JPH11210180A - パラペット立上がり部の施工方法 - Google Patents
パラペット立上がり部の施工方法Info
- Publication number
- JPH11210180A JPH11210180A JP2504898A JP2504898A JPH11210180A JP H11210180 A JPH11210180 A JP H11210180A JP 2504898 A JP2504898 A JP 2504898A JP 2504898 A JP2504898 A JP 2504898A JP H11210180 A JPH11210180 A JP H11210180A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- cushioning material
- finishing height
- height
- lower edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Building Environments (AREA)
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Abstract
層3を損傷する可能性のない、パラペット立上がり部1
の施工方法を提供することを目的とする。 【解決手段】防水層3を立上がり部1において立ちあ
げ、屋上床面2と立上がり部1との隅部には緩衝材4を
敷設する。この緩衝材4の上端には段差を設ける。段差
部41の下側の縁41aは、押えコンクリート5の仕上
げ高さと一致させる。段差部41の上側の縁41bは、
押えコンクリート5の仕上げ高さよりも高い位置に位置
するように設置する。その後に押えコンクリート5をそ
の仕上げ高さを段差部41の下側の縁41aに一致させ
て打設する。
Description
り部の施工方法に関するものである。
後、押えコンクリートを施工している。その場合に図6
に示すように、パラペット立上がり部bでは防水層aが
立上がり、押えコンクリートcと接触する。そこで防水
層aが押えコンクリートcの伸縮の影響を受けないよう
に、施工時の保護もかねて発泡樹脂製の緩衝材dを設置
して施工している。
ペット立上がり部の施工方法にあっては、次のような問
題点がある。 <イ>従来は緩衝材dの上縁の高さは、押えコンクリー
トcの仕上げ高さと一致させている。そのために、押え
コンクリートcの施工中に、余分なコンクリートcが緩
衝材dを隠してしまい、その結果仕上げ高さが不正確に
なる可能性があった。 <ロ>押えコンクリートcのコテならし作業時に、緩衝
材dの上縁を定規として利用して高さをそろえる基準と
している。そのために金属製のコテeの先端が防水層a
を損傷する可能性もあった。
するためになされたもので、コテならしの定規としても
利用でき、かつ防水層を損傷する可能性のない、パラペ
ット立上がり部の施工方法を提供することを目的とす
る。
するために、本発明のパラペット立上がり部の施工方法
は、屋上防水層のパラペット立上がり部において、屋上
床面に敷設した防水層を、立上がり部において立ちあ
げ、屋上床面と立上がり部との隅部には緩衝材を敷設
し、この緩衝材の上端には段差を設け、段差部の下側の
縁は、押えコンクリートの仕上げ高さと一致させ、段差
部の上側の縁は、押えコンクリートの仕上げ高さよりも
高い位置に位置するように設置し、その後に押えコンク
リートをその仕上げ高さを段差部の下側の縁に一致させ
て打設して仕上げる、パラペット立上がり部の施工方法
を特徴としたものである。
のパラペット立上がり部の施工方法の実施例について説
明する。
では、屋上床面に敷設した防水層3を鉛直に立上げて立
上がり部1を構成する。この屋上床面2と立上がり部1
との隅部には断面がL字状に形成した緩衝材4を敷設す
る。
さに形成してあり、この上縁が押えコンクリートの仕上
げ面であった。しかし本発明では、緩衝材4の上端には
段差部41を設ける。すなわち段差部41が下側の縁4
1aと、上側の縁41bを形成することになる。そして
段差部41の下側の縁41aは、押えコンクリートを打
設する際に、コンクリートの仕上げ高さと一致する位置
に設置する。一方、段差部41の上側の縁41bは、押
えコンクリートの仕上げ高さよりも高い位置に位置する
ように設置する。
がり部1と床面2との隅部に取り付ける。その後に押え
コンクリート5を打設する。緩衝材4には段差部41が
形成してあるから、コンクリート5の仕上げ高さは段差
部41の下側の縁41aに一致させれば、正確な寸法で
コンクリート5を打設して仕上げることができる。一
方、緩衝材4の段差部41の上側の縁41bは、仕上げ
高さよりも高い位置に位置しているから、仕上げのコテ
の先端が衝突しても直接に防水層3に当たることがな
く、損傷することがない。
3) 緩衝材4上端の段差部41を形成するには、緩衝材4の
上端の内側(立上がり部1に接しない側)をL型に切り
欠いて形成することができる。そして折り曲げ部分には
折り曲げる外側から、長手方向に平行に複数本の切り込
み42を入れておく。すると容易に直角に折り曲げるこ
とができる。こうして、段差部41の切り欠き部の下側
の縁41aが押えコンクリート5の仕上げ高さと一致
し、切り欠き上側の縁41bが押えコンクリート5の仕
上げ高さよりも高い位置に位置するように設置すること
ができる。そして押えコンクリート5を打設する。コン
クリート5の仕上げ高さを段差部41の下側の縁41a
に一致させれば、正確な寸法でコンクリート5を打設し
て仕上げることができる。一方、緩衝材4の段差部41
の上側の縁41bは、仕上げ高さよりも高い位置に設置
する。すると仕上げのコテの先端が衝突しても直接に防
水層3に当たることがなく、損傷することがない。
4) 緩衝材4は、立上がり部1に接する側の緩衝材4と、床
面2に接する側の緩衝材4の2枚によって構成する。2
枚の緩衝材4を接着した場合に、両緩衝材4の先端の位
置をずらして段差部41を設ける。そして立上がり部1
に接する側の緩衝材4の上端は、押えコンクリート5の
仕上げ高さよりも高い位置になる寸法に形成し、現場で
はその位置に設置する。一方、床面2に接する側の緩衝
材4の上端は、押えコンクリート5の仕上げ高さと一致
する寸法に形成し、現場ではその位置に設置する。そし
て押えコンクリート5を打設する。コンクリート5の仕
上げ高さを、段差部41の下側の縁41aに一致させれ
ば、正確な寸法でコンクリート5を打設して仕上げるこ
とができる。一方、緩衝材4の段差部41の上側の縁4
1bは、仕上げ高さよりも高い位置に設置する。すると
仕上げのコテの先端が衝突しても直接に防水層3に当た
ることがなく、損傷することがない。
5) 緩衝材4の上端に、段差部41を有する段差部41材を
取り付ける。この段差部41材は、上側の縁41bと下
側の縁41aを備えた長尺部材であり緩衝材4への取り
付け溝を備えている。緩衝材4へ取り付けて現場に設置
する場合に、段差部41材の上側の縁41bは押えコン
クリート5の仕上げ高さよりも高い位置になるよう設置
する。一方、段差部41材の下側の縁41aは、押えコ
ンクリート5の仕上げ高さと一致するように設置する。
そして押えコンクリート5を打設する。コンクリート5
の仕上げ高さを段差部41材の下側の縁41aに一致さ
せれば、正確な寸法でコンクリート5を打設して仕上げ
ることができる。一方、緩衝材4の段差部41材の上側
の縁41bは、仕上げ高さよりも高い位置に設置する。
すると仕上げのコテの先端が衝突しても直接に防水層3
に当たることがなく、損傷することがない。
工方法は以上説明したようになるから次のような効果を
得ることができる。 <イ>防水層3の表面が、段差部41の高い方の部材で
保護されているから、コンクリート5の仕上げ時にコテ
の先端が衝突することがなく、大切な防水層3を損傷す
る危険性がない。 <ロ>段差部41の低い方の縁がコンクリート5の仕上
げ高さを表しているから、正確な厚さのコンクリート5
を、容易に打設することができる。
例の説明図。
Claims (4)
- 【請求項1】屋上防水層のパラペット立上がり部におい
て、 屋上床面に敷設した防水層を、 立上がり部において立ちあげ、 屋上床面と立上がり部との隅部には緩衝材を敷設し、 この緩衝材の上端には段差を設け、 段差部の下側の縁は、押えコンクリートの仕上げ高さと
一致させ、 段差部の上側の縁は、押えコンクリートの仕上げ高さよ
りも高い位置に位置するように設置し、 その後に押えコンクリートをその仕上げ高さを段差部の
下側の縁に一致させて打設して仕上げる、 パラペット立上がり部の施工方法 - 【請求項2】緩衝材上端の段差部は、 上端を切り欠いて形成した緩衝材を使用し、 切り欠き下側の縁は、押えコンクリートの仕上げ高さと
一致させ、 切り欠き上側の縁は、押えコンクリートの仕上げ高さよ
りも高い位置に位置するように設置して行う、 請求項1記載の、パラペット立上がり部の施工方法 - 【請求項3】緩衝材は、立上がり部に接する側の緩衝材
と、床面に接する側の緩衝材の2枚によって構成し、 立上がり部に接する側の緩衝材の上端は、押えコンクリ
ートの仕上げ高さよりも高い位置になるよう設置し、 床面に接する側の緩衝材の上端は、押えコンクリートの
仕上げ高さと一致するように設置して行う、 請求項1記載の、パラペット立上がり部の施工方法 - 【請求項4】緩衝材の上端には、段差部を有する段差部
材を取り付け、 段差部材の上側の縁は押えコンクリートの仕上げ高さよ
りも高い位置になるよう設置し、 段差部材の下側の縁は、押えコンクリートの仕上げ高さ
と一致するように設置して行う、 請求項1記載の、パラペット立上がり部の施工方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02504898A JP3775915B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | パラペット立上がり部の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02504898A JP3775915B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | パラペット立上がり部の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11210180A true JPH11210180A (ja) | 1999-08-03 |
JP3775915B2 JP3775915B2 (ja) | 2006-05-17 |
Family
ID=12155049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02504898A Expired - Fee Related JP3775915B2 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | パラペット立上がり部の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3775915B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101929224A (zh) * | 2010-07-23 | 2010-12-29 | 陕西建工集团第十一建筑工程有限公司 | 屋面女儿墙泛水翻檐及施工方法 |
JP2012225110A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Inoac Corp | 浮床用緩衝体 |
JP2015151761A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | 旭化成ホームズ株式会社 | 防水層改修方法 |
CN114482424A (zh) * | 2022-03-15 | 2022-05-13 | 南通新华建筑集团有限公司 | 一种暗藏企口的女儿墙二次浇筑施工方法 |
CN114856099A (zh) * | 2022-06-06 | 2022-08-05 | 湖南长大建设集团股份有限公司 | 一种用混凝土制作女儿墙泛水体的快速成型方法 |
-
1998
- 1998-01-22 JP JP02504898A patent/JP3775915B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101929224A (zh) * | 2010-07-23 | 2010-12-29 | 陕西建工集团第十一建筑工程有限公司 | 屋面女儿墙泛水翻檐及施工方法 |
JP2012225110A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Inoac Corp | 浮床用緩衝体 |
JP2015151761A (ja) * | 2014-02-14 | 2015-08-24 | 旭化成ホームズ株式会社 | 防水層改修方法 |
CN114482424A (zh) * | 2022-03-15 | 2022-05-13 | 南通新华建筑集团有限公司 | 一种暗藏企口的女儿墙二次浇筑施工方法 |
CN114482424B (zh) * | 2022-03-15 | 2023-03-31 | 南通新华建筑集团有限公司 | 一种暗藏企口的女儿墙二次浇筑施工方法 |
CN114856099A (zh) * | 2022-06-06 | 2022-08-05 | 湖南长大建设集团股份有限公司 | 一种用混凝土制作女儿墙泛水体的快速成型方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3775915B2 (ja) | 2006-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11210180A (ja) | パラペット立上がり部の施工方法 | |
US2379051A (en) | Roofing installation and method of forming the same | |
KR100542380B1 (ko) | 콘크리트 슬래브용 신축줄눈 구조 및 그 시공 방법 | |
CN212742624U (zh) | 一种挡土墙装配式防水保护层结构 | |
JP7150307B2 (ja) | 断熱防水構造体及び断熱防水工法 | |
JP7288691B2 (ja) | 棟下地、およびそれを用いた屋根 | |
JP5933184B2 (ja) | 笠木施工用部材 | |
JP2929458B2 (ja) | 屋根材及びその施工法 | |
JPH041208Y2 (ja) | ||
JP2791360B2 (ja) | 屋上ドレイン回り用断熱材及びそれを用いた外断熱屋根構造 | |
JP2546965Y2 (ja) | 防水層保護版の取り付け構造 | |
CN114108455A (zh) | 一种伸缩缝的施工结构以及伸缩缝的施工方法 | |
JP3136058U (ja) | 後施工アンカー | |
JP2010275767A (ja) | 屋根のけらば構造 | |
JPH0712432Y2 (ja) | 基礎アンカーボルト | |
JP2521076Y2 (ja) | 屋根の壁際の水下側水切り構造 | |
JPH0348987Y2 (ja) | ||
JPH0610018Y2 (ja) | けらばの構造 | |
JPS60144446A (ja) | 屋上パラペツト防水立上りの施工方法 | |
JPS634753Y2 (ja) | ||
JPH0536887Y2 (ja) | ||
JPH07229249A (ja) | 目地材 | |
JP2002227347A (ja) | 屋根先構造 | |
JP3444356B2 (ja) | 瓦葺き構造 | |
JPS592246Y2 (ja) | 屋根瓦 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041007 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060131 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060221 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |