JPH11208864A6 - 稼動管理装置および方法、記録媒体 - Google Patents
稼動管理装置および方法、記録媒体Info
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- JPH11208864A6 JPH11208864A6 JP1998009063A JP906398A JPH11208864A6 JP H11208864 A6 JPH11208864 A6 JP H11208864A6 JP 1998009063 A JP1998009063 A JP 1998009063A JP 906398 A JP906398 A JP 906398A JP H11208864 A6 JPH11208864 A6 JP H11208864A6
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Abstract
【課題】加工装置間の搬送経路上で、加工ワークの引っ掛かり等で、滞留している場合、何れの検知手段、加工装置も正常に機能し、正常な検知情報をセンシングしているにもかかわらず、生産ラインとしては異常となるような事象は本来的な異常として発見しにくく、人為的な保守に依存して対応していた。
【解決手段】生産ライン内のワーク滞留検知情報と、加工用ワークの有無の検知情報から、加工装置の稼動情報を計測し、この情報に基づき、隣接する加工装置間で、搬送異常の有無、異常の種類が分析される。この分析結果に基づいて、異常がある場合は搬送異常を報知するために異常箇所を識別表示し、報知することで上記課題を解決した。
【選択図】図1
【解決手段】生産ライン内のワーク滞留検知情報と、加工用ワークの有無の検知情報から、加工装置の稼動情報を計測し、この情報に基づき、隣接する加工装置間で、搬送異常の有無、異常の種類が分析される。この分析結果に基づいて、異常がある場合は搬送異常を報知するために異常箇所を識別表示し、報知することで上記課題を解決した。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動化ラインにおいて搬送系の途中でワークが停止してしまい生産が中断している状態になったときに警報を発する稼動管理装置および方法、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来生産ラインでワーク(加工、組立ての対象物)を流すときは、図4のように上流側の装置Nが下流側の装置(N+1)に対して処理済みワーク401を流そうとするとき、装置N+1のところに規定数以上の加工待ちワーク402がある場合には、加工待ちワークが減るまでワークを流さない。ここで規定数以上あるかを判断するために満杯検知手段403が設けられている。図4では満杯検知手段403の前に加工待ちワーク402があるため装置Nはワークを流さず処理を停止している。そして図5のように満杯検知手段503の前に加工待ちワークがなくなると装置Nは装置N+1ヘ処理済みワーク501を流し始め、装置Nでの加工待ちワーク505の処理を再開する。装置N+1での加工が進み加工待ちワーク502が全てなくなるとワーク無し検知手段504が起動する。このときは装置N+1は加工するワークがないため処理を停止している。この満杯待ち状態、ワーク無し状態は加工装置を制御する制御装置によって計測されラインの問題点検討ための情報のひとつとして利用されるが、トラブルとはみなされないため、この状態が生じても警報は出されない。
【0003】
結局、加工装置間の搬送経路上で、加工ワークの引っ掛かり等で、滞留している場合、何れの検知手段、加工装置も正常に機能し、正常な検知情報をセンシングしているにもかかわらず、生産ラインとしては異常となるような事象は本来的な異常として発見しにくく、人為的な保守に依存して対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら装置Nから流したワークがときとして搬送系のトラブル、例えばコンベアのつなぎめに引っ掛かることにより途中でとまってしまう場合が発生する。その状態を表したのが図6である。図6では処理済みワーク601が満杯検知手段602のところで止まってしまっている。すると満杯検知手段602が起動するため装置Nは加工処理を中断する。かたや装置N+1では加工待ちワークがある間処理は続けられるが、装置Nからはワークが流れてこないためやがて処理するワークが無くなり処理を中断する。この状態をダンマリ停止と呼ぶことがある。しかしこのダンマリ停止状態では警報は出されないので作業者はなかなか気がつかず、ときには何十分も装置が止まることになり稼働率が非常に低下する。
【0005】
また装置N+1が満杯であるのを検知する満杯検知手段602と装置N+1がワーク無しであるのを検知するワーク無し検知事段603は、前者が装置N側で後者が装置N+1側で管理されており、両者の間ではデータのやり取りがされないために現状の方法ではダンマリ停止状態の発生を知ることができないという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、生産ラインにおいてワークが途中で停止してしまい、加工ができないでいる状態を素早く検知して作業者に知らせることにより、ラインの稼働率低下を防ぐ稼動管理装置を提供することを目的とする。本来は、何れの検知手段、加工装置も正常に機能し、正常な検知情報をセンシングしているにもかかわらず、生産ラインとしては異常となるような事象を抽出し、その異常を具体的に指示し、報知することで生産ラインを構成する複数の加工装置間の搬送異常を管理することを可能とすることを目的とする。
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成からなる。
【0008】
すなわち、生産ラインを構成する複数の加工装置間の搬送異常を管理するための稼動管理装置は、生産ライン内でワークの滞留を検知するための第1の検知手段と、加工用ワークの有無を検知するための第2の検知手段と、前記第1及び第2の検知手段により検知された、前記加工装置の稼動情報を読取るための読取り手段と、前記読取られた稼動情報を分析して、隣接する加工装置間の搬送異常の種類を分析するための分析手段と、前記分析結果に基づいて、前記生産ラインの搬送異常を報知するために異常箇所を識別表示するための表示手段と、を備える。
【0009】
また、前記分析手段で分析される搬送異常の種類は、前記ワークの供給過多による滞留と、前記加工装置が処理すべきワークが流れてこないため加工処理を停止している状態との組合わせである。
【0010】
また、前記稼動管理装置は、更に、前記搬送異常が発生したときに前記分析手段から警報信号を送信するための送信手段と、前記送信手段から送信された警報信号を受信する制御手段と、前記受信された警報信号に基づき、搬送異常を報知するための報知手段を備える。
【0011】
また、前記警報信号は、前記第1の検知手段の検知結果が滞留有りで、前記第2の検知手段の検知結果がワーク無しと検知された場合に報知される。
【0012】
また、前記報知手段はパトライトである。
【0013】
また、生産ラインを構成する複数の加工装置間の搬送異常を管理するための稼動管理方法は、生産ライン内でワークの滞留を検知するための第1の検知工程と、加工用ワークの有無を検知するための第2の検知工程と、前記第1及び第2の検知工程により検知された、前記加工装置の稼動情報を読取るための読取り工程と、前記読取られた稼動情報を分析して、隣接する加工装置間の搬送異常の種類を分析するための分析工程と、前記分析結果に基づいて、前記生産ラインの搬送異常を報知するために異常箇所を識別表示するための表示工程と、を備える。
【0014】
また、前記分析工程で分析される搬送異常の種類は、前記ワークの供給過多による滞留と、前記加工装置が処理すべきワークが流れてこないため加工処理を停止している状態との組合わせである。
【0015】
また、前記稼動管理方法は、更に、前記搬送異常が発生したときに前記分析工程から警報信号を送信するための送信工程と、前記送信工程から送信された警報信号を受信する制御工程と、前記受信された警報信号に基づき、搬送異常を報知するための報知工程を備える。
【0016】
また、前記警報信号は、前記第1の検知工程の検知結果が滞留有りで、前記第2の検知工程の検知結果がワーク無しと検知された場合に報知される。
【0017】
また、前記報知工程はパトライトである。
【0018】
また、生産ライン内でワークの滞留を検知するための第1の検知手段と、加工用ワークの有無を検知するための第2の検知手段と、前記第1及び第2の検知手段により検知された、前記加工装置の稼動情報を読取るための読取り手段と、前記読取られた稼動情報を分析して、隣接する加工装置間の搬送異常の種類を分析するための分析手段と、前記分析結果に基づいて、前記生産ラインの搬送異常を報知するために異常箇所を識別表示するための表示手段と、をコンピュータに機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を備える。
【0019】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]以下、本発明の第一の実施形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1は本発明による稼動管理装置のシステム構成図である。図1において、101は生産ラインの各装置へワークを搬送するコンベア、102〜104は生産ライン上でワークの処理を行う加工装置、105〜107は前記加工装置を制御し、後述する検知手段により加工装置の稼動情報を計測する制御装置である。制御装置(105、106、107)は、ネットワーク109により接続された分析装置108から送られてくる搬送異常を報知する警報信号を受信することも可能である。
【0021】
108は各制御装置(105、106、107)で計測されたデータを元に加工装置の異常状態を分析する分析装置である。分析装置108は、制御装置で計測されたデータを読取るインターフェース部(I/F部)118を備える。更に、分析装置108の分析結果は、各制御装置(105、106、107)に対し、I/F部118より送信することが可能である。
【0022】
109は各制御装置(105、106、107)で計測された稼動データ、警報信号等を分析装置108(I/F部118)が授受するためのネットワーク、110は管理状態を切り替えたりする指示を行うための入力装置、111は管理状態を表示する表示装置である。
【0023】
満杯検知手段(112、113、114)は生産ライン内でワークの滞留を検知するための第1の検知手段として機能し、それぞれのセンシング情報は対応する装置(102、103、104)の制御装置(105、106、107)により計測制御される。
