JPH11208940A - 画像形成対象シート搬送装置 - Google Patents

画像形成対象シート搬送装置

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JPH11208940A
JPH11208940A JP10012838A JP1283898A JPH11208940A JP H11208940 A JPH11208940 A JP H11208940A JP 10012838 A JP10012838 A JP 10012838A JP 1283898 A JP1283898 A JP 1283898A JP H11208940 A JPH11208940 A JP H11208940A
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image forming
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thickness
loop
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大輔 今田
Yasutaka Komatsu
泰隆 小松
Michio Tada
通夫 多田
Toshikazu Takubo
俊和 田窪
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厚みの大きい画像形成対象シートを搬送する際
にも、画像形成対象シートが折れ曲がることを低減し、
かつ画像形成対象シートの送り出しタイミングを安定さ
せる。 【解決手段】レジストレーション部37に搬送されてき
たシートはプレレジストレーションローラ40により図
中の左側に搬送される。このとき、シート厚検知器60
によりシートの厚さが検知される。この後、プレレジス
トレーションローラ402より送り出されたシートの先
端部がレジストレーションゲート42に当接させられる
ことによりシートにループが形成される。シート厚検知
器60により検知されたシートの厚みが大きい場合に
は、ソレノイドユニット54に電流が供給されて規制部
材52が破線で示す位置から図示の位置に移動し、シー
トに形成されるループを許容する空間が小さくなるよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置等に
おいて、画像形成対象シートにループを形成することに
より斜行を補正した後、所定のタイミングで次工程に画
像形成対象シートを送り出す画像形成対象シート搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機などにおいて画像形成部に用紙を
搬送する用紙搬送装置では、プレレジストレーションロ
ーラにより送り出される用紙の先端をレジストレーショ
ンゲートに当接させることによって用紙の斜行を補正し
た後、所定のタイミングでレジストレーションゲートを
開放して画像形成部に用紙を送り出している。
【0003】このような用紙搬送装置では、用紙の先端
部がレジストレーションゲートに当接することにより用
紙にループが形成されることになる。従来の装置では、
用紙の厚みの大小に関わらず、用紙に同様の大きさのル
ープが形成されているため、厚紙を搬送する場合には用
紙が折れ曲がってしまうことがあった。また、厚紙に形
成されるループの度合いが大きい場合には、ループ形成
時に厚紙を搬送する搬送ローラが過負荷になるという問
題もある。
【0004】これらの問題点を解決するために、特開平
1−226653号公報、特開平4−293060号公
報および特開平7−172639号公報には、搬送され
てくる用紙の厚み情報に基づいて、レジストレーション
ゲートに向けて用紙を搬送する搬送ローラを制御する用
紙搬送装置が開示されている。
【0005】これらの装置では、搬送されてくる用紙の
厚みが大きいときには、用紙がレジストレーションゲー
トに当接している間のプレレジストレーションローラの
駆動時間を制御することにより用紙のループ量を減少さ
せている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の公報に
記載の用紙搬送装置では、厚紙のループ量を減少させる
ことにより用紙の折れ曲がり等の問題を低減することは
可能であるが、ループ量が小さいためにレジストレーシ
ョンゲートを開放したときの用紙の反発力が小さくな
り、飛び出し速度がばらつくことがある。このため、画
像形成部等に用紙を送り出すタイミングの安定性が問題
となる。
【0007】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、厚みの大きい画像形成対象シートを搬送す
る際にも、画像形成対象シートが折れ曲がることを低減
し、かつ画像形成対象シートの送り出しタイミングを安
定させることが可能な画像形成対象シート搬送装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る画像形成対象シート搬送装置は、画像
形成対象シートを搬送方向に向けて搬送する第1の搬送
ローラと、前記第1の搬送ローラに向けて搬送されてく
る前記画像形成対象シートの厚みを検知する検知手段
と、前記第1の搬送ローラより搬送方向の下流側に設け
