JP3292870B2 - 坩堝形炉 - Google Patents

坩堝形炉

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JP3292870B2
JP3292870B2 JP33087492A JP33087492A JP3292870B2 JP 3292870 B2 JP3292870 B2 JP 3292870B2 JP 33087492 A JP33087492 A JP 33087492A JP 33087492 A JP33087492 A JP 33087492A JP 3292870 B2 JP3292870 B2 JP 3292870B2
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lid
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尚久 辰巳
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム等の溶解保
持に用いられる坩堝(るつぼ)形炉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来よりアルミ鋳造機の溶解炉
などに使用されている坩堝形炉を示すもので、下部にバ
ーナ3を設けた立形の炉2に坩堝1を収容し、炉蓋5に
設けた材料投入口4からインゴット材14を装入して、
坩堝1内で溶解保持するものであり、構造が簡単で比較
的低コストであることから、手元保持炉として広く使用
されている。
【0003】
【発明が解決使用とする課題】しかし上述の坩堝形炉に
おいては、図5に矢印で示したように、バーナ3の燃焼
排ガスは坩堝1の周壁を加熱したのち、坩堝1の上縁と
炉蓋5の隙間を通って材料投入口4から排出されていた
ので、インゴット材が溶解したのちは、排ガスが溶湯の
表面に触れて溶湯を酸化したり、あるいは排ガスが溶湯
に溶けて溶湯の純度を低下させたりするという問題があ
った。本発明は上記の問題点に鑑み、インゴット溶解中
はインゴット材を十分予熱することができ、溶湯保持中
は排ガスと溶湯とを互いに分離することができるような
坩堝形炉を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による坩堝形炉
は、図1〜2に示すように、立形の坩堝1を収容した炉
2の下部にバーナ3を設け、バーナ3の燃焼排ガスによ
り坩堝1を加熱するようにした坩堝形炉において、材料
投入口4を有する炉蓋5の下面と坩堝1の上縁とを密着
させて、燃焼排ガスを炉2の側壁に連設した煙道6に導
き、炉蓋5の上面に載置される材料予熱筒7の側壁と、
煙道6の上部外周面に回動自在に嵌挿した筒体8の側壁
とを中空アーム9で連結することにより、材料予熱筒7
を煙道6の回りに回動自在とすると共に、該中空アーム
9により煙道6の側壁に設けた通気孔10と材料予熱筒
7とを連通させ、更に煙道6の上端に開閉蓋11を設け
ると共に、材料予熱筒7に排気口12を有する蓋板13
を着脱自在に設けたものである。
【0005】
【作用】使用の際には、図3に示すように、まず中空ア
ーム9を回動して材料予熱筒7を有する炉蓋5を炉2に
被設し、材料予熱筒7の上端開口からインゴット材14
を投入したのち、蓋板13を被着する。この状態では、
煙道6と材料予熱筒7とが連通しており、煙道6の上端
の開閉蓋11を閉じると、バーナ3からの燃焼排ガスは
坩堝1を加熱したのち、煙道6及び中空アーム9を通っ
て材料予熱筒7に入り、材料を予熱したのち排気口12
から排出される。インゴット材が溶解してしまうと、溶
湯は全て坩堝1内に収まるので、図4に示すように、中
空アーム9を煙道6の回りに回動させて、材料予熱筒7
を炉蓋5の上から退避させ、代わりに炉蓋5の上面に盲
蓋15を被設すると共に、煙道6の開閉蓋11を開い
て、燃焼排ガスを煙道6の上端から外部に排出させる。
従ってこの構成によれば、溶解時には排ガスを材料の予
熱に利用し、溶解後は排ガスを煙道6から排出させて、
排ガスと溶湯との接触を防止することができる。
【0006】
【実施例】図1〜2は本発明による坩堝形炉の一実施例
を示したもので、立形の坩堝1が収容された炉2の下部
にバーナ3が設けられ、このバーナ3の燃焼排ガスによ
って坩堝1が加熱されるようになっており、炉2の上面
には材料投入口4を有する炉蓋5が開閉自在に被着され
るようになっている。炉蓋が被着された状態では、炉蓋
5の下面と坩堝1の上縁とが密着するようになってお
り、そのために燃焼排ガスは、炉2の側壁に連設された
煙道6から排出される。炉蓋5の上面には、材料投入口
4の周囲に材料予熱筒7が載置され、一方煙道6の上部
外周面には、煙道6を軸として回動自在な筒体8が嵌挿
されていて、材料予熱筒7の側壁と筒体8の側壁とが中
空アーム9で連結固定されることによって、材料予熱筒
7が煙道6の回りに回動できるようになっており、また
この中空アーム9によって、煙道6の側壁に設けた通気
孔10と材料予熱筒7とが連通して、煙道6から材料予
熱筒7への連絡煙道が形成されている。また煙道6の上
端には開閉蓋11が設けられ、材料予熱筒7には排気口
12を有する蓋板13が着脱自在に被着されるようにな
っている。
【0007】図3は溶解中の状態を示したもので、炉2
の上面に被設された炉蓋5には材料予熱筒7が載置さ
れ、煙道6の上端の開閉蓋11は閉じられている。この
状態で材料予熱筒7の上端開口からインゴット材14を
投入し、材料予熱筒7の上面に蓋板13を被着すると、
バーナ3からの燃焼排ガスは、矢印で示すように、坩堝
1を加熱したのち、煙道6及び中空アーム9を通って材
料予熱筒7に入り、材料を予熱したのち排気口12から
排出される。中空アーム9は、図2に矢印で示されてい
るように、排ガスが材料予熱筒7の接線方向に向かって
吹き込むように斜めに連結されているために、排ガスは
材料予熱筒7内及び坩堝1内を循環してインゴット材1
4を十分予熱したのち排気口12から排出される。なお
図3において、15は環状のベアリング、16は係止用
金具、図2の17は補強材である。
【0008】図4は保持中の状態を示したもので、イン
ゴット材14が全て溶解してしまうと、溶湯は坩堝1内
に収まるので、中空アーム9を煙道6の回りに約90度
回動させて、材料予熱筒7を炉蓋5の上から退避させ、
代わりに炉蓋5の上面に盲蓋18を被設し、煙道6の開
閉蓋11を開いて、燃焼排ガスを煙道6の上端から外部
に排出させる。このとき煙道6の側壁の通気孔10は筒
体8の側壁によって閉塞される。こうして排ガスと溶湯
との接触は完全に遮断され、溶湯の酸化や変色等が防止
されるが、上記盲蓋18は本発明の目的の達成のために
は、必ずしも必要ではない。なお煙道6の上端に排気ダ
クトを連設する場合には、開閉蓋11としてダンパを用
いればよい。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば上述のように、炉内の燃
焼排ガスを一旦煙道6に導き、溶解時には材料予熱筒7
の側部から吹き込むことにより、効率よく還流させて材
料を予熱することができ、溶解後は排ガスを煙道6の上
端から排出させて、排ガスと溶湯との接触を防止するこ
とができるので、溶湯の品質を向上することができる上
に、溶湯と排ガスを分離して、汲出し時の作業環境を向
上し得ると言う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断面図。
【図2】同上の上面図。
【図3】同上の溶解時の状態を示す縦断面図。
【図4】同上の保持時の状態を示す縦断面図。
【図5】従来例の縦断面図。
【符号の説明】
1 坩堝 2 炉 3 バーナ 4 材料投入口 5 炉蓋 6 煙道 7 材料予熱筒 8 筒体 9 中空アーム 10 通気孔 11 開閉蓋 12 排気口 13 盲蓋 14 インゴット材 15 ベアリング 16 係止 17 補強材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27B 14/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立形の坩堝を収容した炉の下部にバーナ
    を設け、バーナの燃焼排ガスにより坩堝を加熱するよう
    にした坩堝形炉において、材料投入口を有する炉蓋の下
    面と坩堝の上縁とを密着させて、燃焼排ガスを炉の側壁
    に連設した煙道に導き、炉蓋の上面に載置される材料予
    熱筒の側壁と、煙道の上部外周面に回動自在に嵌挿した
    筒体の側壁を中空アームで連結することにより、材料予
    熱筒を煙道の回りに回動自在とすると共に、該中空アー
    ムにより煙道の側壁に設けた通気孔と材料予熱筒とを連
    通させ、更に煙道の上端に開閉蓋を設けると共に、材料
    予熱筒に排気口を有する蓋板を着脱自在に被着して成る
    坩堝形炉。
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JP2002181460A (ja) * 2000-12-12 2002-06-26 Nippon Crucible Co Ltd 移動式予熱タワー付き坩堝炉
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