JPH11211365A - シャフト形炉頂予熱装置におけるフィンガの支持機構 - Google Patents

シャフト形炉頂予熱装置におけるフィンガの支持機構

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JPH11211365A
JPH11211365A JP2915598A JP2915598A JPH11211365A JP H11211365 A JPH11211365 A JP H11211365A JP 2915598 A JP2915598 A JP 2915598A JP 2915598 A JP2915598 A JP 2915598A JP H11211365 A JPH11211365 A JP H11211365A
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JP
Japan
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finger
socket
shaft
jacket
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2915598A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Nomura
保 野村
Tatsuyoshi Watanabe
龍義 渡辺
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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  • Furnace Details (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シャフト形炉頂予熱装置において、シャフト壁
に設けたフィンガ用開口部のシール性を損なうことのな
い、またフィンガの円滑な開閉に支障をきたすことのな
いフィンガの支持機構を提供する。 【解決手段】フィンガの基部に貫挿された軸と、該軸回
りのフィンガ部に取り付けられたソケットと、該ソケッ
トとシャフト壁との間をシールするジャケットと、該軸
を支持する軸受けとを備え、ソケットとシャフト壁との
間を該ソケットの側周面がジャケットの側周面と摺接す
ることによりシールし、フィンガに加わる荷重を軸受け
で受けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシャフト形炉頂予熱
装置におけるフィンガの支持機構に関する。バーナ炉や
アーク炉等の溶解炉で金属スクラップを溶解する場合、
事前に該金属スクラップを溶解炉から発生する高温の排
ガスで予熱することが行なわれる。金属スクラップの予
熱には各種の装置が使用されるが、近年では、溶解炉の
炉頂にシャフトを装備し、該シャフト内へ投入した金属
スクラップを複数のフィンガ(フォーク)で受けて、該
溶解炉から発生する高温の排ガスで予熱するようにした
シャフト形炉頂予熱装置が注目されている。本発明はか
かるシャフト形炉頂予熱装置におけるフィンガの支持機
構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなフィンガの支持機構
として、フィンガの基部に貫挿された軸と、該軸回りの
フィンガ部に取り付けられたソケットと、該ソケットと
シャフト壁との間をシールするジャケットとを備えるも
のが使用されている。この支持機構では、フィンガの先
端側が軸を中心に下向き回転したときに開き、またフィ
ンガの先端側が軸を中心に上向き回転して元の水平位置
へ戻ったときに閉じ、閉じた状態でシャフト内へ投入し
た金属スクラップを受け、かかるフィンガの開閉時を含
めてソケットの側周面がジャケットの側周面と摺接する
ことによりソケットとシャフト壁との間をシールし、ま
たフィンガに加わる荷重、フィンガで金属スクラップを
受けているときには該金属スクラップの荷重をもソケッ
トを介してジャケットで受けるようになっている。従来
の支持機構では、ソケットとシャフト壁との間のシール
機能及びフィンガに加わる荷重の支持機能をジャケット
が受け持っているのである。
【0003】ところで、シャフト形炉頂予熱装置の使用
においては実際問題として、ソケットとジャケットとの
間へ金属スクラップの小片が入り込むのを避けられない
のであるが、従来の支持機構では、金属スクラップの小
片が入り込んだその部分へフィンガに加わる荷重が直接
的にかかるため、ソケットとジャケットとの摺接面を著
しく損ない、その結果、シャフト壁に設けられたフィン
ガ用開口部のシール性が悪くなり、場合によっては入り
込んだ金属スクラップの小片がソケットとジャケットと
の摺接面に食い込んで、フィンガの円滑な開閉それ自体
に支障をきたす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の支持機構では、ソケットとシャフト
壁との間のシール機能及びフィンガに加わる荷重の支持
機能をジャケットが受け持っているため、ソケットとジ
ャケットとの間へ金属スクラップの小片が入り込むと、
双方の摺接面を著しく損ない、結果としてシャフト壁に
設けられたフィンガ用開口部のシール性が悪くなり、場
合によってはフィンガの円滑な開閉それ自体に支障をき
