JPH11208869A - 振動パーツフィーダの姿勢変換トラック - Google Patents

振動パーツフィーダの姿勢変換トラック

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JPH11208869A
JPH11208869A JP2372598A JP2372598A JPH11208869A JP H11208869 A JPH11208869 A JP H11208869A JP 2372598 A JP2372598 A JP 2372598A JP 2372598 A JP2372598 A JP 2372598A JP H11208869 A JPH11208869 A JP H11208869A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 傾斜トラックにおける傾斜姿勢の部品を水平
トラックへ移行させて水平姿勢とする姿勢変換が円滑に
行われる振動パーツフィーダの姿勢変換トラックを提供
すること。 【解決手段】 傾斜トラック34の移送面の下流端上
で、その内周縁から部品Pのほぼ1/3幅離れた地点R
で傾斜トラック34の移送面の下流端と水平トラック4
4の移送面の上流端とが交差するような位置関係で、円
弧状の傾斜トラック34に直線状の水平トラック44が
接続されており、加えて水平トラック44の上流端部
に、断面がほぼ直角のV字形状の切り溝47が上流端を
起点とし水平トラック34に沿って形成され、かつ切り
溝47の両面46、48は上流部の傾斜トラック34と
その内側周壁35との面に整合され、更には、漸次、幅
と深さを小として消滅される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動パーツフィーダ
の姿勢変換トラックに関するものであり、更に詳しく
は、振動パーツフィーダにおいて傾斜姿勢で移送されて
くる部品を水平姿勢に円滑に変換して移送し得る姿勢変
換トラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】部品を次工程へ供給するために使用され
る一般的な振動パーツフィーダは、その部分破断側面図
である図8に示すように、部品Pを収容し移送するボウ
ル21と、これに捩り振動を与える駆動部11とからな
るが、駆動部11においては、ボウル21の底板と一体
的に固定された可動ブロック12が等角度間隔に配置さ
れた傾斜板ばね13によって下方の固定ブロック14と
連結されており、固定ブロック14上にはコイル15を
巻装した電磁石16が可動ブロック12の下面の可動コ
ア12Cと僅かの間隔をあけて対向するように設けられ
ている。駆動部11の周囲には防音カバー17で覆われ
ており、防振ゴム18を介してベース面に設置されてい
る。
【0003】ボウル21内においては、その底面から周
壁23の内面に沿いスパイラル状に上昇するトラック2
4が部品の移送路として形成されており、通常は、部品
を所定の姿勢として次工程へ供給するために、部品の形
状に応じて種々の機構がトラック24に取り付けられ
る。
【0004】例えば図9は移送対象としてのチップコン
デンサーの代表例を示す概略的な斜視図であり、図9の
Aは比較的薄い部品P(長さL=7.5mm、幅W=
6.3mm、厚さT=1mm)であり、図9のBは比較
的厚い部品P’(長さL=1.6mm、幅W=0.8m
m、厚さT=0.8mm)である。以降、主として部品
Pの移送について説明するに、ボウル21の底面からト
ラック24を上昇して移送されてくる横臥した部品Pに
は、長手方向、すなわち、長さ方向を移送方向に向けて
いる部品Pと、長さ方向を移送方向と直交させている部
品Pとが混在しているが、その中から、長さ方向を移送
方向に向けている部品Pのみを水平な姿勢として次工程
へ供給する場合には、先ず、トラック24に接続した傾
斜トラック134において、長さ方向を移送方向と直交
させている部品Pを噴出空気で吹き飛ばして排除するこ
とが行われる。図10はボウル21の周縁部に取り付け
られ傾斜トラック134における部品の移送の向き選別
機構近傍の斜視図であり、部品Pは矢印sで示す方向へ