られ、前記第1の搬送ローラにより搬送されてくる前記
画像形成対象シートに当接して前記画像形成対象シート
にループを形成させた後、前記画像形成対象シートを搬
送方向の下流側に通過させるレジストレーションゲート
と、前記レジストレーションゲートより搬送方向の下流
側に設けられ、前記レジストレーションゲートにより通
過させられた前記画像形成対象シートを搬送方向に向け
て搬送する第2の搬送ローラと、前記レジストレーショ
ンゲートに当接することによりループが形成された前記
画像形成対象シートに接触して前記画像形成対象シート
に形成されるループ量を規制する規制部材と、前記検知
手段により検知された前記画像形成対象シートの厚みに
基づいて、前記規制部材を移動させて前記画像形成対象
シートに形成されるループ量を変化させるループ量制御
手段とを具備することを特徴とする。
【0009】この構成によれば、第1の搬送ローラによ
り搬送されてくる画像形成対象シートの厚みが検知手段
により検知される。ループ量制御手段は、検知手段の検
知結果に基づいて画像形成対象シートのループ量を規制
する規制部材を移動させることができる。このように規
制部材を移動させることにより画像形成対象シートがレ
ジストレーションゲートに当接することにより形成され
るループ量を変化させることができる。従って、第1の
搬送ローラにより搬送されてくる画像形成対象シートの
厚みに合わせてループ量を変化させることが可能とな
り、厚みの大きい画像形成対象シートを搬送する場合に
も、ループ量を小さくすることにより画像形成対象シー
トの折れ曲がり等の問題を低減することができる。ま
た、画像形成対象シートに形成されるループ量を小さく
した場合にも、規制部材により画像形成対象シートを押
し出す力が付与されるため、画像形成対象シートの飛び
出し速度のばらつきを低減することが可能となり、送り
出しタイミングを安定させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 A−1.画像読取部および画像形成部 まず、図1は本発明の第1実施形態に係る画像形成対象
シート搬送装置を備える複写機を示す。同図において、
符号11は、プラテンガラスを示す。プラテンガラス1
1には、原稿Dがその複写対象となる面を下にして載置
される。
【0011】プラテンガラス11の下方には、フルレー
トキャリッジ12とハーフレートキャリッジ13とが移
動可能に配置されている。フルレートキャリッジ12に
は、露光装置14およびミラー15が搭載され、ハーフ
レートキャリッジ13には、ミラー16,17が配置さ
れている。
【0012】この構成の下、露光装置14が原稿Dを照
射した状態で、フルレートキャリッジ12およびハーフ
レートキャリッジ13が図中右側に移動する。このと
き、原稿Dからの反射光がミラー15,16,17を介
してレンズ18に収束された後、固定配置されたミラー
19,20,21を介して感光体ドラム1上に照射され
る。
【0013】感光体ドラム1の周囲には、帯電コロトロ
ン2、現像器3、転写ロール4、クリーナ5、除電ロー
ル6が配置されている。感光体ドラム1は図中矢印で示
す方向に回転させられ、これに伴って、帯電コロトロン
2により感光体ドラム1の表面が一様に帯電される。
【0014】この後、上述したように原稿Dからの反射
光が感光体ドラム1上に照射されることにより、原稿D
に対応する潜像が感光体ドラム1の表面に書き込まれ
る。そして、この潜像に現像器3から供給されるトナー
が静電的に付着させられることにより顕像であるトナー
像が形成される。
【0015】感光体ドラム1と転写ロール4との間に
は、後述する搬送機構により、シートSが搬送されてく
る。そして、転写ロール4の発生する電界により、感光
体ドラム1上のトナー像が、シートSに静電的に転写さ
れる。なお、図1中の二点鎖線は、シートSが搬送され
る経路を示す。
【0016】以後、シートSは、加熱定着装置22に搬
送される。加熱定着装置22は、互いにほぼ平行に配置
された加熱ロール22aと加圧ロール22bとを備えて
おり、両者の間のニップをシートSが通過させられるこ
とにより、トナー像が加熱・加圧され、シートS上に定
着する。加熱定着装置22の下流には、シートSを画像
形成装置のキャビネットの外部に延出する排出トレイ4
5へ排出する排出ローラ46が配設されている。
【0017】一方、シートSに転写されずに感光体ドラ
ム1上に残留したトナーは、ブレード等のクリーナ5に
除去され、この後、再度の画像形成工程のため、感光体
ドラム1の表面が除電ロール6により除電される。
【0018】A−2.シート搬送機構 さて、符号30は、最初にシートSを収容しておくシー
ト収容トレイを示す。シート収容トレイ30からは、主
搬送経路34に向けてシートSが引き出される。主搬送
経路34には、複数対の搬送ローラ35が配設されてお
り、これらによりレジストレーション部37に向けて搬
送される。また、符号38はこの複写機のキャビネット
外部に延出する手差しトレイを示す。手差しトレイ38
からもローラ38aなどによりシートSが主搬送経路3
4に導入され、レジストレーション部37に向けて搬送
される。
【0019】ここで、図2はレジストレーション部37
を示す図である。同図に示すように、レジストレーショ
ン部37に搬送されてきたシートSは、案内部材43
