JP2003137125A - 舵角比可変装置 - Google Patents
舵角比可変装置Info
- Publication number
- JP2003137125A JP2003137125A JP2001340908A JP2001340908A JP2003137125A JP 2003137125 A JP2003137125 A JP 2003137125A JP 2001340908 A JP2001340908 A JP 2001340908A JP 2001340908 A JP2001340908 A JP 2001340908A JP 2003137125 A JP2003137125 A JP 2003137125A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle
- steering
- output
- steering angle
- output shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 運転者のステアリング操作により操舵される
入力軸と転舵される操向車輪との間に、両者間で回転力
の伝達が可能な状態で出力軸を回転させて舵角比を変更
する舵角比可変機構を介装した舵角比可変装置におい
て、入力軸に対する出力軸の舵角位置がずれた場合で
も、ステアリングホイールの回転を安定した状態で抑制
しつつ、入力軸と出力軸との位置関係を適正な状態に復
帰させる。 【解決手段】 イグニッションスイッチがONにされた
ときに、入力軸に対して出力軸が適正な位置からずれて
いることを検出すると(ステップS4及びステップS
6)、電動モータが出力軸に或る微小な所定量の回転駆
動力を与えたときに(ステップS8)、実際に回転した
出力角とその反力で回転した入力軸とに基づいて路面摩
擦量を推定し(ステップS11)、電動モータが出力軸
を補正する際に、その出力軸の回転量を推定された摩擦
量に応じて電動パワーステアリングモータにより補助す
る(ステップS13)。
入力軸と転舵される操向車輪との間に、両者間で回転力
の伝達が可能な状態で出力軸を回転させて舵角比を変更
する舵角比可変機構を介装した舵角比可変装置におい
て、入力軸に対する出力軸の舵角位置がずれた場合で
も、ステアリングホイールの回転を安定した状態で抑制
しつつ、入力軸と出力軸との位置関係を適正な状態に復
帰させる。 【解決手段】 イグニッションスイッチがONにされた
ときに、入力軸に対して出力軸が適正な位置からずれて
いることを検出すると(ステップS4及びステップS
6)、電動モータが出力軸に或る微小な所定量の回転駆
動力を与えたときに(ステップS8)、実際に回転した
出力角とその反力で回転した入力軸とに基づいて路面摩
擦量を推定し(ステップS11)、電動モータが出力軸
を補正する際に、その出力軸の回転量を推定された摩擦
量に応じて電動パワーステアリングモータにより補助す
る(ステップS13)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリング操作
による入力角と操向車輪の出力角との舵角比が変更可能
な舵角比可変装置に関するものである。
による入力角と操向車輪の出力角との舵角比が変更可能
な舵角比可変装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、運転者のステアリング操作により
操舵される入力軸と転舵される操向車輪に連結された出
力軸との間に、両者間で回転力の伝達が可能な状態で出
力軸を回転させて舵角比を変更する舵角比可変機構を介
装し、この舵角比可変機構の舵角比を電動モータの回転
駆動力を利用して制御するようにした舵角比可変装置に
おいては、イグニッションスイッチがオフにされた状態
でステアリングホイールが操作されると、舵角比可変機
構を介して連結された入力軸と出力軸との位置関係が崩
れてしまうが、このような入力軸と出力軸との位置関係
を復帰させる方法として、例えば、特開平11−171
034号公報に記載されているものが提案されている。
操舵される入力軸と転舵される操向車輪に連結された出
力軸との間に、両者間で回転力の伝達が可能な状態で出
力軸を回転させて舵角比を変更する舵角比可変機構を介
装し、この舵角比可変機構の舵角比を電動モータの回転
駆動力を利用して制御するようにした舵角比可変装置に
おいては、イグニッションスイッチがオフにされた状態
でステアリングホイールが操作されると、舵角比可変機
構を介して連結された入力軸と出力軸との位置関係が崩
れてしまうが、このような入力軸と出力軸との位置関係
を復帰させる方法として、例えば、特開平11−171
034号公報に記載されているものが提案されている。
【0003】この公報に記載されている車両用操舵装置
は、イグニッションスイッチがオフにされる直前の入力
角絶対位置センサの検出値を記憶しておき、イグニッシ
ョンスイッチがオンにされた際の入力角絶対位置センサ
の検出値と比較し、両検出値の偏差に基づいて電動モー
タを駆動して出力軸を回転駆動し、入力軸と出力軸の位
置関係を一致させる車両操舵装置である。
は、イグニッションスイッチがオフにされる直前の入力
角絶対位置センサの検出値を記憶しておき、イグニッシ
ョンスイッチがオンにされた際の入力角絶対位置センサ
の検出値と比較し、両検出値の偏差に基づいて電動モー
タを駆動して出力軸を回転駆動し、入力軸と出力軸の位
置関係を一致させる車両操舵装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の車両操舵装置における舵角比可変機構は、遊星歯
車機構からなり、出力軸を回転させようとすると、その
反力が出力軸に連結された入力軸を介してステアリング
ホイールに伝達されるという構成になっていたので、入
力軸と出力軸の位置関係のずれを復帰させるために電動
モータを駆動させて出力軸側を補正するときに、例えば
乾燥した舗装道路において車両の積載荷重が増加したと
き等、操向車輪と路面と摩擦抵抗が大きい場合には、出
力軸の回転が困難となり、その反力が入力軸に伝達され
てステアリングホイールの方が回転してしまう。逆に降
雨路、雪路および凍結路において車両の積載荷重が少な
いとき等、操向車輪と路面との摩擦抵抗が小さい場合に
は、出力軸の回転が容易となるため、入力軸に発生する
反力は小さくステアリングホイールの回転も少なくな
る。このように、入力軸に対する出力軸を適正な位置関
係に復帰させる際、路面の摩擦抵抗の大きさによって入
力軸に連結されたステアリングホイールの回転量が安定
せず、運転者に違和感を与えてしまうという未解決の課
題があった。
来例の車両操舵装置における舵角比可変機構は、遊星歯
車機構からなり、出力軸を回転させようとすると、その
反力が出力軸に連結された入力軸を介してステアリング
ホイールに伝達されるという構成になっていたので、入
力軸と出力軸の位置関係のずれを復帰させるために電動
モータを駆動させて出力軸側を補正するときに、例えば
乾燥した舗装道路において車両の積載荷重が増加したと
き等、操向車輪と路面と摩擦抵抗が大きい場合には、出
力軸の回転が困難となり、その反力が入力軸に伝達され
てステアリングホイールの方が回転してしまう。逆に降
雨路、雪路および凍結路において車両の積載荷重が少な
いとき等、操向車輪と路面との摩擦抵抗が小さい場合に
は、出力軸の回転が容易となるため、入力軸に発生する