たす点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する本
発明は、溶解炉の炉頂に装備されたシャフト内にて複数
のフィンガで受けた金属スクラップを該溶解炉から発生
する高温の排ガスで予熱するようにしたシャフト形炉頂
予熱装置におけるフィンガの支持機構であって、フィン
ガの基部に貫挿された軸と、該軸回りのフィンガ部に取
り付けられたソケットと、該ソケットとシャフト壁との
間をシールするジャケットと、該軸を支持する軸受けと
を備え、ソケットとシャフト壁との間を該ソケットの側
周面がジャケットの側周面と摺接することによりシール
し、フィンガに加わる荷重を軸受けで受けるようにして
成ることを特徴とするフィンガの支持機構に係る。
【0006】本発明に係る支持機構でも、フィンガの基
部に貫挿された軸と、該軸回りのフィンガ部に取り付け
られたソケットと、該ソケットとシャフト壁との間をシ
ールするジャケットとを備えている。フィンガの基端部
は通常は機枠に軸承されたシリンダのシリンダロッド先
端部に軸承されている。ソケットの側周面は円周面にな
っており、ジャケットの側周面には該ソケットの円周面
に対応する円弧面が形成されている。シリンダロッドを
進出させ、フィンガの先端側を軸回りに下向き回転させ
ると、該フィンガが開き、またシリンダロッドを後退さ
せ、フィンガの先端側を軸回りに上向き回転させて元の
水平位置へ戻すと、該フィンガが閉じるようになってい
る。そしてかかるフィンガの開閉時も含めてソケットの
円周面がジャケットの円弧面と常時摺接することによ
り、したがってフィンガの開閉時にはソケットの円周面
がジャケットの円弧面上を摺動することにより、ソケッ
トとシャフト壁との間をシールするようになっている。
【0007】本発明に係る支持機構では、フィンガの基
部に貫挿された軸を支持する軸受けを備えている。軸受
けの上端部には円弧面が形成されており、該円弧面が軸
と摺接するようになっていて、軸受けの下端部は通常ジ
ャケットへと支持されている。フィンガの開閉時も含め
て該フィンガに加わる荷重を直接的には軸受けで受ける
ようになっているのである。かかる軸受けは、各フィン
ガ毎にその両側に備え、各フィンガ毎に加わる荷重をそ
の両側に備えた軸受けで受けるようにすることもできる
が、数本のフィンガをまとめてそれらの両側に備え、数
本のフィンガに加わる荷重をそれらの両側に備えた軸受
けでまとめて受けるようにすることもできる。
【0008】本発明において肝要な点は、ソケットとシ
ャフト壁との間のシール機能とフィンガに加わる荷重の
支持機能とを分け、該シール機能をジャケットに受け持
たせ、該支持機能を直接的には軸受けに受け持たせた処
にある。したがって本発明に係る支持機構によると、ソ
ケットとジャケットとの間へ金属スクラップの小片が入
り込んでも、フィンガに加わる荷重がソケットとジャケ
ットとの摺接面に直接的にはかからないので、双方の摺
接面を著しく損なうことはなく、またフィンガの円滑な
開閉に支障をきたすこともない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る支持機構が適
用されるシャフト形炉頂予熱装置を略示する縦断面図で
ある。溶解炉11の炉頂に筒形のシャフト21が装備さ
れており、シャフト21の上部に開閉扉12が設けられ
ていて、シャフト21の中間部に上下2段で開閉可能な
対のフィンガ31,32と対のフィンガ33,34とが
設けられている。図1ではシャフト21内に上下2段の
対のフィンガ31,32及び対のフィンガ33,34で
上下2段の二つの予熱室13,14が仕切られており、
上段の予熱室13に金属スクラップAが装填されてい
て、下段の予熱室14に金属スクラップBが装填されて
いる。そして下段の予熱室14を形成するシャフト壁2
3の上部に排ガスダクト15が接続されており、上段の
予熱室13を形成するシャフト壁22の上部と下段の予
熱室14よりも下部のシャフト壁24との間にバイパス
ダクト16が渡されている。図1では、溶解炉11から
発生する高温の排ガスの一部を対のフィンガ33,34
を介して下段の予熱室14へ導入し、予熱室14に装填
した金属スクラップBを予熱する一方、溶解炉11から
発生する高温の排ガスの残部をバイパスダクト16を介
して上段の予熱室13へ導入し、予熱室13に装填した
金属スクラップAを予熱する。そしてこれらの予熱後の
排ガスを排ガスダクト15を介して排気する。
【0010】フィンガ32〜34は水冷中空構造のフィ
ンガ31と同様の構成になっているので、これらの説明
を省略し、以下フィンガ31について説明する。図2は
図1のフィンガの支持機構を一部縦断面で示す正面図、
図3は図2のC−C線部分拡大断面図である。フィンガ
31の基部に軸41が貫挿されており、軸41回りのフ
ィンガ部にソケット42が取り付けられている。ソケッ
ト42の内側にはシャフト壁22とシャフト壁23とに
渡りジャケット43が取り付けられており、ソケット4
2の外側にはジャケット43に押え板44が取り付けら
れている。フィンガ31の基端部は図示しない機枠に軸
承されたシリンダのシリンダロッド51の先端部に軸承
されている。ソケット42の側周面は円周面になってお
り、ジャケット43の外側周面にはソケット42の円周
面に対応する円弧面が形成され、また押え板44の内側
周面にもソケット42の円周面に対応する円弧面が形成
されていて、ジャケット43及び押え板44の円弧面は
ソケット42の円周面と摺接している。シリンダロッド
51を進出させ、フィンガ31の先端側を軸41回りに
下向き回転させると、フィンガ31が開き、またシリン
ダロッド51を後退させ、フィンガ31の先端側を軸4
1回りに上向き回転させて元の水平位置へ戻すと、フィ
ンガ31が閉じるようになっている。そしてかかるフィ
ンガ31の開閉時も含めてソケット42の円周面がジャ
ケット43及び押え板44の円弧面と常時摺接すること
により、したがってフィンガ31の開閉時にはソケット
42の円周面がジャケット43及び押え板44の円弧面
上を摺動することにより、ソケット42とシャフト壁2
2,23との間をシールするようになっている。
【0011】フィンガ31の基部に貫挿された軸41の
両側は軸受け61,62で支持されている。軸受け6
1,62の上端部には円弧面が形成されており、該円弧
面が軸41と摺接するようになっていて、軸受け61,
62の下端部はジャケット43へと支持されている。フ
ィンガ31の開閉時も含めてフィンガ31に加わる荷重
を直接的には軸受け61,62で受けるようになってい
るのである。
【0012】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、ソケットとシャフト壁との間のシール機能とフ
ィンガに加わる荷重の支持機能とを分け、該シール機能
をジャケットに受け持たせ、該支持機能を直接的には軸
受けに受け持たせているので、ソケットとジャケットと
の間へ金属スクラップの小片が入り込んでも、双方の摺
接面を著しく損なうことはなく、またフィンガの円滑な
開閉に支障をきたすこともないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る支持機構が適用されるシャフト形
炉頂予熱装置を略示する縦断面図。
【図2】図1のフィンガの支持機構を一部縦断面で示す
正面図。
【図3】図2のC−C線部分拡大断面図。
【符号の説明】
11・・・溶解炉、12・・・開閉扉、13,14・・
・予熱室、21・・・シャフト、31〜34・・・フィ
ンガ、41・・・軸、42・・・ソケット、43・・・
ジャケット、44・・・押え板、51・・・シリンダロ
ッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶解炉の炉頂に装備されたシャフト内に
    て複数のフィンガで受けた金属スクラップを該溶解炉か
    ら発生する高温の排ガスで予熱するようにしたシャフト
    形炉頂予熱装置におけるフィンガの支持機構であって、
    フィンガの基部に貫挿された軸と、該軸回りのフィンガ
    部に取り付けられたソケットと、該ソケットとシャフト
    壁との間をシールするジャケットと、該軸を支持する軸
    受けとを備え、ソケットとシャフト壁との間を該ソケッ
    トの側周面がジャケットの側周面と摺接することにより
    シールし、フィンガに加わる荷重を軸受けで受けるよう
    にして成ることを特徴とするフィンガの支持機構。
JP2915598A 1998-01-26 1998-01-26 シャフト形炉頂予熱装置におけるフィンガの支持機構 Pending JPH11211365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2915598A JPH11211365A (ja) 1998-01-26 1998-01-26 シャフト形炉頂予熱装置におけるフィンガの支持機構

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JP2915598A JPH11211365A (ja) 1998-01-26 1998-01-26 シャフト形炉頂予熱装置におけるフィンガの支持機構

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Publication Number Publication Date
JPH11211365A true JPH11211365A (ja) 1999-08-06

Family

ID=12268386

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2915598A Pending JPH11211365A (ja) 1998-01-26 1998-01-26 シャフト形炉頂予熱装置におけるフィンガの支持機構

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JP (1) JPH11211365A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010007967A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Ube Machinery Corporation Ltd 予熱機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010007967A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Ube Machinery Corporation Ltd 予熱機

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