JPH1121351A - ポリマレイミド樹脂組成物およびそれを用いた半導体基板用積層板 - Google Patents
ポリマレイミド樹脂組成物およびそれを用いた半導体基板用積層板Info
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- D06M15/19—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
- D06M15/37—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D06M15/59—Polyamides; Polyimides
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- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好な可撓性・柔軟性を有するプリプレグ及
びグリーンシートが得られる熱硬化性樹脂組成物を提供
し、半導体基板用積層板作製の作業性や生産性を飛躍的
に向上させること。 【解決手段】 成分として芳香族アミン樹脂、ポリマレ
イミド樹脂および2官能性架橋剤を含有し、2官能性架
橋剤が、脂肪族ジアミン化合物および/または2,4−
ジアミノ−S−トリアジン化合物、ジイソシアネート化
合物、脂肪族ジアミン化合物とビスマレイミド化合物か
らなる群から選ばれたものであることを特徴とするポリ
マレイミド樹脂組成物およびそれを用いた半導体基板用
積層板。
びグリーンシートが得られる熱硬化性樹脂組成物を提供
し、半導体基板用積層板作製の作業性や生産性を飛躍的
に向上させること。 【解決手段】 成分として芳香族アミン樹脂、ポリマレ
イミド樹脂および2官能性架橋剤を含有し、2官能性架
橋剤が、脂肪族ジアミン化合物および/または2,4−
ジアミノ−S−トリアジン化合物、ジイソシアネート化
合物、脂肪族ジアミン化合物とビスマレイミド化合物か
らなる群から選ばれたものであることを特徴とするポリ
マレイミド樹脂組成物およびそれを用いた半導体基板用
積層板。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、機械的強
度および電気絶縁性に優れ、且つ、作業性や生産性のよ
い熱硬化性樹脂組成物、さらに、それを用いた半導体基
板用積層板に関するものである。
度および電気絶縁性に優れ、且つ、作業性や生産性のよ
い熱硬化性樹脂組成物、さらに、それを用いた半導体基
板用積層板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、イミド構造を有する熱硬化性
樹脂は、電気絶縁性、耐熱性、成形品の寸法安定性等に
優れているため、産業上広く利用されている。
樹脂は、電気絶縁性、耐熱性、成形品の寸法安定性等に
優れているため、産業上広く利用されている。
【0003】代表的に使用されている芳香族系ビスマレ
イミド単独を熱重合して得られる熱硬化性樹脂は、耐熱
性に優れた素材であるが極めて脆く、可撓性に乏しいと
いう欠点があった。かかる欠点を改良する方法として、
芳香族系ビスマレイミドと芳香族系ジアミンよりなる熱
硬化性樹脂組成物を使用する試みがあり、例えば、N,N'
-4,4'-ジフェニルメタンビスマレイミドと4,4'- ジアミ
ノジフェニルメタンからなるポリアミノビスマレイミド
樹脂(ローヌ・プーラン社製、商品名;ケルイミド)が
実用化され、含浸ワニス、積層板、成形品等に広く用い
られている。
イミド単独を熱重合して得られる熱硬化性樹脂は、耐熱
性に優れた素材であるが極めて脆く、可撓性に乏しいと
いう欠点があった。かかる欠点を改良する方法として、
芳香族系ビスマレイミドと芳香族系ジアミンよりなる熱
硬化性樹脂組成物を使用する試みがあり、例えば、N,N'
-4,4'-ジフェニルメタンビスマレイミドと4,4'- ジアミ
ノジフェニルメタンからなるポリアミノビスマレイミド
樹脂(ローヌ・プーラン社製、商品名;ケルイミド)が
実用化され、含浸ワニス、積層板、成形品等に広く用い
られている。
【0004】しかしながら、これらの熱硬化性樹脂は、
耐衝撃性や可撓性について、決して満足のいくものでは
なかった。
耐衝撃性や可撓性について、決して満足のいくものでは
なかった。
【0005】一方、半導体基板としては専らセラミック
スが用いられているが、誘電率が高いために電気的応答
速度に限界があったり、配線密度を上げられないために
電子機器の小型・軽量化への障壁となっていた。そこ
で、樹脂製の半導体基板の開発が強く要望されている。
しかしながら、上記のような熱硬化性樹脂組成物を半導
体基板の作製に用いようとした場合、ワニスの保存安定
性に問題があったり、熱硬化後の樹脂基板の熱安定性
や、誘電正接等の電気的性質等の点で問題があり、さら
に改良することが強く望まれていた。
スが用いられているが、誘電率が高いために電気的応答
速度に限界があったり、配線密度を上げられないために
電子機器の小型・軽量化への障壁となっていた。そこ
で、樹脂製の半導体基板の開発が強く要望されている。
しかしながら、上記のような熱硬化性樹脂組成物を半導
体基板の作製に用いようとした場合、ワニスの保存安定
性に問題があったり、熱硬化後の樹脂基板の熱安定性
や、誘電正接等の電気的性質等の点で問題があり、さら
に改良することが強く望まれていた。
【0006】上記の問題点を解決するものとして、本出
願人は、既に、特開平3−172324号公報におい
て、新規なポリマレイミド樹脂と特定の芳香族アミン樹
脂からなる熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いて得ら
れる熱硬化性樹脂を開示している。しかしながら、なお
詳細に検討を加えた結果、この組合せだけでは、プリプ
レグやグリーンシート(フィラー含有のワニスをフィル
ムに塗布し、熱処理により溶媒を気化し除去した後、剥
離したシートを意味する)の状態とした際に、可撓性・
柔軟性に乏しいために、連続的にシート成形され、巻き
取られるための作業性や生産性が悪いことが判明し、そ
の改良が強く望まれていた。特にグリーンシートでは、
生産上巻き取り性が良好でなければならないが、このよ
うな熱硬化性樹脂組成物を用いることは可撓性がないこ
とから不可能とされていた。
願人は、既に、特開平3−172324号公報におい
て、新規なポリマレイミド樹脂と特定の芳香族アミン樹
脂からなる熱硬化性樹脂組成物およびそれを用いて得ら
れる熱硬化性樹脂を開示している。しかしながら、なお
詳細に検討を加えた結果、この組合せだけでは、プリプ
レグやグリーンシート(フィラー含有のワニスをフィル
ムに塗布し、熱処理により溶媒を気化し除去した後、剥
離したシートを意味する)の状態とした際に、可撓性・
柔軟性に乏しいために、連続的にシート成形され、巻き
取られるための作業性や生産性が悪いことが判明し、そ
の改良が強く望まれていた。特にグリーンシートでは、
生産上巻き取り性が良好でなければならないが、このよ
うな熱硬化性樹脂組成物を用いることは可撓性がないこ
とから不可能とされていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、優れ
た耐熱性、機械的強度および電気絶縁性を保ち、且つ、
プリプレグやグリーンシートとした時に可撓性・柔軟性
が良好な熱硬化性樹脂および半導体基板用積層板を作製
するための樹脂組成物を提供することである。
た耐熱性、機械的強度および電気絶縁性を保ち、且つ、
プリプレグやグリーンシートとした時に可撓性・柔軟性
が良好な熱硬化性樹脂および半導体基板用積層板を作製
するための樹脂組成物を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、優れた耐
熱性、機械的強度および電気絶縁性を保ち、且つ、IC
基板用積層板を作製するために、プリプレグやグリーン
シートとした時に可撓性・柔軟性が良好な熱硬化性樹脂
組成物に関して鋭意検討した結果、本発明を完成するに
至った。
熱性、機械的強度および電気絶縁性を保ち、且つ、IC
基板用積層板を作製するために、プリプレグやグリーン
シートとした時に可撓性・柔軟性が良好な熱硬化性樹脂
組成物に関して鋭意検討した結果、本発明を完成するに
至った。
【0009】すなわち、本発明は、一般式(1)で表さ
れる芳香族アミノ樹脂、一般式(2)で表されるポリマ
レイミド樹脂および2官能性架橋剤を含有することを特
徴とするポリマレイミド樹脂組成物である。
れる芳香族アミノ樹脂、一般式(2)で表されるポリマ
レイミド樹脂および2官能性架橋剤を含有することを特
徴とするポリマレイミド樹脂組成物である。
【0010】
【化4】
【0011】
【化5】 (上式中、R1 およびR2 はそれぞれ水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基またはアリール基
を表し、nおよびmはそれぞれ0〜50の整数を表
す。) 本発明で用いられる2官能性架橋剤としては、プリプレ
グやグリーンシートを形成した際に、可撓性・柔軟性の
改善に有効な限りにおいて、2官能性架橋剤としての作
用を有するものであれば何れも使用可能である。その第
1の代表例としては脂肪族ジアミン化合物であり、第2
の代表例としては式(3)(化6)で表される2,4−
ジアミノ−S−トリアジン化合物である。上記した脂肪
族ジアミン化合物と2,4−ジアミノ−S−トリアジン
化合物は共用することが可能であり、それによって複合
効果を発揮することができる。
ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基またはアリール基
を表し、nおよびmはそれぞれ0〜50の整数を表
す。) 本発明で用いられる2官能性架橋剤としては、プリプレ
グやグリーンシートを形成した際に、可撓性・柔軟性の
改善に有効な限りにおいて、2官能性架橋剤としての作
用を有するものであれば何れも使用可能である。その第
1の代表例としては脂肪族ジアミン化合物であり、第2
の代表例としては式(3)(化6)で表される2,4−
ジアミノ−S−トリアジン化合物である。上記した脂肪
族ジアミン化合物と2,4−ジアミノ−S−トリアジン
化合物は共用することが可能であり、それによって複合
効果を発揮することができる。
【0012】
【化6】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基またはアリール
基を、nおよびmはそれぞれ独立に0〜50に整数を、
R3は水素原子、アルキル基または置換基を有してもよ
いフェニル基を表す) 第3の代表例としてはジイソミアネート化合物の採用で
ある。第4の代表例としてはビスマレイミド化合物と脂
肪族ジアミン化合物の共用を挙げることができる。
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基またはアリール
基を、nおよびmはそれぞれ独立に0〜50に整数を、
R3は水素原子、アルキル基または置換基を有してもよ
いフェニル基を表す) 第3の代表例としてはジイソミアネート化合物の採用で
ある。第4の代表例としてはビスマレイミド化合物と脂
肪族ジアミン化合物の共用を挙げることができる。
【0013】本発明は、一般式(1)で表される芳香族
アミン樹脂、一般式(2)で表されるポリマレイミド樹
脂および2官能性架橋剤をそれぞれ5〜100/100
/1〜30の重量比で含有するポリマレイミド樹脂組成
物を用いることによって目的を達成することができる。
更にビスマレイミドを加える第4の代表例においては5
〜100/100/1〜30/5〜50の重量比で含有
する。
アミン樹脂、一般式(2)で表されるポリマレイミド樹
脂および2官能性架橋剤をそれぞれ5〜100/100
/1〜30の重量比で含有するポリマレイミド樹脂組成
物を用いることによって目的を達成することができる。
更にビスマレイミドを加える第4の代表例においては5
〜100/100/1〜30/5〜50の重量比で含有
する。
【0014】本発明においては、上記したポリマレイミ
ド樹脂組成物を溶剤に溶解してなるワニス溶液をも提供
するものであり、充填剤をワニス溶液に分散させた充填
剤分散ワニス溶液も提供される。
ド樹脂組成物を溶剤に溶解してなるワニス溶液をも提供
するものであり、充填剤をワニス溶液に分散させた充填
剤分散ワニス溶液も提供される。
【0015】上記したワニス溶液は、繊維布に含浸させ
てプリプレグとすることも可能であり、また充填剤分散
ワニス溶液を樹脂シートに塗布乾燥してグリーンシート
として提供することもできる。
てプリプレグとすることも可能であり、また充填剤分散
ワニス溶液を樹脂シートに塗布乾燥してグリーンシート
として提供することもできる。
【0016】上記プリプレグを複数枚積層成形した成形
物は半導体基板用積層板として有用であり、また上記グ
リーンシートを複数枚積層した成形物も同様に半導体基
板用積層板として有用である。これらの積層板は従来の
ポリマレイミド樹脂組成物から得られた積層板では得ら
れなかった可撓性および柔軟性を有する点で極めて特徴
的である。
物は半導体基板用積層板として有用であり、また上記グ
リーンシートを複数枚積層した成形物も同様に半導体基
板用積層板として有用である。これらの積層板は従来の
ポリマレイミド樹脂組成物から得られた積層板では得ら
れなかった可撓性および柔軟性を有する点で極めて特徴
的である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関して詳細に説明
する。
する。
【0018】本発明のポリマレイミド樹脂組成物は、成
分として一般式(1)で表される芳香族アミン樹脂、一
般式(2)で表されるポリマレイミド樹脂および2官能
性架橋剤を含有してなるものである。本発明において2
官能性架橋剤とは、芳香族アミン樹脂またはポリマレイ
ミド樹脂と100℃以下で架橋反応を起こす試剤を総称
するものである。
分として一般式(1)で表される芳香族アミン樹脂、一
般式(2)で表されるポリマレイミド樹脂および2官能
性架橋剤を含有してなるものである。本発明において2
官能性架橋剤とは、芳香族アミン樹脂またはポリマレイ
ミド樹脂と100℃以下で架橋反応を起こす試剤を総称
するものである。
【0019】一般式(1)および一般式(2)で表され
る化合物において、R1 、R2 はそれぞれ独立に水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基または
アリール基を表す。好ましくは、水素原子、ハロゲン原
子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子)、炭素
数1 〜8のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペン
チル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキ
シル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、シクロヘ
キシルメチル基、n−オクチル基、tert−オクチル基、
2−エチルヘキシル基など)、炭素数1〜8のアルコキ
シ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキ
シ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキ
シ基、sec −ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、ネオ
ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、シクロヘキ
シルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、n−オクチルオ
キシ基、2−エチルヘキシルオキシ基など)、または炭
素数6〜10のアリール基(例えば、フェニル基、2−
メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチル
フェニル基、4−エチルフェニル基、4−n−プロピル
フェニル基、4−tert−ブチルフェニル基、2−メトキ
シフェニル基、4−メトキシフェニル基、3−エトキシ
フェニル基、3−フルオロフェニル基、1−ナフチル
基、2−ナフチル基など)であり、より好ましくは、水
素原子、塩素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数
1〜6のアルコキシ基または炭素数6〜10のアリール
基であり、特に好ましくは、水素原子、炭素数1〜4の
アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基または炭素数
6〜10のアリール基である。
る化合物において、R1 、R2 はそれぞれ独立に水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基または
アリール基を表す。好ましくは、水素原子、ハロゲン原
子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子)、炭素
数1 〜8のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、
n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペン
チル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキ
シル基、シクロヘキシル基、n−ヘプチル基、シクロヘ
キシルメチル基、n−オクチル基、tert−オクチル基、
2−エチルヘキシル基など)、炭素数1〜8のアルコキ
シ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキ
シ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキ
シ基、sec −ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基、ネオ
ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基、シクロヘキ
シルオキシ基、n−ヘプチルオキシ基、n−オクチルオ
キシ基、2−エチルヘキシルオキシ基など)、または炭
素数6〜10のアリール基(例えば、フェニル基、2−
メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチル
フェニル基、4−エチルフェニル基、4−n−プロピル
フェニル基、4−tert−ブチルフェニル基、2−メトキ
シフェニル基、4−メトキシフェニル基、3−エトキシ
フェニル基、3−フルオロフェニル基、1−ナフチル
基、2−ナフチル基など)であり、より好ましくは、水
素原子、塩素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数
1〜6のアルコキシ基または炭素数6〜10のアリール
基であり、特に好ましくは、水素原子、炭素数1〜4の
アルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基または炭素数
6〜10のアリール基である。
【0020】本発明のポリマレイミド樹脂組成物におい
て、一般式(1)で表される芳香族アミン樹脂および一
般式(2)で表されるポリマレイミド樹脂は、それぞれ
独立に1種を用いても良いし2種以上の混合物として用
いても良い。また、一般式(1)および(2)において
nおよびmはそれぞれ独立に0〜50の整数を表す。
て、一般式(1)で表される芳香族アミン樹脂および一
般式(2)で表されるポリマレイミド樹脂は、それぞれ
独立に1種を用いても良いし2種以上の混合物として用
いても良い。また、一般式(1)および(2)において
nおよびmはそれぞれ独立に0〜50の整数を表す。
【0021】本発明の第1の代表例で用いられる脂肪族
ジアミンの具体例としては、エチレンジアミン、1,3-ジ
アミノプロパン、1,4-ジアミノブタン、1,4-ジアミノヘ
キサン、1,6-ジアミノヘキサン、1,2-ジアミノシクロヘ
キサン、1,3-ジアミノシクロヘキサン、1,4-ジアミノシ
クロヘキサン、2,5(2,6)- ビス(アミノメチル)ビシク
ロ[2,2,1] ヘプタン(以後、NBDAと記す)、α,
α'-ジアミノ-o- キシレン、α, α'-ジアミノ-m- キシ
レン、α, α'-ジアミノ-p- キシレン等が挙げられる
が、特に好ましくは、脂環式脂肪族ジアミン類である。
ジアミンの具体例としては、エチレンジアミン、1,3-ジ
アミノプロパン、1,4-ジアミノブタン、1,4-ジアミノヘ
キサン、1,6-ジアミノヘキサン、1,2-ジアミノシクロヘ
キサン、1,3-ジアミノシクロヘキサン、1,4-ジアミノシ
クロヘキサン、2,5(2,6)- ビス(アミノメチル)ビシク
ロ[2,2,1] ヘプタン(以後、NBDAと記す)、α,
α'-ジアミノ-o- キシレン、α, α'-ジアミノ-m- キシ
レン、α, α'-ジアミノ-p- キシレン等が挙げられる
が、特に好ましくは、脂環式脂肪族ジアミン類である。
【0022】本願発明のポリマレイミド樹脂組成物にお
いて、脂肪族ジアミン化合物は、1種を用いても良いし
2種以上の混合物として用いても良い。
いて、脂肪族ジアミン化合物は、1種を用いても良いし
2種以上の混合物として用いても良い。
【0023】また、本発明の第2の代表例において用い
られる2,4−ジアミノ−S−トリアジン(以下、DA
Tと略記する)化合物のR3 の具体例としては、水素原
子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、
イソペンチル基、t−ペンチル基、n−ヘキシル基、シ
クロアルキル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n
−デシル基、n−ドデシル基、3,5,5-トリメチルオクチ
ル基等のアルキル基、フェニル基、o-、m-またはp-メチ
ルフェニル基、o-、m-またはp-メトキシフェニル基、p-
エチルフェニル基、m-クロルフェニル基等の置換基を有
してもよいフェニル基等が挙げられるが、特に好ましく
は、フェニル基である。本願発明のポリマレイミド樹脂
組成物において、DAT化合物は、1種を用いても良い
し2種以上の混合物として用いても良い。
られる2,4−ジアミノ−S−トリアジン(以下、DA
Tと略記する)化合物のR3 の具体例としては、水素原
子、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、
イソペンチル基、t−ペンチル基、n−ヘキシル基、シ
クロアルキル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n
−デシル基、n−ドデシル基、3,5,5-トリメチルオクチ
ル基等のアルキル基、フェニル基、o-、m-またはp-メチ
ルフェニル基、o-、m-またはp-メトキシフェニル基、p-
エチルフェニル基、m-クロルフェニル基等の置換基を有
してもよいフェニル基等が挙げられるが、特に好ましく
は、フェニル基である。本願発明のポリマレイミド樹脂
組成物において、DAT化合物は、1種を用いても良い
し2種以上の混合物として用いても良い。
【0024】また、本発明の第3の代表例に用いられる
ジイソシアネート化合物の具体例としては、エチレンジ
ジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、テ
トラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、オクタメチレンジイソシアネート、ノナメ
チレンジイソシアネート、2,2’−ジメチルペンタン
ジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ビス
(イソシアナネートメチル)シクロヘキサン、ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート、シクロヘキサンジイ
ソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネー
ト、ビス(4−イソシアネート−n−ブチリデン)ペン
タエリスリトール、ダイマ酸ジイソシアネート、2,5
−ビス(イソシアネートメチル)ビシクロ〔2,2,
1〕−ヘプタン、2,6−ビス(イソシアネートメチ
ル)ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタン等のアルキレン
ジイソシアネート化合物、ブテンジイソシアネート、
1,3−ブタジエン−1,4−ジイソシアネート等のア
ルケニレンジイソシアネート化合物、o−キシレンジイ
ソシアネート、m−キシレンジイソシアネート、p−キ
シレンジイソシアネート等のアラルキレンジイソシアネ
ート化合物、フェニレンジイソシアネート、トリレンジ
イソシアネート、エチルフェニレンジイソシアネート、
イソプロピルフェニレンジイソシアネート、ジメチルフ
ェニレンジイソシアネート、ジエチルフェニレンジイソ
シアネート、ジイソプロピルフェニレンジイソシアネー
ト、ナフタレンジイソシアネート、メチルナフタレンジ
イソシアネート、ビフェニルジイソシアネート、4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3’−
ジメチルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ジフェ
ニルエーテルジイソシアネート、ベンゾフェノンジイソ
シアネート等の芳香族ジイソシアネート化合物等を挙げ
ることができる。
ジイソシアネート化合物の具体例としては、エチレンジ
ジイソシアネート、トリメチレンジイソシアネート、テ
トラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、オクタメチレンジイソシアネート、ノナメ
チレンジイソシアネート、2,2’−ジメチルペンタン
ジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ビス
(イソシアナネートメチル)シクロヘキサン、ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート、シクロヘキサンジイ
ソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネー
ト、ビス(4−イソシアネート−n−ブチリデン)ペン
タエリスリトール、ダイマ酸ジイソシアネート、2,5
−ビス(イソシアネートメチル)ビシクロ〔2,2,
1〕−ヘプタン、2,6−ビス(イソシアネートメチ
ル)ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタン等のアルキレン
ジイソシアネート化合物、ブテンジイソシアネート、
1,3−ブタジエン−1,4−ジイソシアネート等のア
ルケニレンジイソシアネート化合物、o−キシレンジイ
ソシアネート、m−キシレンジイソシアネート、p−キ
シレンジイソシアネート等のアラルキレンジイソシアネ
ート化合物、フェニレンジイソシアネート、トリレンジ
イソシアネート、エチルフェニレンジイソシアネート、
イソプロピルフェニレンジイソシアネート、ジメチルフ
ェニレンジイソシアネート、ジエチルフェニレンジイソ
シアネート、ジイソプロピルフェニレンジイソシアネー
ト、ナフタレンジイソシアネート、メチルナフタレンジ
イソシアネート、ビフェニルジイソシアネート、4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3’−
ジメチルメタン−4,4’−ジイソシアネート、ジフェ
ニルエーテルジイソシアネート、ベンゾフェノンジイソ
シアネート等の芳香族ジイソシアネート化合物等を挙げ
ることができる。
【0025】これらのジイソシアネート化合物は、単独
で使用してもよく、異なる2種類以上併用してもよい。
これらのジイソシアネート化合物は市販されており、容
易に入手できる。
で使用してもよく、異なる2種類以上併用してもよい。
これらのジイソシアネート化合物は市販されており、容
易に入手できる。
【0026】本発明で第4の代表例で用いるビスマレイ
ミド化合物の具体例としては、下記式(化7)で示され
る各種の化合物を挙げることができる。
ミド化合物の具体例としては、下記式(化7)で示され
る各種の化合物を挙げることができる。
【0027】
【化7】 本発明の一般式(1)の芳香族アミン樹脂は、本出願人
により先に出願した特開平1−95125号公報、特開
平1−123828号公報に開示されているように、例
えばアニリンとα, α'-ジクロル-p- キシレンから容易
に製造でき、平均分子量(MW)は300〜10000
程度である。また、一般式(2)のポリマレイミド樹脂
は、本出願人により先に出願した特開平3−17232
4号公報に開示されているように、一般式(1)の芳香
族アミン樹脂と無水マレイン酸を脱水・縮合反応するこ
とにより製造でき、平均分子量(MW)は300〜10
000程度である。
により先に出願した特開平1−95125号公報、特開
平1−123828号公報に開示されているように、例
えばアニリンとα, α'-ジクロル-p- キシレンから容易
に製造でき、平均分子量(MW)は300〜10000
程度である。また、一般式(2)のポリマレイミド樹脂
は、本出願人により先に出願した特開平3−17232
4号公報に開示されているように、一般式(1)の芳香
族アミン樹脂と無水マレイン酸を脱水・縮合反応するこ
とにより製造でき、平均分子量(MW)は300〜10
000程度である。
【0028】本発明の第1の代表例におけるポリマレイ
ミド樹脂組成物における配合比は、一般式(2)で表さ
れるポリマレイミド樹脂100重量部に対して、一般式
(1)の芳香族アミン樹脂は5〜100重量部、好まし
くは10〜80重量部の割合、脂肪族ジアミン化合物は
1〜30重量部、好ましくは2〜15重量部の割合で用
いる。
ミド樹脂組成物における配合比は、一般式(2)で表さ
れるポリマレイミド樹脂100重量部に対して、一般式
(1)の芳香族アミン樹脂は5〜100重量部、好まし
くは10〜80重量部の割合、脂肪族ジアミン化合物は
1〜30重量部、好ましくは2〜15重量部の割合で用
いる。
【0029】一般式(1)の芳香族アミン樹脂が5重量
部以下であると硬化した場合、きわめて脆く、満足な曲
げ強度が得られず、一方、100重量部以上であると硬
化物の耐熱性が悪くなる。また、脂肪族ジアミン化合物
が1重量部以下であるとプリプレグやグリーンシートの
可撓性・柔軟性に乏しく、30重量部以上になると、ワ
ニス時の保存安定性が悪くなる。
部以下であると硬化した場合、きわめて脆く、満足な曲
げ強度が得られず、一方、100重量部以上であると硬
化物の耐熱性が悪くなる。また、脂肪族ジアミン化合物
が1重量部以下であるとプリプレグやグリーンシートの
可撓性・柔軟性に乏しく、30重量部以上になると、ワ
ニス時の保存安定性が悪くなる。
【0030】本発明の第2の代表例におけるポリマレイ
ミド樹脂組成物における配合比は、一般式(2)で表さ
れるポリマレイミド樹脂100重量部に対して、一般式
(1)の芳香族アミン樹脂は5〜100重量部、好まし
くは10〜80重量部の割合、DAT化合物は1〜30
重量部、好ましくは2〜15重量部の割合で用いる。
ミド樹脂組成物における配合比は、一般式(2)で表さ
れるポリマレイミド樹脂100重量部に対して、一般式
(1)の芳香族アミン樹脂は5〜100重量部、好まし
くは10〜80重量部の割合、DAT化合物は1〜30
重量部、好ましくは2〜15重量部の割合で用いる。
【0031】一般式(1)の芳香族アミン樹脂が5重量
部以下であると硬化した場合、きわめて脆く、満足な曲
げ強度が得られず、一方、100重量部以上であると硬
化物の耐熱性が悪くなる。また、DAT化合物が1重量
部以下であるとプリプレグやグリーンシートの可撓性・
柔軟性に乏しく、30重量部以上になると、ワニス時の
保存安定性が悪くなる。
部以下であると硬化した場合、きわめて脆く、満足な曲
げ強度が得られず、一方、100重量部以上であると硬
化物の耐熱性が悪くなる。また、DAT化合物が1重量
部以下であるとプリプレグやグリーンシートの可撓性・
柔軟性に乏しく、30重量部以上になると、ワニス時の
保存安定性が悪くなる。
【0032】本発明の第3の代表例におけるポリマレイ
ミド樹脂組成物における配合比は、一般式(2)で表さ
れるポリマレイミド樹脂100重量部に対して、一般式
(1)で表される芳香族アミン樹脂は5〜100重量
部、好ましくは10〜80重量部の割合、ジイソシアネ
ート化合物は1〜30重量部、好ましくは2〜15重量
部の割合である。一般式(1)の芳香族アミン樹脂が5
重量部以下であると硬化した場合、きわめて脆く、満足
な曲げ強度が得られず、一方、100重量部以上である
と硬化物の耐熱性が悪くなる。また、ジイソシアネート
化合物が1重量部以下であるとプリプレグやグリーンシ
ートの可撓性・柔軟性に乏しく、30重量部以上になる
と、ワニス時の保存安定性が悪くなる。
ミド樹脂組成物における配合比は、一般式(2)で表さ
れるポリマレイミド樹脂100重量部に対して、一般式
(1)で表される芳香族アミン樹脂は5〜100重量
部、好ましくは10〜80重量部の割合、ジイソシアネ
ート化合物は1〜30重量部、好ましくは2〜15重量
部の割合である。一般式(1)の芳香族アミン樹脂が5
重量部以下であると硬化した場合、きわめて脆く、満足
な曲げ強度が得られず、一方、100重量部以上である
と硬化物の耐熱性が悪くなる。また、ジイソシアネート
化合物が1重量部以下であるとプリプレグやグリーンシ
ートの可撓性・柔軟性に乏しく、30重量部以上になる
と、ワニス時の保存安定性が悪くなる。
【0033】本発明の第4の代表例におけるポリマレイ
ミド樹脂組成物における配合比は、一般式(2)で表さ
れるポリマレイミド化合物100重量部に対して、一般
式(1)で表される芳香族アミン樹脂は5〜100重量
部、好ましくは10〜80重量部の割合、ビスマレイミ
ド化合物は5〜50重量部、好ましくは10〜30重量
部の割合、脂肪酸ジアミン化合物は1〜30重量部、好
ましくは2〜15重量部の割合である。
ミド樹脂組成物における配合比は、一般式(2)で表さ
れるポリマレイミド化合物100重量部に対して、一般
式(1)で表される芳香族アミン樹脂は5〜100重量
部、好ましくは10〜80重量部の割合、ビスマレイミ
ド化合物は5〜50重量部、好ましくは10〜30重量
部の割合、脂肪酸ジアミン化合物は1〜30重量部、好
ましくは2〜15重量部の割合である。
【0034】一般式(1)の芳香族アミン樹脂が5重量
部以下であると硬化した場合、極めて脆く、満足な曲げ
強度が得られず、一方、100重量部以上であると硬化
物の耐熱性が悪くなる。また、ビスマレイミド化合物が
5重量部以下であると樹脂硬化物の耐熱性が10℃以上
低下し、30重量部以上になると、ワニス時の保存安定
性が悪くなる。脂肪族ジアミン化合物が1重量部以下で
あるとプリプレグやグリーンシートの可撓性・柔軟性が
乏しく、30重量部以上になると、ワニス時の保存安定
性が悪くなる。
部以下であると硬化した場合、極めて脆く、満足な曲げ
強度が得られず、一方、100重量部以上であると硬化
物の耐熱性が悪くなる。また、ビスマレイミド化合物が
5重量部以下であると樹脂硬化物の耐熱性が10℃以上
低下し、30重量部以上になると、ワニス時の保存安定
性が悪くなる。脂肪族ジアミン化合物が1重量部以下で
あるとプリプレグやグリーンシートの可撓性・柔軟性が
乏しく、30重量部以上になると、ワニス時の保存安定
性が悪くなる。
【0035】本発明のポリマレイミド樹脂組成物には必
要に応じて次に示す硬化促進剤、粉末状または繊維状の
充填剤もしくは補強材を本発明の目的を損なわない範囲
で添加して用いられる。すなわち、(a)硬化促進剤と
しては、例えば、アゾ化合物、有機過酸化物などのラジ
カル重合開始剤、三級アミン類、四級アンモニウム塩
類、イミダゾール類、三フッ化ホウ素・アミン等、
(b)粉末状または繊維状の充填剤もしくは補強材とし
ては、例えば、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、
酸化ジルコニウム等の金属酸化物、水酸化アルミニウム
などの金属水酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム等の金属炭酸化物、チタン酸アルミニウム、チッ化ケ
イ素、チッ化ホウ素、炭化ケイ素、炭化タングステン、
炭化チタン、コーディエライト(2MgO・2Al2O3
・5SiO 2)、ムライト(3Al2O3・2SiO2)、
ケイソウ土粉、塩基性ケイ酸マグネシウム、焼成クレ
イ、微粉末シリカ、溶融シリカ、結晶シリカ、カーボン
ブラック、カオリン、微粉末マイカ、石英粉末、グラフ
ァイト、アスベスト、二硫化モリブデン、三酸化アンチ
モン、ガラス繊維、ロックウール、セラミック繊維、ア
ルミナ繊維、チタン酸カリウム繊維、炭素繊維、芳香族
ポリアミド繊維等が挙げられる。
要に応じて次に示す硬化促進剤、粉末状または繊維状の
充填剤もしくは補強材を本発明の目的を損なわない範囲
で添加して用いられる。すなわち、(a)硬化促進剤と
しては、例えば、アゾ化合物、有機過酸化物などのラジ
カル重合開始剤、三級アミン類、四級アンモニウム塩
類、イミダゾール類、三フッ化ホウ素・アミン等、
(b)粉末状または繊維状の充填剤もしくは補強材とし
ては、例えば、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、
酸化ジルコニウム等の金属酸化物、水酸化アルミニウム
などの金属水酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム等の金属炭酸化物、チタン酸アルミニウム、チッ化ケ
イ素、チッ化ホウ素、炭化ケイ素、炭化タングステン、
炭化チタン、コーディエライト(2MgO・2Al2O3
・5SiO 2)、ムライト(3Al2O3・2SiO2)、
ケイソウ土粉、塩基性ケイ酸マグネシウム、焼成クレ
イ、微粉末シリカ、溶融シリカ、結晶シリカ、カーボン
ブラック、カオリン、微粉末マイカ、石英粉末、グラフ
ァイト、アスベスト、二硫化モリブデン、三酸化アンチ
モン、ガラス繊維、ロックウール、セラミック繊維、ア
ルミナ繊維、チタン酸カリウム繊維、炭素繊維、芳香族
ポリアミド繊維等が挙げられる。
【0036】上記した充填剤は、樹脂固型分100重量
部に対して100〜600重量部の範囲で用いられる。
部に対して100〜600重量部の範囲で用いられる。
【0037】次に、半導体基板用積層板の作製方法につ
いて述べる。
いて述べる。
【0038】まず、一般式(2)で表されるポリマレイ
ミド樹脂、一般式(1)の芳香族アミン樹脂および2官
能性架橋剤を、次に示す溶媒に溶解することによりワニ
ス溶液を得ることができる。用いられる溶媒としては、
例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、ジイソプロピルケトン、ジオキサン、ジグ
ライム、メチルセロソルブ、N,N-ジメチルフォルムアミ
ド、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、シクロヘキサ
ノン、N,N-ジメチルアセトアミド等が挙げられ、単独ま
たはそれらの混合溶媒中に撹拌しながら溶解させること
により、ワニス溶液を得ることができる。ワニス溶液中
の固型分(樹脂分)は、通常30〜70重量%の範囲で
ある。本操作は、-10℃〜100℃、好ましくは、10
℃〜50℃にて行う。また、本操作時に必要に応じて硬
化促進剤を添加しておくこともできる。
ミド樹脂、一般式(1)の芳香族アミン樹脂および2官
能性架橋剤を、次に示す溶媒に溶解することによりワニ
ス溶液を得ることができる。用いられる溶媒としては、
例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、ジイソプロピルケトン、ジオキサン、ジグ
ライム、メチルセロソルブ、N,N-ジメチルフォルムアミ
ド、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン、シクロヘキサ
ノン、N,N-ジメチルアセトアミド等が挙げられ、単独ま
たはそれらの混合溶媒中に撹拌しながら溶解させること
により、ワニス溶液を得ることができる。ワニス溶液中
の固型分(樹脂分)は、通常30〜70重量%の範囲で
ある。本操作は、-10℃〜100℃、好ましくは、10
℃〜50℃にて行う。また、本操作時に必要に応じて硬
化促進剤を添加しておくこともできる。
【0039】こうして得られたワニス溶液をガラス繊維
布、炭素繊維布等の100重量部に対して樹脂分が20
〜100重量部になるように含浸塗布し、80〜180
℃にて熱風加熱乾燥して、所定の厚さに調整したプリプ
レグを得ることができる。
布、炭素繊維布等の100重量部に対して樹脂分が20
〜100重量部になるように含浸塗布し、80〜180
℃にて熱風加熱乾燥して、所定の厚さに調整したプリプ
レグを得ることができる。
【0040】一方、粒子径0.5〜50μmの酸化アルミニ
ウム粉末、微粉末シリカなどの充填剤を前記した割合で
含有する充填剤分散ワニス溶液を、ポリエチレンテレフ
タレート等のキャリヤーフィルム(シート)上に所定の
厚さに調節塗布し、80〜180℃にて熱風加熱乾燥し
剥離してグリーンシートを得ることができる。この際、
温度または乾燥時間を調整し、溶媒を3〜15%残存さ
せることが、十分な柔軟性を保つためには好ましい。
ウム粉末、微粉末シリカなどの充填剤を前記した割合で
含有する充填剤分散ワニス溶液を、ポリエチレンテレフ
タレート等のキャリヤーフィルム(シート)上に所定の
厚さに調節塗布し、80〜180℃にて熱風加熱乾燥し
剥離してグリーンシートを得ることができる。この際、
温度または乾燥時間を調整し、溶媒を3〜15%残存さ
せることが、十分な柔軟性を保つためには好ましい。
【0041】上記のようにして得られた厚さ0.05〜
2mmのプリプレグまたはグリーンシートを、例えば2
〜100重ねて、180〜270℃にて10〜100k
g/cm2 の圧力下、1〜3時間プレス加工することに
よって成形し、続いて180〜270℃で数時間ポスト
キュアーして目的の半導体基板用積層板を作製すること
ができる。
2mmのプリプレグまたはグリーンシートを、例えば2
〜100重ねて、180〜270℃にて10〜100k
g/cm2 の圧力下、1〜3時間プレス加工することに
よって成形し、続いて180〜270℃で数時間ポスト
キュアーして目的の半導体基板用積層板を作製すること
ができる。
【0042】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、勿論、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。なお、実施例中、「部」は「重量部」を示す。
明するが、勿論、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。なお、実施例中、「部」は「重量部」を示す。
【0043】実施例1 式(A)(化8)で示される芳香族アミン樹脂(平均分
子量Mw=1500)30部および式(B)(化9)
子量Mw=1500)30部および式(B)(化9)
【0044】
【化8】
【0045】
【化9】 で示されるポリマレイミド樹脂(平均分子量Mw=23
00)100部をメチルイソブチルケトン(以後、MI
BKと記す)30部と1,3-ジメチル-2- イミダゾリジノ
ン(以後、DMIと記す)90部からなる混合溶媒に9
0℃にて撹拌下溶解した後、室温まで冷却した。この溶
液にNBDA5部を含有するMIBK溶液25部を激し
い撹拌下滴下混合しワニス(以後、1−Vと記す)を得
た。室温で1日放置後の1−Vの粘度は8000cps
で、その後1ヶ月間粘度は変化せず、保存安定性は極め
て良好であった。
00)100部をメチルイソブチルケトン(以後、MI
BKと記す)30部と1,3-ジメチル-2- イミダゾリジノ
ン(以後、DMIと記す)90部からなる混合溶媒に9
0℃にて撹拌下溶解した後、室温まで冷却した。この溶
液にNBDA5部を含有するMIBK溶液25部を激し
い撹拌下滴下混合しワニス(以後、1−Vと記す)を得
た。室温で1日放置後の1−Vの粘度は8000cps
で、その後1ヶ月間粘度は変化せず、保存安定性は極め
て良好であった。
【0046】1−Vをポリエチレンテレフタレート(P
ET)フィルム上にYBA型ベーカーアプリケーター
(ヨシミツ精機(株)製)を用いて塗布し、100℃で
40分間乾燥して、150mm×150mm、厚さ30
0μmのシートを得た。このシートはキャリヤーシート
との剥離は良好で非常に柔軟であり、直径5mmのアル
ミ棒に巻き付けることが可能であった。また、打ち抜き
成形や穴開け加工も容易かつ良好に可能であった。
ET)フィルム上にYBA型ベーカーアプリケーター
(ヨシミツ精機(株)製)を用いて塗布し、100℃で
40分間乾燥して、150mm×150mm、厚さ30
0μmのシートを得た。このシートはキャリヤーシート
との剥離は良好で非常に柔軟であり、直径5mmのアル
ミ棒に巻き付けることが可能であった。また、打ち抜き
成形や穴開け加工も容易かつ良好に可能であった。
【0047】本シートを5枚重ねて、乾燥器中にて、1
50℃で10分間、続いて180℃で10分間乾燥した
後、200℃にて50Kg/cm2 の圧力下、1時間プ
レス加工処理し、さらに、250℃のオーブン中で4時
間ポストキュアーした。
50℃で10分間、続いて180℃で10分間乾燥した
後、200℃にて50Kg/cm2 の圧力下、1時間プ
レス加工処理し、さらに、250℃のオーブン中で4時
間ポストキュアーした。
【0048】こうして得られた積層板の物性は以下の通
り極めて良好であった。
り極めて良好であった。
【0049】 ガラス転移温度 (Tg);290℃ 誘電率 ;3.2 誘電正接 ;0.003 曲げ強度 ;13Kg/cm2 吸水率 ;0.34%(水中、25℃、24時間) ここで、Tg はTMA(Thermo Mechanical Analyzer)
による針入法、誘電率および誘電正接はJIS K−6
911(周波数1MHz),曲げ強度はJISK−69
11法、吸水率は重量法(蒸留水中、25℃、24時
間)により測定した。
による針入法、誘電率および誘電正接はJIS K−6
911(周波数1MHz),曲げ強度はJISK−69
11法、吸水率は重量法(蒸留水中、25℃、24時
間)により測定した。
【0050】実施例2 実施例1で得たワニス(1−V)100部に対して、平
均粒径2μmの酸化アルミニウム150部を加えて、充
填剤分散ワニス溶液を得た(粘度;20000cp
s)。この充填剤分散ワニス溶液を、実施例1と同様に
してシート化し、グリーンシートを得た。本グリーンシ
ートも非常に柔軟であり、直径5mmのアルミ棒に巻き
付けることが可能であった。また、打ち抜き成形や穴開
け加工性も容易かつ良好に可能であった。
均粒径2μmの酸化アルミニウム150部を加えて、充
填剤分散ワニス溶液を得た(粘度;20000cp
s)。この充填剤分散ワニス溶液を、実施例1と同様に
してシート化し、グリーンシートを得た。本グリーンシ
ートも非常に柔軟であり、直径5mmのアルミ棒に巻き
付けることが可能であった。また、打ち抜き成形や穴開
け加工性も容易かつ良好に可能であった。
【0051】本グリーンシートを用いて実施例1と同様
にして、積層板とした。こうして得られた積層板の物性
は以下の通り極めて良好であった。
にして、積層板とした。こうして得られた積層板の物性
は以下の通り極めて良好であった。
【0052】 ガラス転移温度 (Tg);290℃ 誘電率 ;3.5 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;12Kg/cm2 吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間) 実施例3 実施例1のワニス作製において、NBDAの添加量を2
部とした以外は全く同じようにして粘度が500cps
のワニスを得た。このワニス溶液を含浸槽に入れ、アミ
ノシラン処理したガラスクロス(日東紡(株)製ガラス
クロス)を10秒間それに浸し、取り出した後余分なワニ
スをピンチローラで取り除いた。なお、ガラスクロス
は、商品名WF230−100BS6、厚さ0.25m
m、標準質量203g/m2のもを用いた。これを30
分間室温にて風乾した後、100℃で40分間、続いて
130℃で10分間乾燥して、厚さ500μmの柔軟の
あるプリプレグが得られ、打ち抜き成形や穴開け加工性
も容易かつ良好に可能であった。このプリプレグを用い
て実施例1と同様にして、積層板とした。こうして得ら
れた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
部とした以外は全く同じようにして粘度が500cps
のワニスを得た。このワニス溶液を含浸槽に入れ、アミ
ノシラン処理したガラスクロス(日東紡(株)製ガラス
クロス)を10秒間それに浸し、取り出した後余分なワニ
スをピンチローラで取り除いた。なお、ガラスクロス
は、商品名WF230−100BS6、厚さ0.25m
m、標準質量203g/m2のもを用いた。これを30
分間室温にて風乾した後、100℃で40分間、続いて
130℃で10分間乾燥して、厚さ500μmの柔軟の
あるプリプレグが得られ、打ち抜き成形や穴開け加工性
も容易かつ良好に可能であった。このプリプレグを用い
て実施例1と同様にして、積層板とした。こうして得ら
れた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0053】 ガラス転移温度 (Tg);292℃ 誘電率 ;4.2 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;15Kg/cm2 吸水率 ;0.15%(水中、25℃、24時間) 実施例4 実施例2において芳香族アミン樹脂(A)を60部に変
更した以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグリーン
シート、および、積層板を得た。こうして得られた積層
板の物性は以下の通り極めて良好であった。
更した以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグリーン
シート、および、積層板を得た。こうして得られた積層
板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0054】 ガラス転移温度 (Tg);278℃ 誘電率 ;3.8 誘電正接 ;0.002 曲げ強度 ;12Kg/cm2 吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間) 実施例5 実施例2においてNBDAの添加量を10部に変更した
以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグリーンシー
ト、および、積層板を得た。こうして得られた積層板の
物性は以下の通り極めて良好であった。
以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグリーンシー
ト、および、積層板を得た。こうして得られた積層板の
物性は以下の通り極めて良好であった。
【0055】 ガラス転移温度 (Tg);282℃ 誘電率 ;3.6 誘電正接 ;0.002 曲げ強度 ;13Kg/cm2 吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間) 実施例6 実施例2において、平均分子量が6200の芳香族アミ
ン樹脂(A)および平均分子量が8400のポリマレイ
ミド樹脂(B)を用いた以外は全く同様にして、ワニ
ス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。こ
うして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好で
あった。
ン樹脂(A)および平均分子量が8400のポリマレイ
ミド樹脂(B)を用いた以外は全く同様にして、ワニ
ス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。こ
うして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好で
あった。
【0056】 ガラス転移温度 (Tg);298℃ 誘電率 ;3.2 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;13Kg/cm2 吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間) 実施例7 実施例3において、NBDAの代わりに1,4-ジアミノシ
クロヘキサンを用いた以外は全く同様にして、ワニス、
柔軟なプリプレグ、および、積層板を得た。こうして得
られた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
クロヘキサンを用いた以外は全く同様にして、ワニス、
柔軟なプリプレグ、および、積層板を得た。こうして得
られた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0057】 ガラス転移温度 (Tg);275℃ 誘電率 ;4.3 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;11Kg/cm2 吸水率 ;0.16%(水中、25℃、24時間) 実施例8 実施例2において、芳香族アミン樹脂(A)の代わり
に、式(C)(化10)
に、式(C)(化10)
【0058】
【化10】 で表される芳香族アミン樹脂(平均分子量Mw;38
0)を用いた以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグ
リーンシート、および、積層板を得た。こうして得られ
た積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
0)を用いた以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグ
リーンシート、および、積層板を得た。こうして得られ
た積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0059】 ガラス転移温度 (Tg);288℃ 誘電率 ;3.6 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;11Kg/cm2 吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間) 実施例9 実施例2において、ポリマレイミド樹脂(B)の代わり
に、式(D)(化11)
に、式(D)(化11)
【0060】
【化11】 で表されるポリマレイミド樹脂(平均分子量Mw;10
50)を用いた以外は全く同様にして、ワニス、柔軟な
グリーンシート、および、積層板を得た。こうして得ら
れた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
50)を用いた以外は全く同様にして、ワニス、柔軟な
グリーンシート、および、積層板を得た。こうして得ら
れた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0061】 ガラス転移温度 (Tg);286℃ 誘電率 ;3.8 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;13Kg/cm2 吸水率 ;0.10%(水中、25℃、24時間) 実施例10 実施例2において、芳香族アミン樹脂(A)の代わり
に、式(E)(化12)
に、式(E)(化12)
【0062】
【化12】 で表される芳香族アミン樹脂(平均分子量Mw;85
0)を用いた以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグ
リーンシート、および、積層板を得た。こうして得られ
た積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
0)を用いた以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグ
リーンシート、および、積層板を得た。こうして得られ
た積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0063】 ガラス転移温度 (Tg);292℃ 誘電率 ;3.7 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;12Kg/cm2 吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間) 実施例11 実施例2において、ポリマレイミド樹脂(B)の代わり
に、式(F)(化13)
に、式(F)(化13)
【0064】
【化13】 で表されるポリマレイミド樹脂(平均分子量Mw;11
00)を用いた以外は全く同様にして、ワニス、柔軟な
グリーンシート、および、積層板を得た。こうして得ら
れた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
00)を用いた以外は全く同様にして、ワニス、柔軟な
グリーンシート、および、積層板を得た。こうして得ら
れた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0065】 ガラス転移温度 (Tg);291℃ 誘電率 ;3.6 誘電正接 ;0.002 曲げ強度 ;11Kg/cm2 吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間) 実施例12 実施例2において、ポリマレイミド樹脂(B)の代わり
に、式(G)(化14)
に、式(G)(化14)
【0066】
【化14】 で表されるポリマレイミド樹脂(平均分子量Mw;42
00)を用いた以外は全く同様にして、ワニス、柔軟な
グリーンシート、および、積層板を得た。こうして得ら
れた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
00)を用いた以外は全く同様にして、ワニス、柔軟な
グリーンシート、および、積層板を得た。こうして得ら
れた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0067】 ガラス転移温度 (Tg);288℃ 誘電率 ;3.6 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;12Kg/cm2 吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間) 比較例1 実施例2において、NBDAを全く添加せず実施例2と
同様にして操作し、ワニス続いてシートを作製した。得
られたシートは柔軟性がほとんど無く、脆くて積層板作
製は極めて困難を要し、歩止りは10%以下であった。
同様にして操作し、ワニス続いてシートを作製した。得
られたシートは柔軟性がほとんど無く、脆くて積層板作
製は極めて困難を要し、歩止りは10%以下であった。
【0068】また、得られたシートは柔軟性がほとんど
なく、直径100mmの大口径のアルミ棒でさえ、巻き
付けようとした場合、ひび割れが生じた。そこで、平板
のまま、積層板を作製しようとしたが、積層操作時にひ
び割れを生じる場合が多く、歩止りは10%以下であっ
た。なお、どうにか積層できた板を、同様にポストキュ
アーした積層板の物性は、以下のように実施例2とほぼ
同等であった。
なく、直径100mmの大口径のアルミ棒でさえ、巻き
付けようとした場合、ひび割れが生じた。そこで、平板
のまま、積層板を作製しようとしたが、積層操作時にひ
び割れを生じる場合が多く、歩止りは10%以下であっ
た。なお、どうにか積層できた板を、同様にポストキュ
アーした積層板の物性は、以下のように実施例2とほぼ
同等であった。
【0069】 ガラス転移温度 (Tg);291℃ 誘電率 ;3.5 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;11Kg/cm2 吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間) なお、実施例1〜12および比較例1において物性評価
のために作成した積層板の積層条件を表1に総括した。
のために作成した積層板の積層条件を表1に総括した。
【0070】
【表1】 実施例13 式(A)(化3)で示される芳香族アミン樹脂(A)
(平均分子量Mw=1500)30部および式(B)で
示されるポリマレイミド化合物(B)(平均分子量Mw
=2300)100部を、MIBK30部とDMI90
部からなる混合溶媒に、90℃にて攪拌下溶解した後、
室温まで冷却した。この溶液に、2,5−ビス(イソシ
アネートメチル)ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタンと
2,6−ビス(イソシアネートメチル)ビシクロ〔2,
2,1〕−ヘプタンの1:1混合物5部を含有するMI
BK溶液25部を、激しい攪拌下に、滴下混合し、ワニ
ス(2−V)を得た。1日放置後の2−Vの粘度は22
00cpsで、その後1ヶ月間、粘度は変化せず、保存
安定性は極めて良好であった。
(平均分子量Mw=1500)30部および式(B)で
示されるポリマレイミド化合物(B)(平均分子量Mw
=2300)100部を、MIBK30部とDMI90
部からなる混合溶媒に、90℃にて攪拌下溶解した後、
室温まで冷却した。この溶液に、2,5−ビス(イソシ
アネートメチル)ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタンと
2,6−ビス(イソシアネートメチル)ビシクロ〔2,
2,1〕−ヘプタンの1:1混合物5部を含有するMI
BK溶液25部を、激しい攪拌下に、滴下混合し、ワニ
ス(2−V)を得た。1日放置後の2−Vの粘度は22
00cpsで、その後1ヶ月間、粘度は変化せず、保存
安定性は極めて良好であった。
【0071】2−Vを、ポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム上に、バーコーターを用いて塗布
し、100℃で40分間乾燥して、150mm×150
mm、厚さ300μmのシートを得た。このシートはキ
ャリアーシートとの剥離は良好で非常に柔軟であり、直
径5mmのアルミ棒に巻き付けることが可能であった。
また、打ち抜き成形や穴開け加工も、容易かつ良好に可
能であった。本シートを5枚重ねて、乾燥器中にて、1
50℃で10分間、続いて180℃で10分間乾燥した
後、200℃にて50Kg/cm2 の圧力下、1時間
処理し、さらに、250℃のオーブン中で4時間ポスト
キュアーした。こうして得られた積層板の物性は、以下
の通り極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);288℃ ・誘電率 ;3.4 ・誘電正接 ;0.003 ・曲げ強度 ;12Kg/cm2 ・吸水率 ;0.44%(水中、25℃、24時間)
(PET)フィルム上に、バーコーターを用いて塗布
し、100℃で40分間乾燥して、150mm×150
mm、厚さ300μmのシートを得た。このシートはキ
ャリアーシートとの剥離は良好で非常に柔軟であり、直
径5mmのアルミ棒に巻き付けることが可能であった。
また、打ち抜き成形や穴開け加工も、容易かつ良好に可
能であった。本シートを5枚重ねて、乾燥器中にて、1
50℃で10分間、続いて180℃で10分間乾燥した
後、200℃にて50Kg/cm2 の圧力下、1時間
処理し、さらに、250℃のオーブン中で4時間ポスト
キュアーした。こうして得られた積層板の物性は、以下
の通り極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);288℃ ・誘電率 ;3.4 ・誘電正接 ;0.003 ・曲げ強度 ;12Kg/cm2 ・吸水率 ;0.44%(水中、25℃、24時間)
【0072】実施例14 実施例13で得たワニス(2−V)100部に対して、
平均粒径2μmの酸化アルミニウム150部を加えて、
充填剤分散ワニス溶液を得た(粘度;20000cp
s)。この充填剤分散ワニス溶液を、実施例13と同様
にしてシート化し、グリーンシートを得た。本グリーン
シートも非常に柔軟であり、直径5mmのアルミ棒に巻
き付けることが可能であった。また、打ち抜き成形や穴
開け加工性も、容易かつ良好に可能であった。本グリー
ンシートを用いて実施例13と同様にして、積層板とし
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);288℃ ・誘電率 ;3.6 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;12Kg/cm2 ・吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間)
平均粒径2μmの酸化アルミニウム150部を加えて、
充填剤分散ワニス溶液を得た(粘度;20000cp
s)。この充填剤分散ワニス溶液を、実施例13と同様
にしてシート化し、グリーンシートを得た。本グリーン
シートも非常に柔軟であり、直径5mmのアルミ棒に巻
き付けることが可能であった。また、打ち抜き成形や穴
開け加工性も、容易かつ良好に可能であった。本グリー
ンシートを用いて実施例13と同様にして、積層板とし
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);288℃ ・誘電率 ;3.6 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;12Kg/cm2 ・吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間)
【0073】実施例15 実施例13のワニス作製において、2,5−ビス(イソ
シアネートメチル)ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタン
と2,6−ビス(イソシアネートメチル)ビシクロ
〔2,2,1〕−ヘプタンの1:1混合物の添加量を2
部とした以外は、全く同じようにして粘度が500cp
sのワニスを得た。このワニス溶液をアミノシラン処理
したガラスクロス(日東紡(株)製ガラスクロス)を10
秒間それに浸し、取り出した後余分なワニスをピンチロ
ーラで取り除いた。なお、ガラスクロスは、商品名WF
230−100BS6、厚さ0.25mm、標準質量2
03g/m2のものを用いた。これを30分間、室温に
て風乾した後、100℃で40分間、続いて130℃で
10分間乾燥して、厚さ500μmの柔軟のあるプリプ
レグを得た。打ち抜き成形や穴開け加工性も容易かつ良
好に可能であった。このプリプレグを用いて実施例13
と同様にして、積層板とした。こうして得られた積層板
の物性は以下の通り極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);289℃ ・誘電率 ;3.8 ・誘電正接 ;0.001 ・曲げ強度 ;14Kg/cm2 ・吸水率 ;0.16%(水中、25℃、24時間)
シアネートメチル)ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタン
と2,6−ビス(イソシアネートメチル)ビシクロ
〔2,2,1〕−ヘプタンの1:1混合物の添加量を2
部とした以外は、全く同じようにして粘度が500cp
sのワニスを得た。このワニス溶液をアミノシラン処理
したガラスクロス(日東紡(株)製ガラスクロス)を10
秒間それに浸し、取り出した後余分なワニスをピンチロ
ーラで取り除いた。なお、ガラスクロスは、商品名WF
230−100BS6、厚さ0.25mm、標準質量2
03g/m2のものを用いた。これを30分間、室温に
て風乾した後、100℃で40分間、続いて130℃で
10分間乾燥して、厚さ500μmの柔軟のあるプリプ
レグを得た。打ち抜き成形や穴開け加工性も容易かつ良
好に可能であった。このプリプレグを用いて実施例13
と同様にして、積層板とした。こうして得られた積層板
の物性は以下の通り極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);289℃ ・誘電率 ;3.8 ・誘電正接 ;0.001 ・曲げ強度 ;14Kg/cm2 ・吸水率 ;0.16%(水中、25℃、24時間)
【0074】実施例16 実施例13において、芳香族アミン樹脂(A)を60部
に変更した以外は、全く同様にして、ワニスを得た。こ
のワニスを用いて、実施例14と同様にして、柔軟なグ
リーンシート、および、積層板を得た。こうして得られ
た積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);282℃ ・誘電率 ;3.7 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;14Kg/cm2 ・吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間)
に変更した以外は、全く同様にして、ワニスを得た。こ
のワニスを用いて、実施例14と同様にして、柔軟なグ
リーンシート、および、積層板を得た。こうして得られ
た積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);282℃ ・誘電率 ;3.7 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;14Kg/cm2 ・吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間)
【0075】実施例17 実施例13において、2,5−ビス(イソシアネートメ
チル)ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタンと2,6−ビ
ス(イソシアネートメチル)ビシクロ〔2,2,1〕−
ヘプタンの1:1混合物の添加量を10部に変更した以
外は、全く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用
いて、実施例14と同様にして、柔軟なグリーンシー
ト、および、積層板を得た。こうして得られた積層板の
物性は以下の通り極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);282℃ ・誘電率 ;3.5 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;12Kg/cm2 ・吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間)
チル)ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタンと2,6−ビ
ス(イソシアネートメチル)ビシクロ〔2,2,1〕−
ヘプタンの1:1混合物の添加量を10部に変更した以
外は、全く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用
いて、実施例14と同様にして、柔軟なグリーンシー
ト、および、積層板を得た。こうして得られた積層板の
物性は以下の通り極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);282℃ ・誘電率 ;3.5 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;12Kg/cm2 ・吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間)
【0076】実施例18 実施例13において、平均分子量が6200の芳香族ア
ミン樹脂(A)および平均分子量が8400のポリマレ
イミド樹脂(B)を用いた以外は、全く同様にして、ワ
ニスを得た。このワニスを用いて、実施例14と同様に
して、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。
こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好
であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);292℃ ・誘電率 ;3.4 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;12Kg/cm2 ・吸水率 ;0.15%(水中、25℃、24時間)
ミン樹脂(A)および平均分子量が8400のポリマレ
イミド樹脂(B)を用いた以外は、全く同様にして、ワ
ニスを得た。このワニスを用いて、実施例14と同様に
して、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。
こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好
であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);292℃ ・誘電率 ;3.4 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;12Kg/cm2 ・吸水率 ;0.15%(水中、25℃、24時間)
【0077】実施例19 実施例15において、2,5−ビス(イソシアネートメ
チル)ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタンと2,6−ビ
ス(イソシアネートメチル)ビシクロ〔2,2,1〕−
ヘプタンの1:1混合物の代わりに、トリレンジイソシ
アネートを用いた以外は、全く同様にして、ワニスを得
た。このワニスを用いて、同様にして、柔軟なプリプレ
グ、および、積層板を得た。こうして得られた積層板の
物性は以下の通り極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);290℃ ・誘電率 ;3.8 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;14Kg/cm2 ・吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間)
チル)ビシクロ〔2,2,1〕−ヘプタンと2,6−ビ
ス(イソシアネートメチル)ビシクロ〔2,2,1〕−
ヘプタンの1:1混合物の代わりに、トリレンジイソシ
アネートを用いた以外は、全く同様にして、ワニスを得
た。このワニスを用いて、同様にして、柔軟なプリプレ
グ、および、積層板を得た。こうして得られた積層板の
物性は以下の通り極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);290℃ ・誘電率 ;3.8 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;14Kg/cm2 ・吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間)
【0078】実施例20 実施例15において、芳香族アミン樹脂(A)の代わり
に、式(C)で表される芳香族アミン樹脂(C)(平均
分子量Mw;380)を用いた以外は全く同様にして、
ワニスを得た。このワニスを用いて、実施例16と同様
にして、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);286℃ ・誘電率 ;3.3 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;12Kg/cm2 ・吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間)
に、式(C)で表される芳香族アミン樹脂(C)(平均
分子量Mw;380)を用いた以外は全く同様にして、
ワニスを得た。このワニスを用いて、実施例16と同様
にして、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);286℃ ・誘電率 ;3.3 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;12Kg/cm2 ・吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間)
【0079】実施例21実施例13において、ポリマレ
イミド樹脂(B)の代わりに、式(D)で表さ れるポリマレイミド樹脂(D)(平均分子量Mw;10
50)を用いた以外は全く同様にして、ワニスを得た。
このワニスを用いて、実施例14と同様にして、柔軟な
グリーンシート、および、積層板を得た。こうして得ら
れた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。 ガラス転移温度 (Tg);289℃ ・誘電率 ;3.7 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;15Kg/cm2 ・吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間)
イミド樹脂(B)の代わりに、式(D)で表さ れるポリマレイミド樹脂(D)(平均分子量Mw;10
50)を用いた以外は全く同様にして、ワニスを得た。
このワニスを用いて、実施例14と同様にして、柔軟な
グリーンシート、および、積層板を得た。こうして得ら
れた積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。 ガラス転移温度 (Tg);289℃ ・誘電率 ;3.7 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;15Kg/cm2 ・吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間)
【0080】実施例22 実施例13において、芳香族アミン樹脂(A)の代わり
に、式(E)で表される芳香族アミン樹脂(E)(平均
分子量Mw;850)を用いた以外は全く同様にして、
ワニスを得た。このワニスを用いて、実施例14と同様
にして、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);291℃ ・誘電率 ;3.6 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;15Kg/cm2 ・吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間)
に、式(E)で表される芳香族アミン樹脂(E)(平均
分子量Mw;850)を用いた以外は全く同様にして、
ワニスを得た。このワニスを用いて、実施例14と同様
にして、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);291℃ ・誘電率 ;3.6 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;15Kg/cm2 ・吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間)
【0081】実施例23 実施例13において、ポリマレイミド樹脂(B)の代わ
りに、式(F)で表されるポリマレイミド樹脂(F)
(平均分子量Mw;1100)を用いた以外は全く同様
にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、実施例1
4と同様にして、柔軟なグリーンシート、および、積層
板を得た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り
極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);290℃ ・誘電率 ;3.4 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;15Kg/cm2 ・吸水率 ;0.16%(水中、25℃、24時間)
りに、式(F)で表されるポリマレイミド樹脂(F)
(平均分子量Mw;1100)を用いた以外は全く同様
にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、実施例1
4と同様にして、柔軟なグリーンシート、および、積層
板を得た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り
極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);290℃ ・誘電率 ;3.4 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;15Kg/cm2 ・吸水率 ;0.16%(水中、25℃、24時間)
【0082】実施例24 実施例13において、ポリマレイミド樹脂(B)の代わ
りに、式(G)で表されるポリマレイミド樹脂(G)
(平均分子量Mw;4200)を用いた以外は全く同様
にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、実施例1
4と同様にして、柔軟なグリーンシート、および、積層
板を得た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り
極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);288℃ ・誘電率 ;3.5 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;13Kg/cm2 ・吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間) なお、実施例13〜24において物性評価のために作成
した積層板の積層条件を表1に総括した。
りに、式(G)で表されるポリマレイミド樹脂(G)
(平均分子量Mw;4200)を用いた以外は全く同様
にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、実施例1
4と同様にして、柔軟なグリーンシート、および、積層
板を得た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り
極めて良好であった。 ・ガラス転移温度 (Tg);288℃ ・誘電率 ;3.5 ・誘電正接 ;0.002 ・曲げ強度 ;13Kg/cm2 ・吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間) なお、実施例13〜24において物性評価のために作成
した積層板の積層条件を表1に総括した。
【0083】
【表2】 実施例25 式(A)(化7)で示される芳香族アミン樹脂(平均分
子量Mw=1500)30部および式(B)で示される
ポリマレイミド樹脂(平均分子量Mw=2300)10
0部をMIBK30部とDMI90部からなる混合溶媒
に90℃にて撹拌下溶解した後、室温まで冷却した。こ
の溶液に式(H)(化15)で表される2,4−ジアミ
ノ−6−フェニル−S−トリアジン5部を含有するMI
BK溶液25部を激しい撹拌下滴下混合しワニス(3−
V)を得た。
子量Mw=1500)30部および式(B)で示される
ポリマレイミド樹脂(平均分子量Mw=2300)10
0部をMIBK30部とDMI90部からなる混合溶媒
に90℃にて撹拌下溶解した後、室温まで冷却した。こ
の溶液に式(H)(化15)で表される2,4−ジアミ
ノ−6−フェニル−S−トリアジン5部を含有するMI
BK溶液25部を激しい撹拌下滴下混合しワニス(3−
V)を得た。
【0084】
【化15】 1日放置後の3−Vの粘度は8000cpsで、その後
1ヶ月間粘度は変化せず、保存安定性は極めて良好であ
った。
1ヶ月間粘度は変化せず、保存安定性は極めて良好であ
った。
【0085】3−Vをポリエチレンテレフタレート(P
ET)フィルム上にバーコーターを用いて塗布し、10
0℃で40分間乾燥して、150mm×150mm、厚
さ300μmのシートを得た。このシートはキャリアー
シートとの剥離は良好で非常に柔軟であり、直径5mm
のアルミ棒に巻き付けることが可能であった。また、打
ち抜き成形や穴開け加工も容易かつ良好に可能であっ
た。
ET)フィルム上にバーコーターを用いて塗布し、10
0℃で40分間乾燥して、150mm×150mm、厚
さ300μmのシートを得た。このシートはキャリアー
シートとの剥離は良好で非常に柔軟であり、直径5mm
のアルミ棒に巻き付けることが可能であった。また、打
ち抜き成形や穴開け加工も容易かつ良好に可能であっ
た。
【0086】本シートを5枚重ねて、乾燥器中にて、1
50℃で10分間、続いて180℃で10分間乾燥した
後、200℃にて50Kg/cm2 の圧力下、1時間処
理し、さらに、250℃のオーブン中で4時間ポストキ
ュアーした。
50℃で10分間、続いて180℃で10分間乾燥した
後、200℃にて50Kg/cm2 の圧力下、1時間処
理し、さらに、250℃のオーブン中で4時間ポストキ
ュアーした。
【0087】こうして得られた積層板の物性は以下の通
り極めて良好であった。
り極めて良好であった。
【0088】 ガラス転移温度 (Tg);293℃ 誘電率 ;3.1 誘電正接 ;0.002 曲げ強度 ;14Kg/cm2 吸水率 ;0.35%(水中、25℃、24時間) 実施例26 実施例25で得たワニス(3−V)100部に対して、
平均粒径2μmの酸化アルミニウム150部を加えて、
充填剤分散ワニス溶液を得た(粘度;20000cp
s)。この充填剤分散ワニス溶液を、実施例25と同様
にしてシート化し、グリ−ンシ−トを得た。本グリ−ン
シ−トも非常に柔軟であり、直径5mmのアルミ棒に巻
き付けることが可能であった。また、打ち抜き成形や穴
開け加工性も容易かつ良好に可能であった。
平均粒径2μmの酸化アルミニウム150部を加えて、
充填剤分散ワニス溶液を得た(粘度;20000cp
s)。この充填剤分散ワニス溶液を、実施例25と同様
にしてシート化し、グリ−ンシ−トを得た。本グリ−ン
シ−トも非常に柔軟であり、直径5mmのアルミ棒に巻
き付けることが可能であった。また、打ち抜き成形や穴
開け加工性も容易かつ良好に可能であった。
【0089】本グリーンシートを用いて実施例25と同
様にして、積層板とした。こうして得られた積層板の物
性は以下の通り極めて良好であった。
様にして、積層板とした。こうして得られた積層板の物
性は以下の通り極めて良好であった。
【0090】 ガラス転移温度 (Tg);293℃ 誘電率 ;3.5 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;16Kg/cm2 吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間) 実施例27 実施例25のワニス作製において、式(H)で表される
DAT化合物の添加量を2部とした以外は全く同じよう
にして粘度が500cpsのワニスを得た。このワニス
溶液をアミノシラン処理したガラスクロス(日東紡
(株)製ガラスクロス)を10秒間それに浸し取り出した
後余分なワニスをピンチローラで取り除いた。なお、ガ
ラスクロスは、商品名WF230−100BS6、厚さ
0.25mm、標準質量203g/m2のものを用いた。
これを30分間室温にて風乾した後、100℃で40分
間、続いて130℃で10分間乾燥して、厚さ500μ
mの柔軟性あるプリプレグを得た。このプリプレグの打
ち抜き成形や穴開け加工性は容易かつ良好であった。こ
のプリプレグを用いて実施例25と同様にして、積層板
とした。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極
めて良好であった。
DAT化合物の添加量を2部とした以外は全く同じよう
にして粘度が500cpsのワニスを得た。このワニス
溶液をアミノシラン処理したガラスクロス(日東紡
(株)製ガラスクロス)を10秒間それに浸し取り出した
後余分なワニスをピンチローラで取り除いた。なお、ガ
ラスクロスは、商品名WF230−100BS6、厚さ
0.25mm、標準質量203g/m2のものを用いた。
これを30分間室温にて風乾した後、100℃で40分
間、続いて130℃で10分間乾燥して、厚さ500μ
mの柔軟性あるプリプレグを得た。このプリプレグの打
ち抜き成形や穴開け加工性は容易かつ良好であった。こ
のプリプレグを用いて実施例25と同様にして、積層板
とした。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極
めて良好であった。
【0091】 ガラス転移温度 (Tg);293℃ 誘電率 ;3.9 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;17Kg/cm2 吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間) 実施例28 実施例26において芳香族アミン樹脂(A)を60部に
変更した以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグリー
ンシート、および、積層板を得た。こうして得られた積
層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
変更した以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグリー
ンシート、および、積層板を得た。こうして得られた積
層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0092】 ガラス転移温度 (Tg);286℃ 誘電率 ;3.7 誘電正接 ;0.002 曲げ強度 ;15Kg/cm2 吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間) 実施例29 実施例26においてDAT化合物の添加量を10部に変
更した以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグリーン
シート、および、積層板を得た。こうして得られた積層
板の物性は以下の通り極めて良好であった。
更した以外は全く同様にして、ワニス、柔軟なグリーン
シート、および、積層板を得た。こうして得られた積層
板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0093】 ガラス転移温度 (Tg);284℃ 誘電率 ;3.4 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;14Kg/cm2 吸水率 ;0.10%(水中、25℃、24時間) 実施例30 実施例26において、平均分子量が6200の芳香族ア
ミン樹脂(A)および平均分子量が8400のポリマレ
イミド樹脂(B)を用いた以外は全く同様にして、ワニ
ス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。こ
うして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好で
あった。
ミン樹脂(A)および平均分子量が8400のポリマレ
イミド樹脂(B)を用いた以外は全く同様にして、ワニ
ス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。こ
うして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好で
あった。
【0094】 ガラス転移温度 (Tg);300℃ 誘電率 ;3.1 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;16Kg/cm2 吸水率 ;0.10%(水中、25℃、24時間) 実施例31 実施例25において、式(H)のDAT化合物の代わり
に式(I)(化16)で表される2,4−ジアミノ−6−
メチル−S−トリアジンを用いた以外は全く同様にし
て、ワニス、柔軟なプリプレグ、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。
に式(I)(化16)で表される2,4−ジアミノ−6−
メチル−S−トリアジンを用いた以外は全く同様にし
て、ワニス、柔軟なプリプレグ、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。
【0095】
【化16】 ガラス転移温度 (Tg);285℃ 誘電率 ;3.9 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;12Kg/cm2 吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間) 実施例32 実施例26において、芳香族アミン樹脂(A)の代わり
に、式(C)で表される芳香族アミン樹脂(平均分子量
Mw;380)を用いた以外は全く同様にして、ワニ
ス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。こ
うして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好で
あった。
に、式(C)で表される芳香族アミン樹脂(平均分子量
Mw;380)を用いた以外は全く同様にして、ワニ
ス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。こ
うして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好で
あった。
【0096】 ガラス転移温度 (Tg);291℃ 誘電率 ;3.4 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;13Kg/cm2 吸水率 ;0.10%(水中、25℃、24時間) 実施例33 実施例26において、ポリマレイミド樹脂(B)の代わ
りに、式(D)で表されるポリマレイミド樹脂(平均分
子量Mw;1050)を用いた以外は全く同様にして、
ワニス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。
りに、式(D)で表されるポリマレイミド樹脂(平均分
子量Mw;1050)を用いた以外は全く同様にして、
ワニス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。