反力は小さくステアリングホイールの回転も少なくな
る。このように、入力軸に対する出力軸を適正な位置関
係に復帰させる際、路面の摩擦抵抗の大きさによって入
力軸に連結されたステアリングホイールの回転量が安定
せず、運転者に違和感を与えてしまうという未解決の課
題があった。
【0005】そこで、本発明は上記従来例の未解決の課
題に着目してなされたものであり、舵角比可変機構を介
して連結された入力軸と出力軸との位置関係がずれて、
これを補正する場合に、ステアリングホイールの回転に
与える影響を制御することができる舵角比可変装置を提
供することを目的としている。
題に着目してなされたものであり、舵角比可変機構を介
して連結された入力軸と出力軸との位置関係がずれて、
これを補正する場合に、ステアリングホイールの回転に
与える影響を制御することができる舵角比可変装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明の請求項1に係る舵角比可変装置は、運転
者のステアリング操作により操舵される入力軸と転舵さ
れる操向車輪に連結された出力軸との間に、両者間で回
転力の伝達が可能な状態で出力軸を回転させて舵角比を
変更する舵角比可変機構を介装し、該舵角比可変機構の
舵角比を制御する舵角比制御手段を有した舵角比可変装
置において、前記入力軸の舵角を検出する入力角検出手
段と、前記出力軸の舵角を検出する出力角検出手段と、
前記入力角検出手段で検出された入力角に対する前記出
力角検出手段で検出された出力角の舵角ずれを検出する
舵角ずれ検出手段と、該舵角ずれ検出手段で舵角ずれを
検出したときに前記舵角比制御手段によって前記出力角
を補正する出力角補正手段と、該出力角補正手段で前記
出力角を補正する際に前記入力角と前記出力角に基づい
て路面摩擦量を推定する路面摩擦量推定手段と、推定さ
れた前記路面摩擦量に応じて前記出力軸に対して転舵補
助力を発生する転舵補助力発生手段とを備えていること
を特徴としている。
めに、本発明の請求項1に係る舵角比可変装置は、運転
者のステアリング操作により操舵される入力軸と転舵さ
れる操向車輪に連結された出力軸との間に、両者間で回
転力の伝達が可能な状態で出力軸を回転させて舵角比を
変更する舵角比可変機構を介装し、該舵角比可変機構の
舵角比を制御する舵角比制御手段を有した舵角比可変装
置において、前記入力軸の舵角を検出する入力角検出手
段と、前記出力軸の舵角を検出する出力角検出手段と、
前記入力角検出手段で検出された入力角に対する前記出
力角検出手段で検出された出力角の舵角ずれを検出する
舵角ずれ検出手段と、該舵角ずれ検出手段で舵角ずれを
検出したときに前記舵角比制御手段によって前記出力角
を補正する出力角補正手段と、該出力角補正手段で前記
出力角を補正する際に前記入力角と前記出力角に基づい
て路面摩擦量を推定する路面摩擦量推定手段と、推定さ
れた前記路面摩擦量に応じて前記出力軸に対して転舵補
助力を発生する転舵補助力発生手段とを備えていること
を特徴としている。
【0007】また、請求項2に係る舵角比可変装置は、
請求項1の発明において、前記転舵補助力発生手段は、
前記出力角補正手段が前記出力角を補正する際に、前記
摩擦量推定手段で検出された推定摩擦量を相殺する補助
力を発生するように構成されていることを特徴としてい
る。さらに、請求項3に係る舵角比可変装置は、請求項
1又は2の発明において、前記転舵補助力発生手段は、
前記舵角ずれ検出手段で舵角ずれを検出したときに、前
記入力角に対する適正な出力角となるまで前記出力軸に
対して転舵補助力を発生させることを特徴としている。
請求項1の発明において、前記転舵補助力発生手段は、
前記出力角補正手段が前記出力角を補正する際に、前記
摩擦量推定手段で検出された推定摩擦量を相殺する補助
力を発生するように構成されていることを特徴としてい
る。さらに、請求項3に係る舵角比可変装置は、請求項
1又は2の発明において、前記転舵補助力発生手段は、
前記舵角ずれ検出手段で舵角ずれを検出したときに、前
記入力角に対する適正な出力角となるまで前記出力軸に
対して転舵補助力を発生させることを特徴としている。
【0008】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、入力軸に
対する出力軸の舵角ずれが発生して、出力角補正手段が
入力角に対して適正な出力角となるよう補正する際、入
力軸と出力軸の回転量に基づいて出力軸が操向車輪を介
して路面から受ける摩擦量を推定して、この推定摩擦量
が大きいときには転舵補助力発生手段が出力軸に対して
大きな回転補助力を付与し、一方、推定摩擦量が小さい
ときには転舵補助力発生手段が出力軸に対して小さな回
転補助力を付与する構成とされているので、出力軸を舵
角ずれ量に対応させて正確に回転させることができ、入
力軸が出力軸から受ける反力を一定にすることが可能と
なり、ステアリングホイールの回転量を安定させること
ができるという効果が得られる。
対する出力軸の舵角ずれが発生して、出力角補正手段が
入力角に対して適正な出力角となるよう補正する際、入
力軸と出力軸の回転量に基づいて出力軸が操向車輪を介
して路面から受ける摩擦量を推定して、この推定摩擦量
が大きいときには転舵補助力発生手段が出力軸に対して
大きな回転補助力を付与し、一方、推定摩擦量が小さい
ときには転舵補助力発生手段が出力軸に対して小さな回
転補助力を付与する構成とされているので、出力軸を舵
角ずれ量に対応させて正確に回転させることができ、入
力軸が出力軸から受ける反力を一定にすることが可能と
なり、ステアリングホイールの回転量を安定させること
ができるという効果が得られる。
【0009】また、請求項2に係る発明によれば、転舵
補助力発生手段は、出力角補正手段が入力角に対して適
正な出力角となるよう補正する際に、路面摩擦量推定手
段で推定された路面摩擦量を相殺する補助力を発生する
ように構成されているので、入力軸に連結されたステア
リングホイールの回転を抑制することができるという効
果が得られる。さらに、請求項3に係る発明によれば、
転舵補助力発生手段は、舵角ずれ検出手段で舵角ずれを
検出したときに、入力角に対する適正な出力角となるま
で出力軸に対して転舵補助力を発生させるように構成さ
れているので、入力軸に連結されたステアリングホイー
ルの回転量を安定した状態で抑制しつつ、入力軸に対す
る出力軸を適正な状態に確実に補正することができると
いう効果が得られる。
補助力発生手段は、出力角補正手段が入力角に対して適
正な出力角となるよう補正する際に、路面摩擦量推定手
段で推定された路面摩擦量を相殺する補助力を発生する
ように構成されているので、入力軸に連結されたステア
リングホイールの回転を抑制することができるという効
果が得られる。さらに、請求項3に係る発明によれば、
転舵補助力発生手段は、舵角ずれ検出手段で舵角ずれを
検出したときに、入力角に対する適正な出力角となるま
で出力軸に対して転舵補助力を発生させるように構成さ
れているので、入力軸に連結されたステアリングホイー
ルの回転量を安定した状態で抑制しつつ、入力軸に対す
る出力軸を適正な状態に確実に補正することができると
いう効果が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示
す概略構成図であり、図中、1はステアリングホイール
