JPH11211513A - 指針の照明装置 - Google Patents
指針の照明装置Info
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- JPH11211513A JPH11211513A JP1925098A JP1925098A JPH11211513A JP H11211513 A JPH11211513 A JP H11211513A JP 1925098 A JP1925098 A JP 1925098A JP 1925098 A JP1925098 A JP 1925098A JP H11211513 A JPH11211513 A JP H11211513A
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Abstract
(57)【要約】
【課 題】 表示板と導光板との固定が確実に行い得る
とともに、均一で良好な指針照明が可能な指針の照明装
置を提供する。 【解決手段】 表示板２および導光板１にはそれぞれ貫
通孔３，３Ａを設ける。この貫通孔３，３Ａには回転軸
４が挿通され、回転軸４の先端側には指針５の基部６を
圧入固定する。導光板１の貫通孔３Ａ周縁には導光板１
内に入射した照明光を反射させて指針５側に導く反射面
７を形成する。また、指針５側には受光部８と指針反射
部９を設ける。また、指針５の受光部８周囲および上側
を遮光性の指針キャップ１０で覆う。表示板２の貫通孔
３の内端から指針キャップ１０の内側に突出する遮光リ
ング１１を立設し、この遮光リング１１の外側周囲に表
示板２の貫通孔３周縁部を挟持するフランジ部１２を設
ける。また、遮光リング１１の内側には突出し部１３を
設け、この突出し部１３の底面と導光板１の表面とを超
音波溶着して遮光リング１１を導光板１に固定する。
とともに、均一で良好な指針照明が可能な指針の照明装
置を提供する。 【解決手段】 表示板２および導光板１にはそれぞれ貫
通孔３，３Ａを設ける。この貫通孔３，３Ａには回転軸
４が挿通され、回転軸４の先端側には指針５の基部６を
圧入固定する。導光板１の貫通孔３Ａ周縁には導光板１
内に入射した照明光を反射させて指針５側に導く反射面
７を形成する。また、指針５側には受光部８と指針反射
部９を設ける。また、指針５の受光部８周囲および上側
を遮光性の指針キャップ１０で覆う。表示板２の貫通孔
３の内端から指針キャップ１０の内側に突出する遮光リ
ング１１を立設し、この遮光リング１１の外側周囲に表
示板２の貫通孔３周縁部を挟持するフランジ部１２を設
ける。また、遮光リング１１の内側には突出し部１３を
設け、この突出し部１３の底面と導光板１の表面とを超
音波溶着して遮光リング１１を導光板１に固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば車両用計器に
用いられ、表示板の背後に指針を照明する導光板を備
え、この導光板と表示板との固定並びに表示板と指針と
の隙間からの光洩れ防止を合わせ持つ遮光リングを用い
た指針の照明装置に関するものである。
用いられ、表示板の背後に指針を照明する導光板を備
え、この導光板と表示板との固定並びに表示板と指針と
の隙間からの光洩れ防止を合わせ持つ遮光リングを用い
た指針の照明装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、指針を光透過性の材料から形
成して受光部を設けると共に表示板の背後に導光板を配
置し、この導光板より導いた照明光を指針の受光部から
入射させ、指針を光輝させる指針照明装置が良く知られ
ている。
成して受光部を設けると共に表示板の背後に導光板を配
置し、この導光板より導いた照明光を指針の受光部から
入射させ、指針を光輝させる指針照明装置が良く知られ
ている。
【０００３】この様な指針照明装置において、導光板上
に重ね合わせた表示板の浮きを防止するものとして、例
えば実公平５−２８４９１号公報があり、係止爪を設け
た係止部材で文字板（表示板）と導光板とを固定してい
る。また、導光板から指針の受光部に導かれる光の一部
が表示板上に漏光するのを防止するものとしては、例え
ば実公平６−２００９７号公報に示されているように遮
光リングを装着したものがある。
