生
したオゾンを照射することにより基板Gに付着した有機
汚染物が除去される。その後、洗浄ユニット24により
洗浄処理され、加熱処理ユニット21の一つで加熱乾燥
された後、レジストの定着性を高めるためにアドヒージ
ョン処理ユニット22にて疎水化処理され、冷却ユニッ
ト23で冷却後、レジスト塗布ユニット26でレジスト
が塗布され、周辺レジスト除去ユニット27で基板Gの
周縁の余分なレジストが除去される。その後、基板G
は、加熱処理ユニット28の一つでプリベーク処理さ
れ、冷却ユニット29で冷却された後、インターフェー
ス部30を介して露光装置に搬送されてそこで所定のパ
ターンが露光される。そして、再びインターフェース部
30を介して搬入され、加熱処理ユニット28の一つで
ポストエクスポージャーベーク処理が施される。その
後、冷却ユニット29で冷却された基板Gは、現像処理
ユニット25で現像処理され、所定の回路パターンが形
成される。現像処理された基板Gは、主搬送装置18お
よび搬送機構3によってカセットステーション1上の所
定のカセットに収容される。
【0033】次に、本発明の第1の実施の形態に係り、
上記一連の処理を行う際に基板表面から有機物を除去す
るための処理装置28aについて説明する。図2は、図
1に示した塗布・現像システムにおける処理装置27の
概略構成を示す断面図であり、プロセス処理時を示して
おり、図3は、図1に示した塗布・現像システムにおけ
る処理装置の概略構成を示す断面図であり、待機時を示
している。
上記一連の処理を行う際に基板表面から有機物を除去す
るための処理装置28aについて説明する。図2は、図
1に示した塗布・現像システムにおける処理装置27の
概略構成を示す断面図であり、プロセス処理時を示して
おり、図3は、図1に示した塗布・現像システムにおけ
る処理装置の概略構成を示す断面図であり、待機時を示
している。
【0034】これら図2および図3に示すように、処理
装置27内には、基板Gを載置してオゾン照射を施すた
めの処理室31が設けられている。この処理室31の上
方には、ランプ室32が設けられ、多数の小孔を有する
仕切板33により上部室32aと下部室32bとに区画
されている。下部室32b内には、複数例えば13本の
紫外線ランプ34(例えば低圧水銀灯)が水平に互いに
平行に配列されていると共に、下部室32bには、後述
する通排気管60が接続されている。一方、上部室32
aの一側壁には、空気供給口35が設けられ、これの反
対側の側壁には、触媒又はエアーフィルター36を介し
て空気排出口37が設けられ、後述する空気排気管54
に連通されている。そのため、空気供給口35から外気
を上部室32a内に取り入れて空気排出口37より排気
することにより、下部室32b内で発生する加熱空気を
常時外部に排気して下部室32bを冷却することができ
る。
装置27内には、基板Gを載置してオゾン照射を施すた
めの処理室31が設けられている。この処理室31の上
方には、ランプ室32が設けられ、多数の小孔を有する
仕切板33により上部室32aと下部室32bとに区画
されている。下部室32b内には、複数例えば13本の
紫外線ランプ34(例えば低圧水銀灯)が水平に互いに
平行に配列されていると共に、下部室32bには、後述
する通排気管60が接続されている。一方、上部室32
aの一側壁には、空気供給口35が設けられ、これの反
対側の側壁には、触媒又はエアーフィルター36を介し
て空気排出口37が設けられ、後述する空気排気管54
に連通されている。そのため、空気供給口35から外気
を上部室32a内に取り入れて空気排出口37より排気
することにより、下部室32b内で発生する加熱空気を
常時外部に排気して下部室32bを冷却することができ
る。
【0035】処理室31と下部室32bとの間には、開
口38が設けられ、ランプシャッタ39により開口38
が開閉されるようになっている。すなわち、基板Gへの
オゾン照射時には、図2に示すように、開口38がラン
プシャッタ39により開成される一方、オゾン照射の待
機時には、開口38がランプシャッタ39により閉成さ
れるようになっている。
口38が設けられ、ランプシャッタ39により開口38
が開閉されるようになっている。すなわち、基板Gへの
オゾン照射時には、図2に示すように、開口38がラン
プシャッタ39により開成される一方、オゾン照射の待
機時には、開口38がランプシャッタ39により閉成さ
れるようになっている。
【0036】処理室31内では、基板Gが保持手段40
に載置して保持されている。なお、この保持手段40の
構造は後に図4および図5を参照して説明する。処理室
31の内周面には、この保持手段40の外周囲に沿って
断面略横L字状に形成された側部カバー41が取付けら
れており、この側部カバー41の下方には、側壁が垂直
に立設されたカップ42が配設されており、さらに、こ
のカップ42の内方で、保持手段40の外周囲には、多
数の孔を有する整流板43が配置されている。従って、
後述するように、下方に排気されるオゾンは、基板Gの
上面に沿って流れた後、側部カバー41の内方に流れ
て、主としてカップ42の内側から整流板43に流れる
が、一部分はカップ42の上方に溢れてカップ42の外
側に流される。
に載置して保持されている。なお、この保持手段40の
構造は後に図4および図5を参照して説明する。処理室
31の内周面には、この保持手段40の外周囲に沿って
断面略横L字状に形成された側部カバー41が取付けら
れており、この側部カバー41の下方には、側壁が垂直