であり、このステアリングホイール1は入力軸としての
ステアリングシャフト2を介して舵角比可変機構3の入
力側に連結されている。舵角比可変機構3の出力側は、
出力軸としてのピニオンシャフト4、ステアリングギア
5、タイロッド6、ナックルアーム7を経て車輪8に連
結されている。舵角比可変機構3には、舵角比を変更す
るアクチュエータとしての電動モータ9が備えられてい
る。
に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示
す概略構成図であり、図中、1はステアリングホイール
であり、このステアリングホイール1は入力軸としての
ステアリングシャフト2を介して舵角比可変機構3の入
力側に連結されている。舵角比可変機構3の出力側は、
出力軸としてのピニオンシャフト4、ステアリングギア
5、タイロッド6、ナックルアーム7を経て車輪8に連
結されている。舵角比可変機構3には、舵角比を変更す
るアクチュエータとしての電動モータ9が備えられてい
る。
【0011】この舵角比可変機構3は、図示しない遊星
歯車機構で構成されており、ステアリングホイール1が
操作されるとサンギアの周囲を入力軸に連結されたプラ
ネタリギアが回転移動し、このプラネタリギアに噛合し
たリングギアが出力軸に回転力を伝達する。このとき電
動モータ9の回転駆動力がサンギアの回転を制御するこ
とにより入力角と出力角の舵角比の変更が可能となって
いる。また、入力軸としてのステアリングシャフト2に
は運転者により操作されるステアリングホイール1の入
力角θINを絶対角で検出する入力角検出センサ10が、
また出力軸としてのピニオンシャフト4には車輪8の出
力角θOUTを絶対角で検出する出力角センサ11が夫々
装着されている。さらに、ピニオンシャフト4には、傘
歯車で構成される減速機12が固定され、このピニオン
シャフト4に対して転舵補助力を発生させる転舵補助力
発生手段としての電動パワーステアリングモータ13の
駆動軸が減速機12に断続可能に連結されている。
歯車機構で構成されており、ステアリングホイール1が
操作されるとサンギアの周囲を入力軸に連結されたプラ
ネタリギアが回転移動し、このプラネタリギアに噛合し
たリングギアが出力軸に回転力を伝達する。このとき電
動モータ9の回転駆動力がサンギアの回転を制御するこ
とにより入力角と出力角の舵角比の変更が可能となって
いる。また、入力軸としてのステアリングシャフト2に
は運転者により操作されるステアリングホイール1の入
力角θINを絶対角で検出する入力角検出センサ10が、
また出力軸としてのピニオンシャフト4には車輪8の出
力角θOUTを絶対角で検出する出力角センサ11が夫々
装着されている。さらに、ピニオンシャフト4には、傘
歯車で構成される減速機12が固定され、このピニオン
シャフト4に対して転舵補助力を発生させる転舵補助力
発生手段としての電動パワーステアリングモータ13の
駆動軸が減速機12に断続可能に連結されている。
【0012】舵角比可変機構3における電動モータ9及
び電動パワーステアリングモータ13は、夫々、図示し
ないロータリエンコーダにより回転角及び回転方向とが
検出され、制御装置14によって駆動制御されている。
この制御装置14は、例えばマイクロコンピュータで構
成され、入力角センサ10で検出した入力角θINと、出
力角センサ11で検出した出力角θOUTと、イグニッシ
ョンスイッチ15により検出されるイグニッションスイ
ッチ作動状態検出信号とが入力される。
び電動パワーステアリングモータ13は、夫々、図示し
ないロータリエンコーダにより回転角及び回転方向とが
検出され、制御装置14によって駆動制御されている。
この制御装置14は、例えばマイクロコンピュータで構
成され、入力角センサ10で検出した入力角θINと、出
力角センサ11で検出した出力角θOUTと、イグニッシ
ョンスイッチ15により検出されるイグニッションスイ
ッチ作動状態検出信号とが入力される。
【0013】制御装置14は、入力角θINに対する出力
角θOUTの舵角ずれを検出すると、後述する図2の出力
角補正処理を実行して、算出された処理結果に基づい
て、電動モータ9及び電動パワーステアリングモータ1
3へ駆動指令を出力し、入力角θINに対する出力角θ
OUTを補正するように構成されている。次に、上記の一
実施形態の動作を、制御装置14で実行する図2の出力
角補正処理手順を示すフローチャートを用いて説明す
る。
角θOUTの舵角ずれを検出すると、後述する図2の出力
角補正処理を実行して、算出された処理結果に基づい
て、電動モータ9及び電動パワーステアリングモータ1
3へ駆動指令を出力し、入力角θINに対する出力角θ
OUTを補正するように構成されている。次に、上記の一
実施形態の動作を、制御装置14で実行する図2の出力
角補正処理手順を示すフローチャートを用いて説明す
る。
【0014】制御装置14では、運転者によりOFF状
態にあったイグニッションスイッチ15がONに切換え
られたときに図2に示す出力角補正処理を実行する。こ
の出力角補正処理では、先ず、ステップS1で、入力角
検出センサ10で検出される入力角θINと、出力角検出
センサ11で検出される出力角θOUTとを読込んでから
ステップS2に移行する。このステップS2では、前記
ステップS1で読込んだ入力軸の絶対角θINが0である
か否かを判定し、この判定結果がθIN>0であるときは
ステップS3に移行し、入力軸の絶対角θINと、出力軸
の絶対角θOUTとから現在の舵角比RN(θ OUT/θIN)
を算出する。
態にあったイグニッションスイッチ15がONに切換え
られたときに図2に示す出力角補正処理を実行する。こ
の出力角補正処理では、先ず、ステップS1で、入力角
検出センサ10で検出される入力角θINと、出力角検出
センサ11で検出される出力角θOUTとを読込んでから
ステップS2に移行する。このステップS2では、前記
ステップS1で読込んだ入力軸の絶対角θINが0である
か否かを判定し、この判定結果がθIN>0であるときは
ステップS3に移行し、入力軸の絶対角θINと、出力軸
の絶対角θOUTとから現在の舵角比RN(θ OUT/θIN)
を算出する。
【0015】本来、舵角比可変機構3で変更される舵角
比Rは、イグニッションスイッチ15の作動状態がON
であるときには、図3に示した車速Vと舵角比Rとの関
係に基づき、車速Vの変化に応じて決定され、またイグ
ニッションスイッチ15がOFF状態であるときは、舵
角比可変機構3も停止するので構造的に決定される舵角
比RCとなる。すなわち、横軸に車速Vを、縦軸に舵角
比Rをとり、車速Vが0から或る設定車速V1までの低
車速域にあるときに舵角比Rは一定の高舵角比RMAXと
なり、車速Vがこの設定車速V1を越えて徐々に増加す
ると、これに反比例して非線形状に舵角比Rは減少して
ゆく設定とされているので、イグニッションスイッチ1
5をONにした直後の舵角比Rは、車速Vが0のときの
RMAXとならなければならない。
比Rは、イグニッションスイッチ15の作動状態がON
であるときには、図3に示した車速Vと舵角比Rとの関
係に基づき、車速Vの変化に応じて決定され、またイグ
ニッションスイッチ15がOFF状態であるときは、舵
角比可変機構3も停止するので構造的に決定される舵角
比RCとなる。すなわち、横軸に車速Vを、縦軸に舵角
比Rをとり、車速Vが0から或る設定車速V1までの低
車速域にあるときに舵角比Rは一定の高舵角比RMAXと
なり、車速Vがこの設定車速V1を越えて徐々に増加す
ると、これに反比例して非線形状に舵角比Rは減少して
ゆく設定とされているので、イグニッションスイッチ1
5をONにした直後の舵角比Rは、車速Vが0のときの
RMAXとならなければならない。
【0016】そこで、続くステップS4で、前記ステッ
プS3で算出した現在の舵角比RNが正常な舵角比RMAX
となる許容範囲内(RLOW以上、RHIGH以下)にあるか
否かを判定している。この判定結果がRLOW≦RN≦R
HIGHであるときは、イグニッションスイッチがOFF状
態であったときにステアリングホイール1は操作されず
現在の舵角比は正常である、と判断してこの出力角補正
処理を終了する。 一方、判定結果がRN<RLOW又はR
N>RHIGHであるときは、イグニッションスイッチがO
FF状態であったときにステアリングホイール1が操作
され、入力角θINに対する出力角θOUTの適正な関係が
崩れた舵角ずれであると判断して、ステップS5に移行
する。
プS3で算出した現在の舵角比RNが正常な舵角比RMAX
となる許容範囲内(RLOW以上、RHIGH以下)にあるか
否かを判定している。この判定結果がRLOW≦RN≦R
HIGHであるときは、イグニッションスイッチがOFF状
態であったときにステアリングホイール1は操作されず
現在の舵角比は正常である、と判断してこの出力角補正
処理を終了する。 一方、判定結果がRN<RLOW又はR
N>RHIGHであるときは、イグニッションスイッチがO
FF状態であったときにステアリングホイール1が操作
され、入力角θINに対する出力角θOUTの適正な関係が
崩れた舵角ずれであると判断して、ステップS5に移行
する。
【0017】このステップS5では、本来車速Vが0の
ときとなる適正な舵角比RMAXと、前記ステップS3で
算出された現在の舵角比RNと、前記ステップS1で読
込まれた入力角θINと、イグニッションスイッチ15が
OFF状態であるときの舵角比RCとに基づいて下記
(1)式の演算を行って、現在の入力角θINに対する適
正な出力角となるように現在の出力角θOUTを補正する
補正出力角θCOUTを算出する。 θCOUT=(RMAX−RN)・θIN・RC ・・・・・・(1) また、前記ステップS2の判定結果がθIN=0であると
きはステップS6に移行して前記ステップS1で読込ん
だ出力角θOUT=0であるか否かを判断する。この判定
結果がθOUT=0であるときは、入力軸と出力軸の舵角
量が共に0で一致しているので、イグニッションスイッ
チがOFF状態であったときにステアリングホイール1
は操作されず現在の舵角比は正常である、と判断してこ
の出力角補正処理を終了する。一方、判定結果がθOUT
>0であるときは、イグニッションスイッチがOFF状
態であったときにステアリングホイール1が操作され、
現在の入力角θIN=0に対する出力角θOUTの適正な関
係が崩れた舵角ずれであると判断して、ステップS7に
移行し、現在の出力角θOUT分を逆回転させる−θO UTを
補正出力角θCOUTとして算出する。
ときとなる適正な舵角比RMAXと、前記ステップS3で
算出された現在の舵角比RNと、前記ステップS1で読
込まれた入力角θINと、イグニッションスイッチ15が
OFF状態であるときの舵角比RCとに基づいて下記
(1)式の演算を行って、現在の入力角θINに対する適
正な出力角となるように現在の出力角θOUTを補正する
補正出力角θCOUTを算出する。 θCOUT=(RMAX−RN)・θIN・RC ・・・・・・(1) また、前記ステップS2の判定結果がθIN=0であると
きはステップS6に移行して前記ステップS1で読込ん
だ出力角θOUT=0であるか否かを判断する。この判定
結果がθOUT=0であるときは、入力軸と出力軸の舵角
量が共に0で一致しているので、イグニッションスイッ
チがOFF状態であったときにステアリングホイール1
は操作されず現在の舵角比は正常である、と判断してこ
の出力角補正処理を終了する。一方、判定結果がθOUT
>0であるときは、イグニッションスイッチがOFF状
態であったときにステアリングホイール1が操作され、
現在の入力角θIN=0に対する出力角θOUTの適正な関
係が崩れた舵角ずれであると判断して、ステップS7に
移行し、現在の出力角θOUT分を逆回転させる−θO UTを
補正出力角θCOUTとして算出する。
【0018】これらステップS5及びステップS7で補
正出力角θCOUTを算出した後、夫々ステップS8に移
行して、路面摩擦量を推定するために、現在の出力角θ
OUTを、或る微小な所定の回転量θFOUT分だけ補正出力
角θCOUTと同方向に回転させるように電動モータ9を
駆動制御してから、ステップS9に移行し、この路面摩
擦量推定用出力角θFOUT分を前記ステップS5及び前
記ステップS7で算出された補正出力角θCOUTから減
じて、残りの補正すべき出力角θROUTを算出する。
正出力角θCOUTを算出した後、夫々ステップS8に移
行して、路面摩擦量を推定するために、現在の出力角θ
OUTを、或る微小な所定の回転量θFOUT分だけ補正出力
角θCOUTと同方向に回転させるように電動モータ9を
駆動制御してから、ステップS9に移行し、この路面摩
擦量推定用出力角θFOUT分を前記ステップS5及び前
記ステップS7で算出された補正出力角θCOUTから減
じて、残りの補正すべき出力角θROUTを算出する。
【0019】そして、続くステップS10に移行して前
記ステップS8で電動モータ9により所定の回転駆動量
を出力軸に与えたときに、実際に回転した出力角θOUT'
と、その反力により回転した入力角θIN'とを出力角検
出センサ11及び入力角検出センサ10とにより夫々検
出し、読込んでから、続くステップS11に移行する。
このステップS11では、前記ステップS10で読込ん
だ、入力角θIN'と出力角θOUT'とから路面摩擦量Fを
推定する。すなわち、路面摩擦量Fが非常に小さい場合
は出力角の回転は容易となるので、電動モータ9の回転
駆動力は全て出力軸の回転(θOUT')となり、入力軸に
対する反力は解消され、その回転(θIN')は0とな
る。逆に路面摩擦量Fが非常に大きく出力軸の回転を完
全に抑制するような場合には、出力軸の回転(θOUT')
が0となり電動モータ9の回転駆動力が全て反力として
入力軸の回転(θIN')となる。従って、路面摩擦量F
は、電動モータ9により所定の回転駆動量を出力軸に与
えたときに、実際に回転する入力角θIN'と出力角
θOUT'の回転量の割合から相対的に推定することができ
る。
記ステップS8で電動モータ9により所定の回転駆動量
を出力軸に与えたときに、実際に回転した出力角θOUT'
と、その反力により回転した入力角θIN'とを出力角検
出センサ11及び入力角検出センサ10とにより夫々検
出し、読込んでから、続くステップS11に移行する。
このステップS11では、前記ステップS10で読込ん
だ、入力角θIN'と出力角θOUT'とから路面摩擦量Fを
推定する。すなわち、路面摩擦量Fが非常に小さい場合
は出力角の回転は容易となるので、電動モータ9の回転
駆動力は全て出力軸の回転(θOUT')となり、入力軸に
対する反力は解消され、その回転(θIN')は0とな
る。逆に路面摩擦量Fが非常に大きく出力軸の回転を完
全に抑制するような場合には、出力軸の回転(θOUT')
が0となり電動モータ9の回転駆動力が全て反力として
入力軸の回転(θIN')となる。従って、路面摩擦量F
は、電動モータ9により所定の回転駆動量を出力軸に与
えたときに、実際に回転する入力角θIN'と出力角
θOUT'の回転量の割合から相対的に推定することができ
る。
【0020】続くステップS12では、電動モータ9に
より出力軸を補正する際に、前記ステップS11で算出
された路面摩擦量Fに基づいて、出力軸に対して発生す
る摩擦力を相殺できる電動パワーステアリングモータ1
3の補助トルクTAを算出してから、ステップS13に
移行する。このステップS13では、前記ステップS9
で算出された残補正出力角θROU Tが0となるまで出力
軸が回転するように電動モータ9を駆動制御しつつ、同
時に前記ステップS12で路面から受ける摩擦力を相殺
すべく算出された補助トルクTAが出力軸に対して付与
されるよう電動パワーステアリングモータ13が駆動制
御される。
より出力軸を補正する際に、前記ステップS11で算出
された路面摩擦量Fに基づいて、出力軸に対して発生す
る摩擦力を相殺できる電動パワーステアリングモータ1
3の補助トルクTAを算出してから、ステップS13に
移行する。このステップS13では、前記ステップS9
で算出された残補正出力角θROU Tが0となるまで出力
軸が回転するように電動モータ9を駆動制御しつつ、同
時に前記ステップS12で路面から受ける摩擦力を相殺
すべく算出された補助トルクTAが出力軸に対して付与
されるよう電動パワーステアリングモータ13が駆動制
御される。
【0021】そして、続くステップS14に移行してか
ら前記ステップS5及びステップS7で算出された補正
出力角θCOUTが0となるまで出力軸が補正されたか否
かが判定され、出力角θOUTの補正が完了していれば出
力角補正処理を終了し、また補正が未完了であるなら前
記ステップS1に戻る。この一実施形態における図2の
出力角補正処理において、ステップS1及びステップS
10の処理と入力角検出センサ10及び出力角検出セン
サ11とが入力角検出手段及び出力角検出手段に対応
し、ステップS2、ステップS3、ステップS4及びス
テップS6の処理が舵角ずれ検出手段に対応し、ステッ
プS8、ステップS10及びステップS11の処理が路
面摩擦量推定手段に対応し、ステップS13の処理が出
力角補正手段に対応している。
ら前記ステップS5及びステップS7で算出された補正
出力角θCOUTが0となるまで出力軸が補正されたか否
かが判定され、出力角θOUTの補正が完了していれば出
力角補正処理を終了し、また補正が未完了であるなら前
記ステップS1に戻る。この一実施形態における図2の
出力角補正処理において、ステップS1及びステップS
10の処理と入力角検出センサ10及び出力角検出セン
サ11とが入力角検出手段及び出力角検出手段に対応
し、ステップS2、ステップS3、ステップS4及びス
テップS6の処理が舵角ずれ検出手段に対応し、ステッ
プS8、ステップS10及びステップS11の処理が路
面摩擦量推定手段に対応し、ステップS13の処理が出
力角補正手段に対応している。
【0022】したがって、今、走行していた車両が停車
して車速が0となると、ステアリング操作による入力角
θINに対する操向車輪の出力角θOUTは舵角比RMAXに基
づいて決定される。次いで、運転者によりイグニッショ
ンスイッチ15がOFFにされると、舵角比可変機構3
における電動モータ9も作動停止となり構造的に決定さ
れる舵角比RCとされる。そして、再び運転者によりイ
グニッションスイッチ15がONにされると、先ず、制
御装置14は、入力角検出センサ10及び出力角検出セ
ンサ11から検出された現在の入力軸の絶対角θINと出
力軸の絶対角θOUTとを読込む。そして、この入力角が
0を超えている場合には、現在の舵角比RN(θOUT/θ
IN)を算出する。
して車速が0となると、ステアリング操作による入力角
θINに対する操向車輪の出力角θOUTは舵角比RMAXに基
づいて決定される。次いで、運転者によりイグニッショ
ンスイッチ15がOFFにされると、舵角比可変機構3
における電動モータ9も作動停止となり構造的に決定さ
れる舵角比RCとされる。そして、再び運転者によりイ
グニッションスイッチ15がONにされると、先ず、制
御装置14は、入力角検出センサ10及び出力角検出セ
ンサ11から検出された現在の入力軸の絶対角θINと出
力軸の絶対角θOUTとを読込む。そして、この入力角が
0を超えている場合には、現在の舵角比RN(θOUT/θ
IN)を算出する。
【0023】このとき、現在の舵角比RNが正常な舵角
比RMAXとなるべき許容範囲内(RLO W以上、RHIGH以
下)である場合は、現在の舵角比は正常であると判断さ
れるので、この出力角補正処理を終了し、走行の開始が
可能となる。一方、許容範囲(RLOW以上、RHIGH以
下)を超えている場合は、図4(a)に示すように、イ
グニッションスイッチ15がOFF状態のときに、つま
り舵角比RCのときにステアリングホイール1の操作で
車輪8は舵角比RCに基づいて転舵されることにより、
図4(b)に示すように、イグニッションスイッチ15
をONにしたときの正常な舵角比RMAXに基づくステア
リングホイール1と車輪8との適正な位置関係からずれ
ていると判断され、現在の出力角θOUTが入力角θINに
対して適正な位置に復帰するための補正出力角θCOUT
を前記(1)式に従って算出する。
比RMAXとなるべき許容範囲内(RLO W以上、RHIGH以
下)である場合は、現在の舵角比は正常であると判断さ
れるので、この出力角補正処理を終了し、走行の開始が
可能となる。一方、許容範囲(RLOW以上、RHIGH以
下)を超えている場合は、図4(a)に示すように、イ
グニッションスイッチ15がOFF状態のときに、つま
り舵角比RCのときにステアリングホイール1の操作で
車輪8は舵角比RCに基づいて転舵されることにより、
図4(b)に示すように、イグニッションスイッチ15
をONにしたときの正常な舵角比RMAXに基づくステア
リングホイール1と車輪8との適正な位置関係からずれ
ていると判断され、現在の出力角θOUTが入力角θINに
対して適正な位置に復帰するための補正出力角θCOUT
を前記(1)式に従って算出する。
【0024】また、読込んだ入力角θINが0であり且つ
出力角θOUTも0である場合は、舵角ずれはないので補
正処理を終了することができるが、入力角θINが0であ
りながら出力角θOUTが0を超えている場合には、その
出力角θOUT分を補正出力角θCOUTとして算出する。次
いで、制御装置14は、路面摩擦量Fを推定するため
に、出力軸を或る微小な所定量θFOUT分だけ回転させ
るよう駆動信号を電動モータ9に対して出力する。この
とき、電動モータ9を例えば正転させることにより、舵
角比可変機構3における出力軸は、舵角比RMAXに基づ
いた適正位置となる方向へ回転駆動されるが、例えば乾
燥した舗装道路において車両の積載荷重が増加したとき
等、操向車輪と路面との摩擦抵抗が大きい場合には、出
力軸の回転が困難なため回転量は僅かとなり、その反力
が入力軸に伝達されて入力軸の方が回転してしまう。逆
に降雨路、雪路および凍結路において車両の積載荷重が
少ないとき等、操向車輪と路面との摩擦抵抗が小さい場
合には、出力軸の回転が容易なため補正出力角θF OUT
に近い回転量が得られ、入力軸に発生する反力は小さく
入力軸の回転量が僅かとなる。
出力角θOUTも0である場合は、舵角ずれはないので補
正処理を終了することができるが、入力角θINが0であ
りながら出力角θOUTが0を超えている場合には、その
出力角θOUT分を補正出力角θCOUTとして算出する。次
いで、制御装置14は、路面摩擦量Fを推定するため
に、出力軸を或る微小な所定量θFOUT分だけ回転させ
るよう駆動信号を電動モータ9に対して出力する。この
とき、電動モータ9を例えば正転させることにより、舵
角比可変機構3における出力軸は、舵角比RMAXに基づ
いた適正位置となる方向へ回転駆動されるが、例えば乾
燥した舗装道路において車両の積載荷重が増加したとき
等、操向車輪と路面との摩擦抵抗が大きい場合には、出
力軸の回転が困難なため回転量は僅かとなり、その反力
が入力軸に伝達されて入力軸の方が回転してしまう。逆
に降雨路、雪路および凍結路において車両の積載荷重が
少ないとき等、操向車輪と路面との摩擦抵抗が小さい場
合には、出力軸の回転が容易なため補正出力角θF OUT
に近い回転量が得られ、入力軸に発生する反力は小さく
入力軸の回転量が僅かとなる。
【0025】そして、この電動モータ9により所定の回
転駆動量を出力軸に与えたときに、実際に回転した入力
角θIN'と出力角θOUT'との回転量を、夫々入力角検出
センサ10及び出力角検出センサ11により検出したも
のを読込んで、その回転量の割合から相対的に路面摩擦
量Fを推定し、この推定路面摩擦量Fに基づいて、電動
モータ9による出力角補正時に出力軸が路面から受ける
摩擦力を相殺する電動パワーステアリングモータ13の
補助トルクTAを算出する。
転駆動量を出力軸に与えたときに、実際に回転した入力
角θIN'と出力角θOUT'との回転量を、夫々入力角検出
センサ10及び出力角検出センサ11により検出したも
のを読込んで、その回転量の割合から相対的に路面摩擦
量Fを推定し、この推定路面摩擦量Fに基づいて、電動
モータ9による出力角補正時に出力軸が路面から受ける
摩擦力を相殺する電動パワーステアリングモータ13の
補助トルクTAを算出する。
【0026】次いで、出力角を補正するための補正出力
角θCOUTから路面摩擦量を推定するための路面摩擦量
推定用出力角θFOUTを減じた残補正出力角θROUT分、
回転駆動されるよう電動モータ9に対して駆動信号を出
力し、同時に入力軸の回転を抑制するために出力軸の回
転を補助する補助トルクTA分、回転駆動されるよう電
動パワーステアリングモータ13に対する駆動信号を出
力する。このときも電動モータ9は、舵角比可変機構3
における出力軸を、舵角比RMA Xに基づいた適正位置と
なる方向へ回転駆動させ、また同時に電動パワーステア
リングモータを例えば正転させることで減速機12を介
して、電動モータ9による出力軸の回転を補助する。こ
れにより、車速V=0のときの舵角比RMAXとなるよう
に、現ステアリングホイール位置を安定した状態で保持
しつつ、操向車輪8を適正な車輪位置に復帰させること
ができるので、走行開始が可能となる。
角θCOUTから路面摩擦量を推定するための路面摩擦量
推定用出力角θFOUTを減じた残補正出力角θROUT分、
回転駆動されるよう電動モータ9に対して駆動信号を出
力し、同時に入力軸の回転を抑制するために出力軸の回
転を補助する補助トルクTA分、回転駆動されるよう電
動パワーステアリングモータ13に対する駆動信号を出
力する。このときも電動モータ9は、舵角比可変機構3
における出力軸を、舵角比RMA Xに基づいた適正位置と
なる方向へ回転駆動させ、また同時に電動パワーステア
リングモータを例えば正転させることで減速機12を介
して、電動モータ9による出力軸の回転を補助する。こ
れにより、車速V=0のときの舵角比RMAXとなるよう
に、現ステアリングホイール位置を安定した状態で保持
しつつ、操向車輪8を適正な車輪位置に復帰させること
ができるので、走行開始が可能となる。
【0027】このように、上記の一実施形態において
は、イグニッションスイッチ15がONにされたとき
に、入力角に対する出力角の舵角ずれを検出すると、電
動モータ9が出力軸に対して或る微小な所定量の回転駆
動力を与え、実際に回転する出力軸とその反力で回転す
る入力軸の夫々の舵角量から路面摩擦量を推定する。そ
して、この推定された摩擦量に基づいて、電動モータ9
が出力軸を補正する際の出力軸にかかる摩擦力を相殺す
るように、電動パワーステアリングモータ13で出力軸
の回転を補助するので、入力軸の回転を安定した状態で
抑制しつつ、出力軸を適正な出力角まで補正することが
できる。
は、イグニッションスイッチ15がONにされたとき
に、入力角に対する出力角の舵角ずれを検出すると、電
動モータ9が出力軸に対して或る微小な所定量の回転駆
動力を与え、実際に回転する出力軸とその反力で回転す
る入力軸の夫々の舵角量から路面摩擦量を推定する。そ
して、この推定された摩擦量に基づいて、電動モータ9
が出力軸を補正する際の出力軸にかかる摩擦力を相殺す
るように、電動パワーステアリングモータ13で出力軸
の回転を補助するので、入力軸の回転を安定した状態で
抑制しつつ、出力軸を適正な出力角まで補正することが
できる。
【0028】なお、上記の一実施形態においては、舵角
比可変機構3が遊星歯車機構によって構成された場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、要
は入力軸と出力軸との間で回転力の伝達が可能な状態で
出力軸の回転量を制御して舵角比を変更するように構成
された舵角比可変機構であればよいものである。また、
上記の一実施形態においては、出力軸に対して所定の回
転駆動力を与え、その際出力軸と入力軸とが実際に回転
する舵角量を検出して路面摩擦量を推定する構成につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、出力軸
上にトルクセンサを設け、このトルクセンサで検出され
るトルク量に応じて路面摩擦量を推定するような構成と
してもよい。
比可変機構3が遊星歯車機構によって構成された場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、要
は入力軸と出力軸との間で回転力の伝達が可能な状態で
出力軸の回転量を制御して舵角比を変更するように構成
された舵角比可変機構であればよいものである。また、
上記の一実施形態においては、出力軸に対して所定の回
転駆動力を与え、その際出力軸と入力軸とが実際に回転
する舵角量を検出して路面摩擦量を推定する構成につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、出力軸
上にトルクセンサを設け、このトルクセンサで検出され
るトルク量に応じて路面摩擦量を推定するような構成と
してもよい。
【0029】さらに、上記の一実施形態においては、舵
角比可変機構3における舵角比を制御する手段及び出力
軸の転舵を補助する手段として夫々電動モータの回転力
を利用した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、圧力モータを使用してもよい。
角比可変機構3における舵角比を制御する手段及び出力
軸の転舵を補助する手段として夫々電動モータの回転力
を利用した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、圧力モータを使用してもよい。
【図1】本発明の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態における制御装置で実行す
る出力角補正処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
る出力角補正処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明の一実施形態において、イグニッション
スイッチをオフにしたときの舵角比と、イグニッション
スイッチをオンにしたときに車速に応じて変化する舵角
比の関係を示した図である。
スイッチをオフにしたときの舵角比と、イグニッション
スイッチをオンにしたときに車速に応じて変化する舵角
比の関係を示した図である。
【図4】本発明の一実施形態において、入力角に対する
出力角の舵角ずれ発生を示す説明図である。
出力角の舵角ずれ発生を示す説明図である。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 舵角比可変機構
4 ピニオンシャフト
8 車輪
9 電動モータ
10 入力角検出センサ
11 出力角検出センサ
13 電動パワーステアリングモータ
14 制御装置
15 イグニッションスイッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 運転者のステアリング操作により操舵さ
れる入力軸と転舵される操向車輪に連結された出力軸と
の間に、両者間で回転力の伝達が可能な状態で出力軸を
回転させて舵角比を変更する舵角比可変機構を介装し、
該舵角比可変機構の舵角比を制御する舵角比制御手段を
有した舵角比可変装置において、 前記入力軸の舵角を検出する入力角検出手段と、前記出
力軸の舵角を検出する出力角検出手段と、前記入力角検
出手段で検出された入力角に対する前記出力角検出手段
で検出された出力角の舵角ずれを検出する舵角ずれ検出
手段と、該舵角ずれ検出手段で舵角ずれを検出したとき
に前記舵角比制御手段によって前記出力角を補正する出
力角補正手段と、該出力角補正手段で前記出力角を補正
する際に前記入力角と前記出力角に基づいて路面摩擦量
を推定する路面摩擦量推定手段と、推定された前記路面
摩擦量に応じて前記出力軸に対して転舵補助力を発生す
る転舵補助力発生手段とを備えていることを特徴とした
舵角比可変装置。 - 【請求項2】 前記転舵補助力発生手段は、前記出力角
補正手段が前記出力角を補正する際に、前記路面摩擦量
推定手段で推定された路面摩擦量を相殺する補助力を発
生するように構成されていることを特徴とした請求項1
に記載の舵角比可変装置。 - 【請求項3】 前記転舵補助力発生手段は、前記舵角ず
れ検出手段で舵角ずれを検出したときに、前記入力角に
対する適正な出力角となるまで前記出力軸に対して転舵
補助力を発生させることを特徴とした請求項1又は2に
記載の舵角比可変装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001340908A JP3719193B2 (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 舵角比可変装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001340908A JP3719193B2 (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 舵角比可変装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003137125A true JP2003137125A (ja) | 2003-05-14 |
| JP3719193B2 JP3719193B2 (ja) | 2005-11-24 |
Family
ID=19155042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001340908A Expired - Fee Related JP3719193B2 (ja) | 2001-11-06 | 2001-11-06 | 舵角比可変装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3719193B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003091085A1 (en) * | 2002-04-26 | 2003-11-06 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Method and device for controlling maneuverability of vehicle |
| JP2005138732A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-02 | Favess Co Ltd | 車両用操舵装置及びステアリング絶対角検出方法 |
| JP2005231400A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Toyoda Mach Works Ltd | 車両用操舵装置 |
| JP2006096187A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用操舵装置 |
| JP2006117195A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Toyota Motor Corp | 車輌の挙動制御装置 |
| JP2006160045A (ja) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用操舵装置 |
| JP2010280381A (ja) * | 2010-07-30 | 2010-12-16 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用操舵装置 |
| JP2012030660A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
| KR101280950B1 (ko) * | 2011-03-18 | 2013-07-02 | 주식회사 코로 | 이송용 로봇의 모니터링 시스템 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0826127A (ja) * | 1994-07-18 | 1996-01-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動操舵装置の制御方法 |
| JPH10305779A (ja) * | 1997-03-03 | 1998-11-17 | Toyota Motor Corp | 車両用操舵装置 |
| JPH11171034A (ja) * | 1997-12-10 | 1999-06-29 | Toyota Motor Corp | 車両用操舵装置 |
| JP2000344121A (ja) * | 1999-06-04 | 2000-12-12 | Toyota Motor Corp | 車両用操舵制御装置 |
-
2001
- 2001-11-06 JP JP2001340908A patent/JP3719193B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0826127A (ja) * | 1994-07-18 | 1996-01-30 | Fuji Heavy Ind Ltd | 自動操舵装置の制御方法 |
| JPH10305779A (ja) * | 1997-03-03 | 1998-11-17 | Toyota Motor Corp | 車両用操舵装置 |
| JPH11171034A (ja) * | 1997-12-10 | 1999-06-29 | Toyota Motor Corp | 車両用操舵装置 |
| JP2000344121A (ja) * | 1999-06-04 | 2000-12-12 | Toyota Motor Corp | 車両用操舵制御装置 |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003091085A1 (en) * | 2002-04-26 | 2003-11-06 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Method and device for controlling maneuverability of vehicle |
| US7055645B2 (en) | 2002-04-26 | 2006-06-06 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Method and device for controlling maneuverability of vehicle |
| JP2005138732A (ja) * | 2003-11-07 | 2005-06-02 | Favess Co Ltd | 車両用操舵装置及びステアリング絶対角検出方法 |
| JP2005231400A (ja) * | 2004-02-17 | 2005-09-02 | Toyoda Mach Works Ltd | 車両用操舵装置 |
| JP2006096187A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用操舵装置 |
| JP2006117195A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Toyota Motor Corp | 車輌の挙動制御装置 |
| JP2006160045A (ja) * | 2004-12-06 | 2006-06-22 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用操舵装置 |
| JP2012030660A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Jtekt Corp | 車両用操舵装置 |
| JP2010280381A (ja) * | 2010-07-30 | 2010-12-16 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用操舵装置 |
| KR101280950B1 (ko) * | 2011-03-18 | 2013-07-02 | 주식회사 코로 | 이송용 로봇의 모니터링 시스템 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3719193B2 (ja) | 2005-11-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US11964713B2 (en) | Vehicle steering device | |
| JP3705227B2 (ja) | 車輌用自動操舵装置 | |
| JP3517863B2 (ja) | 操舵制御装置 | |
| EP0775624B1 (en) | Steering system for automobile | |
| JP5971426B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| US9440675B2 (en) | Electric power steering apparatus | |
| US7628247B2 (en) | Electric power steering device equipped with automatic steering function | |
| US6112845A (en) | Reactive steering control system | |
| US8972113B2 (en) | Electric power steering system | |
| US20220009546A1 (en) | Vehicle steering device | |
| JP6213233B2 (ja) | 操舵制御装置 | |
| US20240416991A1 (en) | Motor control device | |
| JP2003261053A (ja) | 車輌用自動操舵装置 | |
| JP3794173B2 (ja) | パワーステアリング制御装置 | |
| JP2003137125A (ja) | 舵角比可変装置 | |
| JP5552744B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| US11919581B2 (en) | Steering control device | |
| JP5223785B2 (ja) | 車両用操舵伝達比可変式操舵装置 | |
| US8046133B2 (en) | Steering apparatus | |
| JP4506475B2 (ja) | 車両用操舵制御装置 | |
| JP4715446B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
| JPH0240537B2 (ja) | Sharyoyodendopawasutearingusochinoseigyohoshiki | |
| JPH11208493A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP4715472B2 (ja) | 車輌の操舵制御装置 | |
| JP5234025B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050728 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050816 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050829 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090916 Year of fee payment: 4 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |