JPH076893A - インバータを用いた照明装置 - Google Patents

インバータを用いた照明装置

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JPH076893A
JPH076893A JP5344501A JP34450193A JPH076893A JP H076893 A JPH076893 A JP H076893A JP 5344501 A JP5344501 A JP 5344501A JP 34450193 A JP34450193 A JP 34450193A JP H076893 A JPH076893 A JP H076893A
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temperature
inverter
illuminance
circuit
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JP5344501A
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Harumi Suzuki
晴美 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】インバータを用いた照明装置を、周囲の温度ま
たは照度あるいはその双方に応じて、自動的に必要な輝
度に調光する. 【構成】抵抗器R1には照度センサのCdSや温度セン
サのサーミスタを、コンデンサC1には温度センサとし
て温度特性のある磁器コンデンサを使用して「ブロッキ
ング発振器の充放電時定数」を、またコンデンサC2及
びコンデンサC3にも温度特性のある磁器コンデンサを
使用して、それぞれ「振動のパルス幅」及び「負荷電流
制御素子のリアクタンス」を、周囲の温度または照度あ
るいはその双方に応じて自動的に変動させることによ
り、負荷電流を変動させて放電管を最適な輝度に調光す
る.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に液晶表示装置のバ
ックライト用放電管が、周囲の温度または照度あるいは
その双方に応じて、自動的に最適な輝度に調光する装置
に関することを主目的にしているが、道路照明や屋内照
明等、他の分野の照明にも適用できるもので、液晶表示
装置のバックライト用放電管に限定するものではない.
【0002】また、回路等を多少変更することにより高
圧放電管やELに、またフィラメント巻線を設けること
により熱陰極放電管にも適用可能であり、さらに複数の
放電管を直列または並列に点灯する装置にも適用でき
る.なお、実施例1〜実施例2は自励発振器で説明して
いるが、周囲の温度または照度あるいはその双方に応じ
て特性が変動する他励発振器からの動作でも、同じ考え
が適用できる.
【0003】
【従来の技術】液晶表示装置の表示面の明るさは、目を
疲労させないように周囲の照度の変動に対し、バックラ
イトを調光して明るくしたり暗くしたりすることが望ま
しい.またバックライトに使用している冷陰極放電管は
放電管周囲温度が低くなれば輝度が低くなり、例えば放
電管の周囲温度が摂氏−30度程度になると、輝度は常
温のときの10%程度になる.
【0004】従来一般的に用いられていたバックライト
の点灯回路は、図20に示すブロック図のパルス幅制御
回路で行っていた.図20のブロック図は「実施例7」
に示す図13のブロック図と回路的には類似している
が、図13では2つの入力波形をコンパレータへの入力
前に増幅器で増幅している事および直流電圧発生用の等
価的抵抗体R16およびR17の抵抗が温度や照度によ
り変動するのに対し図20では、固定抵抗器SR10お
よびSR11と可変抵抗器VRを操作して電圧を分圧し
ている違いがある.なお出力波形は図21に示す.
【0005】動作としては、のこぎり波パルス発生回路
NOSより出力されたのこぎり波パルスOP8と直流電
圧VCをコンパレータCMPの両入力に加えて、のこぎ
り波パルスを直流電圧VCにてスライスし、そのスライ
ス点を境にコンパレータCMPの出力をハイまたはロウ
に切り替えてOP1に示す矩形波パルスを出力するが、
そのコンパレータCMPの出力はインバータINVのコ
ントロール部に接続してある.そのコンパレータCMP
の出力であるパルス幅制御回路の出力がハイまたはロウ
のいずれかのパルス幅でインバータINVが動作して放
電管LMPを点灯する照明装置である.なお、ここで使
用するインバータは後に記載する実施例1やその他の回
路でも使用可能である.
【0006】図から明らかなように、コンパレータCM
Pからの出力OP1に接続されているインバータINV
がハイのパルス幅T2で動作するとすれば、発光のパル
ス幅はT2となり、またパルス繰り返し周期をT1とす
ればT2/T1が発光のデユーティ比であり、そのデユ
ーティ比の変動により、放電管LMPの調光が可能であ
る.コンパレータCMPへの2つの入力は、のこぎり波
パルス発生回路NOSで発生したのこぎり波パルスの瞬
時値OP8と直流電源Eの電圧を抵抗器SR10,SR
11および可変抵抗器VRで分圧した電圧VCであり、
その分圧した電圧VCによりハイとロウのパルス幅であ
るT2とT3が決まる回路である.
【0007】具体的調光方法としては、図20のブロッ
ク図の回路で可変抵抗器VRを手動にて操作して直流電
圧VCを変動させ、ハイのパルス幅を変動させて発光の
デユーティ比を変動させて調光するのが一般的であっ
た.
【0008】しかし、図20に示す回路の手動での調光
補正では、例えば自動車の車室内の計器盤等では照度は
絶えず変化し、また空調等のため時間と共に室内温度が
変動して来るので、絶えず輝度を調整する必要があり、
現実には煩わしさのため充分な調光が出来なかった.
【0009】そのため周囲の温度または照度に応じて液
晶表示装置のバックライト用放電管の輝度を自動的に調
光する回路が望まれており、それに対して例えば特開昭
62−102275号公報,特開昭62−276527
号公報,特開昭64−32777号公報,特開平3−1
18514号公報等の提案がなされているが、温度また
は照度のどちらかのみに対応した調光であり、しかも回
路が複雑で実用的ではなかった.
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、周囲の
温度または照度あるいはその双方に応じて液晶表示装置
のバックライト用放電管の輝度を自動的に調光補正する
必要があるが、従来実用化されている方法では手動にて
調光するのみで自動ではないため、温度や照度の変化に
充分に対応しようとすれば非常に煩わしく、一方煩わし
さを避ければ見にくいと同時に目が疲労すると言う問題
があった.また「0009」に記載の様に新たに提案さ
れた自動的に輝度を調光する回路も温度または照度の何
れかのみに対応した補正であり、しかも複雑、高価、大
型となるため実用化には非常に問題があった.
【0011】本発明は、このような問題点を解決するも
ので、その目的とするところは、インバータを用いた照
明装置の光源の輝度を、周囲の温度または照度あるいは
その双方に応じて自動的に調光補正する回路を小型、軽
量でしかも安価に提供することにある.
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、実施例の回路
により動作は多少異なるが、何れの回路も周囲の温度ま
たは照度あるいはその双方に応じて「発振周波数」「負
荷電流制御素子のリアクタンス」「ブロッキング発振器
の充放電時定数」「パルス幅制御回路のデユーティ比」
「インバータの電源電圧」のうち一つ以上を自動的に変
動させて、調光することを特徴としてしている.なお、
この5つの方式のうち複数方式を組み合わせる事も可能
であり、そのときの効果は相乗効果となり非常に大きく
なる.
【0013】本発明は、自動的に調光することを特徴と
してしているが、使用時に手動にて調光する事を望むと
きもあるので、切り替えスイッチで自動調光と手動調光
を切り替える回路にしても良く、またセンサの感度特性
による輝度の変化が必ずしも要求する輝度とマッチする
とは限らないので、抵抗等の他の素子や温度や照度に応
じて特性が変動する複数のセンサを直列や並列に接続し
て温度や照度あるいはその双方による要求特性に合わせ
ることも可能である.