に立設されたカップ42が配設されており、さらに、こ
のカップ42の内方で、保持手段40の外周囲には、多
数の孔を有する整流板43が配置されている。従って、
後述するように、下方に排気されるオゾンは、基板Gの
上面に沿って流れた後、側部カバー41の内方に流れ
て、主としてカップ42の内側から整流板43に流れる
が、一部分はカップ42の上方に溢れてカップ42の外
側に流される。
【0037】さらに、保持手段40の下方には、カップ
42の底部周囲からオゾンを排気するための排気通路4
4が形成されており、この排気通路44の中央には、下
方に延出されたベローズ45が接続されている。このベ
ローズ45は、処理室31の下方に配置された主排気管
46に接続されており、この主排気管46は、途中に、
マノメータ47、マニュアルダンパ48、および触媒4
9を有し、下流端で、排気ファン50に接続されてい
る。さらに、処理室31の底部には、従排気管51が接
続されており、この従排気管51は、途中に、マノメー
タ52、およびマニュアルダンパ53を有し、その下流
端で、主排気管46の途中に接続されている。従って、
ランプ室32の下部室32bからのオゾンは、基板Gの
上面に沿って流れた後、側部カバー41の内方に流れ
て、主としてカップ42の内側から整流板43に流れ、
次いで、排気通路44およびベローズ45を介して主排
気管46により排気される一方、カップ42の上方に溢
れてカップ42の外側に流されたオゾンは、処理室31
の底面の従排気管51により排気されるようになってい
る。
42の底部周囲からオゾンを排気するための排気通路4
4が形成されており、この排気通路44の中央には、下
方に延出されたベローズ45が接続されている。このベ
ローズ45は、処理室31の下方に配置された主排気管
46に接続されており、この主排気管46は、途中に、
マノメータ47、マニュアルダンパ48、および触媒4
9を有し、下流端で、排気ファン50に接続されてい
る。さらに、処理室31の底部には、従排気管51が接
続されており、この従排気管51は、途中に、マノメー
タ52、およびマニュアルダンパ53を有し、その下流
端で、主排気管46の途中に接続されている。従って、
ランプ室32の下部室32bからのオゾンは、基板Gの
上面に沿って流れた後、側部カバー41の内方に流れ
て、主としてカップ42の内側から整流板43に流れ、
次いで、排気通路44およびベローズ45を介して主排
気管46により排気される一方、カップ42の上方に溢
れてカップ42の外側に流されたオゾンは、処理室31
の底面の従排気管51により排気されるようになってい
る。
【0038】さらに、主排気管46には、ランプ室32
の上部室32aから空気排出口37を介して空気を排気
するための空気排気管54が接続されており、この空気
排気管54は、途中に、マノメータ55、マノメータス
イッチ56、およびマニュアルダンパ57を有してい
る。
の上部室32aから空気排出口37を介して空気を排気
するための空気排気管54が接続されており、この空気
排気管54は、途中に、マノメータ55、マノメータス
イッチ56、およびマニュアルダンパ57を有してい
る。
【0039】次いで、本実施の形態では、ランプ室32
の下部室32bと、主排気管46の下流部とが通排気管
60により接続されている。この通排気管60の途中に
は、空気取入口61が設けてあり、オートダンパ62
(ダンパ手段)により開閉するようになっている。この
通排気管60は、オートダンパ62の下流に、マノメー
タ63、オートダンパ64、および触媒65を有してい
る。従って、後述するように、プロセス処理時のオゾン
照射時には、オートダンパ62により開成した通排気管
60の空気取入口61から外気を下部室32bに導入
し、紫外線ランプ34によりオゾンを生成して基板Gに
照射する一方、オゾン照射待機時には、図3に示すよう
に、通排気管60の空気取入口61をオートダンパ62
により閉成して、下部室32bの紫外線ランプ34の周
囲のオゾンを通排気管60を介して主排気管46により
処理室31外に排気するようになっている。なお、各排
気管における符号fは、風速計測定ポイントを示してい
る。
の下部室32bと、主排気管46の下流部とが通排気管
60により接続されている。この通排気管60の途中に
は、空気取入口61が設けてあり、オートダンパ62
(ダンパ手段)により開閉するようになっている。この
通排気管60は、オートダンパ62の下流に、マノメー
タ63、オートダンパ64、および触媒65を有してい
る。従って、後述するように、プロセス処理時のオゾン
照射時には、オートダンパ62により開成した通排気管
60の空気取入口61から外気を下部室32bに導入
し、紫外線ランプ34によりオゾンを生成して基板Gに
照射する一方、オゾン照射待機時には、図3に示すよう
に、通排気管60の空気取入口61をオートダンパ62
により閉成して、下部室32bの紫外線ランプ34の周
囲のオゾンを通排気管60を介して主排気管46により
処理室31外に排気するようになっている。なお、各排
気管における符号fは、風速計測定ポイントを示してい
る。
【0040】次に、基板Gを保持する保持手段40の構
造を図4および図5を参照しつつ説明する。図4は、図
1に示した塗布・現像システムにおける処理装置の保持
手段の構造の概略側面図であり、図5(a)は、図1に
示した塗布・現像システムにおける処理装置の保持手段
に基板を保持する前の状態を示す概略側面図であり、図
