JPH11210518A - 成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置 - Google Patents
成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置Info
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Abstract
内燃機関において、負圧確保時の燃焼状態の安定化を図
り、燃費率の悪化を抑制する。 【解決手段】電子制御装置(ECU)30は、車両の制
動力を確保するブレーキブースタ71の作動のための負
圧を確保する必要性がある場合には、スロットル弁23
の閉じ込み制御を実行する。また、ECU30は、目標
噴射量が切換判定用噴射量以下の場合には成層燃焼を実
行し、切換判定用噴射量よりも大きくなった場合には均
質燃焼へと切換える。ECU30は成層燃焼が行われて
いる状態下で負圧確保制御が実行されている場合には、
切換判定用噴射量を小さい値に設定する。ここで、負圧
確保制御が実行されている場合には、負荷の増大に伴い
オーバーリッチに達する限界が早くなるが、これに合わ
せて切換判定用噴射量が小さな値に変更させられるた
め、早めに均質燃焼へと切換えられることとなる。
Description
の燃焼制御装置に係り、詳しくは、負圧に基づいて制動
力を確保するブレーキブースタを備えてなる成層燃焼内
燃機関の燃焼制御装置に関するものである。
においては、燃料噴射弁からの燃料は吸気ポートに噴射
され、燃焼室には予め燃料と空気との均質混合気が供給
される。かかるエンジンでは、アクセル操作に連動する
スロットル弁によって吸気通路が開閉され、この開閉に
より、エンジンの燃焼室に供給される吸入空気量(結果
的には燃料と空気とが均質に混合された気体の量)が調
整され、もってエンジン出力が制御される。
術では、スロットル弁の絞り動作に伴って大きな吸気負
圧が発生し、ポンピングロスが大きくなって効率は低く
なる。これに対し、スロットル弁の絞りを小とし、燃焼
室に直接燃料を供給することにより、点火プラグの近傍
に可燃混合気を存在させ、当該部分の混合気濃度を高め
て、着火性を向上するようにしたいわゆる「成層燃焼」
という技術が知られている。
示された技術においては、燃料を燃焼室内に均一に分散
して噴射供給するための均質燃焼用の燃料噴射弁と、点
火プラグ周りに向けて燃料を直接噴射供給する成層燃焼
用の燃料噴射弁とが設けられている。そして、エンジン
の低負荷時には、成層燃焼用の燃料噴射弁から燃料が噴
射され、点火プラグ周りに偏在供給されるとともに、ス
ロットル弁が開かれて成層燃焼が実行される。これによ
り、ポンピングロスの低減が図られ、燃費の向上が図ら
れる。
ブレーキペダルの踏込み力を軽減するためのブレーキブ
ースタが搭載されている。このブレーキブースタの動力
源としては、スロットル弁下流の吸気管内に発生する負
圧が利用される。すなわち、スロットル弁下流から分岐
する導圧管を介して、負圧がブレーキブースタに導かれ
る。そして、ブレーキペダルの踏込み量に応じた負圧
が、ブレーキブースタに内蔵されたダイヤフラムに作用
することによってブレーキ操作力が増加するのである。
ンにおいては、成層燃焼時には、吸気管負圧の程度が小
さくなり、ブレーキブースタを作動させるための負圧が
不足しうる。
は、成層燃焼時においてブレーキブースタ負圧が不足し
た場合には、スロットル弁の開度を、それまでよりも小
さくする方向での制御を行うようにしている。これによ
り、吸気管負圧を発生せしめ、もってブレーキ用の負圧
を確保するようにしているのである。
おいては、成層燃焼のままスロットル弁の開度を小さく
した場合、通常の成層燃焼よりも空気量が小さくなるた
め、点火プラグ周りの混合気がリッチとなってしまう。
そのため、エンジン負荷の増大に伴い、オーバーリッチ
に達する限界が早くなってしまう。その結果、燃焼が不
安定になりやすく、また、燃費率も悪くなってしまうお
それがあった。
されたものであって、その目的は、負圧に基づいて制動
力を確保するブレーキブースタを備えるとともに、成層
燃焼を行いうる内燃機関において、負圧確保時の燃焼状
態の安定化を図り、燃費率の悪化を抑制することのでき
る成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置を提供することにあ
る。
に請求項1に記載の発明においては、供給される負圧に
基づいて、均質燃焼及び成層燃焼を行いうる内燃機関の
回転に基づき走行しうる車両の制動力を確保するための
ブレーキブースタと、前記内燃機関に導入される吸気を
絞ることにより前記ブレーキブースタに負圧を作用させ
る負圧作用手段と、前記ブレーキブースタに作用する負
圧の量を把握するための負圧量把握手段と、前記負圧量
把握手段により把握された負圧量が基準値よりも小さく
なった場合に、前記負圧作用手段を制御して前記ブレー
キブースタに負圧を作用させる負圧制御手段と、前記内
燃機関の負荷を検出する負荷検出手段と、前記負荷検出
手段により検出された負荷に応じて、成層燃焼から均質
燃焼への燃焼状態の切換を行う切換制御手段とを備えた
成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置であって、成層燃焼が
行われている状態下において、前記負圧制御手段による
制御が実行されている場合に、前記切換制御手段により
成層燃焼から均質燃焼へと燃焼状態を切換える際の切換
負荷を、前記負圧制御手段による制御の非実行時に比べ
て小さな値に変更する切換負荷変更手段を設けたことを
その要旨としている。
れる負圧に基づいて、均質燃焼及び成層燃焼を行いうる
内燃機関の回転に基づき走行しうる車両の制動力を確保
するためのブレーキブースタと、前記内燃機関に導入さ
れる吸気を絞ることにより前記ブレーキブースタに負圧
を作用させる負圧作用手段と、前記ブレーキブースタに
作用する負圧の量を把握するための負圧量把握手段と、
前記負圧量把握手段により把握された負圧量が基準値よ
りも小さくなった場合に、前記負圧作用手段を制御して
前記ブレーキブースタに負圧を作用させる負圧制御手段
と、前記内燃機関の負荷を検出する負荷検出手段と、前
記負荷検出手段により検出された負荷に応じて、成層燃
焼から均質燃焼への燃焼状態の切換を行う切換制御手段
とを備えた成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置であって、
成層燃焼が行われている状態下において、前記負圧制御
手段による制御が実行されている場合には、前記内燃機
関に供給される混合気の空燃比が所定空燃比よりも小さ
くなるとき、成層燃焼から均質燃焼への燃焼状態を切換