【0097】 ガラス転移温度 (Tg);287℃ 誘電率 ;3.6 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;14Kg/cm2 吸水率 ;0.10%(水中、25℃、24時間) 実施例34 実施例26において、芳香族アミン樹脂(A)の代わり
に、式(E)で表される芳香族アミン樹脂(平均分子量
Mw;850)を用いた以外は全く同様にして、ワニ
ス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。こ
うして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好で
あった。
に、式(E)で表される芳香族アミン樹脂(平均分子量
Mw;850)を用いた以外は全く同様にして、ワニ
ス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。こ
うして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好で
あった。
【0098】 ガラス転移温度 (Tg);292℃ 誘電率 ;3.6 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;13Kg/cm2 吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間) 実施例35 実施例26において、ポリマレイミド樹脂(B)の代わ
りに、式(F)で表されるポリマレイミド樹脂(平均分
子量Mw;1100)を用いた以外は全く同様にして、
ワニス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。
りに、式(F)で表されるポリマレイミド樹脂(平均分
子量Mw;1100)を用いた以外は全く同様にして、
ワニス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。
【0099】 ガラス転移温度 (Tg);293℃ 誘電率 ;3.6 誘電正接 ;0.002 曲げ強度 ;12Kg/cm2 吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間) 実施例36 実施例26において、ポリマレイミド樹脂(B)の代わ
りに、式(G)で表されるポリマレイミド樹脂(平均分
子量Mw;4200)を用いた以外は全く同様にして、
ワニス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。
りに、式(G)で表されるポリマレイミド樹脂(平均分
子量Mw;4200)を用いた以外は全く同様にして、
ワニス、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得
た。こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて
良好であった。
【0100】 ガラス転移温度 (Tg);288℃ 誘電率 ;3.5 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;12Kg/cm2 吸水率 ;0.10%(水中、25℃、24時間) なお、実施例25〜36において物性評価のために作成
した積層板の積層条件を表1に総括した。
した積層板の積層条件を表1に総括した。
【0101】
【表3】 実施例37 式(A)(化4)で示される芳香族アミン樹脂(A)
(平均分子量Mw=1500)30部、式(B)(化
4)で示されるポリマレイミド樹脂(B)(平均分子量
Mw=2300)100部および前記ビスマレイミド化
合物(BMI−1)20部を、MIBK30部とジメチ
ルホルムアミド90部(以後、DMFと記す)からなる
混合溶媒に、90℃にて、攪拌下に溶解した後、室温ま
で冷却した。
(平均分子量Mw=1500)30部、式(B)(化
4)で示されるポリマレイミド樹脂(B)(平均分子量
Mw=2300)100部および前記ビスマレイミド化
合物(BMI−1)20部を、MIBK30部とジメチ
ルホルムアミド90部(以後、DMFと記す)からなる
混合溶媒に、90℃にて、攪拌下に溶解した後、室温ま
で冷却した。
【0102】この溶液に、NBDA5部を含有するMI
BK溶液25部を、激しい攪拌下に、滴下混合し、ワニ
ス(4−V)を得た。1日放置後の4−Vの粘度は80
00cpsで、その後1ヶ月間粘度は変化せず、保存安
定性は極めて良好であった。
BK溶液25部を、激しい攪拌下に、滴下混合し、ワニ
ス(4−V)を得た。1日放置後の4−Vの粘度は80
00cpsで、その後1ヶ月間粘度は変化せず、保存安
定性は極めて良好であった。
【0103】4−Vを、ポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム上に、バーコーターを用いて塗布
し、100℃で40分間乾燥して、150mm×150
mm、厚さ300μmのシートを得た。このシートはキ
ャリアーシートとの剥離は良好で非常に柔軟であり、直
径5mmのアルミ棒に巻き付けることが可能であった。
また、打ち抜き成形や穴開け加工も、容易で、かつ良好
に行うことが可能であった。
(PET)フィルム上に、バーコーターを用いて塗布
し、100℃で40分間乾燥して、150mm×150
mm、厚さ300μmのシートを得た。このシートはキ
ャリアーシートとの剥離は良好で非常に柔軟であり、直
径5mmのアルミ棒に巻き付けることが可能であった。
また、打ち抜き成形や穴開け加工も、容易で、かつ良好
に行うことが可能であった。
【0104】本シートを5枚重ねて、乾燥器中にて、1
50℃で10分間、続いて180℃で10分間乾燥した
後、200℃にて50Kg/cm2の圧力下、1時間処
理し、さらに、250℃のオーブン中で4時間ポストキ
ュアーした。こうして得られた積層板の物性は以下の通
り極めて良好であった。
50℃で10分間、続いて180℃で10分間乾燥した
後、200℃にて50Kg/cm2の圧力下、1時間処
理し、さらに、250℃のオーブン中で4時間ポストキ
ュアーした。こうして得られた積層板の物性は以下の通
り極めて良好であった。
【0105】 ガラス転移温度 (Tg);301℃ 誘電率 ;3.0 誘電正接 ;0.003 曲げ強度 ;14Kg/cm2 吸水率 ;0.24%(水中、25℃、24時間) 実施例38 実施例37で得たワニス(4−V)100部に対して、
平均粒径2μmの酸化アルミニウム150部を加えて、
充填剤分散ワニス溶液を得た(粘度;20000cp
s)。この充填剤分散ワニス溶液を、実施例37と同様
にしてシート化し、グリーンシートを得た。本グリーン
シートも非常に柔軟であり、直径5mmのアルミ棒に巻
き付けることが可能であった。また、打ち抜き成形や穴
開け加工性も、容易、かつ良好に行うことが可能であっ
た。本グリーンシートを用いて実施例37と同様にし
て、積層板とした。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
平均粒径2μmの酸化アルミニウム150部を加えて、
充填剤分散ワニス溶液を得た(粘度;20000cp
s)。この充填剤分散ワニス溶液を、実施例37と同様
にしてシート化し、グリーンシートを得た。本グリーン
シートも非常に柔軟であり、直径5mmのアルミ棒に巻
き付けることが可能であった。また、打ち抜き成形や穴
開け加工性も、容易、かつ良好に行うことが可能であっ
た。本グリーンシートを用いて実施例37と同様にし
て、積層板とした。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
【0106】 ガラス転移温度 (Tg);301℃ 誘電率 ;3.4 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;15Kg/cm2 吸水率 ;0.13%(水中、25℃、24時間) 実施例39 実施例37のワニス作製において、BMI−1の添加量
を40部とした以外は、全く同じようにして粘度が50
0cpsのワニスを得た。このワニス溶液をアミノシラ
ン処理したガラスクロス(日東紡(株)製ガラスクロ
ス)を10秒間それに浸し、取り出した後余分なワニスを
ピンチローラで取り除いた。なお、ガラスクロスは、商
品名WF230−100BS6、厚さ0.25mm、標
準質量203g/m2のものを用いた。これを30分間
室温にて風乾した後、100℃で40分間、続いて13
0℃で10分間乾燥して、厚さ500μmの柔軟のある
プリプレグが得られ、打ち抜き成形や穴開け加工性も容
易かつ良好に行うことが可能であった。このプリプレグ
を用いて実施例37と同様にして、積層板とした。こう
して得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好であ
った。
を40部とした以外は、全く同じようにして粘度が50
0cpsのワニスを得た。このワニス溶液をアミノシラ
ン処理したガラスクロス(日東紡(株)製ガラスクロ
ス)を10秒間それに浸し、取り出した後余分なワニスを
ピンチローラで取り除いた。なお、ガラスクロスは、商
品名WF230−100BS6、厚さ0.25mm、標
準質量203g/m2のものを用いた。これを30分間
室温にて風乾した後、100℃で40分間、続いて13
0℃で10分間乾燥して、厚さ500μmの柔軟のある
プリプレグが得られ、打ち抜き成形や穴開け加工性も容
易かつ良好に行うことが可能であった。このプリプレグ
を用いて実施例37と同様にして、積層板とした。こう
して得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好であ
った。
【0107】 ガラス転移温度 (Tg);299℃ 誘電率 ;3.2 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;16Kg/cm2 吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間) 実施例40 実施例37において、芳香族アミン樹脂(A)を60部
に変更した以外は、全く同様にして、ワニスを得た。こ
のワニスを用いて、実施例38と同様にして、柔軟なグ
リーンシート、および、積層板を得た。こうして得られ
た積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
に変更した以外は、全く同様にして、ワニスを得た。こ
のワニスを用いて、実施例38と同様にして、柔軟なグ
リーンシート、および、積層板を得た。こうして得られ
た積層板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0108】 ガラス転移温度 (Tg);303℃ 誘電率 ;3.0 誘電正接 ;0.002 曲げ強度 ;13Kg/cm2 吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間) 実施例41 実施例37において、NBDAの添加量を10部に変更
した以外は、全く同様にして、ワニスを得た。このワニ
スを用いて、実施例38と同様にして、柔軟なグリーン
シート、および、積層板を得た。こうして得られた積層
板の物性は以下の通り極めて良好であった。
した以外は、全く同様にして、ワニスを得た。このワニ
スを用いて、実施例38と同様にして、柔軟なグリーン
シート、および、積層板を得た。こうして得られた積層
板の物性は以下の通り極めて良好であった。
【0109】 ガラス転移温度 (Tg);300℃ 誘電率 ;3.0 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;14Kg/cm2 吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間) 実施例42 実施例37において、平均分子量が6200の芳香族ア
ミン樹脂(A)および平均分子量が8400のポリマレ
イミド樹脂(B)を用いた以外は、全く同様にして、ワ
ニスを得た。このワニスを用いて、実施例38と同様に
して、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。
こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好
であった。
ミン樹脂(A)および平均分子量が8400のポリマレ
イミド樹脂(B)を用いた以外は、全く同様にして、ワ
ニスを得た。このワニスを用いて、実施例38と同様に
して、柔軟なグリーンシート、および、積層板を得た。
こうして得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好
であった。
【0110】 ガラス転移温度 (Tg);308℃ 誘電率 ;3.2 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;16Kg/cm2 吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間) 実施例43 実施例37において、NBDAの代わりに1,4-ジアミノ
シクロヘキサンを用いた以外は、全く同様にして、ワニ
スを得た。このワニスを用いて、実施例39と同様にし
て、柔軟なプリプレグ、および、積層板を得た。こうし
て得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好であっ
た。
シクロヘキサンを用いた以外は、全く同様にして、ワニ
スを得た。このワニスを用いて、実施例39と同様にし
て、柔軟なプリプレグ、および、積層板を得た。こうし
て得られた積層板の物性は以下の通り極めて良好であっ
た。
【0111】 ガラス転移温度 (Tg);295℃ 誘電率 ;3.3 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;12Kg/cm2 吸水率 ;0.15%(水中、25℃、24時間) 実施例44 実施例37において、芳香族アミン樹脂(A)の代わり
に、式(C)(化5)で表される芳香族アミン樹脂
(C)(平均分子量Mw;380)を用いた以外は、全
く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、実
施例38と同様にして、柔軟なグリーンシート、およ
び、積層板を得た。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
に、式(C)(化5)で表される芳香族アミン樹脂
(C)(平均分子量Mw;380)を用いた以外は、全
く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、実
施例38と同様にして、柔軟なグリーンシート、およ
び、積層板を得た。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
【0112】 ガラス転移温度 (Tg);308℃ 誘電率 ;3.2 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;16Kg/cm2 吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間) 実施例45 実施例37において、ポリマレイミド樹脂(B)の代わ
りに、式(D)(化6)で表されるポリマレイミド樹脂
(D)(平均分子量Mw;1050)を用いた以外は、
全く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、
実施例38と同様にして、柔軟なグリーンシート、およ
び、積層板を得た。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
りに、式(D)(化6)で表されるポリマレイミド樹脂
(D)(平均分子量Mw;1050)を用いた以外は、
全く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、
実施例38と同様にして、柔軟なグリーンシート、およ
び、積層板を得た。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
【0113】 ガラス転移温度 (Tg);306℃ 誘電率 ;3.7 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;15Kg/cm2 吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間) 実施例46 実施例37において、芳香族アミン樹脂(A)の代わり
に、式(E)(化7)で表される芳香族アミン樹脂
(E)(平均分子量Mw;850)を用いた以外は、全
く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、実
施例38と同様にして、柔軟なグリーンシート、およ
び、積層板を得た。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
に、式(E)(化7)で表される芳香族アミン樹脂
(E)(平均分子量Mw;850)を用いた以外は、全
く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、実
施例38と同様にして、柔軟なグリーンシート、およ
び、積層板を得た。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
【0114】 ガラス転移温度 (Tg);302℃ 誘電率 ;3.2 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;14Kg/cm2 吸水率 ;0.12%(水中、25℃、24時間) 実施例47 実施例38において、ポリマレイミド樹脂(B)の代わ
りに、式(F)(化8)で表されるポリマレイミド樹脂
(F)(平均分子量Mw;1100)を用いた以外は、
全く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、
実施例38と同様にして、柔軟なグリーンシート、およ
び、積層板を得た。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
りに、式(F)(化8)で表されるポリマレイミド樹脂
(F)(平均分子量Mw;1100)を用いた以外は、
全く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、
実施例38と同様にして、柔軟なグリーンシート、およ
び、積層板を得た。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
【0115】 ガラス転移温度 (Tg);302℃ 誘電率 ;3.5 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;12Kg/cm2 吸水率 ;0.11%(水中、25℃、24時間) 実施例48 実施例38において、ポリマレイミド樹脂(B)の代わ
りに、式(G)(化9)で表されるポリマレイミド樹脂
(G)(平均分子量Mw;4200)を用いた以外は、
全く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、
実施例38と同様にして、柔軟なグリーンシート、およ
び、積層板を得た。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
りに、式(G)(化9)で表されるポリマレイミド樹脂
(G)(平均分子量Mw;4200)を用いた以外は、
全く同様にして、ワニスを得た。このワニスを用いて、
実施例38と同様にして、柔軟なグリーンシート、およ
び、積層板を得た。こうして得られた積層板の物性は以
下の通り極めて良好であった。
【0116】 ガラス転移温度 (Tg);310℃ 誘電率 ;3.1 誘電正接 ;0.001 曲げ強度 ;13Kg/cm2 吸水率 ;0.10%(水中、25℃、24時間) なお、実施例37〜48において物性評価のために作成
した積層板の積層条件を表4に総括した。
した積層板の積層条件を表4に総括した。
【0117】
【表4】
【0118】
【発明の効果】本発明により、良好な可撓性・柔軟性を
有するプリプレグ及びグリーンシートが得られる熱硬化
性樹脂組成物を提供することが可能になり、積層板作製
の作業性や生産性を飛躍的に向上させることができる。
有するプリプレグ及びグリーンシートが得られる熱硬化
性樹脂組成物を提供することが可能になり、積層板作製
の作業性や生産性を飛躍的に向上させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平9−115559 (32)優先日 平9(1997)5月6日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 鈴木 孝太郎 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 浦上 達宣 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 大辻 淳夫 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 田中 耕三 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内
Claims (20)
- 【請求項1】 一般式(1)(化1)で表される芳香族
アミン樹脂、一般式(2)(化2)で表されるポリマレ
イミド樹脂及び2官能性架橋剤を含有することを特徴と
するポリマレイミド樹脂組成物。 【化1】 【化2】 (式中、R1およびR2はそれぞれ水素原子、ハロゲン
原子、アルキル基、アルコキシ基またはアリール基を表
し、nおよびmはそれぞれ0〜50の整数を表す。) - 【請求項2】 一般式(1)で表わされる芳香族アミン
樹脂、一般式(2)で表わされるポリマレイミド樹脂お
よび2官能性架橋剤をそれぞれ独立に5〜100/10
0/1〜30の重量比で含有することを特徴とする請求
項1記載のポリマレイミド樹脂組成物。 - 【請求項3】 2官能性架橋剤が、脂肪族ジアミン化合
物、2,4−ジアミノ−S−トリアジン化合物およびジ
イソシアネート化合物からなる群から選ばれたものであ
る請求項1記載のポリマレイミド樹脂組成物。 - 【請求項4】 2官能性架橋剤が、脂肪族ジアミン化合
物、2,4−ジアミノ−S−トリアジン化合物およびジ
イソシアネート化合物からなる群から選ばれたものであ
り、一般式(1)で表される芳香族アミン樹脂、一般式
(2)で表されるポリマレイミド樹脂および2官能性架
橋剤をそれぞれ独立に5〜100/100/1〜30の
重量比で含有することを特徴とする請求項1記載のポリ
マレイミド樹脂組成物。 - 【請求項5】 2官能性架橋剤が、脂肪族ジアミン化合
物である請求項3記載のポリマレイミド樹脂組成物。 - 【請求項6】 2,4−ジアミノ−S−トリアジン化合
物が式(3) 【化3】 (式中、R1およびR2はそれぞれ独立に水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基またはアリール
基を、nおよびmはそれぞれ独立に0〜50の整数を、
R3は水素原子、アルキル基または置換基を有してもよ
いフェニル基を表す。)で表されるものである請求項3
記載のポリマレイミド樹脂組成物。 - 【請求項7】 2官能性架橋剤が、ジイソシアネート化
合物である請求項3記載のポリマレイミド樹脂組成物。 - 【請求項8】 2官能性架橋剤が脂肪族ジアミン化合物
であり、更にビスマレイミド化合物を加えてなるもので
あり、かつ一般式(1)で表される芳香族アミン樹脂、
一般式(2)で表されるポリマレイミド樹脂、脂肪族ジ
アミン化合物およびビスマレイミド化合物をそれぞれ5
〜100/100/1〜30/5〜50の重量比で含有
する請求項3記載のポリマレイミド樹脂組成物。 - 【請求項9】 請求項4に記載のポリマレイミド樹脂組
成物を溶剤に溶解したことを特徴とするワニス溶液。 - 【請求項10】 請求項8に記載のポリマレイミド樹脂
組成物を溶剤に溶解したことを特徴とするワニス溶液。 - 【請求項11】 請求項4に記載のポリマレイミド樹脂
組成物を用い充填剤と共に溶剤中に分散させたことを特
徴とする充填剤ワニス溶液。 - 【請求項12】 請求項8に記載のポリマレイミド樹脂
組成物を用い充填剤と共に溶剤中に分散させたことを特
徴とする充填剤ワニス溶液。 - 【請求項13】 請求項9に記載のワニス溶液を繊維布
に含浸したことを特徴とするプリプレグ。 - 【請求項14】 請求項10に記載のワニス溶液を繊維
布に含浸したことを特徴とするプリプレグ。 - 【請求項15】 請求項11に記載の充填剤分散ワニス
溶液を樹脂シートに塗布乾燥後剥離して得られたことを
特徴とするグリーンシート。 - 【請求項16】 請求項12に記載の充填剤分散ワニス
溶液を樹脂シートに塗布乾燥後剥離して得られたことを
特徴とするグリーンシート。 - 【請求項17】 請求項13に記載のプリプレグを複数
枚積層して成形物としたことを特徴とする半導体基板用
積層板。 - 【請求項18】 請求項14に記載のプリプレグを複数
枚積層して成形物としたことを特徴とする半導体基板用
積層板。 - 【請求項19】 請求項15に記載のグリーンシートを
複数枚積層して成形物としたことを特徴とする半導体基
板用積層板。 - 【請求項20】 請求項16に記載のグリーンシートを
複数枚積層して成形物としたことを特徴とする半導体基
板用積層板。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (9)
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JP9362097 | 1997-04-11 | ||
JP10021197 | 1997-04-17 | ||
JP9-100211 | 1997-05-06 | ||
JP11555997 | 1997-05-06 | ||
JP9-115559 | 1997-05-06 | ||
JP9-93620 | 1997-05-06 | ||
JP8-302089 | 1997-05-06 | ||
JP9311953A JPH1121351A (ja) | 1996-11-13 | 1997-11-13 | ポリマレイミド樹脂組成物およびそれを用いた半導体基板用積層板 |
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Family Applications (1)
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JP9311953A Pending JPH1121351A (ja) | 1996-11-13 | 1997-11-13 | ポリマレイミド樹脂組成物およびそれを用いた半導体基板用積層板 |
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EP (1) | EP0842966B1 (ja) |
JP (1) | JPH1121351A (ja) |
KR (1) | KR100255789B1 (ja) |
DE (1) | DE69703375T2 (ja) |
TW (1) | TW473493B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7638564B2 (en) | 2005-10-04 | 2009-12-29 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | Low dielectric loss tangent-resin varnish, prepreg, laminated sheet, and printed wiring board using the varnish |
KR20220090097A (ko) * | 2020-12-22 | 2022-06-29 | 주식회사 네패스 | 절연막 조성물 및 이를 경화한 절연막 |
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---|---|---|---|---|
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US7705110B2 (en) * | 2004-12-06 | 2010-04-27 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Non-gelled curable compositions containing imide functional compounds |
US7294683B2 (en) * | 2004-12-06 | 2007-11-13 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Non-gelled curable compositions containing imide functional compounds |
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DE3883134T2 (de) * | 1987-10-08 | 1994-04-14 | Mitsui Toatsu Chemicals | Aromatische Aminharze, ihr Herstellungsverfahren und diese verwendende wärmehärtende Harzmischungen. |
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JP2546860B2 (ja) | 1987-11-10 | 1996-10-23 | 三井東圧化学株式会社 | 芳香族アミン樹脂の製造方法 |
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-
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- 1997-11-10 US US08/966,802 patent/US5945503A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-11-12 KR KR1019970059458A patent/KR100255789B1/ko not_active IP Right Cessation
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- 1997-11-13 EP EP97309134A patent/EP0842966B1/en not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20220090097A (ko) * | 2020-12-22 | 2022-06-29 | 주식회사 네패스 | 절연막 조성물 및 이를 경화한 절연막 |
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---|---|
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DE69703375T2 (de) | 2001-05-03 |
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