5(b)は、同処理装置の保持手段に基板を保持した状
態を示す概略側面図である。
造を図4および図5を参照しつつ説明する。図4は、図
1に示した塗布・現像システムにおける処理装置の保持
手段の構造の概略側面図であり、図5(a)は、図1に
示した塗布・現像システムにおける処理装置の保持手段
に基板を保持する前の状態を示す概略側面図であり、図
5(b)は、同処理装置の保持手段に基板を保持した状
態を示す概略側面図である。
【0041】これら図4および図5に示すように、処理
室の側面には、基板Gの搬入・搬出口76が設けられて
おり、この搬入・搬出口76は、シリンダ77によって
垂直方向に作動するユニットシャッタ78によって開閉
可能になっている。
室の側面には、基板Gの搬入・搬出口76が設けられて
おり、この搬入・搬出口76は、シリンダ77によって
垂直方向に作動するユニットシャッタ78によって開閉
可能になっている。
【0042】保持手段40は、基板Gを載置する例えば
タフラム処理が施されたアルミニウム合金製の載置台8
1と、この載置台81に設けられた複数例えば4個の貫
通孔(図示せず)にそれぞれ遊嵌される支持ピン82
と、支持棒83を介して載置台81を支持する支持板8
4に連結されて載置台81を上下方向に移動する載置台
移動用シリンダ85とを備えている。この場合、支持板
84は、支持ピン82の下部を支持する支柱82aに摺
動可能に嵌装されている。このように構成することによ
り、載置台移動用シリンダ85が駆動して、載置台81
が下降して支持ピン82が載置台81から突出した状態
で支持ピン82上に基板Gを受け取り、載置台81が上
昇して支持ピン82より上方へ移動した状態で基板Gを
載置すると共に、基板Gを紫外線ランプ34から発生さ
れるオゾンの照射最適位置へ移動することができるよう
になっている。
タフラム処理が施されたアルミニウム合金製の載置台8
1と、この載置台81に設けられた複数例えば4個の貫
通孔(図示せず)にそれぞれ遊嵌される支持ピン82
と、支持棒83を介して載置台81を支持する支持板8
4に連結されて載置台81を上下方向に移動する載置台
移動用シリンダ85とを備えている。この場合、支持板
84は、支持ピン82の下部を支持する支柱82aに摺
動可能に嵌装されている。このように構成することによ
り、載置台移動用シリンダ85が駆動して、載置台81
が下降して支持ピン82が載置台81から突出した状態
で支持ピン82上に基板Gを受け取り、載置台81が上
昇して支持ピン82より上方へ移動した状態で基板Gを
載置すると共に、基板Gを紫外線ランプ34から発生さ
れるオゾンの照射最適位置へ移動することができるよう
になっている。
【0043】なお、この場合、支持板84の下面には、
2本の垂直棒86aが吊り下げられており、これら垂直
棒86aの下端部間に架設される板部材86bに位置決
め部材86cが取付けられている。この位置決め部材8
6cは、載置台81と共に移動され、載置台81の下方
に配置された固定板87の下面に当接した状態で載置台
81の上昇を停止、すなわち基板Gへのオゾンの照射が
最適であり紫外線ランプ34に最も近い位置に停止する
ことができるようになっている。このときの紫外線ラン
プ34と基板Gとの最小距離は約10mmである。な
お、位置決め部材86cはねじ等によって微調整可能に
形成されている。
2本の垂直棒86aが吊り下げられており、これら垂直
棒86aの下端部間に架設される板部材86bに位置決
め部材86cが取付けられている。この位置決め部材8
6cは、載置台81と共に移動され、載置台81の下方
に配置された固定板87の下面に当接した状態で載置台
81の上昇を停止、すなわち基板Gへのオゾンの照射が
最適であり紫外線ランプ34に最も近い位置に停止する
ことができるようになっている。このときの紫外線ラン
プ34と基板Gとの最小距離は約10mmである。な
お、位置決め部材86cはねじ等によって微調整可能に
形成されている。
【0044】上記の場合には、支持ピン82に対して載
置台81が移動するように構成されているが、載置台8
1を固定し、支持ピン82が移動するように構成されて
もよい。
置台81が移動するように構成されているが、載置台8
1を固定し、支持ピン82が移動するように構成されて
もよい。
【0045】また、上記支持ピン82を支持する支柱8
2aと載置台移動用シリンダ85は、保持板88上に設
置されており、保持板88は固定板87の上面にリニア
ガイド89aを介して水平方向に移動可能に取り付けら
れている。そして、保持板88は無端ベルト(図示せ
ず)を介して正逆回転可能なステッピングモータ89b
により回転されるプーリ89cに連結されており、ステ
ッピングモータ89bの駆動により保持板88が水平方
向に移動されるようになっている。したがって、保持板
88の水平方向の移動によって支持ピン82、載置台移
動用シリンダ85および載置台81が水平移動すると共
に、載置台81上に保持された基板Gが紫外線ランプ3
4に対して平行方向に移動(揺動)することができる。
この基板Gの揺動によって、基板G表面に平均して紫外
線ランプ34から発生される紫外線を照射することがで
きる。
2aと載置台移動用シリンダ85は、保持板88上に設
置されており、保持板88は固定板87の上面にリニア
ガイド89aを介して水平方向に移動可能に取り付けら
れている。そして、保持板88は無端ベルト(図示せ
ず)を介して正逆回転可能なステッピングモータ89b