【0014】温度の検出は、放電管温度が一番低い放電
管の中央部近傍が良く、また周囲照度の検出は、インバ
ータにより点灯する光源からの光が受光しない場所でし
かも液晶表示装置と同一面が良い.使用する素子は、実
施例に示すものだけではなく、例えば半導体素子では回
路等の多少の変更でNPNトランジスタをPNPトラン
ジスタへ、バイポーラトランジスタをFETトランジス
タやIC(集積回路)化が可能であり、またその逆も可
能である.
【0015】本文の実施例の主要部分は、下記3項目に
基ずく使用デバイスの特性変動による放電管電流の変動
で調光を行っている. a.光源の近傍に設置した温度に応じて容量が変動する
コンデンサ b.光源の近傍に設置した温度に応じて抵抗が変動する
等価的抵抗体 c.光源に影響されない場所に設置した照度に応じて抵
抗が変動する等価的抵抗体 具体的素子としては、照度のセンサはCdSで説明して
いるが、フォトダイオードやフォトトランジスタ、ある
いはPbSやCdSe等も使用可能であり、また温度セ
ンサとしてはサーミスタ、正特性サーミスタや温度特性
のある磁器コンデンサで説明を行っているが、金属抵抗
温度センサなども使用可能である.
【0016】「0012」にて本発明の5つの方法を記
載したが、具体的実現方法を以下に示す.実施例1で
は、電流の大きさは「コンデンサ容量」と「周波数」に
比例するが、放電管の安定器としてのコンデンサ容量の
変動と、発振回路に使用しているコンデンサ容量の変動
を利用して発振周波数を変動させて調光している.実施
例2ではブロッキング発振器のパルス発生時の「発光パ
ルス幅」と「発光パルスの繰り返し周期」との比である
デユーティ比の変動を利用して調光している.実施例3
〜実施例7はパルス幅制御回路の出力にインバータのコ
ントロール部が接続されているが、発光パルス幅である
「ハイのパルス幅」と「パルス繰り返し周期」との比で
あるデユーティ比の変動を利用して調光している.実施
例8〜実施例12は電源電圧制御回路の出力電圧を「イ
ンバータの電源電圧」として使用しているが、その電圧
の変動を利用して調光している.
【0017】放電管の放電開始電圧は温度特性があり、
一般的には放電開始に必要な電圧は常温に比較し低温時
には高い電圧を必要とするが、同じ電圧なら印加時間が
長いほうが始動し易い.実施例3〜実施例7においては
低温時に発光のデユーティ比を大きくして輝度を高くす
るようにするならば、結果的には放電開始前に放電管に
印加する電圧の時間のデユーティ比が大きくなり始動し
易くなる.実施例8〜実施例12においてはインバータ
の電源電圧を上昇させて低温時に放電管電流を大きくし
て輝度を高くしようと調光するならば、結果的には放電
開始前に放電管に印加される電圧も高くなり、低温時の
始動にも有利に作動する.理論値ではあるが、例えばイ
ンバータの電源電圧が20%アップすれば、放電開始前
に放電管に印加される電圧も20%高くなり、低温時に
も容易に始動する.実施例8〜実施例10は等価回路的
にはインバータの電源回路にインピーダンスが接続され
たことになるので、放電開始前にはインバータへ流れる
電流は小さいためインバータの電源回路でのインピーダ
ンスによる電圧降下が小さくなり、結果的にはインバー
タに印加される電圧は高くなり、また放電開始後にはイ
ンバータへ流れる電流は大きくなるためインバータの電
源回路でのインピーダンスによる電圧降下が大きくな
り、結果的にはインバータに印加される電圧が低くなる
ので、放電開始前に高い電圧を加えるには有利に作用す
る.なお実施例8〜実施例12は本文では調光の観点よ
りインバータへ印加する電源電圧制御回路の出力電圧を
説明しているが、低温時の放電開始に必要な電圧との観
点よりインバータへ印加する電圧を設計しても良い.イ
ンバータの電源電圧を高くするならば一般的には点灯後
の放電管電流も大きくなるので、希望する輝度への調光
には、安定器として磁器コンデンサを使用して容量に温
度特性を持たせ調光しても良い.
【0018】本文での説明は全てハードウェアで説明し
ているが、同じ動作を一部ソフトウェアに置き換えるこ
とも可能である.本文での使用する言葉のうち誤解され
る可能性のある言葉のみ、下記に説明する. 方形波パルス 矩形波パルスでデユーティ比が50の
パルス. 矩形波パルス 矩形波パルスでデユーティ比が50以
外のパルス. 反転回路 デジタル回路で論理反転を行う回路.
この回路は通常インバータと称しているが、本文ではイ
ンバータの用語を発振回路に使用しているため、混同を
避ける意味で「反転回路」とした. 等価的抵抗体 抵抗器そのものでなくとも抵抗器と同
じような作用を行うもの.例えば定電流源やホトトラン
ジスタあるいは1段増幅した電流回路等を「等価的抵抗
体」とした.
【0019】
【実施例1】図1は、本発明を適用する発振回路であ
り、動作を簡単に説明する.図1は回路定数により連続
発振を行う場合と、ブロッキング発振を行う場合がある
が実施例1として、まず連続発振を行っている場合の波
形を図2に示す.
【0020】直流電源Eより抵抗器R1を通して、コン
デンサC1に充電されるが、その電圧がトランジスタQ
1のベース電流が流れ出す電圧VBEまで上昇すると、ベ
ース電流が流れるのでコイルN1を通してトランジスタ
Q1のコレクタに電流が流れる.その電流によりコイル
N2に、ベース電流が益々増加するように誘起電圧が発
生して、トランジスタQ1は飽和状態となる.
【0021】一方コイルN2によるベース電流はコンデ
ンサC1を、逆方向に充電させるので、トランジスタQ
1のベース側電位はやがて負となり、従ってトランジス
タQ1はカットオフになり、コイルN1の電流も急激に
遮断されるため、コイルN1のインダクタンスをn1と
し、コンデンサC2の容量をc2とすれば、n1とc2
によって決まる振動を行う.なおこの振幅はn1とc2
の積のルートに比例しており、発振周波数の逆数とな
る.放電管LMPへの電力の供給はトランスTR1の2
次コイルN3より負荷電流制御素子のコンデンサC3を
通して行う.
【0022】ここでコイルN2の振動電圧とコンデンサ
C1の電圧の和が、VBE以上になるように各部の定数を
設定すれば、前記「0020」「0021」の動作を再
度行い、連続発振となる.
【0023】この回路でコンデンサC2に、例えば温度
により容量が変動する磁器コンデンサを使用すれば、発
振周波数が温度により変動する発振器となる為、例えコ
ンデンサC3の容量が温度によって平坦なコンデンサを
使用してもコンデンサC3のインピーダンスが温度によ
って変動し、放電管LMPの電流は温度によって変動す
るため放電管LMPの輝度が変わり、温度による調光が
可能となる.
【0024】またコンデンサC3に、温度により容量が
変動するコンデンサを使用すれば、発振周波数が温度に
より変動しない発振器であってもコンデンサC3のイン
ピーダンスが温度によって変動し、放電管LMPの電流
は温度によって変動するため、放電管LMPの輝度が変
動し調光可能となる.
【0025】以上、説明でも明らかなように、例えば低
温時に放電管電流を多く流すように設計しようとするな
らば、コンデンサC2には低温時に容量が小さくなる磁
器コンデンサを使用すれば低温時に発振周波数は高くな
り、またコンデンサC3には低温時に容量が大きくなる
磁器コンデンサを使用すれば、低温時に電流制御用素子
のインピーダンスが低くなり、その双方の効果で低温時
には放電管LMPの電流が多く流れ、放電管の輝度が高
くなる.なお、磁器コンデンサの容量の温度特性は、チ
タン酸バリウム系あるいは酸化チタン系の材料を添加す
ることにより種々の温度特性のコンデンサを設計する事
が出来る.
【0026】本発振回路は、一石式トランジスタ発振回
路の例であるが、プッシュプル回路やハーフブリッジ回
路等、本回路以外でも、コンデンサの容量により発振周
波数が変動する発振回路に適用できる.また、負荷電流
制御素子としてコンデンサを使用した回路例を記入した
が、例えばフェライトコアを使用したインダクタはキュ
ーリ点を利用して、温度特性を出すことも出来る.
【0027】
【実施例2】本実施例は回路としては、図1を適用する
が、前記「0022」に記載したコイルN2の振動電圧
とコンデンサC1の逆電圧の和がVBE以下になるように
回路定数を設定するので連続発振とはならず、ブロッキ
ング発振となる.このときの主な部分の波形は、図3に
示す.この回路では動作の前半は、前記実施例1の「0
020」「0021」と全く同じであるが、動作の後半
の「0022」より異なってくるので、「0022」以
降に相当する部分を「0028」より記す.
【0028】ここでコイルN2の振動電圧とコンデンサ
C1の電圧の和が、VBE以下になるように各部の定数を
設定すれば振動電圧は減衰振動となる.一方、抵抗器R
1を通してコンデンサC1に電流が流れるため、コンデ
ンサC1の負の電圧は時間と共に正に充電される.その
充放電の時定数をT1とし、抵抗器R1の抵抗をr1と
し、コンデンサC1の容量をc1とすれば、T1はr1
とc1の積に比例する.抵抗器R1を通しての電流によ
るコンデンサC1への充電電圧が、トランジスタQ1の
VBEまで上昇すれば、当初と同じように、「トランジス
タQ1オン」−「コンデンサC1逆充電」−「トランジ
スタQ1オフ」−「コンデンサC1充電」−「トランジ
スタQ1オン」のサイクルを繰り返す事になりブロッキ
ング発振を行う.
【0029】ブロッキング発振器の繰り返し周期である
時定数T1が発光の繰り返し周期となり、そのT1は抵
抗器R1の抵抗r1およびコンデンサC1の容量のc1
に比例する.また「0020」に記載のようにn1とc
2によりきまる振動の幅が発光のパルス幅T2に関連す
るので、このT2/T1が発光のデユーティ比となり、
このデユーティ比を温度または照度あるいはその双方に
応じて変動させれば調光が可能である.
【0030】以上により、抵抗器R1およびコンデンサ
C1、C2のうち1つ以上を温度または照度により特性
の変動する素子を使用すれば、温度または照度あるいは
その双方に応じて発光のデユーティ比T2/T1が変動
し、放電管LMPを調光することが出来る.
【0031】なお、n1とc2によりきまる振動は減衰
振動となるので、発光のパルス幅T2が振動の半波で終
わるか全波になるか、あるいはそれ以上になるかはコン
デンサC1への逆充電電圧、振動条件、負荷条件等によ
り変わってくる.
【0032】実際の回路としては抵抗器R1に代えて温
度により抵抗が変わるサーミスタや照度により抵抗が変
わるCdSが、またはコンデンサC1、C2には温度に
より容量が変わる磁器コンデンサが使用可能である.
【0033】抵抗器R1は照度に応じて抵抗が変動する
素子を、またコンデンサC1は温度に応じて容量が変動
する素子を使用すれば、温度および照度の双方の変動に
応じて同時に調光が可能となる.また、抵抗器R1の代
わりに温度に応じて抵抗が変動する素子と照度に応じて
抵抗が変動する素子を直列または並列に接続することも
可能であり、そのときも温度および照度の双方を同時に
調光が可能となる.照度が非常に小さいときはCdSの
抵抗が非常に高くなり過ぎるが、その時でも放電管LM
Pがある輝度を必要とするときは、抵抗器R1に並列に
抵抗器を接続することである輝度が維持できるし、逆に
照度が大きくてCdSの抵抗が小さくなり過ぎるときは
直列に抵抗器を接続しても良い.温度により容量が変動
する磁器コンデンサも同様な考えで別のコンデンサを直
列や並列に接続して希望の特性にマッチさせることもで
きる.
【0034】以上、説明でも明らかなように、例えば低
温時に放電管電流を多く流すように設計しようとするな
らば、抵抗器R1には低温時に抵抗値が小さくなる正特
性サーミスタを、また、コンデンサC1及びコンデンサ
C2には低温時に容量が小さくなる磁器コンデンサを、
コンデンサC3には低温時に容量が大きくなる磁器コン
デンサを使用すると良い.
【0035】ブロッキング発振回路でのトランジスタの
動作は、飽和領域と遮断領域での動作が大部分で、能動
領域はほとんど使用しないため、トランジスタの電力損
が小さいので、通常の連続発振回路に比較して、1ラン
ク小さいトランジスタ及び電源を使用する事が可能であ
り、また飽和領域と遮断領域での動作なので、トランジ
スタの電流増幅率は幅広い規格で使用可能である.
【0036】
【実施例3】本実施例は矩形波パルス発生回路としてト
ランジスタによる無安定マルチバイブレータを用いたパ
ルス幅制御回路の例であり、ブロック図を図4に、また
タイムチャートは図5に示す.
【0037】本回路例は図4に示すように、矩形波パル
ス発生回路の一例としてトランジスタによる無安定マル
チバイブレータASMを用い、その出力にインバータI
NVのコントロール部が接続されている.トランジスタ
を用いた無安定マルチバイブレータASMの動作は良く
知られているので特に詳細な説明は行わないが、抵抗器
R2、R3の抵抗r2、r3およびコンデンサC4、C
5の容量c4、c5によりハイとロウのパルス幅と繰り
返し周期が決まる.無安定マルチバイブレータASMの
出力に接続されたインバータがハイのパルス幅で動作す
るとしてインバータが動作しているパルス幅をT2と
し、パルスの繰り返し周期をT1とすれば、T2/T1
が発光のデユーティ比である.そのデユーティ比を温度
または照度あるいはその双方に応じて変動させれば調光
が可能である.
【0038】無安定マルチバイブレータASMより発生
する矩形波パルスは抵抗器R2の抵抗r2とコンデンサ
C4の容量c4との積に比例した時定数および抵抗器R
3の抵抗r3とコンデンサC5の容量c5との積に比例
した時定数により、パルス繰り返し周期であるT1と、
ハイとロウのパルス幅であるT2とT3が決まる.以上
の説明から明らかなように、抵抗器R2、R3およびコ
ンデンサC4、C5のうち1つ以上を温度または照度に
より特性の変動する素子を使用すれば、温度または照度
あるいはその双方に応じて発光のデユーティ比が変動し
放電管LMPを調光することが出来る.具体的方法とし
ては抵抗器R2、R3をCdSやサーミスタにまたコン
デンサC4、C5を温度により容量が変動する磁器コン
デンサを使用すれば良い.
【0039】図4では矩形波パルス発生回路をトタンジ
スタを用いた無安定マルチバイブレータASMの回路で
示したが、他の回路でも実現可能である.例えば標準ロ
ジックICを用いて矩形波パルスを発生させることも可
能であり、その回路例を図6に示したので簡単に説明す
る.なお丸で囲った抵抗器およびコンデンサのうち1つ
以上を温度または照度により特性の変動する素子に置き
換えることにより、パルス幅T2またはT3あるいはそ
の双方が、温度または照度あるいはその双方により変動
する.図6−a,bはCMOS反転回路を使用した回路
例で、コンデンサの充電時と放電時の時定数が変えてい
る.図6−cはCMOSシュミット回路を利用した回路
例で、前記同様コンデンサの充電時と放電時の時定数を
変えている.図6−dはTTLのNAND回路を使用し
た回路例で、コンデンサC7、C8は図4のコンデンサ
C4、C5に相当する.なお充放電用抵抗器はIC内の
抵抗器を使用している.
【0040】トランジスタを用いた無安定マルチバイブ
レータASMの回路では、抵抗R2またはR3の何れか
あるいはその双方を電源端子から切り離し、例えば実施
例8〜実施例12に示す別電源回路に接続すればその抵
抗器を含んだ回路のみパルス幅を操作することが可能な
ので、それにより発光のデユーティ比を変動させること
も出来る.
【0041】
【実施例4】本実施例は矩形波パルス発生回路と単安定
マルチバイブレータを使用したパルス幅制御回路の例で
あり、ブロック図を図7に、またタイムチャートは図8
に示す.
【0042】本回路例は図7に示すように単安定マルチ
バイブレータMSMの出力回路にインバータINVのコ
ントロール部が接続されており、その単安定マルチバイ
ブレータを起動するトリガ回路の矩形波パルス発生回路
ROSには図4に示すような無安定マルチバイブレータ
を使用した回路である.動作としては矩形波パルス発生
回路ROSにて発生した矩形波パルスにより単安定マル
チバイブレータMSMをトリガするが、そのMSMの出
力である矩形波パルスにインバータINVが接続され、
その出力がハイまたはロウの何れかのパルス幅にてイン
バータが動作して放電管LMPを点灯する回路である.
以上の説明でも分かるように、矩形波パルスの繰り返し
周期が発光の繰り返し周期T1となり、単安定マルチバ
イブレータの出力に接続されたインバータがハイのパル
ス幅で動作するとすれば、発光のパルス幅はT2とな
り、T2/T1が発光のデユーティ比である.そのデユ
ーティ比を温度または照度あるいはその双方に応じて変
動させれば調光が可能である.
【0043】矩形波パルス発生回路ROSにて発生した
矩形波パルスは図7に示す抵抗器R8、R9の抵抗r
8、r9およびコンデンサC9、C10の容量c9、c
10によりパルス繰り返し周期であるT1が、また単安
定マルチバイブレータMSMの抵抗器R10の抵抗r1
0およびコンデンサC11の容量c11により出力波形
のハイのパルス幅であるT2が決まる.この事より抵抗
器R8〜R10およびコンデンサC9〜C11のうち1
つ以上を温度または照度により特性の変動する素子を使
えば、温度または照度あるいはその双方に応じて発光の
デユーテイ比が変動し、放電管LMPの輝度を調光する
ことが出来る.
【0044】本回路のトランジスタを用いた無安定マル
チバイブレータはトリガ回路なので、本回路以外にも図
6の回路、あるいは図1に示すブロッキング発振器のト
ランスに振動防止用ダイオードをコイルN3に並列に接
続した回路等、単安定マルチバイブレータをトリガ出来
る回路なら使用可能である.
【0045】
【実施例5】本実施例は方形波パルス発生回路とカウン
タおよび単安定マルチバイブレータを使用したパルス幅
制御回路の例であり、ブロック図を図9に、またタイム
チャートは図10に示す.
【0046】本回路例は図9に示すように単安定マルチ
バイブレータMSMの出力回路にインバータINVのコ
ントロール部が接続されており、その単安定マルチバイ
ブレータを起動するトリガ回路として方形波パルス発生
回路SOS1で発生した方形波パルスをカウンタCOU
にて分周した矩形波パルスを使用した回路である.動作
としては方形波パルス発生回路SOS1にて発生した方
形波パルスをカウンタにより分周し、その分周波形によ
り単安定マルチバイブレータMSMをトリガする.その
単安定マルチバイブレータの出力の矩形波パルスにはイ
ンバータINVが接続され、その出力がハイまたはロウ
の何れかのパルス幅にてインバータが動作して放電管L
MPを点灯する回路である.以上の説明でも分かるよう
にこの後の動作は実施例4と同じで、カウンタの出力の
繰り返し周期が発光の繰り返し周期T1となり、単安定
マルチバイブレータの出力に接続されたインバータがハ
イのパルス幅T2で動作するとすれば、発光のパルス幅
はT2となり、T2/T1が発光のデユーティ比であ
る.そのデユーティ比を温度または照度あるいはその双
方に応じて変動させれば調光が可能である.
【0047】方形波パルス発生回路SOS1にて発生し
た方形波パルスはカウンタにて分周されるので、抵抗器
R11の抵抗r11とコンデンサC12の容量c12に
依って決まる方形波パルス幅と分周の大きさにより発光
の繰り返し周期T1が決まり、また単安定マルチバイブ
レータMSMの抵抗器R10の抵抗r10およびコンデ
ンサC11の容量c11により出力波形のハイのパルス
幅であるT2が決まる.この事より抵抗器R10、R1
1およびコンデンサC11、C12のうち1つ以上を温
度または照度により特性の変動する素子を使えば、温度
または照度あるいはその双方に応じて発光のデユーテイ
比が変動し、放電管LMPの輝度を調光することが出来
る.
【0048】実施例4と類似の様に見えるが、本実施例
は下記の様に違った効果がある.本実施例は部品点数が
少なくて済み、ボードの信頼性があがる.また、インバ
ータが接続されるハイのパルス幅は通常、数msである
から、パルス発生回路より発生されたパルスをそのまま
使用しようとすると、時定数の関係で抵抗器やコンデン
サがなかなか希望の特性の素子が得難いので、比較的希
望の特性の素子が得易いパルス幅の小さいパルスを発生
させて、分周するのが良いし、分周に使用するカウンタ
も標準品として安価に市場に出ている.なお回路的には
数msのパルス幅のパルス発生は不安定になることがあ
り、その意味でも分周した方が安定にパルスが発生す
る.本回路は、方形波パルスに代えて矩形波パルスでも
動作する.
【0049】
【実施例6】本実施例はD型フリップフロップ(双安定
マルチバイブレータ)2コを使用したパルス幅制御回路
の例であり、ブロック図を図11に、またタイムチャー
トは図12に示す.
【0050】本回路例は図11に示すようにD型フリッ
プフロップFF2のクロック(CK)端子には方形波パ
ルスOP6を印加し、またD型フリップフロップFF1
の出力OP1にはインバータが接続されているが、その
FF1のクロック端子には別の方形波パルスOP4を加
えると同時にFF2の出力OP7をFF1のD端子に加
え、またFF1の反転出力をFF2のR端子に接続され
ている.即ちこの回路には2つの方形波パルスの入力波
形が印加されている.動作としては方形波パルス発生回
路SOS2にて発生した方形波パルスの立ち上がりエッ
ジでフリップフロップFF2の出力OP7がハイに変化
し、そのデータはフリップフロップFF1のD端子をハ
イにする.その状態で方形波パルス発生回路SOS1に
て発生した方形波パルスをクロックとしてFF1に加え
て立ち上がりエッジでトリガすると、FF1の出力OP
1はハイになるがその反転されたロウの出力はFF2の
R端子に加わるのでFF2はリセットされ出力OP7は
ロウになる.その信号はFF1のD端子に接続されてい
るのでFF1に次のクロックが入ってきたとき、出力O
P1はロウに変化しFF2のR端子もハイに変化してラ
ッチされる.この状態でFF1のCK端子にパルスが入
ってきてもOP1は変化しない.次に変化するのはSO
S2より発生するパルスの立ち上がり時点でFF2の出
力OP7がハイとなり最初の変化と同じ変化を行う.以
上の説明でも分かるように、方形波パルス発生回路SO
S2にて発生した方形波パルスの繰り返し周期が発光の
繰り返し周期T1となり、フリップフロップFF1の出
力に接続されたインバータがハイのパルス幅で動作する
とすれば、方形波パルス発生回路SOS1にて発生した
方形波パルスの2倍のパルス幅が発光のパルス幅のT2
となり、このT2/T1が発光のデユーティ比である.
そのデユーティ比を温度または照度あるいはその双方に
応じて変動させれば調光が可能である.
【0051】方形波パルス発生回路SOS1およびSO
S2より発生する方形波パルスのパルス幅は、抵抗器R
11、R12の抵抗r11、r12とコンデンサC1
2、C13の容量c12、c13に依って決まるので抵
抗器R11、R12およびコンデンサC12、C13の
うち1つ以上を温度または照度により特性の変動する素
子を使えば、温度または照度あるいはその双方に応じて
デユーテイ比が変動し、放電管LMPの輝度を調光する
ことが出来る.
【0052】方形波パルス発生回路SOS1およびSO
S2より発生する方形波パルスに代えて矩形波パルスで
も動作する.この回路ではOP6のパルス幅はOP4の
パルス幅の2倍以上必要である.なおOP1のパルス幅
は数msにする必要があるため、方形波パルス発生回路
SOS1およびSOS2とフリップフロップFF1およ
びFF2の間に実施例5に示すようにカウンタを入れて
分周しても良い.
【0053】通常フリップフロップのCK端子にはクロ
ックが入ってくるが、クロックも入力信号の1つであ
り、本回路でも2つのクロックを2つの入力信号として
扱い、パルス幅制御回路のデユーテイ比を変動させる回
路としている.
【0054】
【実施例7】本実施例はのこぎり波とコンパレータを使
用したパルス幅制御回路の例であり、ブロック図を図1
3に、またタイムチャートは図14に示す.
【0055】本回路例は図13に示すようにコンパレー
タCMPの出力回路にインバータINVのコントロール
部が接続されており、そのコンパレータの2つの入力に
は、のこぎり波パルス発生回路NOSより発生したのこ
ぎり波パルスを増幅器AMP1にて増幅した波形の電圧
と直流電圧を分圧して別の増幅器AMP2にて増幅した
直流電圧を接続した回路である.動作としては「従来の
技術」に記す内容と類似の部分もあるが、改めて記す.
まず、のこぎり波パルス発生回路NOSより出力された
のこぎり波パルスを増幅器AMP1にて増幅したのこぎ
り波パルスOP8と、直流電源電圧を抵抗器R16およ
びR17にて分圧した電圧を増幅器AMP2にて増幅し
た直流電圧VCの2つの電圧をコンパレータCMPの2
つの入力に加えて、のこぎり波パルスOP8を直流電圧
VCにてスライスし、そのスライス点を境にコンパレー
タ出力をハイまたはロウに切り替えている.この出力で
ある矩形波パルスOP1にインバータINVが接続さ
れ、その出力がハイまたはロウの何れかのパルス幅にて
インバータが動作して放電管LMPを点灯する回路であ
る.以上の説明でも分かるように矩形波パルスの繰り返
し周期が発光の繰り返し周期T1となり、コンパレータ
CMPの出力に接続されたインバータがハイのパルス幅
T2で動作するとすれば、発光のパルス幅はT2とな
り、T2/T1が発光のデユーティ比である.そのデユ
ーティ比を温度または照度あるいはその双方に応じて変
動させれば調光が可能である.
【0056】のこぎり波パルス発生回路NOSより出力
されるのこぎり波パルスは、抵抗器R13の抵抗r13
とコンデンサC14の容量c14に依って影響を受け、
また直流電圧VCは直流電源電圧と抵抗器R16、R1
7の抵抗比に依って影響を受ける.また2つの信号は増
幅器AMP1、AMP2によって増幅されるが、その増
幅率は例えばAMP1の回路では抵抗器R14およびR
15の比で決まる.以上のことより矩形波のハイおよび
ロウのパルス幅を決めるスライス点は抵抗器R13〜R
19の抵抗r13〜r19およびコンデンサC14の容
量c14によって変動する.またのこぎり波パルス発生
回路NOSに印加される電源電圧によっても、のこぎり
波パルスの傾斜やのこぎり波パルスの繰り返し周期が変
動するので、それらによってもハイまたはロウのパルス
幅が変動する.以上のことより抵抗器R13〜R19、
コンデンサC14、のこぎり波パルスの傾斜、のこぎり
波パルスの繰り返し周期、のこぎり波をスライスする電
圧に影響を与える素子のうち1つ以上を温度または照度
により特性の変動する素子を使えば、温度または照度あ
るいはその双方に応じて発光のデユーテイ比が変動し、
放電管LMPの輝度を調光することが出来る.
【0057】のこぎり波パルスは必ずしものこぎり波で
なくとも良く、例えば三角波パルス、階段波パルス、台
形波パルス、余弦波パルス等の類似パルスでも良い.増
幅回路の増幅度を使いやすいようにするために、他の増
幅回路を使用しても良く、また設計によっては1つの増
幅回路あるいは2つの増幅回路を使用しないようにも設
計できる.なお、抵抗器R16とR17の間に図20の
様に調整用の可変抵抗器を接続しても良い.
【0058】以上はアナログ回路のままでの動作で説明
したが、増幅器AMP1およびAMP2とコンパレータ
CMPとの間に、A−D(アナログ−デジタル)変換器
を置き、コンパレータCMPをデジタルコンパレータ
(マグニチュードコンパレータの名前で商品化されてい
る)を使用しても良い.
【0059】
【実施例8】本実施例は直流電源電圧を抵抗器で分圧
し、その出力電圧をインバータの電源電圧とした電源電
圧制御回路の例であり、ブロック図を図15に示す.
【0060】動作としては、直流電源電圧Eを抵抗器R
20とR21で分圧した直流出力電圧E0をインバータ
INVの電源電圧として用いている.一般的にはインバ
ータに印加される電源電圧が高くなれば、放電管LMP
の輝度は高くなり、低くなれば輝度は低くなるので電源
電圧により調光が可能である.図15の回路で抵抗器R
20またはR21のうち1つ以上を温度または照度によ
り特性の変動する素子を使えば、温度または照度あるい
はその双方に応じてインバータの電源電圧が変動するこ
とによる発振の出力が変動し、放電管LMPの輝度を調
光することが出来る.
【0061】本回路は分圧でなく単にインバータの電源
に直列に温度または照度により特性の変動する素子を接
続しても良い.この回路も含めて、他の電源電圧制御回
路でもインバータに並列にコンデンサを接続して、イン
バータに印加される電圧を平坦にすることはインバータ
回路にとっても安定な動作が得られる.なお、この回路
は電流をあまり多く流すことが出来ないが、回路が簡単
なので小電流の回路に適している.
【0062】
【実施例9】本実施例は抵抗器の電流をトランジスタ1
段で増幅した出力電流回路をインバータの電源電圧とし
た電源電圧制御回路の例であり、ブロック図を図16に
示す.
【0063】動作としては、トランジスタQ4のエミッ
タ−ベース間をベース電流が流れるが、このベース電流
は抵抗器R22によって決まる.このベース電流により
増幅された電流はエミッタ−コレクタ間を通りインバー
タINVを流れるが、このときのインバータの電源電圧
とトランジスタQ4のVCE(エミッタ−コレクタ間電
圧)の和が直流電源電圧と等しくなる.トランジスタQ
4のベース電流を大きくすればVCEが小さくなり、ベー
ス電流を小さくすればVCEは大きくなる.このベース電
流の大きさは抵抗器R22の抵抗r22によって決まる
ので、抵抗器R22を温度または照度あるいはその双方
に応じて特性の変動する素子を使用すれば、温度または
照度あるいはその双方に応じてトランジスタQ4のVCE
が変動し放電管LMPの輝度を調光することが出来る.
【0064】具体的例で言えば、低温時に放電管LMP
の輝度を高くしようとするならば抵抗器R22は正特性
サーミスタを使用すれば良く、照度が高いときに輝度を
高くしようとするならばCdSを使用すれば良い.
【0065】
【実施例10】本実施例は抵抗器の電流をトランジスタ
2段で増幅した出力電流回路をインバータの電源電圧と
した電源電圧制御回路の例であり、ブロック図を図17
に示す.
【0066】本回路例は、抵抗器22がベースに接続さ
れているトランジスタQ5のコレクタの電流が、トラン
ジスタQ4のベース電流となり、そのQ4の出力電圧が
インバータINVの電源電圧となる.動作としては抵抗
器R22の電流はトランジスタQ5のベース−エミタ間
を流れるが、その電流はトランジスタQ5にて増幅され
てトランジスタQ4のベース電流となる.この回路は抵
抗器R22の電流がトランジスタで2段増幅された回路
であるが、実施例9と同じ様にベース電流によりインバ
ータINVに印加される電圧が決まる.このときのイン
バータの電源電圧とトランジスタQ4のVCEの和が直流
電源電圧Eと等しくなる.トランジスタQ4のベース電
流を大きくすればVCEが小さくなり、ベース電流を小さ
くすればVCEは大きくなる.このベース電流はトランジ
スタQ5のコレクタ電流であるが、その電流の大きさは
抵抗器R22の抵抗r22によって決まるので、抵抗器
R22を温度または照度あるいはその双方に応じて特性
の変動する素子を使用すれば、温度または照度あるいは
その双方に応じてトランジスタQ4のVCEが変動し放電
管LMPの輝度を調光することが出来るのは実施例9と
同じである.
【0067】この回路は負荷電流はかなり流すことが出
来る.また2段増幅のトランジスタはダーリントン接続
でも良い.
【0068】
【実施例11】本実施例は直流電源出力部(インバータ
の電源電圧)にシリーズレギュレータを変形応用した回
路を接続した電源電圧制御回路の例であり、ブロック図
を図18に示す.
【0069】本回路例は、直流出力電圧E0を抵抗器R
23、R24にて分圧した電圧と、ツェナーダイオード
ZDの電圧を、増幅器AMP3の2つの入力に接続し、
その出力をトランジスタQ6に接続した回路で、この直
流出力電圧がインバータINVの電源電圧となる.この
回路の動作を簡単に説明すると、増幅器AMP3への2
つの入力の差、即ち1つはツェナーダイオードZDの電
圧と、他の1つは電源電圧制御回路の直流出力電圧E0
を抵抗器R23およびR24にて分圧した電圧との差を
検出して増幅し、トランジスタQ6のベース電流をコン
トロールしてE0を増減する回路である.
【0070】この回路で、ツェナーダイオードZDの電
圧をedとし、抵抗器R23およびR24の抵抗をr2
3およびr24とすればE0は次の式で表せる. E0=ed(1+r23/r24) 即ち出力電圧E0は抵抗器R23およびR24にてきま
る.この事より抵抗器R23、R24のうち1つ以上を
温度または照度により特性の変動する素子を使えば、温
度または照度あるいはその双方に応じて、インバータの
電源電圧が変動し、放電管LMPの輝度を調光すること
が出来る.
【0071】直流出力電圧E0は、増幅器AMP3の2
つの入力電圧によりきまるのでツェナーダイオードZD
を抵抗器に置き換えて、その置き換えた抵抗器及び抵抗
器R23、R24、SR8の4つのうち、少なくとも1
つ以上を温度または照度あるいその双方に応じて抵抗が
変動する素子とすれば、照度または温度あるいはその双
方により直流出力電圧が変動する電源となり、放電管L
MPを調光することが出来る.なお、抵抗器SR8の直
流電源電圧Eに接続されている端子は、直流出力電圧E
0のプラス側に接続しても良い.
【0072】本実施例は、3端子レギュレータとして商
品化されている基本回路をアレンジして利用している
が、他の3端子レギュレータの回路でも同様な考えでイ
ンバータの電源電圧制御回路に適用できる.
【0073】
【実施例12】本実施例は直流電源電圧出力部(インバ
ータの電源電圧)に絶縁トランスを使用したスイッチン
グレギュレータを変形応用した回路を接続した電源電圧
制御回路の例であり、ブロック図を図19に示す.
【0074】本回路例は、直流出力電圧E0を抵抗器R
23、R24にて分圧した電圧と、ツェナーダイオード
ZDの電圧を、増幅器AMP3の2つの入力に接続し、
その出力とのこぎり波パルスをコンパレータCMPの2
つの入力に接続し、そのコンパレータの出力でトランジ
スタQ7をスイッチングしている.このトランジスタQ
7にトランスTR2の1次側を直列に接続しており、ト
ランスの2次側の電圧を整流した直流出力電圧E0をイ
ンバータINVの電源電圧としている.
【0075】この回路の動作を簡単に説明すると、増幅
器AMP3への2入力の差、即ち1つはツェナーダイオ
ードZDの電圧と、他の1つは直流出力電圧E0を抵抗
器R23とR24の抵抗r23とr24で分圧した電圧
との差を検出して増幅する回路である.その増幅した電
圧と別回路の、のこぎり波パルス発生回路NOSより
の、のこぎり波パルスをコンパレータCMPの2つの入
力に加えて、矩形波パルスを発生させ、そのパルス幅に
よりトランジスタQ7の動作時間をコントロールして直
流出力電圧E0を増減する回路である.即ちトランジス
タQ7のデユーティ比により出力電圧E0が決まる.
【0076】直流出力電圧E0は、増幅器AMP3の2
つの入力電圧によりきまるのでツェナーダイオードZD
を抵抗器に置き換えて、その置き換えた抵抗器及び抵抗
器R23、R24、SR8の4つのうち、少なくとも1
つ以上を温度または照度あるいその双方に応じて抵抗が
変動する素子とすれば、温度または照度あるいはその双
方により直流出力電圧が変動する電源となり、放電管L
MPを調光することが出来る.また、コンパレータの入
力の1つである、のこぎり波パルスを実施例7に示すよ
うに、のこぎり波パルスの傾斜やのこぎり波パルスの繰
り返し周期を変動させることによっても同様の調光が可
能である.なお、抵抗器SR8の直流電源電圧Eに接続
されている端子は、直流出力電圧E0のプラス側に接続
しても良い.
【0077】この回路は直流電源電圧Eよりもインバー
タに印加される直流出力電圧E0を高くすることができ
る.スイッチングレギュレータの回路は非常に多くの種
類があり、実施例12は絶縁トランスを使用したスイッ
チングレギュレータを変形応用した回路例であるがその
他のスイッチングレギュレータの回路も基本的には同じ
考えでインバータを用いた照明装置に適用できる.
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インバータを用いた照明装置において該光源の近傍の温
度に応じて、または該インバータにより点灯する光源に
影響されない場所の周辺の照度に応じて、あるいは前記
温度および照度の双方に応じて、インバータを用いた照
明装置の輝度を自動的に調光して、最適な輝度に維持す
ることが出来ると同時に、低温時にも始動し易い回路と
なるので、液晶表示装置のバックライトに適用すれば、
見易い、長時間使用しても疲労しない表示面が得られ、
また、一般照明に適用しても希望の輝度に調光出来る回
路を小型、軽量でしかも安価に提供できるという効果が
得られる.
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した回路図で、定数により実施例
1に示す連続発振回路と実施例2に示すブロッキング発
振回路となる.
【図2】図1に示す本発明を適用した回路図のうちで、
実施例1に示す連続発振回路時のタイムチャートであ
る.
【図3】図1に示す本発明を適用した回路図のうちで、
実施例2に示すブロッキング発振回路時のタイムチャー
トである.
【図4】本発明の実施例3を適用した回路図で、矩形波
パルス発生回路を使用した回路のブロック図である.
【図5】図4のブロック図に示す回路のタイムチャート
である.
【図6】本発明の実施例3および実施例4に適用可能な
矩形波パルス発生回路の例である.
【図7】本発明の実施例4を適用した回路図で、矩形波
パルス発生回路と単安定マルチバイブレータを使用した
回路のブロック図である.
【図8】図7のブロック図に示す回路のタイムチャート
である.
【図9】本発明の実施例5を適用した回路図で、方形波
パルス発生回路とカウンタおよび単安定マルチバイブレ
ータを使用した回路のブロック図である.
【図10】図9のブロック図に示す回路のタイムチャー
トである.
【図11】本発明の実施例6を適用した回路図で、方形
波パルス発生回路とフリップフロップ各2コを使用した
回路のブロック図である.
【図12】図11のブロック図に示す回路のタイムチャ
ートである.
【図13】本発明の実施例7を適用した回路図で、のこ
ぎり波パルス発生回路とコンパレータを使用した回路の
ブロック図である.
【図14】図13のブロック図に示す回路のタイムチャ
ートである.
【図15】本発明の実施例8を適用した回路図で、抵抗
器2コを使用した回路のブロック図である.
【図16】本発明の実施例9を適用した回路図で、抵抗
器とトランジスタを使用した回路のブロック図である.
【図17】本発明の実施例10を適用した回路図で、抵
抗器とトランジスタ2コを使用した回路のブロック図で
ある.
【図18】本発明の実施例11を適用した回路図で、シ
リーズレギュレータを変形応用した回路のブロック図で
ある.
【図19】本発明の実施例12を適用した回路図で、ス
イッチングレギュレータを変形応用した回路のブロック
図である.
【図20】従来の技術に係わる回路図で、のこぎり波発
生回路とコンパレータを使用した回路のブロック図であ
る.
【図21】図20のブロック図に示す回路のタイムチャ
ートである.
【符号の説明】
E 直流電源 R1〜R24 等価的抵抗体(温度および照度
検出素子に置き換え可能な素子) SR1〜SR11 抵抗器 VR 可変抵抗器 C1〜C14 コンデンサ(温度検出素子とし
て使用可能な素子) SC1〜SC2 コンデンサ Q1〜Q7 トランジスタ TR1〜TR2 トランス N1〜N5 コイル LMP 放電管 INV インバータ ROS 矩形波パルス発生回路 SOS1〜SOS2 方形波パルス発生回路 NOS のこぎり波パルス発生回路 ASM 無安定マルチバイブレータ MSM 単安定マルチバイブレータ FF1〜FF2 フリップフロップ(双安定マル
チバイブレータ) CMP コンパレータ AMP1〜AMP3 増幅器 COU カウンタ ZD ツェナーダイオード D1〜D4 ダイオード IND インダクタ E0 直流出力電圧 OP1〜OP8 各段での出力 T1 各パルスの繰り返し周期 T2〜T3 各波形のパルス幅

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータを用いた照明装置において、
    光源の近傍に設置した温度に応じて容量が変動するコン
    デンサを、容量によりインバータの発振周波数が影響を
    受ける箇所に接続して、前記光源近傍の温度に応じてイ
    ンバータの発振周波数が変動することによる負荷電流制
    御素子のインピーダンスの変動を利用して、前記光源の
    輝度を調光することを特徴とするインバータを用いた照
    明装置.
  2. 【請求項2】 インバータを用いた照明装置において、
    光源の近傍に設置した温度に応じて容量が変動するコン
    デンサおよび/または前記光源の近傍に設置した温度に
    応じてインダクタンスが変動するインダクタを、インバ
    ータと前記光源との間に負荷電流制御素子として接続
    し、前記光源近傍の温度に応じて前記負荷電流制御素子
    のインピーダンスの変動を利用して、前記光源の輝度を
    調光することを特徴とするインバータを用いた照明装
    置.
  3. 【請求項3】 ブロッキング発振器によるインバータを
    用いた照明装置において、前記ブロッキング発振器の充
    放電時定数素子として、次の群から選択された1または
    2以上を接続および/または前記光源の近傍に設置した
    温度に応じて容量が変動するコンデンサをブロッキング
    発振器の振動パルス幅が影響を受ける箇所に接続するこ
    とにより、前記光源近傍の温度または照度のいずれか一
    方もしくはその双方の変動に応じて、前記ブロッキング
    発振器の充放電時定数の変動および/または前記発光の
    パルス幅の変動、することによる発光のデユーティ比の
    変動を利用して、前記光源の輝度を調光することを特徴
    とするインバータを用いた照明装置. a.前記光源の近傍に設置した温度に応じて容量が変動
    するコンデンサ b.前記光源の近傍に設置した温度に応じて抵抗が変動
    する等価的抵抗体 c.前記光源に影響されない場所に設置した照度に応じ
    て抵抗が変動する等価的抵抗体
  4. 【請求項4】 連続した矩形波パルス発生回路の出力に
    インバータのコントロール部が接続され、その矩形波パ
    ルス発生回路の出力がハイまたはロウのいずれかのパル
    ス幅でインバータが動作するインバータを用いた照明装
    置において、次の群から選択された1または2以上を利
    用して前記矩形波パルス発生回路の出力がハイまたはロ
    ウのうち少なくともいずれか一方のパルス幅に影響を与
    える箇所への印加電圧を変動させることによりパルス幅
    を変動させることおよび/または前記矩形波パルス発生
    回路の出力がハイまたはロウのパルス幅を決める時定数
    素子として次の群から選択された1または2以上を接続
    することにより、前記光源近傍の温度または照度のいず
    れか一方もしくはその双方の変動に応じて前記パルス幅
    制御回路の出力のデユーティ比が変動することによる前
    記インバータが動作する発光のデユーティ比の変動を利
    用して、前記光源の輝度を調光することを特徴とするイ
    ンバータを用いた照明装置. a.前記光源の近傍に設置した温度に応じて容量が変動
    するコンデンサ b.前記光源の近傍に設置した温度に応じて抵抗が変動
    する等価的抵抗体 c.前記光源に影響されない場所に設置した照度に応じ
    て抵抗が変動する等価的抵抗体
  5. 【請求項5】 単安定マルチバイブレータとその単安定
    マルチバイブレータを起動するトリガ回路を有するパル
    ス幅制御回路の出力にインバータのコントロール部が接
    続され、そのパルス幅制御回路の出力がハイまたはロウ
    のいずれかのパルス幅で動作するインバータを用いた照
    明装置において、単安定マルチバイブレータのパルス幅
    を決める時定数素子として次のA群から選択された1ま
    たは2以上を接続すること、および前記トリガ回路のパ
    ルス繰り返し周期を決める時定数素子として次のB群か
    ら選択された1または2以上を接続することにより、前
    記光源近傍の温度または照度のいずれか一方もしくはそ
    の双方の変動に応じて、前記パルス幅制御回路の出力の
    デユーティ比が変動することによる前記インバータが動
    作する発光のデユーティ比の変動を利用して、前記光源
    の輝度を調光することを特徴とするインバータを用いた
    照明装置.(但し、A−bとB−dの組み合わせ、およ
    びA−dとB−dの組み合わせは除く) A群 a.前記光源の近傍に設置した温度に応じて容量が変動
    するコンデンサ b.前記光源の近傍に設置した温度に応じて抵抗が変動
    する等価的抵抗体 c.前記光源に影響されない場所に設置した照度に応じ
    て抵抗が変動する等価的抵抗体 d.時定数素子として温度および照度により特性が変動
    する素子は用いない B群 a.前記光源の近傍に設置した温度に応じて容量が変動
    するコンデンサ b.前記光源の近傍に設置した温度に応じて抵抗が変動
    する等価的抵抗体 c.前記光源に影響されない場所に設置した照度に応じ
    て抵抗が変動する等価的抵抗体 d.時定数素子として温度および照度により特性が変動
    する素子は用いない
  6. 【請求項6】 2種類の入力波形を操作して連続した矩
    形波パルス波形を出力するパルス幅制御回路の出力にイ
    ンバータのコントロール部が接続され、そのパルス幅制
    御回路の出力がハイまたはロウのいずれかのパルス幅で
    インバータが動作するインバータを用いた照明装置にお
    いて、前記2種類の入力波形のうち少なくとも1つの入
    力波形を決める時定数素子として次の群から選択された
    1または2以上を接続することにより、温度または照度
    あるいはその双方による2つの入力波形の繰り返し周期
    の変動率を、2つの入力波形間で異ならしめる事によ
    り、前記光源近傍の温度または照度のいずれか一方もし
    くはその双方の変動に応じて前記パルス幅制御回路の出
    力のデユーティ比が変動することによる前記インバータ
    が動作する発光のデユーティ比の変動を利用して、前記
    光源の輝度を調光することを特徴とするインバータを用
    いた照明装置. a.前記光源の近傍に設置した温度に応じて容量が変動
    するコンデンサ b.前記光源の近傍に設置した温度に応じて抵抗が変動
    する等価的抵抗体 c.前記光源に影響されない場所に設置した照度に応じ
    て抵抗が変動する等価的抵抗体
  7. 【請求項7】 のこぎり波パルス(三角波パルスおよび
    階段波パルス等類似波形を含む)波形とそれとは別の波
    形をアナログ値のまま、またはデジタル値に変換してコ
    ンパレータの両入力に加えてのこぎり波パルス波形を別
    の波形にてスライスし、そのスライス点を境にハイまた
    はロウに切り替わるパルス幅制御回路の出力にインバー
    タのコントロール部が接続され、そのパルス幅制御回路
    の出力がハイまたはロウのいずれかのパルス幅でインバ
    ータが動作するインバータを用いた照明装置において、
    前記のこぎり波パルス波形の傾斜またはパルスの繰り返
    し周期もしくはその双方に影響を与える素子および前記
    のこぎり波パルス波形をスライスする別の波形に影響を
    与える素子のうち少なくとも1または2以上が次の群か
    ら選択されたものであることにより、前記光源近傍の温
    度または照度のいずれか一方もしくはその双方の変動に
    応じて、前記パルス幅制御回路の出力のデユーティ比が
    変動することによる前記インバータが動作する発光のデ
    ユーティ比の変動を利用して、前記光源の輝度を調光す
    ることを特徴とするインバータを用いた照明装置. a.前記光源の近傍に設置した温度に応じて容量が変動
    するコンデンサ b.前記光源の近傍に設置した温度に応じて抵抗が変動
    する等価的抵抗体 c.前記光源に影響されない場所に設置した照度に応じ
    て抵抗が変動する等価的抵抗体
  8. 【請求項8】 直流電源電圧制御回路の出力電圧をイン
    バータの電源電圧としてインバータに接続したインバー
    タを用いた照明装置において、前記直流電源電圧制御回
    路の出力電圧を決めるのに用いる等価的抵抗体のうち1
    または2以上が次の群から選択されたものであることに
    より、前記光源近傍の温度または照度のいずれか一方も
    しくはその双方の変動に応じて、前記直流電源電圧制御
    回路の出力電圧を自動的かつ連続的に変動させて、前記
    光源の輝度を調光することを特徴とするインバータを用
    いた照明装置. a.前記光源の近傍に設置した温度に応じて容量が変動
    するコンデンサ b.前記光源の近傍に設置した温度に応じて抵抗が変動
    する等価的抵抗体 c.前記光源に影響されない場所に設置した照度に応じ
    て抵抗が変動する等価的抵抗体
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