【0024】
同様に、ワーク無し検知手段(115、116、117)は対応する加工装置(102、103、104)で加工するワークの有無を検知するための第2の検知手段として機能し、そのセンシング情報は対応する装置(102、103、104)の制御装置(105、106、107)により計測制御される。
【0025】
両検知手段は、例えば、反射型、透過型、近接型のセンサを用いてもよいし、この分類に限らずワークの有無を検知する手段であれば同一の効果を発揮するものである。
【0026】
次に異常状態を表示する管理システムの具体的な動作を図2を用いて説明する。図2は表示装置111に表示された画面の一例であり、管理を行う生産ラインを模式的に表示したものである。図2において、201はライン上にワークを搬送するコンベアを表し、202〜206はライン上で加工処理を行う装置を表している。207は異常状態が発生したときの警報表示であり、またこのラインにおいてはワークは左から右へ流れていくものとする。
【0027】
図3Aは警報表示を行うまでの処理の流れを示すフローチャートである。
【0028】
満杯検知手段(図1:112〜114)およびワーク無し検知手段(図1:115〜117)による生産ライン内のワーク検知を行なう(S300)。
【0029】
次に、分析装置108はネットワーク109を介して制御装置105〜107で計測された加工装置102〜104の加工データを順番に読み込んでくる(S301)。この加工データの中に満杯待ち状態とワーク無し状態を識別するためのデータが含まれている。
【0030】
次に生産ラインを構成する装置番号を初期設定する(N=1)(S302)。
【0031】
ステップS303では加工装置Nが満杯待ち状態であるかどうかをチェックする。ここで満杯待ちであれば(S303−Yes)、ステップS304へと進み、満杯待ちでなければ(S303−No)ステップS306へ進む。満杯待ちということは、加工装置Nは供給過多の状態であることを示す。
【0032】
ステップS304では、加工装置Nに隣接した、加工装置N+1を対象として、ワーク無し状態であるかどうかをチェックする。ここでワーク無し状態(S304−Yes)であれば加工装置Nから加工装置N+1へはワークが流れていないと判断してステップS305へ進む。ワーク無しでなければ(S304−No)、ステップS306へ進む。ステップS305では警報表示フラグを1にセットしてステップS307へ進む。
【0033】
フラグ「1」の状態とは加工装置Nではワークの供給が過多であるのに、隣接する加工装置N+1には、加工すべきワークが無い状態であり、加工装置NとN+1の間で何らかの搬送異常が発生していることを示す。
【0034】
ステップS306へ進んだ場合はダンマリ停止は発生せず、またはダンマリ停止が解除されたとして警報表示フラグを0にセットする。
【0035】
フラグ「0」の状態とは供給過多とならない範囲で、隣接する加工装置間でワークの供給が有るケースであり、生産ラインとしては正常なオペレーションがなされている状態である。
【0036】
ステップS307では警報フラグの値が「1」であれば、図2に示したように該当する装置間(図2の場合は装置202と203の間)で搬送異常が発生していることを示すための警報表示207(図2)を表示する。警報フラグの値が0ならば該当する装置間の警報表示を解除する。
【0037】
そしてステップS308へ進み、Nの値をインクリメント(すなわち対象とする加工装置はN+1とN+2間)してステップS309へ進み、状態を分析する装置がまだあるかどうチェックを行う。まだチェックしていない設備があれば(S309−Yes)ステップS302へ戻り、すべての設備についてチェックを行ったのであればステップS301へ戻り、一連の処理を繰り返していく。
【0038】
[実施形態1の効果]本実施形態に係る稼動管理装置によれば、生産ライン上で、仕掛かり滞留しているワークをモニタするための満杯検知手段と、加工装置の稼動をモニタするためのワーク無し検知手段とにより、生産ラインにおける隣接する加工装置間での搬送異常の有無を検知することが可能となる。このことにより、連続した装置間で搬送系の異常によりワークが流れていない状態を素早く知ることが可能となり、生産ラインの生産性の低下を防止することが可能となる。
【0039】
[実施形態2]上記実施形態1において警報表示フラグが1の場合、すなわち、装置N側では満杯検知手段(112、113、114)により、ワークが滞留しており(図1のS303−Yes)、装置N+1側ではワーク無し検知手段(115、116、117)により、ワーク無しの状態と判断された(図1のS304−Yes)、いわゆるダンマリ停止状態である場合は、分析装置108(I/F部118)からネットワーク109を介してダンマリ停止状態が発生している加工装置の制御を行う制御装置(105〜107)に警報信号を送る。 制御装置(105、106、107)は警報信号を受信した場合、制御装置に接続してある報知手段である警報装置たとえばパトライトを動作させて作業者に異常状態を知らせる。これにより作業者は生産ライン101の管理システムから離れた地点にいても異常状態を早期に把握することが可能となる。
【0040】
図3AのフローチャートのステップS307,308間で以下の処理が実行される。すなわち、警報フラグが1である場合(S307−Yes),分析装置108はダンマリ停止状態と判断し(S307b),トラブルが発生している制御装置に警報信号を発信する(S307c)。警報信号を受信した制御装置は異常発生(ダンマリ停止)を警報装置により報知する(S307d)。