移送される。
【0005】すなわち、傾斜トラック134はボウル2
1の中心から径外方へ向いて角度45度の上向き傾斜と
し、その下端に傾斜トラック134の移送面とは90度
の角度で内周壁135が設けられ、傾斜トラック134
の幅方向の所定位置には空気が常時噴出される空気噴出
孔136が開口されている。長さ方向を移送方向に向け
た部品Pは傾斜トラック134において空気噴出孔13
6から離れた部分を移送されるので噴出空気とは無関係
にそのまま通過するが、長さ方向を移送方向と直交させ
ている部品Pはその上端部が空気噴出孔136にかかる
ので、噴出空気が吹き付けられてボウル21内へ吹き落
とされ排除されるようになっており、空気噴出孔136
よりも下流側では長さ方向を移送方向に向けている部品
Pのみが移送される。
【0006】円弧状の傾斜トラック134の下流端に円
弧状の水平トラック144の上流端がそれぞれの内周端
の位置を一致させ段差140を介して接続されて姿勢変
換トラック2が形成されており、傾斜姿勢で移送されて
くる部品Pは傾斜トラック134の下流端から水平トラ
ック144へ落下し、水平姿勢に変換されて移送され次
工程へ供給されるようになっている。なお、傾斜トラッ
ク134の下流端部には部品Pの重なりを防ぐためのワ
イパー部材142が取り付け部材141と共に取り付け
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来例の姿勢変換トラ
ック2においては、傾斜トラック134と水平トラック
144との間の段差140が大きく、移送されてくる部
品Pは傾斜トラック143の下流端から水平トラック1
44への落下時に、急激に大きい姿勢変化を要している
ので水平トラック144での移送が円滑に進まず、傾斜
トラック134にワイパー部材142が取り付けてある
にもかかわらず部品Pに重なりを生ずる場合があり、ま
た部品Pと同形状で厚さがTのみが大きい部品P”(長
さL=7.5mm、幅W=6.3mm、厚さT=4.5
mm)の場合には、図11に示すように、部品P”の一
部は水平姿勢とならず、面内に厚さTと長さLを有する
側面を下にした横立ち姿勢となって移送され、移送詰ま
りを生じるなど、次工程への水平姿勢の部品Pの円滑な
供給が損なわれるという問題があった。また、加工コス
トの高い円弧状の傾斜トラック134と円弧状の水平ト
ラック144の作製が必要であること、更には、部品P
のサイズ違いに対してそれぞれ専用の傾斜トラック13
4と水平トラック144が必要であることにより、かな
りの製造コストを要している。
【0008】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、傾斜
トラックにおける傾斜姿勢の部品を水平トラックへ移行
させて水平姿勢とする姿勢変換を円滑に行うことがで
き、かつ可及的にコストを削減し得る振動パーツフィー
ダの姿勢変換トラックを提供することを課題としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項1
によって解決されるが、その解決手段を実施の形態によ
って例示すれば、図1は本発明の振動パーツフィーダの
姿勢変換トラック1の部分斜視図であり、図2は姿勢変
換トラック1をその下流部である水平トラック44にお
いて移送方向に直角に切断した縦断面図である。図1、
図2を参照して、姿勢変換トラック1はボウル21の周
縁部に固定されたトラックブロック30、40にそれぞ
れ形成された傾斜トラック34と水平トラック44とが
接続されて構成されている。すなわち、傾斜トラック3
4の下流端上でその内周縁から所定の距離、少なくとも
部品Pのほぼ1/5幅以上、実施の形態では部品のほぼ
1/3幅離れた地点Rにおいて、傾斜トラック34の移
送面の下流端と水平トラックの移送面の上流端とが交差
するような位置関係で、円弧状の傾斜トラック34に直
線状の水平トラック44が接続されており、加えて、水
平トラック44の上流端部には、断面をほぼ直角のV字
形状とした切り溝47が水平トラック44の上流端を起
点として水平トラック44に沿って形成されており、切
り溝47のボウル21の中心部を向く一方の面46と、