a,43bにより形成される搬送経路に沿って一対のプ
レレジストレーションローラ(第1の搬送ローラ)40
の間のニップに向けて搬送される。
【0020】プレレジストレーションローラ40の搬送
方向の下流側には、案内部材43aと連なる案内部材4
4と案内部材45とが互いにほぼ平行となるように配置
されており、これらによりシートSの搬送経路が形成さ
れている。プレレジストレーションローラ40は、この
搬送経路に沿うようにシートSを送り出す。
【0021】案内部材45の下方に固定配置された支持
軸51には、レジストレーションゲート42が回動可能
に支持されている。レジストレーションゲート42は、
支持軸51に支持される支持部材42aと支持部材42
aに屈曲して連なるゲート部42bとを有しており、ゲ
ート部42は案内部材44,45により形成される搬送
経路内に侵入可能になされている。また、支持部材42
aは、固定配置されたソレノイドユニット46のプラン
ジャで駆動されるようになされている。
【0022】この構成の下、ソレノイドユニット46に
電流が供給されたときには、ソレノイドユニット46に
よりレジストレーションゲート42が図中の矢印で示す
方向に移動させられ、搬送経路が閉じられることにな
る。一方、ソレノイドユニット46に電流が供給されて
いないときには、レジストレーションゲート42は図示
の位置に戻り、搬送経路が開放される。
【0023】プレレジストレーションローラ40により
シートSが送り出されるときには、搬送経路はレジスト
レーションゲート42により閉じられた状態となってお
り、レジストレーションゲート42は搬送されてくるシ
ートSの先端部に当接し、これによりシートSの斜行が
補正される。このとき、シートSには、搬送経路の下方
側に図中に二点鎖線Rで示すループが形成される。
【0024】さて、案内部材45の右端には、規制部材
52が回動自在に支持されている。規制部材52は、案
内部材43bの左端から下方に連なる空間形成部材56
とともに、シートSに形成されるループを許容する空間
を形成している。規制部材52の下方にはソレノイドユ
ニット54が配置されており、規制部材52は取付部材
53、および支持軸53aに支持されるリンク部材53
bを介してソレノイドユニット54のプランジャ55で
駆動されるようになされている。
【0025】この構成の下、ソレノイドユニット54に
電流が供給された場合には、プランジャ55が下降する
ことにより規制部材52は図中の矢印方向に移動させら
れ、これにより規制部材52が空間形成部材56ととも
に形成するループ許容空間が小さくなり、シートSのル
ープ量を規制することができる。一方、ソレノイドユニ
ット54に電流が供給されていないときには、弾性部材
53cにより規制部材52は図示の位置に戻され、ルー
プ許容空間が元のサイズに戻る。
【0026】このようにループが形成されたシートS
は、レジストレーションゲート42により搬送経路が開
放されることにより搬送方向に向けて飛び出した後、レ
ジストレーションゲート42の下流側に配設された一対
のレジストレーションローラ(第2の搬送ローラ)41
によって、図1に示す感光体ドラム1と転写ローラとの
間のニップに向けて送り出される。
【0027】A−3.制御システム 次に、上述のレジストレーション部37を制御する制御
システムについて図3を用いて説明する。同図に示すよ
うに、この制御システムは、シート厚検知器(検知手
段)60と、制御部(ループ量制御手段)61とから構
成されている。
【0028】図2に示すように、シート厚検知器60は
プレレジストレーションローラ40の上流側に配置され
ており、レジストレーション部37に搬送されてくるシ
ートSの厚さを検知する。シート厚検知器60として
は、図4に示す透過量検出器70を用いることができ
る。透過量検出器70は、シートSの搬送経路の上下に
向かい合って配置される発光素子71と受光素子72と
を有しており、受光素子72の受光量からシートSの透
過量を検出するようになっている。
【0029】図3に示すように、制御部61は、CPU
(中央演算処理装置)とレジストレーション部37のシ
ート搬送制御に必要な基礎プログラムやデータが記憶さ
れたROM(リードオンリメモリ)とシート厚検知器6
0の検知結果等を取り込むRAM(ランダムアクセスメ
モリ)とを有しており、シート厚検知器60の検知結果
に基づいてソレノイドユニット46,54への電力供
給、およびプレレジストレーションローラ40を駆動す
るモータ62を制御する。
【0030】A−4.レジストレーション部の動作 次に、レジストレーション部37の動作について図5
(a)、(b)を用いて説明する。まず、レジストレー
ション部37に搬送されてくるシートSの厚さが所定の
値より大きい場合について説明する。図5(a)に示す
ように、モータ62が駆動させられ、プレレジストレー
ションローラ40が回転させられる。これと同時にソレ
ノイドユニット46に電流が供給され、搬送経路がレジ
ストレーションゲート42により閉じられる。
【0031】そして、シート厚検知器60によりシート
Sが所定の値より大きい厚さであることが検知される。
すると、制御部61はソレノイドユニット54に電流を
供給し、図6に示す位置に規制部材52を移動させる。
これによりシートSに形成されるループを許容する空間
が小さくなる。この後、シートSの先端部がレジストレ