により回転されるプーリ89cに連結されており、ステ
ッピングモータ89bの駆動により保持板88が水平方
向に移動されるようになっている。したがって、保持板
88の水平方向の移動によって支持ピン82、載置台移
動用シリンダ85および載置台81が水平移動すると共
に、載置台81上に保持された基板Gが紫外線ランプ3
4に対して平行方向に移動(揺動)することができる。
この基板Gの揺動によって、基板G表面に平均して紫外
線ランプ34から発生される紫外線を照射することがで
きる。
【0046】次に、上記のように構成された処理装置に
より基板Gの表面に付着した有機汚染物を除去する作用
について説明する。先ず、ユニットシャッタ78を下降
して搬入・搬出口76を開口した状態で、メインアーム
19によって搬送された基板Gを載置台81上に突出す
る支持ピン82に受け渡す(図4および図5(a)参
照)。基板Gを支持ピン82に受け渡したメインアーム
19が処理室31の外へ後退した後、ユニットシャッタ
78が上昇して搬入・搬出口76を閉塞すると共に、載
置台移動用シリンダ85の駆動により上昇する載置台8
1によって基板Gを保持して基板Gを紫外線照射用位置
に移動する(図5(b)参照)。
より基板Gの表面に付着した有機汚染物を除去する作用
について説明する。先ず、ユニットシャッタ78を下降
して搬入・搬出口76を開口した状態で、メインアーム
19によって搬送された基板Gを載置台81上に突出す
る支持ピン82に受け渡す(図4および図5(a)参
照)。基板Gを支持ピン82に受け渡したメインアーム
19が処理室31の外へ後退した後、ユニットシャッタ
78が上昇して搬入・搬出口76を閉塞すると共に、載
置台移動用シリンダ85の駆動により上昇する載置台8
1によって基板Gを保持して基板Gを紫外線照射用位置
に移動する(図5(b)参照)。
【0047】基板Gが紫外線照射位置に移動されると、
図2に示すように、ランプシャッタ39が移動されて開
口38が開成されると共に、オートダンパ62により空
気取入口61が開成され、これにより、外気が空気取入
口61から通排気管60を介してランプ室32の下部室
32b内に導入される。安定点灯している紫外線ランプ
34と導入された外気とによりオゾンが生成される。
図2に示すように、ランプシャッタ39が移動されて開
口38が開成されると共に、オートダンパ62により空
気取入口61が開成され、これにより、外気が空気取入
口61から通排気管60を介してランプ室32の下部室
32b内に導入される。安定点灯している紫外線ランプ
34と導入された外気とによりオゾンが生成される。
【0048】この生成されたオゾンは、排気ファン50
により開口38を介して処理室31内に吸引され、基板
Gの表面に照射され、基板Gの表面に付着している有機
汚染物を分解除去する。有機汚染物を分解除去したオゾ
ンは、基板Gの上面に沿って流れた後、側部カバー41
の内方に流れて、主としてカップ42の内側から整流板
43に流れ、次いで、排気通路44およびベローズ45
を介して主排気管46により排気される一方、カップ4
2の上方に溢れてカップ42の外側に流された一部のオ
ゾンは、処理室31の底面の従排気管51により排気さ
れる。
により開口38を介して処理室31内に吸引され、基板
Gの表面に照射され、基板Gの表面に付着している有機
汚染物を分解除去する。有機汚染物を分解除去したオゾ
ンは、基板Gの上面に沿って流れた後、側部カバー41
の内方に流れて、主としてカップ42の内側から整流板
43に流れ、次いで、排気通路44およびベローズ45
を介して主排気管46により排気される一方、カップ4
2の上方に溢れてカップ42の外側に流された一部のオ
ゾンは、処理室31の底面の従排気管51により排気さ
れる。
【0049】このように、オゾンを効率的に利用して基
板Gから有機汚染物を効果的に除去できると共に、基板
Gの接触角を下げることができ、いわゆる「ぬれ性」を
高めることができ、次工程のレジスト塗布処理において
均一なレジスト膜を形成でき、歩留まりを向上すること
ができる。
板Gから有機汚染物を効果的に除去できると共に、基板
Gの接触角を下げることができ、いわゆる「ぬれ性」を
高めることができ、次工程のレジスト塗布処理において
均一なレジスト膜を形成でき、歩留まりを向上すること
ができる。
【0050】また、基板Gへの紫外線照射時には、オー
トダンパ62により通排気管60の空気取入口61を開
成し、通排気管60を介して外気を紫外線ランプ34に
導入しており、いわば自然換気により外気を導入してい
るため、空気の乱れが少なく、生成されたオゾンが基板
Gの表面に沿って流れることができ、有機汚染物を効果
的に除去できる。
トダンパ62により通排気管60の空気取入口61を開
成し、通排気管60を介して外気を紫外線ランプ34に
導入しており、いわば自然換気により外気を導入してい
るため、空気の乱れが少なく、生成されたオゾンが基板
Gの表面に沿って流れることができ、有機汚染物を効果
的に除去できる。
【0051】さらに、基板Gに紫外線が照射されている
間、ステッピングモータ89bの駆動により載置台81
および基板Gが水平方向に移動(揺動)することによ
り、基板Gの表面全体に紫外線が均等に照射され、有機
汚染物の除去を効率よく行うことができる。
間、ステッピングモータ89bの駆動により載置台81
および基板Gが水平方向に移動(揺動)することによ
り、基板Gの表面全体に紫外線が均等に照射され、有機
汚染物の除去を効率よく行うことができる。
【0052】紫外線を基板Gに所定時間照射した後、ラ
ンプシャッタ39を閉成し、その後、ユニットシャッタ
78を下降して搬入・搬出口76を開成すると共に、載
置台81を下降して基板Gを支持ピン82にて支持す
る。そして、メインアーム19が処理室31内に入って
基板Gを受け取り、処理室31の外部へ搬出して処理が
完了する。なお、ユニットシャッタ78が開成した状態
において、処理室31内に残存するオゾンは、主排気管
46および従排気管51により外部に排気されるため、
オゾンが漏洩することがない。
ンプシャッタ39を閉成し、その後、ユニットシャッタ
78を下降して搬入・搬出口76を開成すると共に、載
置台81を下降して基板Gを支持ピン82にて支持す
る。そして、メインアーム19が処理室31内に入って
基板Gを受け取り、処理室31の外部へ搬出して処理が
完了する。なお、ユニットシャッタ78が開成した状態
において、処理室31内に残存するオゾンは、主排気管
46および従排気管51により外部に排気されるため、
オゾンが漏洩することがない。
【0053】次いで、紫外線照射の待機時には、図3に
示すように、通排気管60の空気取入口61がオートダ
ンパ62により閉成され、ランプシャッタ34が閉成し
て閉塞された下部室32bの紫外線ランプ34の周囲の
オゾンが通排気管60を介して主排気管46により排気
される。また、この待機時、処理室31内に残存するオ
ゾンは、主排気管46および従排気管51により外部に
排気されている。
示すように、通排気管60の空気取入口61がオートダ
ンパ62により閉成され、ランプシャッタ34が閉成し
て閉塞された下部室32bの紫外線ランプ34の周囲の
オゾンが通排気管60を介して主排気管46により排気
される。また、この待機時、処理室31内に残存するオ
ゾンは、主排気管46および従排気管51により外部に
排気されている。
【0054】したがって、基板Gの照射に使用されたオ
ゾンおよび紫外線ランプ34で生成されたその他のオゾ
ンを主排気管46、従排気管51および通排気管60に
より処理室31外に排気することにより、オゾンの外部
への漏洩を防止することができると共に、オゾンによる
装置、機器類への悪影響を防止することができる。
ゾンおよび紫外線ランプ34で生成されたその他のオゾ
ンを主排気管46、従排気管51および通排気管60に
より処理室31外に排気することにより、オゾンの外部
への漏洩を防止することができると共に、オゾンによる
装置、機器類への悪影響を防止することができる。
【0055】さらに、紫外線照射の待機時には、オート
ダンパ62により通排気管60の空気取入口61を閉成
し、紫外線ランプ34の周囲のオゾンを通排気管60を
介して排気するようにし、外気を導入するための管と、
オゾンを排気するための管とを共通にしているため、管
の数を削減でき、処理装置の構造の簡略化およびコスト
の低減を図ることができる。
ダンパ62により通排気管60の空気取入口61を閉成
し、紫外線ランプ34の周囲のオゾンを通排気管60を
介して排気するようにし、外気を導入するための管と、
オゾンを排気するための管とを共通にしているため、管
の数を削減でき、処理装置の構造の簡略化およびコスト
の低減を図ることができる。
【0056】次に、図6を参照して本発明の第2の実施
の形態を説明する。図6は、第2の実施の形態に係る処
理装置の概略断面図である。上記実施の形態と同一の部
材については、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
の形態を説明する。図6は、第2の実施の形態に係る処
理装置の概略断面図である。上記実施の形態と同一の部
材については、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0057】この第2の実施の形態は、紫外線ランプ3
4から発生するオゾンをさらに活性化して、基板Gに付
着する有機汚染物を更に効率よく除去するようにした場
合である。
4から発生するオゾンをさらに活性化して、基板Gに付
着する有機汚染物を更に効率よく除去するようにした場
合である。
【0058】すなわち、上記載置台81の内部に加熱手
段例えば加熱ヒータ90を内蔵し、載置台81上に保持
された基板Gに、紫外線ランプ34からオゾンが照射さ
れている間、この加熱ヒータ90を作動して基板Gを加
熱することにより、オゾンから分解される酸素をさらに
活性化して有機汚染物の分解除去をより効率よく行い得
るようにした場合である。上記加熱手段は、必ずしも加
熱ヒータ90である必要はなく、加熱ヒータ90以外に
例えば載置台81に設けられた循環通路に熱媒体を流通
させるようにしてもよい。
段例えば加熱ヒータ90を内蔵し、載置台81上に保持
された基板Gに、紫外線ランプ34からオゾンが照射さ
れている間、この加熱ヒータ90を作動して基板Gを加
熱することにより、オゾンから分解される酸素をさらに
活性化して有機汚染物の分解除去をより効率よく行い得
るようにした場合である。上記加熱手段は、必ずしも加
熱ヒータ90である必要はなく、加熱ヒータ90以外に
例えば載置台81に設けられた循環通路に熱媒体を流通
させるようにしてもよい。
【0059】次に、図7を参照して本発明の第3の実施
の形態を説明する。図7は、第3の実施の形態に係る処
理装置の概略断面図である。上記実施の形態と同一の部
材については、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
の形態を説明する。図7は、第3の実施の形態に係る処
理装置の概略断面図である。上記実施の形態と同一の部
材については、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0060】この第3の実施の形態は、紫外線ランプ3
4から発生する熱によって基板Gが悪影響を受けるのを
防止するようにした場合である。すなわち、上記載置台
81の内部に循環通路91を設けると共に、この循環通
路91に冷媒供給源92を接続して、循環通路91内に
所定温度の冷媒液を流通させて、載置台81上の基板G
を一定の温度に維持させるようにした場合である。この
ように載置台81上の基板Gを冷却することにより、紫
外線ランプ34の熱によって高温に晒される基板Gの温
度を所定の一定温度に維持することができるので、安定
した状態で基板Gにオゾンを照射することができる。
4から発生する熱によって基板Gが悪影響を受けるのを
防止するようにした場合である。すなわち、上記載置台
81の内部に循環通路91を設けると共に、この循環通
路91に冷媒供給源92を接続して、循環通路91内に
所定温度の冷媒液を流通させて、載置台81上の基板G
を一定の温度に維持させるようにした場合である。この
ように載置台81上の基板Gを冷却することにより、紫
外線ランプ34の熱によって高温に晒される基板Gの温
度を所定の一定温度に維持することができるので、安定
した状態で基板Gにオゾンを照射することができる。
【0061】次に、図8を参照して本発明の第4の実施
の形態を説明する。図8は、第4の実施の形態に係る処
理装置の概略断面図である。上記実施の形態と同一の部
材については、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
の形態を説明する。図8は、第4の実施の形態に係る処
理装置の概略断面図である。上記実施の形態と同一の部
材については、同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0062】この第4の実施の形態は、紫外線ランプ3
4から発生するオゾンを更に活性化して、基板Gに付着
する有機汚染物をさらに効率よく除去すると共に、基板
Gの温度を一定に維持して処理の安定化を図るようにし
た場合である。
4から発生するオゾンを更に活性化して、基板Gに付着
する有機汚染物をさらに効率よく除去すると共に、基板
Gの温度を一定に維持して処理の安定化を図るようにし
た場合である。
【0063】すなわち、上記載置台81の内部に加熱手
段例えば加熱ヒータ90を内蔵すると共に、冷媒液の循
環通路91を形成し、かつ循環通路91に冷媒供給現9
2を接続し、載置台81の温度を検出する温度検知手段
例えば熱電対93からの検出信号を図示しない制御信号
例えばCPUで制御して加熱ヒータ90あるいは冷媒供
給源92に伝達し、加熱ヒータ90による加熱あるいは
冷媒供給源92による冷却を選択的に行えるようにした
場合である。
段例えば加熱ヒータ90を内蔵すると共に、冷媒液の循
環通路91を形成し、かつ循環通路91に冷媒供給現9
2を接続し、載置台81の温度を検出する温度検知手段
例えば熱電対93からの検出信号を図示しない制御信号
例えばCPUで制御して加熱ヒータ90あるいは冷媒供
給源92に伝達し、加熱ヒータ90による加熱あるいは
冷媒供給源92による冷却を選択的に行えるようにした
場合である。
【0064】これにより、例えば加熱ヒータ90を作動
して基板Gを加熱することができ、オゾンから分解され
る酸素を更に活性化して有機汚染物の分解除去をより効
率よく行うことができる。また、循環通路91内に所定
温度の冷媒液を流通させて、載置台81上の基板Gを一
定の温度に維持させて、安定した状態で基板Gに紫外線
を照射することができる。
して基板Gを加熱することができ、オゾンから分解され
る酸素を更に活性化して有機汚染物の分解除去をより効
率よく行うことができる。また、循環通路91内に所定
温度の冷媒液を流通させて、載置台81上の基板Gを一
定の温度に維持させて、安定した状態で基板Gに紫外線
を照射することができる。
【0065】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態
では、紫外線ランプ34に対して載置台81を接離移動
させる場合について説明したが、必ずしも載置第81を
移動させる必要はなく、紫外線ランプ34を載置台81
すなわち基板G側に接離移動させるようにしてもよく、
あるいは両者を互いに接離移動可能に形成してもよい。
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態
では、紫外線ランプ34に対して載置台81を接離移動
させる場合について説明したが、必ずしも載置第81を
移動させる必要はなく、紫外線ランプ34を載置台81
すなわち基板G側に接離移動させるようにしてもよく、
あるいは両者を互いに接離移動可能に形成してもよい。
【0066】また、上記実施の形態では、紫外線ランプ
34に対して載置台81を水平移動可能に形成して基板
Gを揺動させる場合について説明したが、必ずしも載置
台81を水平移動させる必要はなく、紫外線ランプ34
を載置台81すなわち基板Gに対して水平移動可能にす
るか、あるいは両者を相対的に水平移動可能に形成して
もよい。
34に対して載置台81を水平移動可能に形成して基板
Gを揺動させる場合について説明したが、必ずしも載置
台81を水平移動させる必要はなく、紫外線ランプ34
を載置台81すなわち基板Gに対して水平移動可能にす
るか、あるいは両者を相対的に水平移動可能に形成して
もよい。
【0067】上記実施の形態では、被処理体がLCD基
板である場合について説明したが、LCD基板以外の例
えば半導体ウエハ、ガラス基板、CD等についても同様
に適用することができる。
板である場合について説明したが、LCD基板以外の例
えば半導体ウエハ、ガラス基板、CD等についても同様
に適用することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明および第
4発明によれば、オゾンを効率的に利用して被処理体か
ら有機汚染物を効果的に除去することができると共に、
被処理体の接触角を下げることができ、いわゆる「ぬれ
性」を高めることができ、次工程のレジスト塗布処理に
おいて均一なレジスト膜を形成でき、歩留まりを向上す
ることができる。また、被処理体の照射に使用されたオ
ゾンおよび紫外線照射手段で生成されたその他のオゾン
を排気手段および通排気管により処理室外に排気するこ
とにより、オゾンの外部への漏洩を防止することができ
ると共に、オゾンによる装置、機器類への悪影響を防止
することができる。さらに、被処理体へのオゾン照射時
には、ダンパ手段により通排気管の空気取入口を開成
し、通排気管を介して外気を紫外線照射手段に導入して
おり、ファン等により強制的に外気を導入するのではな
く、いわば自然換気により外気を導入しているため、空
気の乱れが少なく、生成されたオゾンが被処理体の表面
に沿って流れることができ、有機汚染物を効果的に除去
できる。さらに、オゾン照射の待機時には、ダンパ手段
により通排気管の空気取入口を閉成し、紫外線照射手段
の周囲のオゾンを通排気管を介して排気するようにし、
外気を導入するための管と、オゾンを排気するための管
とを共通にしているため、管の数を削減でき、処理装置
の構造の簡略化およびコストの低減を図ることができ
る。
4発明によれば、オゾンを効率的に利用して被処理体か
ら有機汚染物を効果的に除去することができると共に、
被処理体の接触角を下げることができ、いわゆる「ぬれ
性」を高めることができ、次工程のレジスト塗布処理に
おいて均一なレジスト膜を形成でき、歩留まりを向上す
ることができる。また、被処理体の照射に使用されたオ
ゾンおよび紫外線照射手段で生成されたその他のオゾン
を排気手段および通排気管により処理室外に排気するこ
とにより、オゾンの外部への漏洩を防止することができ
ると共に、オゾンによる装置、機器類への悪影響を防止
することができる。さらに、被処理体へのオゾン照射時
には、ダンパ手段により通排気管の空気取入口を開成
し、通排気管を介して外気を紫外線照射手段に導入して
おり、ファン等により強制的に外気を導入するのではな
く、いわば自然換気により外気を導入しているため、空
気の乱れが少なく、生成されたオゾンが被処理体の表面
に沿って流れることができ、有機汚染物を効果的に除去
できる。さらに、オゾン照射の待機時には、ダンパ手段
により通排気管の空気取入口を閉成し、紫外線照射手段
の周囲のオゾンを通排気管を介して排気するようにし、
外気を導入するための管と、オゾンを排気するための管
とを共通にしているため、管の数を削減でき、処理装置
の構造の簡略化およびコストの低減を図ることができ
る。
【0069】第2発明および第5発明によれば、紫外線
照射手段に対して載置台を移動することにより、被処理
体に紫外線を均一に照射することが可能であり、有機汚
染物を効率的に除去することができる。
照射手段に対して載置台を移動することにより、被処理
体に紫外線を均一に照射することが可能であり、有機汚
染物を効率的に除去することができる。
【0070】第3発明および第6発明によれば、被処理
体を加熱することにより、オゾンから分解される酸素を
さらに活性化して有機汚染物の分解除去をより一層効率
よく行うことができる。また、被処理体を冷却すること
により、紫外線照射手段の熱によって高温に晒される被
処理体の温度を所定温度に維持することができるため、
安定した状態で被処理体に紫外線を照射することができ
る。
体を加熱することにより、オゾンから分解される酸素を
さらに活性化して有機汚染物の分解除去をより一層効率
よく行うことができる。また、被処理体を冷却すること
により、紫外線照射手段の熱によって高温に晒される被
処理体の温度を所定温度に維持することができるため、
安定した状態で被処理体に紫外線を照射することができ
る。
【図1】本発明が適用されるLCD基板の塗布・現像処
理システムを示す斜視図である。
理システムを示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係り、図1に示し
た塗布・現像システムにおける処理装置の概略構成を示
す断面図であり、プロセス処理時を示している。
た塗布・現像システムにおける処理装置の概略構成を示
す断面図であり、プロセス処理時を示している。
【図3】図2に示した処理装置の概略構成を示す断面図
であり、待機時を示している。
であり、待機時を示している。
【図4】図2に示した処理装置の保持手段の構造の概略
側面図である。
側面図である。
【図5】(a)は、図2に示した処理装置の保持手段に
基板を保持する前の状態を示す概略側面図であり、
(b)は、同処理装置の保持手段に基板を保持した状態
を示す概略側面図である。
基板を保持する前の状態を示す概略側面図であり、
(b)は、同処理装置の保持手段に基板を保持した状態
を示す概略側面図である。
【図6】第2の実施の形態に係る処理装置の概略断面図
である。
である。
【図7】第3の実施の形態に係る処理装置の概略断面図
である。
である。
【図8】第4の実施の形態に係る処理装置の概略断面図
である。
である。
27……処理装置 31……処理室 32……ランプ室 34……紫外線ランプ(紫外線照射手段) 38……開口 39……ランプシャッタ 40……保持手段 46……主排気管 50……排気ファン 51……従排気管 60……通排気管 61……空気取入口 62……オートダンパ(ダンパ手段) 81……載置台 G……LCD基板(被処理体)
Claims (6)
- 【請求項1】 被処理体を処理室内の載置台に載置し、
処理室外に配置した紫外線照射手段により生成したオゾ
ンを排気手段により処理室内に吸引して、オゾンを被処
理体に照射しながら被処理体表面に付着した有機汚染物
を除去し、前記排気手段によりオゾンを処理室外に排気
する処理装置であって、 前記紫外線照射手段と前記排気手段とを連通すると共
に、途中に外気取入口を有する通排気管と、 被処理体へのオゾン照射時には、前記通排気管の空気取
入口を開成し、この通排気管を介して外気を前記紫外線
照射手段に導入する一方、オゾン照射の待機時には、前
記通排気管の空気取入口を閉成し、前記紫外線照射手段
の周囲のオゾンを前記通排気管を介して前記排気手段に
より排気するためのダンパ手段とを具備することを特徴
とする処理装置。 - 【請求項2】 前記紫外線照射手段に対して前記載置台
を移動する移動手段を更に具備することを特徴とする請
求項1に記載の処理装置。 - 【請求項3】 前記載置台を加熱または冷却する加熱ま
たは冷却手段をさらに具備することを特徴とする請求項
1に記載の処理装置。 - 【請求項4】 被処理体にオゾンを照射して、被処理体
表面に付着した有機汚染物を除去する処理方法であっ
て、 被処理体を処理室内の載置台に載置する工程と、 紫外線照射手段と排気手段とを連通した通排気管の空気
取入口をダンパ手段により開成し、この通排気管を介し
て外気を前記紫外線照射手段に導入する工程と、 前記紫外線照射手段によりオゾンを生成し、オゾンを処
理室内に排気手段により吸引して、オゾンを被処理体に
照射しながら被処理体表面に付着した有機汚染物を除去
する工程と、 処理室内のオゾンを前記排気手段により処理室外に排気
すると共に、オゾン照射の待機時には、前記通排気管の
空気取入口をダンパ手段により閉成して、前記紫外線照
射手段の周囲のオゾンを前記通排気管を介して前記排気
手段により処理室外に排気する工程とを具備することを
特徴とする処理方法。 - 【請求項5】 前記紫外線照射手段に対して前記載置台
を移動しながら、被処理体にオゾンを照射することを特
徴とする請求項4に記載の処理方法。 - 【請求項6】 前記載置台を加熱または冷却しながら、
被処理体にオゾンを照射することを特徴とする請求項4
に記載の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02254698A JP3382836B2 (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 処理装置および処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02254698A JP3382836B2 (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 処理装置および処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11214291A true JPH11214291A (ja) | 1999-08-06 |
JP3382836B2 JP3382836B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=12085840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02254698A Expired - Fee Related JP3382836B2 (ja) | 1998-01-21 | 1998-01-21 | 処理装置および処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3382836B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010114207A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 熱処理装置 |
-
1998
- 1998-01-21 JP JP02254698A patent/JP3382836B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010114207A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 熱処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3382836B2 (ja) | 2003-03-04 |
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