える強制切換制御手段を設けたことをその要旨としてい
る。
項2に記載の成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置におい
て、前記強制切換制御手段による切換は、混合気の空燃
比に対応する空燃比相当値と、該空燃比相当値に対応す
るよう設定される設定値とが比較されることにより行わ
れるものであることをその要旨としている。
項3に記載の成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置におい
て、前記空燃比相当値は実際の燃料噴射量であり、前記
設定値は、前記内燃機関の回転数及び負荷により算出さ
れた燃料噴射量であることをその要旨としている。
項3に記載の成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置におい
て、前記空燃比相当値は前記内燃機関の吸気管に設けら
れたスロットル弁の実際の開度であり、前記設定値は、
前記内燃機関の回転数及び前記内燃機関の負荷により算
出されたスロットル弁の開度であることをその要旨とし
ている。
3に記載の成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置において、
前記空燃比相当値は前記内燃機関の吸気管圧力であり、
前記設定値は、前記内燃機関の回転数及び前記スロット
ル弁の開度により算出された吸気管圧力であることをそ
の要旨としている。
項1から6のいずれかに記載の成層燃焼内燃機関の燃焼
制御装置において、前記切換制御手段は、成層燃焼か
ら、一旦、弱成層燃焼を介して均質燃焼へと燃焼状態を
切換えるものであることをその要旨としている。
車両は、均質燃焼、成層燃焼が行われる内燃機関の回転
に基づいて走行しうる。また、内燃機関に導入される吸
気が絞られることにより、ブレーキブースタには、負圧
作用手段からの負圧が作用し、もって、車両の制動力が
確保される。
ースタに作用する負圧の量が把握される。そして、負圧
量把握手段により把握された負圧量が基準値よりも小さ
くなった場合に、負圧制御手段によって、前記負圧作用
手段が制御されてブレーキブースタに負圧が作用する。
が検出され、その検出された負荷に応じて、成層燃焼か
ら均質燃焼への燃焼状態の切換が切換制御手段によって
行われる。
る状態下において、負圧制御手段による制御が実行され
ている場合に、前記切換制御手段により成層燃焼から均
質燃焼へと燃焼状態が切換えられる際の切換負荷が、切
換負荷変更手段によって、負圧制御手段による制御の非
実行時に比べて小さな値に変更させられる。ここで、負
圧制御手段による制御が実行されている場合には、吸気
が絞られることとなり、負荷の増大に伴いオーバーリッ
チに達する限界が早くなるが、本発明によれば、これに
合わせて切換負荷が小さな値に変更させられるため、早
めに均質燃焼へと燃焼状態が切換えられることとなる。
層燃焼が行われている状態下において、前記負圧制御手
段による制御が実行されている場合には、内燃機関に供
給される混合気の空燃比が所定空燃比よりも小さくなる
とき、強制切換制御手段によって、成層燃焼から均質燃
焼への燃焼状態が強制的に切換えられる。このため、上
記同様オーバーリッチに達する前に燃焼状態が均質燃焼
へと切換えられることとなる。
請求項2に記載の発明の作用に加えて、前記強制切換制
御手段による切換は、混合気の空燃比に対応する空燃比
相当値と、該空燃比相当値に対応するよう設定される設
定値とが比較されることにより行われる。そのため、実
際の空燃比を検出する必要がなく、また、検出するため
の手段を用いなくて済む。
請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記空燃比相当
値は実際の燃料噴射量であり、前記設定値は、前記内燃
機関の回転数及び負荷により算出された燃料噴射量であ
る。従って、基本的には、上記請求項3に記載の発明と
同等の作用が奏される。
請求項3に記載の発明の作用に加えて、前記空燃比相当
値は前記内燃機関の吸気管に設けられたスロットル弁の
実際の開度であり、前記設定値は、前記内燃機関の回転
数及び前記内燃機関の負荷により算出されたスロットル
弁の開度である。従って、本発明においても基本的に
は、上記請求項3に記載の発明と同等の作用が奏され
る。
求項3に記載の発明の作用に加えて、前記空燃比相当値
は前記内燃機関の吸気管圧力であり、前記設定値は、前
記内燃機関の回転数及び前記スロットル弁の開度により
算出された吸気管圧力である。従って、本発明において
も基本的には、上記請求項3に記載の発明と同等の作用
が奏される。
請求項1から6に記載の発明の作用に加えて、前記切換
制御手段では、燃焼状態が、成層燃焼から、一旦、弱成
層燃焼を介して均質燃焼へと切換えられる。このため、
燃焼状態が成層燃焼から均質燃焼へと円滑に移行するこ
ととなり、さらなる安定化が図られる。
明における成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置を具体化し
た第1の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
された成層燃焼エンジンの燃焼制御装置を示す概略構成
図である。エンジン1は、例えば4つの気筒1aを具備
し、これら各気筒1aの燃焼室構造が図2に示されてい
る。これらの図に示すように、エンジン1はシリンダブ
ロック2内にピストンを備えており、当該ピストンはシ
リンダブロック2内で往復運動する。シリンダブロック
2の上部にはシリンダヘッド4が設けられ、前記ピスト
ンとシリンダヘッド4との間には燃焼室5が形成されて
いる。また、本実施の形態では1気筒1aあたり、4つ
の弁が配置されており、図中において、符号6aとして
第1吸気弁、6bとして第2吸気弁、7aとして第1吸
気ポート、7bとして第2吸気ポート、8として一対の
排気弁、9として一対の排気ポートがそれぞれ示されて
いる。
はヘリカル型吸気ポートからなり、第2の吸気ポート7
bはほぼ真っ直ぐに延びるストレートポートからなる。
また、シリンダヘッド4の内壁面の中央部には、点火プ
ラグ10が配設されている。この点火プラグ10には、
図示しないディストリビュータを介して点火コイルから
の高電圧が印加されるようになっている。そして、この
点火プラグ10の点火タイミングは、イグナイタ12か
らの点火信号の出力タイミングにより決定される。さら
に、第1吸気弁6a及び第2吸気弁6b近傍のシリンダ
ヘッド4内壁面周辺部には燃料噴射弁11が配置されて
いる。すなわち、本実施の形態においては、燃料噴射弁
11からの燃料は直接的に気筒1a内に噴射されるよう
になっており、いわゆる均質燃焼のみならず、成層燃焼
も行われるようになっている。
ポート7a及び第2吸気ポート7bは、それぞれ各吸気
マニホルド15内に形成された第1吸気通路15a及び
第2吸気通路15bを介してサージタンク16内に連結
されている。各第2吸気通路15b内にはそれぞれスワ
ールコントロールバルブ17が配置されている。これら
のスワールコントロールバルブ17は共通のシャフト1
8を介して例えばステップモータ19に連結されてい
る。このステップモータ19は、後述する電子制御装置
(以下単に「ECU」という)30からの出力信号に基
づいて制御される。なお、当該ステップモータ19によ
り制御されるスワールコントロールバルブ17の代わり
に、エンジン1の吸気ポート7a,7bの負圧に応じて
制御されるものを用いてもよい。
を介してエアクリーナ21に連結され、吸気ダクト20
内には、ステップモータ22によって開閉される負圧作
用手段を構成するスロットル弁23が配設されている。
つまり、本実施の形態のスロットル弁23は、いわゆる
電子制御式のものであり、基本的には、同じく負圧作用
手段を構成するアクチュエータとしてのステップモータ
22が前記ECU30からの出力信号に基づいて駆動さ
れることにより、スロットル弁23が開閉制御される。
そして、このスロットル弁23の開閉により、吸気ダク
ト20を通過して燃焼室5内に導入される吸入空気量が
調節されるとともに、その吸気ダクト20内で発生する
負圧が調整されるようになっている。なお、本実施の形
態では、吸気ダクト20、サージタンク16並びに第1
吸気通路15a及び第2吸気通路15b等により、吸気
管が構成されている。
開度(スロットル開度TA)を検出するためのスロット
ルセンサ25が設けられている。なお、前記各気筒の排
気ポート9には排気マニホルド14が接続されている。
そして、燃焼後の排気ガスは当該排気マニホルド14を
介して図示しない排気管へ排出されるようになってい
る。
ス再循環(EGR)機構51が設けられている。このE
GR機構51は、排気ガス再循環通路としてのEGR通
路52と、同通路52の途中に設けられたEGRバルブ
53とを含んでいる。EGR通路52は、スロットル弁
23の下流側の吸気ダクト20と、排気ダクトとの間を
連通するよう設けられている。また、EGRバルブ53
は、弁座、弁体及びステップモータ(いずれも図示せ
ず)を内蔵している。EGRバルブ53の開度は、ステ
ップモータが弁体を弁座に対して断続的に変位させるこ
とにより、変動する。そして、EGRバルブ53が開く
ことにより、排気管へ排出された排気ガスの一部がEG
R通路52へと流れる。その排気ガスは、EGRバルブ
53を介して吸気ダクト20へ流れる。すなわち、排気
ガスの一部がEGR機構51によって吸入混合気中に再
循環する。このとき、EGRバルブ53の開度が調節さ
れることにより、排気ガスの再循環量が調整されるので
ある。
態では、車両の制動力を確保するための装置としてブレ
ーキブースタ71が設けられている。このブレーキブー
スタ71によって、ブレーキペダル72の踏込み力が増
幅されるとともに、油圧に変換され、各車輪のブレーキ
アクチュエータ(図示せず)が駆動される。このブレー
キブースタ71は、スロットル弁23よりも下流側の吸
気ダクト20に対し、接続配管73を介して接続されて
おり、該ダクト20内で発生する負圧を駆動力として利
用するように構成されている。さらに、接続配管73に
は、吸気ダクト20内の負圧により開く逆止弁74が設
けられている。
は、その内部においてダイヤフラムを備えている。そし
て、ダイヤフラムの一側部が大気に開放されており、他
側部に対し、前記ダクト20内で発生した負圧が接続配
管73を介して作用するようになっている。また、前記
接続配管73には、ブレーキブースタ内圧力PBK(絶
対圧)を検出するための圧力センサ63が設けられてい
る。
ンピュータからなっており、双方向性バス31を介して
相互に接続されたRAM(ランダムアクセスメモリ)3
2、ROM(リードオンリメモリ)33、マイクロプロ
セッサからなるCPU(中央処理装置)34、入力ポー
ト35及び出力ポート36を具備している。
ルペダル24の踏込み量に比例した出力電圧を発生する
アクセルセンサ26Aが接続され、該アクセルセンサ2
6Aによりアクセル開度ACCPが検出される。当該ア
クセルセンサ26Aの出力電圧は、AD変換器37を介
して入力ポート35に入力される。また、同じくアクセ
ルペダル24には、アクセルペダル24の踏込み量が
「0」であることを検出するための全閉スイッチ26B
が設けられている。すなわち、この全閉スイッチ26B
は、アクセルペダル24の踏込み量が「0」である場合
に全閉信号XIDLとして「1」の信号を、そうでない
場合には「0」の信号を発生する。そして、該全閉スイ
ッチ26Bの出力電圧も入力ポート35に入力されるよ
うになっている。
1aが吸気上死点に達したときに出力パルスを発生し、
この出力パルスが入力ポート35に入力される。クラン
ク角センサ28は、例えばクランクシャフトが30°C
A回転する毎に出力パルスを発生し、この出力パルスが
入力ポートに入力される。CPU34では上死点センサ
27の出力パルスとクランク角センサ28の出力パルス
とからエンジン回転数NE等が算出される(読み込まれ
る)。
ワールコントロールバルブセンサ29により検出され、
これによりスワールコントロールバルブ17の開度が測
定される。そして、スワールコントロールバルブセンサ
29の出力はA/D変換器37を介して入力ポート35
に入力される。
り、スロットル開度TAが検出される。このスロットル
センサ25の出力はA/D変換器37を介して入力ポー
ト35に入力される。
16内の圧力(吸気圧)PMを検出する吸気圧センサ6
1が設けられている。さらに、本実施の形態では、エン
ジン1の冷却水の温度(冷却水温)THWを検出する水
温センサ62が設けられている。併せて、車両の速度
(車速)SPDを検出するための車速センサ64も設け
られている。加えて、図示しない排気管には、空燃比A
FSを検出するためのA/Fセンサ65が設けられてい
る。そして、これら各センサ61,62,64,65の
出力もA/D変換器37を介して入力ポート35に入力
されるようになっている。また同様に、前記圧力センサ
63の出力もA/D変換器37を介して入力ポート35
に入力されるようになっている。
しないブレーキペダル近傍には、該ブレーキペダルの踏
み込みの有無を検出するためのブレーキスイッチ66が
設けられている。当該ブレーキスイッチ66は、ブレー
キペダルが踏み込まれた場合にブレーキ信号WSTPと
して「1」の信号を、そうでない場合には「0」の信号
を発生する。そして、該ブレーキスイッチ66の出力電
圧も入力ポート35に入力されるようになっている。
路38を介して各燃料噴射弁11、各ステップモータ1
9,22、イグナイタ12及びEGRバルブ53(ステ
ップモータ)に接続されている。そして、ECU30は
各センサ等25〜29,61〜66からの信号に基づ
き、ROM33内に格納された制御プログラムに従い、
燃料噴射弁11、ステップモータ19,22、イグナイ
タ12及びEGRバルブ53等を好適に制御する。
制御装置における本実施の形態に係る各種制御に関する
プログラムについて、フローチャート等を参照して説明
する。すなわち、図4は、本実施の形態におけるスロッ
トル弁23(ステップモータ22)を制御してブレーキ
ブースタ71に導入される負圧の制御を実行するか否か
を決定するための「負圧確保制御フラグ設定ルーチン」
を示すフローチャートであって、所定クランク角毎の割
り込みでECU30により実行される。
30は先ずステップ001において、各種センサ等25
〜29,61〜66からの信号を読み込む。また、続く
ステップ002において、ECU30は、今回読み込ま
れたブレーキ信号WSTPが「1」であるか否かを判断
する。そして、ブレーキ信号WSTPが「0」の場合に
は、現在ブレーキペダルが踏み込まれていないものとし
て、ステップ003へ移行する。
現在がアイドル状態であるか否かを判断する。そして、
現在がアイドル状態でない場合には、負圧確保制御(ブ
レーキブースタ71に負圧を導入するべくスロットル弁
23を閉じ込む制御)を行う必要がないものと判断し
て、ステップ004へ移行する。
フラグXBKIDLを「0」に設定し、ECU30はそ
の後の処理を一旦終了する。一方、前記ステップ002
において、ブレーキ信号WSTPが「1」であると判断
された場合、又はステップ003において現在がアイド
ル状態である場合には、ステップ005へ移行する。
現在の車速SPDが予め定められた所定速度(例えば4
0km/h)未満であるか否かを判断する。そして、現
在の車速SPDが所定速度以上の場合には、負圧確保制
御を行う必要がないものとして前記同様ステップ004
に移行し、ECU30は負圧確保制御フラグXBKID
Lを「0」に設定し、その後の処理を一旦終了する。
場合には、ステップ006へ移行する。ステップ006
において、ECU30は、現在の運転モードが基本運転
モードであるか否かを判断する。ここで、基本運転モー
ドでないモードとしては、例えばリッチスパイク制御を
実行している場合等が挙げられる。そして、現在の運転
モードが基本運転モードでない場合には、負圧確保制御
を行う必要がないものとして前記同様ステップ004に
移行し、ECU30は負圧確保制御フラグXBKIDL
を「0」に設定し、その後の処理を一旦終了する。
モードである場合には、ECU30は、ステップ007
へ移行する。ステップ007において、ECU30は、
現在のブレーキブースタ71内の負圧DPBK(大気圧
とブレーキブースタ内圧力PBKとの偏差)が予め定め
られている目標負圧tKPBKL以下であるか否かを判
断する。そして、負圧DPBKが目標負圧tKPBKL
よりも大きい場合には、現在十分な負圧が確保されてお
り、負圧確保制御を行う必要がないものとして前記同様
ステップ004に移行し、ECU30は負圧確保制御フ
ラグXBKIDLを「0」に設定し、その後の処理を一
旦終了する。
L以下の場合には、現在十分な負圧が確保されていない
ものと判断してステップ008へ移行する。ステップ0
08において、ECU30は、現在別途のルーチンにお
いて設定されている燃焼モードフラグMODEが「0」
であるか否かを判断する。すなわち、現在の燃焼状態が
成層燃焼であるか否かを判断する。そして、燃焼モード
フラグMODEが「1」である場合には、現在均質燃焼
が実行されており、適宜スロットル弁23が閉じ込まれ
ることで近いうちに負圧は確保されうるものと判断し
て、前記同様ステップ004に移行し、ECU30は負
圧確保制御フラグXBKIDLを「0」に設定する。そ
して、その後の処理を一旦終了する。
である場合には、現在成層燃焼が実行されており、ブレ
ーキブースタ71内に負圧を導入する必要があるものと
してステップ009へ移行する。そして、ステップ00
9において、ECU30は、負圧確保制御フラグXBK
IDLを「1」に設定し、その後の処理を一旦終了す
る。
定ルーチン」においては、そのときどきの運転状態に応
じて負圧確保制御フラグXBKIDLが「0」又は
「1」に設定される。
焼モードフラグMODEを設定する際の処理内容につい
て説明する。すなわち、図5は、ECU30により実行
される「メインルーチン」を示すフローチャートであ
る。
30はまずステップ101において、各種センサ等25
〜29,61〜66からの信号(例えばエンジン回転数
NE、アクセル開度ACCP等)を読み込む。
み込んだエンジン回転数NE及びアクセル開度ACCP
に基づき、図示しないマップを参酌することにより基本
噴射量Q0を算出する。
おいて、今回算出された基本噴射量Q0に対しISC補
正噴射量QISCを加算した値を最終的な目標噴射量Q
fとして設定する。
て簡単に説明する。本実施の形態におけるISC補正噴
射量QISCというのは、図7に示す「ISC補正噴射
量算出ルーチン」においてフィードバック補正されるも
のである。
CU30は、現在ISCフィードバック制御条件が成立
しているか否かを判断し、不成立の場合には、何らの処
理をも行うことなくその後の処理を一旦終了する。
件が成立している場合には、ステップ1032におい
て、今回読み込まれている各種信号に基づき目標アイド
ル回転数NTを算出する。
30は、現在の実際のエンジン回転数NEが、今回算出
された目標アイドル回転数NTから所定量αを減算した
値以下であるか否かを判断する。そして、現在のエンジ
ン回転数NEが目標アイドル回転数NTから所定量αを
減算した値以下の場合には、エンジン回転数NEを増大
させる必要があるものとして、ステップ1034におい
て、現在設定されているISC補正噴射量QISCに所
定量δを加算した値を新たなISC補正噴射量QISC
として設定し、その後の処理を一旦終了する。
イドル回転数NTから所定量αを減算した値よりも大き
い場合には、ステップ1035において、現在のエンジ
ン回転数NEが、目標アイドル回転数NTに所定量αを
加算した値よりも大きいか否かを判断する。そして、現
在のエンジン回転数NEが目標アイドル回転数NTに所
定量αを加算した値よりも大きい場合には、エンジン回
転数NEを減少させる必要があるものとして、ステップ
1036において、現在設定されているISC補正噴射
量QISCから所定量δを減算した値を新たなISC補
正噴射量QISCとして設定し、その後の処理を一旦終
了する。さらに、現在のエンジン回転数NEが目標アイ
ドル回転数NTに所定量αを加算した値以下の場合に
は、現在のエンジン回転数NEを維持させるべく、何ら
の処理をも行うことなくその後の処理を一旦終了する。
チン」においては、そのときどきの運転状態等に応じて
ISC補正噴射量QISCがフィードバック補正され
る。さて、図5の「メインルーチン」に戻って、基本噴
射量Q0及びISC補正噴射量QISCに基づいて最終
的な目標噴射量Qfが算出された後、ステップ104に
おいて、ECU30は、前述した「負圧確保制御フラグ
設定ルーチン」において設定されている負圧確保制御フ
ラグXBKIDLが「0」であるか否かを判断する。そ
して、負圧確保制御フラグXBKIDLが「0」の場合
には、現在、スロットル弁23の閉じ込みによる負圧確
保制御が実行されていないものとして、ステップ105
へ移行する。
ン回転数NEに基づき、図6(a)に示すマップ(マッ
プ0)を参酌することにより、切換判定用噴射量Qaを
算出する。
確保制御フラグXBKIDLが「1」と判断された場合
には、現在、スロットル弁23の閉じ込みによる負圧確
保制御が実行されているものとして、ステップ106へ
移行する。ステップ106においては、現在のエンジン
回転数NEに基づき、図6(b)に示すマップ(マップ
1)を参酌することにより、切換判定用噴射量Qaを算
出する。すなわち、負圧確保制御が実行されている場合
には、当該制御が実行されない場合に比べて、(同じエ
ンジン回転数NEであれば)、切換判定用噴射量Qaは
小さい値に設定されることとなる。
6から移行して、ステップ107においては、現在の目
標噴射量Qfが、今回算出された切換判定用噴射量Qa
以下であるか否かを判断する。そして、現在の目標噴射
量Qfが切換判定用噴射量Qa以下の場合には、ECU
30はステップ108において、成層燃焼を実行するべ
く燃焼モードフラグMODEを「0」に設定する。
噴射量Qaよりも大きい場合には、ECU30はステッ
プ109において、均質燃焼を実行するべく燃焼モード
フラグMODEを「1」に設定する。
9から移行して、ステップ110においては、ECU3
0は、現在設定されている燃焼モードフラグMODEに
基づいて、各制御パラメータを決定し、種々のアクチュ
エータを制御する。そして、その後の処理を一旦終了す
る。
いては、負圧確保制御フラグXBKIDLに応じて切換
判定用噴射量Qaが決定され、該切換判定用噴射量Qa
と現在の目標噴射量Qfとの比較結果に基づいて燃焼モ
ードフラグMODEが設定される。
て説明する。・本実施の形態によれば、ブレーキブース
タ71の作動のための負圧を確保する必要性があるか否
かの判断がなされ、その判断結果が負圧を確保する必要
性がある場合には、スロットル弁23の開度の閉じ込み
制御が実行される(ステップ009)。このため、当該
閉じ込みによって、負圧の発生量が増大させられること
となり、ブレーキブースタ71の作動を確保することが
できる。
相当する現在の目標噴射量Qfとが比較され、目標噴射
量Qfが切換判定用噴射量Qa以下の場合には、成層燃
焼が実行され、目標噴射量Qfが切換判定用噴射量Qa
よりも大きくなった場合には、成層燃焼から均質燃焼へ
と燃焼状態が切換えられる。
われている状態下で負圧確保制御が実行されている場合
には、当該制御が実行されない場合に比べて、切換判定
用噴射量Qaは小さい値に設定される。ここで、負圧確
保制御が実行されている場合には、スロットル弁23が
閉じ込まれることとなり、負荷の増大に伴いオーバーリ
ッチに達する限界が早くなるが、本実施の形態によれ
ば、これに合わせて切換判定用噴射量Qaが小さな値に
変更させられることとなる。このため、図8に示すよう
に、早めに(目標噴射量Qfが比較的少ない時点から)
均質燃焼へと燃焼状態が切換えられることとなる。
抑制することができ、もって燃焼状態の安定化を図るこ
とができる。また、同図に示すように、燃費率の向上も
図ることができる。
化した第2の実施の形態について説明する。但し、本実
施の形態の構成等においては上述した第1の実施の形態
と同等であるため、同一の部材等については同一の符号
を付してその説明を省略する。そして、以下には、第1
の実施の形態との相違点を中心として説明することとす
る。
フラグXBKIDLに応じて切換判定用噴射量Qaを算
出する際のマップを異ならせることとした(マップ0及
びマップ1)。これに対し、本実施の形態では、負圧確
保制御フラグXBKIDLが「1」、すなわち負圧確保
制御が実行されている場合に、空燃比AFSに応じて成
層燃焼から均質燃焼への燃焼状態を切換えるようにして
いる点において特徴を有している。
れる、本実施の形態における「メインルーチン」の一部
を示すフローチャートであって、図5の一部を変更した
ものである。
プ103から移行して、ステップ201において、EC
U30は、「負圧確保制御フラグ設定ルーチン」におい
て設定されている負圧確保制御フラグXBKIDLが
「0」であるか否かを判断する。そして、負圧確保制御
フラグXBKIDLが「0」の場合には、現在、スロッ
トル弁23の閉じ込みによる負圧確保制御が実行されて
いないものとして、ステップ202へ移行する。
ン回転数NEに基づき、図6(a)に示すマップ(マッ
プ0)を参酌することにより、切換判定用噴射量Qaを
算出する。
0は、現在の目標噴射量Qfが、今回算出された切換判
定用噴射量Qa以下であるか否かを判断する。そして、
目標噴射量Qfが切換判定用噴射量Qa以下の場合に
は、ECU30はステップ204において、成層燃焼を
実行するべく燃焼モードフラグMODEを「0」に設定
する。
噴射量Qaよりも大きい場合には、ECU30はステッ
プ205において、均質燃焼を実行するべく燃焼モード
フラグMODEを「1」に設定する。
5から移行して、ステップ110において、ECU30
は、現在設定されている燃焼モードフラグMODEに基
づいて、各制御パラメータを決定し、種々のアクチュエ
ータを制御する。そして、その後の処理を一旦終了す
る。
確保制御フラグXBKIDLが「1」と判断された場合
には、現在、スロットル弁23の閉じ込みによる負圧確
保制御が実行されているものとして、ステップ206へ
移行する。ステップ206においては、現在の空燃比A
FSが予め定められた設定値としての基準値AFt(例
えばAFt=14.6)よりも小さい(リッチ側にあ
る)か否かを判断する。そして、現在の空燃比AFSが
基準値AFt以上の(リーン側にある)場合には、EC
U30はステップ204において、成層燃焼を実行する
べく燃焼モードフラグMODEを「0」に設定する。
よりも小さい場合には、ECU30はステップ205に
おいて、均質燃焼を実行するべく燃焼モードフラグMO
DEを「1」に設定する。
はステップ205から移行して、ECU30は、ステッ
プ110の処理を実行し、その後の処理を一旦終了す
る。このように、本実施の形態においては、成層燃焼が
行われている状態下で負圧確保制御が実行されている場
合には、目標噴射量Qfと切換判定用噴射量Qaとの比
較結果ではなく、現在の空燃比AFSと基準値AFtと
の比較結果に基づいて燃焼状態が決定される。つまり、
現在の空燃比AFSが基準値AFtよりも小さい場合に
は、均質燃焼が実行され、そうでない場合には成層燃焼
が実行される。ここで、負圧確保制御が実行されている
場合には、スロットル弁23が閉じ込まれることとな
り、負荷の増大に伴いオーバーリッチに達する限界が早
くなるが、本実施の形態によれば、これに合わせて空燃
比AFSが基準値AFtよりも小さくなった(リッチに
なった)場合には、早めに均質燃焼へと燃焼状態が切換
えられることとなる。
オーバーリッチによる失火等を抑制することができ、も
って燃焼状態の安定化を図ることができる。また、燃費
率の向上も図ることができる。
化した第3の実施の形態について説明する。但し、本実
施の形態の構成等においても上述した第1、第2の実施
の形態と同一の部材等については同一の符号を付してそ
の説明を省略し、上記実施の形態との相違点を中心とし
て説明することとする。
フラグXBKIDLが「1」、すなわち負圧確保制御が
実行されている場合に、直接的に検出された空燃比AF
Sに応じて成層燃焼から均質燃焼への燃焼状態を切換え
るようにした。これに対し、本実施の形態では、空燃比
に対応する空燃比相当値としての目標噴射量Qaと、エ
ンジン回転数NE及び吸気圧PMに基づいて設定された
ストイキ時要求噴射量Qλとを比較している点において
特徴を有している。
される、本実施の形態における「メインルーチン」の一
部を示すフローチャートであって、図5,9の一部を変
更したものである。
プ103から移行して、ステップ301において、EC
U30は、「負圧確保制御フラグ設定ルーチン」におい
て設定されている負圧確保制御フラグXBKIDLが
「0」であるか否かを判断する。そして、負圧確保制御
フラグXBKIDLが「0」の場合には、現在、スロッ
トル弁23の閉じ込みによる負圧確保制御が実行されて
いないものとして、ステップ202へ移行し、上述した
ステップ202〜ステップ205の処理を実行する。
圧確保制御フラグXBKIDLが「1」と判断された場
合には、現在、スロットル弁23の閉じ込みによる負圧
確保制御が実行されているものとして、ステップ302
へ移行する。ステップ302においては、今回読み込ま
れたエンジン回転数NE及び吸気圧PMに基づき、スト
イキ時要求噴射量Qλを、図示しないマップを参酌する
ことによって算出する。
U30は、現在算出されている目標噴射量Qfが、今回
算出されたストイキ時要求噴射量Qλから所定量α(α
は不感帯として考慮される)を減算した値よりも大きい
か否かを判断する。そして、目標噴射量Qfがストイキ
時要求噴射量Qλから所定量αを減算した値以下の場合
には、ECU30はステップ204において、成層燃焼
を実行するべく燃焼モードフラグMODEを「0」に設
定する。
射量Qλから所定量αを減算した値よりも大きい場合に
は、ステップ205において、均質燃焼を実行するべく
燃焼モードフラグMODEを「1」に設定する。
層燃焼が行われている状態下で負圧確保制御が実行され
ている場合には、目標噴射量Qfと、ストイキ時要求噴
射量Qλから所定量αを減算した値との比較結果に基づ
いて燃焼状態が決定される。このため、本実施の形態に
おいても、早めに均質燃焼へと燃焼状態が切換えられる
こととなり、第1及び第2の実施の形態と同等の作用効
果が奏される。
直接検出する必要がないので、A/Fセンサ65を省略
することができる。その結果、部品点数及びコストの低
減を図ることができる。
化した第4の実施の形態について説明する。但し、本実
施の形態の構成等においても上述した第1〜第3の実施
の形態と同一の部材等については同一の符号を付してそ
の説明を省略し、上記実施の形態との相違点を中心とし
て説明することとする。
比相当値としてのスロットル開度TAと、エンジン回転
数NE及び目標噴射量Qfに基づいて設定されたストイ
キ時要求スロットル開度TAcとを比較している点にお
いて特徴を有している。
される、本実施の形態における「メインルーチン」の一
部を示すフローチャートであって、図5,9の一部を変
更したものである。
プ103から移行して、ステップ401において、EC
U30は、「負圧確保制御フラグ設定ルーチン」におい
て設定されている負圧確保制御フラグXBKIDLが
「0」であるか否かを判断する。そして、負圧確保制御
フラグXBKIDLが「0」の場合には、現在、スロッ
トル弁23の閉じ込みによる負圧確保制御が実行されて
いないものとして、ステップ202へ移行し、上述した
ステップ202〜ステップ205の処理を実行する。
圧確保制御フラグXBKIDLが「1」と判断された場
合には、現在、スロットル弁23の閉じ込みによる負圧
確保制御が実行されているものとして、ステップ402
へ移行する。ステップ402においては、今回読み込ま
れたエンジン回転数NE及び今回算出された目標噴射量
Qfに基づき、ストイキ時要求スロットル開度TAc
を、図示しないマップを参酌することによって算出す
る。
U30は、現在のスロットル開度TAが、今回算出され
たストイキ時要求スロットル開度TAcよりも小さいか
否かを判断する。そして、スロットル開度TAがストイ
キ時要求スロットル開度TAc以上の場合には、ECU
30はステップ204において、成層燃焼を実行するべ
く燃焼モードフラグMODEを「0」に設定する。
求スロットル開度TAcよりも小さい場合には、ステッ
プ205において、均質燃焼を実行するべく燃焼モード
フラグMODEを「1」に設定する。
層燃焼が行われている状態下で負圧確保制御が実行され
ている場合には、スロットル開度TAと、ストイキ時要
求スロットル開度TAcとの比較結果に基づいて燃焼状
態が決定される。このため、本実施の形態においても、
早めに均質燃焼へと燃焼状態が切換えられることとな
り、第3の実施の形態と同等の作用効果が奏される。
化した第5の実施の形態について説明する。但し、本実
施の形態の構成等においても上述した第1〜第4の実施
の形態と同一の部材等については同一の符号を付してそ
の説明を省略し、上記実施の形態との相違点を中心とし
て説明することとする。
比相当値としての吸気圧PMと、エンジン回転数NE及
びスロットル開度TAに基づいて設定された予定吸気圧
PMTAとを比較している点において特徴を有してい
る。
される、本実施の形態における「メインルーチン」の一
部を示すフローチャートであって、図5,9の一部を変
更したものである。
プ103から移行して、ステップ501において、EC
U30は、「負圧確保制御フラグ設定ルーチン」におい
て設定されている負圧確保制御フラグXBKIDLが
「0」であるか否かを判断する。そして、負圧確保制御
フラグXBKIDLが「0」の場合には、現在、スロッ
トル弁23の閉じ込みによる負圧確保制御が実行されて
いないものとして、ステップ202へ移行し、上述した
ステップ202〜ステップ205の処理を実行する。
圧確保制御フラグXBKIDLが「1」と判断された場
合には、現在、スロットル弁23の閉じ込みによる負圧
確保制御が実行されているものとして、ステップ502
へ移行する。ステップ502においては、今回読み込ま
れたエンジン回転数NE及びスロットル開度TAに基づ
き、予定吸気圧PMTAを、図示しないマップを参酌す
ることによって算出する。ここで、この予定吸気圧PM
TAというのは、エンジン回転数NE及びスロットル開
度TAがある値であれば、吸気圧がこれくらいの値にな
るであろうとされる推測値である。従って、実際の吸気
圧PMが予定吸気圧PMTAよりもかなり下回っている
場合には、空燃比が小さく(リッチ側)になっているも
のと考えられる。
U30は、現在の吸気圧PMが、今回算出された予定吸
気圧PMTAから所定量βを減算した値よりも小さいか
否かを判断する。そして、吸気圧PMが、予定吸気圧P
MTAから所定量βを減算した値以上の場合には、EC
U30はステップ204において、成層燃焼を実行する
べく燃焼モードフラグMODEを「0」に設定する。
ら所定量βを減算した値よりも小さい場合には、空燃比
がリッチ側になっているものとして、ステップ205に
おいて、均質燃焼を実行するべく燃焼モードフラグMO
DEを「1」に設定する。
層燃焼が行われている状態下で負圧確保制御が実行され
ている場合には、吸気圧PMと、予定吸気圧PMTAか
ら所定量βを減算した値との比較結果に基づいて燃焼状
態が決定される。このため、本実施の形態においても、
早めに均質燃焼へと燃焼状態が切換えられることとな
り、第3、第4の実施の形態と同等の作用効果が奏され
る。
化した第6の実施の形態について説明する。但し、本実
施の形態の構成等においては上述した第1の実施の形態
と同等である部材等については同一の符号を付してその
説明を省略する。そして、以下には、上記各実施の形態
との相違点を中心として説明することとする。
圧確保制御フラグXBKIDLが「1」、すなわち負圧
確保制御が実行されている場合に、空燃比AFS等に応
じて成層燃焼から均質燃焼への燃焼状態を切換えるよう
にしていた。これに対し、本実施の形態では、空燃比A
FS等に応じて燃焼状態(噴射モード)を多段階にわた
って切換えるようにしている点に特徴を有している。
される、本実施の形態における「噴射モード設定ルーチ
ン」を示すフローチャートであって、説明の便宜上、負
圧確保制御フラグXBKIDLが「1」である場合に、
処理が開始されるものである。
保制御フラグXBKIDLが「1」、すなわち負圧確保
制御が実行されている場合に、まずステップ601にお
いて、空燃比AFS等を読み込む。
読み込んだ空燃比AFSが基準値AFt(例えばAFt
=14.6)よりも小さい(リッチ側にある)か否かを
判断する。そして、現在の空燃比AFSが基準値AFt
よりも小さい場合には、ECU30はステップ603に
おいて、均質燃焼を実行するべく、吸気行程噴射を実行
し(上記各実施の形態における燃焼モードフラグMOD
E=「1」に相当)、その後の処理を一旦終了する。
燃比AFSが基準値AFt以上の場合には、ステップ6
04において、現在の空燃比AFSが設定値γよりも大
きいか否かを判断する。ここで、設定値γは、個々のエ
ンジン1によって異なる値をとるものであってもよい
し、そのときどきの運転状態に応じて異なる値をとるも
のであってもよい。また、設定値γは、空燃比AFSの
リッチ限界から求められるものであって、リッチ限界が
早いほど、成層度が強いほど大きな値をとるものである
(例えばγ=16.0〜18.0)。そして、現在の空
燃比AFSが設定値γよりも大きい場合には、ECU3
0は、ステップ605において、成層燃焼を実行するべ
く、圧縮行程噴射を実行し(上記各実施の形態における
燃焼モードフラグMODE=「0」に相当)、その後の
処理を一旦終了する。
燃比AFSが設定値γ以下の場合(AFt≦AFS≦
γ)には、ステップ606へ移行する。ステップ606
において、ECU30は、現在設定されている目標噴射
量Qfが最少噴射量Qminよりも多いか否かを判断す
る。ここで、最少噴射量Qminというのは、一回の噴
射により噴射可能な最少の噴射量のことをいう。そし
て、目標噴射量Qfが最少噴射量Qminよりも多い場
合には、ステップ607において、ECU30は、弱成
層燃焼を実行するべく2回噴射を実行し、その後の処理
を一旦終了する。
Qmin以下の場合には、ECU30は、実際上2回噴
射を行うことが不可能であるものとして、ステップ60
8において、吸気行程噴射を実行し、その後の処理を一
旦終了する。
各実施の形態の作用効果に加えて、現在の空燃比AFS
に応じて、噴射方式が種々変更させられ、もって燃焼状
態が変更させられる。特に、成層燃焼が実施されている
場合に、空燃比AFSが小さくなった場合には、燃焼状
態が均質燃焼へと切換えられる前段階に、2回噴射によ
る弱成層燃焼が実施されることとなる。このため、燃焼
状態が成層燃焼からいきなり均質燃焼へ移行することに
よるトルクショックを確実に防止できるとともに、燃焼
状態が均質燃焼へと円滑に移行することとなる。その結
果、燃焼状態のさらなる安定化を図ることができる。
FSが基準値AFt以上で、かつ、設定値γ以下の場合
であっても、目標噴射量Qfが最少噴射量Qmin以下
の場合には、2回噴射を行うことなく吸気行程噴射を実
行することとした。このため、無理に2回噴射を実行す
ることによって起こりうる燃料不足による失火を確実に
防止することができる。
されるものではなく、構成等の一部を適宜変更して例え
ば次のように実施することもできる。 (1)上記第6の実施の形態では、現在の空燃比AFS
に応じて噴射方式を種々変更することとした。これに対
し、スロットル開度TAや、吸気圧PMに応じて変更す
ることとしてもよい。
として、吸気ダクト20に設けられたスロットル弁23
及び該スロットル弁23を開閉するためのアクチュエー
タとしてのステップモータ22よりなる電子制御式スロ
ットル機構により構成したが、その他にも、スロットル
弁23をバイパスするバイパス吸気通路に設けられたア
イドルスピードコントロールバルブ及び該バルブを開閉
するためのアクチュエータよりなるISC機構により構
成してもよい。
GR機構51により構成してもよい。さらにまた、これ
らを適宜に組み合わせることにより負圧作用手段を構成
するようにしてもよい。
のエンジン1に本発明を具体化するようにしたが、成層
燃焼を行いうるものであれば、その他のいわゆる成層燃
焼、弱成層燃焼を行うタイプの内燃機関であってもよ
い。例えば吸気ポート7a,7bの吸気弁6a,6bの
傘部の裏側に向かって噴射するタイプのものも含まれ
る。また、吸気弁6a,6b側に燃料噴射弁が設けられ
てはいるが、直接シリンダボア(燃焼室5)内に噴射す
るタイプのものも含まれる。
カル型の吸気ポートを有し、いわゆるスワールを発生さ
せることが可能な構成としたが、かならずしもスワール
を発生しなくともよい。従って、例えば上記実施の形態
におけるスワールコントロールバルブ17、ステップモ
ータ19等を省略することもできる。
燃機関としてガソリンエンジン1の場合に本発明を具体
化したが、その外にもディーゼルエンジン等の場合等に
も具体化できる。
負圧に基づいて制動力を確保するブレーキブースタを備
えるとともに、成層燃焼を行いうる内燃機関において、
負圧確保時の燃焼状態の安定化を図り、燃費率の悪化を
抑制することができるという優れた効果を奏する。
ば、上記効果に加えて、部品点数及びコストの低減を図
ることができる。さらに、請求項7に記載の発明によれ
ば、トルクショックの抑制及び燃焼状態の安定化を図る
ことができる。
燃焼制御装置を示す概略構成図。
設定ルーチン」を示すフローチャート。
示すフローチャート。
係を示すマップ(マップ0及びマップ1)。
出ルーチン」を示すフローチャート。
図であって目標噴射量に対する燃費率の関係を示すグラ
フ。
される「メインルーチン」の一部を示すフローチャー
ト。
行される「メインルーチン」の一部を示すフローチャー
ト。
行される「メインルーチン」の一部を示すフローチャー
ト。
行される「メインルーチン」の一部を示すフローチャー
ト。
行される「噴射モード設定ルーチン」を示すフローチャ
ート。
0…吸気ダクト、22…負圧作用手段を構成するステッ
プモータ、23…負圧作用手段を構成するスロットル
弁、25…スロットルセンサ、26A…アクセルセン
サ、26B…全閉スイッチ、27…上死点センサ、28
…クランク角センサ、30…電子制御装置(ECU)、
61…吸気圧センサ、63…圧力センサ、64…車速セ
ンサ、65…A/Fセンサ、66…ブレーキスイッチ、
71…ブレーキブースタ。
Claims (7)
- 【請求項1】 供給される負圧に基づいて、均質燃焼及
び成層燃焼を行いうる内燃機関の回転に基づき走行しう
る車両の制動力を確保するためのブレーキブースタと、 前記内燃機関に導入される吸気を絞ることにより前記ブ
レーキブースタに負圧を作用させる負圧作用手段と、 前記ブレーキブースタに作用する負圧の量を把握するた
めの負圧量把握手段と、 前記負圧量把握手段により把握された負圧量が基準値よ
りも小さくなった場合に、前記負圧作用手段を制御して
前記ブレーキブースタに負圧を作用させる負圧制御手段
と、 前記内燃機関の負荷を検出する負荷検出手段と、 前記負荷検出手段により検出された負荷に応じて、成層
燃焼から均質燃焼への燃焼状態の切換を行う切換制御手
段とを備えた成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置であっ
て、 成層燃焼が行われている状態下において、前記負圧制御
手段による制御が実行されている場合に、前記切換制御
手段により成層燃焼から均質燃焼へと燃焼状態を切換え
る際の切換負荷を、前記負圧制御手段による制御の非実
行時に比べて小さな値に変更する切換負荷変更手段を設
けたことを特徴とする成層燃焼内燃機関の燃焼制御装
置。 - 【請求項2】 供給される負圧に基づいて、均質燃焼及
び成層燃焼を行いうる内燃機関の回転に基づき走行しう
る車両の制動力を確保するためのブレーキブースタと、 前記内燃機関に導入される吸気を絞ることにより前記ブ
レーキブースタに負圧を作用させる負圧作用手段と、 前記ブレーキブースタに作用する負圧の量を把握するた
めの負圧量把握手段と、 前記負圧量把握手段により把握された負圧量が基準値よ
りも小さくなった場合に、前記負圧作用手段を制御して
前記ブレーキブースタに負圧を作用させる負圧制御手段
と、 前記内燃機関の負荷を検出する負荷検出手段と、 前記負荷検出手段により検出された負荷に応じて、成層
燃焼から均質燃焼への燃焼状態の切換を行う切換制御手
段とを備えた成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置であっ
て、 成層燃焼が行われている状態下において、前記負圧制御
手段による制御が実行されている場合には、前記内燃機
関に供給される混合気の空燃比が所定空燃比よりも小さ
くなるとき、成層燃焼から均質燃焼への燃焼状態を切換
える強制切換制御手段を設けたことを特徴とする成層燃
焼内燃機関の燃焼制御装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の成層燃焼内燃機関の燃
焼制御装置において、 前記強制切換制御手段による切換は、混合気の空燃比に
対応する空燃比相当値と、該空燃比相当値に対応するよ
う設定される設定値とが比較されることにより行われる
ものであることを特徴とする成層燃焼内燃機関の燃焼制
御装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の成層燃焼内燃機関の燃
焼制御装置において、 前記空燃比相当値は実際の燃料噴射量であり、前記設定
値は、前記内燃機関の回転数及び負荷により算出された
燃料噴射量であることを特徴とする成層燃焼内燃機関の
燃焼制御装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載の成層燃焼内燃機関の燃
焼制御装置において、 前記空燃比相当値は前記内燃機関の吸気管に設けられた
スロットル弁の実際の開度であり、前記設定値は、前記
内燃機関の回転数及び前記内燃機関の負荷により算出さ
れたスロットル弁の開度であることを特徴とする成層燃
焼内燃機関の燃焼制御装置。 - 【請求項6】 請求項3に記載の成層燃焼内燃機関の燃
焼制御装置において、 前記空燃比相当値は前記内燃機関の吸気管圧力であり、
前記設定値は、前記内燃機関の回転数及び前記スロット
ル弁の開度により算出された吸気管圧力であるであるこ
とを特徴とする成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置。 - 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の成層
燃焼内燃機関の燃焼制御装置において、 前記切換制御手段は、成層燃焼から、一旦、弱成層燃焼
を介して均質燃焼へと燃焼状態を切換えるものであるこ
とを特徴とする成層燃焼内燃機関の燃焼制御装置。
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