に重ね合わせた表示板の浮きを防止するものとして、例
えば実公平５−２８４９１号公報があり、係止爪を設け
た係止部材で文字板（表示板）と導光板とを固定してい
る。また、導光板から指針の受光部に導かれる光の一部
が表示板上に漏光するのを防止するものとしては、例え
ば実公平６−２００９７号公報に示されているように遮
光リングを装着したものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例において前者は文字板と導光板とを固定するための
係止部材に設けた係止爪が導光板に挿通されているた
め、導光板内に入射した光が係止爪によって遮られ、係
止爪の有る箇所と無い箇所とでは指針の発光輝度が異な
って指針が回動したときに指針の照明にムラが生じやす
かった。また、この係止部材は文字板と導光板とを固定
するためのものであり、導光板から指針基部に導かれる
光の一部が文字板上に漏光するのを防止する機能は持っ
ていなかった。また、後者は文字板上への漏光に対して
は効果があるものの、文字板と導光板とは通常、粘着テ
ープやビスなどにより固定されるが、粘着テープの場合
は徐々に粘着力が低下しやすく信頼性に難があり、ビス
の場合は限られた部分の固定であるため、特に指針軸周
辺部の文字板に浮きが生じることがあり、外観や照明に
影響を及ぼすことがあった。
来例において前者は文字板と導光板とを固定するための
係止部材に設けた係止爪が導光板に挿通されているた
め、導光板内に入射した光が係止爪によって遮られ、係
止爪の有る箇所と無い箇所とでは指針の発光輝度が異な
って指針が回動したときに指針の照明にムラが生じやす
かった。また、この係止部材は文字板と導光板とを固定
するためのものであり、導光板から指針基部に導かれる
光の一部が文字板上に漏光するのを防止する機能は持っ
ていなかった。また、後者は文字板上への漏光に対して
は効果があるものの、文字板と導光板とは通常、粘着テ
ープやビスなどにより固定されるが、粘着テープの場合
は徐々に粘着力が低下しやすく信頼性に難があり、ビス
の場合は限られた部分の固定であるため、特に指針軸周
辺部の文字板に浮きが生じることがあり、外観や照明に
影響を及ぼすことがあった。
【０００５】本発明はこの様な点に鑑みなされたもの
で、表示板と導光板との固定が確実に行い得るととも
に、均一で良好な指針照明が可能な指針の照明装置を提
供することを目的とする。
で、表示板と導光板との固定が確実に行い得るととも
に、均一で良好な指針照明が可能な指針の照明装置を提
供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、表面に表示部を施した表示板と、この表示板
の裏面側に配設した導光板とに貫通孔をそれぞれ設け、
この貫通孔に挿通された回転軸先端に受光部を有する指
針を固設すると共に、受光部の周囲を指針キャップで覆
い、前記導光板の貫通孔周縁には反射面を設けて光源か
ら導光板内に入射した照明光をこの反射面で反射させて
指針に導いて指針を光輝させるようにした指針の照明装
置であって、前記表示板の貫通孔は前記導光板の反射面
より径大であり、この貫通孔内端に指針キャップとの間
の間隙に突出する遮光リングを立設し、遮光リングの外
側周囲には表示板の貫通孔周縁を導光板とで挟持するフ
ランジ部を設けるとともに、遮光リングの内側に突出し
部を設け、この突出し部底面と導光板とを溶着すること
によって遮光リングを導光板に固定したものである。
するため、表面に表示部を施した表示板と、この表示板
の裏面側に配設した導光板とに貫通孔をそれぞれ設け、
この貫通孔に挿通された回転軸先端に受光部を有する指
針を固設すると共に、受光部の周囲を指針キャップで覆
い、前記導光板の貫通孔周縁には反射面を設けて光源か
ら導光板内に入射した照明光をこの反射面で反射させて
指針に導いて指針を光輝させるようにした指針の照明装
置であって、前記表示板の貫通孔は前記導光板の反射面
より径大であり、この貫通孔内端に指針キャップとの間
の間隙に突出する遮光リングを立設し、遮光リングの外
側周囲には表示板の貫通孔周縁を導光板とで挟持するフ
ランジ部を設けるとともに、遮光リングの内側に突出し
部を設け、この突出し部底面と導光板とを溶着すること
によって遮光リングを導光板に固定したものである。
【０００７】また本発明は、表面に表示部を施した表示
板と、この表示板の裏面側に配設した導光板とに貫通孔
をそれぞれ設け、この貫通孔に挿通された回転軸先端に
受光部を有する指針を固設すると共に、受光部の周囲を
指針キャップで覆い、前記導光板の貫通孔周縁には反射
面を設けて光源から導光板内に入射した照明光をこの反
射面で反射させて指針に導いて指針を光輝させるように
した指針の照明装置であって、前記反射面に対応する表
示板箇所は光透過可能な透光部となし、この透光部に前
記反射面で反射した照明光の透過光量を調整する調光層
を設けるとともに、透光部周辺に挿通孔を設け、この挿
通孔に指針キャップとの間の間隙に突出する遮光リング
を立設し、遮光リングの外側周囲には表示板の挿通孔周
縁を導光板とで挟持するフランジ部を設けるとともに、
遮光リングの内側に突出し部を設け、この突出し部底面
と導光板とを溶着することによって遮光リングを導光板
に固定したものである。
板と、この表示板の裏面側に配設した導光板とに貫通孔
をそれぞれ設け、この貫通孔に挿通された回転軸先端に
受光部を有する指針を固設すると共に、受光部の周囲を
指針キャップで覆い、前記導光板の貫通孔周縁には反射
面を設けて光源から導光板内に入射した照明光をこの反
射面で反射させて指針に導いて指針を光輝させるように
した指針の照明装置であって、前記反射面に対応する表
示板箇所は光透過可能な透光部となし、この透光部に前
記反射面で反射した照明光の透過光量を調整する調光層
を設けるとともに、透光部周辺に挿通孔を設け、この挿
通孔に指針キャップとの間の間隙に突出する遮光リング
を立設し、遮光リングの外側周囲には表示板の挿通孔周
縁を導光板とで挟持するフランジ部を設けるとともに、
遮光リングの内側に突出し部を設け、この突出し部底面
と導光板とを溶着することによって遮光リングを導光板
に固定したものである。
【０００８】また本発明は、前記遮光リングの内側に表
示板の透光部側周縁を挟持する押さえ部を設けたもので
ある。
示板の透光部側周縁を挟持する押さえ部を設けたもので
ある。
【０００９】
【発明の実施の形態】表示板２および表示板２の裏面側
に配設した導光板１にはそれぞれ貫通孔３，３Ａが設け
てある。この貫通孔３，３Ａには計器本体から伸びた回
転軸４が挿通され、回転軸４の先端側には指針５の基部
６が圧入固定してある。導光板１の貫通孔３Ａ周縁には
光源から導光板１内に入射した照明光を反射させて指針
５側に導く反射面７が形成されている。また、指針５側
には導光板１に設けた反射面７と対向する位置に受光部
８を設けるとともに、この受光部８に入射した光を反射
させて指針５先端側に導く指針反射部９を設けてある。
また、指針５の受光部８周囲および上側を遮光性の指針
キャップ１０で覆ってある。
に配設した導光板１にはそれぞれ貫通孔３，３Ａが設け
てある。この貫通孔３，３Ａには計器本体から伸びた回
転軸４が挿通され、回転軸４の先端側には指針５の基部
６が圧入固定してある。導光板１の貫通孔３Ａ周縁には
光源から導光板１内に入射した照明光を反射させて指針
５側に導く反射面７が形成されている。また、指針５側
には導光板１に設けた反射面７と対向する位置に受光部
８を設けるとともに、この受光部８に入射した光を反射
させて指針５先端側に導く指針反射部９を設けてある。
また、指針５の受光部８周囲および上側を遮光性の指針
キャップ１０で覆ってある。
【００１０】導光板１に設けた反射面７より大きく形成
した表示板２の貫通孔３の内端から指針キャップ１０の
内側に突出する遮光リング１１を立設し、この遮光リン
グ１１の外側周囲に表示板２の貫通孔３周縁部を挟持す
るフランジ部１２を設けてある。また、遮光リング１１
の内側には突出し部１３を設け、この突出し部１３の底
面と導光板１の表面とを超音波溶着して遮光リング１１
を導光板１に固定している。
した表示板２の貫通孔３の内端から指針キャップ１０の
内側に突出する遮光リング１１を立設し、この遮光リン
グ１１の外側周囲に表示板２の貫通孔３周縁部を挟持す
るフランジ部１２を設けてある。また、遮光リング１１
の内側には突出し部１３を設け、この突出し部１３の底
面と導光板１の表面とを超音波溶着して遮光リング１１
を導光板１に固定している。
【００１１】この様に構成したことにより、表示板２と
導光板１との確実な固定および表示板２と指針５との隙
間からの光洩れ防止を１ヶの遮光リング１１で行うこと
ができ、かつ指針の回動による照明ムラも抑制され、均
一で良好な指針照明が可能となる。
導光板１との確実な固定および表示板２と指針５との隙
間からの光洩れ防止を１ヶの遮光リング１１で行うこと
ができ、かつ指針の回動による照明ムラも抑制され、均
一で良好な指針照明が可能となる。
【００１２】
【実施例】本発明を車両用計器における指針の照明装置
を例に説明する。図１は本発明の第１実施例で、光透過
性の導光板１の表面側には目盛、文字、数字などの表示
部を施した表示板２が配設してあり、この表示板２と導
光板１の中央には貫通孔３，３Ａがそれぞれ設けてあ
る。この貫通孔３，３Ａには図示しない計器本体から伸
びた回転軸４が挿通され、回転軸４の先端側には光透過
性の指針５の基部６が圧入固定され、回転軸４の回転に
よって指針５が回動し、表示板２上の表示部を指示する
ように構成してある。
を例に説明する。図１は本発明の第１実施例で、光透過
性の導光板１の表面側には目盛、文字、数字などの表示
部を施した表示板２が配設してあり、この表示板２と導
光板１の中央には貫通孔３，３Ａがそれぞれ設けてあ
る。この貫通孔３，３Ａには図示しない計器本体から伸
びた回転軸４が挿通され、回転軸４の先端側には光透過
性の指針５の基部６が圧入固定され、回転軸４の回転に
よって指針５が回動し、表示板２上の表示部を指示する
ように構成してある。
【００１３】導光板１の貫通孔３Ａ周縁には図示しない
光源から導光板１内に入射した照明光を反射させて指針
５側に導く反射面７が形成されている。また、指針５側
には導光板１に設けた反射面７と対向する位置に受光部
８を設けるとともに、この受光部８に入射した光を反射
させて指針５先端側に導く指針反射部９を設けてある。
また、指針５の受光部８周囲および上側を遮光性の指針
キャップ１０で覆ってある。
光源から導光板１内に入射した照明光を反射させて指針
５側に導く反射面７が形成されている。また、指針５側
には導光板１に設けた反射面７と対向する位置に受光部
８を設けるとともに、この受光部８に入射した光を反射
させて指針５先端側に導く指針反射部９を設けてある。
また、指針５の受光部８周囲および上側を遮光性の指針
キャップ１０で覆ってある。
【００１４】表示板２の貫通孔３は導光板１に設けた反
射面７より大きく、かつ、指針キャップ１０より径小に
設けてある。そして貫通孔３の内端から指針キャップ１
０の内側に突出する遮光リング１１を指針キャップ１０
の下端より上方に位置するように立設し、この遮光リン
グ１１の外側周囲に表示板２の貫通孔３周縁部に伸び導
光板１との間で貫通孔３周縁部を挟持するフランジ部１
２を設けてある。また、遮光リング１１の内側には突出
し部１３を設けてある。この突出し部１３は遮光リング
１１内側の全周に設けても良く、あるいは部分的に設け
ても良い。そして遮光リング１１の内側に設けた突出し
部１３の底面と導光板１の表面とを超音波溶着して遮光
リング１１を導光板１に固定してある。
射面７より大きく、かつ、指針キャップ１０より径小に
設けてある。そして貫通孔３の内端から指針キャップ１
０の内側に突出する遮光リング１１を指針キャップ１０
の下端より上方に位置するように立設し、この遮光リン
グ１１の外側周囲に表示板２の貫通孔３周縁部に伸び導
光板１との間で貫通孔３周縁部を挟持するフランジ部１
２を設けてある。また、遮光リング１１の内側には突出
し部１３を設けてある。この突出し部１３は遮光リング
１１内側の全周に設けても良く、あるいは部分的に設け
ても良い。そして遮光リング１１の内側に設けた突出し
部１３の底面と導光板１の表面とを超音波溶着して遮光
リング１１を導光板１に固定してある。
【００１５】この様に構成した指針の照明装置におい
て、光源から導光板１内に入射した照明光は導光板１の
反射面７で反射して指針５の受光部８より指針５内に入
射して、さらに指針反射部９で反射して指針５先端側へ
導かれて指針５を光輝するが、導光板１の反射面７で指
針５の受光部８側に反射されず、表示板２の貫通孔３内
端側に反射もしくは洩れた光、あるいは光源より導光板
１内に入らず直接貫通孔３，３Ａ付近に向かう光があっ
たとしても遮光リング１１を設けてあることにより指針
キャップ１０周辺に漏光することはない。
て、光源から導光板１内に入射した照明光は導光板１の
反射面７で反射して指針５の受光部８より指針５内に入
射して、さらに指針反射部９で反射して指針５先端側へ
導かれて指針５を光輝するが、導光板１の反射面７で指
針５の受光部８側に反射されず、表示板２の貫通孔３内
端側に反射もしくは洩れた光、あるいは光源より導光板
１内に入らず直接貫通孔３，３Ａ付近に向かう光があっ
たとしても遮光リング１１を設けてあることにより指針
キャップ１０周辺に漏光することはない。
【００１６】また、遮光リング１１に表示板２の貫通孔
３周縁部を挟持するフランジ部１２と突出し部１３を設
けて、この突出し部１３と導光板１とを超音波溶着した
ことにより、粘着テープなどを用いることなく表示板２
を導光板１に確実に固定できる。さらに、従来例の如く
導光板１に穴をあけてその穴内に係止爪を挿入する必要
もないため、導光板１内を伝わる照明光が遮られること
もなく、従って、指針５が回動した際の指針５の照明ム
ラも抑制される。
３周縁部を挟持するフランジ部１２と突出し部１３を設
けて、この突出し部１３と導光板１とを超音波溶着した
ことにより、粘着テープなどを用いることなく表示板２
を導光板１に確実に固定できる。さらに、従来例の如く
導光板１に穴をあけてその穴内に係止爪を挿入する必要
もないため、導光板１内を伝わる照明光が遮られること
もなく、従って、指針５が回動した際の指針５の照明ム
ラも抑制される。
【００１７】この様に、表示板２と導光板１との確実な
固定および表示板２と指針５との隙間からの光洩れ防止
を１ヶの遮光リング１１で行うことができ、かつ指針の
回動による照明ムラも抑制され、均一で良好な指針照明
が可能となる。
固定および表示板２と指針５との隙間からの光洩れ防止
を１ヶの遮光リング１１で行うことができ、かつ指針の
回動による照明ムラも抑制され、均一で良好な指針照明
が可能となる。
【００１８】図２および図３は本発明の第２実施例を示
し、前記第１実施例における表示板２の貫通孔３を導光
板１の貫通孔３Ａとほぼ同等とし、導光板１の貫通孔３
Ａ周縁に形成した反射面７に対応する表示板２箇所を光
透過可能な透光部１４としてある。この透光部１４には
導光板１の反射面７で反射した照明光の透過光量を調整
する調光層１５が設けてある。この調光層１５は指針５
全体の発光輝度を調整したり、指針５が回動した際の照
明ムラをより少なくするために表示板２の表面又は裏面
の全体もしくは部分に網点状に、あるいは線状などに印
刷形成したものである。この印刷は表示板２の表示部や
表示部以外の地色部、あるいは表示部の透過バランスを
取るために施した網点などの各印刷と同時に行っても良
い。
し、前記第１実施例における表示板２の貫通孔３を導光
板１の貫通孔３Ａとほぼ同等とし、導光板１の貫通孔３
Ａ周縁に形成した反射面７に対応する表示板２箇所を光
透過可能な透光部１４としてある。この透光部１４には
導光板１の反射面７で反射した照明光の透過光量を調整
する調光層１５が設けてある。この調光層１５は指針５
全体の発光輝度を調整したり、指針５が回動した際の照
明ムラをより少なくするために表示板２の表面又は裏面
の全体もしくは部分に網点状に、あるいは線状などに印
刷形成したものである。この印刷は表示板２の表示部や
表示部以外の地色部、あるいは表示部の透過バランスを
取るために施した網点などの各印刷と同時に行っても良
い。
【００１９】そして、透光部１４周縁には図３に示す如
く、挿通孔１６を４箇所設け、この挿通孔１６から指針
キャップ１０の内側に突出する遮光リング１１を立設
し、この遮光リング１１の外側周囲に表示板２の挿通孔
１６周縁部を挟持するフランジ部１２を設けてある。ま
た、遮光リング１１の内側には突出し部１３を設け、こ
の突出し部１３の底面と導光板１の表面とを超音波溶着
して遮光リング１１を導光板１に固定している。なお、
挿通孔１６は４箇所に限定するものではなく、突出し部
１３の範囲も任意である。
く、挿通孔１６を４箇所設け、この挿通孔１６から指針
キャップ１０の内側に突出する遮光リング１１を立設
し、この遮光リング１１の外側周囲に表示板２の挿通孔
１６周縁部を挟持するフランジ部１２を設けてある。ま
た、遮光リング１１の内側には突出し部１３を設け、こ
の突出し部１３の底面と導光板１の表面とを超音波溶着
して遮光リング１１を導光板１に固定している。なお、
