JPH11208493A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JPH11208493A
JPH11208493A JP899498A JP899498A JPH11208493A JP H11208493 A JPH11208493 A JP H11208493A JP 899498 A JP899498 A JP 899498A JP 899498 A JP899498 A JP 899498A JP H11208493 A JPH11208493 A JP H11208493A
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JP
Japan
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steering
torque
steering wheel
vehicle
aux
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Pending
Application number
JP899498A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuharu Oyama
泰晴 大山
Yutaka Nishi
裕 西
Takeshi Nishimori
剛 西森
Kazue Sugamata
和重 菅俣
Hiroyuki Kawagoe
浩行 川越
Tatsuya Nishikawa
達哉 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11208493A publication Critical patent/JPH11208493A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルを回した状態で走行停止しても、次
の発進時には直進状態で発進することができるようにす
る。 【解決手段】 操舵力を補助する補助操舵トルク値を出
力する補助操舵トルク決定手段19と、車両挙動異常を
抑制するための補助反力トルク値を出力する補助反力ト
ルク決定手段20とを有して、各トルク出力値に基づい
て電動機9を駆動して補助トルクを発生させる。その補
助反力トルク決定手段20にハンドル角検出値を入力
し、エンジンオフなどの走行停止条件によりハンドルの
残留角を無くすように、操舵トルクに応じて変化する補
助反力トルクをテーブルから求めて、転舵輪を直進状態
にすると共にハンドルをニュートラル位置に戻すように
電動機9を駆動する。次の発進時にハンドルがニュート
ラル位置であり、かつ転舵輪も直進状態に位置すること
になり、何ら問題なく直進状態で発進することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドル操舵トル
クに応じて転舵輪を転舵する際の補助操舵トルクを電動
機により発生するようにした電動パワーステアリング装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の走行性能を向上するために
種々の技術が適用されており、例えば転舵輪を転舵する
べく操舵する際の運転者の操舵力を軽減して操舵性を向
上するために、電動機により補助操舵トルクを発生させ
るようにした電動パワーステアリング装置がある。ま
た、上記アシスト制御に加えて、横風や轍走行などによ
る外乱が加わった際の車両挙動を横加速度やヨーレイト
センサなどにより検出し、その車両挙動を抑制する方向
の補助反力トルクを電動パワーステアリング装置により
発生させるようにしたアクティブ操舵反力制御システム
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような電動パ
ワーステアリング装置を装備した車両において、転舵さ
れた状態で走行停止状態にすると、次の発進時に直進さ
せようとする際には転舵輪を直進状態(ニュートラル位
置)まで戻す必要があり、その際の操舵操作に負担がか
かるという問題がある。また、ハンドルをニュートラル
位置から丁度1回転させた状態で走行停止した場合に
は、次に発進しようとする際に転舵輪が直進状態に位置
しているか否かを判断できず、そのまま発進すると思わ
ぬ方向へ進んでしまうというような問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、走行停止した後に発進する際には直進状態で発進す
ることができるようにすることを実現するために、本発
明に於いては、ハンドルの操舵トルクに応じて転舵輪を
転舵する際の補助操舵トルクまたは車両の挙動異常を抑
制するための補助反力トルクを電動機により発生させる
ようにした電動パワーステアリング装置において、車両
の走行停止状態を判別する走行停止判別手段と、前記ハ
ンドルのニュートラル位置を検出するハンドルニュート
ラル位置検出手段と、前記走行停止判別手段により前記
走行停止状態であることを判別したら前記ハンドルをニ
ュートラル位置にすることにより前記転舵輪を強制的に
直進状態にするためのニュートラル制御信号を前記電動
機に出力する走行停止時ニュートラル制御手段とを有す
るものとした。
【0005】このようにすることにより、走行停止状態
を判別したら、ハンドルがニュートラル位置にもどり、
併せて転舵輪も直進状態に戻ることから、次の発進時に
はハンドルのニュートラル位置に合わせて転舵輪も直進
状態にあることになり、直進状態で発進させることがで
きる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0007】図1に、本発明が適用された車両の電動パ
ワーステアリング装置の概略構成を示す。この装置は、
ハンドル1に一体結合されたステアリングシャフト2に
自在継手を有する連結軸3を介して連結されたピニオン
4、及びピニオン4に噛合して車幅方向に往復動し得る
と共に、タイロッド5を介して転舵輪としての左右の前
輪6のナックルアーム7にその両端が連結されたラック
軸8で構成されたラック・アンド・ピニオン機構からな
る。また、そのラック・アンド・ピニオンを介しての手
動操舵力を軽減するための補助操舵トルク(T1)を発
生するべく、ラック軸8の中間部に同軸的に電動機9が
配設されている。
【0008】また、ピニオン4に作用する操舵トルクを
検出するための操舵トルクセンサ11と、ステアリング
ホイール1の回転角速度をラック・アンド・ピニオン機
構部で検出するためのハンドル角速度センサ12と、車
両の走行速度に対応した車速信号を出力するための車速
センサ13と、これらの検出値に基づいて電動機9によ
るアシスト力を制御するための制御ユニット14とが設
けられている。
【0009】本発明に基づく電動パワーステアリング装
置の制御回路にあっては、図2に示されるように構成さ
れており、以下にその構成について説明する。図2に示
されるように制御ユニット14からの出力信号により駆
動回路18を制御して、電動機9を駆動するが、本制御
ユニット14にあっては、上記各検出信号に加えて、横
加速度センサ15とヨーレイトセンサ16とハンドル角
センサ17との各検出信号が入力している。これら各検
出信号値値から車両の挙動異常を判別することができ、
挙動異常であると判別された場合には電動機9により補
助反力トルクを発生させて、車両の挙動異常を抑制する
制御を行うことができる。
【0010】制御ユニット14内には、操舵トルク・車
速・ハンドル角速度の各検出信号が入力する補助操舵ト
ルク決定手段19と、車速・ハンドル角速度・横角速度
・ヨーレイト・ハンドル角の各検出信号が入力する補助
反力トルク決定手段20と、補助操舵トルク決定手段1
9と補助反力トルク決定手段20との出力信号を加算す
る加算器21と、その加算器21の結果を入力する目標
電流決定手段22と、目標電流決定手段22にて算出さ
れた目標電流信号に基づきかつ駆動回路18からのフィ
ードバック電流信号を考慮して駆動回路18を制御する
出力電流を算出する出力電流制御手段23とが設けられ
ている。
【0011】本制御にあっては、ハンドル角の残留角を
ハンドル角センサ17(またはラックストロークセン
サ)で検出することにより、この残留角を0にするため
の補助反力トルクを走行停止時(車両の駐・停車時等)
に電動機9により発生させるように制御するものであ
り、図3に示されるように、制御ユニット14に対して
ハンドル角θが0度(ニュートラル位置)となるように
フィードバックをかけて行う走行停止時ニュートラル制
御手段を設けており、以下にその制御要領について示
す。
【0012】上記目標値(θ=0)に対するフィードバ
ック値に応じて、ハンドル角を0度にするための補助反
力トルク(T2)を決定するための制御フローを図4に
示す。図において、第1ステップST1では、ハンドル
戻しフラグFHが0か1かを判別する。ハンドル戻しフ
ラグFHが1の場合には第2ステップST2に進み、そ
の第2ステップST2ではハンドル戻しのための補助反
力トルクTの値を決定する。なお、第1ステップST1
においてハンドル戻しフラグFHが0の場合には第3ス
テップST3に進み、その第3ステップST3では通常
のパワーステアリング操舵制御を行う。
【0013】上記ハンドル戻しフラグFHが1となる場
合(ハンドルを走行停止時に強制的にニュートラル位置
に戻す)のハンドル戻し条件として、自動的に戻す場合
と手動で設定して戻す場合との各例について以下にそれ
ぞれ示す。
【0014】自動的に戻す場合の条件としては、1)エ
ンジンをオフした時、2)エンジンオフ後にキーを抜い
た時、3)エンジンをオフにしかつドアを開けた時、
4)エンジンをオフにしかつサイドブレーキまたはフッ
トブレーキをかけた時、5)エンジンをオフにしかつド
アロックを開閉した時、6)ドアロックを解除しかつド
アを開けた時、7)エンジンをオンした時、などがあ
る。
【0015】手動で設定する場合の条件としては、1)
ハンドル戻しスイッチを設けてスイッチをオンした時、
2)キーシリンダの「アクセサリ」と「ハンドルロッ
ク」との両位置間にハンドル戻し位置を設定してキーを
そのハンドル戻し位置まで回した時、などがある。
【0016】また、ハンドルの動きなどを判断すること
により運転者による操舵状態を判別する制御を行うよう
にした場合には、図4の第1ステップST1にその運転
者による操舵状態であるか否かの判別を加えることによ
り、本制御作動中に運転者が操舵しようとしてハンドル
を持った場合には本制御を中止(ハンドル戻しフラグF
H=0と判断)し、運転者の意に反してハンドルが戻る
ようなことを防ぐことができる。
【0017】図5は本制御における補助操舵トルクT1
と補助反力トルクT2との各テーブルの例を示す図であ
る。走行中における補助操舵トルクT1の出力変化は、
図5の上側に示したように、検出操舵トルクTsが大き
くなるに連れてまたは車速が高速になるに連れて増大す
るように設定されている。また、本発明に基づく補助反
力トルクT2の変化は、図5の下側に示されるように、
車速が0であってかつ検出操舵トルクTsが大きくなる
に連れて増大するように設定されている。なお、操舵ト
ルクTsが所定値以上になった場合には補助反力トルク
T2が一定値になるようにされている。
【0018】したがって本制御にあっては、走行停止状
態を確認したら、補助反力トルク決定手段20で上記テ
ーブルを用いて補助反力トルクT2を算出し、その値に
基づいて電動機9を駆動して、ハンドルの残留角を無く
すように制御することができる。また、走行停止状態で
はない(FH=0)場合には、補助反力トルクT2が出
力されない(T2=0)ため、従来と同様の補助操舵ト
ルクT1による電動パワーステアリング制御を行うこと
になる。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、走行停止状
態を判別したら、電動パワーステアリング装置の電動機
により補助反力トルクを発生させて、ハンドルの残留角
を無くして転舵輪を直進状態にすることから、次の発進
時にハンドルがニュートラル位置であり、かつ転舵輪も
直進状態に位置することになり、何ら問題なく直進状態
にて発進することができ、従来においてハンドルを1回
転させたままの場合のように運転手の意に反した挙動が
生じる虞がなく、好適な発進を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された車両の電動パワーステアリ
ング装置の概略構成を示す図。
【図2】本発明に基づく制御回路の要部ブロック図。
【図3】本発明に基づく制御の概念図。
【図4】本発明に基づく制御フロー図。
【図5】本発明に基づく制御に適用されるテーブルを示
す図。
【符号の説明】
1 ハンドル 2 ステアリングシャフト 3 連結軸 4 ピニオン 5 タイロッド 6 前輪 7 ナックルアーム 8 ラック軸 9 電動機 11 操舵トルクセンサ 12 ハンドル角速度センサ 13 車速センサ 14 制御ユニット 15 横加速度センサ 16 ヨーレイトセンサ 17 ハンドル角センサ 18 駆動回路 19 補助操舵トルク決定手段 20 補助反力トルク決定手段 21 加算器 22 目標電流決定手段 23 出力電流制御手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B62D 119:00 137:00 (72)発明者 菅俣 和重 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 川越 浩行 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 西川 達哉 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの操舵トルクに応じて転舵輪を
    転舵する際の補助操舵トルクを電動機により発生させる
    ようにした電動パワーステアリング装置において、 車両の走行停止状態を判別する走行停止判別手段と、前
    記ハンドルのニュートラル位置を検出するハンドルニュ
    ートラル位置検出手段と、前記走行停止判別手段により
    前記走行停止状態であることを判別したら前記ハンドル
    をニュートラル位置にすることにより前記転舵輪を強制
    的に直進状態にするためのニュートラル制御信号を前記
    電動機に出力する走行停止時ニュートラル制御手段とを
    有することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
JP899498A 1998-01-20 1998-01-20 電動パワーステアリング装置 Pending JPH11208493A (ja)

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JP899498A JPH11208493A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 電動パワーステアリング装置

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JPH11208493A true JPH11208493A (ja) 1999-08-03

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