JPH11214153A - インバータ回路 - Google Patents

インバータ回路

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JPH11214153A
JPH11214153A JP10022551A JP2255198A JPH11214153A JP H11214153 A JPH11214153 A JP H11214153A JP 10022551 A JP10022551 A JP 10022551A JP 2255198 A JP2255198 A JP 2255198A JP H11214153 A JPH11214153 A JP H11214153A
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Tadashi Miyashita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FETと巻線トランスとで構成されたEL素
子を駆動するインバータ回路を、調整不要の少ない部品
点数で構成する。 【解決手段】 電界効果トランジスタと、第1、第2及
び第3の巻線を有する巻線トランスで構成された発振器
の出力側に発光体であるEL素子(エレクトロルミネッ
センス素子)、冷陰極管等を接続してなるインバータ回
路において、抵抗を経由してドレイン電圧で前記FET
のゲート電圧をプルアップしてオン状態とし、コントロ
ール信号の印加によって前記インバータ回路を起動して
前記巻線トランスの巻線に高電圧を発生させて発光体を
発光させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用AV機器
や、携帯機器であるPDA、携帯電話、PHS及びペジ
ャー等に用いられている液晶表示装置のバックライトと
なるEL(エレクトロルミネッセンス)素子を駆動する
インバータ回路に関し、特に電界効果トランジスタ(以
下FETと称す)と巻線トランスとで構成されるインバ
ータ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車載用AV機器や、携帯機器であるPD
A、携帯電話、PHS及びペジャー等には、表示を見や
すくするために透過型の液晶表示装置が用いられること
が多く、その場合は液晶表示装置の裏側にバックライト
が用いられる。そして、前述のバックライトには、冷陰
極蛍光管やEL素子が使用されることがあるが、最近で
は軽薄短小と厳しいコスト要求に答えるために、フィル
ムに印刷技術で製造された約0.5mm以下の厚みに形成
できる有機EL素子が普及してきている。前記EL素子
は、駆動回路の負荷としては容量負荷であり、搭載され
る機器によっては輝度約20Cd/m2 が必要であり、
且つEL素子の駆動の直流分による劣化を避けて更に輝
度を得るには、片振幅で約80〜90V以上の300H
z前後の交流電圧での駆動が必要である。特に、車載用
AV機器のEL素子には、約200Cd/m2 の輝度が
要求される場合が多い。そして、前記機器には、電池が
用いられており、従ってEL素子を駆動するためにはD
CーACインバータ回路が必要となる。前述のEL素子
を駆動するDCーACインバータ回路の従来例として
は、トランジスタと巻線トランスとで構成された発振器
を応用したインバータ回路が知られている。
【0003】従来例の一つとして、公開実用新案公報昭
62ー7198号(以下文献A)があり、その第1図に
相当する図面の概要を図8に示す。図8において、電界
発光灯点灯装置を構成するインバータ回路80は、バイ
ポーラトランジスタ(以下トランジスタ)51と巻線ト
ランス55とその負荷となる電界発光灯54とで構成さ
れている。トランジスタ51のコレクタとエミッタは電
源52、53に接続され 、トランジスタ51のベース
と電源52間に抵抗56(R1)と抵抗57(R2)とコ
ンデンサ58(C2)が並列に接続されてバイアスされ
る。巻線トランス55には2個の中間タップ60a、6
0bがあって、夫々巻線55a、55b、55Cを形成
している。前記巻線トランス55の一つの中間タップ6
0bは第1の巻線55a(N1)の一端を構成して前記
トランジスタ51のエミッタと電源53間に接続され
る。前記巻線トランス55の中間タップ60a、60b
によって第2の巻線55bが形成されてコンデンサ59
(C1),抵抗57を経由して前記トランジスタ51の
ベースとエミッタ間に接続されて帰還回路(正帰還)を
構成する。前記巻線トランス55の中間タップ60aは
第3の巻線55cの一端を形成して、第1の巻線55a
と第2の巻線55bと第3の巻線55cとが直列に接続