これに対向する他方の面48は上流部の傾斜トラック3
4の移送面とその内側周壁35の面とに整合され、更に
は、切り溝47は、漸次、幅と深さを小として消滅され
ている。傾斜トラック34の直上方には部品Pの重なり
を防ぐためのワイパー部材42が取付け部材41と共に
取り付けられている。
【0010】従って、傾斜トラック34によって傾斜姿
勢で移送されてくる一点鎖線で示した部品Pは水平トラ
ック44の領域に入ると、暫時は、切り溝47の一方の
面46に傾倒して移送されるが、切り溝47の幅と深さ
が小となるに伴い、部品Pは水平トラック44の移送面
と切り溝47の一方の面46との稜線49よりも上方と
なる部分の重量が増大し、その稜線49を回動の中心と
して水平トラック44の移送面へ回動し、実線で示すよ
うに水平姿勢に転換されて移送される。
【0011】傾斜トラック34の傾斜角度を30度と小
さくしていること、および傾斜トラック34と水平トラ
ック44との接続箇所に上記のような切り溝47を設け
ていることにより、部品Pは傾斜姿勢から横立ちするこ
となく水平姿勢へ円滑に姿勢変換され、次工程への供給
トラブルが解消される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
振動パーツフィーダの姿勢変換トラックについて、図面
を参照して、具体的に説明する。
【0013】図1は実施の形態の姿勢変換トラック1の
部分斜視図であり、従来例の図11に対応する図であ
る。また、図3はボウル21の外周部の一部を占める姿
勢変換トラック1の平面図である。図1、図3を参照し
て、姿勢変換トラック1の上流部である円弧状の傾斜ト
ラック34は外側周壁33に沿い形成され、ボウル21
の中心から径外方に向いて上向き傾斜とされて、その下
端には内側周壁35が設けられている。なお、図1にお
いては、傾斜トラック34の下流端部のワイパー部材4
2は取付け部材41と共に一点鎖線で示した。そして、
傾斜トラック34に姿勢変換トラック1の下流部である
直線状の水平トラック44がその外側周壁43、内側周
壁45と共に接続されて姿勢変換トラック1が構成され
ており、部品Pは矢印mで示す方向へ移送される。
【0014】上記の変換トラック1について更に詳しく
説明するに、図4は図3における[4]−[4]線方向
の断面図であり、上流部である傾斜トラック34の断面
を示す。すなわち、傾斜トラック34はボウル21の周
縁部にボルト30bで固定したトラックブロック30に
形成されており、ボウル21の中心から径外方に向いて
上向きの角度θ=30度とされ、その下端には傾斜トラ
ック34と90度の角度で内側周壁35が設けられてい
る。また、その下流端部には移送される部品Pが重なる
ことを防ぐために、外側周壁33の上部に取付け部材4
1をボルト41bで固定し、取付け部材41にワイパー
部材42がボルト42bで取り付けられており、ワイパ
ー42の下面と傾斜トラック34の面との間は部品Pが
単層でのみ通過し得る間隔とされている。
【0015】また、図3における[5]−[5]線方向
の断面図である図5を参照して、傾斜トラック34に接
続されている水平トラック44はボウル21の周縁部に
ボルトで固定した直線状のトラックブロック40に形成
されており、傾斜トラック34の移送面の下流端上でそ
の内周縁から部品Pのほぼ1/3幅の長さ離れた地点R
において、傾斜トラック34の移送面の下流端と水平ト
ラック44の移送面の上流端とが交差するような位置関
係で、傾斜トラック34に水平トラック44が接続され
ている。後述するように、部品Pは一時的に切り溝47
によって移送されるが、その移送の安定性の観点から
は、上記の交差する地点Rは傾斜トラック34の下流端
上でその内周縁から少なくとも部品Pの1/5幅以上離
れていることが必要であり、離隔距離が部品Pの1/2
幅以上であればより安定な姿勢変換が得られる。しか
し、部品Pの幅と同等以上の離隔は必要としない。
【0016】図6は図3における[6]−[6]線方向
の断面図であるが、図5、図6、および図1も参照し
て、水平トラック44の上流端部には、断面を角度90
度のV字形状とした切り溝47が水平トラック44の上
流端を起点として水平トラック44に沿って形成されて
おり、かつ切り溝47におけるボウル21の中心部を向
く一方の面46と他方の面48とは、上流部の傾斜トラ
ック34の移送面とその内側周壁35の面とに整合され
ている。そして、切り溝47は、漸次、幅と深さを小と
して消滅され、その下流側においては、図3における
[7]−[7]線方向の断面図である図7に示すよう
に、完全な水平トラック44とされている。なお、上記
の切り溝47は水平トラック44の上流端からエンドミ
ルを傾けて加工され、下流側へ向かって加工深さを切り
上げてゆくことにより形成される。
【0017】実施の形態の姿勢変換トラック1は以上の
ように構成されるが、次にその作用を説明する。
【0018】図3、図4を参照して、姿勢変換トラック
1の上流部である傾斜トラック34において、部品Pは
ワイパー部材42で単層化され、傾斜トラック34に傾
倒し、内側周壁35に支持されて移送されて水平トラッ
ク44の領域に入るが、図5を参照し、水平トラック4
4の上流端部において、切り溝47が浅い場合には部品
Pは慣性によって傾斜トラック34の移送面に続く切り
溝47の一方の面46に沿って移送され、切り溝47が
深い場合には、部品Pは切り溝47の一方の面46に傾
倒して移送される。続いて図6も参照して、切り溝37
の幅と深さとが小となるに伴い、部品Pは水平トラック
44の移送面と切り溝47の一方の面46との稜線49
よりも上方となる部分の重量が増大することから、図5
に示すように、部品Pは稜線49を回動の中心として矢
印mで示すように回動し、図6に示すように、水平トラ
ック44上で水平姿勢となる。この間において部品Pは
円滑に移送されるので、部品Pが重なりを生ずることは
なく、また部品Pと同形状で厚さのみが大きい部品P”
の場合も横立ちすることなく、傾斜姿勢から水平姿勢へ
の安定した姿勢変換が行われる。水平姿勢となった部品
Pは、図7に示すように、捩り振動の遠心力成分によっ
て水平トラック44の外側周壁43に沿って移送され、
移送の向きを変えることなく次工程へ供給される。
【0019】すなわち、実施の形態の姿勢変換トラック
1は、部品Pの傾斜トラック34における傾斜姿勢から
水平トラック44における水平姿勢への姿勢変換の過程
において、急激に姿勢変化させるのではなく、傾斜トラ
ック34を角度30度の傾斜として傾斜トラック34か
ら水平トラック44への落差を小さくしたこと、更に
は、傾斜トラック34と水平トラック44との間に、遷
移領域として、断面がV字形状の切り溝47を設け、そ
の両面46、48を傾斜トラック34の移送面とその内
側周壁35の面とに整合させ、かつ切り溝47を漸次消
滅させて、部品Pが切り溝47を移送される間に水平ト
ラック44の移送面と切り溝47の一方の面46との稜
線49を回動の中心として回動し姿勢変換するようにし
たことなど、急激な姿勢変化となることを避けたことが
部品Pの安定な姿勢変化をを生んでいる要因であると考
えられる。
【0020】また、傾斜トラック34の傾斜角度を小さ
くし、かつ水平トラック44に形成した切り溝47の面
46、48を上流側の傾斜トラック34とその内側周壁
35との面に整合させたことにより、部品Pが傾斜トラ
ック34から水平トラック44への移行時に移送の向き
が変らず、更には水平トラック44においてはその外側
周壁43に接して移送されることにより水平トラック4
4の移送時にも移送の向きが変らないことから、サイズ
の違いの部品Pについて、水平トラック44を兼用する
ことができ、従来のように部品Pのサイズ違い毎に専用
の水平トラック44を用意する必要がなくなった。
【0021】上述したように、切り溝47が浅く、一方
の面46の幅が部品Pの1/2幅以下である場合には、
部品Pは慣性によって切り溝47の一方の面46に沿っ
て移送され、その時間は比較的短い。これに対して、切
り溝47を深くし、一方の面46の幅を部品Pの1/2
幅以上とすることにより、部品Pは慣性とは無関係に切
り溝47の一方の面46に傾倒して比較的長い時間移送
されるようになり、その間に回動して姿勢変換すること
になるので、姿勢変換の安定度は一層向上する。また、
起点における切り溝47の形状は同一としても、切り溝
47の長さを大にして、部品Pが切り溝47に沿って移
送される時間を長くすることができ、それによって姿勢
変換の開始から完了までの時間を延ばすことができる。
すなわち、安定した姿勢変換が的確に行われるように、
切り溝47の長さを調整することができる。
【0022】本発明の実施の形態による振動パーツフィ
ーダの姿勢変換トラックは以上のように構成され作用す
るが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0023】例えば本実施の形態においては、傾斜トラ
ック34の傾斜角度を30度としたが、傾斜角度は30
度以上であってよく、また逆に、30度以下であっても
よく、傾斜トラック34の傾斜角度は特に限定されな
い。傾斜角度を小さくすると姿勢変換の安定度は増大す
るが、上流側における部品Pの移送の向きの選別時にお
いて、長さ方向を移送方向と直交させている部品Pの噴
出空気による排除の精度が低下するので、好ましい傾斜
角度は30±5度の範囲内にある。
【0024】また本実施の形態においては、傾斜トラッ
ク34の移送面の下流端と水平トラック44の移送面の
上流端とが傾斜トラック34の移送面の下流端上で、そ
の内周縁から部品Pのほぼ1/3幅の離れた地点Rで交
差するような位置関係にある場合を例示したが、上述し
たように、上記の交差する地点は傾斜トラック34の移
送面の下流端上で、その内周縁から少なくとも部品Pの
1/5幅以上離れていることが望ましく、部品Pの1/
2幅以上離れておれば一層好ましい。しかし、部品Pの
幅と同等以上の幅は必要としない。
【0025】また本実施の形態においては、水平トラッ
ク44の直上に特に天井板を設けてなかったが、部品の
形状によっては水平トラック44において水平姿勢が変
化することを防ぐために水平トラック44の直上に天井
板を設けることは好ましい選択である。
【0026】また本実施の形態においては、移送される
部品は長方形状の平板である場合を例示したが、本発明
の振動パーツフィーダの姿勢変換トラックが適用される
部品の形状は、これ以外に厚い三角形状や多角板形状の
平板であってもよい。
【0027】また本実施の形態においては、水平トラッ
ク44を直線状としたが、勿論、従来例と同様に、上流
部の傾斜トラック34と同一の曲率半径を有する円弧状
としてもよいことは言うまでもない。
【0028】また、本実施の形態においては上流部の傾
斜トラック34を部品Pの移送の向きの選別が行なわれ
るものとして説明したが、表面選別や色選別のための傾
斜トラックであってもよく、その場合には円形状の平板
にも適用される。
【0029】
【発明の効果】本発明の振動パーツフィーダの姿勢変換
トラックは以上に説明したような形態で実施され、次ぎ
に記載するような効果を奏する。
【0030】姿勢変換トラックの上流部である傾斜トラ
ックの傾斜角度を小さくし、かつ傾斜トラックに接続す
る水平トラックの上流端部に断面がV字形状の切り溝を
設け、その両面を傾斜トラック移送面とその内側周壁と
の面に整合させたので、部品は姿勢変換時に重なりを生
じることなく、また横立ちすることもなく、水平姿勢へ
円滑に姿勢変換され、次工程への部品供給トラブルが解
消される。
【0031】また、水平トラックで部品の移送の向きが
変わらず、またサイズに依らず部品は水平トラックの外
側周壁に接して移送され排出位置が一定するので、水平
トラックをサイズ違いの部品に兼用することが可能とな
ったほか、水平トラックを直線状としたことにより従来
の円弧状の水平トラックと比較して加工コストが低減さ
れ製造コストが大幅に節減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の姿勢変換トラックの部分斜視図で
ある。
【図2】実施の形態の姿勢変換トラックの移送方向に直
角な縦断面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】図3における[4]−[4]線方向の断面図で
ある。
【図5】図3における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
【図6】図3における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
【図7】図3における[7]−[7]線方向の断面図で
ある。
【図8】捩り振動パーツフィーダの部分破断側面図であ
る。
【図9】移送対象の部品の斜視図である。
【図10】従来例の姿勢変換トラックにおける傾斜トラ
ックの斜視図である。
【図11】従来例の姿勢変換トラックの斜視図である。
【符号の説明】
1 実施の形態の姿勢変換トラック 21 ボウル 34 傾斜トラック 35 内側周壁 44 水平トラック 46 切り溝の一方の面 47 切り溝 48 切り溝の他方の面 49 稜線 P 部品 R 傾斜トラックの移送面の下流端と水平トラックの
移送面の上流端との交点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボウルの周壁に沿って形成され、前記ボ
    ウルの中心から径外方を向いて上向き傾斜の傾斜トラッ
    クと、前記傾斜の下端部にほぼ直角に設けられた前記傾
    斜トラックの内側周壁と、前記傾斜トラックに接続され
    る水平トラックとからなり、部品が前記傾斜トラックに
    おける傾斜姿勢から前記水平トラックにおける水平姿勢
    に変換されて移送される振動パーツフィーダの姿勢変換
    トラックにおいて、 前記傾斜トラックの移送面の下流端と前記水平トラック
    の移送面の上流端とが前記傾斜トラックの移送面の下流
    端上で該下流端の内周縁から所定の距離にある地点にお
    いて交差するような位置関係で、前記傾斜トラックに前
    記水平トラックが接続されており、加えて前記水平トラ
    ックの上流端部には、断面をほぼ直角のV字形状とした
    切り溝が前記水平トラックの上流端を起点として前記水
    平トラックに沿って形成され、かつ前記切り溝の前記ボ
    ウルの中心部を向く一方の面とこれに対向する他方の面
    はそれぞれ前記傾斜トラックの移送面と前記内側周壁の
    面に整合され、更には前記切り溝は、漸次、幅と深さと
    を小として消滅されており、 前記傾斜トラックを傾斜姿勢で移送されてくる前記部品
    が前記水平トラックへ移行して、該水平トラックの上流
    端部の前記切り溝の前記一方の面に傾倒して移送され、
    前記切り溝の幅と深さとが小となるに伴い、前記部品
    は、前記切り溝の前記一方の面と前記水平トラックの移
    送面との稜線よりも上方となる部分の重量が増大するこ
    とにより、前記稜線を回動の中心として前記水平トラッ
    クの移送面へ回動し水平姿勢に変換されて移送されるこ
    とを特徴とする振動パーツフィーダの姿勢変換トラッ
    ク。
  2. 【請求項2】 前記傾斜トラックの傾斜角度が25〜3
    5度の範囲内とされている請求項1に記載の振動パーツ
    フィーダの姿勢変換トラック。
  3. 【請求項3】 前記傾斜トラックの移送面の下流端と前
    記水平トラックの移送面の上流端との交差する前記地点
    が、前記傾斜トラックの下流端上で該下流端の前記内周
    縁から前記部品の幅の少なくとも1/5以上離れている
    請求項1または請求項2に記載の振動パーツフィーダの
    姿勢変換トラック。
  4. 【請求項4】 前記水平トラックが直線状に形成されて
    いる請求項1から請求項3までの何れかに記載の振動パ
    ーツフィーダの姿勢変換トラック。
  5. 【請求項5】 前記水平トラックを移送される途中にお
    ける前記部品の姿勢の変化を防ぐための天井板が前記水
    平トラックの直上方に設けられている請求項1から請求
    項4までの何れかに記載の振動パーツフィーダの姿勢変
    換トラック。
  6. 【請求項6】 前記傾斜トラックが前記部品の移送の向
    きの選別、表裏の選別、または色の選別のためのもので
    ある請求項1から請求項5までの何れかに記載の振動パ
    ーツフィーダの姿勢変換トラック。
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