【0041】
警報フラグが0の場合は、発生した異常が解消されたとして報知を解除する(S308)。
【0042】
[実施形態2の効果]本実施形態にかかる稼動管理装置によれば管理状況を表示する表示装置から離れた場所にいる作業者に対して、生産ラインの搬送異常状態を知らせることが可能となり、さらに、生産ラインの生産性の低下を防止することが可能となる。
【0043】
【他の実施形態】
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0044】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0045】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0046】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0047】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0048】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになるが、簡単に説明すると、図7のメモリマップ例に示す各モジュールを記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくとも「滞留検知モジュール701」「加工用ワーク検知モジュール702」および「インタフェースモジュール703」、「分析モジュール704」「表示モジュール705」「制御モジュール706」「搬送異常報知モジュール707」の各モジュールのプログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0049】
【発明の効果】
生産ライン内のワーク滞留検知情報と、加工用ワークの有無の検知情報から、加工装置の稼動情報を計測する。この情報に基づき、隣接する加工装置間で、搬送異常の有無、異常の種類が分析される。この分析結果に基づいて、異常がある場合は搬送異常を報知するために異常箇所が識別表示される。
【0050】
この稼動管理装置により、本来は、何れの検知手段、加工装置も正常に機能し、正常な検知情報をセンシングしているにもかかわらず、生産ラインとしては異常となるような事象を抽出し、その異常を具体化し、報知することで生産ラインを構成する複数の加工装置間の搬送異常を管理することを可能とした。いわゆる「ちょこ停」というわれるライン停止が解消され、稼働率の高い生産ラインの実現が可能となる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】稼動管理装置のシステムの構成を示す図である。
【図2】表示装置に表示された管理状態を表す説明図である。
【図3A】警報表示を行うまでの処理手順を示すフローチャートである。
【図3B】第2の実施形態における、警報信号発信手順を示すフローチャートである。
【図4】正常にワークが処理されているときのライン状態の説明図である。
【図5】正常な状態の下、加工用ワークが装置Nから装置N+1に流れる場合を示す図である。
【図6】ダンマリ停止状態になったときのラインの説明図である。
【図7】実施形態における記録媒体のメモリマップを示す図である。
【符号の説明】
101 生産ライン
102 加工装置
105 制御装置
108 分析装置
109 インターフェース
110 入力装置
111 表示装置
112 滞留検知手段
115 加工用ワーク有無検知手段
【発明の属する技術分野】
本発明は自動化ラインにおいて搬送系の途中でワークが停止してしまい生産が中断している状態になったときに警報を発する稼動管理装置および方法、記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来生産ラインでワーク(加工、組立ての対象物)を流すときは、図4のように上流側の装置Nが下流側の装置(N+1)に対して処理済みワーク401を流そうとするとき、装置N+1のところに規定数以上の加工待ちワーク402がある場合には、加工待ちワークが減るまでワークを流さない。ここで規定数以上あるかを判断するために満杯検知手段403が設けられている。図4では満杯検知手段403の前に加工待ちワーク402があるため装置Nはワークを流さず処理を停止している。そして図5のように満杯検知手段503の前に加工待ちワークがなくなると装置Nは装置N+1ヘ処理済みワーク501を流し始め、装置Nでの加工待ちワーク505の処理を再開する。装置N+1での加工が進み加工待ちワーク502が全てなくなるとワーク無し検知手段504が起動する。このときは装置N+1は加工するワークがないため処理を停止している。この満杯待ち状態、ワーク無し状態は加工装置を制御する制御装置によって計測されラインの問題点検討ための情報のひとつとして利用されるが、トラブルとはみなされないため、この状態が生じても警報は出されない。
【0003】
結局、加工装置間の搬送経路上で、加工ワークの引っ掛かり等で、滞留している場合、何れの検知手段、加工装置も正常に機能し、正常な検知情報をセンシングしているにもかかわらず、生産ラインとしては異常となるような事象は本来的な異常として発見しにくく、人為的な保守に依存して対応していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら装置Nから流したワークがときとして搬送系のトラブル、例えばコンベアのつなぎめに引っ掛かることにより途中でとまってしまう場合が発生する。その状態を表したのが図6である。図6では処理済みワーク601が満杯検知手段602のところで止まってしまっている。すると満杯検知手段602が起動するため装置Nは加工処理を中断する。かたや装置N+1では加工待ちワークがある間処理は続けられるが、装置Nからはワークが流れてこないためやがて処理するワークが無くなり処理を中断する。この状態をダンマリ停止と呼ぶことがある。しかしこのダンマリ停止状態では警報は出されないので作業者はなかなか気がつかず、ときには何十分も装置が止まることになり稼働率が非常に低下する。
【0005】
また装置N+1が満杯であるのを検知する満杯検知手段602と装置N+1がワーク無しであるのを検知するワーク無し検知事段603は、前者が装置N側で後者が装置N+1側で管理されており、両者の間ではデータのやり取りがされないために現状の方法ではダンマリ停止状態の発生を知ることができないという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、生産ラインにおいてワークが途中で停止してしまい、加工ができないでいる状態を素早く検知して作業者に知らせることにより、ラインの稼働率低下を防ぐ稼動管理装置を提供することを目的とする。本来は、何れの検知手段、加工装置も正常に機能し、正常な検知情報をセンシングしているにもかかわらず、生産ラインとしては異常となるような事象を抽出し、その異常を具体的に指示し、報知することで生産ラインを構成する複数の加工装置間の搬送異常を管理することを可能とすることを目的とする。
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成からなる。
【0008】
すなわち、生産ラインを構成する複数の加工装置間の搬送異常を管理するための稼動管理装置は、生産ライン内でワークの滞留を検知するための第1の検知手段と、加工用ワークの有無を検知するための第2の検知手段と、前記第1及び第2の検知手段により検知された、前記加工装置の稼動情報を読取るための読取り手段と、前記読取られた稼動情報を分析して、隣接する加工装置間の搬送異常の種類を分析するための分析手段と、前記分析結果に基づいて、前記生産ラインの搬送異常を報知するために異常箇所を識別表示するための表示手段と、を備える。
【0009】
また、前記分析手段で分析される搬送異常の種類は、前記ワークの供給過多による滞留と、前記加工装置が処理すべきワークが流れてこないため加工処理を停止している状態との組合わせである。
【0010】
また、前記稼動管理装置は、更に、前記搬送異常が発生したときに前記分析手段から警報信号を送信するための送信手段と、前記送信手段から送信された警報信号を受信する制御手段と、前記受信された警報信号に基づき、搬送異常を報知するための報知手段を備える。
【0011】
また、前記警報信号は、前記第1の検知手段の検知結果が滞留有りで、前記第2の検知手段の検知結果がワーク無しと検知された場合に報知される。
【0012】
また、前記報知手段はパトライトである。
【0013】
また、生産ラインを構成する複数の加工装置間の搬送異常を管理するための稼動管理方法は、生産ライン内でワークの滞留を検知するための第1の検知工程と、加工用ワークの有無を検知するための第2の検知工程と、前記第1及び第2の検知工程により検知された、前記加工装置の稼動情報を読取るための読取り工程と、前記読取られた稼動情報を分析して、隣接する加工装置間の搬送異常の種類を分析するための分析工程と、前記分析結果に基づいて、前記生産ラインの搬送異常を報知するために異常箇所を識別表示するための表示工程と、を備える。
【0014】
また、前記分析工程で分析される搬送異常の種類は、前記ワークの供給過多による滞留と、前記加工装置が処理すべきワークが流れてこないため加工処理を停止している状態との組合わせである。
【0015】
また、前記稼動管理方法は、更に、前記搬送異常が発生したときに前記分析工程から警報信号を送信するための送信工程と、前記送信工程から送信された警報信号を受信する制御工程と、前記受信された警報信号に基づき、搬送異常を報知するための報知工程を備える。
【0016】
また、前記警報信号は、前記第1の検知工程の検知結果が滞留有りで、前記第2の検知工程の検知結果がワーク無しと検知された場合に報知される。
【0017】
また、前記報知工程はパトライトである。
【0018】
また、生産ライン内でワークの滞留を検知するための第1の検知手段と、加工用ワークの有無を検知するための第2の検知手段と、前記第1及び第2の検知手段により検知された、前記加工装置の稼動情報を読取るための読取り手段と、前記読取られた稼動情報を分析して、隣接する加工装置間の搬送異常の種類を分析するための分析手段と、前記分析結果に基づいて、前記生産ラインの搬送異常を報知するために異常箇所を識別表示するための表示手段と、をコンピュータに機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体を備える。
【0019】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]以下、本発明の第一の実施形態を図面を参照して説明する。
