JPH0711158Y2 - 熱処理炉における材料取扱い装置 - Google Patents

熱処理炉における材料取扱い装置

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JPH0711158Y2
JPH0711158Y2 JP14811289U JP14811289U JPH0711158Y2 JP H0711158 Y2 JPH0711158 Y2 JP H0711158Y2 JP 14811289 U JP14811289 U JP 14811289U JP 14811289 U JP14811289 U JP 14811289U JP H0711158 Y2 JPH0711158 Y2 JP H0711158Y2
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JP
Japan
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operating arm
material handling
heat treatment
treatment furnace
handling device
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信夫 柏谷
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Chugai Ro Co Ltd
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Chugai Ro Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は熱処理炉における材料取扱い装置に関するもの
である。
(従来の技術と解決しようとする課題) 従来、熱処理炉において、装入ベスチブル内の被処理材
を加熱室内の炉床上に移載する等の材料取扱い装置とし
て、たとえば、第3図に示すようなものが実用化されて
いる。
すなわち、図において、30は熱処理炉の加熱室で、31は
回転炉床、33は前記加熱室30に装入扉32を介して配設さ
れた装入ベスチブル、34は材料取扱い装置である。
前記材料取扱い装置34は、進退用シリンダ35で進退する
基台36と、この基台36に設けられた支持台37に上下に揺
動可能に支持された作動アーム38と、前記作動アーム38
を揺動させる昇降シリンダ39とからなる。
そして、前記作動アーム38の先端は、装入ベスチブル33
に設けた開口部33a内に突入しており、前記進退用シリ
ンダ35と昇降シリンダ39とを駆動して、作動アーム38の
先端を、上昇→前進→下降→後退させることにより、装
入ベスチブル33の図示しない装入口から装入された被処
理材Wを前記回転炉床31上に移載するようになってい
る。
このように、作動アーム38は、進退動および支持台37を
中心に上下に揺動するため、前記開口部33aは大きくな
らざるを得ず、そのため、前記開口部33aにシール機構
を設ける必要がある。
しかしながら、作動アーム38は前述のように、開口部38
aを進退動および上下に揺動するため、前記シール機構
が複雑になるという問題を有していた。
本件考案は前記欠点を解決するためになされたもので、
前記シール機構を球面軸受を利用することにより簡単な
構成とした熱処理炉における材料取扱い装置を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本件考案は前記目的を達成するために、装入ベスチブル
と加熱室と抽出ベスチブルから構成される熱処理炉で用
いる炉内側先端部に材料載置部を有する作動アームおよ
び該作動アームの炉外側部に設けた昇降動機構と進退動
機構とからなる材料取扱い装置において、前記作動アー
ムが貫通する装入ベスチブル側板の開口に球面軸受を設
け、該球面軸受で前記作動アームを進退自在に、かつ、
揺動自在に軸支したことを構成としたものである。
(作用) したがって、前記作動アームはシール状態を保持しつ
つ、球面軸受内を進退し、かつ、球面軸受を支点として
上下に揺動するができる。
(実施例) つぎに、本考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
図において、1は熱処理炉の加熱室で、内部にヒータ2
と回転駆動装置3により回転する回転炉床4を有する。
5は抽出ベスチブル、6は装入ベスチブル、7は抽出
扉、8は装入扉である。
11は本考案にかかる材料取扱い装置で、前記装入ベスチ
ブル6に設けた球面軸受12と、進退用シリンダ18で進退
する基台19と、この基台19に立設した昇降用シリンダ20
と、作動アーム21とからなる。
すなわち、前記球面軸受12は、前記装入ベスチブル側板
6bに設けた開口部6cにシールパッキン6dを介して取り付
けられた軸受箱9内に設けられており、その内輪13には
前記作動アーム21が進退する貫通孔14が設けてある。な
お、10は防熱板である。
また、前記球面軸受12の内輪13を貫通する作動アーム21
の炉外端部は前記昇降用シリンダ20に支持されている。
したがって、進退用シリンダ18と昇降用シリンダ26とを
駆動することにより、作動アーム21の先端を、前記従来
のものと同様、上昇→前進→下降→後退させることがで
き、装入ベスチブル6の装入口6aから装入された被処理
材W1を前記回転炉床4上に移載することができる。
なお、前記実施例では、材料取扱い装置11を、装入ベス
チブル6に設けた場合を示したが、抽出ベスチブル5側
に設けて、処理材W2を回転炉床上から抽出する場合に適
用してもよい。
また、前記内輪13と作動アーム21の間および/または外
輪15の内周部にシール押え17a,17bによってシール材16
a,16bを設け、シール効果を向上させてもよい。
(考案の効果) 以上の説明で明らかなように、昇降動機構により揺動あ
るいは進退動機構により前後進する作動アームは、装入
ベスチブル側板の開口部に設けた球面軸受により支持さ
れて前記各動作を行なうため、開口部に、殊更シールす
べき開口が生じず、複雑なシール機構は不要である。ま
た、作動アームは球面軸受により揺動自在に支持される
ため、従来のように、揺動支点となる支持台も不要とな
り、材料取扱い装置自体を簡単な構造とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本件考案にかかる材料取扱い装置を備えた加熱
炉装置の概略断面図、第2図は第1図の要部に関する拡
大断面図で、第3図は従来の材料取扱い装置を備えた加
熱炉装置の概略断面図である。 1……加熱室、4……回転炉床、6……装入ベスチブ
ル、6a……側板、6b……開口部、9……軸受箱、12……
球面軸受、13……内輪、14……貫通孔、15……外輪、16
a,16b……シール材、17a,17b……シール押え、18……進
退用シリンダ、19……基台、20……昇降用シリンダ、21
……作動アーム。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】装入ベスチブルと加熱室と抽出ベスチブル
    から構成される熱処理炉で用いる炉内側先端部に材料載
    置部を有する作動アームおよび該作動アームの炉外側部
    に設けた昇降動機構と進退動機構とからなる材料取扱い
    装置において、前記作動アームが貫通する装入ベスチブ
    ル側板の開口に球面軸受を設け、該球面軸受で前記作動
    アームを進退自在に、かつ、揺動自在に軸支したことを
    特徴とする熱処理炉における材料取扱い装置。
  2. 【請求項2】前記球面軸受の内輪の内周部および外周部
    に、それぞれ環状シール材を配設したことを特徴とする
    請求項1に記載の熱処理炉における材料取扱い装置。
JP14811289U 1989-12-22 1989-12-22 熱処理炉における材料取扱い装置 Expired - Lifetime JPH0711158Y2 (ja)

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JPH0389148U JPH0389148U (ja) 1991-09-11
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