ーションゲート42に当接してシートSに図2に示すル
ープRよりループ量の小さいループR1が形成される。
このとき、プレレジストレーションローラ40の回転
を、図5(b)に示す薄いシートが搬送されている場合
よりも早いタイミングで停止させることによってシート
Sに形成されるループR1のループ量をさらに小さくす
ることができる。
【0032】このように厚さの大きいシートが搬送され
てきた場合には、シートSに形成されるループ量を小さ
くすることができ、シートSの折れ曲がりやプレレジス
トレーションローラ40が過負荷になるといった問題を
低減することができる。
【0033】上述のようにしてシートSにループが形成
された後、図5(a)に示すように、レジストレーショ
ンゲート42により搬送経路が開放される前に、再びモ
ータ62によってプレレジストレーションローラ40が
回転させられる。そして、ソレノイドユニット46への
電流供給を停止することによりレジストレーションゲー
ト42が移動して搬送経路が開放される。すると、シー
トSはレジストレーションローラ41側に向けて飛び出
していく。そして、所定時間経過後(シートSがレジス
トレーションゲート42を通過した後)にモータ62を
停止させると同時に、ソレノイドユニット54への電流
供給を停止させて規制部材52を元の位置(図2参照)
に戻す。
【0034】上述のようにシートSのループ量が小さく
なった場合には、搬送経路が開放された時のシートSの
飛び出し速度がばらつくことがあるが、本実施形態で
は、規制部材52によりシートSを押し出す力が付与さ
れるため、シートSの飛び出し速度のばらつきを低減す
ることができる。また、レジストレーションゲート42
が開放する前に、プレレジストレーションローラ40を
再駆動することによって、シートSの飛び出し速度のば
らつきをさらに低減することができる。これらのことに
より、シートSの画像形成部への送り出しタイミングを
安定させることが可能となる。
【0035】一方、シートSの厚さが所定の値より小さ
い場合には、図5(b)に示すように、ソレノイドユニ
ット54には電流が供給されない。このため、規制部材
52は移動することがなく、図2に示すように、シート
SにループRが形成される。本実施形態では、シートS
に十分な飛び出し速度を与えることが可能な大きさのル
ープが形成されるように、通常時の規制部材52の位置
が決められており、これによりシートSの送り出しタイ
ミングを安定させている。
【0036】B.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成対象シート
搬送装置について図7を用いて説明する。なお、第2実
施形態において、第1実施形態と共通する構成要素に
は、同一の符号を付けて、その説明を省略する。
【0037】図7に示すように、第2実施形態において
は、案内部材43bの左端部に規制部材100が回動自
在に支持されている。また、案内部材45の右端部と連
なる空間形成部材103が固定配置されており、空間形
成部材103は規制部材100とともにシートSに形成
されるループを許容する空間を形成している。
【0038】規制部材100は、シートSのループ量を
規制する規制部101と、規制部100の上端部からほ
ぼ垂直に連なる取付部102とから構成されている。取
付部102の下面にはソレノイドユニット54のプラン
ジャ55が取り付けられており、これにより規制部材1
00はプランジャ55と連動するようになっている。な
お、本実施形態では、通常時(薄いシートが搬送されて
くる場合)は、ソレノイドユニット54に電力が供給さ
れず、弾性部材105により取付部102が引き上げら
れた状態(図示の位置)となっている。
【0039】レジストレーション部37に所定の値より
厚さの大きいシートが搬送されてきた場合には、ソレノ
イドユニット54への電力供給が開始され、プランジャ
55が規制部材100の取付部102を引き下げる。こ
れにより規制部材100が図8に示す位置に移動し、シ
ートSのループ形成可能な空間が小さくなる。従って、
第1実施形態と同様にシートの折れ曲がり等の問題を低
減し、かつシートSの飛び出し速度を安定させることが
できる。
【0040】C.変形例 なお、上述した第1および第2実施形態においては、シ
ート厚検知器60として透過量検出器70を用いていた
が、図9に示す変動量検出器80を用いるようにしても
よい。変動量検出器80は、シート搬送時のプレレジス
トレーションローラ40の位置の変動を検出し、これに
よってシートの厚さを検出している。
【0041】また、シート厚検知器60として入力手段
を設け、この入力手段から使用者により入力されるシー
トの厚さ情報を制御部61に入力するようにしてもよ
い。
【0042】また、シート厚検知器60に検知されたシ
ートの厚みが大きくなるほどシートに形成されるループ
量が小さくなるように規制部材52,100を移動させ
るようにソレノイドユニット54への電力供給量を比例
的に変動させるようにしてもよい。この場合、予め、シ
ートの厚さと、それに対するソレノイドユニット54へ
の最適な供給電力量を記憶させておく必要がある。
【0043】また、上述した第1および第2実施形態に
おいては、本発明に係る画像形成対象シート搬送装置を
備える複写機について説明したが、本発明は他の画像形
成装置、例えば電子写真方式やインクジェット方式等の
様々なプリンタなどにも適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
厚みの大きい画像形成対象シートを搬送する際にも、画
像形成対象シートが折れ曲がることを低減し、かつ画像
形成対象シートを送り出すタイミングを安定させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る画像形成対象シ
ート搬送装置を備える複写機を示す図である。
【図2】 前記複写機のレジストレーション部を示す図
である。
【図3】 前記レジストレーション部の制御システムの
構成を示すブロック図である。
【図4】 前記レジストレーション部のシート厚検知器
の具体的構成を示す図である。
【図5】 (a)は前記レジストレーション部に厚さの
大きいシートが搬送された場合の、プレレジストレーシ
ョンローラ、シート厚検知器、レジストレーションゲー
トおよび規制部材の動作を示すタイミングチャートであ
り、(b)は前記レジストレーション部に厚さの小さい
シートが搬送された場合の、プレレジストレーションロ
ーラ、シート厚検知器、レジストレーションゲートおよ
び規制部材の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】 シート搬送時の前記レジストレーション部の
状態を示す図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る画像形成対象シ
ート搬送装置のレジストレーション部を示す図である。
【図8】 図7に示すレジストレーション部のシート搬
送時の状態を示す図である。
【図9】 前記シート厚検知器の変形例の具体的構成を
示す図である。
【符号の説明】
D…原稿、S…シート、37…レジストレーション部、
40…プレレジストレーションローラ(第1の搬送ロー
ラ)、41…レジストレーションローラ(第2の搬送ロ
ーラ)、42…レジストレーションゲート、43a,4
3b、44,45…案内部材、52…規制部材、54…
ソレノイドユニット、60…シート厚検知器(検知手
段)、61…制御部(ループ量制御手段)、70…透過
量検出器、80…変動量検出器、100…規制部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田窪 俊和 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成対象シートを搬送方向に向けて
    搬送する第1の搬送ローラと、 前記第1の搬送ローラに向けて搬送されてくる前記画像
    形成対象シートの厚みを検知する検知手段と、 前記第1の搬送ローラより搬送方向の下流側に設けら
    れ、前記第1の搬送ローラにより搬送されてくる前記画
    像形成対象シートに当接して前記画像形成対象シートに
    ループを形成させた後、前記画像形成対象シートを搬送
    方向の下流側に通過させるレジストレーションゲート
    と、 前記レジストレーションゲートより搬送方向の下流側に
    設けられ、前記レジストレーションゲートにより通過さ
    せられた前記画像形成対象シートを搬送方向に向けて搬
    送する第2の搬送ローラと、 前記レジストレーションゲートに当接することによりル
    ープが形成された前記画像形成対象シートに接触して前
    記画像形成対象シートに形成されるループ量を規制する
    規制部材と、 前記検知手段により検知された前記画像形成対象シート
    の厚みに基づいて、前記規制部材を移動させて前記画像
    形成対象シートに形成されるループ量を変化させるルー
    プ量制御手段とを具備することを特徴とする画像形成対
    象シート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ループ量制御手段は、前記検知手段
    により検知された前記画像形成対象シートの厚みが大き
    くなるほど前記画像形成対象シートに形成されるループ
    量が小さくなるように前記規制部材を移動させることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成対象シート搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ループ量制御手段は、前記検知手段
    により検知された前記画像形成対象シートの厚みに基づ
    いて、前記第1の搬送ローラを制御することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の画像形成対象シート搬送装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ループ量制御手段は、前記検知手段
    により検知された前記画像形成対象シートの厚みが大き
    くなるほど前記画像形成対象シートに形成されるループ
    量が小さくなるように前記第1の搬送ローラを制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成対象シート
    搬送装置。
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