【0020】
図1は本発明による稼動管理装置のシステム構成図である。図1において、101は生産ラインの各装置へワークを搬送するコンベア、102〜104は生産ライン上でワークの処理を行う加工装置、105〜107は前記加工装置を制御し、後述する検知手段により加工装置の稼動情報を計測する制御装置である。制御装置(105、106、107)は、ネットワーク109により接続された分析装置108から送られてくる搬送異常を報知する警報信号を受信することも可能である。
【0021】
108は各制御装置(105、106、107)で計測されたデータを元に加工装置の異常状態を分析する分析装置である。分析装置108は、制御装置で計測されたデータを読取るインターフェース部(I/F部)118を備える。更に、分析装置108の分析結果は、各制御装置(105、106、107)に対し、I/F部118より送信することが可能である。
【0022】
109は各制御装置(105、106、107)で計測された稼動データ、警報信号等を分析装置108(I/F部118)が授受するためのネットワーク、110は管理状態を切り替えたりする指示を行うための入力装置、111は管理状態を表示する表示装置である。
【0023】
満杯検知手段(112、113、114)は生産ライン内でワークの滞留を検知するための第1の検知手段として機能し、それぞれのセンシング情報は対応する装置(102、103、104)の制御装置(105、106、107)により計測制御される。
【0024】
同様に、ワーク無し検知手段(115、116、117)は対応する加工装置(102、103、104)で加工するワークの有無を検知するための第2の検知手段として機能し、そのセンシング情報は対応する装置(102、103、104)の制御装置(105、106、107)により計測制御される。
【0025】
両検知手段は、例えば、反射型、透過型、近接型のセンサを用いてもよいし、この分類に限らずワークの有無を検知する手段であれば同一の効果を発揮するものである。
【0026】
次に異常状態を表示する管理システムの具体的な動作を図2を用いて説明する。図2は表示装置111に表示された画面の一例であり、管理を行う生産ラインを模式的に表示したものである。図2において、201はライン上にワークを搬送するコンベアを表し、202〜206はライン上で加工処理を行う装置を表している。207は異常状態が発生したときの警報表示であり、またこのラインにおいてはワークは左から右へ流れていくものとする。
【0027】
図3Aは警報表示を行うまでの処理の流れを示すフローチャートである。
【0028】
満杯検知手段(図1:112〜114)およびワーク無し検知手段(図1:115〜117)による生産ライン内のワーク検知を行なう(S300)。
【0029】
次に、分析装置108はネットワーク109を介して制御装置105〜107で計測された加工装置102〜104の加工データを順番に読み込んでくる(S301)。この加工データの中に満杯待ち状態とワーク無し状態を識別するためのデータが含まれている。
【0030】
次に生産ラインを構成する装置番号を初期設定する(N=1)(S302)。
【0031】
ステップS303では加工装置Nが満杯待ち状態であるかどうかをチェックする。ここで満杯待ちであれば(S303−Yes)、ステップS304へと進み、満杯待ちでなければ(S303−No)ステップS306へ進む。満杯待ちということは、加工装置Nは供給過多の状態であることを示す。
【0032】
ステップS304では、加工装置Nに隣接した、加工装置N+1を対象として、ワーク無し状態であるかどうかをチェックする。ここでワーク無し状態(S304−Yes)であれば加工装置Nから加工装置N+1へはワークが流れていないと判断してステップS305へ進む。ワーク無しでなければ(S304−No)、ステップS306へ進む。ステップS305では警報表示フラグを1にセットしてステップS307へ進む。
【0033】
フラグ「1」の状態とは加工装置Nではワークの供給が過多であるのに、隣接する加工装置N+1には、加工すべきワークが無い状態であり、加工装置NとN+1の間で何らかの搬送異常が発生していることを示す。
【0034】
ステップS306へ進んだ場合はダンマリ停止は発生せず、またはダンマリ停止が解除されたとして警報表示フラグを0にセットする。
【0035】
フラグ「0」の状態とは供給過多とならない範囲で、隣接する加工装置間でワークの供給が有るケースであり、生産ラインとしては正常なオペレーションがなされている状態である。
【0036】
ステップS307では警報フラグの値が「1」であれば、図2に示したように該当する装置間(図2の場合は装置202と203の間)で搬送異常が発生していることを示すための警報表示207(図2)を表示する。警報フラグの値が0ならば該当する装置間の警報表示を解除する。
【0037】
そしてステップS308へ進み、Nの値をインクリメント(すなわち対象とする加工装置はN+1とN+2間)してステップS309へ進み、状態を分析する装置がまだあるかどうチェックを行う。まだチェックしていない設備があれば(S309−Yes)ステップS302へ戻り、すべての設備についてチェックを行ったのであればステップS301へ戻り、一連の処理を繰り返していく。
【0038】
[実施形態1の効果]本実施形態に係る稼動管理装置によれば、生産ライン上で、仕掛かり滞留しているワークをモニタするための満杯検知手段と、加工装置の稼動をモニタするためのワーク無し検知手段とにより、生産ラインにおける隣接する加工装置間での搬送異常の有無を検知することが可能となる。このことにより、連続した装置間で搬送系の異常によりワークが流れていない状態を素早く知ることが可能となり、生産ラインの生産性の低下を防止することが可能となる。
【0039】
[実施形態2]上記実施形態1において警報表示フラグが1の場合、すなわち、装置N側では満杯検知手段(112、113、114)により、ワークが滞留しており(図1のS303−Yes)、装置N+1側ではワーク無し検知手段(115、116、117)により、ワーク無しの状態と判断された(図1のS304−Yes)、いわゆるダンマリ停止状態である場合は、分析装置108(I/F部118)からネットワーク109を介してダンマリ停止状態が発生している加工装置の制御を行う制御装置(105〜107)に警報信号を送る。 制御装置(105、106、107)は警報信号を受信した場合、制御装置に接続してある報知手段である警報装置たとえばパトライトを動作させて作業者に異常状態を知らせる。これにより作業者は生産ライン101の管理システムから離れた地点にいても異常状態を早期に把握することが可能となる。
【0040】
図3AのフローチャートのステップS307,308間で以下の処理が実行される。すなわち、警報フラグが1である場合(S307−Yes),分析装置108はダンマリ停止状態と判断し(S307b),トラブルが発生している制御装置に警報信号を発信する(S307c)。警報信号を受信した制御装置は異常発生(ダンマリ停止)を警報装置により報知する(S307d)。
【0041】
警報フラグが0の場合は、発生した異常が解消されたとして報知を解除する(S308)。
【0042】
[実施形態2の効果]本実施形態にかかる稼動管理装置によれば管理状況を表示する表示装置から離れた場所にいる作業者に対して、生産ラインの搬送異常状態を知らせることが可能となり、さらに、生産ラインの生産性の低下を防止することが可能となる。
【0043】
【他の実施形態】
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0044】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0045】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0046】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0047】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0048】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードを格納することになるが、簡単に説明すると、図7のメモリマップ例に示す各モジュールを記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくとも「滞留検知モジュール701」「加工用ワーク検知モジュール702」および「インタフェースモジュール703」、「分析モジュール704」「表示モジュール705」「制御モジュール706」「搬送異常報知モジュール707」の各モジュールのプログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0049】
【発明の効果】
生産ライン内のワーク滞留検知情報と、加工用ワークの有無の検知情報から、加工装置の稼動情報を計測する。この情報に基づき、隣接する加工装置間で、搬送異常の有無、異常の種類が分析される。この分析結果に基づいて、異常がある場合は搬送異常を報知するために異常箇所が識別表示される。
【0050】
この稼動管理装置により、本来は、何れの検知手段、加工装置も正常に機能し、正常な検知情報をセンシングしているにもかかわらず、生産ラインとしては異常となるような事象を抽出し、その異常を具体化し、報知することで生産ラインを構成する複数の加工装置間の搬送異常を管理することを可能とした。いわゆる「ちょこ停」というわれるライン停止が解消され、稼働率の高い生産ラインの実現が可能となる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】稼動管理装置のシステムの構成を示す図である。
【図2】表示装置に表示された管理状態を表す説明図である。
【図3A】警報表示を行うまでの処理手順を示すフローチャートである。
【図3B】第2の実施形態における、警報信号発信手順を示すフローチャートである。
【図4】正常にワークが処理されているときのライン状態の説明図である。
【図5】正常な状態の下、加工用ワークが装置Nから装置N+1に流れる場合を示す図である。
【図6】ダンマリ停止状態になったときのラインの説明図である。
【図7】実施形態における記録媒体のメモリマップを示す図である。
【符号の説明】
101 生産ライン
102 加工装置
105 制御装置
108 分析装置
109 インターフェース
110 入力装置
111 表示装置
112 滞留検知手段
115 加工用ワーク有無検知手段
Claims (11)
- 生産ラインを構成する複数の加工装置間の搬送異常を管理するための稼動管理装置であって、
生産ライン内でワークの滞留を検知するための第1の検知手段と、
加工用ワークの有無を検知するための第2の検知手段と、
前記第1及び第2の検知手段により検知された、前記加工装置の稼動情報を読取るための読取り手段と、
前記読取られた稼動情報を分析して、隣接する加工装置間の搬送異常の種類を分析するための分析手段と、
前記分析結果に基づいて、前記生産ラインの搬送異常を報知するために異常箇所を識別表示するための表示手段と、
を備えることを特徴とする稼動管理装置。 - 前記分析手段で分析される搬送異常の種類は、前記ワークの供給過多による滞留と、前記加工装置が処理すべきワークが流れてこないため加工処理を停止している状態との組合わせであることを特徴とする請求項1記載の稼動管理装置。
- 前記稼動管理装置は、更に、前記搬送異常が発生したときに前記分析手段から警報信号を送信するための送信手段と、
前記送信手段から送信された警報信号を受信する制御手段と、
前記受信された警報信号に基づき、搬送異常を報知するための報知手段を備えることを特徴とする請求項1記載の稼動管理装置。 - 前記警報信号は、前記第1の検知手段の検知結果が滞留有りで、前記第2の検知手段の検知結果がワーク無しと検知された場合に報知されることを特徴とする請求項3記載の稼動管理装置。
- 前記報知手段はパトライトであることを特徴とする請求項3記載の稼動管理装置。
- 生産ラインを構成する複数の加工装置間の搬送異常を管理するための稼動管理方法であって、
生産ライン内でワークの滞留を検知するための第1の検知工程と、
加工用ワークの有無を検知するための第2の検知工程と、
前記第1及び第2の検知工程により検知された、前記加工装置の稼動情報を読取るための読取り工程と、
前記読取られた稼動情報を分析して、隣接する加工装置間の搬送異常の種類を分析するための分析工程と、
前記分析結果に基づいて、前記生産ラインの搬送異常を報知するために異常箇所を識別表示するための表示工程と、
を備えることを特徴とする稼動管理方法。 - 前記分析工程で分析される搬送異常の種類は、前記ワークの供給過多による滞留と、前記加工装置が処理すべきワークが流れてこないため加工処理を停止している状態との組合わせであることを特徴とする請求項6記載の稼動管理方法。
- 前記稼動管理方法は、更に、前記搬送異常が発生したときに前記分析工程から警報信号を送信するための送信工程と、
前記送信工程から送信された警報信号を受信する制御工程と、
前記受信された警報信号に基づき、搬送異常を報知するための報知工程を備えることを特徴とする請求項6記載の稼動管理方法。 - 前記警報信号は、前記第1の検知工程の検知結果が滞留有りで、前記第2の検知工程の検知結果がワーク無しと検知された場合に報知されることを特徴とする請求項8記載の稼動管理方法。
- 前記報知工程はパトライトであることを特徴とする請求項8記載の稼動管理方法。
- 生産ライン内でワークの滞留を検知するための第1の検知手段と、
加工用ワークの有無を検知するための第2の検知手段と、
前記第1及び第2の検知手段により検知された、前記加工装置の稼動情報を読取るための読取り手段と、
前記読取られた稼動情報を分析して、隣接する加工装置間の搬送異常の種類を分析するための分析手段と、
前記分析結果に基づいて、前記生産ラインの搬送異常を報知するために異常箇所を識別表示するための表示手段と、
をコンピュータに機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
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JP10009063A JPH11208864A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 稼動管理装置および方法、記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP10009063A JPH11208864A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 稼動管理装置および方法、記録媒体 |
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JPH11208864A JPH11208864A (ja) | 1999-08-03 |
JPH11208864A6 true JPH11208864A6 (ja) | 2005-11-17 |
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ID=11710166
Family Applications (1)
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JP10009063A Withdrawn JPH11208864A (ja) | 1998-01-20 | 1998-01-20 | 稼動管理装置および方法、記録媒体 |
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-
1998
- 1998-01-20 JP JP10009063A patent/JPH11208864A/ja not_active Withdrawn
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