JP2573987Y2 - 螢光表示管フィラメント駆動回路 - Google Patents

螢光表示管フィラメント駆動回路

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JP2573987Y2
JP2573987Y2 JP1991037621U JP3762191U JP2573987Y2 JP 2573987 Y2 JP2573987 Y2 JP 2573987Y2 JP 1991037621 U JP1991037621 U JP 1991037621U JP 3762191 U JP3762191 U JP 3762191U JP 2573987 Y2 JP2573987 Y2 JP 2573987Y2
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健治 西澤
芳洋 岡野
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は螢光表示管フィラメント
駆動回路に関するものであり、詳しくは、駆動回路の小
形化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】螢光表示管は、自発光の表示器として各
種の分野で広く用いられている。
【0003】ところで、螢光表示管のカソ―ドフィラメ
ントは線状に形成されてアノ―ドは面状に形成され、両
者はほぼ等しい間隔を保つように構成されている。そし
て、アノ―ドには例えば50V程度の直流電圧が印加さ
れ、フィラメントにはフィラメントの長手方向に沿った
電位差に基づく表示輝度のバラツキを防止するために5
V(rms)程度の交流電圧が印加される。また、フィ
ラメントを交流駆動するのにあたって、チラツキを軽減
するために、同時に直流バイアス電圧を印加することも
行われている。
【0004】図5はこのような駆動回路の一例を示す回
路図である。図において、1は交流電源、2はトラン
ス、3は螢光表示管のフィラメントである。交流電源1
はトランス2の1次側巻線に接続され、フィラメント3
はトランス2の2次側巻線に接続されている。トランス
2の2次側巻線の中点には直流バイアスを与えるための
抵抗4とツェナ―ダイオ―ド5の直列回路の中点が接続
されている。すなわち、ツェナ―ダイオ―ド5のアノ―
ドは共通電位点に接続され、抵抗4の一端はツェナ―ダ
イオ―ド5のカソ―ドに接続されて他端は図示しない螢
光表示管のアノ―ド電源電圧端子に接続されている。な
お、この直流バイアスとしては例えば5V程度が印加さ
れるように設計される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の駆動回路によれば、トランスを使用しなければなら
ず、装置全体の小形化の妨げになっている。なお、トラ
ンスを小形にするために一般には高周波スイッチングの
DC/ACコンバ―タを用いることが行われているが、
トランスを用いることに変りはない。
【0006】本考案は、このような問題点に着目したも
のであり、その目的は、トランスを用いることなく交流
駆動できる小形化が可能な螢光表示管フィラメント駆動
回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
する本考案は、正論理のパルスと負論理のパルスを出力
する発振回路と、この発振回路の各論理パルスの出力系
統に接続され、交互に直流電圧をスイッチングするスイ
ッチング回路と、これら各スイッチング回路の出力端子
とフィラメントの端部間に接続されたコンデンサと、フ
ィラメントの端部間に直列接続された2個の抵抗よりな
り、フィラメントに流れる電流による電圧降下に基づい
直流バイアス電圧を印加する直流バイアス回路、とで
構成されたことを特徴とする。
【0008】
【作用】螢光表示管のフィラメントには、スイッチング
回路の出力信号がコンデンサとフィラメントの抵抗成分
により構成される微分回路で微分されて駆動電圧として
印加される。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は本考案の一実施例を示すブロック図で
ある。図において、6は正論理のパルスQと負論理のパ
ルスQ´を出力する発振回路である。7,8はスイッチ
ング回路であり、それぞれはNPNトランジスタとPN
Pトランジスタで構成されている。すなわち、NPNト
ランジスタのコレクタは直流電源に接続され、PNPト
ランジスタのコレクタは共通電位点に接続され、各トラ
ンジスタのエミッタとベ―スはそれぞれが互いに共通に
接続されている。そして、スイッチング回路7を構成す
るトランジスタのベ―スは発振回路6の論理パルスQの
出力系統に接続され、スイッチング回路8を構成するト
ランジスタのベ―スは発振回路6の論理パルスQ´の出
力系統に接続されている。9,10はコンデンサであ
り、これら各スイッチング回路7,8の出力端子とフィ
ラメント3の端部間に接続されている。11はフィラメ
ント3の端部間に直流バイアス電圧を印加する直流バイ
アス回路である。
【0010】このような構成において、スイッチング回
路7,8は発振回路6の出力パルスQ,Q´に従って交
互にオン,オフ駆動され、スイッチング回路7,8の出
力端子にはスイッチングされた直流電圧が出力される。
このスイッチング回路7,8の出力電圧はコンデンサ
9,10を介してフィラメント3に加えられ、コンデン
サ9,10とフィラメント3の抵抗成分で構成される微
分回路によって生成される交流成分が駆動電圧としてフ
ィラメント3に印加される。そして、フィラメント3に
は直流バイアス回路11からチラツキを防止するための
直流バイアス電圧が印加される。
【0011】図2は図1の具体例図であり、図1と同一
部分には同一の符号を付けている。図において、発振回
路6は、直列接続された4個の論理回路のインバ―タI
V1〜IV4と、一端がインバ―タIV1の入力端子に
接続された抵抗R1と、一端がインバ―タIV2とIV
3の接続点に接続されたコンデンサCと、一端がインバ
―タIV3とIV4の接続点に接続され他端が抵抗R1
の他端およびコンデンサCの他端に接続された抵抗R2
とで構成されている。12,13はスイッチング回路
7,8を発振回路6の出力信号で駆動するためのバッフ
ァであり、それぞれは3個のインバ―タIV5〜IV
7,IV8〜IV10を並列に接続することによって構
成されている。すなわち、インバ―タIV5〜IV7の
入力端子は共通にインバ―タIV4の出力端子に接続さ
れ、インバ―タIV5〜IV7の出力端子は共通にスイ
ッチング回路7を構成するトランジスタのベ―スに接続
されるとともにインバ―タIV8〜IV10の入力端子
に接続され、インバ―タIV8〜IV10の出力端子は
共通にスイッチング回路8を構成するトランジスタのベ
―スに接続されている。直流バイアス回路11は、フィ
ラメント3の端子間に直列接続され接続中点が共通電位
点に接続された2個の抵抗R3,R4で構成されてい
る。
【0012】図3は図2の各部の動作波形図である。発
振回路6の出力波形は(c)に示すように、共通電位C
OMと一定のレベルの間で矩形波的に変化する。この波
形に基づいて駆動されるスイッチング回路7の出力電圧
はコンデンサ9を介してフィラメント3の一端A点に加
えられてその波形は(a)に示すような微分波形にな
り、スイッチング回路8の出力電圧はコンデンサ10を
介してフィラメント3の他端B点に加えられてその波形
は(b)に示すように(a)に対して180°位相の異
なるものになる。この結果、フィラメント3には(d)
に示すようにA点の電圧とB点の電圧の差の交流電圧が
印加されることになる。ここで、A点の共通電位COM
に対する電圧は抵抗R3により設定され、B点の共通電
位COMに対する電圧は抵抗R4により設定されるもの
であり、これら抵抗R3,R4の抵抗値は等しい値に設
定されることから両点の共通電位COMに対する電圧は
等しくなる。
【0013】ところで、(d)には直流バイアス回路1
1により与えられるバイアス電圧は表していない。この
バイアス電圧は、フィラメント3から図示しないアノ―
ドに放射される電子に応じてアノ―ドからフィラメント
3に流れる電流による電圧降下によって与えられるもの
であり、抵抗R3,R4の抵抗値を適切に選定すること
により所望の値が得られる。
【0014】なお、図2の直流バイアス回路11の場
合、螢光表示管の発光面積の変化に応じて電流が変化す
る。従って、発光面積が大きく変化する場合、特に全消
灯に近い状態まで発光面積が小さくなると充分なバイア
ス電圧が得られなくなって表示がちらついてしまうこと
がある。このような不都合は、図4のような回路構成に
して常に充分なバイアス電圧が与えられるようにするこ
とにより解決できる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば従
来のようなトランスを用いることなくフィラメントを交
流駆動でき、螢光表示管フィラメント駆動回路を小形に
構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のブロック図である。
【図2】図1の具体例を示す回路図である。
【図3】図2の各部の波形図である。
【図4】図1の直流バイアス回路の他の具体例図であ
る。
【図5】従来の螢光表示管フィラメント駆動回路の一例
を示す回路図である。
【符号の説明】
3 フィラメント 5 ツェナ―ダイオ―ド 6 発振回路 7,8 スイッチング回路 9,10 コンデンサ 11 直流バイアス回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】正論理のパルスと負論理のパルスを出力す
    る発振回路と、 この発振回路の各論理パルスの出力系統に接続され、交
    互に直流電圧をスイッチングするスイッチング回路と、 これら各スイッチング回路の出力端子とフィラメントの
    端部間に接続されたコンデンサと、 フィラメントの端部間に直列接続された2個の抵抗より
    なり、フィラメントに流れる電流による電圧降下に基づ
    いて直流バイアス電圧を印加する直流バイアス回路、 とで構成されたことを特徴とする蛍光表示管フィラメン
    ト駆動回路。
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