挿通孔１６は４箇所に限定するものではなく、突出し部
１３の範囲も任意である。
【００２０】この様に、表示板２の貫通孔３を導光板１
の貫通孔３Ａとほぼ同等とし、導光板１の貫通孔３Ａ周
縁に形成した反射面７に対応する表示板２箇所を光透過
可能な透光部１４とし、この透光部１４に導光板１の反
射面７で反射した照明光の透過光量を調整する調光層１
５を設けたことにより、前記第１実施例と同様の効果に
加えて、より均一で良好な指針照明が可能となる。
の貫通孔３Ａとほぼ同等とし、導光板１の貫通孔３Ａ周
縁に形成した反射面７に対応する表示板２箇所を光透過
可能な透光部１４とし、この透光部１４に導光板１の反
射面７で反射した照明光の透過光量を調整する調光層１
５を設けたことにより、前記第１実施例と同様の効果に
加えて、より均一で良好な指針照明が可能となる。
【００２１】図４は本発明の第３実施例を示すもので、
表示板２の貫通孔３側の透光部１４周縁を挟持する押さ
え部１７を遮光リング１１の内側に設けたものであり、
他は前記第２実施例と同一のためその説明は省略する。
表示板２の貫通孔３側の透光部１４周縁を挟持する押さ
え部１７を遮光リング１１の内側に設けたものであり、
他は前記第２実施例と同一のためその説明は省略する。
【００２２】この様に構成したことにより、前記第１実
施例の効果に加えて、より均一で良好な指針照明が可能
となるとともに、部分的な連結部１８によってつながっ
たものであるが故、浮きやばたつきなどが発生しやすい
透光部１４箇所の表示板２を確実に固定できる。
施例の効果に加えて、より均一で良好な指針照明が可能
となるとともに、部分的な連結部１８によってつながっ
たものであるが故、浮きやばたつきなどが発生しやすい
透光部１４箇所の表示板２を確実に固定できる。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、表面に表示部を施した表示板
と、この表示板の裏面側に配設した導光板とに貫通孔を
それぞれ設け、この貫通孔に挿通された回転軸先端に受
光部を有する指針を固設すると共に、受光部の周囲を指
針キャップで覆い、前記導光板の貫通孔周縁には反射面
を設けて光源から導光板内に入射した照明光をこの反射
面で反射させて指針に導いて指針を光輝させるようにし
た指針の照明装置であって、前記反射面に対応する表示
板箇所は光透過可能な透光部となし、この透光部に前記
反射面で反射した照明光の透過光量を調整する調光層を
設けるとともに、透光部周辺に挿通孔を設け、この挿通
孔に指針キャップとの間の間隙に突出する遮光リングを
立設し、遮光リングの外側周囲には表示板の挿通孔周縁
を導光板とで挟持するフランジ部を設けるとともに、遮
光リングの内側に突出し部を設け、この突出し部底面と
導光板とを溶着することによって遮光リングを導光板に
固定したことにより、表示板と導光板との確実な固定お
よび表示板と指針との隙間からの光洩れ防止を１ヶの遮
光リングで行うことができ、かつ指針の回動による照明
ムラも抑制され、均一で良好な指針照明が可能となる。
と、この表示板の裏面側に配設した導光板とに貫通孔を
それぞれ設け、この貫通孔に挿通された回転軸先端に受
光部を有する指針を固設すると共に、受光部の周囲を指
針キャップで覆い、前記導光板の貫通孔周縁には反射面
を設けて光源から導光板内に入射した照明光をこの反射
面で反射させて指針に導いて指針を光輝させるようにし
た指針の照明装置であって、前記反射面に対応する表示
板箇所は光透過可能な透光部となし、この透光部に前記
反射面で反射した照明光の透過光量を調整する調光層を
設けるとともに、透光部周辺に挿通孔を設け、この挿通
孔に指針キャップとの間の間隙に突出する遮光リングを
立設し、遮光リングの外側周囲には表示板の挿通孔周縁
を導光板とで挟持するフランジ部を設けるとともに、遮
光リングの内側に突出し部を設け、この突出し部底面と
導光板とを溶着することによって遮光リングを導光板に
固定したことにより、表示板と導光板との確実な固定お
よび表示板と指針との隙間からの光洩れ防止を１ヶの遮
光リングで行うことができ、かつ指針の回動による照明
ムラも抑制され、均一で良好な指針照明が可能となる。
【００２４】また本発明は、前記表示板の貫通孔を導光
板の貫通孔とほぼ同等とし、導光板の貫通孔周縁に形成
した反射面に対応する表示板箇所を光透過可能な透光部
とし、この透光部に導光板の反射面で反射した照明光の
透過光量を調整する調光層を設けたことにより、表示板
と導光板との確実な固定および表示板と指針との隙間か
らの光洩れ防止を１ヶの遮光リングで行うことができ、
かつ指針の回動による照明ムラもより少なくなり、より
均一で良好な指針照明が可能となる。
板の貫通孔とほぼ同等とし、導光板の貫通孔周縁に形成
した反射面に対応する表示板箇所を光透過可能な透光部
とし、この透光部に導光板の反射面で反射した照明光の
透過光量を調整する調光層を設けたことにより、表示板
と導光板との確実な固定および表示板と指針との隙間か
らの光洩れ防止を１ヶの遮光リングで行うことができ、
かつ指針の回動による照明ムラもより少なくなり、より
均一で良好な指針照明が可能となる。
【００２５】また本発明は、表示板の貫通孔側の透光部
周縁を挟持する押さえ部を遮光リングの内側に設けたこ
とにより、前記効果に加えて、透光部箇所の表示板を確
実に固定できる。
周縁を挟持する押さえ部を遮光リングの内側に設けたこ
とにより、前記効果に加えて、透光部箇所の表示板を確
実に固定できる。
【図１】本発明の第１実施例を示す指針の照明装置の要
部断面図。
部断面図。
【図２】本発明の第２実施例を示す指針の照明装置の要
部断面図。
部断面図。
【図３】同実施例を示す表示板の正面図。
【図４】本発明の第３実施例を示す指針の照明装置の要
部断面図。
部断面図。
１ 導光板 ２ 表示板 ３，３Ａ 貫通孔 ４ 回転軸 ５ 指針 ７ 反射面 ８ 受光部 １０ 指針キャップ １１ 遮光リング １２ フランジ部 １３ 突出し部 １４ 透光部 １５ 調光層 １６ 挿通孔 １７ 押さえ部
Claims (3)
- 【請求項１】 表面に表示部を施した表示板と、この表
示板の裏面側に配設した導光板とに貫通孔をそれぞれ設
け、この貫通孔に挿通された回転軸先端に受光部を有す
る指針を固設すると共に、受光部の周囲を指針キャップ
で覆い、前記導光板の貫通孔周縁には反射面を設けて光
源から導光板内に入射した照明光をこの反射面で反射さ
せて指針に導いて指針を光輝させるようにした指針の照
明装置であって、前記表示板の貫通孔は前記導光板の反
射面より径大であり、この貫通孔内端に指針キャップと
の間の間隙に突出する遮光リングを立設し、遮光リング
の外側周囲には表示板の貫通孔周縁を導光板とで挟持す
るフランジ部を設けるとともに、遮光リングの内側に突
出し部を設け、この突出し部底面と導光板とを溶着する
ことによって遮光リングを導光板に固定したことを特徴
とする指針の照明装置。 - 【請求項２】 表面に表示部を施した表示板と、この表
示板の裏面側に配設した導光板とに貫通孔をそれぞれ設
け、この貫通孔に挿通された回転軸先端に受光部を有す
る指針を固設すると共に、受光部の周囲を指針キャップ
で覆い、前記導光板の貫通孔周縁には反射面を設けて光
源から導光板内に入射した照明光をこの反射面で反射さ
せて指針に導いて指針を光輝させるようにした指針の照
明装置であって、前記反射面に対応する表示板箇所は光
透過可能な透光部となし、この透光部に前記反射面で反
射した照明光の透過光量を調整する調光層を設けるとと
もに、透光部周辺に挿通孔を設け、この挿通孔に指針キ
ャップとの間の間隙に突出する遮光リングを立設し、遮
光リングの外側周囲には表示板の挿通孔周縁を導光板と
で挟持するフランジ部を設けるとともに、遮光リングの
内側に突出し部を設け、この突出し部底面と導光板とを
溶着することによって遮光リングを導光板に固定したこ
とを特徴とする指針の照明装置。 - 【請求項３】 前記遮光リングの内側に表示板の透光部
側周縁を挟持する押さえ部を設けたことを特徴とする請
求項２記載の指針の照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01925098A JP3232559B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 指針の照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01925098A JP3232559B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 指針の照明装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11211513A true JPH11211513A (ja) | 1999-08-06 |