されて巻線N2を構成して、負荷となる電界発光灯54
に接続される。
【0004】文献Aの電界発光灯点灯装置を構成するイ
ンバータ回路80は、トランジスタのバイアス電流値
と、巻線トランス55の夫々の巻線55a、55b、5
5Cの巻線比を適宜設定し、発振条件を満たせば負荷と
なる電界発光灯54に必要な交流電圧を供給することが
できる。
【0005】従来例のもう一つとして、公開実用新案公
報平2ー6509号(以下文献B)があり、その第1図
に相当する図面の概要を図9に示す。図9において、イ
ンバータ回路90は、電界効果トランジスタ(以下FE
T)61、巻線トランス65(T)で構成されてその容
量負荷64を有する。前記巻線トランス65の出力側巻
線65bの一部の巻線65cは、前記FET61のゲー
トとソース間に抵抗68(R3),コンデンサ(C1)を
経て接続されて帰還回路(正帰還)を構成する。前記巻
線トランス65の巻線65aは、電源62(VCC)とグ
ランド63(GND)に接続される。電源62、63間に
抵抗66(R1)とツェナーダイオード67が接続され
て、前記ツェナーダイオード67で得られた一定電圧が
可変抵抗72で調整されて、抵抗73を経由して前記F
ET61のゲートに接続され、前記FET61のゲート
電圧は設定される。コントロールボードからの指示は、
端子72(VREF)によってダイオード69を経由して
伝達される。
【0006】文献Bのインバータ回路90は、FET6
1のゲート電圧値と、巻線トランス65の夫々の巻線6
5a、65b、65Cの巻線比を適宜設定し、発振条件
を満たせば負荷となる容量負荷64に必要な交流電圧を
供給することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文献A
では、バイポイーラトランジスタ51は電流駆動であり
熱設計が容易ではなく、発振が暴走してコレクタ電流が
増加してコレクタ熱損失によるバイポイーラトランジス
タ51の破損を防止するために電流制限抵抗57(R
2)が必要で部品点数も多くなり、またコンデンサ59
(C1)の容量が大きくなるという欠点があった。
【0008】また、文献Bでは、いかにも部品点数が多
く、FET61のゲート電圧の設定と調整が簡単になら
ず、インバータ回路として一般的な実用に向かない嫌い
がある。本発明の目的は、前述の欠点を除去して、FE
Tと巻線トランスとで構成される簡単なインバータ回路
の構成を提案するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】課題を解決するためにな
された本発明のインバータ回路は、電界効果トランジス
タと複数個の中間タップのある巻線トランスで構成され
た発振器の出力側にEL素子(エレクトロルミネッセン
ス素子)を接続してなるインバータ回路において、外部
からオンオフ信号を導入するコントロール端子を前記電
界効果トランジスタのゲートに接続し、前記巻線トラン
スの2個の中間タップを経由して形成される第1の巻線
の出力を第1のコンデンサを経由して前記電界効果トラ
ンジスタのゲートとソースに接続して帰還回路を形成
し、前記第1の巻線とドレイン電源とに繋がる前記第2
の巻線との間に第2のコンデンサを接続し、前記電界効
果トランジスタのゲートとドレイン間を抵抗で接続し、
前記電界効果トランジスタのソース電源とドレイン電源
間に前記中間タップの一つを経由して第2の巻線を接続
して前記発振器の出力回路を形成し、前記中間タップの
もう一つを経由して第3の巻線を設け、前記第1の巻線
と前記第2の巻線と前記第3の巻線とが直列接続されて
前記EL素子の両電極に接続されたことを特徴とするも
のである。
【0010】また、課題を解決するためになされた本発
明のインバータ回路は、前記巻線トランスの2個の中間
タップを経由して形成される第1の巻線の出力を第1の
コンデンサを経由して前記電界効果トランジスタのゲー
トとソースに接続して帰還回路を形成し、前記電界効果
トランジスタのゲートとドレイン電源とに繋がる前記第
2の巻線との間に第2のコンデンサを接続したことを特
徴とするものである。
【0011】また、課題を解決するためになされた本発
明のインバータ回路は、電界効果トランジスタと複数個
の中間タップのある巻線トランスで構成された発振器の
出力側にEL素子(エレクトロルミネッセンス素子)を
接続してなるインバータ回路において、外部からオンオ
フ信号を導入するコントロール端子を前記電界効果トラ
ンジスタのゲートに接続し、前記巻線トランスの2個の
中間タップを経由して形成される第1の巻線の出力を第
1のコンデンサを経由して前記電界効果トランジスタの
ゲートとソースに接続して帰還回路を形成し、前記電界
効果トランジスタのゲートとドレイン間を抵抗と第2の
コンデンサで並列に接続し、前記電界効果トランジスタ
のソース電源とドレイン電源間に前記中間タップの一つ
を経由して第2の巻線を接続して前記発振器の出力回路
を形成し、前記中間タップのもう一つを経由して第3の
巻線を設け、前記第1の巻線と前記第2の巻線と前記第
3の巻線とが直列接続されて前記EL素子の両電極に接
続されたことを特徴とするものである。
【0012】また、課題を解決するためになされた本発
明のインバータ回路は、前記巻線トランスの2個の中間
タップを経由して形成される第1の巻線の出力を第1の
コンデンサを経由して前記電界効果トランジスタのゲー
トとソースに接続して帰還回路を形成し、前記第1の巻
線と繋がる前記第1のコンデンサ間と、ドレイン電源間
とに第2のコンデンサを接続したことを特徴とするもの
である。
【0013】また、課題を解決するためになされた本発
明のインバータ回路は、電界効果トランジスタと複数個
の中間タップのある巻線トランスで構成された発振器の
出力側にEL素子(エレクトロルミネッセンス素子)を
接続してなるインバータ回路において、外部からオンオ
フ信号を導入するコントロール端子を前記電界効果トラ
ンジスタのゲートに接続し、第1の巻線、第2の巻線及
び第3の巻線で構成さの前記第1の巻線、第2の巻線と
コンデンサとで共振回路を構成し、前記共振回路の出力
をコンデンサを経由して電界効果トランジスタのゲート
に帰還するように接続し、前記第2の巻線と第3の巻線
とで直列に前記EL素子の両電極に接続されたことを特
徴とするものである。
【0014】また、課題を解決するためになされた本発
明のインバータ回路は、電界効果トランジスタと複数個
の中間タップのある巻線トランスで構成された発振器の
出力側にEL素子(エレクトロルミネッセンス素子)を
接続してなるインバータ回路において、外部からオンオ
フ信号を導入するコントロール端子を前記電界効果トラ
ンジスタのゲートに接続し、第1の巻線、第2の巻線及
び第3の巻線で構成された巻線トランスの前記第1の巻
線、第2の巻線とコンデンサとで共振回路を構成し、前
記共振回路の出力をコンデンサを経由して電界効果トラ
ンジスタのゲートに帰還するように接続し、第3の巻線
とで直列に前記EL素子の両電極に接続されたことを特
徴とするものである。
【0015】また、課題を解決するためになされた本発
明のインバータ回路は、電界効果トランジスタと複数個
の中間タップのある巻線トランスで構成された発振器の
出力側にEL素子(エレクトロルミネッセンス素子)を
接続してなるインバータ回路において、外部からオンオ
フ信号を導入するコントロール端子を前記電界効果トラ
ンジスタのゲートに接続し、前記巻線トランスの出力側
に、冷陰極蛍光管を接続したことを特徴とするものであ
る。
【0016】また、課題を解決するためになされた本発
明のインバータ回路は、前記電界効果トランジスタのゲ
ートとドレイン間に配設された抵抗値を、前記電界効果
トランジスタの遮断電圧値を越えるような値に設定した
ことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下では、本発明を図面に基づい
て説明する。図1は本発明のインバータ回路の構成図で
ある。図2は他の本発明のインバータ回路の構成図であ
る。図3は本発明の他のインバータ回路の構成図であ
る。図4は他の本発明のインバータ回路の構成図であ
る。図5は本発明の他のインバータ回路の構成図であ
る。図6は他の本発明のインバータ回路の構成図であ
る。図7は本発明インバータ回路図1の巻線トランスの
各巻線の電圧波形で、同図(A)は第1巻線、同図
(B)は第2巻線、同図(C)は第3巻線に関する電圧
波形である。
【0018】図1において、本発明のインバータ回路1
0は、FET11、鉄芯16を有する巻線トランス20
で構成されてそのEL素子である容量負荷15に所定の
電圧を供給する。前記巻線トランス20の2個の中間タ
ップ21、22を経由して形成される第1の巻線20a
は、第1のコンデンサ18(C1)を経由して前記FE
Tのゲート23とソース24に接続して帰還回路(正帰
還)を形成し、前記FETのゲート23とドレイン25
間を抵抗17で接続し、前記FET11のソース電源1
3とドレイン電源12間に前記中間タップの一つ21を
経由して第2の巻線を接続して前記発振器の出力回路を
形成し、前記第1の巻線と前記第2の巻線20bとの間
に第2のコンデンサ19(C2)を接続し、前記もう一
つの中間タップ22を経由して第3の巻線20cを設
け、前記第1の巻線20aと前記第2の巻線20bと前
記第3の巻線20cとが直列接続されて前記EL素子1
5に接続される。
【0019】FET11(例えば東芝株式会社製・製品
番号2SK1875)のゲート遮断電圧の最大値は約2
Vであり、ゲート電圧がこれを越えるならば、FET1
1はオン状態になる。FET11のゲート23のゲート
電圧は、抵抗17でドレイン電源12にプルアップされ
ていて、FET11がオン状態になるように、FET1
1の入力インピーダンスは極めて大きいのでかなり大き
い抵抗値例えば数10kΩから数100kΩまでの間で
抵抗17を選択することができ、実施例では120kΩ
である。
【0020】前記巻線トランス20の前記第1の巻線2
0aの巻数N1、前記第2の巻線20bの巻数N2、前記
第3の巻線20cの巻数N3の巻数比は、実施例では実
験の結果、数1の数値に設定されたが、この数値に限定
されるものではない。
【0021】
【数1】N1:N2:N3=100:200:3100
【0022】また、前記巻線トランス20の前記第1の
巻線20aの巻数N1、前記第2の巻線20bの巻数N
2、前記第3の巻線20cの巻数N3を有するインダクタ
ンスと直流抵抗値は、1kHz、1Vの測定で表1に記
す値であった。
【0023】
【表1】
【0024】コントロール端子14に、メインボード
(図示せず)からコントロール信号が印加されると、オ
ン状態にあるFET11は起動して、前記第1の巻線2
0aに電圧が誘起しFET11のドレインに印加され、
それが前記第2の巻線20bによって前記正帰還回路を
通してFET11のゲート23にフィードバックされ
て、更に前記第1の巻線20aの電圧は上昇し、その結
果前記第3の巻線20cに大きな電圧が生じ、発振条件
によって決まる周波数で前記第1の巻線20aと前記第
2の巻線20bと前記第3の巻線20cに誘導された高
電圧がEL素子15に印加される。
【0025】本発明の図1との重複を避けて要点を中心
に説明すれば、本発明の他の実施例を示す図2におい
て、本発明のインバータ回路30は、第2のコンデンサ
19(C2)が、FET11のゲートとソース電源13
間に接続されたもので、その他は図1と構成及び機能は
同様である。
【0026】本発明の他の実施例を示す図3において、
本発明のインバータ回路40は、FET11、鉄芯16
を有する巻線トランス20で構成されてそのEL素子で
ある容量負荷15に所定の電圧を供給する。前記巻線ト
ランス20の2個の中間タップ21、22を経由して形
成される第1の巻線20aは、前記FET11のゲート
23とソース24に第1のコンデンサ18(C1)を経
由して接続して帰還回路(正帰還)を形成し、前記FE
T11のゲート23とドレイン25間を抵抗17と第2
のコンデンサ19(C2)とで並列に接続し、前記FE
T11のソース電源13とドレイン電源12間に前記中
間タップの一つ21を経由して第2の巻線を接続して前
記発振器の出力回路を形成し、前記中間タップのもう一
つ22を経由して第3の巻線20cを設け、前記第1の
巻線20aと前記第2の巻線20bと前記第3の巻線2
0cとが直列接続されて前記EL素子15に接続され
る。第1のコンデンサ18(C1)の位置が抵抗17と
並列に接続されたものである。第1巻線の抵抗値が小さ
ければ図1のインバータ回路と同様の機能であることは
明らかである。
【0027】本発明の他の実施例を示す図4において、
本発明のインバータ回路50は、前記巻線トランス20
の2個の中間タップ21、22を経由して形成される第
1の巻線20aの出力を第1のコンデンサ18(C1)
を経由して前記FET11のゲート23とソース24に
接続して帰還回路を形成し、前記第1の巻線20aと繋
がる前記第1のコンデンサ18(C1)間と、ドレイン
電源13間とに第2のコンデンサ19(C2)を接続し
て構成される。
【0028】本発明の他の実施例を示す図5において、
本発明のインバータ回路60は、第1の巻線20a、第
2の巻線20b及び第3の巻線20cで構成された巻線
トランス20の前記第1の巻線20a、第2の巻線20
bと第2のコンデンサ19とで共振回路を構成し、前記
共振回路の出力を第1のコンデンサ18を経由してFE
T11のゲート23に帰還するように接続し、前記第2
の巻線20bと第3の巻線20cとで直列に前記EL素
子の両電極に接続されて構成される。本発明では、EL
15と直列に接続されている巻線は、前記第2の巻線2
0bと第3の巻線20cのみである。
【0029】本発明の他の実施例を示す図6において、
本発明のインバータ回路70は、第1の巻線20a、第
2の巻線20b及び第3の巻線20cで構成された巻線
トランス20の前記第1の巻線20a、第2の巻線20
bと第2のコンデンサ19とで共振回路を構成し、前記
共振回路の出力を第1のコンデンサ18を経由してFE
T11のゲート23に帰還するように接続し、第3の巻
線が直列に前記EL素子の両電極に接続されて構成され
る。本発明では、EL15と直列に接続されている巻線
は、前記第3の巻線20cのみである。
【0030】代表例として、図1のインバータ回路10
の動作を図7において、横軸に周期(時間)、縦軸に電
圧(V)として波形を示す。同図(A)は第1の巻線2
0a、同図(B)は第2の巻線20b,同図(C)は第
3の巻線20cに関する電圧波形であり、第1の巻線2
0aに誘起された電圧が第2の巻線20bで誘起され、
FET11のゲート23にフィードバックされて第3の
巻線20cに誘起される電圧が生じて、EL素子15が
光を発することが分かる。
【0031】本発明実施例では、いずれもFETのゲー
トは電源にプルアップされてオン状態で待機しており、
コントロール端子からFETのゲートにコントロール信
号が印加されれば、容易に起動して発振と電圧上昇が生
じ、ほぼ同様の機能を果たすことができる。
【0032】本発明インバータ回路によれば、EL素子
の面積3cm2 で、VDD=1.5V駆動、80mAで、
輝度200Cd/mm2 の良好な結果を得ることができ
た。
【0033】また、今までの実施例では、FETをn型
で説明してきたが、p型でも構成できて、その場合はド
レイン、ソース電源が逆になることは明らかである。
【0034】また、本発明インバータ回路の負荷を、E
L素子として説明してきたが、コンデンサを適宜接続し
た冷陰極管の発光体とすることもできる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、FETと巻線トランス
を用いた発振器の簡単な回路構成によって発光体、即ち
EL素子及び冷陰極蛍光管を高輝度に駆動するインバー
タ回路を実現することができることは明らかである。
【0036】また、本発明によれば、抵抗17は1個で
よいので部品点数が少なく、またコンデンサ18の容量
はわずか0.1μFで発光体の高輝度が実現できるので
インバータ回路のコスト/パホーマンスが大幅に改善さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインバータ回路の構成図である。
【図2】他の本発明のインバータ回路の構成図である。
【図3】他の本発明のインバータ回路の構成図である。
【図4】他の本発明のインバータ回路の構成図である。
【図5】他の本発明のインバータ回路の構成図である。
【図6】他の本発明のインバータ回路の構成図である。
【図7】巻線トランスの各巻線の電圧波形で、同図
(A)は第1巻線、同図(B)は第2巻線、同図(C)
は第3巻線に関する電圧波形である。
【図8】従来例のバイポーラトランジスタを有するイン
バータ回路の説明図である。
【図9】従来例のFETを有するインバータ回路の説明
図である。
【符号の説明】
10、30、40、50、60、70、80、90 イ
ンバータ回路 11 FET 12 電源(VDD) 13 電源(VSS) 14 コントロール端子 15 EL負荷 16 鉄芯 17 抵抗 18 第1のコンデンサ(C1) 19 第2のコンデンサ(C2) 20 巻線トランス 20a 第1の巻線 20b 第2の巻線 20c 第3の巻線 21 中間タップ 22 中間タップ 23 ゲート 24 ソース 25 ドレイン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタと複数個の中間タ
    ップのある巻線トランスで構成された発振器の出力側に
    EL素子(エレクトロルミネッセンス素子)を接続して
    なるインバータ回路において、外部からオンオフ信号を
    導入するコントロール端子を前記電界効果トランジスタ
    のゲートに接続し、前記巻線トランスの2個の中間タッ
    プを経由して形成される第1の巻線の出力を第1のコン
    デンサを経由して前記電界効果トランジスタのゲートと
    ソースに接続して帰還回路を形成し、前記第1の巻線と
    ドレイン電源とに繋がる前記第2の巻線との間に第2の
    コンデンサを接続し、前記電界効果トランジスタのゲー
    トとドレイン間を抵抗で接続し、前記電界効果トランジ
    スタのソース電源とドレイン電源間に前記中間タップの
    一つを経由して第2の巻線を接続して前記発振器の出力
    回路を形成し、前記中間タップのもう一つを経由して第
    3の巻線を設け、前記第1の巻線と前記第2の巻線と前
    記第3の巻線とが直列接続されて前記EL素子の両電極
    に接続されたことを特徴とするインバータ回路。
  2. 【請求項2】 前記巻線トランスの2個の中間タップを
    経由して形成される第1の巻線の出力を第1のコンデン
    サを経由して前記電界効果トランジスタのゲートとソー
    スに接続して帰還回路を形成し、前記電界効果トランジ
    スタのゲートとドレイン電源とに繋がる前記第2の巻線
    との間に第2のコンデンサを接続したことを特徴とする
    請求項1に記載のインバータ回路。
  3. 【請求項3】 電界効果トランジスタと複数個の中間タ
    ップのある巻線トランスで構成された発振器の出力側に
    EL素子(エレクトロルミネッセンス素子)を接続して
    なるインバータ回路において、外部からオンオフ信号を
    導入するコントロール端子を前記電界効果トランジスタ
    のゲートに接続し、前記巻線トランスの2個の中間タッ
    プを経由して形成される第1の巻線の出力を第1のコン
    デンサを経由して前記電界効果トランジスタのゲートと
    ソースに接続して帰還回路を形成し、前記電界効果トラ
    ンジスタのゲートとドレイン間を抵抗と第2のコンデン
    サで並列に接続し、前記電界効果トランジスタのソース
    電源とドレイン電源間に前記中間タップの一つを経由し
    て第2の巻線を接続して前記発振器の出力回路を形成
    し、前記中間タップのもう一つを経由して第3の巻線を
    設け、前記第1の巻線と前記第2の巻線と前記第3の巻
    線とが直列接続されて前記EL素子の両電極に接続され
    たことを特徴とするインバータ回路。
  4. 【請求項4】 前記巻線トランスの2個の中間タップを
    経由して形成される第1の巻線の出力を第1のコンデン
    サを経由して前記電界効果トランジスタのゲートとソー
    スに接続して帰還回路を形成し、前記第1の巻線と繋が
    る前記第1のコンデンサ間と、ドレイン電源間とに第2
    のコンデンサを接続したことを特徴とする請求項2に記
    載のインバータ回路。
  5. 【請求項5】 電界効果トランジスタと複数個の中間タ
    ップのある巻線トランスで構成された発振器の出力側に
    EL素子(エレクトロルミネッセンス素子)を接続して
    なるインバータ回路において、外部からオンオフ信号を
    導入するコントロール端子を前記電界効果トランジスタ
    のゲートに接続し、第1の巻線、第2の巻線及び第3の
    巻線で構成された巻線トランスの前記第1の巻線、第2
    の巻線とコンデンサとで共振回路を構成し、前記共振回
    路の出力をコンデンサを経由して電界効果トランジスタ
    のゲートに帰還するように接続し、前記第2の巻線と第
    3の巻線とで直列に前記EL素子の両電極に接続された
    ことを特徴とするインバータ回路。
  6. 【請求項6】 電界効果トランジスタと複数個の中間タ
    ップのある巻線トランスで構成された発振器の出力側に
    EL素子(エレクトロルミネッセンス素子)を接続して
    なるインバータ回路において、外部からオンオフ信号を
    導入するコントロール端子を前記電界効果トランジスタ
    のゲートに接続し、第1の巻線、第2の巻線及び第3の
    巻線で構成された巻線トランスの前記第1の巻線、第2
    の巻線とコンデンサとで共振回路を構成し、前記共振回
    路の出力をコンデンサを経由して電界効果トランジスタ
    のゲートに帰還するように接続し、第3の巻線とで直列
    に前記EL素子の両電極に接続されたことを特徴とする
    インバータ回路。
  7. 【請求項7】 電界効果トランジスタと複数個の中間タ
    ップのある巻線トランスで構成された発振器の出力側に
    EL素子(エレクトロルミネッセンス素子)を接続して
    なるインバータ回路において、外部からオンオフ信号を
    導入するコントロール端子を前記電界効果トランジスタ
    のゲートに接続し、前記巻線トランスの出力側に、冷陰
    極蛍光管を接続したことを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれか1項に記載のインバータ回路。
  8. 【請求項8】 前記電界効果トランジスタのゲートとド
    レイン間に配設された抵抗値を、前記電界効果トランジ
    スタの遮断電圧値を越えるような値に設定したことを特
    徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のインバ
    ータ回路。
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