| JP3232559B2 JP3232559B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=11994180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01925098A Expired - Fee Related JP3232559B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 指針の照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3232559B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1091192A1 (en) * | 1999-09-28 | 2001-04-11 | Ford Motor Company | Halo reducing instrument pointer illuminating apparatus |
| EP1091191A1 (en) * | 1999-09-28 | 2001-04-11 | Ford Motor Company | Instrument pointer illumination apparatus |
| US6983717B1 (en) * | 2005-01-05 | 2006-01-10 | Yazaki North America, Inc. | Indicator assembly with halo-free pointer |
| WO2009019967A1 (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-12 | Nippon Seiki Co., Ltd. | 指針式計器装置 |
-
1998
- 1998-01-30 JP JP01925098A patent/JP3232559B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1091192A1 (en) * | 1999-09-28 | 2001-04-11 | Ford Motor Company | Halo reducing instrument pointer illuminating apparatus |
| EP1091191A1 (en) * | 1999-09-28 | 2001-04-11 | Ford Motor Company | Instrument pointer illumination apparatus |
| US6302055B1 (en) | 1999-09-28 | 2001-10-16 | Visteon Global Technologies, Inc. | Halo reducing instrument pointer illuminating apparatus |
| US6983717B1 (en) * | 2005-01-05 | 2006-01-10 | Yazaki North America, Inc. | Indicator assembly with halo-free pointer |
| US7178478B1 (en) * | 2005-01-05 | 2007-02-20 | Yazaki North America, Inc. | Indicator assembly with halo-free pointer |
| WO2009019967A1 (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-12 | Nippon Seiki Co., Ltd. | 指針式計器装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3232559B2 (ja) | 2001-11-26 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |